10月23日 第4回後期ゼミ 鏡味さんの模擬授業から(竹内)

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 こんにちは。4期生の竹内です。今回は先日のゼミでの鏡味さんによる模擬授業について書かせていただきます。

 5年生の社会科の米作りについての内容で、児童たちはある程度学んでおり、終盤の授業という設定で模擬授業を行われました。

 鏡味さんは子どもたちによる課題解決の授業をされており、子どもの疑問を基に進めていく展開でした。特に印象的だったのは、「米の起源は東南アジアの温かい地域なのに対して、日本では東北などの寒い地域で主に作られているのは何故だろう」という発問です。ただ知識を教えるのではなく、昔と今を比較することで子どもたちに興味や疑問をもたせ、それを追究しようとするような授業でした。また、課題に関しても、子どもの発言から決めるなど、様々な所に子どもたちの主体性が生まれる工夫のある授業だと思いました。

 授業後の玉置先生による指導助言では、課題を子どもの発言から決めた事を評価されていました。また、それをもっと工夫するのなら、子ども一人の発言で決めるのではなく、たくさんの子どもから聞き、みんなの課題にするともっと良い。ということをご指導していただきました。

 私は授業を受けていて、鏡味さんは板書や指示の出し方など、一つ一つがとても丁寧にされていると感じました。玉置先生やゼミの先輩方など真似をしていきたい先生はたくさんいますが、まずは鏡味さんや4期生の良いところをたくさん真似し、吸収しなければいけないと感じさせられました。鏡味さん、お疲れ様でした。(竹内)

10月23日4期生ゼミ模擬授業の反省(鏡味)

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 こんにちは!4期生の鏡味です。今回は、ゼミで発表した模擬授業の反省を書きたいと思います。

 私は小学校5年生、社会科の米作りの授業を行いました。授業は、有田和正先生の「社会科授業の教科書」という本を参考に行いました。授業内容は、元々、暖かい地域で米作りが行われていたのに、なぜ日本では寒い地域で行われているのかというものです。

 反省点は2つあります。

 1つ目は課題作りです。私が今回1番意識したのは、この「子どもの言葉で課題を作る」ということです。理由は教育実習中、この課題作りがずっと私の課題だったからです。私は一人の子どもが課題を言ってくれたことに安心してしまい、「じゃあ、それを課題にしよう」と課題を黒板に書いてしまいました。しかし、課題を「みんなの課題」にするために、もっと色んな人に聞いてみんなで課題を作ることが大切だと学びました。

 2つ目は、期間指導では全員を見るということです。私は授業のことでいっぱいで、子ども役の人たちが書いた意見全てに、丸やコメントをしてあげることができませんでした。子どもから見れば、「自分だけ丸がもらえない」と思い、意欲的に授業を受けることができません。短い時間の中でも全員を見るということを意識して授業を行いたいです。

 授業を通して、玉置先生やゼミのみんなからたくさんのアドバイスがもらえて、ゼミの時間は学びがたくさんあります。残り半年間できちんと教壇に立てるよう、しっかり学んでいきたいです!(鏡味)

10月14日教師力アップセミナーでの学び(高橋、高桑)

 こんにちは!4期生の高橋です。今回は、教師力アップセミナーに参加して、野口先生の講演と松井先生の模擬授業から学んだことを書いていきたいと思います。

 まず、野口先生の講演からは、語彙指導は、チャンスを生かすことが大切だということを学びました。「チャンスを生かす」とは、教材の中にある言葉が出てきたとき、ついでにこの言葉も教えよう、とすることです。

「ありの行列」では、一文読むごとに、出てきた単語からたくさんの発問がありました。例えば、「“行列”とあるけれど、”整列”って言葉とどう違うのかな?」、「”公園”って何ですか?庭とはどう違う?」など改めて問われると立ち止まってしまう問いばかりでした。

 このように、教科書にあるチャンスを逃さず、生かしていくことが、子どもたちの語彙力をつけることに繋がるのだそうです。

 教師として、二つの言葉を比較した際、「何となく違う感じがする」と感じている児童には、そのぼんやりした気持ちをきちんと自分の言葉で説明できるように意味を分からせてあげたいですし、違いをイマイチ感じていない児童へは、この「ん?」と思う言語感覚が身につくよう、言葉にこだわって語彙指導をしていきたいと思いました。そのために、まずは自分自身がまだまだ勉強不足であることを思い知ったので、この半年間でできるだけたくさんの知識を蓄えていきたいです!

