「それもまたよし」

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中学校実習を前に、ゼミでの研究の参考になると思い買った本を読んでみました。

その中で印象的だった言葉があります。それは

「鳴かぬなら それもまたよし ホトトギス」

これはパナソニックを一代で築き上げた松下幸之助さんの言葉です。
子どもの良さを見つけようとしたり、子どもの成長を見つけようとしても一目でわかるものばかりではなく、逆に否定的な面が目に入ってしまうこともある。そんな時「それもまたよし」と思うことが大切だということが書かれていました。

例えば、授業中に発表をしない子どもがいると「何で挙手しないのか」ということに目が向いてしまいがちですが、「それもまたよし」と思うことで、挙手をしていなくても頷いたり、首をかしげたりしている様子が目にとまるようになるというエピソードも書かれていました。

中学校実習を前に不安な気持ちも大きいですが、「それもまたよし」という気持ちで肯定的に子どもたちをとらえられるように頑張りたいと思います。(渡部)

※ 実習前に届いた原稿でした。(玉置)

地域とのつながり

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先日、インターンシップとして、実習先だった小学校の学校行事へお手伝いに行ってきました。私は来校者の方の受付を担当しました。私がお世話になった実習校はコミュニティ・スクールということもあり、保護者の方だけでなく学校関係者の方も多く来校されていました。

その仕事が終わった後、私も公開授業を見せていただきました。どのクラスにもゲストティーチャーとして地域の方が参加されていて、普段とは違う学び方に児童たちが生き生きとしていると感じました。その後は児童、中学生、保護者、地域の方がグループになって校区を回るウォールラリーがありました。全校児童数が約350人に対し、運営スタッフを含むその他の方々の参加者数は約700人というサポート体制に、改めて地域とのつながりの重要性を実感しました。「学校と地域が子どもを育てる」というのは、まさにこのことでした。毎年続くこの学校行事に、参加させていただいた経験はとても貴重なものとなりました。本当に感謝の思いでいっぱいです。これから教師になった時に大切にしなければならないと思いました。

そして、お世話になった先生方や児童との久々の再会も嬉しかったです。中学校実習に向けてエールをいただいたので、そのエールに恥じない中学校実習にしたいです。(佐藤)

※ 実習前に届いた原稿でした。(玉置)

授業を見るプロからゼミ生へ

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 教育コンサルタントの大西貞憲さんが、10月10日に開催した「第1回授業深掘りセミナー」後のゼミの様子をご覧になられました。

 そのときに感じられたことをブログに掲載(「ゼミでの学生の姿から考える」)されました。リンクを張りましたが、ここにも原文を掲載しました。今後、ゼミ生を鍛える意味において、私自身忘れないようにしたいと思います。大西貞憲さんありがとうございました。(玉置)

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授業深掘りセミナーの後の会場で、玉置ゼミが開かれました。せっかくですので、少しゼミの様子を見学させていただきました。授業と学び研究所の小西克哉所長からの就活と最近の大学生気質についての話、フェローの神戸和敏先生の模擬授業でした。

小西所長の話は、学びの本質に迫るものでした。学びは一生涯続くもので、学び続けることができる人を企業は求めている。学ぶことを楽しめることが大切である。「学力」は「楽力」に通ずる。また就職は、自分がその企業で仕事をすることを通じてどのようになりたいかを思い描けなければうまくいかない。こういった主旨の話でした。
教員志望がほとんどで、一般的な就職活動には縁のない学生たちなので、どのような反応をするのか興味がありましたが、だれもが真摯な態度で話を聞いていました。素直に学ぼうという姿勢は好感が持てました。

