2月15日 前座会・真打会・名人会からの学び(二村、長谷川)

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 こんにちは!5期生の二村です。今回は2月15日に行われた真打会・名人会で学んだことを書かせていただきます。

 午前は前座会・真打会が行われ、玉置ゼミ4期生の加藤奨基さんと中田先生が模擬授業をして下さりました。午後は名人会で神戸先生の模擬授業と林家楽一さんの紙切芸を見せていただくという盛りだくさんで貴重な1日でした。1日の学びを通して感じたことを二つに絞って書きたいと思います。

 一つ目は4期生の先輩方の授業力の素晴らしさについてです。加藤さんの授業が始まる前、私も5期生の4人で教材研究をしたのですが、具体的な発問や授業の展開が決まらず、教材研究の難しさを痛感しました。

 模擬授業では加藤さんの落ち着いた口調でゆったりとした雰囲気の中授業が進んでいて、生徒役をしていても安心して発言をすることができました。また生徒の表情や様子をよく見て褒めているところや、生徒同士の意見を繋いでいて、それを自然に何気なく行っているのを見て私も見習い、自然にできるようになりたいと思いました。

 また授業後の安部さんの指摘や意見が的確で先輩方のすごさを実感しました。今まで玉置ゼミで培われてきた技術がたくさん使われていて、一年後先輩方のようになり、自信を持って教壇にたてるように力を身につけていきたいと思いました。

 二つ目は中田先生の授業から学んだことについてです。導入では簡単な発問でテンポよく全員に当て、子どもを引きつけていました。中田先生は子どもの反応をよく見て、子どもの視点を拾って授業を展開されていました。また作業をしていく中で、さりげなく確認の声かけをして置いてきぼりの児童をつくらず、全体で共有して授業進めていました。班ごとにしたところやコーナーに区切ることで視点を絞るなど授業の中でたくさんの工夫があって、授業作りは深いなあと改めて感じました。

 生徒同士の意見のつなぎ方で、「〇〇さんの発見を聞いて〇〇さんどう?」「他のグループに聞いてみたいなっていうのありますか?」など様々な方法のつなぎ方を見せていただき、とても勉強になりました。今日学んだ技法を今後の授業で実践していきたいです。

 改めて教材研究の難しさや授業作りの奥深さを感じた1日になりました。実習で苦労した授業作りですが、工夫をすればするほどいい授業になると今日学ぶことができたので、力を身につけ成長していきたいと強く思いました。このような会に参加させてくださった玉置先生、授業をしてくださった先生方、関係者の皆様ありがとうございました。(二村)

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 こんにちは。5期生の長谷川です!2月15日の真打・前座会、名人会に参加させて頂きました。今回は名人会で学んだことをまとめます。

 午後の名人会では、神戸先生が深い学びの数学の授業について模擬授業をしてくださいました。私が学んだことは「数学的な見方、考え方の過程が深い学びにつかながる。そして、深い学びにつながる数学は世の中で役に立つと言える」ことです。授業では、最初に丸、長方形、正方形の3種類の紙が用意されていました。この後から提示する問いは、みなさんも一緒に頭の中でイメージしてみてください。

 まずは、紙を折って「(問1)半分の大きさを作ろう」という問いが提示されました。次に紙を折って「(問2)もとの形と同じ形の 半分を作ろう」という問い、最後に「(問3)1回だけ折って もとの形と同じ形の半分の大きさを作ろう」という問いが提示されました。みなさん、頭の中で折ったイメージはできたでしょうか?

 私は問1から問3になるにつれて、条件が加わることで、最初の考え方が通用しませんでした。そこで、条件に合わせて、考え方を変えなければならないことに気づき、頭をフルに活動さなければなりませんでした。そして、問1よりも問2、問2よりも問3の方が難しく、周りの子と何度も「この折り方はあってる?」と確認し合いながら、問題にチャレンジしました。さらに、最後は折っているだけでは答えが見つからず、ギブアップ…と思っていたところ、周りの子が計算式で求めようとしていたので、私も折ることをやめて、計算式で求めてみることにしました。

