「キャリア教育に活きる! 仕事ファイル第4期」にも関わる(玉置)

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 数年前から関わらせていただいている「キャリア教育に活きる! 仕事ファイル第4期 第7巻」が発刊されました。第1期から合わせると27巻となりました。

 このシリーズは小学校5年生以上が対象のいわゆる仕事紹介本です。もちろんこれまでにない仕事本です。
 
 例えば、21巻「エコの仕事」では、フードバンク営業、エシカル商品企画、国立環境研究所研究員、フェアトレードコーディネーター等で活躍する方のインタビューをもとに紙面構成がされています。

 またすべての巻の最後に、紹介された職業に関してキャリア教育の立場から、私が話したことをライターの林孝美さんにまとめていただいています。

 ぜひ図書館に置いていただきたい書籍です。おかげさまで毎年新シリーズが発刊され、第4期となりました。(玉置)

5月29日5期生ゼミ 栗木先生のお話から学んだこと 第3弾

 第2弾に引き続き、5期生の学びをまとめます。


 栗木先生の学び合いに関するお話を聞いて、いかに授業の中で子供を輝かせるか、その教師の精神が学び合いに繋がるということがよく分かりました。

 先生の見せてくださったVTRの古屋先生の学級は、わからない教えてと子供から動く姿や、どうして困っているの?と声をかける姿があり、その活気ある子供の様子に、私もこんな授業づくり・学級づくりができたらと憧れを抱きました。

 栗木先生が、学び合いを行う上で具体的なルールを決めておくこと、振り返りを大切にすることが重要だとおっしゃっていました。学び合いができる学級づくりはなかなか一筋縄ではいかないと思いますが、教師になった際、初任の時から果敢に挑戦してみたいと思いました。(宮野)


 私はこれまで、学び合いの授業を受けたことも、わからないとはっきり言える学級に所属したことも無かったので、正直に言うと学び合いに対してとても遠くにある理想、という印象を持っていました。

 しかし、今日のお話を聞く中で、その考えは間違っていたのだとわかりました。私はこれまで、教科書を使わないことやコの字型の机列など、形式にばかり注目していました。学び合いが目指すのは出会いと対話の充実であり、全ての子どもの学びを保障する事である、というお話から、子ども目線での学びの捉え方が出来ていなかったのだと気付きました。

 学び合いの基盤には、子ども達が疑問や考えを深めたいと思えるような授業作りが欠かせないことも学びました。勉強に追いつけない、興味がないという子でも楽しく過ごせるような学級づくり、授業づくりを心がけ、その為に学び合いの精神を活用していきたいです。

 新型コロナウイルスの影響により、子ども同士が繋がる機会がなかなか取れない状況ですが、ICTの活用や振り返りノートでの交流など、学び合いの場を作る方法は数多くあるのだと感じました。様々な取り組みなどを勉強して、私も自分なりの工夫を考えつつ、子ども同士の学びを大切にしていきます。(遠藤)


 今日は学び合いの授業を見させていただきとても勉強になりました。印象に残ったことは2つ。学び合いにおいて子どもがわからないと安心して言える学級経営をしていくこと、そして教室は失敗する場所であり、「わかった人?」「できた人?」と聞くのは教師正解だけを求めていることになってしまうという2点です。そして自分はこのビデオを見て、学び合いにとって教えてもらう側は学ぶことができるのは勿論、教える側にとっては深い学びにもつながっていくんだなと感じました。教えるためにはその事柄をしっかりと理解していないとできません。教えることで得られる物も大きいのだなと感じました。(生田)


 私は大学の授業やゼミを通して「学び合い」については知っていましたが、なんでもかんでも「分からないから教えて」という子どもの姿でも良いのだろうか、と思っていました。しかし今回の栗木先生のお話を聞いて、そうではないということに気がつきました。それは子どもたちは個人で一生懸命考えて、それでも分からないから教えてほしい、というのが学び合いでの姿だということです。「分かりたい!」という思いがあるからこそ、同じクラスの子に自ら「分からない」が言えるのだと知りました。また、日頃から分からないということは恥ずかしいことではないということを子どもたちに感じてもらうことが、学び合いの授業を行う上で必要なことだと知りました。私も、こうした子ども主体の学び合う姿を意識した授業を行っていきたいと強く思いました。(中西)

