5月16日第2期生ゼミでの発表(佐久間)

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 5月16日、ゼミの発表をしました。

 私は菊池省三先生が書かれた『菊池省三流 奇跡の学級づくり』を読んでレポートを書きました。

 私の学びたいことは、学級崩壊をさせない学級づくりです。今回は学級崩壊の要因と、学級成長期(1学期)の学級づくりについてまとめました。

 本を読んでいくと、菊池先生はどんな学級でも子どもたちを「ほめる」ことを大切にされていると感じました。その中で私が特に参考にしたいと思ったことが「子どもの“非言語”の部分を見る」ことです。子どもたちを「ほめる」と考えたときにどうしても発言ばかりが中心となってしまいます。子どもたちが持っている力を10として、対話力=話すこと×聴くことという式に当てはめると、対話力の最大値は話す5×聴く5になります。つまり、目に見えやすい「話す」だけでなく、非言語である「聴く」ことにも注意すると、ほめる視点が増えてくるのです。ほめ方には様々な見方があることを学びました。

 また、他のゼミ生と教師-子どもの縦糸、子ども-子どもの横糸を張ることについて話し合いました。縦糸も横糸もバランスが大切です。どちらかが強すぎても弱すぎても良い学級にはならないと思います。学級成長期のうちに子どもたちとしっかりとした関係を築くことが重要だと考えました。

 ゼミの発表のような、人前に立って話すと、どうしても緊張してしまいます。緊張を無くすためにもたくさんの準備をしました。玉置先生になかなか良い発表だったと言ってもらえたので、次回も頑張ります!(佐久間)

第1回教師力アップセミナー(金大竜先生)に参加して(佐藤)

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 5月8日(日)、教師力アップセミナーがありました。「やっぱり子どもが好き」から始める学級づくりというテーマで、金大竜先生の講演を聞かせていただきました。その中でも特に、「つながりを大切にすること」「ルールとゴールを設定すること」が私にとっては印象に残っています。

○つながりを大切にすること
 学校ではよく「誰とでも友達になりましょう」ということが言われますが、実際には難しいこともあります。しかし、何かあった時に協力することはできます。そのためにも欠かせないのがラポール=信頼関係です。お互いの思いを代弁することができれば、痛みを快楽に変えることができます。教師は多回数かつ短時間指導することで、子どもの中の”信”の気持ちを取り返していくことが必要になります。自分が教師になった時には、子どもの行動パターンや様子をとにかく観察し記録していく中で、子どもが子どもらしく生きられるような働きかけをしたいです。

○ルールとゴールを設定すること
 私も小学生の時に経験がありますが、「五の段を2回言ったら座りましょう」という教師の発問はよく耳にします。この発問、実は間違っているというお話があった時に「なるほどな」と思いました。言い終わって座った子は何をしているのか。本当に全員が2回言い終わって座ったのか。これではまだ言い終わっていない子が最後まで言える雰囲気とは言えません。例えば、言い終わってしまったら、六の段を言ったり5×10、5×11...と続きを言ったり、できることはたくさんあります。言われたことだけでなく、自分で考えて行動できなければなりません。また、講演の中で驚いたのが、宿題ができない子に「答えを写しても良い」と言うことです。答えを写したかどうかは見れば分かるので、それよりも子どもが分からないことを素直に聞きに来れることの方が大事だということにとても納得しました。適切なルールを設定した上で、目先のことだけを考えるのではなく、もっとその先で子どもにどんな姿になっていてほしいかというゴールをイメージすることは心掛けていきたいです。

 金先生のお話を聞くことができ、教師力アップセミナーに参加できたことを改めて幸せに感じました。ここで学んだことは今後の自分の財産として生かしていきたいです。ただし、全てを鵜呑みにするのではなく、「オリジナル」という自分らしさは見失わないようにしたいです。(佐藤)

第1回教師力アップセミナー(金大竜先生)に参加して(白井)

