クリスマス合宿part2(岩田)

 12月25日合宿2日目が始まりました。起きれるかなと心配していましたが、逆に寝れなかったです。7時半に朝食を食べにレストランへ。まだ脳が寝ているため口数も少なく淡々と食事をしていました。

 10時からいよいよ面接練習です。事前に玉置先生より添削をしていただいた面接問題のコピーをもって、移動しました。酒井先生と1期生の先輩方4人にさまざまなご指導をいただきました。初めての面接練習でしたが、予想以上の難しさでした。声の速さ、聞き取りやすさを意識しつつ、内容にももちろん目を向けていかなくてはならない。集団面接の際の自分以外の人が話しているときの自身の姿勢、目線、常に緊張感しかないそんな時間でした。そして、改めて上辺だけでの考えは通用しないということに気が付きました。どんないい文章でも自分に本当にその気持ちがないと言葉にすることはできても、相手に伝えることはできない。なかなか深い面接での学びでした。1期生の先輩方の偉大さについては、また記事にします。



 午後からは、卒論の目次づくりを始めました。昨日立てた構成イメージに沿って、1章から5章まで見通しの持てる構成づくりを考えていきました。わたしは先日玉置先生に相談させていただく中で、野中信行先生の研究をすることに決まりました。これからたくさん文献を読ませていただいて、4年生の今頃には岩田オリジナルの持論を持てていたらうれしいなと思います。さて、ここでも先輩方がいらっしゃらなかったら、時間内に終えてプレゼンで同期の卒論のテーマを共有することはできなかったです。本当に偉大な先輩を持てたことに感謝です。その分プレッシャーは半端ないですが。



 ということで、2期生ゼミ合宿全日程を無事に終了することができました。玉置先生をはじめ、酒井先生、1期生の先輩方には感謝しかありません。本当にありがとうございました。こんなにも自分たちのことを気にかけていただける環境があるということはすごく幸せであると改めて感じました。しっかりと期待に応えていきたい、決意を新たにしたそんな2日間でした。白井さんを含め、これからも2期生全員合格を目指していきます。ありがとうございました。(岩田)
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あけましておめでとうございます(百瀬)

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あけましておめでとうございます。今年も玉置先生、ゼミの仲間をはじめ、様々な先生方にお世話になると思います。今年もよろしくお願いします。

今年は年始ゆっくりと帰省ができました。親戚や地元の友達と会ってたくさん話をして、みんなの温かさや居心地のよさを感じました。久々に会う友達もいて、楽しい時間はあっとゆう間に過ぎてしまいました。

友達と会って話している中で、みんなと将来について話すことも多くあります。今は大学で同じ志をもった仲間と過ごしているからか、当たり前になっていたことがありました。

夢をもっていること

夢はいつも私の原動力となっていました。周りには今年就活という子もたくさんいて、教師になるって目標があってすごいと言われました。確かに、今まで頑張れたのも教師になりたいという夢(強い意志)があったからこそだと思います。

今年はその夢を夢だけで終わらせないように頑張る年です。学校で願書指導を受けて、今思ってる以上の努力が必要だなと思いました。また、何人もの先輩方が「チームで頑張れ!」「場数を踏め!」と口にされていました。自分で頑張るのはもちろん、同じ志をもつチームとしても周りの仲間とも高めあっていきたいです。(百瀬)


※写真は地元の駅と駅にある温度計です。数値注目してください。−7度(笑)やっぱり長野県はとてもとても寒かったです。

愛知教育大学付属名古屋中学校GC研究会に参加して(佐藤)

 昨年12月12日、愛知教育大学附属名古屋中学校で行われた、「明日から使えるGC(作図ツール)活用研究会」の公開授業を見学させていただきました。授業内容は三平方の定理を応用した「四平方の定理」というもので、これを中学生がどのように証明していくのか、またGCがどこでどう使われるのか、私はそれぞれにとても興味がありました。