※※※※

 栗木先生、本日はお忙しい中、私達ゼミ生に貴重なお話をして頂き、ありがとうございました。出会いと対話を通して、自分で気づき発見していくという学び合い授業の本質を深く知ることができました。新たな発見や学びを沢山得ることもできました。今日学んだことを意識して、まずは教員採用試験に向けゼミ生同士励まし合いながら挑んでいきたいと思います。

 玉置先生、このような学びの場を設けてくださり、ありがとうございました。


※ 写真は、林文通先生撮影のある学校の一コマです。記事とは関係ありません。学校のワンシーンがとてもうまく切り取られていますので、使わせていただけるようにお願いをしました。
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第5回6期生玉置ゼミでの学び(名桐)

 こんにちは。玉置ゼミ6期生の名桐です。この投稿では、第5回玉置ゼミでの活動報告をしていきたいと思います。

 今回は、私が「classroom portfolioのススメ」という題材について、玉置先生とゼミ生を生徒役として模擬授業をしました。そこでいくつか感じたことがあります。

 1つ目は、授業の下準備はとても大変ということです。大学の授業の方で、指導案の作成を何度かさせていただきました。しかし、それはある程度枠組みのあるものであり、先行実践などを参考にして作成していました。ですから、さほど大変といった印象は無いままその過程を終えていました。ですが今回は、題材を与えられただけであり、授業の仕方は自由でした。「どこから手をつければいいのだろう」というのが率直な気持ちでした。しかし、大きな枠組みを決め、以前和田先生が教えてくださった「授業はスパイラルだから」という言葉を意識すると、自分の言葉で授業を作りたい!と感じ途中から楽しくなってきました。普段何気なく受けていた学校の授業も、先生の裏での準備があってこそ成り立つものです。教師目線で考えられる立場になったからこそ、有難みを感じ、今度は自分の番だと意欲が高まってきました。

 2つ目は、褒めることの大切さです。準備段階で、ゼミでの学びをたくさん取り入れ、授業をどうやって進めていこうかと凄く考えました。「どういう発問がくるかな」「ここのグループ活動ではこの課題を提示しよう」と、まるで教師になった気分で構成を練っていました。そして、自分の発表が終わってみれば玉置先生やゼミ生の皆が褒めてくれて、内心とても嬉しかったです。まだまだ満足をするには程遠い内容でしたが、少しでも自分の頑張りを認めて貰えると、嬉しいものです。この時、次も褒めてもらえるように頑張ろうと素直に思うことができました。子どもっぽい発想と思われても仕方がないことですが、何かを原動力として努力することは、自分の過去の部活動での教えであり今も続けていることです。現段階での授業づくりの原動力は、先生や仲間からの言葉やサポートです。高めあえる仲間がいるからこそ私も頑張ろうという気になります。ですから、もっと皆を驚かせられるような、皆とともに高めあえるような活動にしていきたいです。

 玉置ゼミはまだまだ始まったばかりですが、それでも多くのことを現段階で学ぶことができています。改めてこのゼミに入れたことの喜び、そして高めあえる仲間がいることに感謝し、これからも頑張っていきたいです。(名桐)

※写真は、林文通先生撮影のある学校の一コマです。記事とは関係ありません。学校のワンシーンがとてもうまく切り取られていますので、使わせていただけるようにお願いをしました。
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5月29日5期生ゼミ 栗木先生のお話から学んだこと 第2弾

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 第1弾に引き続き、ゼミ生の学びをまとめます。


 私は、「学び合いとは全ての子が支え合うことだ」という言葉がとても印象に残りました。授業は、これからの社会で生きていく力を身に付ける場です。学び合いを通し、困ったときに自ら助けを求める力、自分を見つけていく力を高めていくことは、児童同士の繋がる力にも関わっていき、結果として学級という垣根を越えて児童の成長に非常に大きな影響を与えると感じさせられました。
 
 この学び合いは思い立ってすぐ行うことのできるものではありません。私の卒業研究のテーマは、「明日も学校に行きたくなる学級づくり〜構成的グループエンカウンターを通して〜」なので、今回の学びを参考にし、まずは学級経営からどのように信頼関係をつくり、児童が安心して発言のできる環境をつくっていくかというところから考えていきたいと思いました。(古川)


 私は「学び合い」をすることで、子どもたち自身が「分からないのは自分だけじゃない」と気づき安心できたり、分かったつもりでいた子どもが「自分も分かっていなかった」と気づくきっかけになったりするのだと感じました。

