【20160925落語】堀の内落語会

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 9月25日、堀の内会館で依頼を受けて落語披露。まくらたっぷりの「親の顔」。小牧中時代にお世話になった方々に挨拶。いつまでも覚えていただいていて感激。

【20160923講演】あま教師塾

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 9月23日、あま教師塾で講演。5年連続で依頼を受けたことに感謝。

 今日は「考え議論する道徳授業」と題して、まずは理論説明から。そして模擬授業2本(3本の予定が前半話過ぎた)。運動会の準備で疲れておられる方が多い中、遅い時間にたくさん集まっていただき、笑うところはしっかり笑っていただき、さらに生徒役としてしっかり考えていただき、野口先生が言われるところの一流の聴き手の皆さん。その前で話せる幸せを感じた2時間。

中学校教育実習を終えて (江口)

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私は、10月22日から11月18日まで中学校実習に行ってきました。担当は、3年7組でした。

中学生は、小学生に比べ話しかけてくれる生徒は少なく自分から行かないと仲良くなる事ができません。私は、人見知りではじめは、本当に苦労しました。初めの1週間で授業を通して話すなど1人一回は、話したもののなかなか、打ち解けることが出来ませんでした。しかし、毎日笑顔で授業、休み時間を通して話していくと生徒の方からも話しかけてくれるようになりました。私が行った学校では、その日あったこと、先生に伝えたいことを書くノートがあります。そのノートを通して、生徒の好きなもの、クラスの現状についてたくさん教えてくれました。そのおかげで、7組について理解することが出来ました。


私は、国語と道徳を授業させていただきました。国語は、7組以外にも2組と4組でもやらさせていただきましたが、名前が分からず、またクラスの状況が分からなかったためとても大変でした。しかし、積極的に挙手をしてくれて嬉しかったです。

7組では、授業の前に「たくさん挙手します。」「7組なら先生を支えてくれるよ。」「緊張するけど先生なら大丈夫。」とたくさん声を掛けてくれました。その言葉通り、普段挙手をしない子も挙げてくれたり、周りと協力して考えたり、大きな声で返事をしてくれたりと温かい雰囲気の中で授業を進めることが出来ました。緊張していた私は、一気に楽しさへと変化し、笑顔で行うことが出来ました。

国語の授業では、今まで受けてきた展開方法とは異なり、内容面を行わず指示語、接続語などテクニック面から読解をしていくものでした。どうしたら生徒に伝わるのかとても悩みました。数回の担任の先生の授業の仕方から新たな展開方法を行うことは、とても大変でした。しかし、夜遅くまで熱心に指導していただき、生徒から「わかりやすかった。」と言ってもらえたときは、本当に嬉しかったです。


最終日に道徳をやらせていただきました。同じ単元をやる実習生が既に終わっており、とてもいい授業をしていた為、プレッシャーがありました。クラスの実態に合うように何度も担任の先生と話し合い作り上げました。友達でも親友でもない、真の友つまり真友になって、卒業して欲しいという願いのもと行いました。道徳は、国語の読み取りとは異なり自分自身に置き換えて考えなければいけません。道徳の授業の難しさを改めて感じました。

今回実習をしてまた新たな発見、学びがありました。本当にありがとうございました。 (江口)

11月16日授業づくり1期生ゼミ記録(中田啓)

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11月16日のゼミで模擬授業をしました。実習以来の模擬授業でとても緊張しました。
道徳で教材は「先着順採用」というものを使いました。これは実習の時に使った教材ですが、実習の時はできた自信がなかったのでこれまでの玉置先生の講演や学んだことを参考に指導案はすべて変えて臨みました。

よかった点としては、子どもの様子をよく見られていたこと、落ち着いて一人一人に対応できたことを挙げてもらいました。
これは自分でも意識したことで、とにかくしっかり見てどんな様子か把握しようと意識していました。

改善すべき点としては、子どもの意見をすぐに受け入れてしまっていること、できない子のための配慮が少し足りていないということがありました。
一つ目のことは自分でもわかっていたことで、直さないといけないなと思っていることなのですが、なかなかできなくて苦労しています。
二つ目のことはこういった考えは指導案をつくっている最中にも浮かんでこなかったので、しっかり改善していかないといけません。授業は出来ない子をつくってはいけないのでそこへの配慮は今まで以上に考えていきたいです。

この日は佐古先生が見に来てくださり、佐古先生にもご指導をいただきました。ありがとうございました。
佐古先生のお話の中で子どもたちに愛を与える、そして幸せになってもらうための種を与えるということが印象に残りました。
子どもに丁寧に接することで子どもたちに愛を伝えて、学校、学級を好きになってもらう。自分のいる場所を好きになるということが幸せである。
自分も子どもたちが幸せになれるよう、全員が好きになれる学級をつくっていきたいです。(中田啓)