 松井先生の道徳の模擬授業では、「友情、信頼」について考える「ロレンゾの友達」という教材でした。ロレンゾが罪を犯したと思い、自首を勧めると言った登場人物たちのことを「3人は本当に友達なのかな?」揺さぶる発問をされたり、ハッピーエンドだと思っていたら、疑っていたことをロレンゾに告げなかったことに対し、「隠し事はいいの?」とまた揺さぶられ、自分の考えが深まっていきました。

 揺さぶりの発問をされることで、自分とは違う考えの人の意見に変わることもありました。しかし、自分の意見について振り返って考えることもできたので、やっぱりこういう理由で私はこう思う、というように自分の意見について真剣に考えることができました。これも考えが深まるということなんだと感じました。

 松井先生は、発問はもちろん、生徒役からの発言を受けての切り返しの言葉がけにも、全て意図をもっていらっしゃいました。どんな発問が子どもたちにとって1番効果的なのか、この教材でなにを考えてほしいのかに常に軸を置きながら教材研究や、授業を行うことの大切さを学ぶことができました。1日を通して、本当に多くのことを学べる貴重な機会を与えていただき、本当にありがとうございました!(高橋)


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 こんにちは、4期生の高桑です。先日、教師力アップセミナーに参加し、野口先生の講演から多くのことを学びました。その中でも印象に残ったことを書きたいと思います。

 私が講演の中で最も印象的だったのは、教科書にひらがなで書いてあるなら、黒板にはあえて漢字で書くということです。私はこれを聞いて、授業で教師が未習漢字を使った時、「せんせー、まだその漢字習ってません」という子どもたちの声が色んな方向から飛んでくる様子を頭に浮かべました。また、今までの固定概念から、習っていない漢字を使うことはいけないことと思い込んでいたので、私の中にあえて使うという発想はなく、どのような意図があるのか興味を惹かれました。

 野口先生曰く、読字力(字を読む力)は「はやくから」「何回も」が大切だそうです。漢字を習うときは、読みも書きも同時に習います。しかし、読めるようになった途端に書け!というのは、子どもたちにとって厳しいことです。あえて未習漢字を使って板書するのは、習う前から子どもたちが漢字を読む練習を授業の中で何度も重ねることで、いざ習ったときにスッと書けるようになるからだそうです。    

 始め、このお話を聞いたときは、難しい漢字の板書を見て子どもたちが授業を受けたくないと思わないのかや、子どもがつまづく原因になるのではないかなど、不安の要素が多く頭に浮かびました。しかし、聞きながら考えていくうちに、自分が子どもたちの目の前にあることしか考えられていないことに気づきました。子どもたちに学力つけさせるためには、授業の中に出てくる1つ1つのことを学びに繋げて、長い目で子どもたちの成長を見守ることが大切だと気付かされました。さらに、野口先生は、「あり」も漢字で「蟻」と黒板に書き、「他のクラスや6年生でも読めない漢字が読めるようになったね。このクラスは学力が高いね」と価値づけると仰っていました。子どもたちが漢字につまづくことなく前向きに学べるようにするために、教師がやる気を引き出す言葉がけをするのも大事だなと学びました。

 最後になりましたが、野口先生、教師力アップセミナーの関係者の皆様、素晴らしい学びの場をくださりありがとうございました。(高桑)
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10/23 第4回ゼミ 3分間スピーチ(安部)

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 こんにちは。4期生の安部です。今日はゼミの最初に行っている、3分間スピーチで話したことと、玉置先生からいただいたアドバイスを書きたいと思います。

 おはようございます。(おはようございます‥)元気が足りないですね〜祝日明けだからかな〜もう一度いきます。おはようございます!(おはようございます!)さっきの2倍くらい大きな声で挨拶できましたね。

 昨日は、お休みということで、みなさん、何をしていましたか?先生は部屋の掃除をしていました。部屋の掃除をしていると、だいたい、懐かしいものが出てきますね、先生も懐かしい宝物を見つけました。何だと思う?そう!手紙です。誰から誰への手紙だと思う?実は、自分から自分への手紙なんです。

 じゃん!!これは、先生が6年生の時に20才の自分に宛てて書いた手紙です。読んでほしい?特別にこのクラスのみんなにだけ読みますね。

 はい、ではここまでにしておきますね。先生は辛いとき、悲しいときにこの手紙を読んで、自分に励ましてもらっています。みんなも、約5ヶ月後、卒業するときに自分に手紙を書くと思うんだけど、どんなことを書こうかなって今から考えておくといいよ。今はなんてことないかもしれないけれど、10年後、20年後読んだときにきっと自分を励ましてくれる宝物になるからね。

 以上のようなことを小学校6年生に向けて朝の会という設定で話しました。玉置先生からいただいたアドバイスは大きく2つでした。

1.言葉遣いに気をつけること
 私は全体の前で話す時も無意識のうちに「やっぱ」や「やばい」といった正確ではない言葉を使っていたようです。普段友達と話すときと子どもたちの前で使う言葉はしっかりと弁えなければならないな、ということを強く感じました。日頃から気をつけていきたいです。

