6月12日6期生ゼミでの学び(中野)

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 こんにちは!6期生の中野です。今回は、私がゼミで行った道徳の模擬授業について書
いていきたいと思います。
 
 私は今回、低学年の教材、みんなのニュースがかりを使って道徳の模擬授業を行いました。初めて道徳の授業を実際にやってみるということで、教材を何度も読んで、何度も授業を考えました。実際に授業をやってみると、一つ一つの時間がとても長く感じてしまい、間が持っていない感じがしました。

 玉置先生が言っていた、生徒が言った言葉で授業をすると言うのも、意識しながら授業を行なってみましたが、実際は想像通りの言葉がもらえなかったり、同じ言葉が何度も繰り返し出てきたときに、一回一回発言に違うコメントをしなくてはいけないと思い、その場で言葉を考えたりするのがとても難しかったです。授業はライブと言いますが、慣れないので、とてもぎこちなくなってしまい、かなり難しかったです。玉置ゼミでさまざまな授業を参観させてもらい、様々なことを学んできましたが、見ているだけでは自分自身の力にはなにもなっていなくて、もっと自分で授業の経験を積まなくてはならないと思いました。
 
 今回、模擬授業をやってみて、後悔する点や、やってみて分かったことなどがたくさんあったので、次回は今回の失敗を活かしてもっといい授業を行なえるようになっていきたいと思いました。(中野)

6月12日 6期生ゼミでの学び(松浦)

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 こんにちは!6期生の松浦です。今回は6月12日のゼミでの学びについてまとめたいと思います。

 今回のゼミでは道徳の模擬授業をしました。オンラインでの道徳授業ということで、どのように授業を進めていくかとても悩みましたが、前回のゼミでの玉置先生の模擬授業と教えて頂いた道徳授業のポイントをもとに考えました。その中でも特に大切にしたことが2つあります。1つはゆさぶりの発問です。もう1つは児童の声で授業を進めていくくことです。

 1つ目のゆさぶりの発問はなかなか決まらず、とても悩みました。今回私が授業をした教材は、エピソード前後で主人公が新しい道徳観に気付くような話ではなく、もともと主人公の中にあった道徳観がさらに強くなるような話でした。今までこのパターンの道徳授業を見たことがなかったので、何をゆさぶりにするかとても迷いました。そこで、この教材での山場はどこかを考えることにしました。今回の私の教材は、自分の仕事に熱心に取り組む主人公の姿やそれに感謝の気持ちを示す周りの姿から働くことの良さを感じるものでした。話の中で郵便屋さんの主人公が雪の中でも郵便配達に行く場面があります。そこが主人公の仕事に対する気持ちが最も表れている場面だと思ったので、私はそれをゆさぶりの発問にしようと思い「郵便を届けるのは雪が止んでからでも良かったのではないか」という発問をしました。授業でこの発問をしたところ「大変だけど、喜ぶ顔が早く見たい」「手紙を出した人や待ってる人のために、早く届けたい」といった発言があり、「誰かのために」「大変だけど喜んでもらいたいから頑張る」というような気持ちを深めることができたと思えました。

 2つ目の児童の声で授業を進めるという点では、玉置先生の技を真似て、いくつか実践しました。例えば、誰かの発言を聞き、他の子に「〇〇さんの言葉で教えて」と言ったり、「先生ちょっとわかんなかったから〇〇くんの言ったこと〇〇さん説明してくれない?」と言ったりして、子どもたちで「こういうことだ」「これが大切」「こういった気持ちだったと思う」などと深めていけるようにしました。説明してくれた子の発言を聞いて「〇〇くん今ので合ってる?」と聞いたりして「だいたい合ってる」と言えば「違うところもあったの?」と子どもの発言を繋ぐようにしました。児童の言葉で授業を作っていきたかったので、教師の声は児童の声を繋ぐだけの役割になることを大切にしました。

 授業後の感想や助言の時間では「子どもの声で授業が進んでいた」「言い換えさせるような声かけがよかった」と言って頂けました。また、私が以前の模擬授業風の発表の時に先生からご指摘を頂いた「前のめりな相槌をしない」ということも気をつけました。求めているような発言がなかなか来ないと焦りますが、慌てずに、どんな発言でも最後まで聞いて反応を返すように心がけました。授業後、6期生からの感想で「違っていた時もフォローをしっかりとしていたのが良かった」と言ってもらえました。実習での授業でも緊張して焦ってしまうことがあるかもしれないので、これを忘れずに意識していきたいです。

 今回のゼミを通して、教材研究の大切さを実感できたし、道徳授業の面白さを改めて知ることができました。私はもともと道徳がとても好きなので、得意分野にできるように今回の学びやこれからのゼミでの学びを大切にいていきたいです。これからも多くの学びを得て、たくさん吸収できるように頑張ります!玉置先生、6期生の皆さんありがとうございました。

6月12日 5期生ゼミ 玉置先生のお話・模擬授業からの学んだこと 第3弾

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 第3弾は、中西、酒井、矢崎、宮野、二村の5名です。

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 玉置先生のzoomを使った道徳授業では、ひとつの主発問から子どもの意見を繋げていくことが印象的でした。頷きや表情などの小さな変化を先生は見逃さないで意図的に指名したり、子どもの個性に合わせた質問をしたりしながら、主発問ひとつで考えの深まりを感じます。揺さぶりの発問は、子どもの心が揺れ動き、迷いの出る子も出てきますが、他の人の考えなどをもとにより深まった自分なりの考えをもつことができると学びました。

 子どもの発言を大切にして、考えを広げ、深めていくことが、考え議論する道徳授業に必要なことだと感じました。(中西)


 今回玉置先生のお話を聞いたり実際に授業を受けてみて特に印象に残っていることが2つあります。
 
 1つ目は想像させることを大切にしていらっしゃったことです。主人公の気持ちや物語の展開だけでなく友だちの考え方までも想像させていて大変驚きました。ただの意見の投げ合いにならないような工夫であり、国語の読み取りとの違いをはっきりさせる部分でもあると感じました。
 
 2つ目は先生がまとめないということです。先生がまとめてしまうとどうしても正解を提示されているようにも感じてしまいます。子ども達の見出した道徳的価値を認めていくことでその子なりに学びとったことがその子の糧になっていく感じがします。
 
 もしかしたら授業計画時に求めていたものと完全に一致しなくてもそのクラスでの学びはとても価値あるものだと思いますし自分自身も気づかされることになると思うので、子ども達の思いや感じ方を1番に尊重したいです。
 
 基礎的な知識や高い授業技術だけでなく自分の道徳性も磨かれて有意義な時間でした。ありがとうございました。(酒井)


 道徳の授業を行うポイントを玉置先生をはじめ、多くの先生方から学んできましたが、その度に道徳という教科は奥が深いなと考えさせられます。

 実際、教育実習でも道徳の授業は一番思うようにできなかった教科です。私の投げかけた言葉一つでその教材の価値が全く変わってしまいました。

 道徳は、子どもたち一人ひとりに考えが生まれるような問いかけ、言葉を繋げ、そこから子どもたちの中で価値が再構築されるように働きかけねばならないと感じました。
まずは自分がその教材の価値を考え、持つことが第一歩。そこから、技を生かして授業を行い、子どもたちの素を引き出せる教師になりたいと思いました。(矢崎)


 先生の道徳の授業を受けながら、自分が実習の時に行った道徳の授業を思い浮かべていました。私は、子供が考えをつないでいける道徳にしたいと考えていましたが、実際は、子供に繋げる前に、自分がまとめてしまっていました。教師になった際は、そのような反省を1つずつ改善しながら、玉置先生の今回の授業のような子供と共に作る、子供が自然と笑顔になれる授業を目指していきたいです。(宮野)


