10万アクセス到達!

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 平成27年4月20日から発信を始めた「玉置研究室」サイトですが、皆さんが訪問していただけるおかげで、本日(平成28年5月26日)、10万アクセスに到達しました。ありがとうございました。

 ちなみに
 9万アクセスから10万アクセスまでは、35日間で、最短記録となりました。

 昨日から「いいね!」ボタンもつきました。第1期生・第2期ゼミ生合わせて22名+1名(私)で、毎日更新に努めます。皆様、ますますの応援をお願いします。(玉置)

第1回教師力アップセミナー(金大竜先生)に参加して(古川)

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 5月8日に教師力アップセミナーに初めて参加しました。講師は金大竜さんです。私は教師力アップセミナーはずっと講師の方の話を聞くだけだと思っていました。しかし、実際に参加するとペアで話し合ったり立って少し体を動かしたりしてとても楽しくセミナーに参加することができました。

 私が最も印象に残ったのは、見方によって変わるという言葉です。授業中に教師が「ペアでこのことについて話してください」と言われ、話すのやめてと言われてもまだ話を続けていたら「話をするのをやめなさい」と注意された経験があります。

 しかし、これおかしい事だと金大竜さんはおっしゃいました。先生の指示を聞いていないから、話すのをやめてと言われてもまだ話し続けていると思いがちだけど、見方を変えると提供した話題に熱中しているから話し続けている、ペア同士の仲が深まっていると捉えることもできると知りました。

 また、忘れ物をする例も聞きました。忘れ物をした場合は、忘れ物をした子だけが悪いわけではなくもしかしたら授業がその子にとってつまらないから忘れてしまうのではないかと見方を変えて考え直すことが大切ということも知りました。

 見方を変えるということで違った視点からみることができると分かりこれはいまの生活でも用いれるとおもいました。今回参加して金大竜さんの話がきけてとてもよかったです。(古川)

第1回教師力アップセミナー(金大竜先生)に参加して(石川)

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 先日、第1回教師力アップセミナーに参加させて頂きました。今回の講師は金大竜先生でした。

 左右のペアをA、前後のペアをBとするペアつくりから始まりまった今回のセミナーは、話し合いの場や例が多く、イメージをもって考えることが出来ました。また、自分の「観」や「視野」の狭さを知ることもできました。

 金先生は「見えないと指導できない。」「色々なことを予想していないと対処できない。」ということをよくおっしゃられていました。私もその通りだと思いました。

 しかし、金先生が挙げてくださった例えは、どれも一方向からしか考えることが出来ず、自分の「観」の狭さを実感しました。教師の知らないことや、柔軟な思考が出来ないことで、こんなにも子ども達を取り巻く環境を壊すことになると思いました。

 例えとして「では話をやめてください。」という教師の声掛け後の子どもの反応について挙げられていました。

 金先生の考えとしては、
・すぐに話し合いが終了した場合…話し合いが盛り上がっていなかったのではないか?
・中々話し合いが終了しなかった場合…「話を聞いていない。」又は「話し合いが盛り上がっている。」
とのことでした。
 
 私は、すぐに話を聞く態勢にならない=話を聞いていない。だと思っていたので、この金先生の考えには驚きました。今まで自分が受けてきた指導や、教師とはこうあるべきだ、という思いから偏った考えになると思い、まずは、固まった頭をほぐす必要があるなあと感じました。

 セミナー最後には『よしあしの 中を流れて 清水かな』という言葉とともに「歩き続けることが大切」とおっしゃられました。これから「善し」「悪し」の両方を経験し、人間的に大きく成長していきたいと思いました。

 常に笑いの絶えないとても楽しいセミナーでした。とても貴重なセミナーをありがとうございました!(石川)

野中信行先生のブログに

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 第2期ゼミ生が、野中信行先生の著書を読んで研究を始めたことを野中先生に伝えました。さっそく野中先生のブログで、紹介していただけました。

 そうなのです。あることを始めようと考えているのです。大学では、いわば個人営業ができますから、こうした良い機会を有効利用しなければと思っています。

北里中学校公開授業研究会国語を参観して(牧野)

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 2つ目に見させていただいた授業は、1年生の国語「花曇りの向こう」です。

 最初に本文を読んで、分からないところや、難しいところに線を引く活動がありました。この光景は国語の授業でよく見られるもので、語句の意味調べが宿題になったり、個人で調べる時間が与えられると思います。

