2期生ゼミ合宿(佐久間)

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12/24.25の2日間、小牧勤労センターで合宿を行いました。久しぶりに2期生全員が集まる機会だったのですが、白井さんがインフルエンザで欠席になりました。みんなが揃わないことはとても残念でしたが、みんなで協力してこの合宿を充実したものにしようという意気込みがあり、2日間頑張れそうな気がしました。

1日目は卒論へ向け、卒論の書き方の本を読みました。1期生の渡部さんから本を引き継ぎました。卒論についてメッセージが書いてあり、卒論はとても大変なものですが、それでも頑張ろうと思いました。
渡部さん、ありがとうございます!

夕食では玉置先生の還暦祝いとプレゼントを賭けたクイズをしました。
玉置先生、遅くなりましたが還暦おめでとうございます。身体を大切にいつまでも健康でいて下さい。これからもよろしくお願いします!
この夕食で2期生がさらに仲良くなったと思います。クリスマス気分を味わうケーキやプレゼント交換、とても楽しい時間でした。

2日目の午前は、酒井先生と1期生の先輩方に面接の指導をしていただきました。自分の考えを上手く話すことが得意ではないので、とても緊張しました。私以外の2期生もとても緊張していたと思います。面接の練習をして感じたことは、30~40秒程度で自分の考えを話すことの難しさです。相手に自分の考えを伝えようと思うと長く喋ってしまうので、もっと短く分かりやすく、そして印象に残る伝え方を練習する必要があると思いました。初めての面接の練習でしたが、多くのことを学び、2時間があっという間でした。学んだことをこれからの練習、そして採用試験で生かせるように頑張ります。
酒井先生、1期生の先輩方、ありがとうございました。

午後では卒論の目次づくりを始めました。自分の中では研究したいことははっきりしているつもりでも、ゼミの仲間や先輩方と相談しているとまだはっきりしてないところが多くあることが分かりました。
私の研究テーマは「子どもに考えさせる社会科の授業づくり」です。その中で特に有田和正先生と佐藤正寿先生の考えから社会科の授業づくりを研究していきます。自分で研究したい!と思って取り組むので、やる気を持って1年後には立派な卒論をつくりたいと思います。
ここでも1期生の先輩方に助言をいただきました。ありがとうございました。

2日間の合宿を無事に終えることができました。
玉置先生、この時期から卒論の準備、面接の練習をする機会をつくっていただきありがとうございました。
酒井先生、1期生の先輩方、お忙しい中私たちのためにご指導いただきありがとうございました。
そして、2期生のゼミのみんなにも感謝したいです。ゼミの仲間と協力して勉強をすると、とてもやる気がでると改めて感じることができました。みんなが本気で頑張っているように、私もこれまで以上に来年の採用試験、卒論発表に向けて努力していきたいと思います。

本当にすばらしい合宿でした!!(佐久間)

※合宿中、風邪をひいていました。うつっていないか心配です。大学でも流行っているみたいなので手洗いうがいなどの予防をしっかりするように心がけたいです。

「「授業改善」30の秘訣」を読んで(浦)

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以前のゼミに、玉置先生の奥様と大西先生が来てくださいました。
玉置先生の奥様からはケーキを、大西先生からはサイン付きの本を頂きました。
本当にありがとうございます!

今回は、大西先生から頂いた本、「「授業改善」30の秘訣」を読んで考えたことを書きたいと思います。

この本には、授業改善ということで、場面ごとの改善点や、こうするといいよという改善策が書かれています。
「よくある場面」という、改善すべき具体例が載っているところがあるのですが、私が教育実習でやってしまったり、今後やってしまいそうだな…と思うものが多々ありました。
今気付くことができてよかったです。

特に考えさせられたのは、「「ほとんど」は「全員」ではない」(p70)という言葉です。
当たり前といえばそうなのですが、挙手させるときに、2、3人手を挙げていないという場面が、私が実習をさせていただいたときにもありました。
「だいたい分かっているから」、「ほとんどできているから」という考えで次にいってしまうと、挙手しなかった子どもは置いていかれたように感じてしまうかもしれません。
また、手を挙げなくても授業が進むことで、「手挙げなくてもいいや」、「他の子がやってくれる」というように、受け身になってしまいます。
これでは、子ども達の力は伸びません。