2.話すぎないこと
 私の今回のスピーチは、本題に入る前が長く、3分という短い時間の中で、一番言いたいことにすんなり入ることができませんでした。子どもに話すスピーチも授業と同じで、何が一番言いたいのか、何を伝えたいのか、それを自分の中で明確にしたうえで話すことが大切だなということを学びました。

 たった3分話すだけでも、何を話そうと内容に困り、さらに実際に話していると、何が伝えたいのだろうと自分でも分からなくなってしまいます。まだまだみんなのスピーチを聞くことができるので、たくさん学んで学ぼうと思います!玉置先生、ゼミのみんな、ありがとうございました。(安部)

10月16日 第3回4期生ゼミ 秋田さんの授業記録(山田)

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 こんにちは!4期生の山田です。今日は秋田さんの模擬授業の記録を書いていきます。
今回、秋田さんは4年生の道徳の教材『「正直」五十円分』の初めの20分間の授業をしてくれました。
 
 導入では、「しょうじき」と、口パクでやってみせ、「先生はなんといってるでしょう。」とみんなに問いかけていました。秋田さんのお茶目なところを生かして、今日のテーマである“正直”を意識させつつ、自分に注目させることで集中力を高める工夫がとても素敵だなと思いました。

 先日の教師力アップセミナーで松井さんが模擬授業を見せてくださった時のように、本文を一気に読んでしまうのではなく、途中途中で発問や振り返りを挟みながら進めていく授業スタイルで行ってくれました。授業のうまい先生の技術をすぐに吸収して実践する姿が素晴らしいなと感じました。
 
 また、秋田さんは優しさや受容力も魅力の1つで、「〇〇さんがさっき言っていたように〜」などと、子ども役の発言を丁寧に受け止めて次に生かしたり、「〇〇さんが言ったこと分かった?同じことみんなにもう一度話してくれる?」などと、子どもと子どもを繋ぐ発言が自然に使えていて、真似したいなと思いました。

【みんなからの声】
○導入の工夫
○ゆさぶり発問があった
○発言の立場を明確にさせていた
 (「損するから」『誰が損するの?』「自分が損するから」『相手じゃなくて、自分が損をするってことだね』)
△左利きなので、文字の右側に立つように体を開く方が見やすい

【玉置先生からの助言】
論議する場面について
秋田さんの授業での論議
「みんななら50円を返しにいくか行かないか」

改善案
「50円多かったと正直ににいうか、たこ焼き屋は儲かっているからだまったままでもいいか、というたけしの心の葛藤」

 この物語は、前半では自分が50円少なくお釣りをもらったためお店に言いに行く場面から始まり、後半では自分がお釣りを50円多くもらうという展開になる。玉置先生は前半の場面がこの物語に描かれている意図を考えて、論議する場面を決めるとより深まると教えてくださいました。

 それぞれが授業者に対してここを真似たいな、ここを改善すればもっと上手くなれるかな、と真剣に考えながら素直に伝える姿がたくさんあってやっぱり素敵な仲間だなと毎回感じます。来週のゼミも楽しみです!(山田)

10月16日4期生ゼミ模擬授業での反省(秋田)

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 こんにちは!4期生の秋田です!最近、小学校6年間通っていたくもんでのバイトを始めました。10年経っても先生は私のことをよく覚えてくださっており、当時私がやっていたプリントをファイルにして今の子どもたちに見せていると話して下さいました。こうやって何年経っても覚えていてくださる先生がいることはうれしいものですね!

 さて、先日ゼミで道徳の模擬授業をやらせていただきました。今回は「正直とは何か」について考える授業を行いました。実習以来のちょうど1年ぶりに授業を行い、正直惨敗でした、、。やはり授業をするのは、とても難しく、そしておもしろいものだなぁと改めて感じました。

 今回の一番の反省点は教材研究です。子どもたちに最後どのようなことを言ってほしいかというゴールに向けての道筋が少しずれてしまいました。私は道徳の本を読んでいる中で、道徳の授業では子どもたちに物語を読み取るのではなく、自分だったらどうするかなどと自分ごととしてとらえてほしいという思いがありました。それにとらわれすぎて発問が少しずれていったような気がします。自分ごととしてとらえることはもちろん大切なことですが、物語に一度入り込んで登場人物の言動や気持ちの変化から価値項目を考えることは大事であると感じました。

 また、道徳の授業は本当に子ども一人一人考えがちがい、同じような考え方でもどこかは微妙に異なることも多いです。そのため、指導案どおりにはなかなかいかず、子どもたちの発言を受けての切り返し、展開が本当に難しいなと改めて感じました。そこが道徳の授業の面白いところでもあるのですが、、、。

