11月12日教師力アップセミナー(田中博史先生)に参加して(大澤)

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わたしは11月12日に行われた田中博史先生による教師力アップセミナーに参加させていただきました。

田中先生の魅力的なところはみんなが引き込まれるような力だと思いました。セミナーを聞いていたわたしももちろん、子どもたちが授業に参加したくなるような仕掛けがたくさんあります。
例えば、水槽に5匹の魚がいてそこから2匹網ですくったアニメーションを見たら、水槽に残っているのは3匹だと思うでしょう。しかし、水槽に5匹しかいないと思っていた魚は実は6匹いて(1匹重なっていただけ)、そこから2匹すくったから水槽に残っているのは4匹だと説明されたとき、「えーー(笑)!?」と思いましたが面白いと感じました。問題提示のとき、子どもはほとんど聞いていないことが多いといいます。わたし自身、問題を読むとき流して読むことが多く納得できました。田中先生の仕掛けには数への意識を高め自然と注意力が育つように工夫されているのです。

また、田中先生は社会にでたときに役立つ人間の能力として開発力と伝達力をあげていました。その中で一斉授業では伝達力を養うことができる場であること、それを教師が理解したうえで授業を展開していく必要があることを感じました。「相手にあわせた表現方法をさがす」ということは、難しいことですがとても大切な能力です。勉強が得意な子も苦手な子も全員が参加できるような授業を目指したいと思いました。(大澤)

「信頼ベースの学級ファシリテーション ホワイトボード・ミーティングを活用した授業の進め方」セミナーに参加(玉置)

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 10月7日、立川で開催された「信頼ベースの学級ファシリテーション ホワイトボード・ミーティングを活用した授業の進め方」セミナーに参加しました。

 会場で私を見つけたある方が、このために上京したことをとても感心していただきました。「夏は出力ばかりで、入力ができなかったので、学びに来たのです。何かの都合ではありません(笑)」と返答しました。

 セミナーゴールは、「良好なコミュニケーションと学び合いの関係づくりを育む」「子どもたちが能動的な学び手となるアクティブラーニングの進め方体験」、この二つから「教室に温かいコミュニケーションと関係性を育み、自律的、協調的な授業の進め方を学び、幸せな子ども時代に寄与する」というものでした。

 自ら学びに出かけてきた人ばかりで、会場の空気が違い、ミニホワイトボードを仲介して、ペアやグループで話し合うことが頻繁にありましたが、いずれも一気に盛り上がりました。ちょんせいこ先生の明快な説明に感心しながら、なるほど!こういうなのかと頷くことが多く、やはり実際に体験してみることの大切を感じました。(玉置)

【20161003参加】文部科学省・小中一貫教育に関する調査研究協力者会議

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 10月3日午前10時から12時30分まで、文部科学省での「小中一貫教育に関する調査研究会議」に出席しました。

 何度か意見を述べましたが、他の委員から、「玉置委員が言われるように」といった賛同の意見が続き、嬉しい会議となりました。

中学校教育実習を終えて(岩田)

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 先日中学校実習が終わりました。これで、大学生活の全ての実習が終わったことになりました。はじめは思春期の中学生とうまく関係性を築くことができるのか、不安しかありませんでした。しかし、実際に行ってみてそんなことに悩んでいた自分に驚くほど充実した毎日を過ごさせていただきました。小学生とはまた違う、少し成長した視点をもった中学生から非常に多くのことを学ばせていただきました。

 その中でもわたしが特に印象に残っていることは、学級経営面です。自分の研究したい内容が学級経営ということもあり、興味をもって観察させていただきました。

 そこでわたしが感じたことは、学級経営は子どもたちと担任の個々の信頼関係であるということです。これは当たり前のことかもしれませんが、わたしは実習で実際の現場を見て、ハッとしました。今までわたしは、学級経営をうまくいかせるためには、学級全体を見て指示をしたりするような周囲を見渡せることが大切だと考えてきました。しかし、それは違っていくら全体が見えていても、見えているだけでは子どもたちの心には響かないと改めて思いました。

