11月27日 関口さんの模擬授業の記録(高橋)

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 こんにちは!4期生の高橋です。今回は、関口さんの模擬授業の記録を書いていきたいと思います。

 今回、関口さんは、3年生の円の単元で授業をしてくれました。授業のあちこちに、◯×法や、「今日来てよかったね」など、野口先生の要素が散りばめられていて、関口さんらしいなと思いました!

 関口さんの授業は、ひとつひとつの活動に工夫が見られました。

 例えば、課題へのつながりも、「今日のめあてなんだと思いますか?」と一旦子どもたちにパスすることで、一方的にならないようにされていたところが上手だなあと思いました。

 また、全体交流では3つのパターンの意見が出ました。そのとき、「いつも『はかせ(早く、簡単に、正確に)』って言ってるけど、どれが1番『はかせ』でできそう?」と子どもたちに尋ねて、答えを吟味させているのもよかったと思います。

 授業後、みんなからは、発問が明確だった、意図的指名ができていた、今なにをするのかやることが分かりやすかったという意見が出ました。

 一方、円の中心を見つけるために何故2回折らなければいけないのかをしっかり押さえるとよかった、キーワードを押さえておくと良かった、というアドバイスがありました。

 玉置先生からは、円を1回おるだけだと、この線のどこかに中心があるということだけしか分からないが、2回折ることで、その線上にある点が1つに定まるからだと、教えるべきことは教えるべきだという助言がありました。

 また、関口さんは個人追究に入る前に、予想できる人、できない人、と尋ねて実態把握をしていました。そこで、授業の最後に、「予想できない」と言った子どもを指名し、今日の授業でできるようになったことを褒めてあげるとよい、というご指導もありました。

 関口さんの授業は、発問や活動1つ1つに仕掛けがあり次はなんだろう?とワクワクする展開で、とても楽しく受けることができました!関口さんの話し方や、間の取り方、声の出し方は何か惹きつけられるものがあり、とても勉強になります!いつも、教材研究にまで話が及ぶゼミ生の授業から学ぶことは大変多いですが、こういった基本的な技術もどんどん真似ていきたいと思いました!関口さん、お疲れさまでした。(高橋)

11月27日4期生後期ゼミで模擬授業を行なっての学び(関口)

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 こんにちは!4期生の関口です!今回は自分が行なった模擬授業について書きます。

 私は3年生の算数で「円」についてやりました。前時で、まるいかたちを「円」その真ん中を「中心」、円のまわりから中心までを「半径」ということを学んでいる状態です。

 最後に子どもに言わせたい言葉は、
「円を半分に2回折って交わったところに中心がある」
「直径は円の中で1番長い直線なんだ」
「直径は半径の2倍なんだ」
 という3つでした。

 そこで、円を子ども役のゼミ生に渡して好き放題に中心を見つけてもらいました。期待通りにハサミを使う安藤さんや、真ん中の点を大きくすれば中心になるんじゃないかとずる賢い竹内くんもいて見ている側も楽しませてもらいました。

 3人の違うやり方を当てて、「はかせ」というワードからどのやり方が一番早くて簡単で正確か選ばせました。

 竹内くんの中心の大きさに関しては、以前玉置先生が「直線は永遠にかけるか否か」話されている模擬授業で取り扱われていたため、私に力があれば触れたいところでしたが、今回はスルーしました。

 そして、円の中心の見つけ方は、円を半分に2回折って交わったところだということをみんなに納得させた後、「なぜ2回なの?1回や3回ではいけないの?」と揺さぶりをかけました。

 玉置先生と考えたこの発問の大きさや意図を私自身わかりきってないまま使ってしまった発問でした。後からのゼミ生からのアドバイスで、ここで「半分」というキーワードを大切にする必要があるということを学びました。

 なんだか、ゼミ生の顔がすっきりしていないのに私はそのまま直径へと進めました。直径の定義を教えて、配ってある円に直径を書かせ、「半径3センチの円から7センチの直線を探してほしい」という発問をしました。

 ここで20分が経ちました。

 最後の発問の意図は、子どもの口から、「直径が1番長い」「直径は半径の2倍」だということを出させるというものでした。

 早めに取り掛かり玉置先生と一緒に授業研究をさせていただきました。やる前何度も声に出したり頭の中でリハーサルしたりと完璧なつもりでした。しかし、自分のできている発問に疑問をもとうとしなかったところや子ども役の発言の予想が足りていなかったところが事前の反省点であると考えます。また、指導案通りに進めようと子ども役の表情に気付きながら進めてしまったことを後悔しております。