 まずは、第一に「教材に惚れ込む」ということがいかに大事かというものを感じました。教材を何回も何回も読んで、教材研究をより深いものにした上で授業展開を考える大切を実感しました。

 次回の授業でも今回の反省点を生かし、道徳の授業を行っていきたいと思います!!!
 玉置先生、4期生のみなさんご指導ありがとうございました。(秋田)

10月14日教師力アップセミナー(野口芳宏先生)での学び (加藤・二宮)

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 4期生の加藤諒太です!今回は10月14日に参加させて頂いた教師力アップセミナーについて書きたいと思います!今回は午後の部について書いていきたいと思います。

 午後の初めには我がゼミの先輩、松井先生の道徳の模擬授業がありました。私は児童役として参加させて頂きました。友情についての授業でしたが、授業の中の一つ一つの教師の発言が精選され、無駄のない授業だなと感じました。

 特に授業後半では「本当にそれって友達かな?」や「みんなAじゃダメなんだね」と揺さぶり発問を入れていました。授業後半ということで、話の内容がわかり、自分の考えを持つことができたタイミングでの揺さぶりでした。道徳で子どもたちに深く考え議論させるために重要な発問であり、タイミングも素晴らしいと感じました。自分も3年後には松井さんのような授業ができるよう、学び続け成長したいと強く思いました。

 また、野口先生からの学びは非常に多くありました。国語の授業もですが、何より厳しさの中に愛があるという言葉を体現している人ではないかと感じました。また、子どもたちを伸ばそうという強い気持ちを持っているとも感じました。教材を読んでいく途中に注釈を入れて子どもたちに言葉を教えていくという指導を学びました。これは子どもたちに力をつけたいと思うからこそ、できるきめ細やかな指導だと思います。その一つひとつが丁寧であるからこそ野口先生は子どもを鍛えることができるのではないかと考えました。

 そして話し方に関しても学びとなりました。うまい授業をする先生のお話はいつも面白さがあると思います。野口先生もその一人だと思います。抑揚や間を意識することでこれは実現できるのではないかなと感じました。いつかは自分も面白い話のできる授業名人になれるよう周りの先生方からたくさん学んで成長していきたいと思います。(加藤諒)

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 こんにちは、5期生の二宮です。今日は10月14日に参加させていただいた教師力アップセミナーで学ばさせて頂いたこと2点を書かせていただきます。

 1点目は「分からなさを自覚していることで分かるようになりたいと思えるようになる」ということです。自分の経験上、勉強をしていても「その問題を分かるようになりたい」と思ったことはあまりありませんでした。それには色々な理由がありましたが、何が分からないか自覚していなかった理由が最大だと自分の中で思っています。

 しかし玉置ゼミに入ってからは本当に分からないことが増えて、「わかるようになりたい」という気持ちが強くなりました。その理由を今振り返ってみると自分に何が足りなくて、分かっていないかが自覚出来ていたからだと思います。そして、この考え方が自分が子どもたちに授業をする時に大切になると思いました。分からないことに出会った時、分からなさをプラスに捉えて、知ることの楽しさが感じてもらえるようにしたいです。以上が一点目についての学びです。
 
 2点目は漢字の知識の獲得についてです。小学校でも習っていない漢字を使うことが大切だと学びました。「漢字は書くことは難しいけど読むことは簡単」ということにとても共感しました。確かに言葉を言われただけだとその漢字を想像しても間違えることが経験としてあります。なので未習の漢字でも黒板には漢字で書き、ノートに平仮名で書くことでその読み方を知ることができるというコツを学ぶことができました。以上が二点目の学びについてです。

 自分は午前の野口先生のご講演について書きましたが、午後の松井先生の模擬授業、野口先生のお話も含め、一日を通して大変多くのことを学ばさせて頂きました。野口先生、松井先生、玉置先生ありがとうございました。(二宮)

10月14日教師力アップセミナーでの学び(井上・加藤・安藤)

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 こんにちは!4期生の井上です。今回は先日参加してきた教師力アップセミナーについて書いていきたいと思います。

 今回は野口芳弘先生による講演でした。メリハリのある話し方で、すっと頭に内容が入ってきました。

 まず心に残ったことは「今日来てよかったね。」と何度も講演中に話されていたことです。その理由としては、人は分からないと分かった時に楽しくなり、学びたくなる。そして分からないことが分かった時に喜びを感じる。今日のこの講演で、分からなかったことが学べた。または、できるようになったから野口先生は「今日来てよかったね」と話されていたようです。こう言われると、ああ今日来てよかったなあという気持ちにより一層なれるなと感じました。