 たまたま今日の講義の中で、「絆は児童、生徒が築くもの、居場所は教師が作るもの」ということを聞き、自分の中で現場で学んだことと通じることがあるなと感じました。担任は生徒個人個人としっかりと向き合い、生徒の居場所を明確に価値づけてあげることで、信頼関係を築いていく。そしてその後は担任と生徒の間にできた信頼のベクトルを少し変えるだけで、クラスの絆に発展するのではないかと感じました。

 また、学級はチームであるということを以前耳にしました。担任が生徒にチームという居場所を示した時、子どもたちはその一員としてよりよいチーム作りに取り組むのではないかと思います。そしてそれが絆となり、ステキな学級経営につながるのだと感じました。

 4週間の中学実習で、生徒の心によりそう教師の偉大さに気づきました。思い出してみれば中学校時代自分もそうだったと思います。情緒が安定しない時期だからこそ、心に寄り添ってあげること、価値づけることのできる教師は生徒の支えとなり、人生の道しるべを示す光になるのかなと感じました。実習で得た貴重な経験をいつか生かして、次は自分の中での「学級経営」を作り上げられる教師を目指したいです。(岩田)


Learning by Writing(寺坂)

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先日、教育課程論(初等)の授業でジョン・デューイのLearning by doingという言葉が出て来ました。

「なすことによって学ぶ」というのは、様々なことを経験してこそ人は学べるということです。私が、前期に調べていた赤坂真二先生の話と通ずるものがあるなと思いました。

そのようなことを考えていた時に先生が一言。玉置先生のゼミの人、この言葉身に覚えありませんか?と。learning by writing 「書くことによって学ぶ」玉置ゼミの代名詞です。これを聞いて、ハッとしました。全然記事を書いていないなと。

1期生の先輩や2期生と比べなかなかいい記事が書けなくて悩んでいましたが、これも経験です。たくさん出して、少しずつ成長して行きたいと思います。(寺坂)

申酉会同窓会(玉置)

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 12月11日、地元の田縣神社で開催された「申酉会同窓会」に出席しました。還暦となりましたので、ご祈祷を受けた後の同窓会となりました。昔話とこれからについて、話の華が咲きました。

 記念写真を撮りました。どうやって皆さんにお渡ししようかと悩みましたが、研究室HPに掲載してもよいとのこと。許可を得ましたので、ここに掲載します。

 下の「同窓会写真その1」「同窓会写真その2」ここをクリックすると、大きな画像を右クリックでダウンロードできます。同窓生の皆様、どうぞよろしくお願いします。

 ★ 同窓会写真その1
 ★ 同窓会写真その2

1期生教員採用試験お疲れ様会

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 9月27日、1期生教員採用試験お疲れ様会開催。とにかく全員が全力で頑張った教採!この笑顔が物語っている。

【20160928講演】せいしゅんセミナーで講演

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 9月28日、北名古屋市文化勤労会館で開催された「せいしゅんセミナー」で講演をしました。

 演題は「授業力向上の方策 〜道徳模擬授業を通して〜」。これからの道徳についての押さえ、動画2本による僕が考える道徳授業を示しながら、授業技術等を解説しました。100名を超える皆さんに集まっていただいた。熱心に聞いていただける皆さんに感謝。拙著「時間術」もたくさん購入していただけた。

 参加のゼミ生と夕食。玉置ゼミプロモーション映像を見せてもらう。僕好みの仕上げになりそう。完成に大いに期待。

【20160925落語】堀の内落語会

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 9月25日、堀の内会館で依頼を受けて落語披露。まくらたっぷりの「親の顔」。小牧中時代にお世話になった方々に挨拶。いつまでも覚えていただいていて感激。

【20160923講演】あま教師塾

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 9月23日、あま教師塾で講演。5年連続で依頼を受けたことに感謝。