 もうゼミでの模擬授業は終わってしまいました。しかし今回行なったことで、より授業研究の楽しさを感じることができました。ゼミ生からのアドバイスや玉置先生のご助言を今後に生かしていきたいです。卒論もがんばります!!!(関口)

11月6日 4期生ゼミ 山田さんの模擬授業の記録(秋田)

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 こんにちは。4期生の秋田です。今回は、山田さんの国語の模擬授業の記録を書いていきたいと思います。

 山田さんは、今回詩の授業をしてくれました。まず、導入からカエルの絵をかいて「これなんの動物だと思う?わかった人から教えて!」と絵の上手な山田さんだからこそできる明るい雰囲気の授業の始まりでした。
 
 詩の音読も、たけのこ読みというおもしろい読み方をしていました。これは、子どもたち一人一人に自分の好きな一文を選んで、全体で読んでいく際にその一文の時に立ち上がって読むというものです。これはとてもおもしろくて子どもたちも楽しくできる点がある一方、まだ授業の最初の段階では、子どもたちが詩を味わいながら読むことができず効果があまりないのではないかという意見もありました。

 また、山田さんは発問も端的でわかりやすく、声色や表情もとても暖かいので子どもが安心して受けられる授業であるなと感じました。途中、発問のなかでもやはり子どもたちからの言葉があいまいのまま次にいってしまう場面もあったので、私自身も子どもからなかなか引き出せなかった際に、どう教師が切り返していくかというその切り札をたくさん持っていかなければならないと思いました。
 
 そして、玉置先生の助言から「主人公のカエルの絵をあえてださなかったらどうか?詩の中にはどこにもカエルがでてくるとは書いてない」というお言葉もありました。教科書のイラストにとらわれがちだが、そこをあえて隠して、子どもたちにそれぞれの詩のイメージをつくるということも大切だなと感じました。

 ゼミの終わりには玉置先生が、私たち四期生に「詩を楽しむとはどういうことか?」と投げかけてくださり、詩の楽しさについて改めて考えることができました。私たちの中で出た意見としては、「子どもたちがいろんな自分の感性を言い合えること」「リズムを楽しみながら読むこと」などがでました。

 玉置先生の助言を聞いて、詩の授業はあまり深くやりすぎるとかえって良くないのだと感じました。詩を専門家のように分析したり鑑賞したりせず、また技巧ばかりに焦点をあてるのではなく、子どもたち一人一人の感じたこと、思ったことを大切にして、「詩を楽しむ」という忘れがちなことを大切にしていかなければならないと思いました。

 ゼミの回数を重ねるたびに、教材研究のポイントをたくさん学べたり、教師の基本的な授業技術を再確認できたりできるこのゼミの時間があることが本当にありがたいです。玉置先生、ご指導ありがとうございました。(秋田)

11月6日 第5回4期生ゼミ 模擬授業の反省(山田)

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 こんにちは、4期生の山田です。今日は11月6日にやらせていただいた模擬授業の反省を書きます。

 今回わたしは4年生の国語の「春の歌」という時の教材を扱って授業をさせてもらいました。教育実習でも詩は扱わなかったのですが、わたし自身、詩の授業が好きだったので今回挑戦してみました。初めてやる詩の授業でしたが、やって初めて教える側の難しさを痛感しました。

 根本的な部分で恥ずかしいのですが、大きな反省点として、詩の授業の進め方があります。わたしは、詩を分析して読み深めることで、イメージを膨らませて、まとめの音読でそれぞれが思い思いの表現をできたらいいなと思い、授業展開として、音読を数回した後、読み取りに入りました。全体で読み取って、黒板の模造紙に書き込むという形を取ったのですが、その結果、一文ずつにこだわりすぎてしまい、詩の楽しさを伝えきれずに終わってしまいました。
 
 詩の面白さとは、絵がないので自由に想像を膨らませられるところや、声に出した時に、リズミカルで、イメージ次第で自分らしい表現ができることだと思っています。その部分を感じさせる活動が足りていなかったなと感じます。
 