 しかし今回は、まずこの時間が学び合いの場となっていました。グループになって、自分の疑問を仲間と一緒に辞書で調べたり、語句の意味を短文などを例示して、お互いに説明しあっていました。

 その後、クラス全体で疑問の共有を行いました。私は、子ども1人でできそうなことも、あえてグループ活動にすることで、新たな発見があり、学びも増えるのではないかと見ていて思いました。

 1年生は、最初に見させていただいた3年生に比べ、グループで話す姿がとても楽しそうなのが印象的でした。その反面、指名しなくとも発言が続いていく3年生に比べ、1年生は全体の前で発言することにまだ抵抗があるのか、挙手が少なめでした。

 先生が、「隣の人になら伝えられるかな」と言うと、活発に話しだしました。この元気よくグループ活動をする1年生が、全体の場でも活発な学び合いが見られる日が来るのが、とても楽しみだなと、成長が楽しみになるような、そんな温かいクラスでした。

 今回はお忙しい中、また他の学校の先生方もいらっしゃる中、私たち学生に学びの場を与えてくださって、本当にありがとうございました。久しぶりに学校で子どもたちに会い、授業を見させていただいて、刺激になりました。引き続き、教員採用試験に向けて頑張っていこうと、身が引き締まった1日でした。(牧野)

北里中学校公開授業研究会社会を参観して(杉下)

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 北里中学校授業研究発表会、5限は社会科の授業を見せていただきました。

 今回のテーマは、世界恐慌です。授業が始まると最初に一枚のプリントが配られました。そこには、都市と荒廃した土地・無料配布コーナーに列を作る人・英語で仕事がほしいと書かれた看板を持つ人の3つの写真。すると生徒は、当たり前かのように資料の読み取りを始めました。指示がなくとも行動するこの主体的な姿勢は、とても素晴らしいと思いました。

 今日の資料は、舞台がアメリカいうこともあり、英語が使われているものがいくつかありました。すると、分からない英単語を辞書で調べる姿が見られ、それが二人、三人とどんどん周りに広がっていきました。

 資料に訳を書かず、あえて調べさせることで、英語との関連を図れる上、生徒たちも必死で情報を得ようと努力します。

 また、最初にfreeという言葉を自由としか訳せなかった生徒が、無料とも訳せると知って資料の内容が分かり、納得の表情を見せる場面も見られました。なるほど、こうやって他教科と関連させた授業を作っていくのかと勉強になりました。

 プリントに映像と資料を効果的に駆使した授業、子どもの主体的な姿も見られ、とても生き生きしていました。私も先生の工夫を吸収して、楽しくかつ考える社会科の授業を作っていきたいです。(杉下)

【20160524講演】愛知県栄養教諭・学校栄養職員研究協議会研修会

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 5月24日(火)、名古屋・ウィルあいちで行われた「平成28年度愛知県栄養教諭・学校栄養職員研究協議会研修会」にて、講演をさせていただきました。

 「押し寄せる教育改革を踏まえての栄養教諭の在り方」と題して、1時間30分、話をさせていただきました。

1.私の基本姿勢
・「やってみなはれ、やらなわからしまへんで」(サントリー創業者 鳥居信治郎)
・あいさつカード
・子どもをあなどらない

2.現代社会が求める学力の動向と学校
・少子高齢社会
・生産年齢人口の推移
・変化するスマイルカーブの形
・人工知能やロボット等による代替可能性が高い職業

3.知識基盤社会に求められる教育
・アクティブラーニング
・能動的な学修と指導中心の学習の違い
・「何を学んだ」から「どのように学んだか」への拡大

4.変革期には原点に戻ろう
・栄養教諭制度の趣旨
・栄養教諭の職務
・在籍10年目の栄養教諭に必要と思われる研修

5.指導方法を身に付けるために
・落語家修行から学ぶ
・「観察力」は教師の力量そのもの

 このような話の流れで、私の考えを伝えさせていただきました。熱心に聞いていただける皆さんに助けられ、笑っていただきたいところもすべて反応していただけるという実に話しやすい会場でした。ありがとうございました。

 なお、今年度の会長さんは、小牧中学校の林紫栄養教諭さん(私の左隣)です。林先生には、小牧中校長時代には格別お世話になりました。控室では、小牧中の話に花が咲いたことは言うまでもありません。
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5月16日第2期生ゼミでの発表(佐久間)