 今日は「考え議論する道徳授業」と題して、まずは理論説明から。そして模擬授業2本(3本の予定が前半話過ぎた)。運動会の準備で疲れておられる方が多い中、遅い時間にたくさん集まっていただき、笑うところはしっかり笑っていただき、さらに生徒役としてしっかり考えていただき、野口先生が言われるところの一流の聴き手の皆さん。その前で話せる幸せを感じた2時間。

中学校教育実習を終えて (江口)

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私は、10月22日から11月18日まで中学校実習に行ってきました。担当は、3年7組でした。

中学生は、小学生に比べ話しかけてくれる生徒は少なく自分から行かないと仲良くなる事ができません。私は、人見知りではじめは、本当に苦労しました。初めの1週間で授業を通して話すなど1人一回は、話したもののなかなか、打ち解けることが出来ませんでした。しかし、毎日笑顔で授業、休み時間を通して話していくと生徒の方からも話しかけてくれるようになりました。私が行った学校では、その日あったこと、先生に伝えたいことを書くノートがあります。そのノートを通して、生徒の好きなもの、クラスの現状についてたくさん教えてくれました。そのおかげで、7組について理解することが出来ました。


私は、国語と道徳を授業させていただきました。国語は、7組以外にも2組と4組でもやらさせていただきましたが、名前が分からず、またクラスの状況が分からなかったためとても大変でした。しかし、積極的に挙手をしてくれて嬉しかったです。

7組では、授業の前に「たくさん挙手します。」「7組なら先生を支えてくれるよ。」「緊張するけど先生なら大丈夫。」とたくさん声を掛けてくれました。その言葉通り、普段挙手をしない子も挙げてくれたり、周りと協力して考えたり、大きな声で返事をしてくれたりと温かい雰囲気の中で授業を進めることが出来ました。緊張していた私は、一気に楽しさへと変化し、笑顔で行うことが出来ました。

国語の授業では、今まで受けてきた展開方法とは異なり、内容面を行わず指示語、接続語などテクニック面から読解をしていくものでした。どうしたら生徒に伝わるのかとても悩みました。数回の担任の先生の授業の仕方から新たな展開方法を行うことは、とても大変でした。しかし、夜遅くまで熱心に指導していただき、生徒から「わかりやすかった。」と言ってもらえたときは、本当に嬉しかったです。


最終日に道徳をやらせていただきました。同じ単元をやる実習生が既に終わっており、とてもいい授業をしていた為、プレッシャーがありました。クラスの実態に合うように何度も担任の先生と話し合い作り上げました。友達でも親友でもない、真の友つまり真友になって、卒業して欲しいという願いのもと行いました。道徳は、国語の読み取りとは異なり自分自身に置き換えて考えなければいけません。道徳の授業の難しさを改めて感じました。

今回実習をしてまた新たな発見、学びがありました。本当にありがとうございました。 (江口)

11月16日授業づくり1期生ゼミ記録(中田啓)

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11月16日のゼミで模擬授業をしました。実習以来の模擬授業でとても緊張しました。
道徳で教材は「先着順採用」というものを使いました。これは実習の時に使った教材ですが、実習の時はできた自信がなかったのでこれまでの玉置先生の講演や学んだことを参考に指導案はすべて変えて臨みました。

よかった点としては、子どもの様子をよく見られていたこと、落ち着いて一人一人に対応できたことを挙げてもらいました。
これは自分でも意識したことで、とにかくしっかり見てどんな様子か把握しようと意識していました。

改善すべき点としては、子どもの意見をすぐに受け入れてしまっていること、できない子のための配慮が少し足りていないということがありました。
一つ目のことは自分でもわかっていたことで、直さないといけないなと思っていることなのですが、なかなかできなくて苦労しています。
二つ目のことはこういった考えは指導案をつくっている最中にも浮かんでこなかったので、しっかり改善していかないといけません。授業は出来ない子をつくってはいけないのでそこへの配慮は今まで以上に考えていきたいです。