 まず1回目の授業。授業者の先生はとにかく子どもに問いかける場面が多く見られ、生徒からの意見を引き出そうとされている様子が分かりました。しかしながら、授業後の協議会でも話題になったことがありました。それは、初めての課題ということもあって生徒になかなか理解してもらえず、導入だけで17分もかかってしまったことです。細かな確認は確かに必要で、特に発展的な問題の際には確認を怠ってはいけませんが、そこに時間をかけ過ぎてしまうと、肝心のGCを使う時間が少なくなってしまいます。生徒がGCを操作している様子を見てみると、図形はかなり自由に動かすことができるようだったので、教師が何でも説明するのではなく、生徒に任せてみる場面も必要だと感じました。

 そんな協議会での改善点を受けての2回目の授業。GCとは関係ありませんが、チャイム後の挨拶で学級の生徒たちが授業者の先生を応援する姿が見られ、とても温かい学級であると同時に先生の普段からの取り組みの成果だと思いました。

 さて、本題に戻ります。2回目の授業では、1回目の授業よりもiPadを早く配付したこともあり、GCを使う時間が多く設けられていました。各グループでの話し合いの際には、考えているその過程を全体で共有するなど、生徒主体で進められている雰囲気がありました。ただ、生徒たちは何とか問題を解決しようとiPadに集中し過ぎてしまう場面も見られ、考える時間と発表を聞く時間とをしっかり区別する必要がありました。それと、GCは動きやすいと操作性は高いのですが、少し前に考えた作図方法や他の生徒の考えた作図が残らないので、後から確認ができないというデメリットもあると感じました。まずは方眼紙などの紙で考え、考えづらい場面でGCを使うなど、紙との連動していくことも必要なようです。

 使いどころは難しいですが、初めて見たGCを取り入れた授業に驚きながらも、上手く活用すれば生徒の自由な発想を引き出すことができるのではないかと思いました。もちろん、そのためには疑問に思ったことを言える雰囲気づくりであったり、「チーム学習」と呼ばれる協力しないとできない課題を与えることで、子ども同士の関わりを深めることであったり、GCを使う以前の段階で準備を重ねることも忘れてはいけません。私が卒論を通して研究してきたデジタル教科書の活用法ではない、また違ったICTの活用法を見ることができて大変参考になりました。(佐藤)
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古今亭今輔「褒めてくれる人は敵と思え」(玉置)

 褒めてくれる人は敵と思え。
 教えてくれる人、注意してくれる人を味方と思え。
 褒める人というのは、芽が出てきた時に、プツンと摘むのと同じ。
 褒められると、自分はそれでいいと思っちゃう。
 教えてくれる人、注意してくれる人、こういう人が足下に一生懸命肥料を与え、若木を大木に育て、花を咲かせ、実らせようとしてくれている。
 
 古今亭今輔が桂歌丸に言った言葉(致知2017年2月号p16) 

クリスマス合宿part1(岩田)

 12月24日世間はクリスマスです。しかし、わたしたち3年生は東京アカデミーの第一回教採模試。結果は、いうまでもなくボロボロでした。友達同士で「クリスマスなのに・・・」とぶつぶつ言いながらなんとか模試を終えました。さて玉置ゼミ2期生にとって今年のクリスマスは模試よりも大切なイベントが存在しました。そう、合宿です。(笑)卒業論文の目次を完成させるという重要任務を課せられ、小牧まで車を走らせました。寺坂車、ゼミ長車、岩田車に9人を配車し、時間の関係で高速で小牧まで向かいました。江口さんと百瀬さんを乗せた岩田車の車内は女子トークで盛り上がりすぎて、道を間違えるというハプニング。高速に乗った意味。15分の遅刻です。本当にすみませんでした



 さて、部屋に着いて気を取り直していよいよ卒論の書き方についてです。玉置先生より先輩から引き継がれた本を貸していただきました。本の裏には先輩の名前があり、その下に自分の名前を書かせていただきました。この本が来年の後輩に渡るのだと思うとお腹が痛くなりました。プレッシャーです。(笑)一日目はその本を読み込み、ある程度の目次のイメージを立てていきました。ぼんやりもしていなかったわたしの卒論構成が少しだけ見えてきたようなそんな一日でした。



