8月27日(土) 道徳の模擬と研究会に参加して(岩田)

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8月27日(土)、愛される学校づくり研究会で、道徳の模擬授業と研究協議に参加させていただきました。

研究会の前に、玉置先生から、道徳の教材研究のポイントや教師と子どもたちとのやり取りのコツなどをご指導いただき、学習会を行いました。その後、中田先輩を授業者とし、残りのゼミ生は生徒役として模擬授業に参加するため打ち合わせを行いました。

午後からは模擬授業の本番です。今までゼミ生しかいなかった部屋は、たちまち先生方でいっぱいになりました。わたしは、今回およそ50分間の授業で改めて考えさせられることがありました。

それは、「子どもの立場に立つこと」です。この言葉は、教師を目指すものとして、最も当たり前のことであるけれども最も忘れがちなことであるように思います。学校では多くの場合、一斉指導が当たり前です。個別指導ができるのは机間指導のわずかな時間のみ。さらに教師は当然自分のねらいを持って、授業を展開しなければなりません。教壇から子どもたち一人ひとりの表情をつかみ、今その子がどんなことでつまづき、何を考えているのか全体を見渡すことの大切さを知ることになりました。教師の自己満足の上に成り立つ子どもの立場では、いつまでたっても子どもたちとの本当のつながりを得ることはできないと実感しました。

その後の食事の時に、たくさんの先生方からお話をお聞きしました。いろいろな教育観や今までの経験など生の現場のお話しをしていただいて、そのすべてが新鮮なものであり、自分の知識や考え方の引き出しが増えたような気がします。あとはその引き出しを適切な時に自分の力で開けることができたら、一歩また成長できるのではないかと感じました。それは簡単なことではないと思います。当然挫折をしたり妥協をしたりしたくなる場面が出てくると思います。しかし、そんな時は子どもたちの持つ、小さな疑問の芽を大切にし、少しでもその芽の成長に貢献できるように、共に学び共に悩み、考えていきたいと思いました。この気持ちで教育実習に挑んでいきたいと思います。貴重な経験をありがとうございました。(岩田)

魚釣りに行きました!(石川)

8月の中頃に、父と兄との3人で魚釣りに行ってきました。ねらいは「ハゼ」でした。ハゼは、河口域や汽水域に全国的に生息しており、比較的簡単に釣れるので昔から夏休みになるとよく家族で釣りに行っていた思い出があります。2年ぶりに長期の帰省をした私は無性に行きたくなり、父に頼み込んで行くことになりました。

いざ当日、言い出しっぺの私が寝坊してしまい、出発が2-3時間ほど遅れてしまいましたが天候は曇りと絶好の釣り日和でした。道中で餌を買い40分程すると漁場に着きました。早速針に餌のゴカイをつけ、糸を垂らしました。

なかなか釣れません...。

釣果は2時間で約30匹でした。釣った魚は頭と内臓を取り、天ぷらにして家族みんなで食べました。晩御飯のおかずとするには少なすぎましたが自分が釣った魚です。とってもおいしかったです!

久しぶりの魚釣りでしたが、針に魚が掛かった「グググ...!」という瞬間は何度感じても気持ちのいい瞬間です。夏休みに家族といい思い出を作ることが出来ました。
また、ここ数年でこのような自然体験の機会が少なくなっているように感じます。(自分自身もそうですが)このような貴重な体験をこれからも大切にしていきたいです。

(ここから下は魚の写真です。苦手な方は気を付けてください。)
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8月27日、道徳の模擬授業からの学び!!(小川)

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8月27日に行われた授業アドバイスツールについての研究会に参加させていただきました。

午前中にじゃんけんによって、その日の午後の研究会での模擬授業者をゼミ生の中から決めました。結果は中田くんとなり、そこから全員で玉置先生の道徳の授業を学びました。
玉置先生の道徳の授業と模擬授業後の先生方のコメントから学んだことをまとめます。

1.物語の資料を配らない。
→子どもたちが集中して授業に取り組むことができる。また、頭の中でイメージをすることで自分で読むよりも内容が頭に入りやすく、物語の世界に入りやすいと感じました。
研究会でここでのポイントとして、分断しながら読み、重要なところは補足を入れることや1度間をおくこと、子どもたちにどんな場面か想像をさせることなど意見が出ました。また、子どもたちがついていけるように範読は早口にならないように、重要なときは補足を入れ、間をおくことが大切であると学びました。