神戸先生の1時間の模擬授業は2部構成でした。後半は次回の授業深掘りセミナーで行う模擬授業を試しに行うものです。前半は、なんと落語をアニメ化したものを見せました。「時そば」です。最初はなぜ落語を見せるのかその意図がわかりませんでした。アマチュアの域を超える落語家の玉置先生のゼミの学生にしては意外なことに、あまり「時そば」を知らないようでした。
神戸先生は「時そば」を見せ終わった後に、そばがいくらだったかを問いかけました。「16文にきまってらあ」という言葉の意味がわかっているかの確認です。「二八そば」から「16文」ということに気づいている学生は少なかったようです。どうやら神戸先生は、日常に潜む数や数学的な視点に気づく感性を持ってもらいたいことを伝えるのに、「時そば」を選んだようです。
落ちの「今何刻でぇ」「四つでさぁ」というところも、よくわかっていなかったようです。江戸時代の時刻が0時を「九つ」として、半日を2時間ごとに(正確には日の出を暁六つ、日の入りを暮れ六つとして計算)、「八つ」「七つ」「六つ」「五つ」「四つ」としていたことを知らないと、「九つ」より少し早かったために「四つ」で大失敗したということがわかりません。こういったお話を楽しむためにも、数の感覚が大切です。教師として、幅広い視点を持つこと、算数・数学を教えるためには日常に潜んでいる算数・数学的なものを見つける、見つけようとする姿勢が大切なことを伝えられました。「時そば」を当たり前のように楽しんでいた私には、このような教材として利用することは思いもつきませんでした。神戸先生の教材を見つける感覚に脱帽です。

後半の模擬授業については、次回の授業深掘りセミナーでのお楽しみにして、その時の学生たちの姿から感じたことを少し述べたいと思います。
非情に素直に課題に取り組みます。しかし、ある事柄の持つ特性や属性を分析したり、そのことをもとに推論したりするといった力が今一つです。日ごろから、身の回りのことを「なぜそうなっているのだろうか?」「他にはないのだろうか?」と原因や必然性を論理的に解釈しようとすることをしていないようです。答を出せた学生も、どうやって考えたのか、論理的に筋道立てて説明することが上手くできません。たまたまであったにせよ、そこにある必然性を見つけようとする姿勢が大切なのですが、そういう習慣はついていないようです。先ほどの「時そば」で感じたことと一致します。
このことは彼らのだけの問題ではありません。多くの小学校の先生の算数の授業で感じるのがこれなのです。解き方を知っていてそれを教えるだけの授業が多いのです。「なぜそうやると解けるのか?」「他にやり方はないのか?」「その必然性は?」といった視点が授業に欠落しているのです。解き方を教えるのは塾に任せて(塾に失礼ですね)、解き方を見つける力を子どもたちにつけてほしいのです。それが、算数・数学で目指したい力です。
そのためには、先生方がきちんとその問題の本質を理解して、論理的に解き方を説明できることが必要です。その上で、直接教えるのではなく、子どもたち自身で気づけるような授業構成をすることが求められるのです。
この日の神戸先生の模擬授業からは学生たちにそのことを気づかせたいという思いがあふれていました。これは、神戸先生の算数・数学の授業に共通する思いでもあります。
ゼミ生のみなさんには、これから教壇に立つまで、立ってからもこのことをいつも自身に問い続けてほしいと思います。

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感嘆符 「まさか!!」は突然に…。

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「キィー!!ガッシャーン!!」

お昼前、外からとてつもない音が響いてきました。驚いて家を飛び出してみると、そこには激しく損傷した2台の車が…。自宅近くの交差点で交通事故が起きたのです。近くへ駆け寄った私は、その状況を確認しすぐに110番、119番通報しました。どちらの車の運転手も意識はあるものの、やはり車の損傷具合からとても心配でしたが、警察と消防の方がすぐに駆け付けて下さり、その場はお任せしました。

しかし、実は同じ交差点での事故は今月で2件目なんです。今日もその1件目の事故について警察の方が現場検証で来ていたのに、なかなか無くならない事故の恐さを感じました。ちょうど1年程前に自分自身も交通事故を経験しているだけに、通報という形で少しでも力になれたのは良かったですが、これほど身近なところでも事故が起きるので、「明日は我が身」ということを忘れずに、改めて気を引き締めなければいけないと思いました。(佐藤)

出合い

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小学校教育実習を終えて、わたしは、野口芳宏先生の著書である「国語教師・新名人への道」を読みました。この本には、野口先生の若い頃の経験談や授業をするにあたっての心構えなどが書かれています。