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 5月8日(日)、大口町立大口中学校で行われた教師力アップセミナーに参加してきました。金大竜先生から学級作りについての講演を聞かせていただきました。講演では、先生の体験談を交えたお話や、先生からの問いかけをペアで考えるといった活動も取り入れられた講演で、生徒になって1つの授業を受けているようでした。そんな講演で私が印象に残ったことが2つあります。

 1つ目は、「クリップ10」という取り組みです。先生は、朝、学校の着いたらクリップを左ポケットに10個いれるそうです。そして、1日の中で子どもを叱ったら、クリップを左ポケットから右ポケットへ1つ動かすそうです。そうすることで叱る時に、感情だけでひどい言葉を言うのでなく、クリップを1つ動かしている中で、言葉を選んで話をすることができます。

 また、1日の中でどれくらいのクリップが移動したかを感じ、子どもとの距離感を一旦冷静に考えることができるそうです。私は、この方法に、子どもたちを叱る時に、一瞬の判断で言葉がでてしまいがちだが、一呼吸おくことで気持ちを落ち着け、何があったのか、どうしてそうしたのかを聞いてあげられ、子どもも大人も納得した解決ができるだろうと思いました。

 2つ目は、「ちゃんと」を共有することです。そうじをちゃんとしましょうなどとよく言うが、教師が思っている「ちゃんと」と子どもの思っている「ちゃんと」は違うことがあり、それを互いに共有すべきだというものだそうです。手順を指導したり、きれいな状態の写真を撮って貼っておいたりして「ちゃんと」が見えるようにするとよいそうです。先生はそれをするために、ゴミ箱のゴミを1日散らかして過ごさせてみるということをしてみたこともあるそうです。私は、「ちゃんと」という言葉をよく使ってしまいます。ですが、お話を聞いて人それぞれ感じ方は違うと学んだので、目指すべき「ちゃんと」があるのであれば、それを示すことができるようになりたいと思いました。

 講演後、金先生の考える学級作りに興味を持ち、『失敗を失敗で終わらせない!!金流 発想の転換術40』(金大竜+教育会 著)という本を読ませていただきました。講演でも本の中でも、自分の中になかった発見や学びがたくさんありました。今回、教師力アップセミナーで先生のお話を聞くことができて、学級作りについて考えてみることができました。講演をしてくださった金先生、紹介してくださった玉置先生に感謝しています。ありがとうございました。(白井)

【お知らせ】コラム第2回「玉置流・教師論」

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 第2回の「玉置流・教師論」が掲載されました。今回は「自分が受けた教育を土台にしてしまうこと」です。お読みいただけましたら幸いです。

【20160518参加】味岡児童館地域運営協議会

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 5月18日午後7時から開催の「味岡児童館地域運営協議会」に参加しました。

 この協議会は、味岡児童館の運営の実際を聞き、地域住民の代表として意見を述べ、より地域に密着した児童館となるように協議するものです。

 年間にわたっての意義ある児童館での数々の取組、地域の子どもたちの積極的な参加、高校生をはじめ地域のサポーターによりイベント開催など、特筆すべきことばかりです。ぜひ本にして世に知らせてほしいと思うほどの活動がされています。

 地域住民の一人として、運営協議会委員の一人として、とても誇らしく思う児童館です。

【20160517参加】スマートスクール構想検討WG

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 5月17日、午後6時から文部科学省で開催の「第1回スマートスクール構想検討WG」に参加してきました。「2020年代に向けた教育の情報化に関する懇談会」のもとに設けられたWGです。

 第1回目は、主に校務の情報化がテーマでしたので、体験と実態に基づいて意見を述べました。

ポストの中に(吉田)

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何気ないある日のことです。

私は下宿し、学校に通っています。

私の日課は毎朝ポストを確認することです。
いつも電気代やネット料金しか届くことのない私のポストに珍しいものが入っていました


そう、ハザードマップです。

決して誰かが僕だけに入れたのではなく、市町村が配布していたものでした。
内容はしっかりとしていて自然災害の対策、避難の準備、洪水、地震の時のハザードマップなど書かれていました。
ちなみに私の家はなかなか危険らしいです。私がもしもの時にどうするかということを考えてなかったことを思い知らされました。