 18時30分より楽しみにしていた夕食です。久しぶりの再会?に今までできていなかった実習の話や、模試の話、その他さまざまな話で盛り上がりました。白井さんが欠席だったため2期生全員集合とはなりませんでしたが、仲を深めることができたのではないでしょうか。その後余興として「私は誰でしょう?」をしました。予想以上の盛り上がりに楽しい宴会もあっという間でした。プレゼント交換も済ませ、宴会終わり!そんなわけないですよね。本日のメインイベント、「玉置先生の還暦祝い」の始まりです。イベント班中心に企画をしていただき、玉置先生には喜んでいただけたのではないかと2期生は思っています。2期生も節目の還暦をお祝いさせていただいて本当に光栄です。これからもお元気で、ご指導よろしくお願いいたします。



 さて、このような感じで12月24日、合宿初日が終わりました。とっても充実した楽しい!と思える時間でした。この時はまだ次の日に起こることを甘く見ていました。(笑)明日はどんな一日になるのでしょうか。(岩田)
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11月12日教師力アップセミナー(田中博史先生)に参加して(本山)

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第5回教師力アップセミナーに飛び入りで参加させていただき、このような機会をいただけたこと、感謝の気持ちでいっぱいです。
玉置先生には講義や教採の対策でとてもお世話になりました。ゼミ生ではないのですが、記事を書かせていただきます。

まず初めに感じたことは、ゼミ生の皆さんのてきぱきとした仕事っぷりに感動しました。
準備や対応に慣れているからというだけではなく、
会場の席が埋まりそうになると、椅子を出したりするなど、常に周囲に気を配り、さっと動き、
笑顔で参加者の方々に対応する姿には、同級生として刺激を受けました。

今回のテーマは「算数好きな子どもを育てる授業づくり」で、田中博史先生の講演でした。
田中先生のお話はすごくおもしろくて、夢中になって聞き入ってしまいました。ところどころに意図的なボケがあったり、間に雑談があったりと、先生のクラスのこどもたちがうらやましいと思ってしまうくらいでした。

ここでは特に印象に残ったことを1つ取り上げたいと思います。
先生のお話の中で、「習熟度別の盲点」というものがありました。私は習熟度別クラスのメリットとして、得意な子はどんどん演習をして発展問題にも取り組めること、苦手な子はじっくりと理解できることを考えていました。そして、この授業をもし1クラスで行えば、得意な子たちに十分な発展的な指導ができないとも考えていました。
しかし、先生は「子どもたちの育てる力」に立ち返ってみてほしい。とおっしゃいました。育てる力には2パターンあり、1つはどんどんアイディアを出し、自ら問題解決する力、もう1つは解決したことを相手に伝える力であるとのこと。得意な子たちは前者の力は育っている→だから、問題が解決したあとの時間は後者の力を育てる時間と考えればいい、と。
このお話には、すごく納得しました。子どもたちに将来必要なのは、まさにこの2つの力です。まずは自分なりにやってみる。全力で取り組む。そして、自分の考えを相手に伝わるように話す。そんな力を培える時間を作り、大切にしたいと実感しました。
本当に、有意義な時間を過ごすことができました。講師の田中先生はじめ、玉置先生、玉置ゼミのみなさん、スタッフの先生方、ありがとうございました!