 子どもたちが、授業を通して詩の面白さを存分に味わうことができるよう、玉置先生から2つ改善案をいただきました。
 1つ目は、座学で読み取りを重視するのではなく、何度も詩を繰り返し子どもに読ませて、「今、どうして〇〇のように読んだの?」と子どもたちから自然に出てきた体や声の表現から、その子がイメージしたものを学級で共有し、深めていくという授業展開です。
 2つ目は、詩の中心が「かえる」であると 明かさずに授業を進めるという授業展開です。
 
 どちらもわたしは無かった視点でした。授業技術だけでなく、1番の根本となる教材研究のご指導をいただけることが有難いと感じます。それと同時に、教材研究の視点から自分や、4期生のみんなの授業を批評できるような力をつけていきたいなと思いました。(山田)

11月17日 人間共育道場 山本先生からの学び(高橋、宮野、加藤奨基)

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 こんにちは、四期の加藤奨基です。11月17日の人間共育道場に参加させていたただいたので、記事にしたいと思います。ゲストの山本鋼志先生からお話を伺い、関連したテーマについて参加者全員で考えました。テーマは「組織としてみんなの声を吸い上げて合意形成するのに、何ができるか」「自分が判断する基準」の2つありましたが、自分は前者について書きます。

 「組織としてみんなの声を吸い上げて合意形成するのに、何ができるか」を話し合う際に、全体を引っ張っていくリーダーの必要な資質について話しているグループがありました。そのグループの、「リーダーには、提案されたものを素早く割り振る能力が必要」「その際、提案者と実行者は必ず分ける」という意見がとても印象的でした。実際に自分も、バイト先で「こんなふうに変えるといいのに」と思ったことを上司に伝えると、「では自分でやってね」と言われたことがあります。上司も、もちろん冗談半分ですが、次から提案は控えようと思ったことも事実です。また、リーダーは提案を割り振る際に、実行力のある人にきちんと割り振る必要があると思います。全員で提案の押し付けになってしまっては、組織としてうまく立ち行かないですよね。ここでも、人をよく見ることは大切だと改めて感じました。

 自分も、来年からは学校という組織に属します。今まで人間関係で困ったことは特にありませんが、何があるかは分かりません。もし人間関係で困ったことがあったときは、今回の山本先生のお話を思い出して、不要なストレスを溜めずに、うまくがんばっていきたいです。山本先生、玉置先生、関係者の皆様、今回もありがとうございました。
(加藤)

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 5期生の宮野です。今回、第7回人間共育道場に参加し、山本先生の「迷うのは、迷ってもいい。でも選んだ道なら覚悟を決めて、時間と労力をかける」という言葉がとても心に響きました。

 大学で入っているサークルで私は責任の重い役職を任せてもらっています。実習で私たち運営学年が不在の中、さまざまなトラブル等があり、やめてしまった部員がいたり、雰囲気もあまり良くないと下学年から聞いたりしました。来週から、またサークルが始まるので、少し気が重かったのですが、今回の山本先生のお話を聞き、自分で選んだ道なのだから精一杯やりきろうと思いました。やりきった先に何が待っているのかは分からないけれど、自分の選択を信じようと思います。

 また、私はやりたいと思ったら挑戦するということを大切にしたいと考えています。これまでも自分自身そうしてきたつもりです。山本先生も同じ考えでおられ、とても生き生きと自分のご経験や今後のことを語ってくださいました。私も、これからもやりたいという気持ちを大切に、たくさん失敗しながら経験を重ね、教師になった際は、子供達に生き生きと自分の経験を語れる教師になりたいです。(宮野)

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 今回は、11月17日に人間共育道場に参加させていただきました。そこからの学びを書いていきたいと思います。

 今回わたしは初めての参加でした。事前に参加したことのあるゼミ生から、いろんな人の価値観や考え方が知れて面白いよ!この間も行ってよかった!という話を聞いていたので、どんなお話が聞けるのだろうと楽しみにしていました。

 山本先生のお話では、迷ってもよいけれど、その道を選んだのなら、覚悟を持って、エネルギー、気持ち、時間を死にものぐるいで注ぎ込む、人よりも努力する!という言葉がとても心に響きました。「死にものぐるいで」という言葉からは、後戻りはできない強さのようなもの感じました。

 自分が選んだ道を、後戻りできないよう全力で突き進むには、人一倍の努力が必要であり、だからこそ帰路に立った時の選択というのは、それ相応の覚悟が必要だということが分かりました。

 私も(まだまだ多くはないのですが)、人生の分かれ道に何度か立ち、いくつかの選択をして今があります。振り返ってみると、これでよかったなあと思えることばかりです。それも、周りの人や、環境に恵まれているからこそなのですが、自分の選択に後悔せず、よかったと思えていることが嬉しいです。

 またこれからは、教師になるという道を選んだので、人一倍の努力を積み重ねる時を過ごすことになります。それは決して簡単なことではないと思いますが、山本先生のお話を聞いて、頑張るぞ!というパワーをいただいたので、教師になる覚悟を持って、全力を注ぎたいと思います!

