2023年12月13日仕事日記

 6時ごろ目覚め。今朝は551豚マンが朝食。7時ごろ家を出る。45分で研究室着。火曜日の「教育課程論」の振り返りチェック。

 10期生岡田君、石川さん来研。四方山話や教育書貸し出し。

 2限8期生ゼミ。本日が卒業論文一次提出。9名全員提出完了。これから1週間かかって、しっかり添削。頑張れ!俺。赤坂先生本から学ぶ最終回。村松さん、島田君の提案をもとに協議。

 12時30分ごろから、10期生河上君、尾崎君、森山さん来研。四方山話と教育書貸し出し。玉置研究室書籍貸出返却チャットが賑やかになってきた。よし!

 13時30分から30分間ほどで実習委員会開催。いつものように報告事項を受けて承認をいただく進行。

 業績プロの作成で、不備があるとの指摘があり格闘。やったはずだと思っていたが、最後の「確定」ボタンを押してなかった模様(泣)。続いて研究費支出書類に追加作成。変更が分かっていなかったことからの指摘💦出力する方法が分からず時間がかかる。ようやく方法が判明(泣)。庶務課へ提出。

 16時ごろに10期生齋木さん来研。四方山話と教育書貸し出し。

 16時30分から第7回教育学部クリスタルプラン委員会に参加。2時間ほどの審議。「子ども理解活動」の本質について再度確認して、諸事情をわかりつつ、ソフトランディングを提案。

 帰宅。フレンドシップ履修者と新たな取組をしようとユニパの設定を試みる。何度やってもうまくいかず(泣)。

 返信しなければならないメール多数。その処理に必死。ここのところ追い込まれていること多数。

 研究室HP記事は9期生荒木さんの中学校教育実習を終えての振り返り。とても充実した実習を終えたことがよくわかる記事。荒木さんの姿勢も立派!

中学校教育実習での学び(荒木)

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 こんにちは!9期生の荒木です。10/28~11/24に中学校教育実習があり、元気いっぱいの中学3年生のクラスで、充実した4週間を過ごしてきました。最終日には私の誕生日を沢山の生徒たちが祝ってくれ、幸せな最高の21歳のスタートを切ることができました!

 今回は沢山の学びがあった中で、特に印象に残った3つのことについてまとめたいと思います。

[実習での学び]
1.生徒との関わり
 中学校教育実習が始まり、1日目、教室に入って最初に戸惑ったことは生徒との距離のとり方です。中学生は、小学生とは違って子供たちから私の方に寄ってくることはなく、中学生には中学生だけの世界があるように感じ戸惑いました。

 実習を終えて感じたことは、生徒との関係を築く上で、生徒を一人の人間として正直に接することが大切だということです。

 生徒との関わりでの迷いや悩みは、普段の生活の人間関係を築いていく時と同じで、直接生徒との関わることでしか解決できないと分かりました。最初は生徒との関わりで悩んだことを調べたり担当の先生に聞いたりしていましたが、途中からはそれだけでなく生徒たち本人に聞いて解決するようにしました。それからは生徒との信頼関係もできて迷いなく関わることができ、生徒たちとの関わりを心から楽しめました。生徒と、生徒と教師の関わりについてだけでなく、教員という存在 や授業 について生徒と話した経験は、とても貴重ものでした。生徒と関わる時間がほとんどな仕事なので、しっかりとコミュニュケーションをとることで生徒の考えを理解し、反映させながら行うことが大切だと感じました。

2.生徒を授業に引き込む力
 音楽科担当の先生の授業を観察する機会を沢山頂いて感じたことは、生徒を授業に引き込む力の大切さです。音楽が得意な子、苦手な子関わらず前のめりな姿勢で授業に参加していることが印象的でした。

 新しい音楽知識を習う時には「なんでだろう?」「○○ってわかる?」「みんなならどうする?」というような問いを沢山投げかけたり、クイズや実際にリズムをたたくなどする参加型の授業にしたりすることで、生徒たちの知的好奇心が高めていました。

 また、生徒たちと話していると、「音楽知識を普段の日常で聞く音楽と関連させた説明や作詞者作曲者のちょっとしたエピソードは楽しい」「表現の工夫の授業は友達との意見交流があると楽しいし安心して発表できる」「音楽的なことを考えることは苦手だけど表現する時間は楽しい」など様々な意見があり、今後の授業づくりの参考にしていきたいと思いました。

3.教師像について
 中学校実習中には、2人の若手の先生とお話する機会を作っていただきました。そこで思ったことは、生徒から見てかっこいい先生、ついていきたいと思える先生になりたいということです。

