11月16日8期生ゼミでの学び(芝田)

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 こんにちは。8期生の芝田です。今回は11月15日の8期生ゼミでの学びを記事にします。引き続き赤坂真二先生の「指導力のある学級担任がやっているたったひとつのこと」について深め合いました。

 今回のテーマは「信頼される教師のソーシャルスキル」についてです。ソーシャルスキルとは、「相手を理解し、自分の思いを『相手が理解できる』ような言葉や態度で適切に伝える」と書かれています。そのため私もゼミの仲間や玉置先生に伝わるような伝え方を意識して話をしました。(うまく伝わった自信はありませんが笑)

 話を進める中で感情のコントロールという項目では、本に紹介されているものだけでなく、たくさんの情報を基に、感情を伝えやすくするボディランゲージの一つとして「眉毛の動き」を大切にすること、さらに「眉毛の動きが見えやすい」髪型を提案しました。眉の上がり下がりや眉間のしわにいくつもの相手の感情を読み取るヒントがあること、また反射的に感情が現れやすいこと、さらにどんな国でも基本的には共通であることを伝えるとみんな面白がって眉毛を上げ下げしてくれていました。柴山君の記事にも「人は見た目が9割」と書かれているように、第一印象をよくするため、信頼関係を気づいていくためには、意図して自身の身なりを作っていく必要があるのだなと感じました。

 余談にはなりますが、玉置先生は、ご自身の落語家としての専門的な知見からも髪型の重要性について話してくださいました。噺家の髪型に短髪が多い理由は、目元や眉の動きだけでなく、「でこ」のしわまでも表現に使うからだそうです。言われてみれば確かに、テレビ番組の『笑点』を見ても、昨年の教育と笑いの会でお会いさせていただいた桂雀太さん、柳亭小痴楽さんも顔の全体が見えやすい髪型でした。「なるほどプロはそんなところにも、、、」とみんなで感心していたとき、「意図せずその髪型になっている人もいるけどね」と完璧なオチがついていました。(一同爆笑)

 みんなで話し合い深めるテーマとしては「言葉のいらないレベルの関係性を教室内で構築するためにはどうしたらいいか」という少しぼんやりした質問をみんなに投げかけてみました。
・受け入れる心をどう持つか。
・教師が常に口癖のように言う「キーワード」がどれだけ子どもに浸透しているか。
・相手の気持ちを常に想像して過ごせているか、思いやることができているか。
などの意見が出ました。みんなの意見を聴き、日頃から教師と子どもが双方向に、相手に伝わるように自身の想いや考え方を伝え合い、聴き合うことができていれば、「○○さんならどうしたいかな」「○○先生がいたら何て言うかな」という考え方ができるのではないかと考えました。そのためには、想いを正しく伝えるためのソーシャルスキルを正しく理解し、使えるようになりたいと思いました。

 今回のゼミも、仲間たちの意見や玉置先生のご指導や裏話のおかげでとても深みのあるまなびあいになりました。残りのゼミの回数も数えられるほどになってきてしまいましたが、全力でみんなと頑張りたいと思います!!(芝田)

2023年11月21日仕事日記

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 6時ごろ目覚めて、パンと珈琲で朝食。7時少し前に家を出て大学へ向かう。この時刻の自宅発はやはり渋滞に巻きまれる。岐阜羽島駅に行き、11月27日金津、12月4日敦賀への切符を購入。8時20分ごろに研究室着。

 今日は8期生卒業論文相談のための出勤が一番の目的。相談を待っている間に堀裕嗣さんの本を1冊読了。多くの付箋紙を挟む。

 来研した8期生は、柴山君、前野さん、安藤さん、新谷さん、澤本君、寺尾さん、芝田君の7名。それぞれから質問を受けて返答。僕の助言を聞いた直後は、とってもわかったような気持になって、いざPCに向かうと進まないという状況想像(笑)。

 12時30分から10期生10人の初顔合わせ。8期ゼミ長の安藤さん、9期ゼミ長の古賀君から玉置ゼミ生としての心得を話してもらう。記念撮影をして解散。秘密(笑)サイトに10期生の写真掲載。1期生から10期生までで104名。

 教育課程論3回分のワークシート印刷。重要書類に押印して大学を出る。

 入院中の父親(病状安定)の病室へ寄って、小牧中部公民館へ。17時少し前に到着。小牧教員組合幹部としばし教育雑談。

 17時30分から19時まで依頼の演題「ICTを活用した協働的な学び」で講演。今日は「時に原点に帰ろう」が裏テーマ(笑)なので、「なぜ学び合うとよいのか」「なぜ一人一台端末なのか」「文部科学省がこの統計のどこを問題としているのか」など、いわば深掘り質問を投げかける。勤務後の貴重な時間に集まっていただいた皆さん、もっと言えば動員もあって参加されておられる方が、少しでも来てよかったと思っていただけるようにするのが講師の努めと宣言もして、しっかり反応していただける皆さんに、ここだからこそ話せることも多数いれて講演。

 NHK首都圏ネットワークの記者から、「本日、コメントを放送しました」との連絡あり。サイトにもアップされていたので、さっそく記事化。「報告より相談」という言葉が紹介されたの嬉しい。

NHK 首都圏ネットワークにて放送

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 11月21日、NHK 首都圏ネットワークにて、PTA活動に関する私のコメントが放送されました。