 玉置先生の模擬授業を受けさせていただき、先生がまとめるのではなく、子どもの言葉を繋げていくことで自然とまとめの言葉になっていくのを体感しました。玉置先生の授業は受けていて、知らぬ間に物語に入り込んでいる自分がいることに気づき、「自分の意見をみんなに話したい!」と思うことができる授業だと感じました。 
 
 それは児童の様子や表情を見ながら、「〇〇さんニコッとしたけどどう思った?」など子どもとやりとりをしながら授業を進めることで、自分の意見を発言しやすい雰囲気や、子どもたちを自然と物語に入り込ませることができるということを学びました。また休んでいる子の気持ちを想像させるというのは私にとって新しい考えで、休んでいる子も大切して、クラス全員で考えるという姿勢が素敵だと感じました。
 
 私も子どもたちの様子や表情を見逃さず、繫げる役割をしながら、一人一人の心情変化を大切にした道徳の授業をしていきたいです。(二村)


※ 写真は、林文通先生撮影のある学校の一コマです。記事とは関係ありません。学校のワンシーンがとてもうまく切り取られていますので、使わせていただけるようにお願いをしました。


6月12日 5期生ゼミ 玉置先生のお話・模擬授業から学んだこと 第2弾

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 第2弾は、長谷川、木下、古川、生田の4名です。

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 玉置先生の道徳の授業を受けて、教師が子ども同士の意見をつなぐことで、深い道徳の授業ができるのだと実感しました。
 
 私は主人公の気持ちを想像したり、友達の想像を聞いたりすることで物語のイメージがどんどん膨らんでいき、気づいたら物語に吸い込まれていました。物語を読む中で主人公の気持ちを子どもに聞くことを通して、最初は想像だけであっても、主人公の気持ちを考えていくうちに、だんだんと自分ごととして捉え考えていくことに繋がるのだと思いました。
 
 また、揺さぶりをかけられることで、初めに持った自分の意見に対して「本当に、これだけのことで主人公の気持ちは変わるのか?」と自分に問いかけたり「仲間の意見も聞きたい」と思ったりして、考え直すきっかけになりました。揺さぶりがなかったら、初めに持った自分だけの考えで終わってしまい、表面上の道徳になってしまっていたかもしれないと感じます。道徳を深めるためには「揺さぶり」が鍵を握るのだと学びました。(長谷川)


 今日のゼミ活動のなかで感じたことは、玉置先生にたくさんの授業技術を聞くことができたなかで、自分もこの技術をいかして実際に授業をしたいと強く感じました。できることなら、実習期間に戻りもう一度道徳の授業をしたいです。
 
 特に「表情を見ての意図的指名」は活用したいと思いつつも、実際授業の中で自分自身もいっぱいいっぱいになり、多くの子どもの表情を見る余裕がなかったことを覚えています。次授業をする機会(後期ゼミ活動になると思いますが)にはまずは「表情を見ての意図的指名」を取り入れたいとあらためて感じました。
 
 また、最後のまとめは「今日は〜ということにみんな気づくことができたね」というように教師がしてしまいがちですが、エレベータートークなどを活用して、子どもたちにまとめさせるという意識も自分の中に持ち続けたいと思いました。実際、自分がエレベータートークを仲間としてみて、子どもたちも「1時間で何を思い考えたか」があらためて整理できることを体感しました。玉置先生、本日も濃いゼミの内容をありがとうございました。(木下)


 私達、ゼミ生は朗読が終わって「主人公にどのようなエピソードがあって、心境が変化したのか」を考えたとき、ほぼ全員同じような意見でした。しかし、玉置先生の揺さぶりで一気に様々な意見が生まれました。教師の揺さぶりの掛け方次第で、子ども達の考えが広がり、深まりが大きく変化させられるということを改めて強く痛感させられました

 また、今回の授業で私は自分の考えではなく、友達ならどう考えるのかということを聞かれました。人間関係づくりのできていない学級では、この質問はできないと思います。自分が教員になったとき、学級の児童がこの質問に答えられるような学級をつくりたいなと考えさせられました。(古川)


 今日は玉置先生の道徳の授業の生徒役として参加させていただきました。道徳は各教科等に比べ軽視されがちで、どうしても形式的になってしまいます。しかし玉置先生の授業は自然と物語に引き込まれ、素直な気持ちを言いやすく、真剣に自分と向き合えることができました。揺さぶりの場面でも、「結局物につられたんじゃないの?」とどこか人間としての弱さが現れる事によってより安心感が生まれ意見が出しやすい雰囲気でした。(生田)

※ 写真は、林文通先生撮影のある学校の一コマです。記事とは関係ありません。学校のワンシーンがとてもうまく切り取られていますので、使わせていただけるようにお願いをしました。

6月12日 5期生ゼミ 玉置先生のお話・模擬授業から学んだこと 第1弾

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 こんにちは!5期生の大久保です!6月12日のゼミでは、玉置先生から道徳の授業理論を教えていただいた後に、実際に道徳の授業を行っていただきました。短い時間でしたが、数多くの学ぶことがあったので、ゼミ生一人一人の学んだことを3回に分けて、記事にします。

 第1弾は、大久保、北神、二宮、遠藤の4名です。

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 玉置先生の道徳の授業を受けて、とても印象的だったのが、挿絵を見せながら、「主人公は初め暗い嫌な顔をしているけど、最後にはこんなにいい顔になっています」という導入を行っていたことです。私はこの導入で、話にすごく惹き付けられました。「主人公は一体何があったんだろう。気になる!」と早く知りたいという気持ちになりました。

 私は実習で道徳の授業を行った際は、「親切と聞いて何を思いますか?親切とは何ですか?」といった抽象的な導入をしていました。そういった導入より何十倍もその後の授業に惹き付けられるため、私もこの方法を取り入れたいと考えました。また玉置先生は、朗読する際は「主人公にどのようなことが起こって、何を思ったのか想像しながら聞いてください」と仰っていました。これを伝えることによって、児童はどこに気をつけて聞けばいいか分かりやすくなると思いました。90分という時間で様々な大切なことを学ぶことが出来ました。(大久保)


 読む前に、エピソードの前と後を知るという道徳は初めてでした。最後に主人公が嬉しそうな顔をしたということを伝えない方が、子どもはいろんな想像をしやすいのではないかと思いましたが、どの子も「どうして主人公の表情が変わったのか」に着目して考えながら聞くことができるので、主人公の気持ちを考えることに時間をかけ過ぎず、「自分だったらどう思うか」という話し合いに繋がっていったのだと思います。

 また、揺さぶりの質問を入れることで、考えは深まるということを学びました。「物に釣られただけではないか」という発問に対して、他の子の「そうかもしれない」という素直な考えを聞いた時には私も迷いました。このように、様々な意見を聞いて、いろんな視点から考えられる道徳の授業を目指したいです。(北神)


 今日の90分の中でそもそもの道徳科や細かい発問についてなど多くのことを学びましたが、私の中での今日の1番の学びは「休んでる子の気持ちを想像させる」ということです。子どもの発言を繋げていく事が大切だと分かってはいましたが、休んでいる子に焦点を当てることも友達の気持ちを想像するという多角的な活動になるということがとても分かりました。このようにすることで学級という一つのまとまりで全員を大切にしようとする先生の気持ちも伝えられると思うので参考にしようと思います。
 