 2人の先生方は自分をしっかりもっていて、自分の軸があり、今まで色々な経験をしてきた先生でした。自分のことを大切にできるお2人はとてもキラキラして見え、人として尊敬できる、ついていきたいと思える方でした。他人だけでなく自分のことも大切にし、やりたいことは迷わずやり切り、胸を張って自分を語れる人になりたいと感じました。

[まとめ]
 今回の実習を通してまた、教職への思いが強くなりました。生徒の全力で学校生活を楽しむ姿や、一生懸命に授業に参加してくれた姿、最終日に生徒たちが色紙を通してくれた言葉から、教員という職業の素晴らしさを、また大きく感じました。
 
 2ヶ月の実習が終わり、学生生活もあと1年ちょっととなりました。実習を通して、教師になりたいという思いはまた強くなりましたが、課題も沢山見つかりました。実習での経験や感謝の気持ちを忘れずに残りの学生生活を後悔なく過ごし、自信を持って教壇に立てるようにしたいと思います。(荒木)

2023年12月12日仕事日記

 6時にアレクサに起こされる。6時30分に家を出て大学へ向かう。途中のコンビニでパンを購入。研究室でパンと珈琲朝食。

 先週の「教育課程論」の振り返り読み。抜き出し。そしてチェック。8時50分終了。1限・2限の講義室へ向かう。

 第8回・9回教育課程論。第8回は「令和の日本型学校教育」、第9回は「GIGAスクール構想」をテーマに、動画や写真から発問を生み出しての授業展開。いわゆる玉置スタイル。今日も学生の状況を見ながら、新発問連発(笑)。深く考える授業になったと自負。

 終了後、名古屋市立吉根中学校へ向かう。学校付近に来て時間の余裕があったので、昼食。久しぶりの回転寿司。美味しい。

 13時15分ごろ学校着。校長と名古屋市教育委員会新しい学校づくり推進室主任指導主事と懇談。「学びのコンパス」の話から生成AIの話へ。

 13時50分から14時35分まで1年生数学授業参観。すべての子どもが学習内容をわかってほしいという授業者の気持ちがよく伝わってくる授業。子どもたちも積極的に動いて教え合っている授業。

 数学科の皆さんと授業検討。ある教師から本質を突いた厳しめの感想が出たために安心して(笑)、僕も話す。授業者の思いを大いに賞賛しながら、数学授業で外してはいけないことをしっかり伝える。ミニ模擬授業もしての助言。授業者の変容を祈る。なお、校長には後輩であることもあって、学校全体の授業力を高めるためのアドバイス、励ましをする。
 
 嬉しいのは、この学校に僕が小牧市立桃陵中学校勤務時代の教え子が勤めていること。あのころは教務主任だったので、数学授業を担当したのみの付き合いだったが、教え子曰く「同窓会幹事会で話題になるのは玉置先生の数学授業です。先生の数学授業はあのころからコンピュータを活用して、子どもたちに考えさせて話し合わせる授業でした。まさに今求められている授業でした」とのこと。このような話を聞いて元気が出ないわけはない(笑)。とっても嬉しい気持ちで学校を出る。

 父親の病院に寄る。すぐに眠ってしまう状況で、少しだけ会話をして帰宅。

 今日の動画整理。福地先生、山田先生に情報提供。何日か前から作成していた「12月21日岐阜県教育委員会年末勉強会 授業・学級や学校の見方、指導・講評の仕方〜学校を指導する皆さんに向けた具体的実践例〜」のプレゼンの仕上げに入る。ようやくできて配付資料として送信。
 
 研究室HP記事は、中学校教育実習の振り返り。久保君が発信。とっても良い環境で実習ができたことがよくわかる。実習委員長として受け入れ校に深謝。

中学校教育実習を終えて(久保)

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 こんにちは!9期生の久保朋輝です。先日、中学校教育実習が終わりました。今回は、実習での学びを記事にしていきたいと思います。

 私の専門は社会科なので、自分の授業を実践した後に、担当の先生の授業を観察していると自分に足りないものが分かりました。それは「教材研究」です。

 担当の先生が行う社会科の授業は、まさしく「最先端の社会科の授業」でありました。導入で資料を掲示し、疑問をもたせ、その疑問を解決するためにタブレット端末を活用して、個人で追究する時間を取ります。その後、グループ交流をして考えを深めて全体で交流するという形式でした。つまり、全体で交流する時には子供たちが疑問解決に向けた情報を多く持っているため、教師である私もそれ以上に追究し、教材研究する必要がありました。

