小学校教育実習を終えて(江口)

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 4週間小学校で実習をさせていただきました。私は、2年生担当でした。事前指導において、クラスの児童は、大人しいと言われていたため、行く前から不安ばかりでした。しかし、教室に入ると声をかけてくれて、温かく迎え入れてくれました。本当に嬉しかったです。

 授業は、13時間やらさせていただきました。どの授業も緊張していましたが、終わったあとに、児童から分かりやすかった、楽しかったと言われて安心しました。反省点にあがったことは、次の授業で少しでも改善していこうという気持ちで行っていきました。どうしたら、児童に伝わるのか担任の先生にも沢山アドバイスを頂きました。

 教師は、授業を行うだけでなく、宿題のチェック、集会の準備、行事、委員会など様々な仕事があると改めて感じました。いつも、実習生よりも早く来て、遅く帰っている先生方を見て本当に大変だと思いました。しかしそれ以上に、楽しくそうに児童と関わり、児童について教えてくださる姿が素敵でした。改めて、教師という職業の良さがわかりました。

 4週間という短い期間でしたが、楽しく学ぶことができました。(江口)

小学校教育実習を終えて(古川)

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小学校教育実習では、1年生を担当しました。
初めての授業ではとても緊張し始まる前にお腹が痛くなりました。
児童の積極的な発言や挙手にとても嬉しく私も頑張ろうと思いました。
また、たくさん教材研究をすればするほど成果は表れるのだと思いました。
児童と休み時間にたくさん遊びとても毎日がとても充実していました。
私は、毎日全員に必ず自分から話しかけるという意識をもっていたら徐々にみんなから自分から話しかけてくれて嬉しかったです。
授業後の先生からいろいろ指導してくださったことをこれからも生かして頑張りたいとおもいます。
先生になりたいと強く思えるような実習になりました。(古川)

初めてのボルタリング(牧野友)

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 10月2日に、古川さんら4人で初めてボルタリングをしました。意外にも頭を使うスポーツで、とても難しかったです。手には小学生以来のマメができました。同じ数字のホールを使って登っていくのですが、どうしてもできないコースがあり、とても悔しかったのでまた行きたいなと思います。8月によさこいサークルを引退してちょうど趣味を探していたところだったので、続けて行きたいなと思います。(牧野 友)

新しいアルバイト(牧野紘)

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教員採用試験が終わり一息ついたので、今までの学習塾のアルバイトに加え、新たなアルバイトを始めました。
始めた理由は、もちろん稼ぎたい(笑)という思いもありますが、1番は新しいことに挑戦して、味のある人間に少しでもなりたい!と思ったからです。

そんな私が始めたバイトというのは、ペットショップの店員です!
動物が大好きな私は、動物関係のアルバイトでどうしても働きたかったので、念願のお仕事でした。

いざ働いてみると、想像以上に大変でした。
生き物を扱うということは、命を預かることです。
バイトを始めて、身をもって体験しました。
毎日覚えること、新しく知ること、たくさんあります。
けれど、そんな新たな刺激、困難が、とても心地よいです!

自分で決めて始めたアルバイト、卒業するまでやりきり、吸収できることは全部吸収するつもりでいます。
そしてこの経験が、将来少しでも役に立つ時が来ればなと思います。

教員採用試験は終わりましたが、卒論に授業にバイトにサークルに、忙しい日々を過ごしていますが、どれも妥協することなく、頑張りたいです。(牧野紘)

写真は、夏休みに行った先の、かわいいウサギたちです。



6時間で40周!!(佐藤)

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先週の土曜日、アクトス6時間リレーマラソンがナゴヤドームで開催されました。私はこの大会に、陸上部の4年生メンバーで出場してきました。

そもそも6時間リレーマラソンとは、1周約2kmのコースを各チームがリレー形式で周回し、6時間で何周できるかというものです。私たちのチームは40周を目標に挑戦しました。

チームメイトのほとんどが教採や就活明けで、決して満足な練習ができた訳ではありませんでした。それでも、みんなが楽しみながら自分たちの出番に精一杯走れたことが良かったです。

私の走順は2番目で、トータル5回走りました。さすがに後半戦になると脚の疲労も溜まり始めて苦しかったですが、チームメイトが待ってくれていると思うと、最後まで全力で走りきることができました。