偶然にも、小学校時代の恩師に再会することもでき、教員採用試験の合格の報告もすることができました。
来年度に向けての激励もしていただき、私自身より一層気持ちを引き締めていかないといけないと強く実感しました。
このような場で、教員同士のネットワークや自分自身の人の輪を広げ、深めていきたいと思ったので、
来年度以降も積極的にセミナーや勉強会に足を運んでいきたいです。(準ゼミ生 本山)

実習校に行ってきました(寺坂)

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先日、実習ノートと指導案綴を取りに中学校の実習校に行ってきました。提出するときは、生徒が帰った後だったので先生の許可を得て、生徒がいる時に行かせていただきました。

少しの間だけでしたが、私が来たと聞いた生徒たちがあつまって来てくれました。学年の生徒だけではなく、他の学年の生徒も来てくれて、「先生、私の名前覚えてる?」「勉強してるの?」と話をすることができました。こういう時、自分の記憶力が高くて良かったなと思います(笑)たくさん集まって来てくれるだけでも幸せなのに、生徒たちに「先生のこと好きだから先生になって欲しい」と言われた時に、本当に嬉しかったです。教室に入らせていただくと、最後の日に私が渡した教室掲示が貼ってありました。これも、本当に嬉しかったです。

こんな気持ちにしてくれる子供と教育実習で会えて良かったと思います。来年、良い報告を生徒たちに出来るように今週の面接から気合を入れていきます。(寺坂)
※写真は、私がプレゼントした教室掲示と、生徒に作ってもらった名札です。一生の宝物です。

今年の漢字(吉田)

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※ 以下は昨年書かれた記事です(玉置)

今年も残りわずか…。
二期生の岩田さんと寺坂君が書いた「今年の漢字」の記事をみて、私自身も漢字を考えてみました。

私の今年の漢字は「想」です。

この漢字は「相」と「心」で構成されています。

今年はたくさんの出会いがありました。
児童・生徒・先生・ホームステイのファミリー・新しい自分・玉置ゼミの方々など数え切れません。たくさんの方と話をし、考え方を学び、高め合えたことで1年前の私よりも良い自分になれたと感じます。

多くの方と「相」携えて、この一年を過ごすことができたこと。
沢山の出会いが私の「心」を豊かにしてくださったこと。
一年で素敵な「想」いを感じることができ、私は幸せです。

来年は想いを形にする年です。これからも多くのことを学び、精進していこうと思います。(吉田)

本の紹介1(牧野紘)

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卒論もひと段落。(完璧ではない)

時間に少し余裕ができたので、何かしたい!と思い、自分が好きな読書に時間をあてようと思いました。ただ読むだけでは面白くないので、自分が読みたいと思う趣味の一冊、来年からの役に立つような教育関係の一冊、と二冊同時に読むことにしました!そこで読んだ本の感想を記事にして、紹介していきます。個人的な感想と紹介なので、四方山話に分類しました。(笑)

今回の趣味の一冊は、「ハリーポッターと呪いの子」
ハリーポッターシリーズの続編です。
私はハリーポッターシリーズが大好きで、本も映画も制覇しています!!なので、この本をとても楽しみにしていました。舞台脚本なので、少し読み足りない気もしましたが、ハリーポッター達のその後ということで、とても面白かったです!魔法の世界に連れて行ってくれる本、小学生のころから大好きです。久しぶりに本を読んでワクワクしました。

教育関係の一冊は、「子どもが変わる接し方」
教師力アップセミナーに来ていただいた、田中博史先生の本です。
以前うっかりしていて、セミナー前に読むのを忘れたので(笑)、今読むことにしました。
テーマごと、場面ごとに話が短く完結していたので、とても読みやすく、どんどん読むことができました。私はこの本は、「自分がこんなに一生懸命やっているのに、どうして上手くいかないんだろう」と思った時に読みたい本だなと感じました。私はよく頑固だと言われます(笑)来年、思いつめて視野が狭くなってしまった時、この本を手にとって、子ども達目線で考えることを、自分自身に思い出させたいと思います。(牧野紘)

【20161025講演】和歌山県かつらぎ町でICT活用アドバイス

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 今年度は、文部科学省から「ICT活用教育アドバイザー」の指名をいただいています。その関係で、昨年10月25日には、和歌山県かつらぎ町教育委員会から依頼を受けて、訪問してきました。

 学校におけるICT活用の現状を聞き、今後の方向性について助言をさせていただきました。そして次回の訪問に向けて、いくつかのお願いをしてきました。

あけましておめでとうございます(寺坂)