 このように、私は神戸先生の授業を通して、見方、考え方変えて、あらゆる手段、方法を駆使して問題解決をする過程が深い学びに繋がるのだと身をもって実感することができました。また、神戸先生は、私たちの見方、考え方を変えさせる工夫として、段階をおって条件提示をすることや、敢えて教師側は口数を減らし、子どもたち同士で考えさせる環境をつくるなど様々な工夫をされていました。だからこそ、私たちは紙がくしゃくしゃになるまで、何度も折っては広げて…を繰り返し「なんとか答えを見つけたい!」という気持ちになりました。深い学びを体験する機会はあまりないので、大変貴重な機会になりました。今回も、このような場をもうけてくださり、ありがとうございました。(長谷川)

2月15日真打会、名人会での学び(生田・名桐)

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 こんにちは!5期生の生田朋也と6期生の名桐大智です!今回は2月15日に行われた真打会、名人会について感想、考えを書いていこうと思います。

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 こんにちは!5期生の生田朋也です!今回の真打会では加藤奨基さんの小学校社会の授業を見させていただきました。今回は加藤先輩の授業を見て感じたこと、学んだことについて書いていこうと思います!

 まず、4期生さんの加藤奨基さんから。教材研究がわずか30分ほど行われ、そこから授業をするのですが、自分も教材研究をさせていただきました。しかし教育実習を終えたのにも関わらず、結局学ばせたいことをどのように学ばせるのか具体的な活動、発問を考えきることができませんでした。まだまだ勉強不足だなぁと感じます。4期生の加藤さんは落ち着いて話し方で多くを語らず、冷静でよく考えてらっしゃる加藤さんらしい授業でした。

 特にすごいなぁと思ったのは加藤さんは児童役の発言に対して決して付け足さず、発言をそのまま拾っていました。どうしても先生というのは世話を焼きたがり、すぐ子供の発言に付け足し、先生の都合の良いように言い換えたりしてしまいがちですが、それでは子どもが先生まかせになり、育ちません。加藤さんは間違っていたり、言葉足らずでもそのまま拾い、それをすることによって子どもが自分で気づいたり、ほかの子が訂正したりすることによって、子どもの思考が働き、子どもを繋いでいくことができます。しかしそれでも先生の助けが必要になってくることももちろんあります。それを見極めた上で助けてあげるのか、敢えて言わないのか判断していて、多くを語らずとも授業がスムーズに進んでいました。

 自分であったら沢山話しすぎてしまうか、逆にこれを試みすぎて全く授業が進まない、といったことになってしまうと思います。
 
 あの30分間でまだ現場にも立ったこともないはずなのにまるで現場の先生を見ている様でした。でも自然とそうなったのではなく加藤先輩の多大な努力、経験によるものだと思います。自分も1年後加藤先輩を越えられる様な授業をしたいと思いました。この度エデュコム社長柳瀬様からChromebookを貸与していただきました。学習に大いに活用していきたいと思います。

 玉置先生はじめエデュコム株式会社の皆様、社長柳瀬様、真打会名人会、前座会の皆様、林家楽一様ありがとうございました。(生田)

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 こんにちは!6期生の名桐大智です!今回の真打会・名人会に参加させて頂いて、とてもたくさんのことを学ぶことができました。

 私は、今回のこの会がゼミ生として初の参加で、すごく緊張していました。どんなことをするのか、どんな人がいるのか、色々な点で不安がありました。しかし、始まってみればみなさんとても真剣な眼差しで真打会に参加していて、私も自然と頑張ろうと思える様な環境でとても刺激的な場所でした。

 さて、私が今回の会で学んだことはたくさんあります。その中でも、今後自分が活かしていきたいと思ったことを中心に述べていきたいと思います。

 まずは、授業を展開していく上で、視点を絞るということ。これは、意識していても子どもの発言などにより中々実現することが難しいと私自身感じていました。どうしても、子どもの発言に合わせて教師はカバーをしていくので、視点が定まらずに、何を子ども達に感じてほしいかということが、自分の中でも教材研究の過程でひしひしと感じていました。どうすれば良いのだろうと考えながら先輩方の授業を見させて頂いて、目あてに何度も何度も戻ることが大事ということが分かりました。そうすることで、やりたいことが明確になり、子ども達の課題への意識付けにもより深みを持たせられると思います。繰り返し行うことでけじめのついた授業にもなるので、是非自分の授業にも取り込んでいきたいと思います。