 道徳は人の心を深掘りし、よりよい道徳的価値を考える楽しさがある一方で、人の心に踏み込む勇気と傷つけない配慮が必要だということを思います。子ども同士、先生と子どものような「人同士の繋がり」を創る授業が改めて大切だと感じられたので自分の中で大きく活かしていこうと思いました。
(二宮)


 考え、議論する道徳については大学の講義でも学んでいましたが、きちんと本質を理解できていなかったのでとても勉強になりました。中でも、「よりよく生きる」についての他の人の意見を聞けたことが印象に残っています。仲間と協働すること、自分にとっての善悪の基準を持つこと、問題解決の力をつけることなど、それぞれ大切にしている点が異なり、自分になかった視点を学ぶことが出来ました。

 また、模擬授業では、先生が子どもの発言を他の子どもに繋げることの大切さを実感しました。私の意見を次の人へつなげて貰えた事で、自分の意見が肯定されていると感じました。道徳という一人一人が異なる思いを持つ教科において、全ての子どもの意見を否定せずに授業を進めることはすごく大切なことであり、そこが道徳の難しいところでもあると思います。子どもの発言を教師がまとめたり価値づけたりするのではなく、子どもたちに繋げ、学級全体で考える授業を作りたい、と今日の先生のお話を聞いて感じました。(遠藤)

 → 第2弾へ続きます。

※ 写真は、林文通先生撮影のある学校の一コマです。記事とは関係ありません。学校のワンシーンがとてもうまく切り取られていますので、使わせていただけるようにお願いをしました。

6月10日5期生ゼミでの学び(生田)

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 こんにちは!5期生の生田朋也です!最近やっと初心者マークがとれ、免許を取ってもう一年も経つのかと時の早さを感じています。去年の夏亡くなってしまったおばあちゃんに買ってもらった車、大事に乗っていきたいです。

 さて今回は6月10日のゼミでの学びについて書いていきたいと思います。今回は自分たちで進めていく形で、これからのゼミを、どう進めていくかということを話し合いました。コロナという状況の中だったのでゼミ生だけで話す機会が少なく、このような機会をを設けていただき大変嬉しかったです。

 そして、みんなの考えはとても似ていて二次試験に不安が多かったです。もちろん一次試験もですが、面接はやはり対面なので練習を積みたいという方針で話が進みました。こうして話しているとみんなが疑問に思っていたり、不安になっていることが共有でき、時には解決策も見つかるのでやはり集団での学びは得るものが大きいなと感じたことと、この大人数のゼミだからこそできることだと思いました。それと同時に早くみんなで集まりたい思いも強くなりました。

 教育採用試験もいよいよ迫ってきました。コロナなどで苦しい状況が続いていますが、玉置先生はじめ大学の教授等、保護者などの熱い支援によって学びが可能となっています。自分達が学べていることに感謝をしっかり持ち、ゼミ生遠距離でありながらも一致団結して教員採用試験を迎えたいです。(生田)

※ 写真は、林文通先生撮影のある学校の一コマです。記事とは関係ありません。学校のワンシーンがとてもうまく切り取られていますので、使わせていただけるようにお願いをしました。

6月5日玉置先生の道徳模擬授業を受けての学び(中江、松浦、伊藤、名桐)

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 今回の6期生ゼミでは、玉置先生の道徳の授業を受けさせていただきました。私は小学生の頃、道徳の時間が好きだったので玉置先生の授業を受けられるということがとても楽しみでした。玉置先生の授業では、子どもの声をしっかり拾いながら展開させている印象を受けました。場面のイラストを子どもに見せて登場人物の職業や様子を問いかけたり、登場人物の表情からその人物の気持ちを考えさせたり、子どもが考え思い浮かんだことを聞き相づちを打ったりしながら子どもの意見を大事にされていました。

 また、道徳の物語の中では必ず登場人物の心の変化があります。特に子どもに注目させたい場面にふれるときには、ゆっくり本文を読んだり、くり返したり、本文に加えて分かりやすい補足の説明を入れたりと工夫をされていました。このような工夫がきっと子どもたちにとって注目して考えやすくなるのだと思いました。本文をただ読むだけでは大切な場面が流れていってしまうこともあると思います。だからこそ教師の工夫が重要になるのだと学びました。

 そして、授業の中で1番私が魅力的に感じたことがあります。それは、授業の終末で教師がまとめをするのではなくて子どもの言葉が最後にまとめとして残るということです。玉置先生は、授業の最後に子どもが思ったことを子ども同士で30秒間しゃべるエレベータートークという活動をされていました。ここで話される子どもの言葉を教師は聞いてまわって、どんなことを話していたのかを子どもに問い、クラス全体に子ども自身が共有することで子どもの言葉が最後に残ります。教師がまとめをしてしまうとそれがひとつの正解のようになってしまい子どもたちそれぞれの考えを尊重することにはならないのではないでしょうか。子どもたち一人一人いろんな考えがあっていいということを伝える意味でも、授業の結びが子どもの言葉になることがとてもすてきなことだと感じました。
 
 今回のゼミでもたくさんの学びがありました。玉置先生、授業を見せていただくという貴重な機会をいただいてありがとうございます。今度は私も良い授業をつくることができるように励みたいと思います。(中江)


 今回のゼミでは玉置先生がオンラインで道徳の模擬授業をしてくださいました。そこでの学びについて書きたいと思います!
 
 私が先生の模擬授業を通して、一番大切にしたいと思ったことは「道徳は想像させる教科である」ということです。先生の授業では初めに物語の前後の様子を児童に伝え、どうしてこのように変わったのか」ということを想像させていました。道徳は国語とは違います。主人公の気持ちになって、どのような気持ちかを読み取るわけではありません。価値観を押し付けたり、展開が分かりきった授業では何も面白くありません。

 そこで、このように児童にたくさん想像させるのです。主人公やその他の登場人物は「どんなことがあって、どんな気持ちになったのか」を児童に自分で想像させることが大切であるとわかりました。時には授業の展開も児童に想像させます。「何があったと思う?」「この後どうなりそう?」といった発問をして、児童の想像を膨らませます。実際にこのような授業を受けてみて、自分が小中学生の時に受けたどの道徳の授業よりも楽しい授業でした。1回の道徳の授業で、この授業ではこれを学んだという認識がしっかりとできるものでした。私も児童がこのような学びを実感できるような授業をしたいです。  
 
 今回のゼミでは道徳授業でのポイントをたくさん教えて頂きました。これらのポイントを活かした授業ができるよう、努めていきたいです。(松浦)


 もっとも授業で印象に残ったことは、先生が何を最終的にこの道徳で教えたいかを子供に悟られては面白くないということでした。勘のいい子供は最初に導入で「嘘ついたことがある人手を挙げて発表してください。」などの導入をすると今日は嘘についてやるから、嘘は良くないってことを言えばいいと察します。このようなことを気をつけて、道徳の授業をしていき面白く学べる授業を作りたいです。(伊藤)


 今回の玉置先生の道徳の授業で一番取り入れていきたいと思ったことは、感情をきちんと出して授業を進めていくということです。これは、朗読をしているときや、登場人物の心情の変化について考えているときにとても有効な手だと感じました。人間性を育む道徳では、登場人物の揺れ動く心情を自分なりに汲み取り、それを自分の言葉で説明する能力を養うことができます。ですが、教師が感情をきちんと出して授業をすることで、子どもたちの発想はより豊かになり、個性溢れる授業を展開することができると私は思いました。まるで自分が登場人物であるかのような、道徳はミニ寸劇だと私は捉えています。

 また、子どもたちの意見をまとめている時に、心情を揺さぶるような質問をするということも新たな発見として学ぶことができました。実際に玉置先生に心情を揺さぶられて、とても考える幅というのが一瞬にして広がったと思います。様々な視点や考えを聞いて、「ああそういうこともあるのか」とより深い学びを取り組むことができたと思います。