改めて、全員参加の授業をしていきたいと思いました。
子ども達の言葉や表情を繋ぎ、全員で伸びていけるような授業をつくっていきたいです。(浦)

第4回教育と笑いの会に参加して(渡部)

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 12月10日に開催された教育と笑いの会に参加させていただきました。

 私は去年もこの「教育と笑いの会」に参加させていただきました。
 人生で初めて、生の落語を見たのも去年のこの「教育と笑いの会」です。

 去年、初めて落語を見させていただき、落語家の方の口調や間の取り方、身振り手振りなど見るもの全てにとても感動したことを覚えています。落語家の方は一人で同時に何役も演じていらっしゃいます。私の眼に映る人はたった一人の落語家の方のはずなのに、まるで何人もの役者さんがいるかのように話が眼に浮かびます。落語を楽しむと同時に落語家の方はすごいなと感じました。

 そして去年の「教育と笑いの会」で学生にもおすすめの落語として「親の顔」という落語があることを知りました。いつか見てみようと思っていたのですが見ることができていませんでした。しかし、今年も「教育と笑いの会」に参加させていただき、「親の顔」を見てみようと改めて思い、先日動画サイトで見てみました。

 見て思ったことはテレビで目にするお笑いのようだと感じました。もちろん落語なので、おもしろいと感じることは当たり前かもしれませんが、何というかとても身近に感じました。話の内容や笑いのポイントが分かりやすくとても親しみやすいのです。これなら落語をあまり知らない人でも楽しむことができると思います。

 私は今年、玉置先生の「平林」という落語を見させていただく機会もありました。この落語もとてもおもしろく、リズミカルなフレーズが頭に残ります。今年は落語に触れる機会が少し増えました。私の中で少しだけ「落語」という引き出しが増えた一年になりました。また他の落語も見てみたいです。(渡部)

第4回教育と笑いの会に参加して(大澤)

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わたしは12月10日に行われた「第4回教育と笑いの会」に参加させていただきました。

「第3回教育と笑いの会」にも参加させていただいたのですが、とても楽しい時間を過ごすことができ、ぜひもう1度行きたい!と思っての参加でした。

「教育と笑いの会」は、教師力アップセミナーや授業深掘りセミナーなど、授業づくりや学級づくりについて学ぶものとは異なりますが、会が終わった後とても幸せな気持ちになります(笑)それはきっと、たくさん笑ったからだと思います。「笑い」って素敵だなと改めて思いました。

今回のプログラムは以下の通りでした。

・野口芳宏の(しっかり)笑える教育の話
・志水廣の(微妙に)笑える教育の話
・大西貞憲の笑えない(笑ってられない)教育の話
・池田修の(笑える)教育ワークショップ
・愛狂亭三楽と愛狂亭ふくらの落語(師匠と弟子)
・桂雀太(滑稽噺)
・林家花丸(人情噺)
・シンポジウム「教師修行と落語家修行の接点」

どの話も魅力的で、聞き入ってしまいました。

この会に参加させていただいて驚いたことは、ベテランの先生方も噺家さんも共通して「笑い」のために研究をされているということです。ただ1つの話を普通に話すのではなく、話すスピードや間、声のトーンなどに気をつけて話されているそうです。話し方1つで伝わり方が変わる。研究の積み重ねが話術を鍛えることにつながるのだと感じました。(大澤)

第四回教育と笑いの会に参加して(牧野友)

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 12月10日に「教育と笑いの会」に初めて参加させていただきました。

 私は生まれて初めて落語を見ました。一人の人が何人もの人を演じていて、しかも今誰が話しているのかわかるのです。そして聞き手に感動を与えていました。私はとても不思議だと思いました。なぜそのようなことができるのか聞いてみたところ、しぐさや話し方を変えて今誰が話しているのか聞き手に認識させること、感動を与えたいポイントに向かって落とすところを決めていることを教えていただきました。