 次に、ペアワークの目的とその価値について。ペアワークはなぜ行うのかということを凄く考えさせられました。ここで言う目的とは、ペアの意見を持たせるのか、ペアワークを通じて個人の意見を確立させるのかということです。これは、状況によって変わってくるものだと思います。しかし、目的が違うだけで子ども達のワークの取り組み具合というのは変わってくると思いますし、人によってはペアワークに任せきりということも起こり得ます。「○○君と考えるから別に私はいいや」など、個人の中の考えようという意識が薄れ、全く為にならないケースも考えられます。

 そこで、ペアワークをする前に、教師から明確な目あてを提示し、その後の展開まで言っておくと、子どもは後のことも考えて行動できると思います。私は社会科の教師志望なので、やはりペアワークやグループワークを行うことは多いと思います。その活動の価値をより見いだすためにも、しっかりとワークの目あてを教師自身が明確にして、子どもたちが主体的に取り組める環境を作っていけたらなと思います。

 今回の会で、とても多くのことを学ぶことができ、とても充実した1日だったなと感じています。それと同時に、これからもこういった活動をしていけるのかと考えたら、とてもワクワクします。しっかりと教壇に立った時の自分を想像しながら、これから頑張っていきたいと思います。(名桐)

2/15 前座会・真打会ならびに名人会での学び (金子、古川)

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 こんにちは。6期生の金子です。2月15日の午前に真打・前座会、午後に名人会に参加させていただきました。そこでの学びをまとめていきます。

 午前の真打・前座会では社会の授業づくりを考えました。 授業計画の後、模擬授業を受けました。数十分という時間ですばらしい授業を作り上げる先輩方、先生方に驚き、憧れました。

 模擬授業を受けて、私が強く感じたのは、子どもの課題の共通認識の大切さです。午後の先生方の対談でもこの内容が挙がり本当に大切なことなのだと思いました。6期生のみでの話し合いでも、考えた導入や活動が課題やめあてからそれているのではないかと悩む場面がありました。

 そこで大事になるのが、軸がぶれないための、めあてや課題に何度も戻る声かけ、また逆思考の授業計画だということを学びました。中田先生の模擬授業ではめあてを何度も確認する声かけがありました。これによって今考えるのはこの視点なんだという再認識ができ、改めて自分の意見や考えを深めることに繋がると思います。また、全体交流の時には子どもたちの課題の共通認識が徹底していればしているほど授業展開もスムーズに進むと思います。

 次に逆思考の授業計画についてです。今回授業計画をしてみて、改めて計画する難しさを痛感しました。子どもに気づいて欲しいこと・学んで欲しいことはなにか、そこの軸がぶれないためにも、最終地点を基盤に中身を作っていくという逆思考の授業計画をすることがいかに大事かを学びました。6期生の授業計画では導入部分に多くの時間をとりすぎという反省が挙げられたと思います。この授業の学びのためには、どのような内容と時間配分で展開をしていくのか、逆算して考えることで、より具体的な構想にすることが出来ます。授業計画はあくまで計画であるため、臨機応変な教師の姿が求められると思います。そのためには、教師と児童との課題の共通認識ができており、軸がしっかりしている事が前提なのだと学びました。

 今回のセミナーでは同期や先輩方、そして先生方の考えや学びを聞いたり見たりする場面が多くありました。様々な場面に多くの刺激を受け、改めてこの環境の中で学べることを嬉しく思うと同時に、学びに向かう意欲が高まりました。学びの機会を与えてくださっている玉置先生、当日お世話になった皆様、本当にありがとうございました。(金子)

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 こんにちは、5期生の古川です。今回は先日行われた前座会・真打会ならびに名人会での学びについて書いていきたいと思います。