 また、授業の中で、分かる子も分からない子も一緒になって支え合い、考え答えを導き出す過程や、分からないことに対して「分からないから教えて」とSOSの声を出して助けを求めることが、今後の社会を生きていくために必要な力だと思いました。

 栗木先生から学んだように、私も授業の中で、わかった人いる?と聞くのではなく、困ったことないかな?と聞く言葉がけをしたり、グループで話し合うだけの活動ではなく、互いの意見や分からないことを聞き合うグループ活動をしていきたいです。(長谷川)



 私が栗木先生からのお話で印象に残ったことは、学びは個で行うもので、そのための手段としてグループ活動があるということです。

 私は今までグループ活動で学ぶこと自体が目的だと捉えていましたが、グループ活動は目的ではなく、手段という考え方は学び合いの大切な視点だと感じました。そのように考えると、グループで分からないことを聞いて、ただ分かったふりをするのではなく、他者の意見を聞くことによって、しっかりと自分の意見を確立させることが大切なのではないかと思います。

 分からないことを分からないと言える学級が理想の学級だと私は考えるので、今回栗木先生から教えていただいたことを、しっかりと自分の学びに繋げていきます。(大久保)



 貴重なお話をして頂き、大変勉強になりました。お話を聞き、学び合いの奥深さを知り、真の学び合いを取り組むことの難しさを学びました。

 私は教師になり、「分からないことを分からないと言えるクラス」を作りたいと思っています。栗木先生のお話を伺い、そのクラスを作るための原点は学び合う学びにあると感じました。教師として、分からないことは分からないと言葉にする大切さを教えるだけでなく、「〇〇さんが困っているんだけどみんなはどう考える?」と投げかけたり、グループの話し合いの中で「困ってること、分からないことはない?」と聴き合いを大切にした学級経営をしていきたいです。

 学び合いの裏側には子どもの発言や考え、解釈を聴こうという姿勢や、どうやって子ども一人一人を輝かせるかという栗木先生の人柄の温かさや子ども想いなところがあるからこそだと感じました。

 今回学ばせていただいたことを吸収し、学び合いのできる温かいクラスや関係性を作れる教師になれるよう頑張っていきたいとより強く思いました。(二村)


 せっかく貴重なお時間を頂いているにも関わらず、参加するのが遅くなり申し訳ございませんでした。

 今日のお話を聞いて、子どもの意見を聞く時には、まず困ったことを出させることが大切だと学びました。教師が「分かった人?」「できた人?」と聞くから、子ども達は分からないことを恥ずかしいことだと考えるようになるのだと思います。このように授業の中で分からないと言うことができない子どもは、社会に出ても周りにSOSを出せず問題を一人で抱え込むようになるということに気が付きました。だからこそ、子ども達が困ったことを積極的に出し、それをみんなで解決していくという学び合いの授業が、これから困難な社会を生きていく子ども達にとって大切だと感じました。私も「困ったことは宝物なんだ」と子ども達に伝えられる教師になりたいです。(北神)


→第3弾へ続きます

5月20日ゼミでの学び(宮野)

 こんにちは、5期生の宮野です。本日のゼミでの学びを書かせていただきます。今回は、集団面接の質問に対するよくない回答を聞き、グループごとにどこがよくないか、どう改善すべきかを話し合いました。

 その中で、大きく3つのことを学びました。

 1つ目に、具体的に述べることで、自分をアピールする大切さです。抽象論ばかりで話すと、いかに人に伝わらないか、人の胸を打つような話ができないか、体感的に学ぶことができました。

 2つ目に、保護者とより良い関係を築く上で、やはり地道に子供に働きかけ、子供を通してつながっていくことが大切だということです。子供の思いをまっすぐ受け止め、思いを聞き、少しずつ関係を築くことの根気強さが教師には必要だと改めて感じました。

 3つ目に、事故発生時の対応についてです。これまであまり考えたことがなかったのですが、時間・場所・周囲の様子・程度・原因をメモし、後から保護者や校長・副校長に伝えなければならないという具体的な対応を知りました。このことを常に念頭に置き、いざ事故が起こった時、冷静に対応できるようにしたいです。

 また、玉置先生から、「みんな本当に、成長したね。合宿の時の自分と比べてみて。今みたいに話せなかったでしょう。メタ認知をして、自分の成長を感じることは大切だよ」とお言葉をかけてくださいました。とても嬉しかったです。くじけそうになることもたくさんありますが、その時は、今までの自分を振り返って成長したと自分を褒めることも大切だと感じました。