 これは、教師にあるとよい力だと私は感じました。しぐさや話し方を変えると、今教師は何を伝えたいのか子ども達に雰囲気で感じ取らせることができると考えます。例えば、指導をするとき大きな声で叱りつけてもはいってこないことが、眉をひそめてじっと相手を見つめ言いたいことを言うことで伝わりやすくなると思うからです。また、感動を子ども達に与えることも必要なことだと思います。与えるために、それまでの過程作りが大切で、子ども達がシュートをきめられるようなフリを教師が作ることが必要なのではないかと考えました。

 今回は教師に必要な話術について学ぶことができました。日頃の会話から意識をして、どうしたら相手に伝わりやすくなるのか考えていきたいと思います。(牧野 友)

サブ4達成!!(佐藤)

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気が付けばもう1ヶ月前の話になりますが、11/27(日)に富士山マラソンがありました。この大会には1年生の頃から毎年参加しており、今年が4回目の出場となりました。河口湖と西湖の周りをコースとするフルマラソン、42.195kmに今年も挑みました。

これまでのベストは、昨年出した4時間6分。教育実習明けにしてはまずまずの結果でしたが、目指すは4時間切り、通称『サブ4』でした。教採が一段落してからは、自分でメニューを立て、日々練習に取り組んできました。

そして迎えた当日。悪天候が予想されていましたが、天気予報が良い意味で外れてくれたおかげで、無事にスタートしました。それでもコースの途中には、毎年私の脚を苦しめる名物「地獄の登り坂」が待っています。しかし、今年は今までで一番楽に乗り切ることができたのです。

最後は笑顔でゴール!!結果は速報タイムですが、自己ベストを大幅に更新する3時間46分でした。この時、私にはある感情が芽生えました。それは「ありがとう!」という感情です。この結果が出せたのは、自分で練習を頑張ってきただけでなく、応援の存在があったからだと改めて感じました。毎年応援に来てくれた家族、練習から一緒に励まし合ってきた仲間、顔も名前も分からない私に声援を送ってくれた沿道の方々。とにかく「ありがとう!」という思いでいっぱいでした。

学生としてフルマラソンに挑むのはこれが最後でしたが、卒業してからも時間を見つけて、またフルマラソンを走りたいと思います。次に走る時ももちろん4時間切り、『サブ4』でゴールを目指します。(佐藤)

今年の漢字(寺坂)

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ある日、記事を作ろうとサイトにログインしたら二期生岩田さんの「今年の漢字」という記事が。確か「金」だったよなー、と思いながらのぞいて見るとなんと、自分の中での今年の漢字を決めていました。おもしろいなーと思い、僕も今年の漢字決めたいと思います。

僕の今年の漢字は、「涙」にしました。普段はあまり泣かないのですが、今年はたくさん泣いたと思います。印象深いのをあげても、部活の引退、教育実習の最後の挨拶、中学校実習の合唱コンクール、先輩からの温かい言葉を頂いた時、真田丸最終回と、ポンポン出てきます。真田丸については、また記事を書きたいなと、、、

何かを終えて、涙を流すというのは皆さんも一度は経験があるのではと思います。しかし、簡単に出るものではありません。今年泣いたものを振り返ると、本気で取り組んだもの打ち込んだものが終わりを迎えた時、涙は出るのかなと思います。努力の証なんて、よく言いますが本当にその通りだと思います。来年は、今年以上に多くのことに打ち込んで、たくさん涙を流したいと思います。

余談ですが、9位には、「倫」という文字が。多くの芸能人の方の不倫問題や、某スマホアプリによる交通事故死による倫理観の低下が背景にあるのでしょうか。この文字は、現代っぽいですね。(寺坂)

※昨年に書かれた記事です。記事のストックがたくさんあるため、新年早々のアップとなりました。(玉置)

平成29年初夢 七福神縁起 宝船(玉置)

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 作家の志賀内泰弘さんが毎年送っていただける「初夢 七福神縁起 宝船」。皆様の幸をお祈りして、ここで紹介します。今年もどうぞよろしくお願いします。(玉置)

第四回教育と笑いの会に参加して(牧野紘)

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12月10日、「第4回教育と笑いの会」に参加させていただきました。
まず驚いたのは、そのプログラムです。