 今回、前座会・真打会では、社会科でグループに分かれて教材研究を行い、その後前座会、4期生の方が模擬授業をして下さりました。模擬授業の展開は私達のグループの考えたものとは全く異なるもので、資料の一部を隠すことで様々な視点を与えたり、発問から視点を絞ったり、小さな教員の働きかけの一つひとつで本当にその後の展開、子どもの反応が変化してくるのだと強く考えさせられました。そして、同じ教材でも授業者によって、大きく異なる内容になることを改めて痛感させられました。前座会の先生方は勿論、30分足らずであれだけの構想を立て、補助発問、言動など細部にまで意図を持っていった先輩方の姿をみて、尊敬の意を抱くと共に自分が一年後に先輩方の様になれるのか、とても不安になりました。少しでも近づくことができるよう、あと大学生活1年間を玉置ゼミを始め、様々な場で学んでいきたいと思います。

 名人会では課題の提示の仕方を学びました。課題に対しての条件を小出しにすることで、算数が苦手な子も安心して授業に取り組むことができ、学級として合意形成しながら、展開いくことができるのだと思います。いつ、どのように条件を付け加えていくかの工夫が学級全体として取り組める課題にするための秘訣なのではないかと考えさせられました。教師ではなく、子ども達が「なんでだろう?」、「やってみたい!」と思えるような課題づくりへの働きかけの重要性、授業の課題解決の糸口となるキーワードを子どもから出させ、価値づけをしクローズアップさせること、拍手や何気ない呟きに隠された意図を拾っていくことの大切も認識させられました。

 今回は前座会・真打会ならびに名人会、そしてPC貸与式など学びが盛り沢山でした。しっかりと整理して頭に留めておきたいと思います。そして、今回株式会社EDICOM様に貸して頂いたパソコンを有効活用し、これからも多くの学びを得られるようにしていきたいです。(古川)

心の天気(矢崎)

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 こんにちは。矢崎です。

 心の天気の研究に携わらせていただいてから、1週間が過ぎました。

 晴れ、晴れ、晴れと連日、晴れが続いていた私ですが、とうとう雷になりました。私は勝手に雷はイライラしたときの気持ちやどうにも言葉にできない気持ちを表すものだと解釈しています。

 昨日の夜遅く、雷になってしまいました。自分の情けなさや、周りに対しての不満。それらが雷の原因となりました。自分で頑張っていると思っていた事を心ない言葉で否定されると、もう、何というか、言葉にできなくて。雷雨になりました。

 頑張りは他人からは見えづらく、そして伝わりにくいです。また、自分が頑張っていると思っていても、人にはそれぞれキャパというものがあり、どうしても人は自分のキャパで人の頑張りを測ってしまいます。

 自分でもそれは重々承知です。自分も必ずキャパで人を測る一面を持っています。だから、日頃、私はなるべくその人のキャパでその人を見ることができるようによーくその人を見て、支えたり、支えられたらしてきたつもりです。

 でも、それが、なかなか上手くいきません。決して自分はできる人ではありません。だからこそ、周りと一緒に頑張りたいのに。

 志賀内さんの本にあった「気張る」それを私はまだできていないのでしょうか。あの言葉を見てからそれができるように心がけてきたのに、とてもとても難しいですね。

 心の天気はとても良い仕組みだとこの1週間感じました。心の言葉にならない気持ちを吐き出すことのできる小さな避難場所です。この避難場所があることがどれだけいいことか。言葉にできない黒く重い気持ちはその人の心にずっと靄のように居続けます。その靄は自分一人の力では吐き出せません。そんな時にこの心の天気は大活躍すると感じています。

 晴れになれるよう、美味しいものを食べたり、友達と話したりします!(矢崎)

日本教育新聞2020年3月2日号に講演記録掲載

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 日本教育新聞2020年3月2日号の「全国教頭中央研修大会」の記事の中で、私の講演の記事が掲載されました。以下はその一部です。

笑いの大切さ力説
玉置・岐阜聖徳学園大教授が基調講演

 基調講演の講師は玉置崇・岐阜聖徳学園大学教授で演題は「学校を元気にする副校長・教頭のおもしろマネジメント」。玉置教授は元愛知県公立中学校校長で、学生時代から落語を続け、「教育と笑いの会」では会長を務める。管理職やミドルリーダー層を対象にした研修会で落語を披露することもある。

 玉置教授は冒頭で、副校長・教頭が面白がって学校経営に携わると学校は楽しい場になることや職場での笑いの大切さを力説。毎日笑っている人は健康を維持しやすく病気になるリスクが減ることを科学的な根拠を基に紹介するとともに、PTA役員など人前で話をする時に使える小話を披露した。例えば、「病気になりたくない人はずーっと笑っていればいい。おかげで病気にならないが、周りからは病気だと思われる」といった話を随所に盛り込み笑いを誘った。(以下、略)
 