2023年11月20日仕事日記

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 6時ごろに目覚めて、朝食は昨晩いただいた助六寿司。仕事日記とBMW音楽ライブラリに格納する曲を整理。

 7時前に家を出て、瑞穂市内で実習をしているゼミ生の学校へ向かう。出発当初はナビでは55分間で到着予定。しかし予想通り、岐阜市に近づいてくるにつれて渋滞となり、時間は延び、学校到着は8時35分。授業開始には間に合った。

 早々に授業観察。授業の基本はしっかり身についているので、さらなるバージョンアップのための助言をして学校を出る。夜には、ゼミ生から助言を生かしての授業の良い変化報告あり。

 名古屋市立藤が丘小学校へ向かう。学校付近には2時間弱前に到着。デニーズで昼食をとって、仕事をする。途中で目を閉じて休憩。

 13時に学校着。5年生国語授業参観。自己選択を取り入れた、いわば挑戦的な授業。子どもたちがしっかり育っていて、20分間にわたって、資料をもとに自分の考えを伝えたり、友だちの考えをもとに自分の考えを変容させたりの展開。誰一人、学びから逃げようとする子どもはおらず、今回の課題はこの学級の子どもたちにマッチしていると強く感じた。この学校の子どもたちは難しい問題ほど頑張るイメージあり。

 授業後は、研究協議の時間まで必死に動画整理。研究協議では、子どもたちの姿をしっかりとらえた上での発言をされる先生ばかり。特に抽出児の変容報告から、授業展開のよさが浮き彫りになった。

 僕はいただいた25分間で、特に「自己選択の価値」を「主体性を育てる」観点から伝え、例によって動画をもとに今回の授業から学び合いたいことを話す。

 校長室で5名の先生から質問を受けて、自己経験や他校での授業から学んだことなどを伝える。

 17時30分ごろ帰宅。今日締め切りの週刊「教育資料」の第41回原稿書き。今回も次期教育振興基本計画から話題を取り上げる。何度も読み直して手を入れて、編集部へ送信。

2023年11月19日仕事日記

 6時ごろ目覚めて、いつもの喫茶店でモーニング。帰宅して、12月9日開催の講演「ちょっとした工夫で知的に⾯⽩くなる数学授業づくり講座〜ICTの効果的な活⽤を視野に⼊れて〜」のプレゼンづくり。ほぼ新作。昨日から調子がよくて、3時間ほどで完成。関係者にデータ送付。

 13時からオンラインで「NEXTGIGAを見据え現状を再点検」視聴。平井さんが武藤さんに提示されたキーワードがよくて、武藤さんも話しやすそう。現在の文科省の方針や思いがよくわかった1時間。僕が頑張らねばならないことは、リーディングDXスクール校実践を広げたり、関わらせていただいている学校の授業観をより変革したりすることと、あらためて自覚。

 今度は、オンラインで「研数学館講演会」に参加。堀田龍也先生の講演はすでに終わっていて、細水保宏先生の算数授業づくり講演。教科書題材(問題)をもとに子どもたちの思考をつなぐ、つなげることを模擬授業を通して伝えられた。「一つの問題を数通り考えたところで、わからない子どもはいる。もう一題、取り組んだときに初めてわかる子どもがいる」という主張には納得。

 続いて盛山隆雄先生の算数講演。内田洋行が開発している協働学習ツールを活用しての授業実践紹介。zoomを繋ぎながらの実際のツールプレゼンはさすがに重たそう。中座。

 父親の病院へ。父親が耳元で僕に伝えた言葉は一生忘れない。

 19時、義理の叔母の通夜に出席のため、愛西市の葬儀場へ。式後、久しぶりに叔父、叔母に会って、いろいろと話す。話題はどうしても体の具合のこと。85歳の叔母が毎日プールで歩き、週に1回ゴルフに出かけていると聞き、ビックリ。だから、とてもその年齢に見えないのだ。

 研究室HP記事は、大学HPに「いのちの授業」支援プロジェクト(ワークショップ)掲載された記事へのリンク。
 
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大学HPに「いのちの授業」支援プロジェクト(ワークショップ)掲載

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 大学HPに記事「『いのちの授業』支援プロジェクト(ワークショップ)を本学教員が実施しました」が掲載されました。

 ここをクリックしてぜひお読みください

2023年11月18日仕事日記

 6時30分ごろ家を出て、本学岐阜キャンパスへ向かう。大学付近の喫茶店で、いつものようにモーニング。

 8時前に大学着。8時15分から説明会開始。それ以後、終日、重要な仕事に関わる。自分の仕事がすべて終了したのは17時ごろ。すでに外は真っ暗。帰宅。

 12月4日の敦賀市での講演プレゼン作成。今回も授業参観後、講演、その後、研究主任と授業者との話し合いを皆さんに見てもらうという展開。そのため、講演プレゼンはどのような状況になってもいいように多くの資料で構成。

 12月27日は福井市中学校数学部会で講演。今年最後の講演で、ふとアイデアが浮かぶ。さっそくプレゼン作成。講演内容は

 <私のコンピュータを活用した数学授業づくりの考え>
1 数学発見型ソフトウエア開発の考え
2 動画から数学を見つけさせる、言語化する考え
3 図形作成ソフトウエアを活用する考え
4 一人一台情報端末活用を前提とした考え
5 「個別最適な学び」から「自由進度学習」への考え
※ 数学授業づくりの根底におきたいこと