この日は佐古先生が見に来てくださり、佐古先生にもご指導をいただきました。ありがとうございました。
佐古先生のお話の中で子どもたちに愛を与える、そして幸せになってもらうための種を与えるということが印象に残りました。
子どもに丁寧に接することで子どもたちに愛を伝えて、学校、学級を好きになってもらう。自分のいる場所を好きになるということが幸せである。
自分も子どもたちが幸せになれるよう、全員が好きになれる学級をつくっていきたいです。(中田啓)

11月16日授業づくり1期生ゼミ記録(浦)

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11月16日の1期生ゼミで、模擬授業をやらせていただきました。
その内容と、学んだこと・課題を書きます。

【内容】
小学5年生「体積」ー複合立体の体積

【学んだこと・課題】
・復習について
私は、復習は全員が正解、全員が理解できることを目指したかったため、机間指導とペア交流を入れました。しかし、その結果時間がかかってしまいました。
苦手な子にとっては、丁寧な復習は嬉しいと言ってもらえましたが、宿題でできたのならば復習はそんなに丁寧にする必要はないのではないかという意見もありました。
確かに、出来る子にとっては長い復習の時間は飽きてしまいます。重たい雰囲気にならない、意味のある復習の時間をつくることが課題であると感じました。また、本時に繋がる復習として、数値を本時で出てくるものと同じにしたり、形を同じにするなど、後からあっと気付く工夫も取り入れていきたいです。

・展開について
本時案では、複合立体の体積として、4つの解き方を予想していました。
子ども役のゼミ生が書いてくれたものも、予想した4つ。前にそれぞれのパターンで補助線を引いてもらい、自分はどのやり方をしたのか手を挙げてもらいました。
その後の展開は、手が多く挙がったものを、代表の子に説明してもらいました。
私は、この授業で、それぞれが考えた方法で体積を求めることができれば良いと思っていました。とすると、自分がやらなかった方法をただ聞く時間が生まれます。
それならば、4つのやり方を挙げた後、全体に説明するのではなく、隣の人と自分のやり方を交流したり、同じ考え方をした子どもを集め、グループで説明し合うという展開はどうかという案も出ました。聞くだけでは説明力は付きません。やはり、自分から話すことが必要だと思います。今回は、自分が自分の言葉で説明する時間をつくるべきだったと思いました。
また、全体に向けて説明する時に、最初丁寧にし過ぎて、後々時間がなくなり飛ばしてしまうことがないようにと、ご指導いただきました。時間配分の難しさ、大切さを改めて感じました。


今回のゼミは、佐古先生、2期生の子達も来てくださり、とても賑やかなゼミでした。(その分とても緊張しました…(笑))
多くの意見、案もいただけたので、今後に活かしていきたいです!(浦)

11月12日教師力アップセミナー(田中博史先生)に参加して(牧野紘)

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11月12日、教師力アップセミナーに参加させていただきました。
今回お話をしてくださった先生は、筑波大学附属小学校で算数を教えていらっしゃり、全国算数授業研究会の会長も務めておられる、田中博史先生です。

一番印象に残ったことは、「算数の文章題は読み取ることを大切にする」ことです。

例えば、足し算の問題。
男の子が五人、女の子が三人います。
合わせて何人でしょうか。

田中先生は、最後の「合わせて何人でしょうか」を伝える前に、前半部分を絵に描くなどして、読み取らせるそうです。
なるほど!と思いました。
確かに、「合わせて何人」という言葉ばかり気にかかり、五人だったのは男の子なのか、女の子なのかなどは、全く気にかけていませんでした。
田中先生は、この前半部分の読み取りが、これから難しくなっていく算数に対して重要なんだとおっしゃっていました。

自分の足し算の授業を思い返してみると、まず問題の「合わせて」という部分に線を引く、単位を丸で囲む、など形式的な活動を思い出します。
もちろんそれらのことに着目することは大事だと思いますが、前半部分の読み取りも忘れてはいけないなと、学ぶことができました。

