10月15日授業深掘りセミナーに参加して(吉田)

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 今回10月15日の授業深堀セミナーに参加させていただいた。授業者は伊藤先生の国語の授業、神戸先生の数学の授業であった。私は小学校教育実習が終わり初の参加である。それを踏まえて、この文章を読んでいただきたい。

 伊藤先生の国語の授業では、生徒役として参加させていただいた。
先生の世界観に引き込まれ、自然に熟語の分類をしようとする児童を生み出す技術や発言に対する対応などの先生の工夫がぎっしり詰まった時間だった。まさに電車道の授業である。この授業から特に2つのことを私は考えた。

 1つ目は「答えを要求せず、児童の考えを要求している」ということである。
 私は教育実習中に「児童の思考を促し、深める」ということが課題であった。そのためには「教師は話しすぎず、思考を促すこと」が大切であるということを考え、自分なりの工夫をし、実践するが、うまくいかなかった。伊藤先生の授業には思考を促す工夫「受けの技術があった。先生は発問をすると、児童が答え、それに対して「なるほど」「そうなの」「本当に」など表情を交えて受け答えをしていた。実際にこのようにすると先生は答えを与えず、児童が考えないといけない雰囲気になり、頭を動かしながら授業が深まるのが実感できた。私も自分なりにして実践したいと思う。

 2つ目は「いい教材を作るためには…」ということである。
 これ深掘りタイムで先生方が言った言葉である。私はこのセミナーに参加するといつもこの気持ちになる。「僕も将来できるようになりたい。でも今の自分にはできない。先生方の授業は何がきっかけでそうなっていき、ここまでの授業力が付いたのだろうか。」まるでセミナーの行間を読むようなことであるが、これが僕の学びになった。

 「子供の困った顔を見て、毎回授業をするたびに工夫した。」「どうなってほしいか、目的をどこに置き、どんな行動をさせるのか考える。」僕が教育実習で出会った場面がスタートだった。教科によって変化する部分もあるが、やはり児童を見て学ぶことは教師として当たり前にやることであり、そこからの工夫への探求心は忘れてはいけない。

 神戸先生の授業でも、生徒役として参加させていただいた。
 中点連結定理を忘れている自分に焦る中、ゼミでも紹介されたGCを用いて特殊な図形ができる条件を操作しながら、見つけていく授業だった。
 ICTをどう使うのかという話は難しいと感じた。「演繹として」「帰納として」「道具として」「手段として」いろんな位置が授業内で想定される。そこをどう考えるかというのは大切であると思う。またそれぞれの場合に想定される生徒の姿と身につく力を検討し、最適なものを選択することはしていかなければならないと考えられる。個人的にもう少しICTを生かした授業を見学する中でこのことに目を向けて、考えを深めたいと思う。

 僕にはない要素がたくさんあり、それをしっかり自分のものにしていくことが先生方への恩返しになると思うので、常に学び続けていきたい。(吉田)

第4回教師力アップセミナー(野口芳宏先生)に参加して(家山)

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第四回教師力アップセミナーにて、野口芳宏先生のご講演をお聞きしました。ご講演のテーマは、道徳授業「何のために学校へ行くのか」と「国語学力を向上させる基礎基本」についてでした。

野口先生のご講演は最初から最後まで笑いが絶えませんでした。教師力アップの為になることをとても楽しく学ぶことができました。私も野口先生のように笑いを誘う話術を身につけたユーモアのある教師を目指したいと思いました。

私は野口先生のご講演をお聞きするまで、子どもは「学ぶため」に学校に行くのだと思っていました。つまり、個人にばかり目を向けていました。しかし、教育基本法第1条には「平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成を期して行われるもの」であると書かれています。これは、心身ともに健康な国民の育成が、平和で民主的な国家及び社会の形成に繋がるため、集団を重視していると捉えることができます。野口先生のご講演を聞いて、ゴールである「国家及び社会」を意識した教育の重要性について気付かされました。

また、国語学力を向上させる基礎基本についてのご講演では、授業のやり方次第で子どもにうんと国語学力をつけさせることができるということを学びました。教師が板書でどんどん漢字を使うことで読字力を身につけさせたり、ある単語を対義語とセットで確認することで語彙力を身につけさせたりするなど、国語学力を向上させることを意識した工夫を授業の中に取り入れるようにし、それを積み重ねることで、国語学力がアップするということが分かりました。私も日々の小さな積み重ねが子どもたちの国語学力アップにつながるということを意識して、授業をしたいと思いました。