11月16日授業づくり1期生ゼミ記録(浦)

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11月16日の1期生ゼミで、模擬授業をやらせていただきました。
その内容と、学んだこと・課題を書きます。

【内容】
小学5年生「体積」ー複合立体の体積

【学んだこと・課題】
・復習について
私は、復習は全員が正解、全員が理解できることを目指したかったため、机間指導とペア交流を入れました。しかし、その結果時間がかかってしまいました。
苦手な子にとっては、丁寧な復習は嬉しいと言ってもらえましたが、宿題でできたのならば復習はそんなに丁寧にする必要はないのではないかという意見もありました。
確かに、出来る子にとっては長い復習の時間は飽きてしまいます。重たい雰囲気にならない、意味のある復習の時間をつくることが課題であると感じました。また、本時に繋がる復習として、数値を本時で出てくるものと同じにしたり、形を同じにするなど、後からあっと気付く工夫も取り入れていきたいです。

・展開について
本時案では、複合立体の体積として、4つの解き方を予想していました。
子ども役のゼミ生が書いてくれたものも、予想した4つ。前にそれぞれのパターンで補助線を引いてもらい、自分はどのやり方をしたのか手を挙げてもらいました。
その後の展開は、手が多く挙がったものを、代表の子に説明してもらいました。
私は、この授業で、それぞれが考えた方法で体積を求めることができれば良いと思っていました。とすると、自分がやらなかった方法をただ聞く時間が生まれます。
それならば、4つのやり方を挙げた後、全体に説明するのではなく、隣の人と自分のやり方を交流したり、同じ考え方をした子どもを集め、グループで説明し合うという展開はどうかという案も出ました。聞くだけでは説明力は付きません。やはり、自分から話すことが必要だと思います。今回は、自分が自分の言葉で説明する時間をつくるべきだったと思いました。
また、全体に向けて説明する時に、最初丁寧にし過ぎて、後々時間がなくなり飛ばしてしまうことがないようにと、ご指導いただきました。時間配分の難しさ、大切さを改めて感じました。


今回のゼミは、佐古先生、2期生の子達も来てくださり、とても賑やかなゼミでした。(その分とても緊張しました…(笑))
多くの意見、案もいただけたので、今後に活かしていきたいです!(浦)

11月12日教師力アップセミナー(田中博史先生)に参加して(牧野紘)

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11月12日、教師力アップセミナーに参加させていただきました。
今回お話をしてくださった先生は、筑波大学附属小学校で算数を教えていらっしゃり、全国算数授業研究会の会長も務めておられる、田中博史先生です。

一番印象に残ったことは、「算数の文章題は読み取ることを大切にする」ことです。

例えば、足し算の問題。
男の子が五人、女の子が三人います。
合わせて何人でしょうか。

田中先生は、最後の「合わせて何人でしょうか」を伝える前に、前半部分を絵に描くなどして、読み取らせるそうです。
なるほど!と思いました。
確かに、「合わせて何人」という言葉ばかり気にかかり、五人だったのは男の子なのか、女の子なのかなどは、全く気にかけていませんでした。
田中先生は、この前半部分の読み取りが、これから難しくなっていく算数に対して重要なんだとおっしゃっていました。

自分の足し算の授業を思い返してみると、まず問題の「合わせて」という部分に線を引く、単位を丸で囲む、など形式的な活動を思い出します。
もちろんそれらのことに着目することは大事だと思いますが、前半部分の読み取りも忘れてはいけないなと、学ぶことができました。

セミナーでは、私が今まで知らなかったことや、思い込んでいたが違うこと、など、多くの学びという収穫を得ることができています。
大学生の今、このようなセミナーに参加できることに感謝しつつ、身を引き締めて精進していきます!(牧野紘)

第5回教師力アップセミナー(田中博史先生)に参加して(浦)

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11月12日に開かれた、教師力アップセミナーに参加させていただきました。
今回の講師の先生は、田中博史先生でした。
田中先生のお話は、具体例が多く、現場経験のない私にとっても授業展開や子どもの反応がイメージできる、楽しいものでした。

1番心に残り、今後授業をする際に気をつけようと思ったことは、集中して問題に向かえる環境づくりです。
「先生違うよ!」という声が授業中に聞こえないことは、子どもがちゃんと聞いていない、見ていない証拠であるとおっしゃっていました。
子どもは、目の前の先生がやっていることは絶対に正しいと思い込んでいるのです。
その思い込みが、ただ写す、ただ書くという動作化に繋がるのだと思います。
そこで、わざと板書を間違えたり、算数の問題に出てくる数とイラストの数を異なるものにしたりと、よく観察しないといけない環境をつくります。
間違い探しのようで、楽しみながら、問題に集中できるのではないかと思いました。