結果として、私たちのチームは入賞こそできませんでしたが、目標にしていた40周をピッタリ達成することができました。チームで何かをやり遂げるというのが、教採以来久しぶりだったので、大きな達成感を得ることができ、本当に嬉しかったです。卒業までの残り時間、またこうしたリレーマラソンに出場したいと思います。(佐藤)

第3回教師力アップセミナーに参加して(牧野紘)

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今回は佐藤曉先生が講演をしてくださいました。

佐藤さんのお話は、一言で言うと「刺激的」でした。
講演中、私の頭の中にずっと刺激が加えられているような感じがしたからです。
今まで気にとめることのなかったことを、佐藤先生が訴えかけてこられたので、私はその訴えを頭の中で受け止め、自分に問い直すことで、精一杯でした。

その中で一番心に響いたことは、私たちは子どもたちを既成の言葉で表しているが、これは教師側が言うことであり、子どもには良い迷惑かもしれない、という話です。
私は初め、この話を聞いた時は、私たちはどうすれば良いのだろう、と思いました。
私たちは現場での経験がない上にまだまだ未熟で、今は将来教壇に立つための勉強をしています。
その勉強には、子ども理解、自己肯定感、発達障がいといった「既成の言葉」をもとに勉強しています。
子どものために勉強していることが、実は子どものためにはなってないのではないか、とまで考えてしまいました。

けれども、同時に佐藤先生のお話を今聞くことができて良かった、と思いました。
佐藤先生の考え方に出会っていなければ、私は自分が学習した内容だけを信じ、頭でっかちになっていたと思います。
これからも多くのことを学んでいきたいとは考えていますが、その時に、本当にそうかな、この子はどんな子なのだろう、とまずは何も飾らず見ることを大切にしていきたいと思いました。

そして、自分が教員になることができ、経験を積むことができたら、もう一度、佐藤先生のお話を思い出したいと思います。
頭でっかちな先生にならぬよう、時折自分に問いかけていきたいです(牧野紘)

「地域ふれあい文化祭 in 味岡」に出演(玉置)

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 10月9日、母校の中学校で開催された「地域ふれあい文化祭 in 味岡」に弟子のふくらと落語出演をさせていただきました。

 会場は地域の皆さんでいっぱいです。出演者もできるだけ地域の方で!という方針で、ありがたいことに私も選んでいただきました。

 久しぶりに出会う教え子、かつての保護者の皆さんと対話する中で、地域の中で生かしていただいたのだとあらためて感じました。地元はいいものです。(玉置)

9月3日 第3回教師力アップセミナーに参加して(浦)

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9月3日、教師力アップセミナーに参加させていただきました。
講師の先生は特別支援教育の第一人者である佐藤暁先生です。

私はこのセミナーに参加し、新たな考え方を持つことができました。
それは、子どもはいい意味でも、悪い意味でも、大人の言葉や態度に影響されるということです。

特に印象に残ったことは、私達大人が、子どもを見るときについてです。
子どもは「できる」「できない」の視点、観点そのものがなく、大人が言うから気にし始めるということをお聞きました。
これは、大人が勝手に子どもを「できる」「できない」という2つの枠に入れているとも言えます。
言葉に出さなくても、対応や態度次第で子どもは勘づくかもしれません。
それが劣等感や自己否定にも繋がると考えると、枠で括る視点は持ってはならないものだと思いました。
これは障がいのある子に対しても言えることで、「障がいのある困った子」という枠に入れないという言葉にも繋がります。
枠で括らない、ありのままの子どもを見ることが大切なのだと学びました。

また、現在の状況次第で今までのストーリーが変わってくるというお話も、なるほど、と思いました。
今幸せならば「やってきてよかった」と思えるものも、不幸せならば「こんなことしなければ…」と今までのことを否定する見方をしてしまいます。
佐藤先生は、「過去は現在と無関係に過去」とおっしゃっていました。
成功したとしても、今回は上手くいかなかったとしても、今までの過程は意味のあるものだと思います。
これまでの自分の頑張りを自分で否定しないように、働きかけることも必要なことなのだと思いました。