セミナーでは、私が今まで知らなかったことや、思い込んでいたが違うこと、など、多くの学びという収穫を得ることができています。
大学生の今、このようなセミナーに参加できることに感謝しつつ、身を引き締めて精進していきます!(牧野紘)

第5回教師力アップセミナー(田中博史先生)に参加して(浦)

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11月12日に開かれた、教師力アップセミナーに参加させていただきました。
今回の講師の先生は、田中博史先生でした。
田中先生のお話は、具体例が多く、現場経験のない私にとっても授業展開や子どもの反応がイメージできる、楽しいものでした。

1番心に残り、今後授業をする際に気をつけようと思ったことは、集中して問題に向かえる環境づくりです。
「先生違うよ!」という声が授業中に聞こえないことは、子どもがちゃんと聞いていない、見ていない証拠であるとおっしゃっていました。
子どもは、目の前の先生がやっていることは絶対に正しいと思い込んでいるのです。
その思い込みが、ただ写す、ただ書くという動作化に繋がるのだと思います。
そこで、わざと板書を間違えたり、算数の問題に出てくる数とイラストの数を異なるものにしたりと、よく観察しないといけない環境をつくります。
間違い探しのようで、楽しみながら、問題に集中できるのではないかと思いました。

また、問題を出し、「これを◯年生(下の学年)に尋ねると、どんな間違いをすると思う?」という発問も、はっとするものでした。
間違い方を尋ねることで、自分も解く時にはどこに気を付けるべきか、はっきりと分かります。
また、下の学年の子達に教えるということで、説明も、より分かりやすくしようという思いも生まれます。
分かりやすい説明ができるということは、本人の理解度も高いと考えます。
ですので、ただ解くのではなく、どうしてこうなるのか説明したくなるように少し発問を変えるだけで、理解度も上がるのだと思いました。
さらに、間違い方を尋ねるということで、「人間は間違いをするのだ 、恥ずかしいことではない」という大切なことも伝えることができます。
なるほどと思うやり方で、新しい技術を知ることができました。

最後に、子どもの「どうして算数(数学)を勉強しなきゃいけないの?」という問いにどう対応すれば良いか質問させていただいたところ、子どもが興味を持てていないことが原因であるとお答えいただきました。(日常生活で使われる例を出す対応もあり!)
確かにと思うのと同時に、とても心が痛かったです…。
興味が持てる教え方、授業づくりをしていかなければと強く思いました。
「どうして◯◯を勉強しなきゃいけないの?」という疑問を持たせず、進んで「もっと知りたい!」と思えるような授業ができるように、頑張っていきます!(浦)

4年生ゼミへの潜入調査結果(吉田)

教育実習が終わり、何気なく生活していたら、玉置先生からお話が…
「1期生のゼミを見に来ないか?勉強になるぞ!!」
確かに先輩たちは凄い。教員採用試験でも結果を残したのはもちろんだが、参加するセミナーでの意見・ゼミのホームページの内容・人柄、どこを取っても抜き出ている。

「どこが違うのか…。」

直接的に関わりがなく、まだ謎に包まれていることばかりだ…。ということもあり、実習が早めに終わった吉田と2期生の牧野さんと一緒に参加(潜入調査)させていただいた。

この記事には調査によって解明された謎について述べようと思う。
1つ目は教えを物にしているということである。私は教育実習中「ゼミなどでいい授業を見ていたり、授業技術、考え方などを学んでいたのに、全く力として発揮されていない」という気持ちになったことがある。先輩は模擬授業ではあるが、学んだことを生かしておられた。それは玉置先生がよく言われる「素直に」という部分に直結しているように思える。失敗を受け止め、素直に感じ、よりよくなろうと尽くす姿が先輩方にはあった。この姿はどんな場面でも必要であると思うとともに私に足りないところだと感じた。