 私は授業をさせてもらう上で抜けている箇所がないように、教材研究をしましたが、全体交流の場で子供たちが意見を言ってくれるのは良かったですが、「発表会」のようになってしまい、「授業」になっていないと指導を頂きました。教材研究をするときに事実だけを把握しておくのではなく、その事実はなぜ起きたか、なぜその場所なのか、といったところまで教材研究をすることが大切であると学びました。つまり、「点」でなく「線」として事実を考えるということです。

 しかし「線」として教師だけが把握しては意味がありません。全体交流の場で、子供たちが「点」として理解していたら、それを「線」にさせるのも教師の役割でした。指導を頂いてからは、生徒の意見に対し「なぜそうなるのかな?」や「なぜその場所なのか?」といった突っ込みを入れて、考えを深めるようにしました。すると「発表会」だった授業が徐々にですが「授業」らしくなっていきました。とても勉強になりました。

 中学校教育実習は、うまくいかないことも多かったですが、とてもやりがいを感じました。つまずいてでも支えてくれた担当の先生には本当に感謝しています。またどんな時でも温かくしてくれた生徒らにも本当に感謝しています。今回で学んだことを生かせるように玉置ゼミや自分で磨きをかけていきたいと思います。(久保)
 

2023年12月11日仕事日記

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 今朝は、今後の講演プレゼンづくりから。あれもこれも伝えたいという気持ちを抑えながら(笑)の作成。

 10時ごろ家を出て、みよし市立黒笹小学校へ向かう。学校付近のコンビニで時間調整。

 11時15分ごろ学校着。校長、教務主任と今日の内容打ち合わせと今後の僕の役割について確認。

 11時45分から特別支援学級の授業参観。授業開始で今日の流れを伝え、各自の目標表明場面も設定。今日の課題への興味を持たせるための仕掛けを始め、子どもたちの実態に合わせて、またその子の捉え方に応じた投げかけや様々なメディア活用。二人の教師による理想的といっていいチームティーチング。子ども同士をつなぎ、関わらせる意図的な展開など、感心することばかり。

 給食をいただき、さっそく動画整理。13時10分から25分まで、授業者に指導助言。ここまで子どもが育っているので、さらなる高みを目指していただきたいと思いを伝える。

 13時35分から3年生国語授業参観。自分の考えをどう他者に伝えたらよいかをテーマにした第3時。教科書の例題(旅行に行くなら山がいいか、海がいいか)をもとに、自己選択をして、他者に納得してもらうための自分の考えをタブレットに書き込み、それをもとに交流する流れ。

 授業後、さっそく動画整理をしてプレゼン追記。15時5分から全体協議会。皆さんから出される意見を聞きながら、自分が伝えるべき事柄をより明確にする。

 15時30分から16時10分までの40分間の時間をいただいたので、前半10分間を授業への指導助言。後半30分は令和7年度の研究発表会に向けての研究の進め方などへの提案。

 国語授業については、ICTが適切な場面で活用されていること、さらに多様なアプリから子どもたちの実態に合わせたアプリが取り上げられている良さを確認した上で、国語授業として子どもの発する言葉に注目させるとさらに良いと助言。二人の子どもが言葉にこだわって話し合っている動画がうまく撮れ、説得力を増したと思う。

 今後の研究の方向性については、いくつかのヒントを提供することが役割と考え、「〜たい」というキーワードの価値とそのとらえ方、振り返りの重要性、文部科学省がICT活用で問題としていることなどを伝える。

 終了後、校長室で校長、教務、授業者としばし懇談。とりわけ今後の研究方針について、さらに助言。

 終了後、参加したEDUCOMの3人の方と喫茶店へ移動。しばし振り返り。ここだからこそ話せることをたくさん話す。

 帰宅。今日の動画整理。今日も届く来年度の依頼。深謝しながら調整に入る。中学校教育実習事後指導レポート未提出者から届くメールチェック。

 研究室HP記事では、石上さんが中学校教育実習での学びを発信。重要な事柄の記録多数。「教師が子どもに心を開く」とタイトル付け。

中学校教育実習での学び(石上)

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 こんにちは!9期生の石上です。先日、中学校実習が終わりました!そこで今回は中学校実習で特に印象的だった2つのことについて記事にしていきたいと思います。

 まず1つ目は学級経営です。私が担当したクラスの担任の先生は、子どもたち全員と毎日1回は会話を交わしたり、一人一人の良さを認めるだけでなくしっかりと伝えていたりと、子どもたちとの信頼関係をしっかりと築いていました。また、これは小学校実習でも感じましたが、教師が子どもたちと全力で向き合い、時には自分自身の失敗なども経験談として共有しながら、教師自身が子どもに心を開くことで、はじめて子どもとの信頼関係を築くことができるのかなと思いました。

