もっと早くに出会いたかった本(二宮)

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 こんにちは、5期生の二宮です。今日は池田修先生が書かれた著書「教師になるということ」に出会えたことを書いていこうと思います。

 この本には先日、研究室に伺った時に、見つけました。池田先生は「教育と笑いの会」で初めて知りましたが、その時は話し方について講演されたので、このような本を書かれていたことを知り、少し驚きました。この本を読んで、「もっと早く出会いたかった」と、「この言葉は素敵だな」とそれぞれ感じることがあったので2点取り上げます。

 1点目の「もっと早く出会いたかった」と感じたのは、教員採用試験について書かれていたり、授業の話について書かれていたりしたからです。愛知県教員採用試験の一次試験日まで100日程度になりました。そして教育実習が終わって4ヶ月は経ちました。もっと早く出会えていれば、実習や教員採用試験への勉強に対する気持ちや実際も変わっていたかもしれません。しかし、これらは過ぎてしまったことだし、教員採用試験はやってくるので前を見て勉強していこうと思います。

 2点目の「この言葉は素敵だな」と感じることはいくつもあったのですが、1つ取り上げるなら「教育はラグビー」という言葉です。ラグビーではボールを前にパスできません。教育は先生から受け取ったものを児童生徒に伝えていくということです。いいと思ったことは取り込み、よくないと思ったものは取り込まない。これまではいいと思ったものを受け取るだけでしたがこれからはいいものを伝える立場になるということを感じました。それの難しさは教育実習を経て学ぶことができたので、残り1年の学生生活でいいものをより多く備えなければいけないと思いました。

 最後に「人格の力の身につけ方」ということを池田先生は書かれていました。「本を読む」こと、そして「人格のある人のそばにいく」ことです。私は玉置ゼミに入ったからこそ、色々な先生が書かれた本に出会えて、セミナーに行ってすごい先生の技術に触れられてこられた、と改めて感じることができました。玉置ゼミで過ごして一年間が経ちました。今は、玉置先生や先輩、同期、後輩に感謝を感じています。だからこそ、この本にもっと早く出会っていればと思いました。それでもこの本に出会うことがなく教師になることがなくて良かったなとも思いました。(二宮)

家で楽しく過ごす方法集(遠藤)

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 こんにちは!五期生の遠藤です。

 最近、新型コロナウイルスの関係で、自宅で過ごす時間が長くなった方が多いのでは無いでしょうか。私の従兄弟も小学校が無くなり、家で毎日退屈そうに過ごしていると聞きます。

 そんな中、家で楽しく過ごせるように、沢山の方々が様々なコンテンツを提供してくださっています。今日はそれらの中でも特に印象に残ったものをいくつかご紹介したいと思います。

 まず初めに、電子書籍についてです。子どもたちの自宅学習支援として、小学館さんが『小学館版学習まんが 少年少女日本の歴史』電子版を期間限定で無料公開しています。

 https://kids-km3.shogakukan.co.jp/

 この漫画は、私が小中学生の時もお世話になったものです。1ページ1コマが非常に細かく書き込まれていて、スラスラ読み進めるというよりは気になった部分をじっくり、深く読むことのできる本でした。

 これは小学生の従兄弟だけでなく、高校生の弟にも勧めてみたのですが、スマホだと細かい部分が拡大出来て面白い、更によくわかるとのことで、真剣に読んでいました。

 図書館が臨時休館しているところもあり、子どもが本に触れる機会が作りづらいように感じます。こういったコンテンツの活用で、少しでも知らなかった本に出会えたらと思います。

 また、学校の書籍は沢山の子どもに愛されるおかげで、たまに一部破損が見られることもあります。しかし、電子書籍なら多くの子どもが同時に見ても、傷付いたり劣化することもなく、便利だとも感じました。