2つ目は高め合いである。授業の検討会に入ると先輩方はかなり意見交流をする。「私はこう考える」ということがきちんと話せる、「私もここが疑問なんだけど…」という共感をし、一緒にその問題に取り組む意見交流は高め合おうとするチームのように感じた。「高め合える集団になろう」と中学校3年生に伝えた自分がまだまだであると感じた。これから2期生も同じ目標に向かって頑張る機会が増える。先輩たちのイズムを受け継げるようになりたい。

 4年生のゼミに参加(潜入調査)させていただけて、本当に良かった。ここからが勝負なのでしっかり取り組んでいきたい。

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11月14日 白鳳小学校の授業・検討会に参加して(吉田)

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11月14日白鳳小学校の算数の授業・検討会に参加させていただいた。小学校1年生の算数をされており、色板を用いて陰になった形を作っていくという活動のある授業であった。検討会では3+1の検討を取り入れ、より深まる検討会をされており、多くのことを学ばせていただいた。大きく3つのことについて取り上げて書かせていただこうと思う。

 1つ目は授業の雰囲気である。いわゆる授業規律といわれる部分である。拝見させていただいたクラスには多くの工夫を先生がされていた。
授業が始まる前は机の右上に教科書の道具を置き、学習スペースを作る、
指示が的確でみんなが同じように動ける、
前で児童が発表するときは「自分の意見とあっていたら、拍手をしよう」と促し、認め合いが行われていた。
ちょっとしたことかもしれないが、こだわりを持ち、やりきることで児童が楽しそうに授業に取り組んでいる。授業を受けていても、していてもよい気持ちになれるクラスで自分が担任を持つ時はこうなりたいと強く感じた。今後もそのような工夫を見つけ、生かせるようにしていきたい。

 2つ目は貫くことの大切さである。検討会で多くの先生とお話をさせていただいた時に「この指示をしたのには意図があるのかもしれないが、授業を通して貫かないといけない。」ということを教えていただいた。確かに先生の1つの指示でその部分にこだわる児童が出てきていた。授業の中でここに注目してほしい、焦点化させたいという考えがあり、発問する。その発問がほんとに必要なものなのかと考えること、授業を通してその考えは貫いていくことがいるということを教えていただいた。

 3つ目は授業の作り方の部分である。検討会時に玉置先生は「あること」を投げかけられた。
「子供が授業の時にどんなつぶやきがあればいいと思いますか」
 児童がペア活動、拡大提示装置、全体交流でたくさん言葉を発している中で変化していく児童の姿を捉えること、つぶやきを生かし、深めることは先生になったら特にやっていかなければならない。そのように考えるとこの活動で「こんな意見が出るなぁ」「この意見は違う考えを誘発させるなぁ」ということは、教育実習中も考えていたが、「こんなつぶやきが出たら、ボケて、より説明させても…」「これを提示したらどんな声が聞こえるかな」という側面でも考えていく必要があるということを学ばせていただいた。

考えれば考えるほど授業を組み立てるというのは難しいと感じるが、逃げずに向き合うことで役に立つことがあると思うので、取り組んでいきたい。(吉田)

11月14日 白鳳小学校の授業・検討会に参加して(堀江)

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 11月14日(月)白鳳小学校の算数の研究授業と検討会に参加させていただきました。

 今回は、1年生の授業でした。私は、つい先月まで幼稚園教育実習に行っていたので、1年生だと、あまり幼稚園の子どもと変わらず、落ち着きのない子どもがたくさんいるのではないかと思っていました。しかし、授業を見ていると、私の想像していた1年生とは違う様子でした。学習規律がしっかりしていて、聞く姿勢ができており、教科書や筆記用具を右上に置くよう先生が指示を出すと、子どもたちはすぐにそれに従っていました。先生と子どもとの関係がよく、みんなが楽しく授業を受けているという印象を受けました。