 2つ目は授業の難しさです。私は2つのクラスで授業をしたのですが、それぞれつぶやきや挙手の量、既習事項の理解度にかなり違いがありました。そのため、同じ発問の仕方をしても反応が全く異なっていました。このことから、意図的指名や挙手した人を一気に当ててしまうなど指名の仕方を変えたり、班交流や全体交流の時間を学級によって変えるなど、生徒の実態に応じた進め方が必要であると感じました。

 今回の実習を通して、教師という仕事の楽しさだけでなく辛さや難しさなども感じることができました。しかし、それ以上に達成感ややりがいのある素晴らしい仕事だと感じました。今後も玉置先生のもとでたくさんのことを学び、自信を持って教壇に立てるよう努力したいと思います。(石上)

2023年12月10日仕事日記

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 朝起きてふと閃く。明日のみよし市立黒笹小学校でのプレゼンを追加して再送。 

 昨日は3人の庭師さんが来ていただき、剪定から草刈りまでしっかりやっていただき、庭が見違えるほどになった。それに刺激されて(笑)、裏庭の草刈りをやろうと思い、朝から取り組む。途中でしんどくなって終える。以前のような体力がなくなっていることが心配。大丈夫だろうか、俺(泣)。

 9時ごろ車で家を出る。小牧市民駅伝なので、マラソンルート近くは避け迂回してなごのキャンパスに向かう。9時40分ごろ着。

 10時から「自ら学習を調整する子どもを育むセミナー 個別最適な学びを生む『振り返り』の重要性と活用」(主催 授業と学び研究所&未来を拓く学校づくり研究会)の準備開始。1時間ほどで会場づくり、ネット配信等の準備完了。

 11時から昼食。11時40分ごろから、本日の登壇者が順次到着。簡単な打ち合わせをしてレストランへ案内。

 13時ごろから対面参加の皆さんが到着。予定通り、13時30分からセミナー開始。

 13時30分から14時30分 前田康裕先生講演「自ら学習を調整する子どもを育むために」
 14時30分から15時   前田講演を受けてパネルディスカッション
 15時10分から16時10分 「心の天気」「学びの天気」実践者交流会(瀬戸市にじの丘学園、安城市立今池小学校)
 16時10分から16時25分 感想交流


 お陰様で、寄せられた声から判断すると大成功。セミナーを終えてみて内容を決めるときに悩んだことを思い出す。「振り返り」だけに焦点を当てて参加者はあるだろうか。もう少し幅広い内容の方がよいのではないかという迷い。結果としては、「振り返り」だけで3時間、濃密な時間を皆さんに提供できたと自負。というのも、前田先生、実践者の皆さんのおかげ。深謝。

 セミナー終了後、今後の開発会議。前田先生、フェロー、スクールライフノート開発チームで50分間。夢が湧く会議。

 18時から20時は、場所を変えて「前田先生を囲む会」。当然のことだが、ここでも密度の濃い時間。大満足。

 帰宅。朝の草刈り、セミナー運営でヘトヘト。レポート未提出の学生からいくつか届いているが、それもチェックできず。いつの間にか記憶なし。

 研究室HP記事は安田さんが中学校教育実習の振り返りを発信。本人の前向きな取組もあって充実の4週間だったとよくわかる記事。ご一読を。
 

中学校教育実習の学び(安田)

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 みなさんこんにちは、9期生の安田です。今回は4週間の中学校実習を終えて感じたことを記事にしていきます。

 私は、地元の中学校で実習をさせていただきました。1学年9クラスほどのとても大きな学校で、私たちが中学生の時にはよく名前を聞く学校だったので、不安を抱えて初日を迎えたのですが、生徒たちはみんなとってもあたたかく、優しい子ばかりで、学校に行くのが楽しみな毎日でした。

 実習で大切だと感じたことは2つあります。1つは自分の言動に責任を持つということです。これは授業でも、学級経営でも同じことが言えると感じました。思春期真っ只中の中学生は、とてもこちらが発する言葉に敏感なようです。だからこそ「その場しのぎの適当なことを言わない」ということは大切なのだと気づくことができました。

 本当に子どもたちは、大人をよく見ています。そのため、自分にそんなつもりがなくても、「授業の時はこう言ったのに。」と一度思わせてしまうだけで、生徒からの信頼はなくなってしまいます。そして、その後の信頼は、それまでの何倍もの時間と努力がなくては回復できないものだと思います。だからこそ、中学生を相手にする時は、特に自分の言動に責任を持たなければなないのだと感じた日々でした。