野口先生はわたしに多くの言葉や考えに出合わせてくれました。刺激をうけた言葉はたくさんありますが、そのなかでも印象に残っている言葉があります。それは、「出合いは偶然だが、その出合いからとる行動は必然である。」ということです。出合いは奇跡です。生まれてから今まで出合った人や事柄は数知れません。しかし、その出合いに感化され、学ぼうとしたり行動にうつしたりするのは意識的なものです。出合いを意味のあるものにするのも、無意味なものにするのも、自分次第。わたしはこの考えに激しく共感しました。

わたしは玉置先生のゼミにはいって、ありがたいことに、たくさんの人や文献に出合わせていただいています。その1つ1つの出合いに感謝して、その出合いからたくさんのことを吸収できるようにしていきたいと思います。(大澤)

野口芳宏先生が陳謝

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 10月12日の「第5回教師力アップセミナー(野口芳宏先生)」のときです。

 会場に到着された野口先生が「玉置君、君に謝らなければいけないよ。これを受け取ってほしい」と手渡されたのが、「教師の覚悟」という書籍。そして写真のようにサインがされていました。野口先生が私に何を謝られたかは秘密です。(玉置)

ふと思い出して

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もうすぐ中学校実習が始まります。小学校とはまた違った緊張感におそわれ、実習前のこの期間は、不安なことばかり考えてしまいます。

ふと、自分が中学生だった時に来てくれた、教育実習生のことを思い出しました。確かその先生からもらった手紙と写真がまだあったはずだと探してみたら、大切にとってありました。私は一気に懐かしくなりました。

その手紙には、実習期間中の思い出が書かれており、追記として、「もし紘子さんが先生になったら、将来同じ職場になるかもしれないね。」と書かれていました。私は自分がこの頃からすでに教員を目指していたことを思い出し、今こうして実習に行くことが、自分の夢に近づいているんだ、ということを再確認しました。不安ばかりですが、なんだか実習に対する気持ちがさらに高まりました。

私も、この時の先生のように、生徒の印象に残るような教育実習を心がけたいです。(牧野)

ひたすら歩いた先に


10月18日(日)にアルバイトしている塾で「ウォーキングマラソン」というイベントがあった。今年は途中合流だったが、昨年に引き続き参加することができて嬉しい。

このイベントは中3生が参加する。犬山駅をスタートに犬山城→小牧城→清洲城→名古屋城へと40キロの道のりをただひたすら歩くのがこのイベント。生徒にとって(もちろん講師にとっても)大変過酷なイベントだ。

「受験があるのに何をしてるんだ?」と思われるかもしれないが、逆に受験があるからこそ歩くといってよいと思う。ほとんどの生徒が進路を考えて初めて自分と深く向き合うこの時期。歩いていると「辛い」「足が痛い」といった感情が湧いてくる。でも、歩くしかない。「みんなとゴールしたい」「補助の車に乗らずに歩ききりたい」それぞれが様々な思いを持って歩き続けるのだ。
苦しい状況で自分と向き合う経験をしたことが今後どこかで生徒たちにプラスに働くことを願っている。

また、こんなに苦しい経験をしたことはないはずだ。「40キロ歩ききった」という経験は、きっとこれから現れる壁を少し低くしてくれるはず。「これくらい40キロ歩くより簡単!」そう思うときが来たらいいなと思う。

朝から夜まで生徒はがんばり、全員が歩ききった。「私も負けていられない」そう感じることのできた週末の出来事だった。(松井)
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縁の下の力持ちに

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今年も駅伝シーズンがやってきました。今日は大学に入ってから今年で3度目の参加となる駅伝大会がありました。