特別支援教育について詳しく学びたいという思いもあり、大学で障害児教育の授業を受けたりと支援方法等は理解したつもりでいました。
もちろん支援できるに越したことはありません。
しかし、1番の基本となるのは考え方だと思います。
誰一人として同じ人間はいません。
様々な個性が溢れる教室、そして学校で、教員が勝手に子ども達を枠で括ること、決めつけた見方をすることをせず、一人ひとり、ありのままのその子を見れる教員になりたいと思いました。
そして、子ども理解と支配は紙一重であるということも忘れず、子ども達と接していきたいです。

今回も多くのことを学び、考えることができました。
ありがとうございました。(浦)

インドまとめ(杉下)

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5回に渡ってインド旅行記を書かせていただきましたが、それだけではとても伝えきれないほど、インドは魅力的な国でした。

壮大かつ繊細な遺跡の素晴らしさはもちろんですが、私はインド人の人柄に何より感動しました。

道に迷ったり退屈そうな顔をしているとすぐに誰かが声を掛けて助けてくれる、笑顔で手を振るとほぼ100%の人が返してくれる、観光地に行けば一緒に写真を撮ろうと大勢の人に囲まれる…
日本ではまずあり得ないことがインドでは当たり前で、帰国したときに寂しささえ感じるほどでした。

話しかけてくる人は絶対に信用するなと言われますが、私は喋ってみてこそ気付くその人のよさやあたたかさがあるのではないかと思います。これからも、警戒はしつつも、人との交流を大切にしていけたらと思っています。(杉下)

※ 写真はインドで自分用に作ってもらった伝統衣装、サリーです。インドの授業をするとき導入で着るために購入しました(笑)

【20160829講演】大口町教育研究会

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 この夏最後の講演は、8月29日の大口町教育研究会研修会でした。会場は大口南小学校の冷房が入る体育館でした。大口町小中学校教員100名余の皆さんが参集されました。

 演題は「玉置流・授業力アップの秘訣」。ベテランから若手までおられるので、前半は次期学習指導要領のことを話題に、中ほどは授業技術のことを、最後は「深い学び」を生み出す模擬授業を行いました。急いだ模擬授業となったことは反省していますが、熱心に聞いていただける皆さんに助けられ、今月20回目の講演が無事終了しました。この夏、多くの機会を与えていただいた皆さんに改めて感謝しています。

【20160826講演】豊川市教育委員会主催「授業力向上講演会」

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 8月26日、豊川市教育委員会から依頼を受け、13時50分から15時50分までの2時間、「玉置流・授業力アップの秘訣」と題して講演をしました。2時間休憩なしの講演でしたが、皆さん熱心で、しっかり話を聞いていただきました。笑う個所も外さない一流の聴き手の皆さんに感謝しています

第3回教師力アップセミナーに参加して(松井)

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大口中学校で開催された第3回教師力アップセミナーに参加させていただきました。講師は佐藤暁先生。哲学的な考えをもとに、実践の「考え方」について学びました。

2時間ついていくのが必死で、これから教師として、いろいろな経験を積むことが必要であると感じたのが一番の感想です。その中で私が気をつけたいと思ったことは「理解と支配は紙一重」ということ。教師が一方的に何かを押しつけるのは支配でしかありません。その子どもが望むような理解をタイミングよく認めることが理解なのです。なかなか難しいことではありますが「この子は〇〇な子どもだ」という固定的な考えを持たないようにしたいと思いました。

また、解釈学の観点から「いま」が幸せと感じるか不幸せと感じるかで、過去の出来事が全て幸せ、もしくは全て不幸せな出来事として捉えられるという話が印象に残っています。自分自身もそうですが、特に子どもには「いまが楽しい、幸せだ」という気持ちを感じ、過去をいい思い出として振り返ってほしい。そのためには、子どもたちにとって学級・学校が楽しい場所であるよう努めていく必要がある。そんなことを感じた今回のセミナーでした。(松井)

野口芳宏「子どもは授業で鍛える」から(牧野紘)

 書くという行為には、「ぼんやりしている自分の考えをはっきりさせて、言語的に対象化する」という効果がある。

幼稚園実習(堀江)