もしもの時にどう動くかって先生になっても必要な力ですよね。
是非、皆さんもこれを機にもう一度、確認してみてください。(吉田)

5月16日第2期生ゼミでの発表(岩田)

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 5月16日(月)ゼミで第1回目の発表をしました。わたしは、金大竜先生の『子どもが教えてくれたクラスがうまくいく魔法の習慣』という本を読ませていただきました。本を読み進めていけばいくほど、理解できていたつもりでも実は曖昧だったり、誤った認識をしていたりと自分自身を見つめなおすよい機会となりました。まだまだ、理解が甘いですが、自分の興味のある「学級経営」に焦点をあてつつ、よりよい学級経営に必要なことは何かにポイントを絞り「3つの目線」について取り上げました。
 
 1つ目は、教師は子どもたちに向かって「目線を上げる」ということです。子どもたちは、1日の学校生活で新しいことを学び、新しいチャレンジをします。しかし、それと比較し、教師は知っている知識を伝えるだけにすぎません。両者の間には明確な「熱量の差」があります。それを埋めるために「目線を上げる」必要があるのです。

 2つ目は、「子どもの目線にたつ〜人間(ヒト)×人間(ヒト)の関係性〜」です。よく聞く「子どもの目線に立って行動しなさい」とはどのような意味をもつのか。わたしもこの本を読むまでは、その意味は教師と生徒の上下関係の上に成り立つものであると認識していました。

 しかし、この本の中で金先生は、「教師である前に人間であり、生徒である前に人間である」とおっしゃっていました。その背景には、教師が姿で子どもたちに示すことで、人間として当たり前のこと(ex 感謝、謝罪)を当たり前にできるようになってほしいという意図がありました。

 3つ目は、「いろんな目線でとらえる〜未来の目と過去の目〜」です。これはどちらが欠けてもいけません。どちらも必要不可欠であり、両方をうまく活用することで教師と子どもたちとの距離を縮めることができます。未来の目を使用することで、教師は子どもたちの具体的なビジョンを描くことができ、子どもたちも目標に向かうためのエネルギーを得ることができます。また、過去の目を使用すると、教師は過去から現在への子どものがんばりに目を向けることができ、子どもたちの自己肯定感にもつながります。

 わたしは今回、「目線」についてのみ取り上げましたが、新しい発見ばかりでした。課題としては、教師から子どもたちへ「ありがとう」の声掛けをいつ、どのくらいの頻度で行うのか、友達先生になってしまわないか、などがあげられました。そのいずれも、自分が本を読み、レポートをまとめている段階では気づくことができませんでした。質問を受けながら、自分の知識と本の読み込みがいかに浅いものだったのかということを思い知らされました。また同時に、自分とは異なる視点をもった第三者に客観的な意見を求め、さらに議論していくことで内容もより深まり、自分の確固とした理解につながると感じました。

 今回の課題を調べつつ、たくさん本を読み自分の知識を増やしたいと思います。そうすることで、ゼミ生の中でお互いに知識や経験を交換し、高めあっていけたらいいなと感じました。 (岩田)
 

北里中学校公開授業研究会国語を参観して (渡部)

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 5月12日、小牧市立北里中学校で行われた公開授業研究会に参加させていただきました。私は二つの授業を見させていただきました。

 二つ目に見させていただいた授業は1年生の国語「花曇りの向こう」です。音読をした後、「ここが分かりにくいな」というところをグループで話し合う場面がありました。

 1年生ということもあり、机を移動するスピードは3年生と大きく違いました。授業の中で学び合いをするためには日々の積み重ねで習慣付けられて成立するのだということを感じました。

 話し合いでは自分の経験などと重ねながら内容を読み取ろうとしている声が聞こえてくると同時に、「分かる分かる!」という共感している声も聞こえてきました。

 その後の全体交流で、ある生徒が発言したときに先生が「自分もそこ分からなかったという人いる?」と声をかけていらっしゃいました。すると多くの生徒が手を挙げていました。私は先生の一言によって「分からない」を共有することができたのだなと思いました。教室の中で「分からない」という気持ちを共有することで生徒たちも安心できるのではないかと考えました。