2月13日春日井市立出川小学校での学び(遠藤・古川)

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 こんにちは!5期生の遠藤です。今回は、2月13日に授業見学をさせて頂いた、春日井市立出川小学校での学びをまとめたいと思います。

 授業を見学させて頂いた際、まず初めに驚いたことは、学校の中がとても気持ちよく整理整頓されているということです。ロッカーから物は少しもはみ出しておらず、雑巾も折れ曲がることなく一つ一つ綺麗に並べられていました。私たちが伺ったのは特別な参観日ではありません。にも関わらず、整然とした気持ちの良い環境が整っているのは、常日頃から子ども達が学習規律を徹底している証だと思います。

 また、低学年でも高学年でも同じように綺麗にしている姿から、低学年から習慣づける事で学びの土台を確立していく、全校での取り組みの大切さを学びました。こうすることによって子どもは、6年間先生によって異なるルールに混乱することなく、教師は、新学期にいちいち全てのルールを教え込む必要が無くなるのだと知り、感動しました。

 更に、子ども同士で注意し合う場面も見られるとのことで、子どもの自立や自己判断力の形成にも役立つのだと感じました。

 そうした学ぶ環境を整える事に加え、出川小学校がもう一つ大切にしていることが、ICTを活用した学習です。私は卒業論文でICTを活用した授業作りについて調べているので、この点には特に興味を惹かれました。出川小学校では、プロジェクター、実物投影機、ホワイトスクリーンや先生用PCなどが1教室ひつき1台ずつ配置されていて、先生方はそれらを活用して創意工夫を凝らした授業を行なってらっしゃいました。

 中でも印象に残ったのはある国語の授業で、実物投影機を使って先生がノートを書く姿を映し出し、先生も子どもと共にノートを完成させている、という姿です。ノートを直接映し出す事によって、子ども達はノートの配分などをいちいち気にする事なく、ほとんどの子どもが顔を上げて話し合ったり、発言したりしていました。

 また、算数の時間自ら前に立ち、スクリーン上に映し出された図形に書き込みながら、一生懸命説明する子どもがいたことにも感動しました。書き順をタブレットで各自確認して、気になる漢字を各自で拡大したりスロー再生したりする子どもを見た際には、日常的にICTが活用されているのだということを強く感じました。そして、私もこんな風にICTを活用し、子どもが自ら自分自分にあった学びを選択できるような授業を作りたい、と思いました。

 こうしたICTの活用は、機械さえあればどこの学校でも出来る、というものでは無いと思います。これだけ子ども達の学ぶ環境が整い、先生同士がICTの活用や授業作り、学級経営について情報共有し続けている出川小学校だからこそ、このように素晴らしい授業が出来るのだと感じました。ICTはあくまで手段であり、それを用いて教師がどのような学びを届けたいのか、という授業の本質を大切にしなくてはいけないと学びました。

 一人一台PC配布が決定したこれからの教育現場で、教員がどのような授業作り、学級作りをしていく必要があるのか、改めて考えるきっかけとなりました。今回このような機会を与えて下さった水谷校長先生をはじめとする出川小学校の皆様、玉置先生、本当にありがとうございました。(遠藤)

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 こんにちは!5期生の古川瑛理です!今回は、2月13日に春日井市立出川小学校の授業見学からの学びを書いていきたいと思います。

 政策としても打ち出され、教育現場では1人1台PCという環境の整備がどんどん進められています。そんな時代の教員を目指す者として、ICT活用に力を入れている出川小学校に勉強に行かせていただきました。

 見学する中で様々なことに気づかされました。今回特に衝撃的だった2つのことについて書いていこうと思います。

 まず第1に環境についてです。全ての教室に実物投影機、プロジェクターが整備され、廊下にはコピー機が設置されていました。その様子から自分自身が過ごしてきた小学校との環境の差、自分の知っているものが如何に一部でしかないということを痛感させられると共に、自分が教員になった時、より一層環境も変化しているのではないかと考えさせられました。玉置ゼミでは学校に行かせていただける機会が多くあります。その機会を有効活用し、学生のうちに様々な学校を見学して学んでおきたいと改めて思いました。