2.グループ交流の留意点
→意見を話し合う際にはわからない子から話していくのが良い。そうすることで物語の世界にみんなが入りやすい。また全体交流の際にも同じことがいえるのではないかと思います。

3.机間指導の留意点
→1人の子に時間をかけすぎない。短い時間で指導し、やり方がわかっていれば最後まで見ずに、また一通り周ってからしっかりできたかを確認してやれば良いと学びました。私は教育実習で机間指導をするときに丁寧にやっているつもりでしていたのですが、生徒自身が自分で考えることをやめてしまい、先生がまた来てくれたときに聞けばいいという姿を生み出してしまいました。なのでこの学びに習い、改善していきます。

私が行った実習の道徳の授業ではあまり深く掘り下げられずにいました。なので今後は今回の学びを存分に取り入れ、生徒自身が自分を見つめ、言葉を引き出してやれるような授業にしていきたいと思いました。

先生方、EDUCOMのみなさま、ありがとうございました。(小川)

佐藤暁先生「発達障害のある子の困り感に寄り添う教育支援」を読んで(渡部)

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9月3日の教師力アップセミナーの講師の先生である佐藤暁先生の文章を読ませていただきました。本を借りることができなかったため、インターネットに載っていた佐藤先生の論文を読ませていただきました。

佐藤先生は保育園・幼稚園や小中学校の「現場」は病院や教育相談室といったクリニックのような場面で支援を行うのとは根本的に異なる点があるとおっしゃっています。その一つが周りの子どもとともに育てるということです。

佐藤先生は教師の支援を求めている子どもたちを「支援が必要な子ども」あるいは「『困り感』のある子ども」と表現しています。困っているのはなにも発達障害のある子どもたちだけではない、他に困っている子どもはたくさんいるのだから、その子たちも含めて教育支援を進めていくことが「現場」での仕事だとおっしゃっています。

特別支援教育と聞くと一番に思い浮かぶ言葉が「個別」という言葉です。佐藤先生の文章を読んで、個別支援は大切だが、集団作りということに目を向けることも大切だと分かりました。

佐藤先生は教育支援の方向性を示す際に「困り感・安心感・イケテル感」という言葉を使っています。その中でも私は学級づくりでもよく聞く言葉である「安心感」に注目しました。

安心感には三要件があります。
「見通しと向かう先」、「できた・わかった体験」、「民主的な人間関係」です。

「見通しと向かう先」ではスケジュールについて触れられています。
スケジュールは子どもにとってあったら便利、子どもに必要、あるいは、それがあるから安心だから作るそうです。「見通し」は今からどんなことが予定されているかという情報で「向かう先」とは楽しいことに向けて頑張るといったそこに向かっていく何かだそうです。「向かう先」について分かりやすい例えが載せられていました。

サッカーが好きなのだったら「仕事が終わったらスタジアムにいく」というように楽しみに向けて一日を乗り切る。また、週の初めに「ああ、一週間が始まったな」と思っていても、木曜日くらいになって休みが近づくと元気になるというのも「向かう先」があるということです。とても共感できますよね。

スケジュールで伝えたいことは「楽しみ」だそうです。スケジュールを見て「今日はこんな楽しいことがあるな」、「あれが楽しみだから学校に行こう」と子どもが思えることが大切です。
私も教員になったら子どもたちが楽しみにするような授業や毎日の朝の会の話などできるようにしたいと思いました。

「できた・わかった体験」で大切なことは「何を身につけさせるか」ということを考えることです。小さなことを一つ一つやっていくめにも教師が子どもに「何をさせるか」と支援のターゲットをしっかりともつことが大切だそうです。

「民主的な人間関係」では行事などにおける社会的な行動を形成するために効果的な当日のシナリオ作り、リハーサルについて書かれていました。例えば高機能自閉症の子どもが山の学校に出かける際には事前に保護者と先生が下見に出かけ、資料を集めてシナリオカードを作ります。それをもとに「これは○○する時間で、みんなはこんなことをするから、あなたはこうしたらいいよ」と行く前にシナリオカードを見ながらリハーサルをするそうです。