 次に、何か作業がしたい、という子ども達に向けた工作の紹介です。イラストレーターの方々が塗り絵やペーパークラフトを作成して下さっています。こちらは、神戸のイラストレーターであるサタケシュンスケさん(@satakeshunsuke)がご自身のTwitterで公開されているアルファベット学習用の動物塗り絵です。

 https://naturalpermanent.com/illust/personal/8823/

 とても可愛らしく、細かいところまで塗る部分があって大人でも楽しめそうだと感じました。友人の弟くんに勧めたところ、学校が休みになって以来しまってあった絵の具をいそいそと取り出して、せっせと塗っているそうです。

 最後に、文部科学省が公開している、臨時休業期間における学習支援コンテンツポータルサイト(子どもの学び応援サイト)の紹介です。

 https://www.mext.go.jp/a_menu/ikusei/gakusyushi...

 ここでは、沢山の小学校、中学校、高等学校、特別支援学校、幼児教育といった学校の、教科ごとに活用できるリンクがまとめられています。例えば、NHK for schoolの動画リンクであったり、Z会が公開している自宅学習教材のリンクだったりと、非常に役に立つ貴重な情報が詰まっています。

 小学校の中の国語や算数分野では、さいたま市の方々が子ども達の家庭学習を支援するために収録した授業動画も見ることが出来ます。家で何をしていいかわからない、子どもが宿題について聞いてきても、どう答えたらいいかわからない、という方に、是非見て頂きたいサイトです。

 子どもが楽しく過ごせるように、と沢山の大人が考えていることを、是非子ども達自身にも知ってもらいたいと思います。勿論、だから我慢しなさい、という訳ではありません。辛いのは皆一緒だけど、そんな中であなたの為に考えて、行動してくれている方が沢山いるんだよ、ということを伝えたいと、心から思っています。

 私が住んでいるマンションは、両隣に小学生や幼稚園に通う子ども達が住んでいます。先日、洗濯物を干そうとベランダに出たら、片方のお隣の子どもが大声で公園に行きたい!と叫んでいました。我慢しきれない本音だと思います。

 だんだん暖かくなってきて、外で遊ぶには絶好の季節です。子どもの体を動かしたい、という気持ちを、できる限り家の中で叶えるにはどうしたら良いのか。今の自分では良いアイデアが思いつきませんが、もし思いついた方がいらっしゃいましたら、是非教えて頂けたらと思います。(遠藤)

今思うこと(中西)

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 こんにちは。5期生の中西です。久しぶりにはなりますが、四方山話を書いていきたいと思います。

 ここ2ヶ月ほどの間に、新型コロナウイルスの影響で生活がガラリと変わりました。友達と遊ぶ約束、大好きなプロ野球の開幕、ライブなど楽しみにしていた春休みの予定はほとんどなくなりました。教採の勉強はこれまで友達と大学でやっていましたが、今では1人、家でやるようになりました。テレビをつければ、ほとんどがコロナウイルスについてのニュースです。

 しかし、つい最近まで、私はコロナウイルスについて他人事だと思っていました。地元の愛知で感染が拡大し始めた時でさえも大丈夫だろうと軽く見ていました。私の気持ちが変化したのは、同じ玉置ゼミ5期生の酒井さんが紹介してくれたYouTubeの動画を見た時です。その動画は、ニューヨーク在住の日本人女性の方が、今の現地の現状と日本人の危機感のなさに対する警告についての内容でした。ニューヨークは医療崩壊の状態であり、人工呼吸器が不足し、ベットの数が足りないことや、亡くなった方の数が急増し安置する場所が無いため仮設のテントや冷蔵トラックで補っているということを知り、言葉を失いました。映画のような出来事が実際に起こっているのです。一人ひとりが予防に対する意識をもたなければ、イタリアやニューヨークのような状態になる可能性が高いという危機感が私の中でうまれました。ぜひ見てないという方は見ていただきたい動画です。