 次回からは、ゼミ生が道徳の授業をします。教育実習でも必ずある道徳の授業はとても大変ですが、しっかりと考えて深い学びができるような授業を作りたいです。(名桐)

※ 写真は、林文通先生撮影のある学校の一コマです。記事とは関係ありません。学校のワンシーンがとてもうまく切り取られていますので、使わせていただけるようにお願いをしました。

6月5日 6期生ゼミでの学び(松浦)

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 こんにちは!6期生の松浦です。今回は6月5日のゼミでの学びについてまとめます。

 今回のゼミで私は2分間スピーチをしました。スピーチのテーマは「個性を大切にしよう」というものです。その内容は、短所も考え方次第で長所になるということを例を用いて説明し、短所も含めて個性であるという考え方をできるようになろう、といったものです。私はこの内容のスピーチをすると決めた時、2分間という時間で自分が伝えたいことを伝えるにはどうしたら良いかを考えました。

 そこで思い付いたのが、子どもたちがイメージしやすい例を出すことでした。短所も考え方次第で長所になるという話をする時に、ドラえもんののび太くんとクレヨンしんちゃんを例に出しました。のび太くんはアニメの中でよく「のろのろしてる、のろま」と言われているけれど、考え方を変えれば「自分のペースで取り組める子」と言えます。クレヨンしんちゃんは「いつもふざけてる」と言われていますが、しんちゃんのおかげでみんなが笑顔になれることだってあります。このような例を使いながら、短所を長所として見るという考え方の説明をしました。そして「それも含めてその子である」「それも含めて自分である」という考え方を大切にしようという話をしました。
 
 先生や6期生の皆さんからの助言では、みんながわかるようなキャラクターを例に出していたので、分かりやすくて良かったということや、かなり濃い内容であるが、伝えたいことがしっかりと伝わったといった言葉を頂けました。

 たくさん頂いた助言の中で、特に今後も大切にしたいと思ったことがあります。それはスピーチで話したことを教師が実践できるようにすることです。これは玉置先生から「子どもは教師のことをよく見ているから、スピーチで話した内容を教師が実践していないと子どもたちからの信頼を失ってしまう」といった助言を頂き、とても大切なことだと思いました。スピーチの話も大切ですが、やはり子どもたちが一番見ているのは教師の普段の姿だと思います。自分が言ったことは、まずは自分が実践している姿を見せることで、子どもたちも次第にそのようになってくれると思います。今回、私がスピーチした「個性を大切に」ということをまずは自分がこれからも大切にしていきたいです。玉置先生、6期生の皆さんありがとうございました!!(松浦)

※ 写真は、林文通先生撮影のある学校の一コマです。記事とは関係ありません。学校のワンシーンがとてもうまく切り取られていますので、使わせていただけるようにお願いをしました。

玉置先生の道徳模擬授業を受けての学び(中野、金子、池戸)

 玉置先生の道徳の授業を受けて

 玉置先生の道徳の授業は本当に楽しくて、今までの私の道徳の授業への印象が全然違うものになりました。登場人物の表情から何が起こったのかを、物語を読む前に考えさせたり、最初に物語の大まかなオチを言っておいて、なぜこうなったのかを考えながら物語を読むというのが新鮮でした。なぜ主人公の中で心情の変化が起きたのかというのを、自分の中で想像しながら読む文章は、いつもと違った観点で物語を見ることができ、登場人物の心情を読み取らなくてはならない今までのマンネリ化した道徳とはまた違っておもしろいなと思いました。

 私は本を読むことが好きなので小、中学生の頃、道徳の授業では物語を授業の進行よりも早く読んでいってしまっていました。なので、最初にオチを言ってあることによってその中の部分をより深く理解することができたので、私も道徳の授業をするときにこのテクニックを使ってみたいなと思いました。玉置先生、とても参考になる素晴らしい授業を行ってくださり本当にありがとうございました。(中野)


 今回玉置先生の模擬授業を受けて、自分が小学生のときとは全く違う形だったため、すごく新鮮で楽しかったです。私は、先生が文章を全て読み、そこから出来事や主人公の変化を考える授業を受けてきました。玉置先生は文章を読みながら、場面に応じて細かく発問をされたので、話が入ってきやすく、出来事や主人公の心の変化について発想することを楽しめました。そして1番大切な部分での発問は時間をかけて書かせることで、この物語で得て欲しい価値について追求することが出来ました。

 また、自由に発想すればいいよ、なるほどね、というさまざまな声掛けにより自分なりに考えてみよう、先生はしっかり聞いてくれていると感じ、自分の意見を考え発信するということに全く抵抗がなく、学び合いしていると実感出来ました。
その他にもさまざまな工夫があり、これから授業を構成する上で活かしていきたいものばかりでした。来週から頑張っていきたいです。(金子)


 6月5日の第7回目となる6期生ゼミで玉置先生に道徳の模擬授業をしていただきました。考えてみれば、玉置ゼミで色々なことをこれまで学ばせていただいていたのに玉置先生の模擬授業は一度も受けたことがなかったので、受ける前からとても楽しみにしていました。
 
 さて、内容に入るのですが、玉置先生の道徳の授業は自分にとって新しいことの連続でした。自分はこれまで道徳の授業では物語を子どもたちが音読して進めていくのが正解だと思っていました。ですが、子どもたちが一回や二回音読しただけで理解できるはずがなく、玉置先生の授業では物語は全て先生が読み進めていきました。聞いてみればなるほど、確かに。なぜ今までそんなことに気づがなかったんだろうと思ったことでした。
 
 もう一つ玉置先生の授業で印象に残ったのは場面場面における細かい発問が非常に多かったことです。主人公の気持ち、感情が揺れる度に先生は今この人はどんな気持ちだと思う?という発問をしていて、また、その答えに対して絶対に否定をせず、正答とは違っていても理解を示して子どもの意見を大切にする姿を見させていただいて授業というのはそうやって進めていくんだなという本当にいいお手本を見させていただきました。
この玉置先生の授業を参考にして自分も頑張りたいと思います。素晴らしい授業をしていただきありがとうございました。(池戸)

※ 写真は、林文通先生撮影のある学校の一コマです。記事とは関係ありません。学校のワンシーンがとてもうまく切り取られていますので、使わせていただけるようにお願いをしました。
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6月5日6期生ゼミでの学び(中野)

 こんにちは!6期生の中野です。今回は、私が6月5日のゼミで行ったスピーチについて書いていきたいと思います。

 私は今回、しっかり食べることについてスピーチをしました。なぜこのテーマにしたかというと、先日私は、「給食のカロリーが800Calもあるから食べられない」という言葉を聞き、給食は1日の栄養や、カロリーバランスをしっかり考えられて作られているから絶対食べた方がいいのに!と思い、この内容について話しました。

 内容は、給食という小、中学生には身近な話題で、良かったと思うのですが、いろいろ自分自身調べすぎて、伝えたいことが多くなってしまい、スピーチの内容的にごちゃごちゃとしたまとまらないものとなってしまいました。自分的に、これは言おう!と考えていたことも、何個か抜けてしまったり、余分なことを言ってしまったりして、まとまらなかったのかな。と思いました。
 
 今回のスピーチでは、私は調べたことをしっかり端的にまとめ上げ、文章を作ることの難しさを学びました。次にスピーチをする時には、調べたことをしっかりまとめるということを意識してみたいです。(中野)
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6月5日 5期生ゼミでの学び(酒井)