野口芳宏の(しっかり)笑える教育の話
志水廣の(微妙に)笑える教育の話
大西貞憲の笑えない(笑ってられない)教育の話
池田修の(笑える)教育ワークショップ
愛狂亭三楽と愛狂亭ふくらの落語(師匠と弟子)
桂雀太(滑稽噺)
林家花丸(人情噺)
シンポジウム「教師修行と落語家修行の接点」

今までこんなプログラムは見たことがありません。私はプログラムを見ただけで、くすっと笑ってしまいました。同時に、教育界の有名な先生方と、プロの落語家をされている方のお話を聞けることが、楽しみになりました。

特に印象に残ったことは2つあります。

1つ目は、志水先生の謎かけです。
「中高年とかけまして、低学年の休み時間ととく。その心は、、どちらもすぐにトイレに行きたがります。」
素直に笑ってしまいました!!こんなことをすぐに考えられる先生はさすがです。

2つ目は、野口先生の「経験はただ積んでもだめだ。意図的に積むこと。整理をすること」というお言葉です。
この言葉は、今の私に突き刺さりました。今の自分が、経験を意図的に積むとはどういうことなのか。考える必要が出てきました。(牧野紘)


第4回教育と笑いの会に参加して(浦)

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12月10日に開催された、「第4回教育と笑いの会」に参加させていただきました。
名前の通り、笑いっぱなし、時に感動のある楽しい時間でした。

私は、この会で初めて生の落語を聞かせていただきましたが、話しだけでこんなに笑えるのかと驚きました。
しかし、落語前にあった先生方のお話も笑いが込み上げるものばかりで、落語家の方、先生方の話術の高さを実感しました。
相手に聞いてもらえる話をするためには、第一印象も大切だと思います。
今回、どの方も一発目に笑わせてくれました。
笑うことで、どんな話が聞けるのだろうとワクワクしますし、もっと聞いてみたいという気持ちになります。
相手に聞いてもらえる話し方、興味を持ってもらえる話し方を、私も出来るようにしたいと思いました。

最後に、落語でも、教育でも、ゆっくり伝わる話し方をすることや間の取り方が大事だというお話がありました。
私が日々ご指摘いただく課題は、早口と待つこと。
直していかなければと改めて思いました。(浦)

気の早い合格祈願(寺坂)

先日の中学校実習で担任の先生に「社会科は、足で稼ぐんだよ」と教えていただいたので、カメラ片手に京都へ行ってきました。1日では周りきることのできない、歴史的建造物の多さ。社会専修としては、興奮が止まりませんでした。

京都駅から奈良方面の電車に乗り、着きました。平等院鳳凰堂。ここは、10円玉のデザインとしても有名ですね。写真でしか見たことが無かったので、ずっと行ってみたかったところでした。入場料を払い進むと、平等院の側面が見えてくるので、正面に回って見ると、真っ赤なたたずまい。ただただ綺麗で美しい。

鹿苑寺金閣や慈照寺銀閣もそうなのですが、手前の池に映って見てるのがとてもきれいで荘厳でした。綺麗にうつるように池(阿字池というらしいです)の大きさも考えて作ってあるのでしょうか。当時の、こだわりを感じます。天気も良く、鳳凰もとても輝いていました。

次に訪れたのは、北野天満宮です。日本三大天神の1つで、学問の神 菅原道真を祀っている神社です。実は、わたしの弟が大学受験を控えているので、どうしても参拝しておきたかったのです。もちろん、自分の教採合格もお祈りしてきました。本殿に着くまでの、撫で牛を弟の分と2人分撫でさせてもらい、御賽銭も2人分いれ決意と見守りをお願いしてきました。2人分ってどうなのでしょうか。あまり良くないのかもしれません、、、

まだまだ、行って見たいところが溢れている京都の街にまた行きたいと思います。(寺坂)
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【20161018講演】松阪市立幸小学校PTA講演会

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 10月18日、松阪市立幸小学校で開催された「PTA講演会」で講演。といっても、聴き手は小学校1年生から6年生、つまり全校児童がメインで500名ほどが体育館に入場。ちょっと長かった校長先生のお話(笑)のあと、紹介されて、僕と向さんが中央へ。