 2月頃は、若者が重症化する可能性が極めて低いと言われていました。私もこの言葉を鵜呑みにしていたから新型コロナウイルスを軽く見ていたのかもしれません。IPS細胞で有名な山中教授は次のような言葉を述べています。
 「20、30代であっても0.2%の致死率です。500人に1人は亡くなります。500回に1回死亡事故が起こる乗り物があったら乗りますか?」   

 新型コロナウイルスは、誰にでも感染する可能性があり、若者であっても重症化することや死亡することのある治療薬がない恐ろしいウイルスであることを山中教授の言葉から思い知らされました。また、自分が感染源となって他の人に移してしまう可能性があるという視点に立って意識することも大切だと思います。東京や大阪などでは緊急事態宣言が出されました。愛知や岐阜では出ていませんが、そのことに安心するのではなく、これまでと変わりなく不要な外出は控えるなどの対策や意識をしっかりとしていくことが必要だと考えます。

 ここ1、2週間で感じたことがあります。それは、大学に行ったり友達と遊んだりバイトをしたりと、当たり前の毎日がどれほど幸せであったかということです。当たり前のことが当たり前でなくなることはつらいし、家で1人教採の勉強をするのは慣れません。つまらないと感じることや何をやっているんだろうと思う時もありますが、それでも今を耐えて乗り切ることができれば当たり前の毎日が戻ってくるはずです。それまでもうひと踏ん張りしてみます。

 当たり前の毎日が早く戻ってきますように。(中西)

※ 写真は昨年4月29日のゼミでの中西君です(玉置)。少しでも早くに、ゼミがこうして教室でやれることを祈っています。

3月末現在の近況報告(中澤)

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 お久しぶりです!四期生の中澤佑太です。先日玉置先生から愛狂亭三楽の手拭いをいただき、親に渡したところ暖簾(のれん)となって我が家の一員になりました。(写真をご覧ください)これを見て元気をもらおうと思いました。さて今回は近況報告をしていきたいと思います。

あらすじ
 発達障害と様々な経験により精神疾患となっていた私は玉置ゼミに所属し時を過ごしたことで、症状が限りなくなくなり、メタ認知とゼミの教え、居場所を与えていただきました。教育実習とセミナーを経験したことで、私自身自己肯定感の低さによる子どもを支える理由で教師を目指していたため、子どもが好きという気持ちが薄く、職務を全うできないと予知した私は名古屋市公務員になることを考え、大学卒業してから東京アカデミーに二年間お世話になり、一年目に勉強、二年目に試験合格をすることになりました。

本題
 3月29日に国家一般職の模試を受けてきました。東京アカデミーのオリエンテーションは4月4日、授業開始は4月6日。つまり何も始まってないのに模試があったということです。いやぁビックリ。今回この模試を受けるにあたって、自分に言い聞かせていたことがありました。「玉置先生の教えの一つ、授業は最後に子どもたちに何を言わせたいか、またそのためにどうするかを考えて授業を組み立てる、これを思い出せ。この模試は最終的にどのような問題が解けるようになればいいのかを把握し、そのためにどうするかを考えるのが目的だ。できないのは当たり前だ〜まだ始まってすらいないのだから〜。」

 結果は全然できなかったけれど、問題を見て難しいというよりは、独学していた参考書にどれも書かれていたことだからアウトプットできるようになれば大丈夫と納得することができました。

 問題は小論文でした。せっかくなので問題(わかりにくかったので割愛:玉置)を写真に載せましたが、当たり前ですが教採とは全然違いました。けれども子どもにこれを聞かれたらどう答えるかという考え方をもとに解いてきましたが、いやぁわからない。これは様々な問題を何回も書いて、アカデミーの人に人格否定を承知で見てもらうしかないなと考えました。終日時間がかかり、帰宅しました。