 私は子どもたちが今日来てよかった!と思えると、また明日学校に行きたいなと思えると考えています。そのため私は、授業を工夫することや、学級経営を充実させていきたいと考えました。分からないことを見つけることや、それが出来るようになる経験を子どもたちにしてもらうことで、今日来てよかったと思える学級を作っていきたいと思いました。もちろんその度に「今日来てよかったね」という言葉を忘れずにかけていき、子どもたちに恩を着せていきたいです(笑)

 また、今回の講演で気づいたことがありました。それは話しが上手いなあと感じる人は、話の中に笑いを入れている。ということです。野口先生もそうでしたが、ずっと堅い話ではなく、たまにクスッとできるそんな時間が定期的にありました。これは玉置先生でもそうですし、以前参加したセミナーでも話が上手いなあと感じる人は皆笑いを入れていました。

 話の中に笑いを入れることで単調でなくなり、笑いが良いアクセントとなり話をより一層聞きやすく、そして良い話にしてくれる。そう感じました。

 そう気づいたからには、私も実践しないわけにはいきません!たまに話の時にクスッと笑える場面を意識して作っていきたいと思います。そしていつか野口先生や玉置先生のように自然と笑いのある話ができるようになりたいです。今後に期待していてください!頑張ります!

 今回も非常に学びのあるセミナーになりました。ありがとうございました。(井上)

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 こんにちは、玉置ゼミ四期生の加藤奨基です。10月14日の教師力アップセミナーに参加させていただいた時の、野口芳宏先生のお話からの学びを記事にさせていただきます。かなり久しぶりに野口先生にお会いしましたが、変わらずお元気で年齢を感じさせないパワフルなお話でした。

 今回の野口先生のお話で特に共感できたことが、子どもの語彙力を拡充の際に「チャンスを生かす」ということです。例えば、「ありの行列」を子どもたちに教える時に「蟻」と漢字で板書して「蟻は虫だから虫偏が付くんだね」と教えます。また、「行列」と「整列」は何が違う?など類義語や対義語、同義語を教えます。このように、子どもの語彙力を増やすには、子どもたちの現状から見て教えられそうな言葉が出てきた時に、そのチャンスを逃さず関連付いた言葉を教えていくことが大切であると学びました。

 しかし、「ありの行列」を使い範例を示しながら読み進める展開はとてもゆっくりとしたものでした。自分のような国語が好きでいつまでも関連語彙を聞いていられる子どもは気にならないと思いますが、国語が苦手な子どもは苦痛に感じるのではないかと思いました。そこで、どのようなタイミングで「チャンスを生かす」のか、疑問に思い野口先生に質問させていただいたところ、流れを遅らせてしまうようなタイミングではなく、話の本流から逸れない程度にチャンスを生かしなさい、というお返事をいただくことができました。

 今回の教師力アップセミナーでもたくさんの学びをさせていただくことができましたが、一番印象的だったことは野口先生に質問させていただくことができたということです。かなり緊張しましたが、著名な先生に直に疑問を答えていただくことができ、とても良い経験になりました。授業を見せてくださった野口先生、松井先生、機会をくださった玉置先生や関係者の皆様、ありがとうございました。(加藤)

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 こんにちは!4期生の安藤優里です!今回は先日の教師力アップセミナーにて、野口先生のご講演、そして松井先生の模擬授業から学ばせて頂いたことを書いていきたいと思います。

 野口先生は厳しい先生ですが、子どもたちに力をつけさせたいという願いが根底にあるからこその厳しさであることがいつも伝わってきます。

 冒頭から、野口先生が仰った「教育は分かっていることをなぞるだけではだめだ」という言葉がいきなり胸に刺さりました。私自身、まだ未熟で、この授業で子どもたちに力をつけることができたのだろうか、何を教えられただろうか、と思うことがあるからです。
私は今日の講演で、子どもたちの学力をつけるには、まず、知らないことに出会う喜びを教え、そしてしっかりと教えなければならないことは教えることが大切だと感じました。

 知らないことに出会う喜びについて、野口先生が常に「分からなさの自覚」を大切にされていて、「分かる人は◯を、分からない人は×をノートに書きなさい」という指示で、立場を明確にさせながら、全員を授業に参加させていました。そして、ノートに×を書いた人には「今日来てよかったねぇ〜!」と何度も繰り返し仰っていました。学力を付けるにはまず子どもが、分かりたい!知りたい!と思うことが何より大切だと思います。私も野口先生のように子供たちに、分からないことを大切にした授業をしたいです。