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 5月16日、ゼミの発表をしました。

 私は菊池省三先生が書かれた『菊池省三流 奇跡の学級づくり』を読んでレポートを書きました。

 私の学びたいことは、学級崩壊をさせない学級づくりです。今回は学級崩壊の要因と、学級成長期(1学期)の学級づくりについてまとめました。

 本を読んでいくと、菊池先生はどんな学級でも子どもたちを「ほめる」ことを大切にされていると感じました。その中で私が特に参考にしたいと思ったことが「子どもの“非言語”の部分を見る」ことです。子どもたちを「ほめる」と考えたときにどうしても発言ばかりが中心となってしまいます。子どもたちが持っている力を10として、対話力=話すこと×聴くことという式に当てはめると、対話力の最大値は話す5×聴く5になります。つまり、目に見えやすい「話す」だけでなく、非言語である「聴く」ことにも注意すると、ほめる視点が増えてくるのです。ほめ方には様々な見方があることを学びました。

 また、他のゼミ生と教師-子どもの縦糸、子ども-子どもの横糸を張ることについて話し合いました。縦糸も横糸もバランスが大切です。どちらかが強すぎても弱すぎても良い学級にはならないと思います。学級成長期のうちに子どもたちとしっかりとした関係を築くことが重要だと考えました。

 ゼミの発表のような、人前に立って話すと、どうしても緊張してしまいます。緊張を無くすためにもたくさんの準備をしました。玉置先生になかなか良い発表だったと言ってもらえたので、次回も頑張ります!(佐久間)

第1回教師力アップセミナー(金大竜先生)に参加して(佐藤)

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 5月8日(日)、教師力アップセミナーがありました。「やっぱり子どもが好き」から始める学級づくりというテーマで、金大竜先生の講演を聞かせていただきました。その中でも特に、「つながりを大切にすること」「ルールとゴールを設定すること」が私にとっては印象に残っています。

○つながりを大切にすること
 学校ではよく「誰とでも友達になりましょう」ということが言われますが、実際には難しいこともあります。しかし、何かあった時に協力することはできます。そのためにも欠かせないのがラポール=信頼関係です。お互いの思いを代弁することができれば、痛みを快楽に変えることができます。教師は多回数かつ短時間指導することで、子どもの中の”信”の気持ちを取り返していくことが必要になります。自分が教師になった時には、子どもの行動パターンや様子をとにかく観察し記録していく中で、子どもが子どもらしく生きられるような働きかけをしたいです。

○ルールとゴールを設定すること
 私も小学生の時に経験がありますが、「五の段を2回言ったら座りましょう」という教師の発問はよく耳にします。この発問、実は間違っているというお話があった時に「なるほどな」と思いました。言い終わって座った子は何をしているのか。本当に全員が2回言い終わって座ったのか。これではまだ言い終わっていない子が最後まで言える雰囲気とは言えません。例えば、言い終わってしまったら、六の段を言ったり5×10、5×11...と続きを言ったり、できることはたくさんあります。言われたことだけでなく、自分で考えて行動できなければなりません。また、講演の中で驚いたのが、宿題ができない子に「答えを写しても良い」と言うことです。答えを写したかどうかは見れば分かるので、それよりも子どもが分からないことを素直に聞きに来れることの方が大事だということにとても納得しました。適切なルールを設定した上で、目先のことだけを考えるのではなく、もっとその先で子どもにどんな姿になっていてほしいかというゴールをイメージすることは心掛けていきたいです。

 金先生のお話を聞くことができ、教師力アップセミナーに参加できたことを改めて幸せに感じました。ここで学んだことは今後の自分の財産として生かしていきたいです。ただし、全てを鵜呑みにするのではなく、「オリジナル」という自分らしさは見失わないようにしたいです。(佐藤)

第1回教師力アップセミナー(金大竜先生)に参加して(白井)

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 5月8日(日)、大口町立大口中学校で行われた教師力アップセミナーに参加してきました。金大竜先生から学級作りについての講演を聞かせていただきました。講演では、先生の体験談を交えたお話や、先生からの問いかけをペアで考えるといった活動も取り入れられた講演で、生徒になって1つの授業を受けているようでした。そんな講演で私が印象に残ったことが2つあります。

 1つ目は、「クリップ10」という取り組みです。先生は、朝、学校の着いたらクリップを左ポケットに10個いれるそうです。そして、1日の中で子どもを叱ったら、クリップを左ポケットから右ポケットへ1つ動かすそうです。そうすることで叱る時に、感情だけでひどい言葉を言うのでなく、クリップを1つ動かしている中で、言葉を選んで話をすることができます。