 調子がいいときは一気にできる。27日までにいくつかの講演依頼を受けているが、まずはできるところから(笑)。

 研究室HP記事は、11月4日講座「いのちの授業を体験的に学ぶ」での学びを前野さん、安藤さん、澤本君が発信。3人とも文章力を高めている証の記事。ぜひお読みください。

 最近のBGMは、谷村新司と大橋純子。いろいろな意味で心に沁みる。

11月4日講座「いのちの授業を体験的に学ぶ」での学び(前野、安藤、澤本)

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【前野】 
 こんにちは!8期生の前野です。11月4日にじゅうろくプラザで行われた、講座「いのちの授業を体験的に学ぶ」に参加しました。昨年に引き続き参加させていただき、いのちの授業について新たな学びがあったので記事にしていきます。

 今回のセミナーでは、玉置先生が戦場特派員だった山本美香さんを題材として模擬授業をされました。私達参加者はその授業を受ける子ども役をしながら、授業名人の玉置先生から授業技術をたくさん学びました。

 今回の授業では問いを子どもが作りその問いを深掘りしていくという流れになっていました。授業を受けてみて感じたのは、教師が発問するよりも、子どもが問いを作り、その問いを考えていく方が自分事として考えやすいなということです。子どもの言葉で作られた問いだと、他の子どもも問いの意味が理解しやすく、また考えてみようという意欲も湧きやすいのではないかと考えます。教師側の目線に立つと、子どもが考える問いによっては授業の流れが予想しにくくなる難しさが出てくると思います。しかし、教師として子どもたちに考えさせたいことの軸は持ちつつ、子どもに委ねてみることで子ども一人一人がよく考え、学びを得られる授業になっていくのではないかと思いました。

 また、道徳の授業づくりをするにあたって、教材の出典に立ち返って、教科書に載っていない部分を読んでみると、考えさせたいこと、子どもに伝えるべきメッセージが見えてくるというお話がありました。道徳に限らず、教材研究で教科書以外の関連する資料を調べてみることで、より本質に迫った授業を作ることができそうだと感じました。

 今回のセミナーでも新たな学びを得ることができました。玉置先生、龍崎先生、山田先生、そして関係者の皆様、貴重な機会をありがとうございました。4月から今日学んだことをぜひ生かしていきたいと思います!(前野)

【安藤】
 こんにちは、8期生の安藤です!今回は「いのちの授業」を体験的に学ぶ!講座での学びを記事にします。1回目から参加させていただいており、早くも3回目も出席できたことを嬉しく思います!さっそく、本題に入ります。

 今回は我らの、玉置先生が道徳の模擬授業をされました!題材は「戦争を取材する」という女性ジャーナリストのお話です。

 先生の授業は、子どもの発言から「問い」をクローズアップし全体で考えていきました。先生は子どもの発言に対して、追質問をしてもう一度子どもに深く考えさせていました。山田先生はこれを「深化発問」と仰っていました。深化発問をする事で本質に迫って考えるきっかけになります。授業を進めていくうえでこの発問は必要不可欠だと思います。この発問をするためには教師が教材研究をし、軸を持つことが大切だと学びました。子どもの発言を軸と関連させて深化発問していく。これが、子どもが夢中に考える授業の秘訣だと思いました!

 そして、道徳の時間は「自分に立ち返る」ことが大切だと学びました。教材の内容でとどまるのではなく、子どもがどのように自分の生き方につなげることが道徳の本質だと思います。私がこれから道徳の授業をする際は、自己投影する時間を大切にします。

 玉置先生の授業は良い意味で頭が疲れました(笑)これはいつものゼミでも同じです。時間目一杯夢中になって考えるので、頭フル回転です!私も子どもが夢中になって考え、授業が終わる頃には気持ちのいい「疲れた〜!」という声が聞こえる授業ができるようになりたいです。今回も素敵な学びの機会をありがとうございました!!
(安藤)


【澤本】
 こんにちは!8期生の澤本です。今回は11月4日に行われた「いのちの授業」を体験的に学ぶ!講演での学びを記事にしていきます、

 今回の講演では、玉置先生が『戦争を取材する』という題材で模擬授業をされました。私が印象に残ったことは発問の大切さと子どもの発問から授業をつくる授業技術です。

 玉置先生はまず、題材読みを始める前に「今から読むけど、感じたことや、もし山本さんがいたらこんなことを聞きたいといったことをメモしながら聞いてね」と読むときの視点を提示してから読まれていました。こうすることによって、ただなんとなしに話を聞くのではなく、考えながら聞くことができると思いました。指導書では、「この写真の人を知っているか。」という大半が「わからない」と答える問いをしていました。それに対して、玉置先生は、「山本さんに聞きたいことは?」という誰でも答えられる問いで全員が参加できる授業をされていました。

 また、話せない、話すことが苦手な子に対しては、「前の子と同じ?」、「聞いてどう思った?」といったようにその子が少しでも話せる機会をつくることが大切だということを学びました。そうすることで、なかなか自分からは話せない子でも授業に参加でき、「授業がつまらない、自分がいなくても変わらない」といったことにならないと思いました。

 玉置先生は先ほども述べたように「山本さんに聞きたいことは?」という誰でも答えられる問いを投げかけることによって子どもから出た問いについて学びを深めていく授業を行っていました。みんなで問いを出し合いそれについて考えていく道徳の授業はとても新鮮でした。私は今まで授業前に発問を考え、予想し自分の描いたように進めていく授業をイメージしていました。しかし、自分たちで作っていく授業はより自分事として考えることができるため、面白かったです。私も実践してみたいですが、うまくできる気がまったくしません。子どもの問いを大事にしながらも脱線しないように軌道修正する技術を身に付けたいと強く思いました。