 そして、しっかりと教えることについて、野口先生は低学年であろうと、教科書ではひらがなで表記されている言葉も、板書には漢字で書くことに驚きました。これは、国語の学力=読字力+語彙力+文脈力であることより、漢字(表意文字)を用いることで、読字力と語彙力を高める意図があります。チャンスを生かしながら、語彙の違いを教えたり、必ず手を動かして書かせたりと、野口先生の徹底して学力をつけさせるための指導、その信念を貫く姿にとても感銘を受けました。

 昨年初めて野口先生にお会いできて、今年のセミナーも大変楽しみにしておりました。野口先生の言葉や教育観に触れたびに、自分の指導はとても甘いなあと反省するとともに、たくさんの刺激を受けます。来年も野口先生にお会いできるのを楽しみにしております。関係者のみなさま、ありがとうございました。(安藤)

10月14日教師力アップセミナーでの学び(中澤・葛山・中西)

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 こんにちは!四期生の中澤佑太です。今回は10月14日に行われた教師力アップセミナーについて、学び得たことを記していきたいと思います。

 一つ目は、文化の最高傑作が言葉であり、語ることができるのは人間のみという話です。私は元々、人間として生まれてきたからには言葉を大切にしなくてどうすると考えてきました。この話をきいて私は、やはり言葉を大切にし、たくさんの言葉を知ることで考えが豊かになり、可能性が広がっていくと改めて思いました。

 二つ目は、国語の学力の正体が読字力、語彙力、文脈力ということです。言葉を自分の頭の中にいれていくうちに言葉の意味をよく知るようになり、やがて繋がりを理解する力が育つということです。国語は文字をはっきり読めて、言葉を知ることが基本となるということも学びました。私は、国語の学力の正体を簡潔な言葉で示すことができることに驚きを感じました。

 三つ目は、服従ということについてです。野口先生は、服従することで人として正しい道を歩むことができるということをおっしゃっていました。私は、自分から相手に合わせていくという気持ちで相手と向き合っていくことで、気持ちが前向きになり、相手と不和が生じたときも解決策を見つけやすくなり、生きやすくなると、この話を聞いて思いました。

 懇親会では、松井先生、大西さん、酒井先生と話すうちにあることに気付きました。私は、このゼミに入ったときは、本当に一人で戦ってきましたが(精神的に孤独で生きてきた)、気がつくと、数えるだけで50人を越える仲間であり先輩であり後輩であり先生であるような繋がりの中心になっていました。本当にありがたく思っています。今回も素敵なセミナーに参加させていただき、本当にありがとうございました。(中澤)

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 今回特別に参加させていただきました。教育学部3年の葛山大輔です。10月14日に行われた野口芳弘先生の講演会での学びを書かせていただきました。今回の学びは国語で2つ、道徳で2つあります。

 まず国語で、1つ目は国語学力についてです。国語という教科は未だ系統的な学力観が形成されていません。その教科を教えるにあたって、教える側にはこれが国語学力だというものがないと、何を教えていけばいいのかわからなくなってしまいます。結果的にそれが児童にも伝染し、国語って何を勉強しているのかわからなくなってしまいます。野口先生は国語学力を読字力、語彙力、文脈力と捉えていました。それが正解かどうかはわかりません。ですが、国語学力はこれなのだと確かに捉えようという姿勢は、とても勉強になりました。

 2つ目は、手を挙げさせると、手を挙げていない子が視野から落ちるということです。この話を聞いて、私はハッとさせられました。手を挙げさせることは、良くない授業方法であるとは思いませんが、手を挙げている子たちとの授業になってしまいがちです。全員参加ということを考えると、手を挙げさせるよりもノートに書かかせる方がハードルは低い。ノートに書くのは個人で完結することなのでその授業に参加するきっかけになるなと感じました。手を挙げて発言するという当たり前だと思っていたことに、問題点があると知ることができて良かったです。

 次は道徳での学びについて述べます。1つ目は、立場をノートにかかせるということです。道徳において、子どもを登場人物の誰かの立場に立たせることが重要だと自分は思っていました。その方法として、ノートに立場を書かせて、短い文章で理由をすばやく書かせるということが、今回の授業では行われていました。道徳では自分の立場が変わっていきます。変わるということは最初の立ち位置に全員が参加しないと意味がありません。全員参加のためにはやはりノートに書くということが鍵になってくるわけです。ここで、野口先生がおっしゃっていたことが繋がったと思いました。

 2つ目は教師が自分の意見を述べるということです。道徳の授業の終わりはふわっとしがちです。それは教師からこれが正しいのだという決定ができないからだと思います。しかし、だからこそ1人の人間として私はこう思うのだと教師も意見を述べることは必要だと思います。道徳においては必ずしも教師が正しいとは限らない中で、授業をするのはとても難しいことです。こうあることが正しいと思えるくらい、その道徳的価値について考え、自分なりの答えを出した結果、授業をしているのであれば、最後に述べた教師の意見はとても深く価値のある意見になるのではと思いました。