 しかし、「分からない」を共有するときには見極めが必要だと思います。多くの生徒が「分からない」と感じるところで、タイミングよく声をかけることで「分からない」を共有できると思いました。

 そのためには生徒がつまずきそうなところを事前に予想すること、机間指導をしながら生徒たちの読み取り具合を確認することが必ず必要なのだと思います。

 今回、実際の中学校での授業を見させていただくことができ、多くのことを学ばせていただくことができました。そして、私も子どもたちと授業をしたいという気持ちが改めて高まりました。北里中学校の先生方、本当にありがとうございました。(渡部)

北里中学校公開授業研究会社会を参観して(小川)

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 第3学年4組社会科授業を見させていただきました。

 授業の冒頭からいきなり驚きました。指導者である桑山先生は生徒の様子を見周り、声は一切出しません。しかし、生徒たちは資料の写真から読み取れたことをグループで口々に話し合っています。

 英語の辞書や教科書を使って読み取る生徒や、仲間の声に耳を傾けながらうなずき参考にしている生徒など、指導案に書いてある「資料を必死に読み取っている。」通りのことが行われていました。最初に一言発問を投げかけてから10分間の間集中を切らすことなく、学び合い続けていました。最初の見周りでどの生徒もグループの中に入って離れることなく学び合えていたので、桑山先生は特に声をかけることなく生徒の様子を見守っていたんだなと感じました。とてもすてきな姿を見ることができました。

 その後、コの字型の体型で全体交流としていて、桑山先生の意図的な指名でどんどん内容に迫っていきました。

 3つの授業を参観させていただき、どの教室でも普段からの学習の成果を感じ取れました。各学年を見させていただくことができ、学年が上がるごとにその学び合いの質も上がり、3年間を通して学び合いは深まっていくのだなと感じました。

 今回公開授業に参加させていただき、北里中学校の授業者の先生方、職員の方々、ありがとうございました。(小川)

わたしの春休み(2)〜フィリピン セブ島〜(岩田)

 後期の試験が終わってすぐの1月30日、わたしの短期留学が始まりました。初めての国際線、初めての海外、わたしにとって全てが初めての経験でした。自分で決めた事でしたが、いざ空港に着いてみると不安で不安で何を考えていたのか覚えていないです(笑)5時間のフライトもあっとゆうまであったのを覚えています。

 セブ島につくと、さっそく日本との違いに衝撃を受けました。交通、気候、空気、環境、全てが自分の経験した事のないほどの水準でした。こんな事を言ってしまってはいけないと思いますが、正直ここにも人が暮らしているんだという印象をうけました。現地に着き不安な気持ちがさらに大きくなりながら、学校と併設されている寮に向かいました。

 寮に着いたら少しホッとしてすぐに眠ってしまいました。明日は日曜日、明後日月曜日からいよいよ学校がスタートします。1ヶ月間やっていけるのかと思いながらわたしの留学がスタートしました。(岩田)
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子どもが教えてくれたこと(佐藤)

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 5月14日(土)、ボランティアでコーチとして参加している羽島市の陸上教室がありました。月に2回、羽島市の小学生を対象に行われていて、私は今年で4年目の参加になります。練習メニューを組み、進行していくのは私たち学生ボランティアの仕事です。陸上を好きになってもらうために、指導方法等を工夫しながら児童の記録を伸ばすことができた時は、いつも自分のことように嬉しく、毎年やりがいを持って続けてきました。

 また、陸上教室のもう一つの楽しみは休憩時間です。児童は、さっきまで練習していて疲れていると思いきや実はその逆で、学校や家庭での出来事等についての話をたくさんしてくれます。それも一度に何人も話しかけてくれるので、それはもう聞くのに大忙しです。(もちろん、喜ばしいことではありますが...笑)その中で、私はある1人の児童とこんな話をしました。