 検討会での玉置先生のお話の中で、一番心に残ったことは、「子どもが最後どんなことをつぶやけば授業が成功したと言えるのかを考えて授業を考える」ということです。よく玉置先生は「その時間で一番大切なことを子どもが言うことが授業、教師が言ってしまうとそれは講義である」とおっしゃっています。このように子どもが最後どんなことをつぶやけばいいのかを想像しながら考えることで、子ども中心の授業を考えることができると思いました。

 初めて1年生の授業を見させていただいて、1年生は特に手や体を動かすことを取り入れた授業を考えていくことが大切だということが分かりました。
 白鳳小学校の先生方、ありがとうございました。(堀江)

第5回教師力アップセミナー(田中博史先生)に参加して (松井)

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11月12日(土)に行われた第5回教師力アップセミナーに参加させていただきました。講師は田中博史先生。「算数好きな子どもを育てる授業づくり」について学びました。

◯形式を押しつけない
算数の問題を解くときの定番となっている「分かっていることは何ですか」「求めるものは何ですか」を形式的に聞いていては意味がないと田中先生。それよりも「この問題を解くために大切なことは何ですか」と聞く方が子どもが考えるようになると仰っていました。形式を押しつけることで子どもがあまり考えず、注意力が高まらなくなるということを知りました。

◯人間を育てるときの2つの側面
人間を育てるときには「開発」と「伝達」の2つの側面があり、伝達の大切さについて田中先生はお話しされました。「対話は差がある人同士でやるからこそ相手のことを考えるようになる。相手の分かり方に応じて伝え方を考えることが大切である」という言葉がとても印象に残っています。できる子どもほど伝達の力を高める必要があるということも覚えておきたいと思います。

◯問題をイメージさせる
小学生の算数の問題は中学年くらいまで、問題を適当に読み取っても計算できてしまいます。「5と7があるから足して12だ」と問題のイメージをしないまま計算していては、将来つまずいてしまう子どもになる。それを防ぐためには「合わせて は足し算」などと形式を早くから与え過ぎず、問題の場面をイメージさせることが大切であるということを学びました。田中先生のお話を聞いて、問題のイメージは算数には欠かせないものだと改めて感じました。

セミナーの後には田中先生に質問をする機会があり、あまりのあるわり算でどのように「あまり」をイメージさせればよいか質問したところ、絵を描かせればいいという答えをいただきました。「教師は勝手に必要ないと決めつけてしまう。絵を書いて分かるようになれば、絵を書かなくても分かるようになる」と田中先生。「待つ」ことの大切さに気づかされました。

専門が数学である私は、算数の授業を特にがんばりたいと思っていますが、算数の世界もこれから学ぶことがたくさんあると思います。田中先生のような児童を引きつける教材を作れるようがんばります。(松井)

第5回教師力アップセミナー(田中博史先生)に参加して(堀江)

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11月12日、第5回教師力アップセミナーに参加させていただきました。今回は、田中博史先生でした。田中先生は、とても気さくな方で、会場には、たくさんの笑いがありました。

田中先生の話の中で、1番心に残ったことは、「問題を出した後、すぐに答えを聞かない。」ということです。私はこれを聞いた時、問題を出したら、すぐに答えを出すのが普通なのではないのかと思いました。田中先生は、答えを聞くのではなく、「低学年の子にこの問題を出したら、どんな間違いをすると思う?」と聞く、とおっしゃっていました。ただ答えを聞くだけでは、子どもにとってはあまり面白くない授業になってしまいますが、上のように聞くことで、子どもは熱心に考えることができ、説明したいという意欲が出てきます。
このような、子どもが「説明したい!話したい!」と思うような発問の仕方を考える必要があると思いました。

セミナーが終わり、集合写真を撮らせていただいた後、田中先生から「教師になって、何か行き詰まったりしたら、一度は自分も生徒だったことを思い出して」というお話をしていただきました。このような考え方をすることで、子どもの気持ちを考えることができると思います。
教師になって、うまくいかないことがあったら、この言葉を思い出したいと思います。(堀江)
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