野口先生のご講演を終えて、「もっと色んなことを知りたい!」と思いました。このような貴重なご講演をお聞きできて本当に良かったです。今回得た学びを参考にさせていただくとともに、野口先生のように周りを笑いで包みこむような教師を目指して頑張っていこうと思いました。本当にありがとうございました。(準ゼミ生 家山)

10月15日授業深掘りセミナーに参加して(岩田)

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 10月15日(土)深堀セミナーに参加させていただきました。今回は生徒役として国語と数学の授業を見させていただきました。国語は前回の教師力アップセミナーでもお世話になりました伊藤先生の授業を、その後の数学は神戸先生の授業というように二本立てで考えることが盛りだくさんの一日でした。

 わたしが今回のセミナーで特に感じたことは、揺さぶりの技術についてです。これまでにも様々な先生方の講演や授業を見させていただいて、児童・生徒の発言に対する教師の反応(受け)の仕方について、技術として持ち合わせていないにしても、知識として知っている状態ではありました。

 しかし、改めて今日児童・生徒の発言に「そうだね。」と返すのではなく「そうなの?」と発言した子どもたちをそこで終わらせない、子どもたちの心に揺さぶりをかけて先を考えさせる受けの技術を学ばせていただきました。教師は「答えを受け止めるのではなく、考え方を受け止める」という言葉が非常に印象的で、それだからこそ子どもたちは答えを探すためにまた、学び続けるのだと感じました。

 実際に授業に参加させていいただき、純粋にとても楽しく「どうやって説明しよう」「なんでそうなるんだろう」と生徒目線で物事を考えさせてもらったり、また教師の生徒に対する配慮、授業の進め方など、教師目線で技術を学ばせていただいたりと、視点を変化させながらの学びになったのではないかと感じています。

 あと1週間後には中学校実習が始まります。楽しみではありますが、期待する反面不安も大きいです。当然楽しいことばかりではなかったり、悩むこともあると思います。しかし、4週間後に笑顔で終われるように、わたしらしい教育実習にしていきます。(岩田)

10月15日授業深掘りセミナーに参加して(江口)

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  私は、10月15日に深堀セミナーに参加させていただきました。今回は、国語と数学の授業を生徒役として、参加させていただきました。

 まず、国語の授業でした。先生は、漢字1字を紙に書いて、それらを28枚用意されていました。そこから、2字熟語を1枚も残らないように作るよう呼び掛けました。私たちは、残ってしまいましが、みんなで協力して、完成させることが出来ました。1人でやっているよりも、みんなで考える方が楽しく必死になると思いました。また、先生が楽しい方で授業自体がとても良い雰囲気でした。

 漢字自体は、教科書のままではなく、習っている漢字や、新しく習う漢字を取り入れていました。身近な熟語を使うことで、自分でもわかる、考えれるという気持ちになると思いました。

 間違っていたり、考えがまとまっていなくても、受け入れている先生で、そこから深めていることが印象的でした。それに伴い、深堀の際に、答えを要求しているのではなく、考えを受けているという意見があり、とても考えさせられました。教育実習の際、答えを言ってくれた児童に対して、「そうだよね。いいね。」と言ってしまっていたため、考え方を大切にしていく教師になりたいと思いました。

 数学のほうでは、中点連結定理から復習として行いました。中点連結定理を説明することがとても難しく、様々な生徒から考え方を聞いて、深めていました。やはり、復習の時点でなかなか答えが出ないということがあると、先生方が仰っていたため、前の授業のノートを見る習慣を身につけさせていくことが大切だと思いました。

iPadを使用した授業でした。初めて、iPadを使用して図形を考えていきましたが、まず動くことに感動しました。子どもたちなら、尚更興味を持つと改めて感じました。iPadについての討論もありましたが、深めるための道具として、より良い方向に使用することができるよう考えていく必要があると思いました。(江口)

インターンシップから学んだこと(江口)

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私は、6月からインターンシップを行っています。今週は、大学の授業がお休みだったため5日連続で行かせていただきました。

毎回、配属されるクラスが違いますが、今回は4年2組を5日間担当しました。そこには、日本語が話せず、意味もほとんど分からないネパール人の女の子がいました。私は、その子に付いて授業の内容をなるべく同時通訳してほしいと担任の先生に言われました。

私は、中学生、高校生と英語を学んできましたが、外国人と話す機会は無く本当に出来るのか不安で一杯でした。しかし、ありったけの知識を出しきり話しました。時に、ジェスチャーをしたり、絵を描いたり、英文を書いたりと工夫しました。すると、その女の子も私に伝わるようにゆっくり話してくれたり、英文を書いてくれました。どんな国の子とでも、コミュニケーションをとることは絶対に出来ると確信した5日間でした。