 グループワークでも、世代や性別も様々な方と意見を交流するという本当に貴重な経験をさせていただき、皆さんのお話を聞いて、新たな価値観に触れられることがとても面白かったです。また次も是非参加したいと思いました!ありがとうございました。(高橋)

11月17日 人間共育道場での学び(竹内・遠藤)

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 こんにちは。4期生の竹内です。今回は先日行われた人間共育道場での事について書きたいと思います。

 ゲストは名古屋大学教授の山本剛志さんで、人生の渡り方というテーマでした。元々小中と教員志望であり、教育学部卒であった山本さんは大学4年間を過ごすうちに、カリキュラムのない大学の自由な授業に魅かれて、教授を目指したそうです。

 山本さんは大抵頼まれたら断らないと玉置先生との対談の中でおっしゃっていました。その理由は相手が困っていたり、頼られていたりするから断らないそうです。私は何かを決断をする際には、自分にとって利益があったり、うまくいくと確信したりと先のことを考えてしまうので、自分にない考えだと思い、山本さんのお話や考えに興味をもちました。

 また、山本さんは「迷ってもいい。選択を決めたら頑張ろうと覚悟を決めることが大切で、人より多くの時間をかける」ともおっしゃっていました。私は決断をしても、うまくいかないと妥協をしてしまう事が多々あるので、覚悟を決めたからには、とことん追求する山本さんの姿に魅力を感じました。

 グループでの話し合いでは「迷った時の判断材料はなにか」という点についてが印象的でした。私は場合にもよりますが、人生最期にベッドで横になっている姿を想像し、後悔しない選択を選ぼうします。性別や年齢が異なるグループで、他にも様々な判断材料が出ました。グループとしての話合いを進めるにつれ、歳が違えば、環境も違うので、万人共通でこれが良い!という判断材料は無く、各々の判断材料が今の自分にとってはベストな判断材料なのかなと思いました。

 今回で3回目の参加になりますが、人間共育道場では、普段考えないようなことに焦点を当て、話し合うことで言語化され、自分の考えを客観的に知れる機会になっています。普段考えない事を考えるからこそ貴重な時間です。山本さん、玉置先生をはじめとする人間共育道場の皆様、貴重な経験をありがとうございました。(竹内)

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 こんにちは!5期生の遠藤です。今回は、先日参加させて頂いた人間共育道場での学びについて書きたいと思います。

 ゲストの山本先生のお話の中で、特に印象に残ったのが、他の選択肢を考えないという生き方についてです。多くの人は、悩んで決めた後もその決断で正しかったのか、つい疑問に思ってしまいがちだと思います。私も、迷ったら迷った分だけ後悔するし、選ばなかった方をつい気にしてしまいます。しかし、そんなことをしても時間の無駄なのだということを、山本先生が改めて教えて下さいました。周りを気にする暇があるなら、自分の決断に向かって一直線に走った方が余程時間の有効活用に繋がるのだと学びました。

 また、そうした学びと共に一つ疑問が生まれました。それは迷う事も出来ない子、つまり自分のやりたい事を見つけられず、複数の選択肢の間で迷うことすら難しい子はどうすれば良いのだろう、という疑問です。私はこの事を、グループワークの時間に話し合いを通して考えました。話し合う中で、人にはそれぞれ異なる立場があるが、そうした立場の違いを踏まえて意見交流をする事で、新しいものの見方が見えてくるのでは、という意見がありました。私はそれこそ、子供がやりたい事を掴む第一歩になるのではと感じました。つまり、やりたい事が見つからない子は、まずは交流を通して他者の視点や色々な興味の方向を知ることで、自分との相違点やそれまで無かった考えを見出せるのでは、ということです。そしてこの取り組みこそ、この人間共育道場で行われていることそのものなのでは、と気付きました。

 私はこの人間共育道場に今回初めて参加させて頂いたのですが、大学では出会うことの出来ない方々とお話する事が出来、とても貴重な経験をさせて頂きました。これまで歩んできた道のりの異なる方とお話する事で、自分ではなかなか見ることの出来ない場所の実態や、感じることの出来ない思い、考え方を知る事が出来ます。人との出会いや繋がり、学び合いが、人間を育むのだと感じました。山本先生、玉置先生をはじめとする人間共育道場の皆様、素晴らしい学びをありがとうございました。(遠藤)

11月17日、人間共育道場での学び(木下・中澤)

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 こんにちは!五期生の木下と、四期生の中澤です。今回は11月17日に行われた人間共育道場についての学びを書いていきたいと思います!