 もう1つは、色々なことに余裕を持って取り組むということです。私自身、先に先に取り組むことは得意ではないのですが、これを行うだけで、とても楽になるということに気づきました。

 中学校実習は、とてもしんどいものだと聞いていたので、私は1週目に担当の先生にお時間をいただきながら指導案を全て作りました。2週目には、それぞれの修正を行なって完成させ、3週目に授業を行いました。そして、最後の1週間を使ってクラスのみんなに「最強おまもり」を作りました。写真は、実習生に作った同じものです。本当にこの行動のおかけで日々の生活が時間に追われることなく、心に余裕をもって子どもたちと接することができました。これから授業準備や学級通信づくりなど、やらなくてはならないことがたっくさんな仕事を目指すものとして、計画的にというか「できる時にやっておく」ということを大切にしていきたいと強く感じました。
 
 今回、お忙しい中、実習の期間を設けてくださった学校の皆様をはじめとし、熱心にご指導いただいた担当の先生、いつも温かく私を迎えてくれたクラスの生徒には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。これからは、この素敵な経験を糧に来年に向けて勉強に励んでいきたいです。みんな残り半年、全力で頑張ろうね!(安田)

2023年12月9日仕事日記

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 6時ごろ目覚め。珈琲とパンで朝食。昨日も濃厚な1日だった仕事日記書き。愛犬散歩。

 12月7日18時締め切りの中学校教育実習事後指導レポート未提出者へ催促メール発信。

 10時から1時間、オンライン「第28回個別最適な学び研究会〜次期学習指導要領改訂に向けて色々考えよう〜」を視聴。講演者は、合田哲雄さん。演題は、「学習指導要領 『読み方』・『活かし方」から『議論の仕方』・『創り方』へ」。引き込まれる内容が続く講演。1時間があっという間。終了後、すぐに大学へ向かう。

 12時ごろ着。9103講義室へ向かう。今日は啓林館主催の講演講師。演題は「ちょっとした工夫で知的に面白くなる数学授業づくり講座〜ICTの効果的な活用を視野に入れて〜」。土曜日午後の講座なのに、ほぼ満席の参加。関係者に深謝。

 講座は、掲げた「ちょっとした工夫」を模擬授業風に進めて伝える。参加者の頷き具合に乗せられて、予定外のこともたくさん伝える。次は、ある方から届いた僕の講演への感想。

・模擬授業形式で参加者に体感させるという会全体の流れ
・相手に応じた「(スワヒリ語の実験結果を)どのように分析しますか?」という発問
・「先生、日記はそんなに続かないよ」「延長授業防止プログラム」など随所に散りばめられた笑い
・「このコンピュータが動くかはあなたの人間性だ」と言われ、コンピュータを先駆けて活用していった話
・授業の変革を優秀な生徒3人に語らせた話
・「問題の型を見ることができたね」と低音で言う
…など印象的で、心に刻まれることがたくさんでした。今日も本当に、楽しく勉強になりました。


 講演後、直接、感想や質問もたくさんいただく。僕の話に関心を持っていただけて有難いの一言に尽きる。

 研究室に戻る。「教育課程論」の振り返り読み。随時、卒論相談あり。伊藤君、柴山君、安藤さん、澤本君、寺尾さんと続く。いわゆる人生相談もあって、予定以上の長時間になった。でも、とても楽しい時間。守衛さんに注意を受けて、急いで大学を出る。

 19時過ぎに帰宅。布施中学校での指導助言を学校DX戦略アドバイザーとして報告書を作成して発信。未来研HP更新の依頼発信。「中学2年の学級づくり365日のアイデア事典」校正完了。11日訪問のみよし市立黒笹小学校でのプレゼン作成。1年間関わらせていただき、今後の方向性を提案。充実の夜(笑)。

 研究室HP記事は、中学校教育実習の振り返り。由原さんが大きく二つの視点でまとめている。その一つが褒め言葉の多様性。良い学びをしている。
 

中学校実習での学び(由原)

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 こんにちは!9期生の由原希音です。今日は、4週間の中学校実習での学びを記事にしていきたいと思います!