必ず今後外国人児童、生徒の数は、増加していきます。教育実習をする中学校にも、1クラスに5人弱いると言われました。その子たちに、どう対応していけばいいのか今まであまり考えたことがありませんでしたが、今回のインターンシップわ通して考える機会を与えて頂きました。中学校実習において、担任の先生がどう対応しているのか、学んでいきたいです。 (江口)

大学最終戦!!(佐藤)

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10/9(日)〜10/10(月)、岐阜メモリアルセンターで東海学生秋季大会という陸上競技の試合がありました。私はこの大会の100m・200m・4×100mリレーに出場しました。大学最終戦と位置付けていたこのレース。自分なりにできる準備は全て尽くして挑みました。

まずは4×100mリレー。私はチーム内でそれほど好タイムを持っていたわけではありませんでしたが、リレーメンバーの後輩たちが「一緒に走りましょう!」と声をかけてくれたこともあり、リレーにも出場する機会を得ることができました。結果としては全区間でバトンパスにミスがあったものの、無事にゴールすることはできました。ただ、それ以上に後輩たちと共に走れたことが何よりも嬉しかったです。

次に100m。それほど緊張はしませんでしたが、1ヶ月前に調整で挑んだ試合の11秒79を超えることが目標でした。結果は11秒45で見事目標を達成することができました。それどころか、自分の100mの自己ベストで3番目の記録にむしろ驚きました。久々に良い感覚で走ることができたと感じました。

そして200m。これで最後だと思うと少し緊張しましたが、23秒7台を切ることを目標にあとは何も考えずに走り切ろうと考えていました。前半から行けるところまで行こうと積極的に飛び出し、無我夢中でゴールを目指しました。後半は少し失速したものの、23秒43で200mも目標を達成することができました。

2日間の大学最終戦を終えた今、正直終わったという実感はまだ湧きませんが、ここまで頑張ってきた達成感と応援してくれたチームメイトに対する感謝の気持ちでいっぱいです。中学生の頃から気付けば10年間も続けてきた陸上競技。大学生として試合に出ることはありませんが、卒業後も余裕ができたら”マスターズ陸上”という35歳以上の男女であれば誰でも出場できる試合で走るのが、実は密かな夢です。多くの人に支えてもらいながら続けてきたからこそ、大好きな陸上競技はこれからもまだまだ続けたいと思いました。(佐藤)

10月12日杉下さんの授業づくり記録(末松)

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 10月12日(水)のゼミでは、杉下さんと松井君が模擬授業をしてくれました。今回は杉下さんの模擬授業を通して学んだことをまとめていきます。

 杉下さんは小学校6年生の社会科「日本とつながりの深い国々」の授業をしてくれました。

 良かった点は...

(1)笑顔&元気
 杉下さんは初めから最後までニコニコ笑顔で、授業を受ける子どもとしては、どんなことを言っても受け止めてもらえそうと意見しやすい雰囲気があふれていました。やはり表情は授業に大切なのだと改めて感じました。

(2)自信をつけさせる授業工夫
 資料からの読み取りで机間指導をしていた杉下さんは、子どものノートをみてのつぶやきをその子だけに言うのではなく、教室全体に聞こえるように言っていました。いはゆるオープンカンニング。読み取りが上手くできない子、自分の読み取りが合っているのか不安になっている子にヒントと自信を与えてくれました。
 そして、机間指導では必ず子どものノートに1つは赤ペンで○をつけていた杉下さん。○がノートについているとやる気が芽生え、また先生に○をつけてもらえると全体交流の際に自信を持って意見を言うことができます。


 学び合いで出た意見は...

(1)分からない子への対応
 授業では少なからず1人は分からない子が出てきてしまいます。そんなときは、誰かの答えを聞いた後に、その分からない子に答えさせるとよい。分からない子が複数人いる場合には、ペアやグループで交流するのもいい方法ですが、1人の時はこの方法が良いのではないかと思いました。分からない子を置いてきぼりにするのではなく、上手く授業に引き込ませることができると思います。

(2)ペア交流後は意図的指名
 全体交流ではあまり話すことができなくても、ペア交流では自分の意見を言える子がいます。あまり話していない子がしっかり話すことができているなと確認したらチャンス!!
ペア交流後は、その子に「○○さんはどう?」と意図的指名する。ここでしっかり意見を言うことができたら、その子の自信となり、次から全体で意見を言えるようになるかも知れない。また、意図的指名はリズムがいいため、ポンポン意見が出てきやすくなる。
ぜひ私も使ってみたいと思いました。