 4月にはたった一人で教壇に立ちます。そのことをイメージしながら残りの学生生活を過ごしていきます。(澤本)

2023年11月17日仕事日記

 6時ごろ目覚めて、まだ完成していない月刊誌「授業力&学級経営力」依頼の「個別最適な学びと協働的な学びを位置づけたカリキュラムデザインのポイント 中学校」の原稿書き。2時間ほどで完成して、編集部へ送信。依頼を受けたことで、いわゆる新分野での原稿が1本できた。

 大雨の中、愛犬散歩。8時50分ごろ家を出る。途中で喫茶店でモーニング。10時、EDUCOM愛知本社へ到着。

 10時から3時間ほど、授業と学び研究所会議。本日から超重要事項の検討開始。いわばキックオフ会議。(帰宅して審議のまとめを関係者へ発信)

 昼食はラーメン屋によって、帰宅。父親のことでいくつかのやりとり。9期生合宿のことで、いくつかの段取り。10期生へは卒業論文発表会の案内。8期生から卒論相談メールが届く。その対応。今日も新たな依頼あり。来年度のスケジュールを予想して返答。

 21時から、オンライン「指導と評価UPDATEゼミ」。アドバイザーとして参加。今日のテーマは「叱ること」。面白い論議ができた。

2023年11月16日仕事日記

 今朝はカレードーナツと珈琲で朝食。仕事日記と原稿書きを8時まで。

 本日も午前と午後に、ゼミ生授業訪問で、8時に家を出る。学校付近に来たので、コンビニで時間調整。

 9時40分から、各務原市内中学校で実習をしている社会科授業参観。授業の基本ができていて安心。後半の高め合いの展開を助言。

 11時30分ごろ、大学研究室へ。原稿書き。12時過ぎに10期生河上君来研。相談を受ける。10期生全体に関わることで、自分も考えなくてはいけないと思っていたこと。13時40分ごろまで原稿書きやメール返信、届いた講演感想読み。笠松町内中学校へ移動。

 14時25分から、ゼミ生の音楽授業参観。生徒と上手く対話をしながら、本時のねらいに迫っていく展開で感心。さらに全体での話し合いになるように助言。

 帰宅。9期生へ合宿のための打ち合わせ日程提案。10期生へは初集合について提案。他に、いくつかの重要なやりとり。苦しみながら(笑)の原稿書き。

 研究室HP記事は、11月16日の8期生ゼミ記録。柴山君が発信。社会的自立能力を育むためにどうしたらよいかの話し合いの結果をまとめてくれた。

11月16日 8期生ゼミでの学び(柴山)

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 こんにちは!8期生の柴山です。今年は秋がないのでしょうか。急に寒くなりました。この日は、自転車のハンドルの冷たさで目を覚ましながら通学しました(笑)。

 引き続き、赤坂真二先生の本の内容を深掘りしました。今回は、第3章の「うつろう理想のクラス」。時代ごとの学校教育の理想形を、「引き上げる」「養う」の機能に着目して紐解いてみていきました。現代では、教室マルトリートメントを減らすことの大切さ、子どもの自主性を育むために不親切になることの大切さの2つが本に述べられていました。

 終末部では、子どもの「社会的自立能力」を育むために「鵜飼い型」のようなかかわり方をしてはいけないことが述べられていました。また、担任以外の先生や、他の子どもとも同様につながって学んでいける姿が、目指すべき姿です。
 
「鵜飼い型」にならないようにするために、よい意味での不親切教師になるにはどうしたらよいかを話し合いました。

・いきなり突き放すのではなく、まずは信頼関係をつくる。その後に、任せる場面を増やしてみる。
・指示せずやれていたことを、褒めて価値づけする。
・その子が「できるのか」「やらないのか」のかを見極めて関わる。
・忘れ物をしたときに、「忘れました」の後に「どうしたらいいんだろうね」とふってみる。
・わざと物分かりが悪い先生になり、質問されても「なんでだろうね」と答えてみる
・子どもが少し頑張れば達成できそうな課題を任せてみる。
・すぐ指導はしない。疑問を投げかけてから何日か待ってみる。しばらくしたら、再度聞いてみる。

などが出ました。

 子どもとの信頼関係の土台をつくったら、「任せてみる」「考えさせてみる」ことを来年度から意識します。濃い学び合いができました。

 芝田君のソーシャルスキルの発表は、とても参考になりました。芝田君の様子からも、「人は見た目が9割」を実感しました。リラックスして聞きやすかったです。まず私は、眉毛に気を使って、柔らかい表情に挑戦しようと思います!(柴山)

2023年11月15日仕事日記

 6時ごろ家を出て、いつもの喫茶店でモーニング。7時15分ごろ研究室着。1限教職実践演習の準備。8時ごろから玉置ゼミ生10期生決定のシステム設定。さっそく各個人にチャットで連絡。加入許可できない連絡もしなければならず、辛い気持ち。でも今の自分では10人が限界。1期生から10期生まで合わせて104名となった日。

 1限、数学専修学生を対象とした「教職実践演習」。例によって、学級経営、特に学級立ち上げの1か月を中心とした基本的な心得や具体的な取組を意見交流や質問を交えて展開。演習終了後、「とても役立ちます」というコメントと共に、質問があるのも嬉しい。