私はサークルで参加した発達支援センターの遠足を思い出しました。そのときも出発する前に先生が写真を見せながら「今日は△△へ行きます。今からバスに乗ります。着いたらトイレに行きます。」というように子どもたちに話をしていました。その結果子どもたちもセンターを出るときには「今からバス乗る!」と自分で理解し、行動することができていました。

リハーサルを行うことで自分のすべきことが分かり、みんなと一緒に行動することが可能になるということが分かりました。

特別支援教育と聞くと「特別」、「個別」というイメージを抱いていましたが、そうではなくてどの子にも必要であって個別支援だけでなく、集団という視点も大切にすることが必要だと分かりました。

「特別支援教育」という言葉をよく耳にします。私に出来ることは何かという視点をもってセミナーでは佐藤先生のお話をお聞きしたいと思います。(渡部)

佐藤暁先生の「見て分かる困り感に寄り添う支援の実際」を読んで(牧野紘)

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次回の教師力アップセミナーで講演をしていただく、佐藤暁先生の本を読みました。
大学の図書館には、佐藤先生の本がたくさんあり、どれを読もうか迷いましたが、自分の研究内容と共通している「係活動」について述べられているこの本を選びました。

佐藤先生は、『どんな小さなことであっても、学級の一員として活躍する場を与えたい。「役に立つ私」を実感できる子どもに育てたい。』
と、本の中でおっしゃっています。
私は、子どもたちに学級に対して所属感をもってほしいと考えて研究を進めているので、とても近いものを感じました。

印象に残った活動は、いつ、誰が、どんな仕事をしてほしいのかを示した掲示物を作ることです。
この活動は、本人が仕事を忘れないようにするためであったり、誰がどの係か把握するために行うと考えられますが、佐藤先生はさらに、掲示物の中にも「居場所」を作るのだと述べていました。
私は今まで掲示物に対して、そのような考えをもっていなかったので、なるほどと思いました。
そして、このような小さな工夫を積み重ねることによって、子どもたちの所属感を高めることができるのではないかと感じました。

セミナーでは、さらに貴重な話を聞かせていただけると思うので、今から楽しみになりました。
積極的に学びたいと思っています。(牧野紘)

佐藤暁「見て分かる困り感に寄り添う支援の実際」(牧野)

佐藤暁先生の「向かう先をもつ」という言葉。

「見通しをもつ」というのが、ものごとの推移を静的に捉える、いわば「認識」作用だとすれば、
「向かう先をもつ」というのは、より動的な、そこに向けて今を生きる「行為(活動)」である。

京都福知山市の勉強会に参加して(吉田)

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8月8日に京都府福知山市にて私がゼミの研究で参考にさせていただいておられる小笠原豊先生の講演会があり、そちらに参加させていただきました。今回玉置先生を通し、小笠原先生に連絡させていただき、叶ったことで本当にうれしく思います。

私はこの講演会での感じた事、大きく3つについて述べさせていただきます。

1つ目は子供を引き付ける、アクティブラーニングが自然と起こる工夫についてです。

以前私が先生の本、講演会DVDを視聴し、見つけた解釈は「主体的、対話のある、深い学び」を確立するうえで、理科における子供のスタート地点は「子供とその場で起きている現象との対話」であり、その中で「なんでやねん」と突っ込みを入れたくなるような問題意識と達成意欲があるから、学びが始まるのだということを書かせていただきました。確かに私の考えは先生の論点からずれおらず、見方は間違っていなかったと思われます。

 今回はその先、何を意識して「対話」を確立させているのかということです。
 私は2つの講演中の言葉に注目しました。

「今日のルールを作ること」
 活発でいつも手が挙がる学習ができていることが重要ではなく、子供たちが「物事に対して向き合えているか」が重要であるということを先生は取り上げられ、その時にルールを作ることによって向き合う環境を作るということが大切であると話されておられました。学ぶ環境を整える=対話が生まれる環境を作るということはそれに適した空間の条件があり、それをしっかりと提示すること、それを理解してもらうことでより良い環境をでき、その適したルールが子供たちの達成意欲をより高める効果があるのではないかと私は感じました。