(3)社会の見方・考え方
 「なぜ教科書で日本とつながりの深い国々を4つも載せているのか?」
玉置先生がそうゼミ生に質問しました。うーんと悩むゼミ生。
答えは、人口、経済、文化などのその国のことを調べることをとして調べる観点を知るため。次同じように調べることがあったら、その観点を子ども達に自主的に調べさせるようにするため。なるほどと思いました。
 資料の読み取りもこれと同じなのではないかと思います。資料のどこに注目してみるのか、読み取ったことからどのように考えるのか。子ども達には、見方・考え方をいくつも同じ様な教材で授業をしていく中で、学ばせていくことが大切であることが分かりました。


 今回の杉下さんの模擬授業を通して、たくさんの授業技術や社会科の根本を知ることができました。これからの教材研究や授業づくりに生かしていきたいです。(末松) 

10月12日授業づくり1期生ゼミ(杉下)

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 前回に引き続き、今回のゼミも模擬授業勉強会をしました。

 今回は私が授業者となり、社会科の授業を見てもらいました。
 単元は、「日本と身近な国々」。アメリカ、中国、韓国、サウジアラビアと四か国ある中で、サウジアラビアを取り上げました。

 前回の課題にあった、声をしっかり出しての机間指導や意図的指名など、できる限り意識したつもりではありましたが、どうしても「わからない子を中心に授業する」ということができませんでした。

 わからない子を把握まではするのですが、意見を言わせるのはわかる子ども。仲間や先生から、交流後はその子も自信がついたはずだから、積極的に当てればよい、わからない子ほどもっと褒めるべき等といったアドバイスをいただきました。

 見つけて友達との交流を入れて終わってしまっていた自分は、まだまだ考えが甘いなと感じました。

 また、この授業での一番の課題点は、私が単元の根底を誤って理解していたことでした。私はこの授業を通して、最終的には国際理解に繋げたいと考えていました。しかし、先生から、子どもに「世界の国全部を調べないといけないのか」と言われたらどうするという話が出、私もはっとしました。ここから学ばせたいのは、国について調べるための見方や考え方の要素であり、いざ子どもが調べるとなった時どうしたらよいかを学ばせるものだ、ということに気付かされました。私は授業で子どもに高度なことを求めすぎていたなと反省しました。

 模擬授業で仲間や先生から意見をもらうことを通して、授業技術だけでない、深い学びを得ることができました。この学びをこれからも大切に、現場に出てからも生かしていきたいです。(杉下)

玉置先生の還暦お祝い会(牧野紘)

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先日、玉置先生の還暦お祝い会に参加させていただきました。
私は自分がお邪魔しても良いのかと、最初は緊張でいっぱいでした。
けれどその緊張は、会が終わるころには「参加して良かった」に変わりました。

会を主催された方々は、玉置先生が校長先生だったころに、共に活動してこられた方々です。
みなさんは本当に仲が良くて、活動することが無くなった今でも、こうして集まれるような関係を、私は純粋にうらやましく思いました。
また、突然参加した私たちゼミ生3人を、快く受け入れてくださり、たくさんお話をすることができて、とっても嬉しかったです。

会を通して私が思ったことは、「直接話す」ことを大切にしたいということです。
玉置先生とみなさんがこのような素晴らしい関係を築いた理由の一つは、たくさん顔を合わせてたくさん話し、先生と保護者という関係だけでなく、人として繋がりが深まったからだと思います。
私も保護者の方や地域の方との繋がりを強く、大切にしていきたいと思いました。

最後に、このような素敵な会に、私たちゼミ生を誘っていただき、本当にありがとうございました。
私は、玉置先生のような先生に、そして皆さんのようなお母さんになりたい!と思っています。(牧野紘)


玉置先生の還暦お祝い会(渡部)

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10月28日、小牧中学校PTAの皆さんによる玉置先生還暦のお祝い会に参加させていただきました。
このお祝い会での私の気持ちの変化を端的に表現すると「緊張→楽しさ→憧れ」です。
とにかく始めは緊張していました。初めてお会いする方ばかりで正直とてもドキドキしていました。
しかし、すぐにこの緊張も消えていきました。PTAの皆さんはどなたも優しく話しかけて下さり、とても楽しくお話をさせていただくことができました。
玉置先生とPTAの皆さんのお話をお聞きしているだけでもとても楽しく、同じ場にいるというだけで笑顔になれます。
それくらい楽しく、あたたかく、とても素敵な時間を過ごさせていただくことができました。
このお祝い会に参加させていただき、PTAの皆さん同士、玉置先生とPTAの皆さんとの間に築かれた信頼関係を感じました。
学校におけるPTAの皆さんとの関わりというものは私にはまだわからないことばかりです。
しかし、玉置先生のようにPTAの皆さんをはじめ、多くの人から信頼される人になりたいと思いました。