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 こんにちは。5期生の木下です。今日は11月17日に誠道塾でおこなわれた人間共育道場のことについて書きたいと思います。私は人間共育道場に参加するのは今回が2回目でした。今回もゲストの方のお話を聞いて、次にグループで話し合いをし、発表をするという流れでした。

 今回のゲストの方は山本鋼志先生でした。山本先生の生き方の中で特に「決断をするときははっきりと決断をし、尾をひかない」という生き方が特に響きました。私は逆に、決断をした後に「後からこうなるんじゃないかな…」「こうしたらこうなるんじゃないか…」と考えてしまうタイプなので響いたのだと思います。そして、決断力のあるはっきりとした人間に憧れるなともあらためて感じました。

 グループでの話し合いの後の発表ではグループで出た意見を代表して発表させていただきました。ここでは、意見をまとめる力とトーク力の大切さを感じました。グループで出た意見に加えて自分が経験した上での意見も発表することができました。
 
 今回の人間共育道場でもゲストの先生の生き方を聞いた上で色々な方と話をすることで、「こんな考え方もあるのか」と多くの気付きを得ることができました。(木下)

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 こんにちは!四期生の中澤佑太です。今回は11月17日に誠道塾で行われた人間共育道場について記事にしていきたいと思います。

 私はこれまで多くのセミナーに参加し続けてきましたが、人間共育道場に参加するのは、今回が始めてでした。そのなかで印象的だったのは、あるテーマについて参加者がいくつかのグループに別れて話し合う時間でした。様々な職種、様々な年代の人と話し合う経験がなかったからです。また一つ、玉置ゼミに入らないと経験できなかったことが増えました。

 テーマは、「自分が判断する基準は何か」と、「組織としてみんなの声を吸い上げて合意形成するのに、何ができるか」の二つでした。

 私の「自分が判断する基準」は以下の通りです。

1,悩みがあって、いくつか選択肢があるとする。
2,そもそも悩みがなければ、どの選択肢でもいいはず。
3,選択肢の中からどれでもいいと思わせない原因は何か突き止める。
→それが悩んでいることの正体(自分のなかで一番こだわっていること、解決したいこと、葛藤していること)
4,それぞれ選択肢の中で、選択したいと思う理由と、選択することをためらう理由とを明らかにする。
5,悩みの正体に最も効果のある選択肢を選べるなら選ぶし、新しい選択肢があれば見つける。
6,納得しない場合、ここまで考えたこと(1から5)をそのまま他者に伝え、相談する。

 今の自分の決断は、今の自分の思い込みにすぎなく、未来の自分になって、後から後悔しないようにと考え、たどり着いた判断基準です。この考え方のベースは、玉置先生や玉置ゼミの考えが反映されています。

 私の「組織としてみんなの声を吸い上げて合意形成するのに何ができるか」については、以下の通りです。

1,「意見を合わせて形を成す」ためには、形を成す人が必須のため、リーダーは必要である。
2,リーダーに求められものは何か。
3,経験年数や能力は、個人で仕事をする場合は有力であるが、リーダーとしては、独裁思考に陥るため求められるものとしては不十分である。
4,「相手を知る心である」と私は考えている。
5,組織のみんなは全員、今日まで生きてきた環境も経験も異なる。よって一人一人の発言はそれが反映したもの。
6,よって人に対して嫌い、苦手と考える必要なし。むしろ相手はどんな人生を歩んできたのかなと探りながら関わる必要がある。
7,すると組織のみんなは、「このリーダーは自分のことをわかろうとする。わかってくれる。信頼できる。」と考えてもらえる。
8,後はリーダーが、組織のみんなに、「この人はこういう風に接するとよい」と仲介することで、組織の成員同士の繋がりが深まる。
9,普通に話し合うことで合意形成ができる。