「どんな仕掛けをするか」
この言葉は前の考察でも先生はしっかりとした教材を分析し、単元のはじめ、単元の切れ目に強い問題意識を持たせるような事象、声掛けをしておられました。また、子供が持っている概念、思考に目を向けていなければ、「思考のずれ」を生み出せないということも言えると思います。そのように考えると仕掛けとは難しいと感じると共に、ここでどのような対話を生み出すかというのが学びのカギになるのではないでしょうか。今後はその対話が起きる仕掛けについてもより深めていこうと思います。

2つ目は「もの」についてです。
今回は実際に「骨を組み立てる」「光の屈折をみる」実験や体験をさせていただきました。どれも大人でもワクワクしながらやることができ、活動をすることでその面白さも感じられました。私は先生の中に2つの「ものの意味」があると思います。

1つ目は「思考するため」のものという捉え方です。
骨を組み立てる活動を隣のペアの方と一緒にさせていただき、二人の中でいろんな討論と疑問が生まれました。手を動かしながら考える活動が可能にさせるものの重要性を感じました。また考える中で課題設定の大切さを感じました。「簡単では手に届かないけど、ちょっと伸ばした先にある」という感覚がより興味を持たせるポイントであると思います。

2つ目は「表現するため」のものという捉え方です。
これは次の内容にもつながるのですが、話し合いを活発にするという先生の考え方です。最初から口だけで説明するのは難しいことも多くあります。そんな時に「これがこのように曲がって、ここでこうなるから、進む」などあいまいな表現でも具現化することができ、そこから、具体的な表現をしていく学び合いができるのだと学ばせていただきました。そのような活動にするためにも、子供に「どこに気付かせて」「どこを表現するために」といった目的があり、それを再現できることが物の質として大切であるとも教えていただきました。

そしてどちらも脳を動かす、子供たちのモチベーションが高まるという良さがあり、目的があってものを扱うことの大切さとその可能性を見出しました。物を作る時は「大きさ、色、向き、隠す」など工夫をすると子供たちが引き付かれるものになりやすいということも話されていました。

3つ目は「話し合い」についてです。
今回は実際に先生にお話をさせていただく機会があり、先生が授業を作るうえで心掛けていることを聞かせていただきました。その際に先生は「アクティブラーニングとは活動をアクティブにするのではなく、頭を働かせることで、その時に話し合いも重要だ」という言葉をいただきました。私は今まで話し合いという視点で捉えていなかったため、もう少し考えるべき場所をいただきました。

今回は本当に多くのことを学ばせていただきました。まだまだ学びたいことだらけです。講演会に参加させてくださいました、小笠原先生、京都福知山市の教職員の皆さま、ありがとうございました。(吉田)

久々のボランティア(杉下)

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教員採用試験も終わり、外国籍の子どもの家庭教師ボランティアを復活しました。

今日は小学生と中学生の家庭にお邪魔しました。久しぶりでしたが、「待ってたよ」と、暖かく迎えてくれた家族の笑顔をとても嬉しく感じました。
しかし子どもたちは、宿題が山積み。相当焦っているようでした。

読書感想文に宝物作り、夏の友など、日本では当たり前の宿題ですが、平仮名を読むのに必死な彼らにはかなり酷です。宿題が書いてあるプリントを訳すことから始め、少しずつ進めましたが、なかなか進みません。
当たり前だと思っていた宿題も、外国籍の子どもには大変なものなのだと改めて気付きました。
夏休み終了まで残りわずかですが、出来る限り力になりたいと思います。
また、一人ずつ違う宿題を準備するのはあまりに大変すぎますが、自分が教師になったら、少しでも個人のレベルに合わせた宿題を考えていけたらと思いました。(杉下)

※写真は「いつもありがとう」と、子どものお母さんからもらったパキスタンの衣装です。次にモスクに行く時、着て行きたいと思います。

ホワイトボードに(牧野紘)

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先日記事にしました、
ホワイトボードに書かれたメッセージ。

教員採用試験も無事に終わり、外出先から家に戻ってくると、私が知らない間に書き換えられていました。

直接ではなくても、優しさが身にしみて、とてもほっこりしました。(牧野紘)
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