…と言っても、実は選手ではなく補助員として『ぎふ清流駅伝』に参加したのです。仕事内容は交通規制のお手伝いで、走路に車が入らないように規制及び案内をしました。

思っていたよりも車が通ったので忙しかったですが、選手が頑張って走っている姿を間近で見ると、「この人たちを支えたい」という気持ちで私も頑張ることができました。最終的には大きなトラブルもなく大会は終了したので良かったです。何百人といるスタッフのうちの、私は一人に過ぎなかったかもしれません。ただ、選手が気持ち良く競技に取り組めるように、支える側として貴重な経験が今年もできたので、この気持ちを大切にしたいです。(佐藤)

本を読んで

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今回は、「学習のしつけ・生活のしつけ」という本を読みました。その中に、私の研究テーマに関係することが、少し書かれてあったので紹介します。

それは掃除活動についてです。

今まで出会ってきた例と違う点は、「縦割り清掃」であるということです。一つのグループを7〜8人とし、メンバー構成は、小1〜小6まで全学年を含みます。メンバーは変わりませんが、掃除場所は交代します。全校で協力して、学校全体を掃除します。

この活動の良い点は、学年を超えた繋がりができること、高学年のリーダー性が高まることだと考えます。逆に悪い点は、メンバー構成や掃除場所を決めるのが難しい、掃除の方法を細かく定める必要がある、などが挙げられます。

良い点、悪い点は考えられますが、この活動例に出会い、私の研究に「縦割り」という新しい観点が加わりました。やはり文献をあたることは大切だと実感しています。(牧野)

勉強することほど楽しいことはない(野口芳宏先生)

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10月12日(月)、「第5回教師力アップセミナー」に参加させていただいた。講師である野口芳宏先生の著書「授業で鍛える」を読んでセミナーに参加したが、本の文章と同じように野口先生の力強さが伝わってくるセミナーであった。

第1部「やまなし」の授業づくりについてのお話では、教材研究の前に1人の大人として文章を読む「素材研究」があるということを知り、そのあとに初めて教員としての教材研究、授業者として指導法研究を行うということを学んだ。また、子どもの読みには「不備・不足・不十分」の「三不」があり、間違った読みを大切にするのではなく、正しい正しくないをはっきりとさせることの大切さも学ぶことができた。

第3部の「道徳の方向性」では、評価のあり方や基礎をどう身につけさせるのかなど、野口先生の考えをたくさん知ることができた。これからの道徳については自分自身でよく考える必要があると感じたので、まずは中学校実習で今自分にできる道徳の授業を目一杯して、経験を積んでいきたいと思う。

私たちゼミ生は懇親会にも参加させていただき、セミナーでは聞けない大変貴重なお話を聞くことができた。中でも印象に残っているのが、野口先生と玉置先生の会話の中で、「勉強することほど楽しいことはない」と野口先生が仰った場面である。長年の経験をもとに話される野口先生の言葉はとても私の中に響いた。勉強することの楽しさをもっと感じながらこれから精進していこうと決意した瞬間だった。

また、懇親会の終わりにはすばらしいお言葉をいただいた。これから野口先生にお会いしたときに「先生」と呼んでいただけるよう努力あるのみだ。(松井)
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中学校実習に向けて

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10月14日、「中学校実習実習特講」が2時間分ありました。

1時間目は玉置先生による講義。実習に向かう心構えと、自分がしたい理想の授業について考えました。実習校からは様々な評価をしていただいていることが分かりましたが、生徒と積極的に接することは常に心掛けたいです。また、理想の授業については、生徒自らが数学的活動を行うことで、実感を伴った理解ができるようにしたいと考えています。問題解決の能力を身に付けさせ、「自分にはこんなことができる」という喜びを味わってもらえるような授業ができるようになりたいです。

2時間目は学外講師による講義。岐阜市立東長良中学校の植田一弥先生のお話を聞きました。数学はよく「こんなことが何の役に立つの?」と言われがちです。しかし、筋道を立てて論理的に考えることで、解けた時の達成感は大きいものです。教科書「を」教えるのではなく、教科書「で」教えるようにしたいと思いました。そんな心に響くような実感をさせるためには、やはり正しさを追究していくことが大切だと改めて感じました。数学に惜しいはありません。間違っていることは間違っていると言える雰囲気づくりも欠かせないことが分かりました。