このような素敵な会に参加させていただきありがとうございました。
玉置先生、還暦おめでとうございます。
これからもご指導よろしくお願いします。
(渡部)

10月19日小川くんの授業づくり記録(大澤)

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10月19日(水)の2限に小川くんの模擬授業が行われました。
以下はその記録です。

【概要】
◇学年・・・中学校1年生
◇単元・・・反比例
ー提示された問題ー
面積が12平方センチメートルの長方形があります。
横xセンチメートル縦yセンチメートルとして、x.yの関係を調べよう

【良かった点】
*前時の振り返りについて
関数には式、表、グラフの3点が必要だということを確認させており、これから学習する単元のヒントとなることを思い出させていました。また、「ノートを見てもいいよ。」という指示もだしていました。
*授業内容について
まず、課題を書いた後に子ども(役)の顔、様子をみていました。
提示された問題を表にして、そこからわかることをノートに書くよう子どもに指示した後、書けている子にテンポ良く◯をつけていきました。その後、「先生に◯をつけてもらった人?」と言って子ども(役)全員が挙手をしたので、「全員挙手ができたね。」と褒めていました。どんな子どもでも参加できる素晴らしい手法でした。

【課題点】
*発問について
問題を提示した後に「じゃあどうしたらいい?」と発問していたことについて、この発問は子どもに混乱を招いてしまう可能性があるとのことでした。問題が「調べよう」となっているので、子どもが調べようと思える発問が必要です。方法としては、「横3センチメートルのとき縦は何センチメートルになるかな?」と聞いて子どもから反応がきたら、「じゃあ他にも面積が12平方センチメールになる長方形がつくれそうかな?」と言って調べる意欲をかきたてます。このとき、教師があげる例として1センチメートルからやらないことがポイントだそうです。教師がきれいな流れにしたがると、子どもはきれいにしかできなくなります。
*言語活動について
提示された問題を表にして、そこからわかることを発表させた後に「それではまとめてみよう。」と言っていましたが、これは”できる子”しかついてこれないのではないかという意見がでました。「まとめてみよう。」ではなく「どれとどれが同じかな。」と聞くことによって意見がでやすくなるとのことです。また、「(黒板に書いた意見より)質問ある人?」と聞くとそこから授業が展開されるというアドバイスも受けました。子どもが発言する場面をたくさん教師がつくることで言語活動の充実につながります。

小川くんから学ぶこともたくさんありましたし、小川くんの模擬授業を通してさまざまな意見交流をし、深い学びがたくさんできました!
小川くんおつかれさまでした!(大澤)

10月19日授業づくり1期生ゼミ(小川)

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10月19日のゼミでは私が模擬授業をさせていただきました。
今回は中学校実習の研究授業で行ったものを改めて改良し、行いました。反比例の1回目を想定しました。

心がけたことを3点あげたいと思います。
初めに、生徒の心をつかんでから導入に入ることです。導入に入る前に生徒の様子を把握し、授業に向かう姿勢を作ることができれば生徒はその時間集中して学ぶことができると考えたからです。最初に、笑顔で教室に入り、生徒の表情を注意深く見渡すと、笑顔で返してくれる子もいれば、下を向いている子もいます。そこで、1番笑顔が輝いていた生徒(今回は中田くんでした)に、「とっても素敵な笑顔ですね。中田くん、数学が好きだもんね。そんな中田くんの好きな数学の授業を始めます。」と始めました。物腰柔らかく、全体に話しかけるように生徒と会話をすることで下を向いている子も何を話しているんだろうという気持ちになって前を向いてくれたとおもいます。

次に、教室のみんなを巻き込んだ授業をすることです。これまでのゼミ生の模擬授業から学んだ、丸つけ法や、復習をするときはノートを見返せばわかるよと声をかけることで多くの子が手を上げることができる方法を取り入れていきました。その中で、丸つけ法を行う際に、全員に丸をつけて周りました。そこで「先生に丸をつけてもらった人?」と聞くと全員の手があがりました。当たり前のことですが、多くの手が上がることは一体感を生徒に持たせることができると考えます。しかし、この方法は少人数だからできたことであり、人数が多いときは班ごとに1人以上丸をつければグループ交流で考えを深め合えるのではないかと考えました。