 2限、8期生ゼミ。始めに卒業論文の章立てについて再度の指導。柴山君、芝田君から赤坂真二本からのポイント紹介、二人それぞれから濃い質問提示。それを受けての話し合い。こうした意見交流ができるようになったのだ!と、指導者として感激。研究室で、新谷さんの卒論指導。

 13時から、ある説明会に出席。自分の担当確認。30分ほどで終了。

 研究室で、明日締め切りの原稿書き。方針を固める段階まで。10期生に自己紹介を促すグループチャット発信。さっそく続々と入力あり。

 17時から1時間30分ほど、重要会議に出席。多面的、多角的な十分な検討ののち、会議として結論を出す。

 19時ごろ大学を出る。さっそく10期生の一人から質問あり。今日も届く打診メール。とても有り難いことで、さっそく調整。

 研究室HP記事は、「いのちの授業を体験的に学ぶ」の記事第2弾。島田君(準ゼミ生)、村松さん、伊藤君が発信。自分の授業の学生分析は貴重な記録

11月4日 講座「いのちの授業を体験的に学ぶ」での学び(島田、村松、伊藤)

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 11月4日の「『いのちの授業』を体験的に学ぶ!」に参加し学んだことはたくさんありますが2つ述べたいと思います。

 1つ目は新しい授業方法についてです。玉置先生の模擬授業は、登場人物に対して感想や聞きたいことを生徒から引き出し、その質問の答えを探しながら学びを深めていく授業でした。授業を受けている途中は、玉置先生のようなベテランの先生しか無理だろうと考えていました。ですが子ども目線に立って考えると、問題について答えを考えるよりも、問を立てて考えるのは、答えるハードルが低くなり、問をつくるという参加できるチャンスが増えることから、教員から見ても評価しやすくなると考えました。
 
 二つ目は、教材研究の大切さについてです。4月からは授業者として、学習指導要領をもとに授業をつくる必要があります。その時、教材をどのように読むのかかがとても大切であることを学びました。龍崎先生は「教材を読んだだけで分かった気にならないこと」とおっしゃっていて、実際、原作のほかの部分を紹介してくださったことで、見方や考え方の方向性が見えてきたように感じました。原作をしっかりと読み込み、授業者として提示することで更に深めていくことができる事を学びました。(島田)

 こんにちは!8期生の村松です。先週土曜に行われた「いのちの授業を体験的に学ぶ」で得た学びをご紹介します。

 今回の講座で私が最も注目したのは発問の技術です。まず、模擬授業を受けていて、玉置先生はオープンクエスチョンとクローズクエスチョンの使い分けによって授業の流れをコントロールしているのではないかと考えました。

 また、指導書では「気になる言葉や行動・すごいと思ったこと・疑問点などを挙げさせる」とあったところを「山本さんに聞きたいことない?」と発問した点について、発問をあえて抽象化することで発問はシャープに、かつ、生徒から出る意見の幅を広げることになっていると考えました。

 生徒達の意見の幅と授業の可能性を狭めずに、ねらいにそった授業を展開するために、今後この技術の習得は必須だと感じました。

 道徳の授業では、特に「発問力」が授業のできを左右すると考えています。これからもたくさんの先生方の発問から学び、来年度から道徳の授業を生徒にとってより実りあるものにしたいです。生徒が「自分たちで作った」と思える授業が私の理想です。

 最後に、戦争の反対は平和か?について、私は違うと考えました。戦争がないこと=平和とは言えないからです。また、戦争のどのような点を取り上げるかによってその対になるものも変わると考えました。私は、手段としての戦争の反対は「対話」と「教育」だと考えています。(村松)


 こんにちは!8期生の伊藤です。11月4日にじゅうろくプロザで行われた、「いのちの授業」を体験的に学ぶの講義に参加させていただきました。そこでの学びを、今回は記事にしたいと思います。

 今回の講義では、玉置先生が道徳の模擬授業をされました。題材は、「戦争を取材する」で、女性ジャーナリストの山本美香さんのお話でした。

 私がこの模擬授業を受け、1番印象に残ったことは、子どもが「山本さんが生きていたら何を聞きたい?」という発問し、そこで出た子どもの考えから問いを作っていたことです。私は、あらかじめ何個かの問いを教師が用意しておき、その問いについて授業中に話し合うというような、道徳の授業をイメージしていました。だから、この模擬授業を受けたときに、とても新鮮な気持ちになりました。また、この模擬授業を受けていると、子どもの「山本さんが生きていたら何を聞きたい?」の考えから、授業が進んでいくため、自分事として考えやすくなりました。と言うよりも、気づいたら自分事として考えるようになっていました。この経験から、あらかじめ教師が用意していた問いについて話し合うよりも、子どもの考えから問いを作って話し合うことで、題材のテーマを自分事として考えることができることを学びました。

 私もこのような道徳の授業をしてみたいと思いましたが、子どもの問いの方向性が、自分が思っていたのとは違う方向にいってしまい、今回の授業で伝えたかったことが伝わらなくなるんじゃないかという心配があります。授業で伝えたいことが伝えられるように、子どもから問いを作るときには、方向付けるような発問を考える必要があると思いました。また、道徳には、様々なテーマがあるため、授業作りの際には、指導要領を見て、そのテーマを軸として授業を組み立ていくことに気をつけたいです。