また、問題を出し、「これを◯年生(下の学年)に尋ねると、どんな間違いをすると思う?」という発問も、はっとするものでした。
間違い方を尋ねることで、自分も解く時にはどこに気を付けるべきか、はっきりと分かります。
また、下の学年の子達に教えるということで、説明も、より分かりやすくしようという思いも生まれます。
分かりやすい説明ができるということは、本人の理解度も高いと考えます。
ですので、ただ解くのではなく、どうしてこうなるのか説明したくなるように少し発問を変えるだけで、理解度も上がるのだと思いました。
さらに、間違い方を尋ねるということで、「人間は間違いをするのだ 、恥ずかしいことではない」という大切なことも伝えることができます。
なるほどと思うやり方で、新しい技術を知ることができました。

最後に、子どもの「どうして算数(数学)を勉強しなきゃいけないの?」という問いにどう対応すれば良いか質問させていただいたところ、子どもが興味を持てていないことが原因であるとお答えいただきました。(日常生活で使われる例を出す対応もあり!)
確かにと思うのと同時に、とても心が痛かったです…。
興味が持てる教え方、授業づくりをしていかなければと強く思いました。
「どうして◯◯を勉強しなきゃいけないの?」という疑問を持たせず、進んで「もっと知りたい!」と思えるような授業ができるように、頑張っていきます!(浦)

4年生ゼミへの潜入調査結果(吉田)

教育実習が終わり、何気なく生活していたら、玉置先生からお話が…
「1期生のゼミを見に来ないか?勉強になるぞ!!」
確かに先輩たちは凄い。教員採用試験でも結果を残したのはもちろんだが、参加するセミナーでの意見・ゼミのホームページの内容・人柄、どこを取っても抜き出ている。

「どこが違うのか…。」

直接的に関わりがなく、まだ謎に包まれていることばかりだ…。ということもあり、実習が早めに終わった吉田と2期生の牧野さんと一緒に参加(潜入調査)させていただいた。

この記事には調査によって解明された謎について述べようと思う。
1つ目は教えを物にしているということである。私は教育実習中「ゼミなどでいい授業を見ていたり、授業技術、考え方などを学んでいたのに、全く力として発揮されていない」という気持ちになったことがある。先輩は模擬授業ではあるが、学んだことを生かしておられた。それは玉置先生がよく言われる「素直に」という部分に直結しているように思える。失敗を受け止め、素直に感じ、よりよくなろうと尽くす姿が先輩方にはあった。この姿はどんな場面でも必要であると思うとともに私に足りないところだと感じた。

2つ目は高め合いである。授業の検討会に入ると先輩方はかなり意見交流をする。「私はこう考える」ということがきちんと話せる、「私もここが疑問なんだけど…」という共感をし、一緒にその問題に取り組む意見交流は高め合おうとするチームのように感じた。「高め合える集団になろう」と中学校3年生に伝えた自分がまだまだであると感じた。これから2期生も同じ目標に向かって頑張る機会が増える。先輩たちのイズムを受け継げるようになりたい。

 4年生のゼミに参加(潜入調査)させていただけて、本当に良かった。ここからが勝負なのでしっかり取り組んでいきたい。

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11月14日 白鳳小学校の授業・検討会に参加して(吉田)

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11月14日白鳳小学校の算数の授業・検討会に参加させていただいた。小学校1年生の算数をされており、色板を用いて陰になった形を作っていくという活動のある授業であった。検討会では3+1の検討を取り入れ、より深まる検討会をされており、多くのことを学ばせていただいた。大きく3つのことについて取り上げて書かせていただこうと思う。

 1つ目は授業の雰囲気である。いわゆる授業規律といわれる部分である。拝見させていただいたクラスには多くの工夫を先生がされていた。
授業が始まる前は机の右上に教科書の道具を置き、学習スペースを作る、
指示が的確でみんなが同じように動ける、
前で児童が発表するときは「自分の意見とあっていたら、拍手をしよう」と促し、認め合いが行われていた。
ちょっとしたことかもしれないが、こだわりを持ち、やりきることで児童が楽しそうに授業に取り組んでいる。授業を受けていても、していてもよい気持ちになれるクラスで自分が担任を持つ時はこうなりたいと強く感じた。今後もそのような工夫を見つけ、生かせるようにしていきたい。