 また、1日の中でどれくらいのクリップが移動したかを感じ、子どもとの距離感を一旦冷静に考えることができるそうです。私は、この方法に、子どもたちを叱る時に、一瞬の判断で言葉がでてしまいがちだが、一呼吸おくことで気持ちを落ち着け、何があったのか、どうしてそうしたのかを聞いてあげられ、子どもも大人も納得した解決ができるだろうと思いました。

 2つ目は、「ちゃんと」を共有することです。そうじをちゃんとしましょうなどとよく言うが、教師が思っている「ちゃんと」と子どもの思っている「ちゃんと」は違うことがあり、それを互いに共有すべきだというものだそうです。手順を指導したり、きれいな状態の写真を撮って貼っておいたりして「ちゃんと」が見えるようにするとよいそうです。先生はそれをするために、ゴミ箱のゴミを1日散らかして過ごさせてみるということをしてみたこともあるそうです。私は、「ちゃんと」という言葉をよく使ってしまいます。ですが、お話を聞いて人それぞれ感じ方は違うと学んだので、目指すべき「ちゃんと」があるのであれば、それを示すことができるようになりたいと思いました。

 講演後、金先生の考える学級作りに興味を持ち、『失敗を失敗で終わらせない!!金流 発想の転換術40』(金大竜+教育会 著)という本を読ませていただきました。講演でも本の中でも、自分の中になかった発見や学びがたくさんありました。今回、教師力アップセミナーで先生のお話を聞くことができて、学級作りについて考えてみることができました。講演をしてくださった金先生、紹介してくださった玉置先生に感謝しています。ありがとうございました。(白井)

【お知らせ】コラム第2回「玉置流・教師論」

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 第2回の「玉置流・教師論」が掲載されました。今回は「自分が受けた教育を土台にしてしまうこと」です。お読みいただけましたら幸いです。

【20160518参加】味岡児童館地域運営協議会

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 5月18日午後7時から開催の「味岡児童館地域運営協議会」に参加しました。

 この協議会は、味岡児童館の運営の実際を聞き、地域住民の代表として意見を述べ、より地域に密着した児童館となるように協議するものです。

 年間にわたっての意義ある児童館での数々の取組、地域の子どもたちの積極的な参加、高校生をはじめ地域のサポーターによりイベント開催など、特筆すべきことばかりです。ぜひ本にして世に知らせてほしいと思うほどの活動がされています。

 地域住民の一人として、運営協議会委員の一人として、とても誇らしく思う児童館です。

【20160517参加】スマートスクール構想検討WG

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 5月17日、午後6時から文部科学省で開催の「第1回スマートスクール構想検討WG」に参加してきました。「2020年代に向けた教育の情報化に関する懇談会」のもとに設けられたWGです。

 第1回目は、主に校務の情報化がテーマでしたので、体験と実態に基づいて意見を述べました。

ポストの中に(吉田)

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何気ないある日のことです。

私は下宿し、学校に通っています。

私の日課は毎朝ポストを確認することです。
いつも電気代やネット料金しか届くことのない私のポストに珍しいものが入っていました


そう、ハザードマップです。

決して誰かが僕だけに入れたのではなく、市町村が配布していたものでした。
内容はしっかりとしていて自然災害の対策、避難の準備、洪水、地震の時のハザードマップなど書かれていました。
ちなみに私の家はなかなか危険らしいです。私がもしもの時にどうするかということを考えてなかったことを思い知らされました。

もしもの時にどう動くかって先生になっても必要な力ですよね。
是非、皆さんもこれを機にもう一度、確認してみてください。(吉田)

5月16日第2期生ゼミでの発表(岩田)

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 5月16日(月)ゼミで第1回目の発表をしました。わたしは、金大竜先生の『子どもが教えてくれたクラスがうまくいく魔法の習慣』という本を読ませていただきました。本を読み進めていけばいくほど、理解できていたつもりでも実は曖昧だったり、誤った認識をしていたりと自分自身を見つめなおすよい機会となりました。まだまだ、理解が甘いですが、自分の興味のある「学級経営」に焦点をあてつつ、よりよい学級経営に必要なことは何かにポイントを絞り「3つの目線」について取り上げました。
 
 1つ目は、教師は子どもたちに向かって「目線を上げる」ということです。子どもたちは、1日の学校生活で新しいことを学び、新しいチャレンジをします。しかし、それと比較し、教師は知っている知識を伝えるだけにすぎません。両者の間には明確な「熱量の差」があります。それを埋めるために「目線を上げる」必要があるのです。