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新年明けましておめでとうございます。2期生の寺坂です。

今日1月6日から大学が再開しました。お正月は、アルバイトに費やしお金を貯めました。これから、なかなか頻繁に働くこともできないので稼げるうちに稼ぎます。そして、教採の勉強もバッチリ!と、言いたいところですが、なかなか手につきませんでした。やらなきゃいけないのは分かっているのですが、なかなか身が入らない状態が続きました。そのわけは、小中どちらで受けようか決まっていないからだと思います。教育実習を終えただけの感想になるのですが、私は中学校が向いているのかなと思っています。しかし、小学校の門に比べ中学校、特に社会科は大変狭き門です。受かりやすさなら小学校、でも中学校もいいなというところで私には、そのことが決められず玉置先生のもとへ伺いました。もちろん、小学校も厳しい試験が待っていることは分かっていますが。

研究室に行くと、1期生の松井さんが卒論の指導を受けていました。少し覗かせていただいたのですが、あのようなものが果たして作れるのか、という気持ちに包まれました。それも、なんと2本目ということでした。卒論を2つも書くなんて改めてすごさを感じました。

松井さんの面接が終わり、悩みを玉置先生に打ち明けると「迷わず小学校を受けなさい」という心強いお言葉をいただきました。「好きな方を受けていいよ」と言われていたら、迷ったまま勉強をして、集中できなかったと思いますが、スパッと言い切っていただけたので、その道を突き進もうと思います。

そして、松井さんからは実際にしていた勉強法も教えていただきました。こんな心強い先輩がいてくれるので、迷わずに取り組むことができます。感謝の気持ちを忘れずに、やっていきます。

その日の夕方に、松井さんからLINEが届きました。そこには、1スクロールでは全部読めないほどの教採の勉強のアドバイスが書いてありました。本当にありがとうございます。松井メソッドにのっとり今日から勉強を頑張ります!(寺坂)

弥冨市立弥冨中学校の授業研修会に参加して(佐藤)

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昨年のことになりますが、11月29日に弥冨市立弥冨中学校で玉置先生による授業研修会がありました。私は研究授業を見学させていただいた後、弥冨中の先生方と共に研修会に参加させてもらいました。

研究授業は「いのちの判断」という教材で、道徳の授業が行われました。臓器提供について、「自分だったらどうするか」という先生の投げかけが多く、生徒も真剣に考えている様子が見られました。中でも私が特に印象に残っているのは、保護者からの手紙のシーンです。まず、生徒に「自分が死亡と判断されたとしたら、(1)全部提供する。(2)一部のみ提供する。(3)全部提供しない。どれに○をつけるか。」という発問がありました。その後に、保護者の思いが綴られた手紙を読む時間が設けられ、中には涙する生徒もいました。家庭環境に配慮は必要ですが、命の大切さを考える良い時間だと感じました。

一方で、授業の最終着地点は難しいと思いました。生徒が話す意見は「いのちは大切に使う。」「一生懸命生きる」というように、答えが1つに固まってしまっていたような気がします。テンポが良かっただけに、特に考えさせたい場面では一度立ち止まって、生徒に問い直すことが改めて必要でした。しかし、それだけではなかなか核心に迫るような話し合いに持っていくことができないのも、道徳の難しさであり今後の課題だと自分なりに感じていました。

これまで、玉置先生の紹介で様々な学校の授業を見学させていただきましたが、実際の研修会に参加させてもらい、しかもそこで意見を述べさせてもらったのは私にとっては初めての経験だったので、とても良い機会を得ることができました。こうした「常に学び続ける姿勢」は今後大切にしていきたいです。(佐藤)

12月17日授業深掘りセミナーに参加して(岩田)

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 12月17日授業深堀セミナーに参加させていただきました。和田先生の道徳と野木森先生の理科の模擬授業より、本日も自分の中に新しい学びを発見することができました。どちらの先生の授業も生徒役として、自然に授業に引き込まれ、素晴らしいなとおもうことばかりでした。しかし今回は、特に後半の野木森先生の理科の模擬授業について記事にして、自分自身の学びの整理をしたいと思います。