 2つ目は貫くことの大切さである。検討会で多くの先生とお話をさせていただいた時に「この指示をしたのには意図があるのかもしれないが、授業を通して貫かないといけない。」ということを教えていただいた。確かに先生の1つの指示でその部分にこだわる児童が出てきていた。授業の中でここに注目してほしい、焦点化させたいという考えがあり、発問する。その発問がほんとに必要なものなのかと考えること、授業を通してその考えは貫いていくことがいるということを教えていただいた。

 3つ目は授業の作り方の部分である。検討会時に玉置先生は「あること」を投げかけられた。
「子供が授業の時にどんなつぶやきがあればいいと思いますか」
 児童がペア活動、拡大提示装置、全体交流でたくさん言葉を発している中で変化していく児童の姿を捉えること、つぶやきを生かし、深めることは先生になったら特にやっていかなければならない。そのように考えるとこの活動で「こんな意見が出るなぁ」「この意見は違う考えを誘発させるなぁ」ということは、教育実習中も考えていたが、「こんなつぶやきが出たら、ボケて、より説明させても…」「これを提示したらどんな声が聞こえるかな」という側面でも考えていく必要があるということを学ばせていただいた。

考えれば考えるほど授業を組み立てるというのは難しいと感じるが、逃げずに向き合うことで役に立つことがあると思うので、取り組んでいきたい。(吉田)

11月14日 白鳳小学校の授業・検討会に参加して(堀江)

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 11月14日(月)白鳳小学校の算数の研究授業と検討会に参加させていただきました。

 今回は、1年生の授業でした。私は、つい先月まで幼稚園教育実習に行っていたので、1年生だと、あまり幼稚園の子どもと変わらず、落ち着きのない子どもがたくさんいるのではないかと思っていました。しかし、授業を見ていると、私の想像していた1年生とは違う様子でした。学習規律がしっかりしていて、聞く姿勢ができており、教科書や筆記用具を右上に置くよう先生が指示を出すと、子どもたちはすぐにそれに従っていました。先生と子どもとの関係がよく、みんなが楽しく授業を受けているという印象を受けました。

 検討会での玉置先生のお話の中で、一番心に残ったことは、「子どもが最後どんなことをつぶやけば授業が成功したと言えるのかを考えて授業を考える」ということです。よく玉置先生は「その時間で一番大切なことを子どもが言うことが授業、教師が言ってしまうとそれは講義である」とおっしゃっています。このように子どもが最後どんなことをつぶやけばいいのかを想像しながら考えることで、子ども中心の授業を考えることができると思いました。

 初めて1年生の授業を見させていただいて、1年生は特に手や体を動かすことを取り入れた授業を考えていくことが大切だということが分かりました。
 白鳳小学校の先生方、ありがとうございました。(堀江)

第5回教師力アップセミナー(田中博史先生)に参加して (松井)

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11月12日(土)に行われた第5回教師力アップセミナーに参加させていただきました。講師は田中博史先生。「算数好きな子どもを育てる授業づくり」について学びました。

◯形式を押しつけない
算数の問題を解くときの定番となっている「分かっていることは何ですか」「求めるものは何ですか」を形式的に聞いていては意味がないと田中先生。それよりも「この問題を解くために大切なことは何ですか」と聞く方が子どもが考えるようになると仰っていました。形式を押しつけることで子どもがあまり考えず、注意力が高まらなくなるということを知りました。

◯人間を育てるときの2つの側面
人間を育てるときには「開発」と「伝達」の2つの側面があり、伝達の大切さについて田中先生はお話しされました。「対話は差がある人同士でやるからこそ相手のことを考えるようになる。相手の分かり方に応じて伝え方を考えることが大切である」という言葉がとても印象に残っています。できる子どもほど伝達の力を高める必要があるということも覚えておきたいと思います。

◯問題をイメージさせる
小学生の算数の問題は中学年くらいまで、問題を適当に読み取っても計算できてしまいます。「5と7があるから足して12だ」と問題のイメージをしないまま計算していては、将来つまずいてしまう子どもになる。それを防ぐためには「合わせて は足し算」などと形式を早くから与え過ぎず、問題の場面をイメージさせることが大切であるということを学びました。田中先生のお話を聞いて、問題のイメージは算数には欠かせないものだと改めて感じました。

セミナーの後には田中先生に質問をする機会があり、あまりのあるわり算でどのように「あまり」をイメージさせればよいか質問したところ、絵を描かせればいいという答えをいただきました。「教師は勝手に必要ないと決めつけてしまう。絵を書いて分かるようになれば、絵を書かなくても分かるようになる」と田中先生。「待つ」ことの大切さに気づかされました。

専門が数学である私は、算数の授業を特にがんばりたいと思っていますが、算数の世界もこれから学ぶことがたくさんあると思います。田中先生のような児童を引きつける教材を作れるようがんばります。(松井)