 「講演ではなくて、授業をするよ!」と伝えて、まずは向さんの名前読みから。「宇希」が読める人?と聞くと、随分と手が上がる。授業のルールを決めるよ。「手を上げても当たらないことがあることは許してよ」と言ってから何人かを指名。そして向さんの入院写真を見せて、想像させる授業開始。向さんの生き方を考え知ることを通して、きっちり「いのちの大切さ」を学んでもらった。

 小学校低学年でも、小刻みな質問を重ねることでなんとか1時間持たせることができたのがなりより。

【20161017講演】岡山県真庭市勝山中学校

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 10月17日、真庭市教育委員会指定「学力向上推進事業」の一環の「勝山中学校研究発表会」で講演。

 3時間目の授業から参観。昼食後、校長先生らスクールリーダーに授業助言。大きく二つ。「子供をつなぐこと」「グループの人数」。

 公開授業は5つ。それぞれ2回ずつ見て記録。校長室で講演プレゼン最終調整。

 15時10分から16時40分まで「主体的・対話的で深い学びを生む授業の方策」と題して講演。勝山中学校区の小学校の先生もお聞きいただく。

 細長い会場の後部からドッカン、ドッカンと笑いが起こり、いつも以上に笑いのボルテージが高く、皆さんに乗せていただき、とても気持ちよく話ができた1時間30分。

 厳しい指摘もしたが、ある方から「確かに子供の立場で考えたらその通り、とごく自然に受け入れられる講演だった」と評価していただいた。

【20161014講演】海部教員組合研修会

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 10月14日、美和文化会館で開催された海部教員組合研修会で講演。演題は「私が教師として鍛えられたエピソードを語る — 失敗の連続の教師人生 ―」。

 こんなにまとまって自分の教師人生での失敗を話したことはない。失敗談が続くのだから、いつもより笑い少なし。お聞きいただいた方はどうだったのだろうか。皆さんの感想から学ぶしかない。ゼミ生の中田君からは、「これまで聞いた中で一番よかったです」というコメントをもらった。

【20161013講演】尾張旭市立白鳳小訪問

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 10月13日、今年度2回目の尾張旭市立白鳳小学校訪問。3年国語の授業を参観。意見の相違から、言い合いになるほど授業にのめり込む子どもたちに感心。

 授業後、30分弱の時間をいただいてプレゼン作成。研究協議会開始時に、あらためて「3+1検討会」のよさを伝えて、30分ほどで、よいところ3、改善点1をまとめてもらう。4つのグループから聞こえてくる先生方の意見交流を聞きながら、さすがポイントをついていると思うこと多し。やはり、このグループ討議が大切なのだと確信。

 シャープな発表後、授業者から感想を求める。その後、僕の講話は写真(事実)をもとに。心がけたのは授業の見方を皆さんに認識していただくこと。全体会終了後は校長室で、授業者と懇談。いくつかの技を伝授。

子どもの気持ちを必死で考える(玉置)

 子どもの気持ちを必死で考えながら、子どもの言葉を必死で聞きながら、目の前の子どもと必死でかかわっていく。

 授業づくりの秘訣は、子どもとのやりとりの中にこそあるといえるかもしれません。

 この境地を体験した後で再度、教材研究をしっかり行った授業に戻ってくると、一段階磨かれた授業に変わると思うのです。

 (田中博史著「子どもが変わる授業」東洋館出版 p152)

12月17日授業深掘りセミナーに参加して(森谷)

 授業深掘りセミナーに初めて参加しました。今回は、道徳と理科の模擬授業と授業の深掘りをしました。

 道徳の授業で一番印象に残ったことは、授業の終わり方です。資料の出典を伝え、「心があったかくなった?」という言葉で締めていました。私が今まで見たりやったりしていた終わり方は、「こういう価値が大切だから、みんなもこのような行動をしていこう」というような、ある意味教師の一方的な価値感の押し付けのようなものでした。しかし今回のようなあっさりした終わり方をして、子どもたちを余韻にひたらせ、そこからどう日々の行動につなげていくかは子どもに委ねるということも一つの方法であると思いました。