 大学卒業と同時に歴代のゼミの先輩が入っているライングループに入らせていただきました。ラインが動くたびに、それどころかセミナーに行ってた時も模試を受けてた時も、私は間違った選択をしてしまったかと何回も考えました。ところがその度に、まぁ玉置ゼミで学んだ者が名古屋市公務員になるのは私しかいないわけでパイオニアは寂しい気持ちが付き物だという思いと、四期生の仲間はもっと複雑な思いで忍耐しているのだからそれに比べればという思いと、二年間に渡る玉置先生の恩恵とゼミという多くの仲間がいるから今自分は頑張れているという思いから、今人生楽しんでいます。

 さてさてこれから何が待ち構えているのか、わかっていることは、ゼミの力がつく前の自分があの教育実習を乗り越えたのだから、今の自分は乗り越えていけるように考えられることができるのだから大丈夫ということです。今後の進捗をぜひお楽しみに。ここまでお読みいただきありがとうございました。(中澤)

動画「ミドルリーダーへの展望と期待〜これからの学校におけるミドルリーダーシップ〜」

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 独立行政法人教職員支援機構依頼で、鹿児島で行った講演「ミドルリーダーへの展望と期待〜これからの学校におけるミドルリーダーシップ〜」の動画が好評とのこと。45分もあるのにけっこうな人がご覧いただいているとのこと。私がいかに優秀なミドルリーダーに助けてもらって学校運営ができたかがよくわかっていただける講演。

「ちがい」を「喜び」に(矢崎)

 こんにちは。五期生の矢崎です。今日見たテレビ番組に感動した話を書かせていただきます。

 今日、「世界一受けたい授業」という番組を見ました。その中で、今世界で一番レベルが高いとされているミネルバ大学の特集がありました。

 ミネルバ大学には、キャンパスがありません。学生は世界7都市の学生寮を周り、そこで一定期間暮らし、学ぶことで幅広い教養を得ます。大学の講義は全てテレビ電話で行われます。その中で、設定されたテーマに沿って事前に学習してきたことを学生たちが議論し合います。

 テーマへの取り組み、発言、レポート、質問への回答などを踏まえて毎回、先生が五段階の評価を付けます。だから、定期テストというものがこの大学にはありません。そして、講義の中で先生は学生にアドバイスや質問をするだけで、教えることはしません。

 また、学生は暮らしている場所での社会奉仕を行うよう言われています。そこで、学生たちは自分たちが学んだ知識だけでは社会の課題には通用しないことを痛感します。それを痛感することが、これからを担う学生たちの未来のより良い姿につながると大学は考えているそうです。

 そこで学んでいる、初の日本人学生の人が、「違いに寛容になれることが大切だ」と話していました。私はこの言葉に感動しました。これからの社会に必要なのはこの「ちがい」に寛容になれる力なのではないでしょうか。

 自分と「ちがう」ということに人は、抵抗感を覚えます。でも、その「ちがい」に触れたとき、新しいことを知れたという「喜び」を感じることのできる人はこれからの社会でとても強いのではないでしょうか。

 その「喜び」を感じる為には幅広い教養と体験が必要です。その教養と体験を子どもたちに与えられる教育が求められるのではないかと感じました。

 まだ、私の教養は浅いです。今回の番組を見たことでもっと色々なことを知り、それを子どもたちにも伝えられる力を付けたいと思いました。(矢崎)
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2年間のゼミの振り返りと4月からの抱負(鏡味)

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 こんにちは!4期生の鏡味です。
今回は、2年間のゼミの振り返りと4月からの抱負を書きたいと思います。

 私は、4期生として玉置ゼミに入り、2年間過ごし しました。ずっと憧れだった玉置ゼミに加入出来たことが嬉しかったのと同時に、新しい仲間と上手くやっていけるのかという不安もありました。しかし、その気持ちはすぐに吹き飛ぶくらい、4期生の仲間はとても優しく、温かい人たちばかりでした。

 週1回のゼミの時間はどの授業よりも濃く、短く感じ、たくさんの笑いがありました。また、教員採用試験の期間では、苦しい時も全員で支え合いながら、勉強をしたり、面接練習をしたりしました。時間を見つけては、みんなでお花見をしたりバーベキューをしたりしました。