 この考え方も玉置先生や玉置ゼミの考え方を反映しています。

 グループでの話し合いで自分の意見を言うときにこれらを伝えたところ、グループのみなさんが目を丸くなさったことに、戸惑ってしまいました。

 今回も素敵なセミナーに参加させていただき、感謝の気持ちを申し上げます。(中澤)

11月17日人間共育道場での学び(安部・長谷川)

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 こんにちは。4期生の安部と5期生の長谷川です。人間共育道場で学んだことを書きます。

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 こんにちは。4期生の安部です。人間共育道場は今回が2回目でした。短い時間ですが、本当に内容が濃く、来てよかったなと心から感じることができました。今回のゲストは、名古屋大学の教授でいらっしゃる、山本鋼志先生でした。題目は「人生の渡り方」、会が始まる前から深い内容だろうなと目に見えていました。

 先生の話を聞いていて、1番印象に残ったことは「迷ってもいい。決断したらそれなりの覚悟をもって、時間をかけてやり抜く」というお言葉です。特に、「時間をかける」という言葉にすごく先生らしさが出ているなと思いました。実際に、先生は大学院生時代、毎日朝早く学校に来て、自ら研究をするということを2年間続けたそうです。大学院に進むか否か、親の反対を押し切ってまで自分の意思を貫くことのできる覚悟、そして決断した後にやり遂げる心の強さが素晴らしいなと思いました。

 グループ内での意見交流では、年齢も職種も様々な方の中から、様々な意見が出てきました。その中でも「決断するときの基準は何か」というテーマに対して、自分が1番楽しいと思うこと、居心地が良いところ、自分が自分でいられるところ、など人それぞれ様々な意見が出てきてとても面白かったです。皆さん、自分の決断の基準をきちんともって生きていらっしゃることが素晴らしいなと思いました。私は普段、自分が何を基準に決断をしているのか、自分の中で全く意識はなかったけれど、皆さんの意見を聞いて、納得させられることが何度もありました。人として生き方や考え方などは普段、人に話す機会があまりないため、このような機会を利用し、改めて自分の生き方を見つめ直し、言葉にするという経験はとても貴重だなということを感じました。「人生は選択の連続」とよく言われます。これから先、社会に出て、必ず道に迷うということが出てくると思います。そのようなときに、今回得られた学びを少しでも活かせていけたらなと思います。

 今回もより深い学びを得られました。玉置先生を始め、小牧誠道塾の皆様、関係者の皆様、ありがとうございました。(安部)

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 こんにちは!5期生の長谷川です。今回は人間共育道場で学び得たことをまとめます。

 私は山本先生の言葉の中で「迷ってもいいけど選んだら、それを信じてやり抜くこと」という言葉に深く感銘を受けました。

 なぜならば、私は決めたことに対して、行動にうつすことは出来るけど、すぐに立ち止まったり、後ろを振り返って、戻ろうとしてしまったりすることがあるからです。そこには、自分の決断したことに対しての、不安や迷いがあり、それに押されてしまっている自分がいるからだと考えます。従って、今後は自分の決めたことを信じて、やり抜くことに力を注ぎたいと思います。しかし、そこには不安や迷いが混在すると思うので、そんな時は、山本先生が教えてくださった人生を渡る時に気をつけることとして「人よりも時間をかけて研究する」と言うように、私も人よりも時間をかけて、物事に打ち込むことで自分に自信をつけて、最後までやり抜くことができる自分になりたいと思いました。
 
 また、私は、それに加えて教育実習を通して学んだこととして「自分と他人を比べない」ということも大切にしたいです。それは、他人と比べてしまうと「自分の方が…。」というように、不安に繋がってしまう恐れがあるからです。「自分は自分」と言うように割り切って、最後には自分が後悔しないようにしたいです。

 今回初めて、人間共育道場に参加させて頂きましたが、自分の考え方以外の考えを知って、今後の自分に生かすことのできる良い機会となりました。このような場を設けてくださり、ありがとうございました。(長谷川)

11月17日人間共育道場での学び(古川・鏡味)

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 こんにちは、5期生の古川瑛理です。今回は、11月17日に人間共育道場に参加させていただきました。そこからの学びを書いていきたいと思います。

 今回、私は初めて参加をさせて頂きました。山本鋼志先生を初め、グループ活動を通して自分にはない様々な物事に対しての考え方や価値観を知ることができ、その中で驚きや発見がありました。