 理科の授業で一番印象に残ったことは、課題の言葉です。今回の課題は、「1秒間ふりこをつくって、つくるときのコツを説明しよう」でした。私は「コツ」という言葉に惹かれました。ただ単に1秒間ふりこを作るだけだと、まさに「活動あって学びなし」の状態になってしまいます。「コツ」という言葉を使うことによって、子どもは何に着目すればよいのか考えるようになる上に、自分たちの手でそのコツを見つけたいという意欲にもつながります。このように課題の言葉ひとつで子どもたちの意欲や活動に大きな影響があることを改めて学びました。

 理科の授業深掘りではグループごとに授業検討をしました。グループごとに話し合うことで意見が言いやすくなったり一つのことについて深く議論することができました。また、3+1授業検討法という3つのよかったことと1つの改善点を挙げる検討法で進めていきました。この方法により、話し合うことが自然と焦点化され、より深く、まとまりのある話し合いになったと思います。今後授業検討をするときには、取り入れたいと思いました。

 今回のセミナーで感動した言葉があります。それは、「心が動かないと頭は動かない」という言葉です。子どもたちの心が動くような仕掛けをいかに教師が作るかが授業づくりの鍵であると思いました。今回の学びを生かして、私も子どもの心が動くような授業ができるようにしたいです。(準ゼミ生 森谷)

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12月17日授業深掘りセミナーに参加して(百瀬)

 12月17日に授業深掘りセミナーに参加させていただきました。今回は、和田先生の道徳では生徒役として、野木森先生の理科ではじっくりと傍から観察させていただきました。

 道徳の授業を生徒役として受けてみてまず思ったことは、主人公はどうするか?ではなく、自然と自分ならどうするかな?と考えることができた授業であったということです。導入で「テスト前ってどんな気持ち?」と自分たちの気持ちを考えることから始まり、範読では語りかけるような生徒に迫るような読みと動きがあり、考えを書く時は円グラフを使って自分の考えを表すという、引き込まれるような流れがありました。

 深掘りの時に言われていた、子どもが意見を言う時に、「〇〇(主人公)は〜」ではなく、「私は〜」と言えることが良いと聞き、そうできるようにすることを道徳の授業をする際の一つの目標にしようと思いました。また、今回は意見をもつ時に、円グラフが使われていました。立場をはっきりと決めず、円グラフを使って、どちらかといえばこっち寄りの意見という思いをもつことで、他の人の意見を聞いた時に考えが変わりやすいし、自分と違う意見も受け入れやすいなと感じました。

 私は実習の時の道徳で、子どもに二択ではっきりと立場を決めさせて意見交流をさせる方法で展開しました。そのような考えしかもっていなかったからです。今回、また一つ授業の展開方法を学ぶことができました。

 理科の授業は傍から観察することで、先生の発問や生徒とのやりとりなどをじっくりと学ぶことができました。ストップウォッチの使い方、メモリの読み方、ふりこの周期の測り方など、説明だけではなく実際にやってみて分かり、興味や意欲のわく楽しい授業だなと思いました。

 課題が「1秒間ふりこをつくって、つくるときのコツを説明しよう」というもので、生徒は1秒間にしようと自然に考えて工夫をしていたと思います。道具を教師側から与えないことも考えを深めるポイントであり、子どもからアクションを起こす、まさに生徒主体であるなと思いました。

 「3+1授業検討法」では自分では考えなかった視点をもった他の方の意見を聞くことができ、考えさせられることでいっぱいでした。ある先生は、他教科や理科のその単元以外の単元とのつながりについて意見されていて、学んだことを生かすこと、教科書のつながりの大切さに気づきました。

 どちらの授業も、引き込まれ、自然と考えるような授業でした。実際に先生方の授業を見ることで、見る度に様々な展開方法や工夫、話し方など学ぶことがあります。これから教員になる上で知っているからこそ実践できることは多くあると思います。様々な新しい実践的な知識に出会える機会をいただけて、本当に嬉しく思っています。これからもいろんな先生方の授業をもっと見たいなと思った1日でした。ありがとうございました。(百瀬)
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北風と太陽 (吉田)