児童:「この前授業で魚釣り(画用紙等で作った物によるレクリエーション)したよ。僕大きい魚捕ったけど、友達が釣れてなかったから、その魚は友達にあげたんだ。」

私:「どうして友達にあげちゃったの?」

児童:「僕の担任の先生はいつも『優しい学級にしたい』って言ってるんだ。だから、友達が困ってたから、優しくしたんだ。」

 そこで改めて感じたのは、教師の影響力の大きさです。どんな担任の先生かはお会いしていないので分かりませんが、新しい学級が4月にスタートしてから1ヶ月余り、伝え続けていることは、子どもの心に確かに響いていました。陸上教室の途中ではありましたが、「私も子どもに良い影響を与えられる教師になりたい!」と心の中で思いました。(佐藤)

北里中学校公開授業研究会英語特設授業 を参観して(松井)

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 第6校時は英語の特設授業。lookを使って 〜のように見えるという文について考えていくという内容である。

 授業の最初は英語の歌を歌ってスタート。続いてペアでの単語学習。生徒たちが関わるのが苦手であるということから、ペアを何回か変えて関わる機会を増やしていた。ただ単語を読むだけでなく、単語が思い浮かばない先生に対してペアの生徒がヒントを出しながら学習している姿を見ることができた。こういった姿勢を価値づけることで、さらに学びが深まっていくはずだ。

 is と look の違いについて話し合う際は少し戸惑う生徒が見られたが、クイズ形式の課題へと移ると、生徒が伸び伸びと課題に取り組んでいた。授業の最初に使っていた「すらすら英単語」を使って単語を調べている生徒も見られ、意欲的に活動に取り組めていたのではないだろうか。

 生徒のまわりには北里小学校・中学校の先生や県外から参観にみえた先生方と大勢の先生が。授業者の先生、生徒は緊張するはずだが、こうして実際の授業を見て学ぶことは大切なことだと感じた。私はまだ大学生であるが、こうした機会に参加させていただけることに感謝し、より積極的に学んでいきたいと思う。(松井)

北里中学校公開授業研究会英語特設授業を参観して(中田昂)

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 内容はisとlookの違いについてでした。

 自分でも難しい内容。子供たちはしっかり理解していたのかでしょうか。なんとなくわかったで、終わってしまった子が多かったように思います。

 それでも、授業の技は見ていて面白かったです。いきなり英語の曲を流して、みんなで歌う。これは英語が好きになりそうです。さらには、英単語に確認をペアをどんどん変えて行うというのも、コミニケーションをとってこその英語であるべき姿だなと感じました。

 資料やICTを適度に使いつつ、子供たちの活動の時間をしっかり設けているとこも当たり前のように思えてそうでないと思います。授業をされている先生は若かったですが、そつなくこなされている姿を見て、改めて教師は知識だけでなくあらゆることができないといけないなと思いました。(中田昂)

お礼の言葉(大澤)

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 「人に特別なことをしていただいたら、次に会ったときにはお礼の言葉を述べるのが礼儀です」

 これは、私が3年生のときに玉置先生よりご指導していただいた言葉です。そのときは、人として礼儀やマナーに欠けているという恥ずかしさや、玉置先生に言いづらいことを言わせてしまった申し訳なさでいっぱいでした。しかし、ご指導していただいたからこそ気づくことができましたし、今でもその指導が心の中に残っていて、玉置先生にはとても感謝しています。

 教師力アップセミナーで、いつも大変お世話になっている先生の1人に、酒井直樹先生がいます。酒井先生は、教師力アップセミナーの際、私たちに「いつもありがとう。」と声をかけてくださいます。教師力アップセミナーが終わった後も、必ず「ありがとうございました。」とメールをくださいます。教師力アップセミナーに参加させていただいている私たちこそ感謝の思いでいっぱいなのに、いつも必ず「ありがとう。」と言葉をかけてくださるのです。

 教師力アップセミナーでは、講演される先生をはじめ、いろいろな先生方から学ぶことが多いです。酒井先生のメールを見て、ふと玉置先生の言葉を思い出しました。(大澤)