 今回、初めて「いのちの授業」を体験的に学ぶの講義に参加させていただきましたが、「いのちの授業」の仕方について学ぶ機会はほとんどないため、すごく勉強になりました。今回での学びを、教師になってから生かせるよう、心に留めておきます。今回も貴重な学びをありがとうございました!(伊藤)

2023年11月14日仕事日記

 6時ごろに目覚めて、仕事日記書き。7時30分ごろ家を出る。

 午前は岐阜市内中学校で教育実習をしているゼミ生授業訪問、午後は海津市内中学校で実習をしているゼミ生授業訪問。社会科、音楽科の授業ともICTを上手く活用できていて、指導していただいている先生の日ごろの指導もよくわかる授業。二人のゼミ生には、指導助言する時間がなかったので、夜遅くにメールで、詳細なアドバイスを送信。

 学校移動の途中で昼食。久しぶりの田舎のレストランに入る。懐かしいという感覚。

 15時近くに大学へ戻る。提出文書にミスがあるとの連絡を受けて、修正に庶務課へ。

 15時30分から、寺尾さん、前野さん、伊藤君の卒論指導。3人とも第4章の位置づけがわかっていない模様。明日のゼミで全体に伝えることを決意。卒論相談日を特別設定。それだけ8期生は遅れているという状況。

 16時30分から18時過ぎまで第三次ワーキング。様々な要素を検討しなければならず、頭がついていかず(泣)。

 18時30分ごろ大学を出る。帰宅。まずは問い合わせメールへの対応。スケジュール調整。
 
 11月21日には、小牧教組力量向上研修会で講演する。依頼を受けた演題は「ICT活用と協働的な学び」。小牧であることを意識して、なぜ「学び合うのか」から問いを始め、個別最適な学びと協働的な学びに触れて数々の実践例を紹介するプレゼン完成。担当へデータ送付。

 11月30日には、岐阜県中堅教諭等資質向上研修(高等学校・特別支援学校 12年目の教員対象)に講演。これで岐阜県中堅全教員、岐阜市からも同様な講演を頼まれ実施したので、岐阜県内全ての中堅教員の皆さんに話すことになる。高等学校、特別支援学校を踏まえた資料を入れてのプレゼン完成。指示があったところへ格納。

 研究室HP記事は11月4日の「いのちの授業を体験的に学ぶ」の記事発信。第1弾。芝田君、柴山君、新谷さんが発信。記事タイトルは「問いを見いだす道徳授業」としてみた。

11月4日講座「いのちの授業を体験的に学ぶ」での学び(芝田、柴山、新谷)

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 こんにちは。8期生の芝田です!!今回は、11月4日にじゅうろくプラザで行われた、講座「いのちの授業を体験的に学ぶでの学びについて記事にさせていただきます。

 今回は、玉置先生が道徳の模擬授業の授業者をされました。題材は戦場特派員、ジャーナリストの山本美香さんという方の「戦争を取材するー子どもたちは何を体験したのか」でした。

 今回の授業は、範読を聴いた後、「どんなことを思った?もし、あなたの前に山本美香さんがいたら、どんなことを問いたい?」という問から始まりました。

 問いや感想を発表していく中で、「戦場特派員という仕事を続けていく意味」や「命をかける理由」「何が自分を奮い立たせるのか」という問いや、「自分のこととして考えると怖い」「戦争を知ることの意味を知れた」などの感想が多く出ました。

 玉置先生は、この生徒役からでた問いを基にして、内容や道徳的な価値をどんどんと深めていくような発問をされていました。後の先生方の解説や質疑応答では「みんなで問いをつくる道徳」と表現されていました。

 私は、自分たちの言葉をしっかり受け止め、理解を示してくれて、さらにそれを基にして、授業が深まっていくという形の授業を受けたことは初めてで、面白い!もっと深めていきたい!と強く感じました。他の参加者の方からも、「理解してくれて、意見を言ったらありがとうと言ってもらえてとても安心感がありました」という言葉が出ていました。

 授業が進むにつれて、深い話や良いフレーズが参加者の方から多く出てきて、それをうまくコントロールしつつ、価値づけていく姿を見て、「流石すぎる」とため息が出てしまいました。

 会の終了後、ゼミの仲間たちと食事をとりながら、教師として、「こんな授業を自分たちが作れるようになるのかな、遠すぎるよ」と話をしました。

 玉置先生の模擬授業の終了後、山田先生、龍崎先生の意見や解説を聴きながら、道徳の授業作りの深さ、面白さを改めて感じました。今回のように問いを生徒の言葉から作っていく「みんなで問いつくる道徳」の凄さや、教材として切り抜かれている部分以外の、筆者の想いが強く書かれている内容を調べてみることで新たな発見があることなど、多くの学びがあり、参加させていただいて、本当に良かったと感じました。

 また、道徳の授業についての学びと併せて、今回の会のテーマである「いのち」についても深く考える機会となりました。戦場特派員として生きた山本さんについて知り、戦場で簡単に無くなっていく命について、また、戦場での取材中に亡くなった山本さんの命について常に心に置き、生活していきたいと感じました。
 
 山本さんが亡くなる直前まで行動を共にしていたジャーナリストの佐藤和孝さんは、山本さんの情熱について「ジャーナリズムは戦争をやめさせることができるという固い信念だったと思う」と語っておられました。私たちにできることは、どんな現実があるのかを知ること、さらにそれについて忘れないでいることだと思います。教師として来年度から子どもと関わる上で、「いのち」について大切に伝えていきたいです。