 内容は小学校5年生の理科「ふりこの動き」でした。2人の机に1つふりこが用意されており、ストップウォッチを使って周期を計算していき、そこからふりこの規則性を生み出している原因は何かに迫っていくという、体験をもとにして学んでいくというスタイルの授業でした。今回は特に「深い学び」と関連させながらの授業とはどのようなものかという点に着目させてもらいながら、参観させていただきました。わたしは、この「深い学び」を実現させるために、2つのことを主に意識していくべきなのではないかと思いました。


 まず1つ目は、視点を明確にして疑問のタネをまくということです。深い学びを生み出すためには、見方・考え方が重要だと言われています。そして、子どもたちの見方・考え方を育てるために教師は教えるのではなく、きっかけ作りをするということが、深い学びには欠かせないことだと感じました。どうしても若い先生は答えを言いたがるというご指摘があったように、わたしも実習中に何度も答えを言ってしまうことがありました。先生が「そうですね」と言ってしまったら、授業はそこで終わり。そのうち、先生が答えを言ってくれるからと考えることをやめる児童がでてくる。先生の言われた言葉をきいて、なるほどと思いました。あくまで授業は子どもたちのものということを念頭においておかないといけないと感じました。今回の理科の授業でいうと、1秒ふりこを作ってコツを説明しようという明確な課題の下、子どもたちは自分たちは何をすればよいのか視点がはっきりしていると思いました。こうすることで、何をしてよいか分からないという児童はでてこないと感じました。


 2つ目は、授業内で子どもたちの半わかりの状態をいかに継続していくかということだと思います。なんとなく分かったような分かっていないような、いわゆる半わかりの状態というのは、一番探究心が育っている時というお話をある先生がされ、とても共感させていただきました。半わかりというのは、頭のどこかに「なぜ」「どうして」という気持ちが少なからず存在する状態だと思います。その、「なぜ」「どうして」のせいでどこか納得できずにもやもやした気持ちを持ちながら、納得できる答えを探していく。その過程に深い学びの土台となる探究心があるのだと思いました。教師は全ての子どもたちが共通してもっているその気持ちをいかにして引き出していくのか、子どもたちの心に響く働きかけが重要だと感じました。


 大学の講義でも最近よく取り上げられることが多い「深い学び」。今日のセミナーで自分自身その意義と実現させる方法をよく理解していなかったということに改めて気づかされました。やらされているのではない、子どもたちの主体性を重視した学びは、豊かな人間性を育成し社会に役立つそんな人を育てる基礎になるのではないか。そのために私たちは教師を志す身として重要な任務を担っていることを自覚しなくてはならないと、少し気の引き締まった日になりました。ありがとうございました。(岩田)

12月17日授業深掘りセミナーに参加して (松井)

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 12月17日(土)、授業深掘りセミナーに参加させていただきました。今回は道徳と理科の授業、そして「深い学び」について学びました。

 道徳の授業者は和田先生。児童役ということで、授業を受けながら先生の授業技術を学びます。まずは導入。主人公の気持ちに下ろしていくために「テストの前ってどんな気持ち?」とテンポよく4人に聞いていきます。なるべく短くしようとされているのも分かりました。「正直に言う」か「黙っておく」かの中で迷う気持ちについて考える今回の授業。心情を円グラフで表すというのがとても分かりやすいと感じました。どちらかの気持ちがどれくらい大きいのか、全くの半分半分なのか等がよく見て分かるからです。まずは自分の思ったことを発言し、仲間の意見を聞いて心情円がどう変わったかをまた発言します。その際に「◯◯さんの意見を聞いてそう思ったんだね」という一言があるだけで、聞いてもらえた、認めてもらえたという気持ちになれます。授業ではやはり「つなぐ」ということを意識していきたいです。