北里中学校公開授業研究会5限社会 を参観して(松井)

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 第5校時は社会の授業。世界恐慌について考えていくという内容であった。

 3枚の写真が載ったプリントが配られ、10分間資料の読み取りを行う。その間先生は静かに生徒の様子を見守る。生徒もグループの仲間と話し合いながら黙々と資料を読み取っていた。写真の中の分からない英単語を調べようと辞書を使う生徒がいたが、すぐに辞書が使えるように教室に何冊も置かれており、学びの環境を整えることの大切さを学んだ。

 写真から読み取ったことを生徒に聞いていく際は、意図的な指名が続く。なるべく発表する生徒の対角線上に立ち、聞いている生徒たちの表情を見ていた。何を話せばいいのか迷っている生徒には「分かったことを言ってみて」と少しでもその生徒に話させようと先生が工夫されているのが分かった。

 まだ公民を学んでいない生徒たちが、好景気から不況になる流れをしっかりと理解し、お互いに説明し合う姿があった。難しい内容であるにもかかわらず生徒が楽しそうに学んでいるのは、先生が楽しそうに生徒と学びを深めているからなのだろう。子ども同士の学び合いであると同時に、教師と子どもも学び合うような授業を行いたいと感じた。(松井)

北里中学校公開授業研究会 保健体育を参観して(中田昂)

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 授業はバレーボールでした。

 大学までバレーを続けていたので、現場の先生はどのように教えられるのかと思い、見に行きました。なんと授業をされる先生が、お世話になったことのある先生でした。再開できて、嬉しかったです。

 授業はと言うと、常に笑顔が絶えなず、暖かい雰囲気につつまれた授業でした。見ているこっちまで、笑顔になってしまう、そんな授業でした。

 体育館には黒板がありません。スポーツと言っても、まずは知識なくして始まりません。そのような時どのように知識をつけさすか。ホワイトボードも使えますが、先生は体育館の扉を利用していました。マグネットでそこに資料を掲示するのです。少しの工夫で、全てが使える教具になる。いいアイデアをいただきました。

 オーバーハンドパスの練習も、発展的で段階的な授業の流れで、次第にできるようになる子が増えて行きました。それでもやはり、技能というのはなかなか身につかないもので、できない子はできません。

 体育はこういう子たちが、できないからもうやりたくないと思うのではなく、できないけどなんだか楽しいと思える授業の工夫がとても大切だなと思いました。

 何よりも先生との再会が嬉しかったです。一歩でも追いつきたいなと思いました。(中田昂)

北里中学校公開授業研究会4限国語を参観して (杉下)

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 先日、北里中学校にて行われた、公開授業研究会に参加させていただきました。

 私は国語と社会科の授業を見せていただいたのですが、今回の記事ではまず国語の授業を見た感想を書きたいと思います。

 今回見せてもらったクラスの授業形態は少し変わっていました。先生は指名等をせず、意見を言いたい生徒が自主的に立って話すという授業スタイルでした。

 同時に立ってしまう場面もありましたが、譲り合い、周りの様子を伺いながら起立する姿が多く見られました。クラス変えをして1ヶ月ほど経った時期だと思いますが、相手を想う心が育ち、信頼関係が構築されてきているのだと感じました。しかし、いざ自分がこのスタイルで授業をすると考えると、生徒と教師、生徒同士の間に強い信頼関係がないと成り立たないのだろうと思いました。

 今回の授業は、表現に焦点が当てられていました。激しく振るとぶんぶん振るの違い等について話し合っていましたが、実演を交えながら活発に議論を行う姿が見られ、主体的に考える様子が素敵だと思いました。表現ひとつで印象が変わること、また、それには作者の意図が含まれているとうことを改めて考えさせられ、表現の大切さを再認識させられる授業でした。(杉下)

気持ちの良い朝(寺坂)

