人との出会い(山下)

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 こんにちは。3期生の山下です。

 3週間ほど前に小学校実習が終わりました。実習が始まる前は私なんかに授業ができるのか、先生とうまくやっていけるだろうか、子どもたちに受け入れてもらえるだろうかと不安ばかりで早く終われと思っていました。最初は先生になるかどうか迷っていたし、他にやりたいこともないからとりあえず昔からの夢だった先生を目指そうという感じでした。

 しかし、いざ実習が始まってみると毎日なにをやっても勉強になるし、子どもたちもかわいいのでいつしか学校へ行くのが楽しみになっていました。授業で失敗しても「分かりやすかったよ。」「先生の授業楽しみ。」と言ってくれる子どもたちや、夜遅くまで残って一緒に頑張った他の実習生たちのおかげでまた頑張ろうと思うことができました。実は担当の先生がとても忙しい方で指導案の指導などをあまり受けられなかったので一人でやるしかないんだと心が折れそうになっていました。同じ学年を担当していた実習生やその担任の先生に助けられ最後までやり遂げることができましたが、もしも最後まで一人でやろうとしていたらきっと先生になることを諦めていたと思います。ですが私はクラスの子どもたちと実習メンバーに恵まれ、先生の大変さや面白さを知ることができたので最終日には心から先生になりたいと思うようになりました。今でもお別れ会でもらった手紙を読み返すと涙が出そうになるほどたくさんの思い出ができた教育実習でした。

 また、日々親睦を深め、実習が終わってから休みの日に実習メンバーで郡上へ遊びに出かけました。冬にはスノーボードに行く約束もしました。たまたまその学校に行くことになって出会った5人が今後も関わり続けていけることをとても嬉しく感じます。

 小学校実習では先生になりたいと思わせてくれた子どもたちとの出会い、実習中助け合い今後も関わっていける仲間との出会い、実習校の先生方との出会い、たくさんの出会いと学びがありました。明日からの中学校実習ではどんな出会いと学びがあるのか楽しみにして早く寝たいと思います。(山下)

10月17日2期生ゼミ記録〜古川さん〜(百瀬)

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10月17日3限に行われた模擬授業の中で、古川さんが行った数学の授業の記録を書きます。内容は中学校1年生の反比例のグラフです。

○授業
1,導入
・前回行った比例グラフの特徴の確認。
・グラフは点を繋いだら線になった。点が無数に繋がってグラフとなっている。
2,展開
・グラフの点をとる
・「点と点の間ってどうなる?」という発問→ペア交流
・全体交流→当てた子にグラフを書いてもらう、なぜそのようなグラフになると思ったのか説明をさせる
・表埋めを全体でする、指名制
・比例のグラフがどのようなものになるのか、ソフトを使って点を増やしながら見せる


○討議
・古川さんの温かい眼差し、自然と出る肯定的な言葉が、生徒が意見を言いやすい環境を作っていて、子ども主体の授業であった。
・支持が明確であった。 具体的には、1つの質問に対して追加に言葉を加えたりしないこと。

・比例のすぐあとの授業内容なので、直線という発想になりがちであるが、ソフトを使って視覚的にわかりやすく子どもに曲線のグラフになることを理解させていていた。
・一方で、子どもが自分で多くの点を取ることで曲線のグラフになることを見いだせたら良いのではないかという意見も出た。
・しかし、古川さんは子どもに全てを計算させることは大変である、今回の課題は『反比例のグラフの特徴を考えよう』であり、『反比例のグラフを書くことが出来る』ではないという考えを主張していた。

⇒ソフトで点を取り、視覚的に見せることはわかりやすい。また、大変な計算も自動で出来、無数の点を取ることで点が集まって曲線になっていることのイメージが持ちやすくなった。ソフトを使う時に、「困ったら点を取るといいね」「点を取ってみたらわかったね」などの教師の発言を加えると良い。

・ペア交流をしたことを全体交流で発言したことに対して、「同じことを書いた人?」と一言あるとよかった。


古川さんの卒業研究はICTを使った数学の授業というテーマであり、それにちなんだ視覚的に分かりやすい授業でした。グラフとして捉えてほしいが捉えにくい、「無数の点が繋がることで線になっている」ということがよく理解できる授業で、視覚的に分かることの良さを実感しました。

古川さんおつかれさまでした。(百瀬)

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