第5回教師力アップセミナー(田中博史先生)に参加して(堀江)

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11月12日、第5回教師力アップセミナーに参加させていただきました。今回は、田中博史先生でした。田中先生は、とても気さくな方で、会場には、たくさんの笑いがありました。

田中先生の話の中で、1番心に残ったことは、「問題を出した後、すぐに答えを聞かない。」ということです。私はこれを聞いた時、問題を出したら、すぐに答えを出すのが普通なのではないのかと思いました。田中先生は、答えを聞くのではなく、「低学年の子にこの問題を出したら、どんな間違いをすると思う?」と聞く、とおっしゃっていました。ただ答えを聞くだけでは、子どもにとってはあまり面白くない授業になってしまいますが、上のように聞くことで、子どもは熱心に考えることができ、説明したいという意欲が出てきます。
このような、子どもが「説明したい!話したい!」と思うような発問の仕方を考える必要があると思いました。

セミナーが終わり、集合写真を撮らせていただいた後、田中先生から「教師になって、何か行き詰まったりしたら、一度は自分も生徒だったことを思い出して」というお話をしていただきました。このような考え方をすることで、子どもの気持ちを考えることができると思います。
教師になって、うまくいかないことがあったら、この言葉を思い出したいと思います。(堀江)

中学校教育実習を終えて(吉田)

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 10月17日から11月12日の4週間、私は中学校実習へ行かせていただいた。
「思春期の子に受け止めてもらえるだろうか?」
「自分自身の専門性が乏しいのに、本当に教えることができるのか?」
不安が多い中、スタートした実習だったが、多くのことを吸収できる日々で、生徒の言葉から沢山のことを学んだ。そのことについてここでは述べたい。

 まず、多くの生徒と生活している中で「思いの伝え方が生徒によって違う」と改めて感じた。直接話してくる子、目線で訴える子、生活ノートなどの文章で伝える子など様々だ。私はその思いをもとに、一人一人に寄り添い、「その子にとって」・「集団にとって」言葉がけと働きかけを欠かさず行った。些細なことでも生徒は覚えていて、最後にもらった色紙には「嬉しかった、よかった」などの声が多く書かれていた。人の気持ちに立場に立ち、話をし、尽くすことはどんな社会でも必要なのだと強く感じる。

 次に「自分の経験があるからこそ伝えられることがある」ということだ。
この実習では、合唱の指揮者の子へアドバイス、リーダーの子への共感、自分が言われて嬉しかった言葉をかけるなど自身の経験から言えることが多かった。このことでより強い信頼関係を作ることができた。また、生徒はより聞きたいと感じてくれたらしい。兼ねてから自分の経験を語ることができる人になりたいと思っていたのでとても嬉しい。中学生だからこそ、知りたいと思い、悩むことが多い中で教師の中に多くの引き出しがあることは大切だと感じることができた。

 「授業内で曖昧な表現・具体的にするといい表現に突っ込む」ということだ。
私は一人の意見にすぐに食いつき、全体に広めるのが苦手である。担当の先生は「どういうこと」「どうなるの」とその意見をより深めることをされたり、今の説明を自分の言葉で言ってみようなどという広め、よりよくしていく工夫が見られた。実際に私も最後にやった状態変化の粒子モデル授業になると「なんでこんな絵を描いたの」と突っ込むと
「粒子の動きが小さくなって集まっている」
「同じ数で大きさも同じでないと、質量が変わる」
「粒子の隙間を広げた」
などキーワードとなる言葉がどんどん出てきて、深まっていく授業ができている感覚があり、生徒の思いを生かすことの大切さを感じた。

 最後に道徳についてである。本当に苦しんだ。
授業では「挫折から希望へ」という題材をよりよく生きる喜びという価値項目で行った。自分の頭のイメージをどういう言葉で発問し、どこに気付かせることで深まるのか、範読の質、どんなリズムで進むのか、意見をどう生かすのか、授業や模擬授業をしてわかったことも多いがやはり難しいと感じた。簡単であってほしいと望んでいるということではない。自分を見つめ、心を考えるのだから簡単ではないことは事実である。しかし、私自身その時間が人の人生に直結していると思うからこそ、少しでもその価値を見つめ、考えられるようにしたいのだ。まだまだところがあるが、学び続けたい。

 この実習でたくさんの思いや学びをさせていただいた。多くの方の支えがあるからこそ、私は無事に終えることができ、また高めたいと思うことができた。この経験を生かしていきたい。(吉田)

中学校教育実習を終えて(牧野友)

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 私は、10月17日から11月11日までの四週間中学校教育実習をさせていただきました。