 授業後の深掘りでは、範読の際の関係づくり、指名、板書について学びました。発言している子に耳を傾け、目は周りの子どもの反応を見る。その反応を見て指名するという技術や、消えていく考えを残すためにキーワードを板書に残すという技術。どれも簡単ではありませんがそれを知っているということだけでも非常に大きなプラスです。

 知っ得情報は「深い学び」について。次期学習指導要領でのキーワードとなるであろう「深い学び」についてのお話は春から教壇に立つ者として、知っておくべきことだと思いました。各教科の特質に応じた「見方・考え方」が提示されているということを初めて知り、各教科によっても深い学びが少しずつ違ってもいいのかなという考えをもちました。しっかりと指導要領を読んで、自分の中に落とし込めるようにしていきたいです。

 理科の授業者は野木森先生。こちらの授業も児童役をさせていただいたので、間近で先生の授業を見ることができました。ただ、今回の授業であるふりこの実験に夢中で、大学生ではなく、楽しくふりこで学んでいる純粋な児童(笑)になってしまいました。そこには野木森先生の課題に秘密があると思いました。

 授業の後にまずは3+1検討会。やはり課題のよさについて意見が出ます。しかし「なぜ1秒ふりこなの?」と思ったという意見もあり、なるほどと思いました。また、実験に至るまでの全体での丁寧な確認もよさの1つだという意見がありました。検討会の後には深掘り。「深い学び」について「子どもにあ(あぁ)・い(いいなぁ)・う(うーん、どう?)・え(えぇ)・お(おーすごい)を言わせる」「課題発見力」「半わかりの状態を作る」など様々な意見が出されました。どれもわかりやすく、先生方のすごさを改めて感じた場面でした。また、個別に小さな課題を与えていくという発見もあり、頭で考えることがいっぱいの時間になりました。

 玉置先生が今までで一番よい深掘りセミナーになった!と仰るセミナーに参加できてよかったです。先生方、EDUCOMの皆様ありがとうございました。(松井)

12月17授業深掘りセミナーに参加して(江口)

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 私は、12月17日に深堀りセミナーに参加させていただきました。和田先生の道徳と野木森先生の理科を見させていただきました。


 道徳の方では、生徒役として参加しました。道徳は、国語とは異なると言われていますが今回で更に異なるということが分かりました。一つ目は、範読する際に国語は感情を込めないが、道徳は感情を込めるということです。教育実習でも道徳の授業をする前に範読の練習を担任の先生と行いました。先生は、声の抑揚を付けながら感情を込めて読んでいらっしゃいました。今回の和田先生も気持ちを込めて、文章がない生徒に分かりやすく読んでいらっしゃいました。文章を配らないということは、先生の範読によって生徒は考えなくてはならないため範読の感情を込めて練習することは欠かせないと改めて思いました。二つ目は、読解するのではなく自分の立場で考えるということです。和田先生の授業でも主人公の立場で考えるのではなく、自分自身がどう思うのか自然に考えていました。周りの意見を聞いて自分の気持ちが変化したか考えていき最後、主人公ならどうしたか結論付けていきました。このように大きく2つのことを改めて考えていくことができました。


 理科では、周りの立場で見ていきました。印象的だったことは、生徒に対して短く分かりやすく説明していたことです。一つ目は、タイムウォッチの使い方です。まず全体で読み方を確認し、一斉に測定することで誤差が出ることもあるという事を体験しながら確認することができました。二つ目は、ペアで1秒間を作る際にルールをスライドで提示していたことです。スライドに映すことで次に何をするのかが適確に伝わります。また、必要な物が出た時は、先生に言うようにとすることで、先に提示している時に比べ難しいながらも自分たちの力で考え、導き出すことができるためなんでも提示するのではなく、考えさせながら、少しずつヒントである種を与えていくことが大切だと分かりました。


 今回から「3+1」で話し合いを行いました。私は、百瀬さんと2人の先生と行いました。1人1人同じところに注目しながらも思うことは様々でこういった考え方もあるのかと勉強になりました。また思ったこと疑問になったことを深めていくことができたのでとてもいい経験になりました。