 4期生の仲間と過ごした2年間のたくさんの思い出は、これからもずっと私の大切な宝物です。4期生のみんな、本当にありがとう。

 そして、私たちゼミ生を導いてくださった玉置先生は、どんな時も優しく私たちを受け止めてくださいました。教育実習が辛く泣く私に、教員採用試験が上手くいかずに泣く私に、先生は私に電話をくださり、私の話を聞いて励ましてくださいました。さらに、先生は、教育のことはもちろん、人間としての生き方など様々なことを私たちに教えて下さいました。玉置先生、本当にありがとうございました。

 このような素敵な仲間と先生のいるゼミに入り、2年間を過ごすことができた私は、本当に幸せ者だと思います。これからも、この繋がりを大切にしていきたいと思います。

 そして、4月からは教師としての生活が始まります。今は楽しみと不安でいっぱいです。苦しいことはおそらくたくさんあると思います。しかし、どんな時も笑顔だけは忘れずに子どもたちと向き合っていきたいと思います。授業がうまくいかなくても、プライベートで嫌なことがあっても、子どもたちの前では笑顔で頑張ることを4月からの抱負とします。

 2年間ありがとうございました。私らしく頑張っていこうと思います!(鏡味)

2年間の総まとめ(安部)

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 こんにちは。4期生の安部です。先日、正式なものではありませんが、卒業式を無事に終えました。4月を目前にした今、夢であった、教員ににようやくなれるという嬉しい気持ちと、うまくやっていけるだろうかという不安な気持ちが混ざり合っています。
何事も節目が大切ということで、今回はゼミでの2年間を振り返りたいと思います。

 ゼミで過ごしたこの2年間は私にとってかけがえのないものでした。振り返ってみると、”仲間゛を教えてくれたのが、4期生のみんなそして、玉置先生だったと思います。自分の専修である特別支援を飛び出して、教職ゼミに入り、初対面の人もいる中で最初はドキドキでした。

 しかし、ゼミでの活動が始まり、セミナーにも行き始め、段々と一人一人の良さが出てくるようになりました。大学4年間で1番苦しいと思われる教員採用試験の勉強も毎日ゼミのみんなの顔を見ると、自然と笑顔になることができ、励まされたことも何度かありました。高校受験、大学受験とは全く違い、教採はみんなで戦うことが本当に大切だったということを終わってから改めて実感しています。教採を通して、ゼミでの活動を通して、みんなでテーブルを囲み、授業技術、学級経営のことなどあれこれ話し合い、深く学んでいくことの素晴らしさを実感させてくれたのがゼミのみんなでした。

 4月から自分のクラスをもつことになります。私は4期生のゼミの仲間のように、一人一人の良さが自然と出てくるような、そして幸せを分け与えられるような集団、仲間をつくっていきたいと思っています。

 最後に、私は玉置先生を心から尊敬しています。授業のこと、学級経営のこと、教育に関する知識をたくさんもっていらっしゃることはもちろん、何でもまずは受けとめる温かい心、そして何事も楽しんで学ぼうとされる先生の人間性は本当に素晴らしいと思います。玉置先生でなければ4期生がこれほど強いつながりになることもなかったかもしれません。玉置先生には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。そして、これからもたくさんお世話になります。(安部)

記事について振り返り記事を書いてみた(中澤)

 こんにちは!卒業と同時に記事が課題でなくなることに少しの安堵と少しのもやっとした気持ちがある中澤佑太です。というわけで今回は「記事」について記事を書いていきたいと思います。

 …ついに「記事」について振り返る時がきてしまいました。私にとって記事は、玉置ゼミで、玉置先生以上にかけがえのない大切なものであると誤解を恐れず考えています。記事とともに二年間があったからです。