いよいよ10月4日から4週間の幼稚園実習が始まります。
小学校教育実習では4年生担当、フレンドシップ活動では4〜6年生を対象として活動をしており、なかなか幼い子と触れ合う機会がなく、幼稚園児とうまく関われるか正直不安です。しかし、この4週間の経験は、将来小学校教諭になった際に、必ず活かせると思うので、たくさんのことを吸収していきたいと思います。
周りが卒論を進めている時期の実習ということで、いろいろと焦りますが、その分、とても充実した日々を送れると思います。「実習に行ってよかった」と思えるように、全力で頑張りたいと思います。

写真は、実習用に作った名札です。我ながら上手に出来たと自画自賛しております(笑)
(堀江)
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インド旅行記5 タージマハール(杉下)

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インドといえば、これを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。白亜の宮殿、タージマハール!

もちろん、私も行ってきました。
タージマハールに入るためには厳重なセキリュリティチェックがあります。機械と人の手を使って体を調べられ、鞄の中身もチェックされます。本やライター、お菓子など意外なものが持ち込み禁止なので、訪れる際は注意してください。(私は物乞いにあげるために持っていった飴を没収されました)
しかし、それだけ神聖で大切な場所なのだということはよくわかりました。

いざタージマハールを目にすると、とにかく綺麗!!模様や文字も全てペイントでなく宝石細工です。シャー・ジャハーンの亡くなった奥さんへの深い愛情を感じます。

また、タージマハールにはいくつかの伝説が残されています。例えば、完成後、ジャハーンはこの美しい建物を二度と再建できないように職人の腕を切り落としたそうです。(歴史的には証明されていませんが)
他にもたくさんあるのですが、このような伝説や歴史を学んだ上で訪れると、より楽しむことができるのではないかと思います。
インドを訪れた際は、インドの誇り、タージマハールを是非自分の目で見てみてください!!(杉下)

【20160825講演】三重県教育センター数学講座

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 8月25日、三重県教育センターで「中学校数学科授業成功の極意」と題して講演しました。選択研修とのことで、若い先生からベテランまで38名の参加がありました。

 講演から徐々に授業風に展開を変え、指名的指名での発言、ペア交流、子ども役になって教材を考えるなど、ありとあらゆる手段で、3時間弱の話をさせていただきました。

 縦長の会場&ノーマイクで、最後列の人まで声をしっかり届けるために、いつもより大きな声を出し続けたためか、かなり疲れましたが、この夏、最後の数学講演をやり切ったという満足感がありました。

香川観光〜かずら橋〜(渡部)

友人との香川、徳島旅行その3。
1日目最後の観光スポットは祖谷のかずら橋です。
「祖谷」という漢字、みなさんは読めましたか?
私は最初読めませんでした…。
「祖谷」と書いて「いや」と読みます。
祖谷のかずら橋は日本三奇橋のひとつとして知られているそうです。重さ約5トンのシラクチカズラで作られており、3年ごとに架け替えが行われています。
かずら橋の由来は祖谷に巡行された弘法大師が困っている村人のために作ったという説や追っ手から逃れる平家の落人が楽に切り落とせるようにシラクチカズラで作ったという説など諸説あります。

私は高いところが苦手という分けでもなく、観光本を見ているときは「おもしろそう!」と思っていました。しかし、実際に自分がかずら橋の上に立ってみると…
「こ、こわい!!」足がすくんでしまってなかなか前に進めませんでした(笑)
何事も体験ですね。自分で歩いてみて初めて本に書いてあった「スリル満点」の意味がわかったような気がします。
かずら橋は足元の板(柱?)の隙間が空いていて足が落ちてしまうのではないかと思ってしまいます!
橋の長さは45メートルあります。普通に歩いたら数十秒で歩けるはずの長さも吊り橋となると、とても長く感じました。

また、この香川、徳島旅行の少し後にテレビで「超高速参勤交代」という映画がテレビでやっていました。江戸時代のお話であるこの映画で祖谷のかずら橋が出てきました!!
ちょんまげ姿の武士が歩いている映像を見て改めて、このかずら橋の歴史を感じました。

橋を渡ったときのドキドキ感、緊張感、足がすくむ感覚…実際に体験してみて分かることがありました。
やはり、見るだけ、聞くだけとは全然違います。これからも、いろいろなことに挑戦して自分で身をもって体験することを大切にしたいと思いました。(渡部)