 以上で、今回の学びとさせていただきます。講演をしてくださった野口芳弘先生、道徳の授業をしてくださった松井大樹先生、この機会を与えてくださった玉置崇先生、本当にありがとうございました。(葛山)

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 こんにちは。5期生の中西です。10月14日に行われた教師力アップセミナーについて書かせていただきます。

 今回は、野口芳弘先生のご講演でした。野口先生に初めてお会いし講演を通して、聞いている人を引き込ませる話し方をされるなあと感じました。お話を聞いていると自然と野口先生の世界に入っていくのです。マルバツ法を取り入れたり、指名したりしながら全員参加を徹底させることがその理由の一つだと思いました。それだけではありません。話すスピードや抑揚、間のとり方の他にも、ところどころで笑いを入れるなど聞いている人を飽きさせない話し方がいくつも見られました。私も野口先生から学んだ話し方を取り入れて、全員参加の授業ができるように意識していきたいです。

 講演の中で、「国語の学力の正体とは?」についてお話がありました。国語学力は、文や漢字を読む「読字力」、言葉について理解する「語彙力」、文の関係やつながりについての「文脈力」の3つで構成されているとのことです。「読字力」と「語彙力」の2つが出来れば国語学力の8割はカバーできるそうです。

 読字力をつけるために、何度も音読させることのほかに、私が驚いたことは、習ってない漢字でも教師は黒板に書くというものでした。習っていない漢字は、ほとんどの子が読めません。それでも野口先生は「分からないを自覚したときに、分かりたいという意欲をもつ」とおっしゃっていました。分かりたいと思うことで、早い段階から漢字に親しみをもち、子どもの読字力が上がっていくのです。語彙力をつけるためには、教科書の文章にでてくる言葉を掘り下げ、その言葉と関連する別の言葉を踏まえて学習することが大切だと学びました。たくさんの言葉に触れさせることで、たくさんの語彙を獲得し、語彙力を高めていくことにつながると感じました。

 野口先生の講演は、来週から始まる中学校実習ですぐに活かしていくことのできる技を学ばせていただきました。しっかり意識して臨みたいと思います!野口先生はじめ、玉置先生、セミナー関係者のみなさま、ありがとうございました。(中西)

10月14日教師力アップセミナーでの学び(北神・関口)

 こんにちは!4期生の関口です!今回は10月14日に行われた教師力アップセミナーについて書きます!

 第4回は野口芳宏先生でした!野口先生といえば正解のはっきりした国語の授業や全員参加のイメージですが、子どもが「わからない」と言えるようになり、間違えることを恐れなくなる変容は野口先生だからこそできる部分があるのではないかと思っていました。

 そこのテクニックについてセミナーで述べられていたのでこっそり公開します!
 まずは、○×で、わかるかわからないかをノートに書かせます。そうすることで自分がわからないということを自覚させ「わかりたい」と思わせます。
 次に、×を書いた人には「今日来てよかったね」と常に恩を着せます。
 野口先生はわからないこと、知らないことに出会う楽しさをたくさん伝えており、いつも伝えるとおっしゃっていました。
 みんなの前で間違えた子どもを馬鹿にする子どもがいる教室はたくさん見ていきましたが、子ども自身がわからないことを自覚することがいいことだとわかれば、クラスの雰囲気も変わってくるだろうなあと感じました。

 私は小学生からあまり本を読んでこなかったため、読字力の低さを感じることが多いのですが、野口先生のような授業を行えれば読んでみようとする子も増えて読書嫌いも減り、さらに本を読むことで読字力が上がるといういいスパイラルができると思いました。

 ユーモアのある野口先生の授業は、バッサリと切られながらも楽しくしっかりと学べる時間でした!早くそのような授業が行えるように今日の学びを大切にしていきます!ありがとうございました!(関口)

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 こんにちは!五期生の北神です!先日、小学校実習を終えて、教師になるために学ばなければならないことがまだまだたくさんあると感じました。今まで以上に、講演セミナーに積極的に参加しようという気持ちがより高まっています。

 10月14日に教師力アップセミナーに参加しました。今回は、そこでの学びについて書きます。

 私は国語の教師になりたいと思っています。しかし、「国語の学力の正体は?」と問われると、私は答えられませんでした。今回の講話を通して、国語の学力とは、「読字力」「語彙力」「文脈力」をつけることであり、その3つのうちどれかだけを伸ばせば良いというわけではなく、どれも同じように伸ばさなげればならないということを学びました。
 