最後に、数学的な見方・考え方を養うことです。このことが1番難しいと私は考えます。今回はこの力を養うために、なるべく教師の発言を少なくし、生徒の意見だけで授業を進めていこうと心がけていました。しかし、私の発問があまりにも抽象的であったり、難しい言葉を使ったりと改善しなければならないところを玉置先生、ゼミ生の仲間たちに多く見つけていただきました。中でも、「みんなの意見をまとめてみよう」という発問は高等であるとご指摘をいただきました。まとめてみようではなく、「同じものはあるかな?」と発問をスマートに簡単な言葉で表現することで多くの子たちが参加できるのだと学びました。

今回の模擬授業で多くのことを学びました。これらをしっかりとまとめていき、自分なりの授業スタイルを見つけていきたいと思います。(小川)

玉置先生の還暦祝いの会 (松井)

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教師力アップセミナーや、その他様々な講演などでお世話になっている小牧中学校の元PTA会長の斎藤さん。その斎藤さんから玉置先生の還暦祝いの会にお誘いしていただき、私と1期生の牧野さん、渡部さんと参加させていただきました。

まず、PTAの方々が元校長先生のお祝い会を開かれるということに驚きました。そういったつながりが今でもあるのは玉置先生だからなんだろうと思います。そして、PTAの方々がとても楽しそうに当時の話をされていたのが印象的です。「みんなでこんなことしたね」という会話の後には、決まって「玉置先生だからさせていただけたよね」と話をされていました。

私はまだまだ、学校とPTAのつながりは分からないことばかりですが、保護者の方々に支えてもらえる、応援してもらえる学校はすばらしいと思います。斎藤さんも仰っていましたが、積極的に保護者の方と関われるようにしていきたいと感じました。

普段のゼミの飲み会とはまた雰囲気の違う(笑)、とても楽しいお祝い会でした。たくさんの人に好かれ応援してもらえる玉置先生はすごいです。私も少しでもそんな教員になれるよう努力します。
そして、玉置先生ご還暦おめでとうございました! 今後も私たちゼミ生のご指導よろしくお願いいたします。(松井)

第4回教師力アップセミナー(野口芳宏先生)に参加して(寺坂)

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10月10日の教師力アップセミナーに参加して、野口芳宏先生の講演を聞かせていただきました。
4月の2期生最初のゼミの時からこの日まで、野口先生はずっと追いかけて来た先生だと言うことをたくさん聞いて来ました。たくさんのことを教えてくださる玉置先生の先生ということで、とても楽しみにしていました。この日は、前回のセミナーでの失敗を活かし佐久間君の家に泊めさせていただいて、万全の状態で臨みました。

私は、一部の「何のために学校へ行くのか」について書かせていただきます。

何のために学校へ行く行くのか。最初は、これはとても難しいなと感じました。勉強するためや友達と遊ぶため、行かなきゃ行けないからなど、たくさんあると思います。野口先生は、学力形成と人格形成の為に行くのだと仰っていました。これは、教育基本法第1条に沿っていて、ブレるべきものではなく共通の意識を全員が持ち、持たせる必要があると思いました。

また、家庭に教育を持ち込むのは良くないことで、家庭は安らぎの場でなければならないという家庭教育のあり方についてのお話がありました。今の世の中の風潮は、学校だけでなく家でも様々な教育を施さなければならない、またそうしているという家庭が多いと思います。それだと、子供はどこで休むのか。休む場所が無いから非行に走ってしまうのだと、いう話でした。よくよく考えると当たり前のことですが、このセミナーに、参加しなければ考えもしなかったことだと思うとゾッとします。

野口先生のお話はとてもおもしろく、現場でやってこられたからこそ考えれる話ばかりでとても勉強になりました。1つ1つの話に不思議と吸い込まれて行くような話し方は、長年教壇に立ち続けられたからこそなのかなと感じました。

懇親会は、私用で参加することができませんでしたがその前に野口先生とがっしりと握手させていただきました。将来、野口先生の話が出るたびに自慢したいと思います。

最後に、、
カントの言葉を引用した「ヒトは人によって人間になる」ということばがとても印象に深く残っています。
ヒト・・・獣
人・・・教育
人間・・・社会に通用する人間

もう1つ。
ニンゲンは、人の間と書くように人と関わることで人間になる。
改めて聞いて、なるほどなと強く思いました。(寺坂)

第4回教師力アップセミナー(野口芳宏先生)に参加して(末松)

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先日10月10日(月)に教師力アップセミナーに参加させていただきました。今回は野口先生です。
昨年に引き続き野口先生のセミナーに参加するということで、ワクワクしながら会場に行きました。
セミナーは午前の部、午後の部とあり、私は午前の部のことについて書きたいと思います。


午前の部のテーマは「何のために学校にいくのか」

野口先生は分かりやすく
1 学力の形成(頭の教育)
2 人格の形成(心の教育)
と大きく2つに分けて紹介されていました。
そして、「国家及び社会の形成者たる資質を備えるため」とまとめてました。