 2つ目は、「子どもの目線にたつ〜人間(ヒト)×人間(ヒト)の関係性〜」です。よく聞く「子どもの目線に立って行動しなさい」とはどのような意味をもつのか。わたしもこの本を読むまでは、その意味は教師と生徒の上下関係の上に成り立つものであると認識していました。

 しかし、この本の中で金先生は、「教師である前に人間であり、生徒である前に人間である」とおっしゃっていました。その背景には、教師が姿で子どもたちに示すことで、人間として当たり前のこと(ex 感謝、謝罪)を当たり前にできるようになってほしいという意図がありました。

 3つ目は、「いろんな目線でとらえる〜未来の目と過去の目〜」です。これはどちらが欠けてもいけません。どちらも必要不可欠であり、両方をうまく活用することで教師と子どもたちとの距離を縮めることができます。未来の目を使用することで、教師は子どもたちの具体的なビジョンを描くことができ、子どもたちも目標に向かうためのエネルギーを得ることができます。また、過去の目を使用すると、教師は過去から現在への子どものがんばりに目を向けることができ、子どもたちの自己肯定感にもつながります。

 わたしは今回、「目線」についてのみ取り上げましたが、新しい発見ばかりでした。課題としては、教師から子どもたちへ「ありがとう」の声掛けをいつ、どのくらいの頻度で行うのか、友達先生になってしまわないか、などがあげられました。そのいずれも、自分が本を読み、レポートをまとめている段階では気づくことができませんでした。質問を受けながら、自分の知識と本の読み込みがいかに浅いものだったのかということを思い知らされました。また同時に、自分とは異なる視点をもった第三者に客観的な意見を求め、さらに議論していくことで内容もより深まり、自分の確固とした理解につながると感じました。

 今回の課題を調べつつ、たくさん本を読み自分の知識を増やしたいと思います。そうすることで、ゼミ生の中でお互いに知識や経験を交換し、高めあっていけたらいいなと感じました。 (岩田)
 

北里中学校公開授業研究会国語を参観して (渡部)

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 5月12日、小牧市立北里中学校で行われた公開授業研究会に参加させていただきました。私は二つの授業を見させていただきました。

 二つ目に見させていただいた授業は1年生の国語「花曇りの向こう」です。音読をした後、「ここが分かりにくいな」というところをグループで話し合う場面がありました。

 1年生ということもあり、机を移動するスピードは3年生と大きく違いました。授業の中で学び合いをするためには日々の積み重ねで習慣付けられて成立するのだということを感じました。

 話し合いでは自分の経験などと重ねながら内容を読み取ろうとしている声が聞こえてくると同時に、「分かる分かる!」という共感している声も聞こえてきました。

 その後の全体交流で、ある生徒が発言したときに先生が「自分もそこ分からなかったという人いる?」と声をかけていらっしゃいました。すると多くの生徒が手を挙げていました。私は先生の一言によって「分からない」を共有することができたのだなと思いました。教室の中で「分からない」という気持ちを共有することで生徒たちも安心できるのではないかと考えました。

 しかし、「分からない」を共有するときには見極めが必要だと思います。多くの生徒が「分からない」と感じるところで、タイミングよく声をかけることで「分からない」を共有できると思いました。

 そのためには生徒がつまずきそうなところを事前に予想すること、机間指導をしながら生徒たちの読み取り具合を確認することが必ず必要なのだと思います。

 今回、実際の中学校での授業を見させていただくことができ、多くのことを学ばせていただくことができました。そして、私も子どもたちと授業をしたいという気持ちが改めて高まりました。北里中学校の先生方、本当にありがとうございました。(渡部)

北里中学校公開授業研究会社会を参観して(小川)

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 第3学年4組社会科授業を見させていただきました。

 授業の冒頭からいきなり驚きました。指導者である桑山先生は生徒の様子を見周り、声は一切出しません。しかし、生徒たちは資料の写真から読み取れたことをグループで口々に話し合っています。

 英語の辞書や教科書を使って読み取る生徒や、仲間の声に耳を傾けながらうなずき参考にしている生徒など、指導案に書いてある「資料を必死に読み取っている。」通りのことが行われていました。最初に一言発問を投げかけてから10分間の間集中を切らすことなく、学び合い続けていました。最初の見周りでどの生徒もグループの中に入って離れることなく学び合えていたので、桑山先生は特に声をかけることなく生徒の様子を見守っていたんだなと感じました。とてもすてきな姿を見ることができました。