 第2に学習規律についてです。授業を見学させていただいた際、校長先生は私達に自由に教室を回らせてくださりました。どの授業も児童の学びに向かう姿勢、研究授業のような質の高さを感じさせられ、衝撃を受けたのを覚えています。私は単純にICT化が進めば、便利かつ効率的になる面が増えて、学習として非常に有効であると思っていました。

 しかし玉置先生が仰っていた様に学習規律が整っていなければ、1人1台導入されたとしても、それは児童にとって学習ツールではなく、玩具でしかないということに気付かされました。出川小学校では学習規律を学校として統一させ、継続的に指導されています。そして、根底として日常の授業改善が目的であって、ICTは1つの手段であることが当たり前の共通認識としてあるように感じました。1人1台PC、ICT化を進めていくと言っても、何のために行うのか、またその前提として何が必要なのかということを非常に考えさせられる時間でした。

 最後に、今回見学させていただいた出川小学校の水谷校長先生をはじめとする全先生方、玉置先生、貴重な学びをありがとうございました。(古川)

2月13日春日井市立出川小学校での学び(加藤奨・大久保・杉山)

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 こんにちは、玉置ゼミ4期の加藤奨基です。2月13日に、春日井市立出川小学校へ見学をさせていただきました。出川小学校はかなり新しい学校で、交通の便も良く、とても立派な佇まいの校舎でした。また、ICTの活用に非常に力を入れているのが特徴で、クラスに一台のPC、実物投影機、実験的に導入されているクラス用プリンターなどがあります。機材の導入や学習机の大型化に伴い、教室の横幅も既存のものより2m大きなっていました。

 近頃のICTの導入に伴ってしばしば問題視されているのが、導入したけれど活用率が上がらない、という問題です。その問題において、出川小学校でのICT活用率は(自分が今まで見た中で)最高でした。どのクラスもプロジェクターを活用し、必要に応じてタブレットや手書きノート、ホワイトボードを使い分けている授業がとても多かったです。4月から真似したいICTの活用方法をたくさん学ばせていただきました。
 
 実際の子どもの様子を見て、特に感じたことが、下を向いている子どもが非常に少ないことです。やはり、ICTを活用して子どもの考えるポイント(教科書、キーワードなど)を前面に映しておくだけでも、かなり効果があるのだと感じました。校長先生のお話にもあったように、視覚優位の子どもが多い中で、ICTを利用して子どもの授業参加率をぐんと上げる、とても有力な方法だと思います。
 
 このような学びの形の中で、出川小学校の先生方が大切にしていることが、ICTを日常的に使っていくことです。一部の時間にだけ使う教具にするのではなく、子どもが毎授業の振り返りを記録したり、その場ですぐに情報収集して共有したりなど、子どもが主体的に学ぶ時間を増やしていきます。しかし、そのためにはしっかりとした学習規律が必要です。これも校長先生が仰っていたことですが、子どもに主体的にICTを扱わせるために、ICT(スマホなど)は遊び道具ではない、という意識を子どもにどう持たせていくかが課題です。自分としても、そのような意識は子どもの家庭環境にも大きく依ると思うので、まずは学校でICTを日常的に用いるところから始め、大事にならないうちに細かく学習規律を教えていくしかないように思います。

 自分は4月から春日井市の教員になります。春日井市ではICTが学校環境に積極的に導入されています。今回出川小学校でICTを用いた学校活動の実態を間近に見させていただいて、かなりイメージを持つことができました。また、その課題に対しても知ることができました。見学させていただいた出川小学校の校長先生をはじめとする皆様、本来なかったはずの機会をくださった玉置先生、本当にありがとうございました。(加藤)

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 こんにちは!玉置ゼミ5期生の大久保です!今回は、2月13日に春日井市立出川小学校の授業を参観させていただきました。そこで学んだことを書いていきます。

 出川小学校では、色々な授業を見せていただきました。校長先生から「自分の見たい授業をみていいよ」と言っていただきました。後々、玉置先生が言っていたことがとても頭に残っています。