 こんにちは。日に日に暑い夏が近づいている気がする5期生の酒井です。
 
 今回は6月5日のゼミでのことを書かせていただきます。

 この日は心の天気の座談会を7人ずつに分かれて行いました。今まで経験してきた自由度の高い座談会ではなく少し設定のある中でやらせていただきました。自分の役割が決まっているけれど仲間がどんなことをどう言葉にするかは未知なのでいつも以上に耳と頭をフル回転させて参加していました笑
 
 口火を切ってくれた生田くんがどんな話をしていて、自分の立場ではどこの部分から切り出せば話しが繋がっていくのだろう、共通して遣える言葉はないか…などのことを考えていました。自分の番が終わった後も仲間が自分が渡したバトンをどう繋ぐのかそわそわしながら聞いていましたが、みごとにつないでくれたおかげで無事終えることができました。

 私の見方に触れつつ関わらせて話してくれた二村さん、持ち前のまっすぐさを生かして話す二宮くん、視点を変えつつ軸がぶれないまま主張できる木下さん、似ている仲間の意見と関わらせて深い意見を述べる古川さん、全員の意見をうまく包括しかつ自分の意見も混ぜてうまく着地させてくれた遠藤さん。本当に素晴らしかったです。
 
 今日は自分のことで精一杯だったので改めて見る機会があれば自分のグループやもう1つのグループの座談会を見返し心の天気についてより考えていきたいです。また、仲間の話し方や玉置先生の話の振り方などから意見を繋げるコツなどを見つけられたらなあと思います。
 
 ゼミ生同士でざっくばらんに話すこともできたので今回も楽しい時間を過ごすことができました。次回のゼミも楽しみです!(酒井)
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6月3日 五期生ゼミでの学び(二宮)

 こんにちは、5期生の二宮です。今日は6月3日のゼミについて書いていきます。今回はコロナウイルスによる休校明けに不安で休校明けに学校へ行けない子への対応の仕方を全員で考えました。

 個人で考えた後に、グループで場面指導のように演じたり、全体で共有し実演してみたり、玉置先生からのアドバイスを頂いたりする中で以下の2点を学び、私はそれらを大切にして教師になりたいと思います。
 
 まず1点目は「アイメッセージ」で伝えるということです。言葉自体は何度も聞いて、知っていましたが、今回自分で場面指導のように演じてみて大切さが少し分かるようになりました。「先生(私)は〜。」と自分の気持ちを相手に伝えることは自己開示ができるだけでなく、相手に共感的に話すこともできると思いました。

 2点目は「アイデアを具体的に」ということです。実際に学校で取り組んでいることや、コロナの予防対策などを具体的に話すことで子どもの不安を払拭することにつながると思いました。グループで場面指導のように演じている時に長谷川さんが「学校ではジェスチャーゲームをやっているよ」と話していて、大声で話すことを控えられている学校でも楽しむことができるアイデアを1つ学ぶことができました。

 一次試験まで残り40日程度になり、焦りと不安はありますが、少しずつでも確実にゼミで学んで備えていきましょう。(二宮)
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5月29日第6回玉置ゼミでの学び(名桐)

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 こんにちは。玉置ゼミ6期生の名桐です。緊急事態宣言が解除され、私たちの暮らしに「日常」が戻りつつあります。様々なことに期待を膨らませながらも、これからもより一層のコロナウイルス対策をし、感染しないよう努めていきます。皆さんもどうか気をつけてお過ごしください。

 さて、今回のゼミでは栗木先生を特別講師としてお招きし、主に学び合いについてたくさんのことを講じて頂きました。「学び合いとは、教え合いではなく聴き合いである。」という栗木先生の考えに、私はとても感銘を受け、また新たな角度の教育と向き合うことができました。教え合いになってしまうと、答えだけを求め子どもたちは話し合い、知識を出し合うだけになります。

 しかし、聴き合いという要素を強めると、子どもたちは説明を必ずすることになり、お互いの意見を汲み取りあい学びを深めます。ですから、自ずと自分の持つ知識をどうやって生かすかを考えます。私は、どちらかというと今まで学び合いは単なる学習機会であり、子どもたちが共に考えるという点に重きを置き注目していました。ですが、今回の栗木先生の教えにより、ただ考えるのではなく、何を目的にどうやって自分たちの知識を生かすかということが重要であると学ぶことができました。

 最後に、私は「一緒に学習をする」ということと「一緒に学び合う」ということの違いを今回のゼミで学ぶことができました。これは、他のゼミでは絶対に経験できないことだと思います。外部の先生をお招きしてお話を聞けることはとても有難いことです。自分たちの力を伸ばすために色々な方の協力を得ています。期待を裏切らないためにも、しっかりと実践できるように栗木先生の教えをしっかりと胸に刻みたいと思います。(名桐)

※ 写真は、林文通先生撮影のある学校の一コマです。記事とは関係ありません。学校のワンシーンがとてもうまく切り取られていますので、使わせていただけるようにお願いをしました。

5月29日 栗木先生の御講話を聞いての学び( 6期生)

 この度は僕達のために素敵なご講演ありがとうございました。今回の講演で、自分の中での「学び合い」というものへの向き合い方が凄く変わった気がします。今までは、何気ない気持ちで、子どもたちに主体性を持たせるためにと思い、模擬授業や塾のアルバイトで学び合いをさせていました。

 しかし、「主体的」≠「自主的」の概念であったり、話し合いではなく聴き合いという考え方を知ったことで、子どもたちが「なにができるようになるか」や「なにを学ぶか」を本質的に考えることができそうです。まだまだ経験が無いので、想像の範囲でしか考えることはできませんが、実際に現場に出た時に、今日の先生からの教えが生かせられるよう、精一杯頑張りたいと思います。この度は本当に貴重なお時間を割いていただき、ありがとうございました。(名桐)


 栗木先生お忙しい中、本当にありがとうございました。学び合う学びについて、とても考えさせられました。
 動画のように、先生は、喋りすぎず、子どもたちが主体的に学べる授業が作れるようになりたいと思いました。しかし、そのためには、「わからない」を大切にして、児童が人に訊くことのできる環境(クラス)を作ることが必須であると学べることができました。そのような環境づくりをして、今の社会に適した能力、人に助けを求め求められ自立していけるような人を育てる教師を目指します。栗木先生の授業を受けることができて本当に良かったです。ありがとうございました。(伊藤)


 栗木先生、今回はとても貴重なお話をしていただき、自分の中でも大きな学びを得ることができました。貴重なお時間を割いていただき本当にありがとうございました。

 自分が一番印象に残っているのはやはり「分からない」が言えないということについてです。分からないことが恥ずかしいこと、分からないと馬鹿にされる、叱られるというイメージを子どもが持ってしまい「分からない」が言えないという状況は学級内ではそれは子どもが隠しているだけで本当に多くあることだと思います。そんな中で分からないということが悪いことではなく、それが学びの出発点だということを子どもたちが認識し、分からないと言える学級を作るにはまず、教師が前から子どもたちに「これ分からないから教えて」と簡単な問題でいいので聞いていくことで聞く姿の手本になって良いのではないかと私は考えました。
 
 また、分からないをクラス全体で教え合うことも、ビデオにあったように、時には厳しい指導をしても子どもがそこでダメになってしまわないためにもそれまでの学級経営が本当に大事になってくるのだなと強く感じました。
 
 学級全体で学び合うこと、分からないことを分からないと言うことそれが当たり前であるというクラスを作ることが大切でまたそれが難しいということを学ぶことができました。本日は本当に貴重なお時間を割いてお話をしていただきありがとうございました。(池戸)