 その後、コの字型の体型で全体交流としていて、桑山先生の意図的な指名でどんどん内容に迫っていきました。

 3つの授業を参観させていただき、どの教室でも普段からの学習の成果を感じ取れました。各学年を見させていただくことができ、学年が上がるごとにその学び合いの質も上がり、3年間を通して学び合いは深まっていくのだなと感じました。

 今回公開授業に参加させていただき、北里中学校の授業者の先生方、職員の方々、ありがとうございました。(小川)

わたしの春休み(2)〜フィリピン セブ島〜(岩田)

 後期の試験が終わってすぐの1月30日、わたしの短期留学が始まりました。初めての国際線、初めての海外、わたしにとって全てが初めての経験でした。自分で決めた事でしたが、いざ空港に着いてみると不安で不安で何を考えていたのか覚えていないです(笑)5時間のフライトもあっとゆうまであったのを覚えています。

 セブ島につくと、さっそく日本との違いに衝撃を受けました。交通、気候、空気、環境、全てが自分の経験した事のないほどの水準でした。こんな事を言ってしまってはいけないと思いますが、正直ここにも人が暮らしているんだという印象をうけました。現地に着き不安な気持ちがさらに大きくなりながら、学校と併設されている寮に向かいました。

 寮に着いたら少しホッとしてすぐに眠ってしまいました。明日は日曜日、明後日月曜日からいよいよ学校がスタートします。1ヶ月間やっていけるのかと思いながらわたしの留学がスタートしました。(岩田)
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子どもが教えてくれたこと(佐藤)

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 5月14日(土)、ボランティアでコーチとして参加している羽島市の陸上教室がありました。月に2回、羽島市の小学生を対象に行われていて、私は今年で4年目の参加になります。練習メニューを組み、進行していくのは私たち学生ボランティアの仕事です。陸上を好きになってもらうために、指導方法等を工夫しながら児童の記録を伸ばすことができた時は、いつも自分のことように嬉しく、毎年やりがいを持って続けてきました。

 また、陸上教室のもう一つの楽しみは休憩時間です。児童は、さっきまで練習していて疲れていると思いきや実はその逆で、学校や家庭での出来事等についての話をたくさんしてくれます。それも一度に何人も話しかけてくれるので、それはもう聞くのに大忙しです。(もちろん、喜ばしいことではありますが...笑)その中で、私はある1人の児童とこんな話をしました。

児童:「この前授業で魚釣り(画用紙等で作った物によるレクリエーション)したよ。僕大きい魚捕ったけど、友達が釣れてなかったから、その魚は友達にあげたんだ。」

私:「どうして友達にあげちゃったの?」

児童:「僕の担任の先生はいつも『優しい学級にしたい』って言ってるんだ。だから、友達が困ってたから、優しくしたんだ。」

 そこで改めて感じたのは、教師の影響力の大きさです。どんな担任の先生かはお会いしていないので分かりませんが、新しい学級が4月にスタートしてから1ヶ月余り、伝え続けていることは、子どもの心に確かに響いていました。陸上教室の途中ではありましたが、「私も子どもに良い影響を与えられる教師になりたい!」と心の中で思いました。(佐藤)

北里中学校公開授業研究会英語特設授業 を参観して(松井)

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 第6校時は英語の特設授業。lookを使って 〜のように見えるという文について考えていくという内容である。

 授業の最初は英語の歌を歌ってスタート。続いてペアでの単語学習。生徒たちが関わるのが苦手であるということから、ペアを何回か変えて関わる機会を増やしていた。ただ単語を読むだけでなく、単語が思い浮かばない先生に対してペアの生徒がヒントを出しながら学習している姿を見ることができた。こういった姿勢を価値づけることで、さらに学びが深まっていくはずだ。

 is と look の違いについて話し合う際は少し戸惑う生徒が見られたが、クイズ形式の課題へと移ると、生徒が伸び伸びと課題に取り組んでいた。授業の最初に使っていた「すらすら英単語」を使って単語を調べている生徒も見られ、意欲的に活動に取り組めていたのではないだろうか。

 生徒のまわりには北里小学校・中学校の先生や県外から参観にみえた先生方と大勢の先生が。授業者の先生、生徒は緊張するはずだが、こうして実際の授業を見て学ぶことは大切なことだと感じた。私はまだ大学生であるが、こうした機会に参加させていただけることに感謝し、より積極的に学んでいきたいと思う。(松井)
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