 それは、全ての授業を好きな時間にみてもいいというのは、すごいこと。普通なら参観者には、時間を指定して見に来させたりする。ということです。私は好きな授業を見てもいいというのを、何も考えずに受け止めていましたが、玉置先生からの言葉で考えは変わりました。

 全ての先生が、高い質の授業を行っているという事実があるからこそ、校長先生の言葉があったのだと思います。授業を実際に見ても、全ての先生が楽しそうに授業をしていて、児童との距離感もよく、勉強になる授業しかありませんでした。

 もう一点学んだことがあります。授業参観後、校長先生からICT活用について様々なことを教えていただきました。ICT活用は、単なる手段であり、目的はICT活用による日常授業の改善だということを初めに教えていただきました。

 PCの1人1台が進み、教師の知識がないままでは、ICT活用が目的になってしまうかもしれません。なので、ICTは手段であるという考えは、今後しっかりと胸に刻んでおかなければならない、根幹になる考えだと感じました。

 私はICTについてまだまだ勉強不足なので、出川小学校で学んだことを生かして、さらに学びを深めていき、私の力にしていきたいです。

 今回このような場を設けていただいた出川小学校の水谷校長先生はじめ、全先生方ありがとうございました。そして、貴重な機会を与えていただいた玉置先生、ありがとうございました。(大久保)

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 こんにちは。5期生の杉山です。今回は、2月12日に春日井市立出川小学校での授業を拝見した時からの学びを記します。

 まず、出川小学校は、ICTの活用にとても力を入れている学校で、全クラスに1台のパソコンとスクリーン、実物投影機、コピー機が完備されていました。また、機材や学習机が大きくなったことから、教室の横幅が普通の教室よりも2m広く、とても広々と伸び伸びと学習できるような環境であるなあと思いました。

 どのクラスも、ただICTを置いてあるだけという状況ではなく、必要に応じて様々な用途でICTを活用していて、児童と教師が一つになって、とても楽しそうで学びがたくさんある授業ばかりでした。授業中の児童の様子を見ていても、みんなの視線がスクリーンに集まっていて、真剣に授業を聞いていました。だからこそ、授業中での意見交流や挙手発言が円滑に進むのだと思います。

 その後の校長先生のお話では、学びの大半が視覚から入るということで、そう言った意味ではやはりICTを有効活用することは、とても子供たちにとって効果的であると感じました。出川小学校の先生方は、普段からICTを子供たちにどのように活用させるか、ただの道具にならないためにはどうするのか、また、主体性を子供たちに持たせた上でのICTの活用だったりと、課題が多く難しい側面も多いですが。これからの情報化の時代、教育現場におけるICTの活用は無限の可能性があるものだと思っているので、私自身まだICTの活用に関してほとんど知識がない中、このようなたくさんの実践を間近で見ることができ、本当に参考になりました。

 今後は子供一人一人がICT機器を持つ時代、教師がICTの知識をよりたくさんつけていかねばならないことを再認識することのできるとても良い機会になりました。このような機会を与えてくださった水谷校長先生始め出川小学校教職員の方々、玉置先生など、多くの方にお礼申し上げます。ありがとうございました。(杉山)

2月8日教師力アップセミナー(山本良和先生)に参加しての学び(矢崎・古川)

 こんにちは。5期生の矢崎です。今回は2/8に行われた教師力アップセミナーの学びについて書かせていただきます。

 今回は山本良和先生に講演をしていただきました。私は、大の算数嫌いです。今回のセミナーが算数授業だったので、こんな算数嫌いの私でもついていけるのか不安でした。しかし、そんな不安も山本先生の模擬授業を受けてなくなりました。

 山本先生が行ってくださった模擬授業は私が今まで受けたことのないものでした。例えば、板書は左から右ではなく、真ん中から左右に広がっていき、板書が完成した時、子どもが今日自分は「なにを学んだか」ではなく、「何をどう考え、その考えがどのように変わっていたか」がわかるようになっていました。

 その「自分が変わった」という感覚が子どもから芽生えることが重要であると山本先生はおっしゃいました。だから、教師は、授業の終わりに「自分が変わった」と子どもが思える「環境」を作るのが仕事だと。