 私が実習させていただいた中学校では、「学びの共同体」という、教師がなるべく話さず、生徒同士で学び合い、課題解決を行う授業形態でした。始めは、慣れない授業形態に戸惑いましたが、そこから生徒の意見からつくり上げる授業を学びました。

 私は、はじめのうちはどのように自分の伝えたいことを生徒に発言させるかばかり考えていました。今振り返ってみると、型にはまった、生徒にとってつまらない授業だったなと感じます。そのときに、「もっと生徒に任せて、楽しんで授業してごらん」という助言をいただきました。そのことを意識して授業を行うと、私自身が気楽に、楽しく授業できるようになり、それが生徒にも伝わって、発言も増えたように感じました。しかし、生徒に委ねすぎてしまうと、伝えたいことが押さえられないので、そこに到達するまでの教師の言葉がけが大切だと思いました。

 もう一つは、褒める際の言葉がけです。私は褒めるとき、「いいね」「さっきよりよくなったよ」を連呼していました。担当の先生は、褒めるときの言葉のバリエーションが豊富で、生徒がもっと〇〇してみたいと思うような言葉がけをしていました。私も、生徒の意欲に繋がる褒め言葉の引き出しをたくさん身につけたいと思います。

 中学校実習では、小学校とはまた違う学びを得ることができました。実習で得た学びや、思うようには出来なかった悔しさを忘れずに、これからに活かしていきたいと思います。(由原)

2023年12月8日仕事日記

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 6時ごろ目覚め。今日の新幹線予約。7時過ぎに家を出て、地元駅7時24分乗車。小牧駅で乗り換えて名古屋へ。8時45分発新幹線で新大阪。そこからJR俊徳道へ10時15分着。お迎えをいただいて、徒歩で東大阪市立布施中学校へ。

 校長と研究主任と日程確認、しばし懇談。僕の講演前には、参加の皆さんが授業感想等をシートに書き込み学び合う初試みをされるという。また、僕の講演中はチャットに書き込みながら聞かれるという。教師が一人一台情報端末を活用して学び合う体験はとても重要。リーディングDXスクール校としてもぜひともやっていただきたいと推奨。ならば僕も初試みをしようと決意。講演後半は授業者とやり取りをしながら授業分析を深めましょうと提案。

 10時50分から3限1年国語、11時50分から4限1年数学、13時30分から5限3年女子保健体育を参観。3人とも初任者。初任3人の授業公開をして、そこから学ぼうという企画にも驚くが、3人とも初任者と思えない、実によく練られた授業で、それにも驚く。「初任の先生の授業です」と言われなければ、外部参観者は気づかないだろうとも思う。

 三つの授業とも授業活性化のためにICT活用が位置付けられていること。つまり使うことが目的ではないこと、授業最初にシラバスを提示してできるだけ子どもたちを主体的にさせようとしていたこと、振り返りの継続で子どもを育てていることなど、価値づけたいところは多数。例によって動画撮影をしながら指導助言場面になるだろうシーンを記録。

 15時から先生方(外部参観者含む)一人一人が、授業から学んだことをシートに書き込む活動開始。書き込みながら、他の方の書き込みも見ておられる先生もあり。他者参照したいという気持ちになるのを先生方も実感されたと思う。

 15時30分から1時間は、僕に与えられた時間。予想して用意していたプレゼン。ほぼ修正することなく、それを使って40分間ほど展開。一人一台情報端末を活用しての共同作業、編集、他者参照の重要性をデータを使って提示。後半20分間は3人の授業者に出てきてもらい、撮影した動画を皆さんで見てもらいながら、僕が授業者の考えがより伝わるようにインタビュー。時折、指導助言を入れ込みながら、打ち合わせなしの展開は、僕がほぼ考えていた通りになってほっとする。

 終了後、すぐに学校を出る。EDUCOMから参加の藤原さんと中華料理店で一献。関西地区での様々な状況を聞き、とても参考になる。課題を聞いても僕が解決できるわけではないが、こうして聞くことも少しでも心の整理をしていただければ幸い。

 JR俊徳道駅から新大阪駅へ。551豚まんを購入して新幹線乗車。名古屋エスカ地下街で、久しぶりのカレーうどんを食べて帰宅。

 今日の動画整理。いくつかのメール返信をして力尽きる。明日は本学で「ちょっとした工夫で知的に面白くなる数学授業づくり講座」。プレゼンを少し修正。明日も頑張ろう。

 研究室HP記事は、東員町立笹尾東小学校訪問での学びの記録最終回。澤本君、新谷さんが発信。記事タイトルは「子どもにとっての安全基地」としてみた。ぜひご一読を。

11月29日 笹尾東小学校での学び(澤本、新谷)

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 こんにちは!8期生の澤本です。今回は、東員町立笹尾東小学校で授業を見させていただいたので記事にしていきます。

 5年生の算数の授業を見学させていただき、その後校内研修会にも参加させていただきました。今回の授業は習った図形をもとに三角形の面積を求めるといった内容でした。

 担任の先生は「大丈夫」、「他の子が助けてくれるから」、「こんなやり方もあるよーって人?」というように優しい、間違えてもいいんだと思える声かけをたくさんされていました。それによって、子どもが安心して学べる・話せる教室になっていて、教室が子どもたちにとって安全基地になっていると強く感じました。また、「ここってなんて言葉がいい?」やまとめを子どもの言葉からまとめていて、子どもが中心となった授業だと思いました。
 