「国家及び社会の形成者」という言葉は、教育基本法の第一条の教育の目的に記述されています。
個性を大切に、個性教育をしていこうと動いている今の教育ですが、教育の根本となる教育基本法をみると、「個人」「個性」の言葉は見当たりません。
いま一度、教育の基本に戻って、国家や社会で上手くやって行けるような子どもたちを育成するため、集団教育に力を入れていくべきなのだと感じました。


「ヒトは人によって人となる」(カント)

という言葉を紹介されていました。
ヒトを人にするためには、ヒトを教育する人が必要。教師はその役を担う立場である。
改めて、教師が子どもに与える影響は(良くも悪くも)大きく、その後の子どもの将来や国家・社会のあり方を決めてしまうかもしれない、重要な立場であると思いました。

子どもを教育していくことは容易なことではありませんが、これからもセミナーに参加したり、ゼミで学びあったりする中で、多くのことを学び、力にしていきたいです。(末松)

第4回教師力アップセミナー(野口芳宏先生)に参加して(佐久間)

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10月10日、第4回教師力アップセミナーに参加させていただきました。今回は野口芳宏先生による講演でした。玉置先生がずっと追いかけてきた先生と仰っていたので、今回のセミナーはいつも以上に楽しみでした。私は午前の部の道徳模擬授業について記事にしたいと思います。

「なぜ学校に行かなければならないのか」についての授業を学びました。学校に行く理由として学力形成・人格形成を育む必要があるからと仰いました。これは教育基本法の「国家及び社会の形成者」となることに繋がります。まだ詳しく教育基本法を私は覚えられていないので、なぜ学校に行くのかという根本が述べられていることを知り、これから必ず覚えなければいけないと感じました。

また、午前の部の中で最も印象に残った言葉があります。野口先生は「利他公益」と講演の中で何回か仰っていました。個性と多様性の尊重は重要ではあるが、自由にしすぎると、利己的になり争いが生まれてしまいます。集団の中の一員として利他的に考え、行動することの大切さを学びました。そして、このことは自分にも当てはまることなので、これからはもっと利他的に考え、行動していきたいと思いました。

今回のセミナーは3部構成になっており、私の記事は第1部だけですが、どの部も学ぶことが多く、また野口先生の話がとても面白かったので、充実した時間を過ごせました。野口先生は若い時から授業技術を考えていたと仰っていました。大学3年生の私がこのようなセミナーで学べているのは玉置ゼミならではだと思います。少しでも学んだことを自分のものにしていけるように努力していきたいと思いました。(佐久間)

第4回教師力アップセミナー(野口芳宏先生)に参加して(中田昂)

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第3部の始めは、「基礎」の話からだった。
その中で野口先生は、東北の地震による津波によって流された家々の基礎のお話をされた。
自分も昨年の夏に実際に現地を見て来たが、本当に基礎だけが綺麗に残っていた。
基礎の大切さは、肌で感じた。

東北の話が出たので余談ですが、今年の夏も宮城・福島に行って来ました。福島県の双葉町も車窓からではあったのですが、荒れ果てて人がいなくなった町を見てきました。原発から約6kmの近くを通りました。防護服を着て作業をされている人がたくさんいました。ニュースだけ聞いていて、本当はどうなっているかなんてちっとも知りませんでした。
早く復興することを願っています。

第3部をまとめると
・読字力
・語彙力
・文脈力
の3つに絞って言えそうです。

読字力を向上させるためには、教科書に書かれている字で漢字で書けるもの全て漢字で書く。早くから何度もがキーワードです。小学校の低学年からいろんな字を見て慣れていくことで、自然と読んだり書けたりできるようになる。自分も幼い頃から本をたくさん読んでおけば良かったなと今になって思います。

語彙力を向上させるためには、チャンスを活かす。つまり、教科書に出てきた単語をそれだけを見て終わらすのではなく、対義語や類義語なども紹介して色んな言葉に出会って行く中で語彙力を増やすということ。そのために、教える側が知らないといけないから、勉強しなくては。。。

文脈力を向上させるためには、間違えそうなとこを発問する。誰でも答えられるような一問一答のような発問ではなく、多様な考え方が生み出せるような発問。落とし穴づくりをする。そこで間違えさせて、正解を教える。答えが何個もあるようなのが国語ではなくて、数学のように一つの答えになるようにさせる読解力をつけさせなければいけない。そのために自分はまず本を読もう!笑

今回のセミナーで1番心に残った言葉は、「詰め込むのではなく、叩き込む」と言う言葉。過激すぎるかなと思ったけど、教えずして活動しても何も意味ないよなと思いました。(中田昂)