 最後になりますが、今回の会の関係者の皆様、玉置先生、山田先生、龍崎先生、貴重な機会をいただきありがとうございました。今回の学びを4月からの教師として、しっかりと活かせるようにしていきたいと思います。(芝田)


 こんにちは!8期生の柴山です。今回は、玉置先生の道徳科の授業に参加させていただきました。「命」と関連して、「生き方」が大きなテーマでした。

 先生の本文の範読が終わると同時に、登場人物への問いや話の感想を考えました。それらを共有した後、出した問いへの答えを全体で深めていきました。 自分達が出した問いに答える流れは、自分の意見も出しやすく、学びも深まりやすかったように感じます。
 
 適宜、答えた発言者に追質問していたことも印象的でした。実生活と授業をつなげるために、どのような経験からそう思ったのかを問い、「生き方」についての考えを深めていきました。表面的な意見で終わってしまうことなく、より授業内容を自分事として捉えていくことができました。
 
 最後は、「主人公の生き方を自分の生活に活かすなら」という問いでした。冒頭で出した感想と比べ、他の発言者の考えから、生徒側の意見が研ぎ澄まされていっていくことを実感できました。 
 
 山田貞二先生が、「軸の沿った問いや感想を出すこと大切」とご助言で話していました。今回の授業では、「生き方」を軸に生徒役が意見を耕していったため、考えが深まったのだと思います。耕すための問いや追質を、私も意識していこうと思いました。
 
 玉置先生、山田先生、龍崎先生、いのちのセミナー関係者の皆様、本当にありがとうございました。授業の軸を大切にし、全員で意見を耕す授業を行えるよう、学び続けていきます。(柴山)


 こんにちは、8期生の新谷です。先日、「いのちの授業を体験的に学ぶ」のセミナーに参加させていただきました。

 今回のセミナーでは、玉置先生の生の授業を久しぶりに見ることができました。玉置先生は直前の直前まで悩んで決まっていなかったとおっしゃっていましたが、いざ授業が始まると、そんなことは全く感じさせない、受講者の問いや思いをとても大切にした授業を行っていました。玉置先生の授業は、何を言っても受け止めてくれるだろうという安心感があり、その安心感の要因としてやはり、発言に対し、必ず「いいね」「なるほどねね」「すばらしいね」といった肯定的な受け止めをしてくれているからだと改めて感じました。

 授業の進め方としては、受講者から出た問いを基に、その問いについて考えながら進めていくという方法でした。まさに「考え議論する道徳」です。受講者から出た問いを基に考えるので、私自身もその問いを自分事として考えながら、授業を行うことができました。

 私は山本さんみたいに、じぶんの「いのち」を犠牲にしてまで生きていくことはできないです。まだ自分が死ぬことを想像できず、恐怖の心が勝ってしまうからです。しかし、山本さんのように、「人のために生きる」これは私自身にもできる生き方であり、私がこれから教師になるうえで、大切にしていきたい生き方だと思いました。

 来年から私も教師になり、子どものために働きます。子どもの成長のために、私自身が苦しんだり、悲しい思いをしたりすることもあるかもしれません。それでも、子どもの楽しそうな姿だったり、成長した姿を見ることができたりした時には、きっと山本さんのように、自分自身の生きがいになり、仕事を続ける意味になるのだろうと、このセミナーを受け、改めて教師に向けて勉強を頑張っていきたいと思いました。

 今回のセミナーでは、山本さんの生き方を通して自分の未来について考えることができました。私が教師になった時にも、道徳の教材を通して、子どもに自分の生き方を考えるきっかけになるような授業ができるようになりたいです。(新谷)

2023年11月13日仕事日記

 7時ごろに家を出る。とっても寒い朝。いつもの喫茶店でモーニングをして、大学へ向かう。8時30分ごろ研究室着。

 9時から澤本君、10時40分から芝田君の卒論相談。いずれも第4章の方針で揺らいでいる状態。方向性をしっかり示し、勢いをつけたつもり。

 庶務課へ書類を提出して、11時ごろ大学を出る。大垣市内中学校で教育実習をしているゼミ生の授業参観のため移動。

 学校付近に来たので昼食。父親入院先の主治医から電話あり。さっそく弟と相談して、電話を折り返す。

 13時45分から授業参観。基本はできているからこその助言をする。授業を見ながら、自分の講演ネタをもらった感じ。これからの授業づくりで伝えるべき視点満載の授業だった。学校を出て、16時ごろ、父親の病院へ行って様子を見てから帰宅。

 メール対応。美濃地区での講演感想が届く。再び僕の話を聞いてもらうとがっかりするのではないかと思うほど(笑)、良い評価あり。

 18時ごろに家を出て、19時にEDUCOM愛知本社へ向かう。いやあ、びっくりする新社屋。なんと説明していいやら。凄い!の一言。

 今後の授業と学び研究所活動方針を立てるために、伊藤部長からレクチャーを受ける。なるほど!という内容を受けて、さて研究所はどうしたらよいかと反芻。じっくり考えて進まないといけない状況だということはよくわかった。

 20時30分ごろ帰宅。卒業論文の進行状況にかなり不安があり。ゴール日までどのようなことが必要かを再度発信。

 20日訪問の名古屋市立藤が丘小学校での指導講話の資料作成。藤が丘小学校からは、名古屋市教育委員会が提示した「学びのコンパス」を具現化する指導案が届いているので、そこの理解と実践しようとしている授業とのつながりをプレゼン化。