 今回の栗木先生の講義を受け、学び合うことの本質について今までより理解が深まりました。これまで大学の講義で主体的で対話的な学びという言葉を何度も耳にしました。しかし、具体的にそれはどのような授業か全く想像できませんでした。今回、大河内小学校の古屋先生のビデオを見ました。先生の助言や教科書による手助けをなしに、子どもたち同士で疑問をもち交流、試行錯誤しながら学び合っていました。その学び合いは本当に自然と行われていて、今まで見た事ないくらい面白いほど授業が進んでいて、なんだこれ!と思いました。主体的で対話的な学びの授業とはこういう事なのかと感じました。

 また、栗木先生は自主的と主体的は違うとお話されました。私はこれまで違いがわかっておらず同じことだと思っていました。ただやれと言われたことにやる気になるのではなく、最初から子どもたちがこれについて自分から学びたい!と思うことが主体的であり、そんな知的好奇心が向上する授業、関わり方を目指すべきだと思いました。

 今回、学び合いの本質について理解を深められました。これからのゼミ活動に今回学んだことを生かしていきたいです。このような貴重なお話をありがとうございました。(金子)


 先日は、貴重なご講話ありがとうございました。栗木先生のご講話の中で私が特に大切にしたいと思ったことは「わからないを宝物に」ということです。初めのDVDの時、私は子どもが発した「わかんない」という言葉をメモしていました。それが素直に出る学級が素晴らしいと思ったからです。2つ目のDVDを見た時、それが確信になりました。「わからない」と素直に言えることで学び合いが深まることを知りました。

 しかし、現場では「わからない」と素直に言える子どもはどれだけいるのだろうか、と思います。実際、私も小学生の頃、わからないことは恥ずかしいことだと認識していました。そのため教師がよく口にする「わかる人ー?」という発言に違和感を感じたことはありませんでした。しかし今回の先生のご講話から、学び合いの姿勢はまず教師が見せていくものだと分かりました。私はこれからの教育実習や現場での授業で「わかる人教えて」という言葉は使わないようにしたいです。そして、「わからないことは良い事である」という考えを子どもたちに伝えていきたいです。また「学び合いとは話し合いではなく、聴き合いである」というのも、教師がまずその姿を見せなければならないと教えて頂きました。まずは教師が子どもの話を聴く姿勢を大切にしたいです。

 今回の栗木先生のご講話は、私にとってとても衝撃的なものでした。今までは考えたことがなかった視点での学びが多くありました。今回学んだことを現場で生かせるように日々努めていきたいです。本当にありがとうございました!(松浦)


 第6回目の6期生ゼミには栗木智美先生が参加してくださいました。栗木先生のお話から「学び合う学び」について考える機会をいただきました。今回は栗木先生から私が学んだことを書きます。

 「学び合う学び」とは何だろうと考えたときに栗木先生のお話の中で気づくことがたくさんありました。「学び合う学び」をしている子どもたちの動画から子どもたちは授業で自分たちが活動の主体となっている姿、子どもが自分たちで求めたい答えを導きだす姿が見られました。その子どもたちの姿は、勉強を「させられている」という様子ではなく、むしろ子どもたちそれぞれが楽しそうに問題を考えていて一種の遊びをしているかのように感じました。そして、一方で教師はどんな働きかけをしているのか考えてみると、教師は子どもにきっかけだけを提示していました。教師は子ども同士が学び合えるように直接的な働きかけをすることは少ない代わりに仕掛けを工夫していることを知りました。子どもにパスをするきっかけにどんな仕掛けが組まれているのかが重要なことだと感じました。

 また、分からないことを「分からない」と認めてまわりに助けを求めることができる態度を養うことが自分を見つめることにつながるのだと学びました。分からないことは恥ずかしいこと、格好悪いことじゃない、すてきで大事なことなのだと子どもに伝えていきたいです。学び合うということは厳しいことです。だからこそ教師がその厳しさを子どもに伝えることできっと学び合う学びができる子どもに成長していくのだと思います。

 栗木先生のお話からたくさんの学びがありましたが、実際に自分が教壇に立ったときにうまく活用できるかというと正直本当に自信がありません。しかし、だからといって諦めてしまうのではなくて、じゃあどうしたら仕掛けをつくれるのか、授業の工夫ができるのかと考えて悩んで追求し続けようとする姿勢を大切にしていきたいと思いました。

 栗木先生のお話を聞かせていただいて深い学びにふれることができました。栗木先生、玉置先生、今回のように勉強させていただく貴重な時間をつくっていただいてありがとうございます。今回学んだことをしっかり心に留めながら教師を目指していきたいと思います。(中江)


 今回、栗木先生の講義を受けることができ、とてもためになりました。ありがとうございます。自分は学び合いを、分からない人に分かる人が教えてあげる時間を設けるものだと思っていましたが今回のお話を聴かせていただき、学びあいは生徒同士で自然と起きるものであり、教師自身が強制してやらせるものではないということを理解できたのが1番大きなことだったと思います。
 
 また、自主性と主体性は違うということにもはっとさせられました。90分という短い時間でしたが、本当に身になる話を聴かせていただけて嬉しく思います。ありがとうございました。(中野)


※ 写真は、林文通先生撮影のある学校の一コマです。記事とは関係ありません。学校のワンシーンがとてもうまく切り取られていますので、使わせていただけるようにお願いをしました。

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「キャリア教育に活きる! 仕事ファイル第4期」にも関わる(玉置)

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 数年前から関わらせていただいている「キャリア教育に活きる! 仕事ファイル第4期 第7巻」が発刊されました。第1期から合わせると27巻となりました。

 このシリーズは小学校5年生以上が対象のいわゆる仕事紹介本です。もちろんこれまでにない仕事本です。
 
 例えば、21巻「エコの仕事」では、フードバンク営業、エシカル商品企画、国立環境研究所研究員、フェアトレードコーディネーター等で活躍する方のインタビューをもとに紙面構成がされています。

 またすべての巻の最後に、紹介された職業に関してキャリア教育の立場から、私が話したことをライターの林孝美さんにまとめていただいています。

 ぜひ図書館に置いていただきたい書籍です。おかげさまで毎年新シリーズが発刊され、第4期となりました。(玉置)

5月29日5期生ゼミ 栗木先生のお話から学んだこと 第3弾

 第2弾に引き続き、5期生の学びをまとめます。


 栗木先生の学び合いに関するお話を聞いて、いかに授業の中で子供を輝かせるか、その教師の精神が学び合いに繋がるということがよく分かりました。

 先生の見せてくださったVTRの古屋先生の学級は、わからない教えてと子供から動く姿や、どうして困っているの?と声をかける姿があり、その活気ある子供の様子に、私もこんな授業づくり・学級づくりができたらと憧れを抱きました。

 栗木先生が、学び合いを行う上で具体的なルールを決めておくこと、振り返りを大切にすることが重要だとおっしゃっていました。学び合いができる学級づくりはなかなか一筋縄ではいかないと思いますが、教師になった際、初任の時から果敢に挑戦してみたいと思いました。(宮野)


 私はこれまで、学び合いの授業を受けたことも、わからないとはっきり言える学級に所属したことも無かったので、正直に言うと学び合いに対してとても遠くにある理想、という印象を持っていました。

 しかし、今日のお話を聞く中で、その考えは間違っていたのだとわかりました。私はこれまで、教科書を使わないことやコの字型の机列など、形式にばかり注目していました。学び合いが目指すのは出会いと対話の充実であり、全ての子どもの学びを保障する事である、というお話から、子ども目線での学びの捉え方が出来ていなかったのだと気付きました。