【20160908講演】東海市富木島中学校区合同研修会

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 9月8日、東海市富木島中学校区合同研修会で講演をしました。学力向上がこの中学校区のテーマとのことで、15時30分から16時30分まで「学力を向上させるちょっとした授業技術」と題して話しました。皆さんの反応はとてもよく、思わず熱が入りました。

10月12日松井くんの授業づくり記録(小川)

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 後期のゼミ授業では模擬授業をしながら授業技術を高めていくことを行なっています。今回は松井くんの模擬授業を見て学んだことをまとめます。

 算数の模擬授業で、(問題)4人がけのいすがあります。35人がすわるにはいくつあればいいでしょう。

 初めに、松井くんの視線に注目しました。課題をみんなで読む場面や、挙手する場面で松井くんは常に一人一人を見るよう心がけていたと思います。このことから自分のことを先生は見ていてくれているから、授業に入り込めたように思います。

 次に、子どもの考えを黒板に書く際には、その子の名前を書くことで誰の考えが一目でわかり、書かれた子は嬉しく感じると考えられます。

 最後に、今回の授業の山場である対立の場面です。松井くんが教育実習で実際に多くの子が答えに8と書き、少数の子が答えである9にたどり着いたという場面を想定して行いました。最初に8と答えた子を意図的に指名し、考えを聞きます。その後、正解である9と答えた子の意見から8と答えた子が意見を変えていくという流れです。実際に行ってみると、考えを変える子もいますが、8が正しいと主張し続けている子もいます。しかし、授業が進むにつれて9と答える子の数が増えていきます。その子たちの考えから、具体的にイスと人のマグネットを使うのではなく、前時に学習した抽象化された丸の塊で考えるという意見がでました。

 いつまでも具体物で考えるのではなく、抽象化して考える。その子たちの考えを聞いていくうちに、8と主張し続けていた子の考え方が変わりました。この瞬間みんなが納得いったものとなったと思います。教師が考え方を言うのではなく、子どもに説明させることでみんなが理解できた授業になったのだと考えます。そして、この後の問題ではあまりを足すのではなく、引く問題が登場してきます。形式的に覚えてしまっている子は混乱してしまうので、気をつけなければならないと松井くんは考えていました。

 私が模擬授業をする際は、今回の松井くんの良い点やこれまでの学生の良い点から学び、より良いものとしていきたいと思います。(小川)

10月12日授業づくり1期生ゼミ (松井)

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10月12日(水)のゼミでは杉下さんと私が授業担当でした。私の授業を振り返ります。

授業は小学校3年生算数の「あまりのあるわり算」で「4人がけのいすがあります。34人すわるには、いすはいくつあればよいでしょう」という問題を扱いました。この授業は小学校実習の研究授業で行なったものでしたが、その際は教師である私が話し過ぎてしまい、児童の考えをつなげることができませんでした。今回はその反省も踏まえ、児童役からどんどん考えを引き出そうと思い、臨みました。

導入の前時の復習では、つまずいた児童がいたため時間を割くことに。どこまでその児童に対して時間をとるべきなのかということを考えるきっかけになりました。研究授業のときにはない発見です。
復習が終わってから、問題を提示して式を書かせました。丸つけ法を実践し「短く、簡潔に」を意識して1人1人に声をかけていきます。児童役のゼミ生はとても上手に間違えてくれるので、実際の子どもがいる感覚で声をかけていくことができました。ゼミ生からは「声をかけてもらえてよかった」「的確なアドバイスだった」と言ってもらえ、少し丸つけ法に自信をもてました。

授業の核となる、答えが8つか9つかの議論。研究授業の際はほとんどの児童がはじめに8つと答えました。そこから9つと答えた児童が説明することで、次第に9つだとわかる児童が増えていくという流れです。今回も児童がそうなったと仮定して、授業を行いました。「いつも 8あまり2 の8の部分が答えになるから、この問題も8つ」という答えが上がり、黒板でいすに人を並べることから視覚的にあまりを捉えさせようとします。その際、全部絵で描くと大変だから○で表してみるなど、抽象的に考えさせることを気をつけました。9つだと答えた児童の発言から、頷いている様子などを見て意図的指名。今回の授業では、研究授業の時のように私が話し過ぎることなく、児童の発言をつなぐことができました。

この授業でのポイントとなるのは「8あまり2」の「8はいすが8つ」「2は2人」ということをイメージできるかということ。視覚的に考えさせることの他に、いかに児童に考えさせるかを今後の私の課題にしたいと思います。(松井)
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