 山本先生はその「環境」を作るために「しかけ」をたくさん用意していらっしゃいました。子どもが自分の考えを持てるように、子どもに考えを聞く場面を多く設けていらっしゃいました。さらに、他の人の考えを受け身で聞くのではなく、どのように考えているのか想像し、発表させる場面も多くありました。

 山本先生の授業は子どもたちが常に自分の考えを他の人の考えも織り交ぜながらクルクルと螺旋階段を登ったり降りたりするように巡らせざるおえない授業でした。私自身も授業を受けていて、頭の中で考えをグルグルと常に巡らせていました。

 また、山本先生は子どもの言葉に敏感に反応し、その言葉から新たな課題を提示していらっしゃいました。子どもが「だったりとか…」と曖昧な答え方をすれば、「だったりってことは他にもあるの?」と切り返して、新たな課題に繋げていらっしゃいました。山本先生は子どもから授業の材料を拾い集める達人だなと感じました。

「しかけ」だけではなく、「しこみ」も抜かりがありませんでした。「しこみ」は日々の授業の中に教師が意識的に取り込む授業作りの手立てです。その「しこみ」がなくては子どもから問題意識を持つことはありません。だから、子どもたちにどのような姿になってほしいかと考え、その姿をブラすことなく目指し続けていく必要があるのだとわかりました。

 山本先生の講演を受けて、今まで当たり前だったことが決して当たり前のことというわけではないという事が分かりました。だからといって、すぐに山本先生のような授業ができるわけではありません。

 まず、子どもにどんな姿になってほしいかという理想像を持ち、それを実現するために子どもから学ぶという姿勢を忘れない教師になり、スタンダードな授業のやり方をマスターし、ステップアップできるようにしたいと思いました。(矢崎)

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 こんにちは、五期生の古川です。今回は先日行われた教師力アップセミナーに参加させて頂いた際の学びついて書いていきたいと思います。

 今回は筑波大学附属小学校の山本先生が模擬授業をして下さりました。先生の仕組んだ「しかけ」、「しこみ」にどんどん引き込まれ、学びはもちろん、とても楽しく授業を受けることができました。

 個性を把握しないと授業はできない、この言葉通り、最初にした何気ない質問の挙手の仕方からも参加者の心情を読み取っていき、そこから価値づけをしていました。その様子を見て、授業から学級経営をしていく、人間を育てていくというところにとても納得をさせられました。そして、些細な言動一つひとつに意図を持たなければならないことを痛感させられました。

 また、山本先生は子どもが表現することを大切にされていました。毎授業最低10回は表現させるという言葉通り、参加していて本当に沢山表現する機会がありました。「今、〇〇さんは私の顔をびゅっと見たね。何か言いたいことがあったの?」と参加者の表情を読み取り、そこから「今〇〇さんは何を考えてたんだと思う?」と違う参加者に考えさせたり、思いついたことをジェスチャーだけで表現させたり、何気ない参加者の言動から全体共通の問題意識に繋げていました。友達の考えを解釈することは考えを共有すること、気づきの追体験になります。私も子ども同士を繋ぐこと、そして一人ひとりが表現する機会を沢山つくることができる様な働き掛けをできるようより一層勉強していきたいと思いました。

 他にも言語活動は算数において手段であり、表現する方法は他にもあるということに気付かされると共に、あえて喋らないということで聴きたくなる、見たくなるという場の演出の一つにもなるということにも気付かされました。

 授業をつくるにあたって、大切なことも教えて頂きました。できないものをできるに変容させるような授業にすること。わざと子どもをつまづかせ、起き上がる力をつくる過程、「しかけ」をつくり、そこから問題意識を統一させるということ。その為にも、偶然ではなく、どこでやっても必然として現れる「素直な子どもの反応」を想定し「しかけ」をつくっておくこと必要なのだと学びました。教材研究をするとき、子どもだったらどう考えるのか?ということを思い込みを捨て、自分自身が考えることの重要性を再認識させられました。今度、教材研究をする際にはその点をしっかりと頭に留め、行なっていきたいと思います。

 最後に、今回ここには書ききれないくらい沢山の学びを頂いきました。このような学びの場を与えて下さった山本先生を始め、玉置先生、関係者の皆様、ありがとうございました。(古川)
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