 その中でも特に印象に残ったのは、「迷っていい。でも決めたのなら、死に物狂いで時間をつくり、労力をかける。」という山本先生の言葉です。私は今、3つのボランティア、2つのバイト、1つのサークルに所属しています。そして、それぞれに役割を与えてもらっています。一つひとつそれらには責任があり、手を抜いてしまっては、必ずどこかで誰かに迷惑がかかります。また、それが自分の信頼にも関わってきます。「お願いされるのは、頼られてるということ。それはとても有難いこと」とも山本先生は言っていました。何をするのかを自分でやると決める勇気はもちろんのこと、決めたことに対して自分がどれだけ向き合うことができるか、やり遂げられるかの重要性を強く実感させられるとともに何か困った時、周りから声を掛けられる人になれる様に今自分にできることを一生懸命に取り組んでいきたいと考えさせられました。

 もう少しで所属しているボランティア、サークルで大きなイベントがあります。そこで任せて貰っている自分の役割をしっかりと果たすことができるよう、努力していきたいです。

 山本先生、玉置先生、関係者の皆様、様々な学びをありがとうございました。(古川)

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 こんにちは!4期生の鏡味です。先日、初めて人間共育道場に参加してきました。

 今回のテーマは「人生の渡り方」です。その中で、「人生の分岐点に立った時、判断材料となるものは何か」というお題がありました。そのお題を話し合う中で感じたことを書きます。

 それは人生の分岐点に立った時、「ワクワクする方、楽しみな方を選ぶ」ということです。

 まだ、22年間しか生きていませんが、私の人生の分岐点は大学受験です。私は、第1志望の大学に合格することが出来ず、浪人するか進学するか迷っていました。たくさん勉強して努力した分、とても悔しい思いがありました。担任の先生から「長い人生少しくらい遠回りしてもいいんじゃない?」と浪人の道も進められました。しかし、もう一度自分を追い込んで勉強することが出来ない、早く大学生になって受験から抜け出したいという思いがありました。そこで合格をもらった、岐阜聖徳学園大学に入学しました。(今では、入学して本当に良かったと思える大学です!)

 私は、あの時の判断を「苦しいことから逃げた」という意識がありました。しかし、そのことをグループの人たちに話した時、「それは苦しいことから逃げたのではなく、大学生というワクワクする方を選んだんだよ」とコメントをもらいました。その時に、少し自分の気持ちが軽くなりました。苦しいこと、辛いことから逃げたという意識をもっていた気持ちがなくなりました。

 私はこれから、もっともっとたくさんの分岐点に立つと思います。何が正しいか分かりませんが、分岐点に立った時は、様々な角度からゆっくりじっくり考えようと思います。
玉置先生を始め、多くの関係者の皆様、本当にありがとうございました。(鏡味)

中学校実習で学んだ大切なこと(大久保)

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 こんにちは!玉置ゼミ5期生の大久保です!今回は中学校実習を通しての感想を書いていきます。

 私が中学校実習で最も勉強になったことは、生徒との関わり方、距離感についてです。

 小学校実習では、初日でも児童から寄ってきてくれて、たくさん話すことが出来ました。しかし、中学校実習初日は、どこか警戒されているようで、生徒から寄ってくることはなく、そこのギャップから、上手く関わることが出来ませんでした。

 私は生徒との関わり方、距離感についての悩みを実習ノートに綴りました。

 そして、担当の先生からある言葉を掛けていただきました。
「例えば中3だとして、15年間家庭環境や友人との関わりで、生き方を貫いてきているのだから、否定せずに、生徒の価値観を認めて接してみるといいよ。」
というものでした。関わり方に悩んでいる私にとって、有難い言葉でした。

 私はそれを意識して、生徒と関わっていきました。すると、徐々に生徒との距離感が縮まっていきました。多くの生徒と関わることができました。この経験を通して、分かったことが2つあります。

 生徒も大人と同じように様々なことに考え、悩んでいるということ。ただしそこには、中学生ならではの危うさが内在しているということ。この2つです。

 そういった時に間違った方へ進まないように、正しい方向へ導くことが教師の役目なのではないかと中学校実習を通して、強く感じました。担当の先生に教えていただいた通り、否定はしません。一人一人を認めながら、間違った方へ進みそうな生徒がいたら、こんな生き方もあると教師が示していく必要があるのではないかと思います。