今回は、模擬授業に参加させていただきありがとうございました。とても勉強になりました。また次回もよろしくお願いします。(江口)

宇佐美寛「道徳定義」(玉置)

「実際の経験の世界で個人がどう行動するかの意思決定をするのが道徳である。」

「社会的(人間との関係における)状況での言動のための意思決定が道徳である。」

 <(新訂版)「大学の授業」東信堂 (p100)>

2017年の目標(渡部)

2017年。
私にとって今年は終わりと始まりの年です。
4年間という長いようで短い大学生活が終わります。
そして、教員として子どもたちと過ごす生活が始まります。

新年を迎え、今年の目標を決めました。
(実は前から決めていましたが…)

2017年の目標は
【記録を整理して残せる人になる】
です。
良かったことも悪かったこともしっかりと記録を残し、振り返り次に進める人になりたいと思います。

(渡部)
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【20161022講演】熊本きらり塾2日目

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 10月22日、熊本市教育センターでの「きらり塾」講師。9時40分から11時10分まで教師修行講話。演題は「私が教師として鍛えられたエピソードを語る」。参加者に時々問いながら、新任時代の清掃主任のエピソードから、校務支援システムの開発までを伝えました。

 塾生ふりかえりでは、たくさん質問をいただき、伝えきれなかった話題をぜひ!というリクエストをいただき、用意したすべての項目を伝えることができました。とても熱心に聞き、反応を返していただける皆さんに感謝。気持ちよく話すことができました。

【20161021講演】熊本きらり塾1日目(熊本市立帯山中学校)

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 10月21日、熊本市教育センター主催の「きらり塾」の1日目講師として、熊本市立帯山中学校へ向かいました。

 13時ごろ授業会場の帯山中学校へ着。学級・教科担任の中村先生から子供のことを聞き、13時30分から数学授業開始。会場は体育館。緊張のためか子供が重い感じがして、発信場面をいつも以上に多く取り入れての授業。決まり発見まで行き着いたが、子供たちを弾けさせることができなかったことが後悔。

 14時45分から16時30分まで授業作り講話として、授業映像をもとに僕がリフレクションする展開。時々、塾生に意見を求めて聞くばかりの展開にならないように留意。気づかなかったことも教えていただき、良い学びを自分がさせていただいた。

 なんと、この帯山中学校は、昨年大晦日のNHK「紅白歌合戦」で合唱で登場した学校でした。ホームページには下写真のように輝かしい合唱記録が掲載されていました。

 なお、上の写真は熊本市教育センターサイトから引用しました。
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【20161020講演】四日市市立山手中学校

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 10月20日、四日市市立山手中学校で、飛び込み授業をさせていただきました。

 授業開始15分前に教室に入り、子供たちとコミュニケーション開始。とても明るく反応がいい学級で、授業開始前になんとなく子供たちと結びついた感触を得ました。

 授業開始。冒頭の発問の反応もよし。「え〜」という声が嬉しい。さっそく黒板にメモ書き。こんな調子で始まった数学授業。いっぱいつぶやきが出て、それらが最後には本時で押さえておきたい数学的な見方や考え方と結びつくという授業。このような展開になるとは!自分でもびっくりでした。

 授業検討会では、さきほどの授業映像を見ていただきながら、僕が随時解説を入れたり、反省を述べたり、時には参加者の皆さんに考えていただいたり、意見を出していただいたりという展開。2時間弱。映像を見てみると、なぜこうしてしまったのかと後悔するシーンがいくつか。とても良い勉強をさせていただいた。そして何より、子供に助けられたことを実感。

 校長室でしばし懇談後、玄関に出てみると、立っておられた一人の方から声をかけてもらう。「とっても感動しました。素晴らしい授業でした」などと、一気に感想を述べていただけた。僕はどれほど感激したことか。思い切って授業を引き受けて本当に良かった。
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