 私が一番印象に残ったことは振り返りの大切さです。授業の導入では、前時の子どもの振り返りを読み上げていました。そこでは、「4年生のときに勉強した〜」や「友達の名前が入ってるね」といったように聞いている側は振り返りのポイントを分かりやすく捉えることができました。子どもも「こういう振り返りをすればいいいんだ」と気づくことができると思いました。

 さらに、振り返りボックスという振り返りの視点をまとめたものをクラスで共有してそれに沿った振り返りが行われていました。ただ教室に貼ってある、教師が声を掛けるだけでなく、子ども達全員が振り返りボックスの紙をもっていて、自らそれを見ながら振り返りを行っていました。私も振り返りの重要性を子どもと共有した上で授業をしていきたいです。

 笹尾東小学校様、この度は貴重な授業並びに研修会に参加させていただき、ありがとうございました。終わった後も私たちゼミ生の質問に答えていただき、学びを深めるだけでなく、4月からの学校生活のイメージをふくらませることができました。笹尾東小学校様、玉置先生、ありがとうございました。(澤本)


 こんにちは、8期生の新谷です。先日、東員町立笹尾東小学校に訪問させて頂きました。今回は算数の授業を見させて頂きました。授業の中で印象的だったことが2点あります。

 1点目は、先生の声掛けや子どもへの関わり方です。先生は授業の中で子どもを安心させる声掛けを多くされていました。発表が上手く言えなかった時には、次の子がスタンバイしているから大丈夫だよと言い、作業の後には、困ったよって子はいなかった?と聞き、授業の中で子どもが安心して学べる場が徹底して提供されていました。

 また、子どもが不安そうに先生に見せると先生はグッドのポーズをしていいね!と言うような表情で子どもを安心させている姿も見ることが出来ました。このように、授業において、子どもが失敗しても大丈夫と思いながら勉強ができる環境を声掛けや関わり方で提供する先生の姿を見て、私も先生のような授業ができるようになりたいと感じました。

 2点目はICTの活用についてです。今回の授業の大部分はICTを使って行われていました。図形を求める過程において、紙ではなくICTを使うことで、子どもが粘り強く何度もやり直しができることが出来ると研修会の場で学びました。また、ICTを使うと、子どもの意見を一気に見ることが出来たり、子ども同士も他の子どもの解答を気軽に見ることができたりします。今回の授業でも子どもがほかの子どもの書いた答えを見てなるほどという顔をしている姿を見ました。ICTの利便性を改めて実感することが出来ました。

 次に研修会についてです。私たちの班の先生方は、紙に入り切らないほどの意見を書いていたり、私たち学生にも何か意見あった?優しく聞いてくださりました。この先生方の学ぶ姿勢を見た時に、私も先生方のように学び続ける教師でありたいと強く思いました。

 最後に先生に質問させて頂きました。私は最初学級に入った時に子どもたちの授業と休み時間の切り替えがとてもしっかりされていて、その指導をどのように行ったかがとても気になったので、聞くことが出来て良かったです。

 今回、笹尾東小学校に訪問させていただいて、先生方の学び続ける姿勢に1番心を動かされました。また、村上先生の授業は子どもへの思いやりが溢れている授業で、本当に子どもを1番に考えているからこそ成せるものだと思い、私も村上先生のような子どもに安心感をもたらすことの出来る授業ができるようになりたいと強く感じました。今回も多くのことを学ばせて頂き、ありがとうございました。(新谷)

2023年12月7日仕事日記

 6時の目覚ましで起きる。朝食は、昨晩から楽しみにしていた(笑)名古屋コーチンの卵かけご飯。美味い!気分よく家を出る。

 7時30分ごろ研究室着。1・2限の教育課程論の準備。前回の振り返りに目を通す。1時間以上かかる作業。授業開始ギリギリに終了。

 講義室に向かい、第9・10回教育課程論講義開始。冒頭は前回の振り返り読みから。5名を指名。第9回は「令和の日本型学校教育」の深掘り、第10回は「GIGAスクール構想」の深掘り。後半は、動画や写真から背景になっている授業観を話し合い、いわゆる端末活用の本質に迫る。教育実習を終えてきているので、実習先で学んできたことをもとに発言する学生多し。

 12時30分から9期生の集まり。16日、17日の合宿についての基本連絡。ゼミ長を中心に準備が徐々にされていることを確認。同時に10期生の集まりあり。ゼミ長決めのための集合。