 ゼミに入る前に記事を見た時に、私は驚愕しました。まさに自分が欲していた理想かつ贅沢なシステムだったからです。もともと随筆を書くのが好きでした。けれども学級のみんなに見せても笑われるし、インターネットでは読者に信頼ができない。だから読者も限られた信頼できる人で、責任もなくどんな内容(良識の範囲で)でも書けるようなものはないかなぁと高校生の時に思っていました。だからゼミに入る時にテンションが上がっていました。本来ならば。

 しかしその時、理想的なシステムが目の前にあっても、理想的な自分はいなかった。何度も伝えてきたがボロボロでした。

 荒んでいた自分は最初の頃は、「要するにゼミ生としての課題というわけか。」と考えていました。決して記事を軽んじた訳ではありません。むしろ課題だからこそ記事を書くスピード、文章量、内容に力を入れていました。心が入っていませんでした。そして記事を先生に送ってよし!次の課題だ、と考えていました。

 まさかそれがホームページにあがり、自分がお世話になっている先生が読んでいるということを知らずに。またゼミ生の記事を寛大に受け止め、受理していただいた玉置先生に対して感謝の気持ちを今は抱いていますが、その頃は抱く余裕がなかったことを正直に申し上げます。

 よもや話で好きなことを書いていいと言われていたので、気まぐれに書いていました。あるとき『不器用なゼミ長』というタイトルの記事を提出した後の教師力アップセミナーで、酒井先生から「中澤くん!記事読んだよ!」

 ………え、、、、

 あのときの心臓が冷たい手で包まれたかのような気持ちは未だに覚えている。提出された記事がホームページにあがっていて読む人がいると聞いていたものの、こんな直ぐ近くに読者がいると思わなかった。それから大西さんも読んでいる、エデュコム社員も読んでいたと知ったときは、あまりの恥ずかしさに記事書くのをやめようと思いました。けれども課題はやってくる笑。

 今思えば私に社会性が身につくきっかけとなったのはこの件だったと思っています。

 私は何を考えたのか?…もっと書いてやろう、上等だぁ笑。…こういう性格だから、不登校にもならず、メンタルが弱く、明らかにうつ病、精神疾患であったにも関わらず生き残って高みを目指してきたと考えています。それからというものの、怖がりながらセミナーの振り返り記事を書きまくり、よもや話を書きまくり、記事投稿数がゼミ生の中でも多い部類に入り、多くの先生方(大学の就職課まで)から記事を読んだよーと言っていただいたりわざわざメールをいただくことがあったりと、玉置ゼミの中でも独自のことが起こりました。ありがたい限りです。

 そして記事の文章も少しは良くなり、同時に私が変わっていき、よもや話の常連は私だけと思い上がっていた頃に、なんと後輩からよもや話の常連が現れた!笑めちゃめちゃ記事が上手い。正直私の居場所が…という心の狭い自分がいたのも事実です笑。大人しくその人の記事から学び取って、一人一人持ち味が違うから大丈夫と考えられるようになりました。まだまだ納得のいく記事は書けてなく、あの高校生の自分がようやく戻ってきたので、称賛される記事を書いていきたいと思う今日この頃です。

 以上が、私にとっての記事との思い出でした。思い出話ばかりでしたので最後に話します。『書くことによって学ぶ』これは玉置ゼミで最初に学んだことです。この言葉通り、記事を書くことで文章を書くことに抵抗がなくなり、大袈裟でなく論文を書くことや考えをまとめること、考えを浮かぶことが少しは苦手でなくなりました。むしろ小論文を書くことに意欲が湧き、今自分は戦えていると考えています。記事を書くことや提出することに疎かになってしまうのは、教師力とかでなく、ゼミそのものの教えである書くことによって学ぶを忘れてしまうからだと思っています。しかしあまりこの教えは言葉にする機会が少ないため、私も忘れていたことが二年間で少ないながらあります。この教えがあって色々なものが付いていることをゼミ生は忘れてはならないと自分に言い聞かせています。それではここら辺で。お読みいただきありがとうございました。(中澤)
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