 学び合いの基盤には、子ども達が疑問や考えを深めたいと思えるような授業作りが欠かせないことも学びました。勉強に追いつけない、興味がないという子でも楽しく過ごせるような学級づくり、授業づくりを心がけ、その為に学び合いの精神を活用していきたいです。

 新型コロナウイルスの影響により、子ども同士が繋がる機会がなかなか取れない状況ですが、ICTの活用や振り返りノートでの交流など、学び合いの場を作る方法は数多くあるのだと感じました。様々な取り組みなどを勉強して、私も自分なりの工夫を考えつつ、子ども同士の学びを大切にしていきます。(遠藤)


 今日は学び合いの授業を見させていただきとても勉強になりました。印象に残ったことは2つ。学び合いにおいて子どもがわからないと安心して言える学級経営をしていくこと、そして教室は失敗する場所であり、「わかった人?」「できた人?」と聞くのは教師正解だけを求めていることになってしまうという2点です。そして自分はこのビデオを見て、学び合いにとって教えてもらう側は学ぶことができるのは勿論、教える側にとっては深い学びにもつながっていくんだなと感じました。教えるためにはその事柄をしっかりと理解していないとできません。教えることで得られる物も大きいのだなと感じました。(生田)


 私は大学の授業やゼミを通して「学び合い」については知っていましたが、なんでもかんでも「分からないから教えて」という子どもの姿でも良いのだろうか、と思っていました。しかし今回の栗木先生のお話を聞いて、そうではないということに気がつきました。それは子どもたちは個人で一生懸命考えて、それでも分からないから教えてほしい、というのが学び合いでの姿だということです。「分かりたい!」という思いがあるからこそ、同じクラスの子に自ら「分からない」が言えるのだと知りました。また、日頃から分からないということは恥ずかしいことではないということを子どもたちに感じてもらうことが、学び合いの授業を行う上で必要なことだと知りました。私も、こうした子ども主体の学び合う姿を意識した授業を行っていきたいと強く思いました。(中西)

※※※※

 栗木先生、本日はお忙しい中、私達ゼミ生に貴重なお話をして頂き、ありがとうございました。出会いと対話を通して、自分で気づき発見していくという学び合い授業の本質を深く知ることができました。新たな発見や学びを沢山得ることもできました。今日学んだことを意識して、まずは教員採用試験に向けゼミ生同士励まし合いながら挑んでいきたいと思います。

 玉置先生、このような学びの場を設けてくださり、ありがとうございました。


※ 写真は、林文通先生撮影のある学校の一コマです。記事とは関係ありません。学校のワンシーンがとてもうまく切り取られていますので、使わせていただけるようにお願いをしました。
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第5回6期生玉置ゼミでの学び(名桐)

 こんにちは。玉置ゼミ6期生の名桐です。この投稿では、第5回玉置ゼミでの活動報告をしていきたいと思います。

 今回は、私が「classroom portfolioのススメ」という題材について、玉置先生とゼミ生を生徒役として模擬授業をしました。そこでいくつか感じたことがあります。

 1つ目は、授業の下準備はとても大変ということです。大学の授業の方で、指導案の作成を何度かさせていただきました。しかし、それはある程度枠組みのあるものであり、先行実践などを参考にして作成していました。ですから、さほど大変といった印象は無いままその過程を終えていました。ですが今回は、題材を与えられただけであり、授業の仕方は自由でした。「どこから手をつければいいのだろう」というのが率直な気持ちでした。しかし、大きな枠組みを決め、以前和田先生が教えてくださった「授業はスパイラルだから」という言葉を意識すると、自分の言葉で授業を作りたい!と感じ途中から楽しくなってきました。普段何気なく受けていた学校の授業も、先生の裏での準備があってこそ成り立つものです。教師目線で考えられる立場になったからこそ、有難みを感じ、今度は自分の番だと意欲が高まってきました。

 2つ目は、褒めることの大切さです。準備段階で、ゼミでの学びをたくさん取り入れ、授業をどうやって進めていこうかと凄く考えました。「どういう発問がくるかな」「ここのグループ活動ではこの課題を提示しよう」と、まるで教師になった気分で構成を練っていました。そして、自分の発表が終わってみれば玉置先生やゼミ生の皆が褒めてくれて、内心とても嬉しかったです。まだまだ満足をするには程遠い内容でしたが、少しでも自分の頑張りを認めて貰えると、嬉しいものです。この時、次も褒めてもらえるように頑張ろうと素直に思うことができました。子どもっぽい発想と思われても仕方がないことですが、何かを原動力として努力することは、自分の過去の部活動での教えであり今も続けていることです。現段階での授業づくりの原動力は、先生や仲間からの言葉やサポートです。高めあえる仲間がいるからこそ私も頑張ろうという気になります。ですから、もっと皆を驚かせられるような、皆とともに高めあえるような活動にしていきたいです。

 玉置ゼミはまだまだ始まったばかりですが、それでも多くのことを現段階で学ぶことができています。改めてこのゼミに入れたことの喜び、そして高めあえる仲間がいることに感謝し、これからも頑張っていきたいです。(名桐)

※写真は、林文通先生撮影のある学校の一コマです。記事とは関係ありません。学校のワンシーンがとてもうまく切り取られていますので、使わせていただけるようにお願いをしました。
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5月29日5期生ゼミ 栗木先生のお話から学んだこと 第2弾

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 第1弾に引き続き、ゼミ生の学びをまとめます。


 私は、「学び合いとは全ての子が支え合うことだ」という言葉がとても印象に残りました。授業は、これからの社会で生きていく力を身に付ける場です。学び合いを通し、困ったときに自ら助けを求める力、自分を見つけていく力を高めていくことは、児童同士の繋がる力にも関わっていき、結果として学級という垣根を越えて児童の成長に非常に大きな影響を与えると感じさせられました。
 
 この学び合いは思い立ってすぐ行うことのできるものではありません。私の卒業研究のテーマは、「明日も学校に行きたくなる学級づくり〜構成的グループエンカウンターを通して〜」なので、今回の学びを参考にし、まずは学級経営からどのように信頼関係をつくり、児童が安心して発言のできる環境をつくっていくかというところから考えていきたいと思いました。(古川)


 私は「学び合い」をすることで、子どもたち自身が「分からないのは自分だけじゃない」と気づき安心できたり、分かったつもりでいた子どもが「自分も分かっていなかった」と気づくきっかけになったりするのだと感じました。

 また、授業の中で、分かる子も分からない子も一緒になって支え合い、考え答えを導き出す過程や、分からないことに対して「分からないから教えて」とSOSの声を出して助けを求めることが、今後の社会を生きていくために必要な力だと思いました。

 栗木先生から学んだように、私も授業の中で、わかった人いる?と聞くのではなく、困ったことないかな?と聞く言葉がけをしたり、グループで話し合うだけの活動ではなく、互いの意見や分からないことを聞き合うグループ活動をしていきたいです。(長谷川)



 私が栗木先生からのお話で印象に残ったことは、学びは個で行うもので、そのための手段としてグループ活動があるということです。

 私は今までグループ活動で学ぶこと自体が目的だと捉えていましたが、グループ活動は目的ではなく、手段という考え方は学び合いの大切な視点だと感じました。そのように考えると、グループで分からないことを聞いて、ただ分かったふりをするのではなく、他者の意見を聞くことによって、しっかりと自分の意見を確立させることが大切なのではないかと思います。

 分からないことを分からないと言える学級が理想の学級だと私は考えるので、今回栗木先生から教えていただいたことを、しっかりと自分の学びに繋げていきます。(大久保)