 国語の先生として「字のない葉書」の授業をしました。戦争を背景としたこの作品を読み深めていくことはとても難しかったです。私には戦争の経験はもちろんありませんし、体験談を聞いたこともありません。ですから、戦争についての知識はなんとなくあっても、当時の人の気持ちまではわかりませんでした。それでも伝えなくてはいけないことなので、自分の言葉で伝える努力をしましたが、なんとなく薄いような気がしていました。担当の先生にこのことを相談すると、先生は、戦争を背景とした書物を読んでいることを教えてくださいました。歴史書ではなく、あえて背景として書かれたものを読むことで、当時の気持ちや様子がよりわかるそうです。教材研究には、それくらいの努力が必要であることを改めて感じました。私も学生の間に戦争を背景とした書物を読みたいと思います。

 また、授業をしてみて子ども達の意見を繋いでいくことの難しさを体感しました。国語ではありますが、なんとなく私の中に出して欲しい答えがあって、それを意識するあまり子ども同士で繋げられたことを私が解決してしまうことがありました。先生の授業を拝見させていただいて、教師はあまり話していないことに気づいてはいたのですが、いざ自分がやるとなると必要以上に話してしまいました。経験を積まなければ直せないことかもしれませんが、今の自分にできることを探して直す努力をしたいと思います。

 貴重な体験をこの一ヶ月させていただきました。受け入れてくださった学校にとても感謝をしています。ありがとうございました。この体験を糧にして日々努力をしていこうと思います。(牧野友)

10月15日授業深掘りセミナーに参加して(牧野友)

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10月15日授業深掘りセミナーに参加しました。伊藤先生の国語「熟語の構成」、神戸先生の数学「中点連結定理」の授業を生徒役として見させていただきました。

伊藤先生の授業で、「うけの授業」を体験しました。教師が教えたいワードを子どもの中から引き出すようにやりとりをするのです。例えば、子どもの発言を「そうなの?」「〜なのね。」と答えとして受け止めず、「他の答えがあるのでは?」と子どもに考えるさせる。ずれた答えに対して「え?」「あれ?」と揺さぶりの言葉をかけて、本人につきかえす。などです。肯定も否定もされないため、子どもはやる気をなくすどころか別の考えを探そうとします。これは、生徒役をしてみて感じました。そして、教師の欲しいワードに近づいていくのです。また、この授業をするには、テンポやスピードが大切だと先生はおっしゃっていました。確かにそうだと私も体験して思いました。教師が作り出す「間」に、子どもが巻き込まれる時、授業を受けていて楽しいと感じます。そして、楽しいから授業を聴き、学習内容に興味をもちます。このような「うけの授業」を私もしてみたいと思いました。子どもの心が動く授業とは何か考えていきたいと思います。

神戸先生の授業では、前時の復習で、よい答えが出ない場合について教えていただきました。まずは、教師がどんな言葉を子どもたちから引き出したいか考え、意識することが大切だそうです。意識をしていると、子ども達のたくさんの発言の中から欲しい言葉をピックアップすることができます。本時につなげる復習を短い時間でやるための工夫だと思いました。さらに、ノートや教科書を手掛かりにする学級をつくっておくことで、より時間を短縮できるそうです。学級づくりと授業は、やはり関係しているのだなと感じました。また、先生の授業はタブレットを使われていました。GCというアプリを使って、図形の問題を考えました。このアプリを使うことで、図形を固定化せず子どもの考えを広げることができると感じました。ただ、あくまでもタブレットは一つの力を拡大する道具であり、考えるためのきっかけであることを忘れてはいけないとおっしゃっていました。使えばよいという訳ではなく単元によって使い分けるとこが大切だと学びました。

教師は子どものために様々な工夫をして、授業を盛り上げ、学習内容に興味を持たせる努力をしなければなりません。今回のセミナーでその工夫の一部を学ぶことができました。ありがとうございました。他にもどんな工夫があるのか調べたり、考えたりしてきいたいと思います。(牧野友)

10月15日授業深掘りセミナーに参加して(石川)

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10月15日、私は「第5回授業深堀セミナー」に参加させて頂きました。今回は、まず伊藤先生による国語の授業、次に神戸先生による数学の授業という流れでした。

どちらの授業も生徒役として参加させて頂いたのですが、今回は神戸先生の数学の授業について書きます。

神戸先生の数学の授業では、中学3年生の「平行線と線分の比(中点連結定理)」をやりました。この単元は、中学校教育実習で授業をする予定の単元だったこともあり、いつも以上に集中して臨むことができました。