 そして、この3つの力は、授業中に、教科書の教材を用いながら身につけさせることができるということを知りました。特に、「語彙力」をつけさせるために、教科書に出てきた言葉を使って様々なことを教える方法はなるほどなと思いました。私は、授業中、教科書に載っていることを勉強することよりも、先生がたまに豆知識としてさらっと話してくださることの方が好きです。そういうことの方がよく覚えている気がします。中学校実習で授業をする際、ぜひ実践してみたいです。

 私が小学校実習で行った授業の中で最も難しいと感じたのは、道徳の授業です。他の授業よりも、自分が想定していない発言がたくさん出てきて焦り、いろんな発問をしてしまいました。子ども達は結局何を答えればいいのか分かりにくかっただろうなと思います。また、子ども達の発言を上手く取り上げてゴールへもっていくことも難しいと感じました。松井先生は、どんな意見が出てきても冷静でした。発問もぶれることがなく、揺さぶりの質問もいくつかされながら、ゴールへと導く素晴らしい授業でした。

 私は、「考え、議論する道徳」を目指して授業を考えています。子ども達同士で考え、子ども達自身で道徳的価値を見つけることが大事だと思っています。でも、野口先生の話をお聞きして、確かに、子ども達に考えっぱなしにさせるだけではいけない時もある気がしました。野口先生は、教師として、最後には、子ども達に正しいことを伝えなければならないとおっしゃっていました。

 しかし、以前参加させて頂いたセミナーで、伊藤先生は、最後にあえて教師が何も言わないからこそ、子ども達は自分がどうすると良いか真剣に考えるとおっしゃっていました。野口先生と反対のことをおっしゃっている気がしますが、それも納得できます。だから、今、私の頭は混乱しています。でも、いろんな考え方があるからこそ、学ぶことは面白いと感じました。もっといろんな考え方を学んで、実践してみて、自分の目指す道徳を明確にしていきたいです。

 貴重な学びをさせて頂きありがとうございました。(北神)
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小学校教育実習を終えて(古川)

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 こんにちは!玉置ゼミ5期生の古川です!私は小学校教育実習で、5年生を担当させていただきました。その4週間を通して感じたこと2つのことを今回は書いていきたいと思います。

1、子どもとの関わり方
 まず、最初は近寄ってきてくれる児童が少なく、話しかけてもなかなか打ち解けることができませんでした。

 自分自身、子どもと関わるボランティアをいくつかしており、子どもと関わる機会は多少はある方だと思っていました。しかし、なかなか打ち解けられない現実に直面し、とても悩まされました。その中で担任の先生に「ボランティアで学生が来るような場に参加できるのは一部の子、小学校は義務教育だから人と関わるのが苦手な子も来なければならない場。だから反応も変わってくる。」「寄ってこないからといって、それがこの子達の気持ちの全てではない。」という2つのことを教えて頂きました。

 子どもと関わる機会があったとしても、学校、学級とはまた別の環境です。環境によってその場にいる子どもも変わります。どうしたら打ち解けられるのか…。話しかけること、全力で遊ぶこと、良いことを見つけてどんどん褒めていくこと、この3つを続けていくと次第に児童の反応も変わってきました。

 だんだん児童からも話しかけてくれるようになったり、私の授業が成り立ったのも児童の力があってこそであったと思います。どう児童と関わっていくのか、その中でどう信頼を築いていくのかの重要性を認識させられ、授業はもちろんのこと、教員の日々の生活指導からの積み重ねの大切さを強く感じさせられました。

2、失敗を失敗のまま終わらせない働きかけ
 これは担任の先生が児童に対して、いつも行なっていたことです。何か失敗をしてしまうことは誰にでもあります。その失敗をしてしまった時どう取り返すのか、次に繋げるのかということが成長していくためにとても重要です。よく「次に生かすためにどこが失敗だったか考えてみよっか。」と先生は児童に話しかけていました。悪いことをしたからと怒ったり、全員に全部を過失にして抽象的に捉えさせ、曖昧な反省にするのではなく、出来事の一部分を自身でしっかり捉えて認めるということでハードルを下げつつもしっかり焦点を絞って考えさせること、当事者を一部(一人だけなど)だけ注意したり、責め立てるのではなく全員にそれぞれ自分自身の失敗に向き合わせることで一人ひとりが一つずつ前に向かって成長していっているのだと4週間という短い間でも実感させられ、次に繋がる指導とはこのようなものであるのだと知りました。

 他にも一見失敗に見えるようなこと自体が教師の見方や取り方によってはプラスの出来事にもなるということも学びました。教員の指導といっても同じ一つの物事でも本当に様々な切り込み方があることを考えさせられる実習期間でした。頭を柔らかくして、柔軟な対応ができるように努力していきたいです。

 現在、中学校教育実習で2年生を担当して3週目です。後悔のないように頑張りたいです。(古川)

※写真はゼミでの古川さんです。(玉置)
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