 玉置先生・ゼミ生の皆と話すことで、心が落ち着き、本当にありがたいです。これからも玉置先生・ゼミ生の皆と学べることに感謝し、自分自身を高めていきたいです。本日もありがとうございました。(宮野)
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5月29日  5期生ゼミ 栗木先生のお話から学んだこと 第1弾

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 こんにちは。5期生の中西です。5月29日のゼミではゲストとして、学び合いの授業で有名な栗木先生にお越し頂きました。ゼミ生1人ひとりの学んだことを記しています。たくさんの学びがあったため、3弾に分けて記事にしております。

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 今回の栗木先生のお話しで特に印象に残っているのは話し合いではなく「聴き合い」をすべきということです。分からないことはいいことだと言っておきながら分かる前提で話すことをベースに授業考えていることに気がつきそこが違ったのか!と思いました。

 先生の子ども達発言を聴くのが好き、という気持ちも魅力的で確かにそうかもしれないととても共感しました。どれだけ経験を積み重ねてきてもその気持ちを持ち続けていられる先生で私もありたいです。

 私は古屋先生の学級のビデオや栗木先生のお話しを聞いて学ぶことが気づきや発見することだと気づいた時心がワクワクしました。まさにこれが学び!

 教師になった暁には子ども達にも学ぶワクワクを感じさせられるよう授業が未知との出会いと対話で新しいものがどんどん生まれる時間になるよう研修に励みたいです。
自分の夢がさらに広がる有意義な時間となりました。(酒井)



 今回は「学び合いとは」ということについて学習しました。新学習指導要領が求める「主体的・対話的で深い学び」を実現するための1つの手段として、この「学び合い」は非常に良い手法です。

 私たちが受けて来た義務教育は、一斉授業型で、「わかる子がわからない子に教える」というのが主でした。しかしこの学び合いは「わからない子を主としてクラス全体を巻き込むもの」というのが大きな特徴でした。

 子供たちはなかなか「わからない」と言うことができずに抱え込んでしまいますが、自ら「わからない」と言えることで仲間同士の信頼関係や子供達の学力が教えることを通して上がっていくため、話す力や論理的思考力も向上します。しかし、そんな有意義な授業の雰囲気も、学級経営あってのことです。学級経営と授業は密接に関わっていることを改めて感じました。(杉山)


 今日の栗木先生の話から素直に「私もこんな授業をしたい!」と感じました。そのためには子どもたちが「教えて」「なんで?」を言える教室にする必要があることも強く感じました。ビデオの中で子ども一人一人が友達がわからず困っていることを自分のことの様に寄り添い、一緒に考えるという姿勢には感動しました。

 私自身、実習や学校支援ボランティアでは学習に苦手意識のある子に対して「どうやって教えたらわかってくれるのか」をまず考えてしまっていたような気がします。その子どもが周りの子にSOSを出せる雰囲気が大切であるということに気づけていませんでした。今日の学びから、自分が学級を持った際には、是非とも理想の「学び合える子ども全員で考える学級」へつなげたいです。(木下)


 今日のお話を受けて、自分の研究はとても奥が深いことに気が付きました。
 学び合いをすることの素晴らしさ、学び合いを展開することの難しさを感じました。
コロナを受けて、教育というものが変わろうとしています。
 ニュースで見た小学校では、壁の方を向きながら給食を食べさせたり、「対面」ということを徹底的に禁止していました。
 これからの社会の中で「学び合う」ということはとてつもなく難しいと思います。
でも、私は絶対に学び合いを取り入れたいです。だから、今後の研究で対面で学び合いができる方法はもちろんのこと、対面が許されない中での学び合いも見つけていきたいと思います。
 この不安定な社会で生きていく子どもたちに学び合いを通して、他者と生きていく環境を作る方法を見つけてほしいと強く感じました。(矢崎)


 今日の古谷先生の映像、栗木先生のお話からたくさんのことを学ぶことができましたが、「待つ」ということを私は大切にしたいと思いました。映像からは、「学び」ができていない児童への叱り方、栗木先生のお話からは「教えたい」と思われて実際に教えた時のことから、教師は介入したい気持ちがあっても待つことで、大きな学びがあるように感じました。
 
 1年間もしくは3年間かけて成長していく子どもに対して、教員は最初からプロとして見られますが、ちょっとずつ毎日関わって、振り返ってを繰り返して自分も成長を待てるようになりたいと感じることができました。(二宮)


→第2弾に続きます
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