写真はかずら橋の全体と携帯を落としたら終わりだという恐怖のもと足元を撮ってみた写真です。
このドキドキ伝わりますか?
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9月3日第3回教師力アップセミナーに参加して(石川)

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9月3日「第3回教師力アップセミナー」に参加させて頂きました。今回は佐藤暁先生を講師とし「実践の『考え方』を学ぶ」という内容での講演でした。

今回の講演に対しての正直な感想は、「難しい」の一言です。
私自身の力不足な面が大きいとは思いますが、自分の中にしっかりと落とし込むのにものすごく時間がかかりました。(未だに落とし込めていないところの方が多いですが...)そんな中、実体験をもって解釈することが出来たのが、「青い鳥」の《解釈学》のところでした。

佐藤先生は、解釈学について「人間は過去の出来事に対して自分の都合のいいように解釈する」と話されました。そこで出てきた例えが今回のオリンピックで惜しくも銀メダルを獲得したレスリングの吉田選手でした。吉田選手が獲得したメダルの色に対して、

○金メダル→「努力のおかげ」と、あたかもサクセスストーリーかのようになる。
○銀メダル→サクセスストーリーは作られず、むしろ金メダルの時とは真逆な解釈がなされてしまう。

と話されました。他にも不登校を例えとしていましたが、実体験において思い当たる節しかありませんでした。私自身、何か悪いことやちょっとした出来事が起こるとつい「あの時が...」と考えてしまいます。その逆も同じです。

今のところ、今回学んだことが子どもや特別支援教育にどう結びついていくのか捉えきれていません。しかし、昼食時の意見交流の時間に大西先生が「今回は佐藤先生の考えの根本について聞くことが出来た。これを覚えておくと今後何かしらの場面で必ず生きてくる。」と話されていました。この言葉を胸に、勉強を重ねて、今回学んだことを少しずつでも自分の中に落とし込んでいきたいです。

ありがとうございました。(石川)

野口芳宏「子どもの話す技術を鍛える」(玉置)

教師ほど理想的なことを子どもに要求し続ける人はいない。
本を読め、努力せよ、怠ける勿れ、正直であれ、誠実たれ、云々。

言わないわけにはいけないことはよくわかる。
しかし、けっして「自分のことを棚に上げて」言ってはならない。
もし、そうなったら嘘つきである。
虚偽の言葉が人の心を打つわけがない。

せめて、子どもに向ける言葉を、自らの耳で聞きつつ語る謙虚さと自戒とを、教師であるなら持つべきだ。

第3回 教師力UPセミナーに参加して(岩田)

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  9月3日(土)第三回教師力UPセミナーに参加させていただきました。今回は「実践の『考え方』を学ぶ」ということで佐藤 暁先生のお話を聞きました。実習直前の参加ということで少々不安な気持ちを抱きながらのセミナーでした。

 二時間の講演は正直言ってすごく難しい内容でした。話を聞こうとするのですが、理解できずに自分の中で考える、少し理解できたのかなと思う頃にはまた次の疑問が生まれているというように、次から次へと終始考えさせられる内容でした。

 そんな講演の中で、わたしが最も印象に残った内容は、「理解させることと支配は紙一重」ということです。わたしは以前ゼミの発表内で、教育と洗脳の違いについて考える機会がありました。自分の中で、その答えをはっきりとだすことはできませんでしたが、先生のお話を聞いて少しつながるものがあるのではないかと感じました。教師は子どもたちに理解させたいという気持ちがあります。それは当然のことであるし、教師なら必ずしも持っていなければならないことであると思います。しかし、その気持ちがあまりにも強く前に出すぎてしまったとき、それは支配に転じ、子どもたちの可能性を教師が都合のいいように変えてしまっているのだと気づきました。教師には子どもたちの可能性に気づいて、それを伸ばしていく責任があると思います。それを理解にするか支配にするかは、教師の力量次第だと知り、とても深いと感じました。

 本日のセミナーで聞かせていただいたことをすぐには理解することはできないと思いますが、ふとした瞬間にこういうことだったのかと気が付くことができれば自分の成長につながると思います。How toのもっと前に大事なことを学ばせていただきました。ありがとうございました。月曜日からの実習を全力で頑張りたいと思います。(岩田)
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