授業は、ICTを用いて行われ、教材には以前2期生のゼミで古川さんが発表をしてくれた「GC」が使われていました。中点連結定理の応用問題をまずは全員が解き、その考えを深めるための手段としてICTが使われており、実際に動かせることから興味を持って深めることができました。

ICTを用いた授業を受けてみて、ICTを授業に取り入れることはとても難しいことだなと感じました。ただICTを取り入れれば生徒の学力が伸びるわけではないからです。そのことについて討論会では、「ICT(タブレット)はその人の力を拡大するもの。」と話されていました。確かに、ICTを用いれば、視覚的に、体験的に問題の核に迫ることができるというメリットがありますが、生徒の能力によっては、扱うことすらできない場合もあるなど状況の見極めなどにまだまだ課題があるように感じました。

今後、ますますICTを用いた授業を見る機会が多くなると思うので、どのように使っていけばよいのか、自分なりに答えが出せるよう、まずは中学校実習を頑張りたいです。

(石川)

9人で42.195キロ

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先週の日曜日、木曽三川公園で開催されたリレーマラソンに私は部活のメンバーと出場しました。9月に出場した際は「6時間耐久」でしたが、今回は1周2キロのコースをチームでリレーしてフルマラソンの距離「42.195キロ」を目指すというリレーマラソンでした。陸上部としては毎年出場しているものの、昨年は教育実習中で出場できなかったので、今年はとても心待ちにしていました。

私の出番は3回。スタートの1番目、真ん中辺りの12番目、アンカーの21番目でした。重要な役どころだったため、正直今まで以上に緊張していました。そして、その緊張感をさらに高める要因がもう一つあったのです。
それは、陸上部から出場した自分たちを含む2チームが、最高にデットヒートしていたからなんです。前半こそ相手チームにリードを譲りながらも、中盤は抜いては抜かれての一進一退。そんな激戦が楽しみではありましたが、私の緊張感をどんどん高めていったのです。

そして迎えたアンカーの出番。私たちのチームは相手チームに1分40秒ほどの差をつけていましたが、相手チームのアンカーは長距離のエースだったので、気を抜けない状況に変わりはありませんでした。私は懸命に走りました。さすがに3本目で疲労も溜まっていましたが、途中で応援してくれた仲間の声を聞いて「あと少し、あと少し頑張ろう!」と思いました。
結果は、相手チームの追い上げを振り切ってフィニッシュ!!ゴールでは、共に頑張った仲間と喜び合いました。また、接戦を繰り広げた相手チームともお互いの健闘を称え合いました。

今年が大学生として出場する最後のリレーマラソンだったので、とても楽しかった反面少し寂しい気持ちでもあります。しかし、この木曽三川公園で開催されるリレーマラソンには、毎年陸上部のOB・OGの方々もチームを作って出場しています。来年からはOB・OGチームの一員としてこの場所に帰ってきて、みんなで走る喜びを分かち合いたいと思っています。(佐藤)

10月19日ゼミ記録 末松さんの模擬授業

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10月19日のゼミでは末松さんが模擬授業を行いました。
江戸から明治にかけての人々の暮らしの変化についての6年生社会の授業です。

「江戸の次の時代は?」という質問に対して「昭和」と答えた子どもがいました。もちろん昭和も間違いではありませんが、ここでは「明治」という言葉が欲しい場面でした。
求めている答えと違う答えが出たときは、
「なるほど」向きを変えて「どう?」
という方法を玉置先生は使うとおっしゃっていました。
正解、間違いということをはっきりさせるのではなく、「どう?」と子どもたちに戻すことでもう一度他の子どもも考える機会ができます。たとえ正解であったとしても「どう?」と他の子どもたちにも振ることで先生と発言した子だけのやりとりからその子の発言をクラス全体で共有することができると思いました。
1期生の初ゼミのとき玉置先生が「なるほどは魔法の言葉」とおっしゃったことを思い出しました。

また、課題について「くらしはどう変わっただろう」よりも「何がどう変わっただろう」の方がシャープになり良いというお話もありました。
これは授業の中で変化を「〇〇→△△」と比べるように取り上げるという展開があったことと、「何がどう変わった」とすることで「どう変わっただろう」という漠然とした課題がより明確になるからです。
さらに、授業の中で「比べてみて、違いを見るとよく分かるね」などと伝えることで社会科での見方、考え方について子どもたちに教えることも大切だと分かりました。

末松さんのの模擬授業で私は授業に前向きに取り組めない児童役を演じました。このことに気づいた末松さんはちょっとした指示をした後、大丈夫かなとちらっと私のことを見てくれたときがありました。設定上での役でしたが私はこのときとても嬉しかったです。
後で聞いてみると意識してこちらを見てくれたそうです。
子どものそばに行って気になる児童に働きかけることもできますが、黒板の前に立っていても、気になる子から離れていても「先生は見ているよ」というサインを送ることはできるのだと感じることができました。
私もまねしていきたいです。(渡部)