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寒い季節となり、北風がより一層冷たくなってきた。

この季節になると、私は小学校5年生の担任の言葉を思い出す。
「太陽作戦と北風作戦」である。

物語「北風と太陽」ではコートを脱がせるために異なる方法を用いて、コートを脱がせた。先生はこの物語は人に物事を伝える場面と同じだと教えてくださった。

例えばトイレの掲示である。
「いつもきれいに使ってくれてありがとう」と「きれいに使いなさい」は同じことを伝えようとしているが印象が違う。
伝え方が大切なのだと…

そんなある日のことだった。
私は塾で働いている。ある生徒の宿題にこんな言葉が書いてあった。
「時間がなくて、宿題ができませんでした。」
何も書いてないよりいいが、もう3週連続だ。(たぶん、理由も違うだろう…)
前のページには、ほかの先生から「宿題をやってくること!!」と連続して書いてあった。
私は切り口を変え、その子の性格も考慮し、書いた。
「伝えてくれてありがとう。大変だったんだね。先生はそんな中で少しでもやれる人は、もっとすごいと思いますよ。そして、あなたの力になると思います。先生と一緒に頑張っていこう」
伝え方の違いである。

そのノートを渡してから3週間連続宿題をやってきた。そして何より笑顔が増えた。

先生の教えは生涯ものである。(吉田)

愛知教育大学附属名古屋中学校でのGC活用研究会に参加して (松井)

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12月12日(月)、愛知教育大学附属名古屋中学校で行われたGC活用研究会に参加させていただきました。授業の後に協議会、そしてその協議を受けてもう一度同じ授業を別のクラスで行い、最後にまた協議会をするという初めての流れを経験しました。

授業は中学3年生の数学で「四平方の定理」。三平方の定理を発展させ、GCを活用して新しい発見をしていくというもの。授業もまた初めて見る内容であり、参観前からとても楽しみでした。

まずは最初の授業。三平方の定理を確認したあと、四平方の定理だったらどうなるか生徒と考えます。どんな式のパターンがあるのか、中の四角形はどんな形になるのか、それを発見するための性質にはどんなものがあるのか等について丁寧に考えていきました。グループにしてからiPadが渡され、各グループでGCを使い、話し合いが行われます。私が見ていたグループでは、まず面積を合わせてから、形に共通していることはないか一般化を行なっていました。「これは全てのときに言えるわけじゃないね」という一言が普段から授業の中で数学を追究しているということがよく分かりました。

続いて1回目の協議会。「導入が長い」という意見が多くあり、他にも授業の流れについて様々な意見が出されました。私はどの意見も「なるほど」と思うばかりで、「もっとこうしたらいい」と自分の考えがあまり持てなかったのが反省点です。本当に授業は奥が深い。協議会の間ずっとそう感じていました。

お昼休憩をはさみ、2回目の授業。授業者の先生は導入をコンパクトにし、授業の流れも「向かい合う辺」に着目したものに変更されました。すぐに授業を変えていける対応力と生徒の様子を見ての判断力に驚きました。また、じっくり教材研究しないとできないことだということもすぐに分かりました。私が見ていたグループはあまり意見が出ず、1人の生徒がずっとiPadを触っていました。しかし、全員課題を解決しようと考えています。もし、全員でiPadを見ながら学べたらより学びが深まるなと感じる場面でした。

最後の協議会。グループの様子を出し合い、授業そのものについてもう一度考えます。出てきた考えの共有が必要であるという意見がいくつかあがり、どう共有するかを話し合いました。どんな過程で学んだのかストーリーを話させるという意見には、そういった手法もあるんだという発見がありました。

この研究会に参加させていただき、直感的に操作できるGCのよさを知ることができました。授業中、各グループがあれだけ活発に話し合えたのも、GCが簡単に操作できるからだと思います。また、学び合う中で新しい発見をしている様子がいくつもありました。学びから外れていく生徒はいませんが、より質の高い学び合いにするためには、iPadを中央に置く、全員がiPadを触ることのできる等「みんなで学ぶ姿勢」が必要になると思います。それだけ高いレベルの学びをしている附属中学校の授業を見ることができ、とても勉強になった1日でした。(松井)
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