 続いて、21日の小牧市教員組合でのプレゼン作成開始。方針を決めたところで、力尽きる。

 研究室HP記事は、11月8日の8期生ゼミ記録。伊藤君が発信。記事を読んで浮かんだキーワードは「学級経営のキーワード論議」。ゼミでの論議をしっかり伝えている。

11月8日 8期生ゼミでの学び (伊藤)

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 こんにちは!8期生の伊藤です。今回は、11月8日のゼミでの学びを、記事にしていきたいと思います。

 「学級経営は1ヶ月が勝負」という言葉をよく聞きます。とは言っても、私はまだ学級経営をした経験がないため、1ヶ月何をするのが正解なのかがわかりません。そこで、今回は、「1ヶ月間何に力を入れていきたいか」を話し合いのテーマにしました。

 このテーマについては、教師と子どもの縦糸をしっかり作ることを大切にしたいという意見が多かったです。そこで、玉置先生が新たなテーマを提案してくださいました。それは、「どんなキーワードを心にして、1ヶ月間過ごしていきたいか」というテーマです。

 様々なテーマが出てきました。「気持ち良い学級」「居心地の良い学級」「人を大切にする学級」などです。ゼミ生のみんなと初めの1ヶ月に、どんなキーワードを掲げて学級経営をしていきたいかという気持ちを共有することができました。そこで、子どもたちにどんな場面でも自身が決めたキーワードを伝えることができることを学びました。例えば、「気持ちの良い学級」をキーワードとして掲げたときには、子どもが元気なあいさつをしていたときに、「そのあいさつ気持ちが良いね」や、子どもが隅々まで掃除をしていたときに、「教室が綺麗になって気持ちが良いね」などというように、「気持ちが良い」ことを伝えることで、子どもたちも「気持ちが良い」を認識することができます。また、子どもたちに、「元気なあいさつをしてくれたらどう思う?」や、「教室が綺麗だったらどう思う?」などど、「気持ちの良さ」の共有もすることができます。

 このように、学級経営をしていく上では、どんな学級にしていきたいかをキーワードで定め、そのキーワードをあらゆる場面で子どもたちに伝えることが、学級経営をうまく進めるコツであることを学びました。学級経営を進める際に、何が正解かどうかはまだ経験がないためにわかりませんが、どんな学級にしていきたいかという思いは、事前に持っておきたいと思いました。だからこそ、「学級経営は1ヶ月が勝負」という言葉を胸に、理想とする学級を、これから学校訪問などを通して様々な学級を見て、また、ゼミ生とも話し合いながら考えていきます!(伊藤)

2023年11月12日仕事日記

 今日でこの研究室HPへのアクセス数は95万突破。2015年4月20日に開設してから3129日目。1日平均304アクセス。皆さんに感謝。

 いつもの喫茶店経由、大口町立大口中学校へ。8時30分ごろ着。教師力アップセミナーのお手伝い。今日は現役ゼミ生が8名参加。かつてのゼミ生が運営委員として4名参加。研究室HPにもここにも写真掲載。

 第5回は、講師に筑波大学附属小学校の森本隆史先生。演題は「子どもと創る算数授業−見せ方と問い方を変える―」。

 「授業観」から始まる。教師は子どもから何を引き出すべきかと問い、「やる気、考え、表現、わからなさ、迷い、本気さ、関わり合い、やさしさ、感動、笑顔」と提示。そのためには、「見せ方と問い方が大切」とつないで、ご自身の算数授業実践をもとに、困っている子をあぶりだすための発問や指示の重要性も加えながらの展開。実にわかりやすい。

 昨日の千々部セミナーでも、森本先生講演でも強く感じたことは、「観を磨く」ことの大切さ。森本先生の話は実に実践的で大いに役立つ内容。あのように発問するのは、あのようにゆさぶるのはなぜか。その根底にどのような願いがあってのことなのかまで聴き手にたどり着いてほしい。つまり教師の「子ども観」「授業観」を磨けという話に行きつく。そのように感じる講演だった。講演の詳細はいずれゼミ生が発信するのでご期待ください。

 帰宅。先日の広島リアルゼミの奈須正裕先生の講演を視聴。強く頷くことばかり。「図工はもともと単元内自由進度学習です」「幼稚園ではすでにできているんです」「GIGAスクール構想で実現しやすくなったことを認識すべき」というこれまでの主張をより強調するための事例が豊富。芳賀先生とのミニ対談で、初めて「デジタルシティズンシップ」を触れての話。

 小雨の中、夕方の愛犬散歩。厚着をして外に出ないと長い散歩は厳しい状況。

 「数学ネタ本」原稿チェック。編集部にお願い送信。今後の講演プレゼンづくりをぼちぼち。
 
 研究室HP記事は、11月4日に開催した「いのちの授業」について岐阜新聞記事を紹介。
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岐阜新聞に「いのちの授業」掲載

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 11月4日に岐阜市じゅうろくプラザで行った「いのちの授業」が岐阜新聞に掲載されました。

【感謝】95万アクセス

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 本日(2023年11月12日)、この研究室HPへのアクセス数が95万を突破しました!

 いつも訪問していただきありがとうございます。

 2015年4月20日がHP発信開始日ですので、3129日目に95万に達しました。1日平均304アクセスとなります。

 これからもどうぞよろしくお願いします。(玉置)
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教育資料

一人で抱え込まないで

卒業論文