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 5月の第2週、第3週に愛知淑徳大学でバレーボールの東海リーグが行われたため、朝早くから車を走らせていました。下道でのんびり走っていたのですが、休日だからなのか、ゴミ拾いをしている方が多くいるように感じました。朝早くから、老若男女問わず多くの方が参加している姿を見て、試合に向かうのに気持ちが明るくなりました。

 最近は、下宿先から大学までにある田んぼに多くのゴミが捨てられています。車で、道路を走っていても道の端にタバコの吸殻が多く捨てられています。そういったことを平気でできてしまう人は、しっかりした教育を受けることができなかった人たちだと思います。今の世の中から、急にポイ捨てが、無くなるとは思えません。

 しかし、教育者がしっかりとした教育(この場合は道徳的になるのでしょうか)をすることで近い将来ポイ捨てが、無くなる世の中が来るのかなと思います。(寺坂)

第1回教師力アップセミナー(金大竜先生)に参加して(吉田)

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 私は、5月8日に大口町立大口中学校へ行き、第1回教師力アップセミナーに参加しました。セミナーでは、金大竜先生の「学級経営」のお話を聞かせていただきました。

 私は特に2つのことを書かせていただきます。
 1つ目は信頼関係です。
 金先生の児童と積極的に関わろうとする姿が話の節々から感じられました。共通点を見出して仲間づくりをする、一人ひとりを見て、その子の気持ちに寄り添おうとするということは先生として基本であるかもしれませんが、私は難しいことだと思います。それは人だからです。

 僕は昔から「君のこと、わかるよ」といわれるのに違和感を持っていました。「本当にわかっているのか」と思うときもありますよね。人の心はすべてわかりません。

 では、「わからないから諦めてもいいか」といわれるとそうではなく、わかる努力をしないといけないと私は考えます。金先生は「見えているか」「見えていないか」の差ということをお話しされました。太陽と北風の話のように、物事は多面的にとらえることで考え方は変わります。1つの行動に対して叱るだけでなく、気持ちを理解し支えあう。机の配置、教科書を置く位置、ある子の一言、趣味、行動に着目し、選択肢を広げ、最善策を見出す。先生は様々な目線で見ることができ、気付くことのできるというのは先生にとって大切な力の1つだと感じました。

 私は多面的に見ることが苦手です。そんな私が見えるようになるためには何が必要か考えてみました。今のところ、様々な経験と変化を楽しむ心ではないかと思っています。(学び続けていくなかでもっと探求していくつもりです。)金先生のようにメモをしていくこと(玉置先生の「書くことによって学ぶ」という原点にも近いと思います。)を忘れず、取り組みたいです。

 子ども同士、先生と子供の関係を作るのは、簡単ではないでしょうが、少しでも気付くことを増やし、その思いを伝えられる、また共感できる先生を目指したいと思います。

 2つ目は学級経営です。
 ゼミの時間にもよく学級経営の話はするのですが、金先生の話を聞いて、改めて先生は子供がいて、初めて成立するのだなと感じます。当り前のことを書いていますが大切ですよね。子供によって住みやすい学級は違いますし、それによってルールも環境も違います。そんな学級で毎年、同じ学級経営ってできるのでしょうか。そんなことはないと私は思います。その子たちにあった学級経営を見つけていく中で、1人でも多くの子にいい日だったなぁと思ってもらえる、新しい価値をともに見出せるって素敵だと僕は思います。

 金先生は「子供は自分の教育観を豊かにしてくれる」と話されました。子供への感謝の気持ちを忘れず、日々成長していきたいです。

 あっという間の2時間で先生の素敵な話から、私にとって新たな考え方、見方を習得させていただきました。ただ鵜呑みにするのではなく、私という人間性、子供たちの個性などを反映し、先生の考え方を参考にさせていただきながら、今後私にしかできない学級経営を考えていきたいと思います。本当にありがとうございました。

 P.S:私がこのゼミに所属し、お話を聞くたびに素敵な先生、仲間たちの考えを聞き、考える機会をいただけていることをとても幸せに感じています。玉置先生を始め、多くの先生方、またゼミの先輩、同期に感謝しています。これからもよろしくお願いします。(吉田)

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