弥富中学校 佐古先生のお話を聞いて(ゼミ女子)

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11月16日、わたしたち一期生のゼミに佐古先生が訪問してくださいました。
佐古先生がわたしたちに話してくださったことについて特に印象に残っていることが4つあります。

まず、佐古先生のお話の中に「丁寧に取り組む」という言葉がありました。これから現場に立つ私たちにはできることは限られているかもしれません。しかし、その中でも自分にできることを丁寧に行うことを大切にしていきたいと思いました。

2つめに、教員生活で何か困ったことがあったら、「何がしたくて先生になったのか」を思い出すようにするということです。教師になったら、たくさん悩むことがあると思います。しかし、この根本をしっかりしておけば、芯はぶれずに頑張ることができると思います。教壇に立つ前に、このような話を聞けてよかったです。

3つめに、"愛"の大切さを感じました。教師になって何をしたいのか、子どもとどう向き合っていくのか。すべては子どもに対する"愛"につながる。佐古先生のように大きな"愛"をもった教師になりたいと思いました。

最後に、常識を疑うということです。先生の部活動のお話にもあった、みんなが大事だと言っていることをやるだけでは勝てない、感性を信じ、オリジナリティを大切にしてほしいというお話は、聞いていてはっとしました。新任だからこそ、何も知らないからこそ、常識を疑い、自分らしい何か新しいことができたらなと思います。新任であることに不安を抱いていましたが、先生のお話を聞いて、働くのがとても楽しみになりました。

佐古先生、忙しい中貴重なお話をしていただき本当にありがとうございました。
佐古先生がしてくださったお話を糧に来年度からそれぞれ頑張っていきたいと思います。(玉置ゼミ女子)

弥富中学校 佐古先生のお話を聞いて(ゼミ男子)

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11月16日(水)の1期生のゼミに、弥富中学校の佐古先生が参加してくださりました。ゼミ生の模擬授業の後には佐古先生から講話をいただき、とても充実したゼミになりました。

佐古先生のお話を聞いた玉置ゼミ男性陣の感想をまとめてみました。

◯佐古先生のお話を本日のゼミでは聞くことができました。教員になって、「なにがしたいのか」をはっきりと持ち来年教壇に立ってほしいと佐古先生は話してくださいました。私は教員になることが中学校からの夢でした。この夢を描いたのは恩師の憧れが大きいです。しかし、恩師のようになることが私のしたいこととはちがいます。改めて考え出すと止まりません。なにがしたいのかを自分なりに持つことで、自分を見失わず、職場の人たちが応援してくれるようになるよと話してくださいました。なので私も「なにがしたいのか」をもっと明確にし、来年はその思いを持って教壇に立ちたいと思います。

◯教師になるきっかけとかそういったものはやっぱり人それぞれで、でもそこで子供たちの幸せのために動こうっていう風に考えられるのがすごいと思った。
自分もいろいろやりたいけど、それってやっぱり結局は子供たちに幸せになってほしいのであって、そのための過程だから、そこを大切に思って動いていきたいなって思った。常に勉強する姿勢とか、子どもをつかもうと本を読んでいたりとか、やっぱり自分もやらなきゃいけないし、もっともっと話を聞きたいと感じた。

◯佐古先生の話の中で1番印象に残っているのは、「幸せになりなさい」という言葉だ。教え子がどこかで幸せに生活できるように、学校の学校活動全体を通して、幸せの種を見つける練習をさせている。教師にとってのやりがいは人それぞれ違うかもしれないが、自分の受け持った子たちが将来「幸せ」になってもらいたいという願いは教員である以上持っていなければならないなと思った。

◯佐古先生のお話を聞いて、子どもたちに対する「愛」を持ち続けることが、教師には必要だと改めて実感した。
私は子どもたちがそれぞれに持っている可能性を、大いに広げてあげるために、教師になるつもりだ。そのためにも、自分らしさを忘れずに心で感じたことを大切にしたい。
今、子どもたちの置かれた立場や状況は多様化している。しかし、どんな子どもたちも将来幸せにしてあげられる、そんな教師を目指して自分のやるべきことを頑張りたい。


私は佐古先生のお話を聞き、どんな教師になりたいのかをもう一度考えました。憧れていた先生のようになりたい自分もいれば、新しいことに挑戦してみたい自分もいます。佐古先生のように「こんな教師になりたい」という気持ちを持って春から勤められるように、自分の中にブレない軸を持ちたいと思います。佐古先生、貴重なお話をありがとうございました。(松井)

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