 貴重なお話をして頂き、大変勉強になりました。お話を聞き、学び合いの奥深さを知り、真の学び合いを取り組むことの難しさを学びました。

 私は教師になり、「分からないことを分からないと言えるクラス」を作りたいと思っています。栗木先生のお話を伺い、そのクラスを作るための原点は学び合う学びにあると感じました。教師として、分からないことは分からないと言葉にする大切さを教えるだけでなく、「〇〇さんが困っているんだけどみんなはどう考える?」と投げかけたり、グループの話し合いの中で「困ってること、分からないことはない?」と聴き合いを大切にした学級経営をしていきたいです。

 学び合いの裏側には子どもの発言や考え、解釈を聴こうという姿勢や、どうやって子ども一人一人を輝かせるかという栗木先生の人柄の温かさや子ども想いなところがあるからこそだと感じました。

 今回学ばせていただいたことを吸収し、学び合いのできる温かいクラスや関係性を作れる教師になれるよう頑張っていきたいとより強く思いました。(二村)


 せっかく貴重なお時間を頂いているにも関わらず、参加するのが遅くなり申し訳ございませんでした。

 今日のお話を聞いて、子どもの意見を聞く時には、まず困ったことを出させることが大切だと学びました。教師が「分かった人?」「できた人?」と聞くから、子ども達は分からないことを恥ずかしいことだと考えるようになるのだと思います。このように授業の中で分からないと言うことができない子どもは、社会に出ても周りにSOSを出せず問題を一人で抱え込むようになるということに気が付きました。だからこそ、子ども達が困ったことを積極的に出し、それをみんなで解決していくという学び合いの授業が、これから困難な社会を生きていく子ども達にとって大切だと感じました。私も「困ったことは宝物なんだ」と子ども達に伝えられる教師になりたいです。(北神)


→第3弾へ続きます

5月20日ゼミでの学び(宮野)

 こんにちは、5期生の宮野です。本日のゼミでの学びを書かせていただきます。今回は、集団面接の質問に対するよくない回答を聞き、グループごとにどこがよくないか、どう改善すべきかを話し合いました。

 その中で、大きく3つのことを学びました。

 1つ目に、具体的に述べることで、自分をアピールする大切さです。抽象論ばかりで話すと、いかに人に伝わらないか、人の胸を打つような話ができないか、体感的に学ぶことができました。

 2つ目に、保護者とより良い関係を築く上で、やはり地道に子供に働きかけ、子供を通してつながっていくことが大切だということです。子供の思いをまっすぐ受け止め、思いを聞き、少しずつ関係を築くことの根気強さが教師には必要だと改めて感じました。

 3つ目に、事故発生時の対応についてです。これまであまり考えたことがなかったのですが、時間・場所・周囲の様子・程度・原因をメモし、後から保護者や校長・副校長に伝えなければならないという具体的な対応を知りました。このことを常に念頭に置き、いざ事故が起こった時、冷静に対応できるようにしたいです。

 また、玉置先生から、「みんな本当に、成長したね。合宿の時の自分と比べてみて。今みたいに話せなかったでしょう。メタ認知をして、自分の成長を感じることは大切だよ」とお言葉をかけてくださいました。とても嬉しかったです。くじけそうになることもたくさんありますが、その時は、今までの自分を振り返って成長したと自分を褒めることも大切だと感じました。

 玉置先生・ゼミ生の皆と話すことで、心が落ち着き、本当にありがたいです。これからも玉置先生・ゼミ生の皆と学べることに感謝し、自分自身を高めていきたいです。本日もありがとうございました。(宮野)
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5月29日  5期生ゼミ 栗木先生のお話から学んだこと 第1弾

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 こんにちは。5期生の中西です。5月29日のゼミではゲストとして、学び合いの授業で有名な栗木先生にお越し頂きました。ゼミ生1人ひとりの学んだことを記しています。たくさんの学びがあったため、3弾に分けて記事にしております。

※※※※※※

 今回の栗木先生のお話しで特に印象に残っているのは話し合いではなく「聴き合い」をすべきということです。分からないことはいいことだと言っておきながら分かる前提で話すことをベースに授業考えていることに気がつきそこが違ったのか!と思いました。

 先生の子ども達発言を聴くのが好き、という気持ちも魅力的で確かにそうかもしれないととても共感しました。どれだけ経験を積み重ねてきてもその気持ちを持ち続けていられる先生で私もありたいです。

 私は古屋先生の学級のビデオや栗木先生のお話しを聞いて学ぶことが気づきや発見することだと気づいた時心がワクワクしました。まさにこれが学び!

 教師になった暁には子ども達にも学ぶワクワクを感じさせられるよう授業が未知との出会いと対話で新しいものがどんどん生まれる時間になるよう研修に励みたいです。
自分の夢がさらに広がる有意義な時間となりました。(酒井)



 今回は「学び合いとは」ということについて学習しました。新学習指導要領が求める「主体的・対話的で深い学び」を実現するための1つの手段として、この「学び合い」は非常に良い手法です。

 私たちが受けて来た義務教育は、一斉授業型で、「わかる子がわからない子に教える」というのが主でした。しかしこの学び合いは「わからない子を主としてクラス全体を巻き込むもの」というのが大きな特徴でした。

 子供たちはなかなか「わからない」と言うことができずに抱え込んでしまいますが、自ら「わからない」と言えることで仲間同士の信頼関係や子供達の学力が教えることを通して上がっていくため、話す力や論理的思考力も向上します。しかし、そんな有意義な授業の雰囲気も、学級経営あってのことです。学級経営と授業は密接に関わっていることを改めて感じました。(杉山)


 今日の栗木先生の話から素直に「私もこんな授業をしたい!」と感じました。そのためには子どもたちが「教えて」「なんで?」を言える教室にする必要があることも強く感じました。ビデオの中で子ども一人一人が友達がわからず困っていることを自分のことの様に寄り添い、一緒に考えるという姿勢には感動しました。

 私自身、実習や学校支援ボランティアでは学習に苦手意識のある子に対して「どうやって教えたらわかってくれるのか」をまず考えてしまっていたような気がします。その子どもが周りの子にSOSを出せる雰囲気が大切であるということに気づけていませんでした。今日の学びから、自分が学級を持った際には、是非とも理想の「学び合える子ども全員で考える学級」へつなげたいです。(木下)


 今日のお話を受けて、自分の研究はとても奥が深いことに気が付きました。
 学び合いをすることの素晴らしさ、学び合いを展開することの難しさを感じました。
コロナを受けて、教育というものが変わろうとしています。
 ニュースで見た小学校では、壁の方を向きながら給食を食べさせたり、「対面」ということを徹底的に禁止していました。
 これからの社会の中で「学び合う」ということはとてつもなく難しいと思います。
でも、私は絶対に学び合いを取り入れたいです。だから、今後の研究で対面で学び合いができる方法はもちろんのこと、対面が許されない中での学び合いも見つけていきたいと思います。
 この不安定な社会で生きていく子どもたちに学び合いを通して、他者と生きていく環境を作る方法を見つけてほしいと強く感じました。(矢崎)


 今日の古谷先生の映像、栗木先生のお話からたくさんのことを学ぶことができましたが、「待つ」ということを私は大切にしたいと思いました。映像からは、「学び」ができていない児童への叱り方、栗木先生のお話からは「教えたい」と思われて実際に教えた時のことから、教師は介入したい気持ちがあっても待つことで、大きな学びがあるように感じました。
 
 1年間もしくは3年間かけて成長していく子どもに対して、教員は最初からプロとして見られますが、ちょっとずつ毎日関わって、振り返ってを繰り返して自分も成長を待てるようになりたいと感じることができました。(二宮)


→第2弾に続きます
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