 実習最終日まで、生徒と上手く関われているかという心配は消えませんでした。しかし、帰りの会が終わって、校門に立っていると、クラスの子や学年の子が来てくれて、「先生が居なくなるの寂しいよ」と言ってくれました。実習中ずっと関わり方について悩んでいた私にとって、救いの一言でした。その言葉が今でも胸に残っています。

 中学校実習前までは、小学校の先生になりたいという気持ちが強かったのですが、実習を通して、中学校の先生にもなりたいという気持ちになりました。これから教採に向けて本格的に動き出しますが、実習で学んだことを忘れず、児童生徒に進む道を示していけるように、恥じることのない生き方をしていきたいです。(大久保)

※写真は6月のゼミでの大久保君です(玉置)

11月13日4期生後期ゼミ 加藤諒太君の社会の模擬授業の記録(井上)

 こんにちは!4期生の井上です。今回は11月13日に行われた加藤諒太君の模擬授業の記事を書いていきます。

 6年生の社会の授業で、歴史と公民を合わせたまとめの授業でした。内容としては、今までに習った政治をしてきた人をまず挙げていき、時代順に並べて整理する。次に、もし現代に1人歴史上の人物を呼び寄せることができて、総理大臣をするなら誰がいいかということを考えていきました。

 はじめに書いておきますが、玉置先生の話を聞き、これから教壇に立つ身であるため、褒め合うだけの馴れ合いのゼミ生ではなく、これからは厳しい評価や意見を出していきたいと思います。それは自分もゼミ生も成長する上で絶対に必要なことであって、将来必ず役に立つと考えるからです。ゼミの時間を無駄にはしないよう、もう一度気を引き締めていきます。

 私自身、はじめは、斬新で面白い考えだと思いました。しかし、考えていくうちに、発問がよく分からなくなってしまい、途中でペンが止まってしまいました。それでも、私は歴史が好きであるため、色んな考え方をすることができましたが、もしこれが、苦手な子どもやよく理解できていない子どもであったら、ほとんど考えることができずに直感でこの人がいいといった考え方になってしまうと思いました。これではせっかくのまとめの授業であるのに、分かる子どもたちだけで進んでいってしまい、分からない子どもは置いていかれてしまう授業になると考えました。

 授業をするならば、何かしらの学びがあり、力をつけて子どもには帰っていってほしいと思っています。学びがあるから面白いのであって、面白さが先行してはいけないと加藤君の授業を見て、そして玉置先生の助言を受け、再確認できました。しかし、こうして再確認できたのは、加藤君のどんどん挑戦した授業をしたいと考える姿勢のおかげです。ありがとう。

 今回のゼミは4期生ゼミ生のターニングポイントとなると思います。遅いかもしれませんが、ここから卒業まで、どう過ごし、どう行動していくか考え直していきたいと思います。玉置先生ありがとうございました。そして、授業者の加藤君、お疲れ様でした。(井上)
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11月13日4期生ゼミ活動模擬授業を通しての学び(加藤諒太)

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 こんにちは!加藤諒太です!今回は11月13日の4期生ゼミ活動の模擬授業を行なっての学びを書きたいと思います。

 この日1番の学びは、「自分の覚悟の甘さ」です。教師とは何か、授業とは何か、忘れてはならないことは何か、もう一度しっかりと考え直すきっかけとなる日でした。

 今回の反省点は、おもしろい授業を!と求めるあまり自分の思考でおもしろいと思う授業を作ってしまってことです‥。「歴史上の人物で内閣を組閣しよう」という授業でしたが、玉置先生から最後に子どもがなんといったら成功か、と聞かれ子どもの言葉で答えることができませんでした。

 教師の中から子どもが消えたらおしまいなのだと恥ずかしいことですが身に染みて、改めて理解しました。

 授業とは、子どもがこの授業の終わりになんといったら成功か、それが大切だということです。僕は、子どもたち自身が歴史の知識を公民の知識と結びつけて考えることで、自分の知識を活用し、様々な分野を結びつけて考える力を養う、という位置付けでこの授業を捉えていました。しかし、これは教師のエゴに過ぎません。こうしたらこういう力が身につくだろうと知識もないのに、専門家のように考えてしまいました‥そこに子どもの姿はなく、教師の願いから作られた授業だったと今は実感しています。

 子どもの姿をイメージするにはまだまだ経験が足りないかもしれませんが、一生懸命考え、セミナー等でまた1から学び直していきたいと思いました。

 授業に協力してくれたゼミ生、指導してくださった玉置先生ありがとうございました。(加藤諒太)

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