小学校実習よりも専門性が問われる中学校実習。今日の講義を受けて少し不安にもなりましたが、失敗を恐れずに挑戦しようと思います。最後に、教師に必要なことをブランデー「VSOP」にちなんでまとめて教えていただいたお話を紹介して終わります。(佐藤)

V…Vitality「活力」 S…Speciality「専門性」
O…Originality「独創性」 P…Personality「人間性」

野口芳宏先生に感謝

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10月12日(月・祝)、ついに、本当に楽しみにしていた野口先生のお話を聞くことができました。終始自分にとってためになる話で、もっともっと勉強しなくてはと思わされるセミナーでした。全然お年を感じさせないしゃべり口で、本当に聞いていて飽きませんでした。自分が子どもだったら、いい先生だなと思っていると間違いなく思います。

ゼミの中で、何度か野口先生の話を聞いていたので、実際にお会いすることができて本当によかったです。野口先生の○×法も、玉置先生から聞いていましたが、やはり本物を見ると、これがあの○×法かと感心しました。一見簡単そうで、自分でもできそうだと思いました。

しかし、○か×か聞くことは簡単ですが、それを聞くときの発問をつくり、その後にどうやって深めていくかが、とてつもなく難しく、発問一つで全く違う流れになってしまうなと思いました。ぜひ中学校の実習でも使っていきたいですが、使用した後のことも先に考えて使っていけたらいいなと思います。

宮沢賢治の『やまなし』を読み解いていきましたが、最初はさっぱりわかりませんでした。何を言いたいのか、何を言っているのかさっぱりダメでした。しかし、野口先生の一つ一つの丁寧な解説で、今までなかったイメージが溢れてきて、どんな世界観なのかを把握することができました。川の深さやカニの兄弟の大きさなど、今まで考えたこともありませんでした。そういうことがわかるだけで、一気におもしろい話になっていきました。丁寧に読み解いていくことがどれだけ大切かわかりました。

自分が小学生だった頃、夏休みにプールへ行き、プールの底から泡をぶくぶくと吐き出して、頭の中でクラムボンは笑ったよと言いながら、やまなしの話を想像していたのをふと思い出しました。これだけやってもわからなかった話があっという間に読み解かれていきました。文の中から考えられることは、間違いないことでした。国語が嫌いで、筆者の言いたいことなんて、読み取る側によって変わるだろうとずっと考えてきました。でもそんなことないです。文章の中に筆者が言いたいことは書かれています。算数と同じで国語も答えは必ず一つになる。今ではよくわかります。

そんな国語の教育をしていきたいです。

本に野口先生のサインをいただけて本当にうれしかったです。自分の宝物になりました。(中田昂)
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拙稿連載「管理職選考 合格へのポイント」第4回

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 日本教育新聞に連載中の「管理職選考 合格へのポイント」の第4回が、10月12日号に掲載されました。

 今回のタイトルは「あこがれにあこがれる」、サブタイトルは「自分が目指す管理職像を明確に」です。最後にオチをつけました(笑)。(玉置)

【20151020講演】甲府市総合教育研修講座

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今日(10月20日)は、山梨県甲府市教育研修所で講演をしてきました。若い教師を対象とした授業力向上の話をしてほしいという依頼を受けて、演題は「玉置流・授業力アップの秘訣」としました。

話の柱は、
1 伸びる教師の条件
2 玉置流・授業の大原則(実習付き)
3 学び合いの本質
の3本。

会場の皆さんとの距離を縮めるために、予定外のことを入れてつながりをつけながら、1時間30分の講演をしました。記憶に残していただける講演ができたつもりです。

自宅から会場まで行きは4時間。帰りは乗り換え待ち時間があったために5時間。移動中に数本の原稿をかくつもりでしたが、ほとんどは睡眠時間となってしまいました。(玉置)

第5回教師力アップセミナーに参加して

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三連休の最終日(10月12日)に、教師力アップセミナーに参加して、野口先生のお話を聞いてきました。

御年80にもなる野口先生、しかしそんなことを全く感じさせないパワフルさに圧倒させられました。

今回は3部構成で、その1部として『やまなし』について授業してくださいました。中でも印象に残ったのは素材研究のお話です。

野口先生は、文章に書かれている表現一つ一つにどんな意味があるのか、とてもよく考えてみえます。また、情景一つとっても、今は昼なのか夜なのか、川の深さはどのくらいなのか、かにの大きさは…等々、私なら目にも止めないようなところに目をつけて分析していらっしゃって驚きでした。あんなに楽しく、また、一生懸命考えたやまなしの授業は初めてです。自分も教材研究の前に、素材研究がきちんとできる教師になりたいです。

講演後は野口先生との懇親会に参加させていただきました。お隣の席で緊張しっぱなしでしたが、こんなに素晴らしい先生とお食事できるなんて、本当に幸せでした。貴重な機会を与えてくださった先生方に感謝です。(杉下)

第5回教師力アップセミナー(野口芳宏先生セミナー)にお手伝い

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 平成27年10月12日(月・祝)、第5回教師力アップセミナー(野口芳宏先生セミナー)にお手伝い参加。今回のゼミ生はご覧の4名。セミナー後の懇親会にも全員参加。

今さらですが…(その2)

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 小学校実習明け、久々に玉置ゼミのホームページを見た時のことです。

 私が所属する陸上部は、岐阜聖徳学園大学のホームページ『SHOW!TALK!TV増刊号(8月号)』で紹介されました。その動画を玉置先生は見て下さっていて、しかも宣伝までしていただきました。まさかゼミのホームページで紹介されているとは知らず、正直驚きました。

 しかし、せっかく宣伝していただいたので、今さらですが私からも宣伝です。私たち陸上部の取り組みをぜひ見ていただけるとありがたいです。この場を借りてよろしくお願いします。(佐藤)

「指導と評価11 月号」に拙稿掲載

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 「指導と評価」に連載中の「学校づくり力」アップセミナーの第8回目(2015年11月号)は、「特別活動指導力が高まる学校づくり」と題して執筆しました。

 小見出しは、
 「特別活動の目標」
 「『特別活動の本質』を子供たちに伝える」
 「学年体制で子供を育てる」
 「心地よい遊びを生み出したい」
 の四つ。

 今回は、自身が特別活動主任であったころから振り返り、特別活動の指導力が高まる学校づくりのあり方について述べました。どこかで手に取って読んでいただければ幸いです。(玉置)

玉置ゼミ特設【神戸先生の模擬授業】

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「第1回授業深掘りセミナー」のあとに神戸先生に特別授業をしていただいた。

授業に入る前に、まず落語の「時そば」の映像を見た。二八そばの値段や時間の表し方には様々な算数・数学が発見していることを教えてくださり、数学を専門としているのに知らないことばかりだった私はもっと勉強してみようという気持ちになった。

授業の内容は魔方陣。魔方陣のしくみや奇数×奇数マスの魔方陣の作り方は知っていたので、私は魔方陣をすぐに作ることができた。しかし、神戸先生の授業の醍醐味はここからであった。分からない人にどこが分からないか聞き、それを分かった人に聞いてみるという流れで授業が進む。魔方陣ができた私はみんなに説明をするのだが、分からない人に分かりやすく説明するのは自分の考えを噛み砕いて説明しなければならず、とても難しい。それを聞いて次第に分かった人がまた自分の言葉で説明する。すると、周りから「なるほど!」「そういうことか!」という声が聞こえてくるのである。神戸先生はほとんど話されず、1人1人に「どう?」と聞いて考えを話させることに徹していた。私の小学校実習では2倍以上は私が話していたように思う。

分からない子が抱く「どうして?」を大切にし、それを子どもの発言で解決していく。いきなり神戸先生のように授業はできないが、中学校実習で授業をする際の1つの目標ができた。子どもの発言をつないでいく授業のコーディネーターになれるようにしていきたい。(松井)

※ 写真には神戸先生の授業中のゼミ生です。なお松井君は写っていません。(玉置)
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27ゼミ生レポート

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