 卒論相談続く。安藤さん、柴山君、伊藤君来研。う〜む状態。踏ん張りを期待するしかない。

 13時ごろ、中学校教育実習事後指導動画を見ての感想をわざわざ伝えに来てくれた学生あり。実習を終えて悶々としていたが、高村先生、松本先生、僕の三人で作った動画で、自分のもやもやが解決したとのこと。話を聞けば聞くほど、僕は感激。

 13時30分から14時40分は、尼崎市立教育総合センターの林指導主事と懇談。1月に引き受けている研修内容を確定するために、遠方から来研いただけた。感激!良い機会なので、僕が動画をどう使って授業づくりのポイントを伝えているかを見ていただいた。自分の振り返りにもなった。感謝。

 14時50分から90分間、「青年期の発達障害について〜抱える困難さと理解と対応〜」と題した講演会に参加。いかわクリニックの井川典克先生から学ぶ。頷く内容多数。16時20分に中座。

 16時45分から30分間は、一宮市立瀬部小学校の春日井先生と懇談。来年2月訪問時での内容相談。新展開の相談があり、大賛成!さらに次年度の相談もあり。有り難いの一言に尽きる。

 17時30分ごろから、卒論相談あり。前野さん(ほぼゴールまで到達)、芝田君、村松さん、柴山君、伊藤君来研。徐々にゴールに近づいているゼミ生や程遠い(泣)ゼミ生あり。頑張れ!と言うしかない。

 芝田君、柴山君、伊藤君と何度も笑いながら大切な話をする。講義関連で受講生からたくさんのメールが届いていて、その処理。

 昨日に続いて、明治図書から2冊の増刷の連絡あり。いやあ嬉しい。これで「1年間まるっとおまかせ! 中〇担任のための学級経営大事典」が3学年とも増刷。そうそう昨晩送った日本教育新聞社依頼の「提言」原稿も褒められて気分爽快。

 帰路で夕食。帰宅して、明日訪問の東大阪市立布施中学校の指導案を見ながら、指導助言する内容を想定してプレゼンづくり。

 研究室HP記事は、東員町立笹尾東小学校での学びシリーズ。準ゼミ生の島田君、ゼミ生の柴山君が発信。記事タイトルは「安心して学び合う学級づくり」とした。よく学んでいることがわかる記事。
 

11月29日 東員町立笹尾東小学校でのまなび(島田、柴山)

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 こんにちは、島田です。11月28日に東員町笹尾東小学校への参観実習へ参加させて頂きました。そこで学んだことの4つを書きたいと思います。

 1つ目は、振り返りの価値付けの仕方についてです。授業の始めに振り返りの共有が行われ、子ども達の振り返り内容や価値付けの質の高さに驚かされました。先生も共有の際、
・人の名前が入っていて〜
・やってみたいこと
など振り返りのやり方を価値付けを行っていらっしゃいました。授業の終盤では、振り返りボックスという振り返りの方向性のヒントを示すカードが提示されたとき、だから子どもたちがこのように振り返りをできるようになるのかと更に驚きました。

 2つ目は指示の出し方についてです。一つ一つの指示が明確で、
・教科書とノートは使わないからしまいます。
・(グループでの話し合いの際)出張はしなくてい
 いです。
・タブレットは今一旦しまいます。
など子ども達が今、何をして何をしないかということが分かりやすく簡潔に伝えられており、見通しの立つ授業になっていました。

 3つ目は子どもへの接し方についてです。こどもの声をうまく引き出す授業で、子ども達が安心して学べる環境になっていたと思いました。それは、先生の肯定的な呼び掛けがしっかりと行き届いていたからだと考えます。
・みんなが助けてくれるから
・大丈夫
・◯◯さんが、次スタンバイしてくれているね
など、間違いを怖がることなく安心して自分の意思を表明できる雰囲気づくりが徹底されいたからだと思います。

 4つ目はICT機器の使い方についてです。今回の算数の授業では3種類の使い方がされていました。
・図の拡大縮小
・図への書き込み(矢印や文字)
・課題の反映
 英語であると、ネイティブ音声の活用や口の動きが主な利用例ですが、他教科の利用方法を知ることでより柔軟にICTを使えるようになると感じました。国語では、文の並び替えを行う時に使うと教えて頂き、この事から英文でも同じことができると考えました。特に英語では接続詞や副詞で品詞が異なっても、意味は似た用語が沢山あります。そのため、並べ替えをデジタルにすることにより、子ども同士での比較が容易になり、よりつながり易くなると考えました。
 
 振り返りや学級経営、授業展開など、多くのことを学ばせて頂き、自分でも目標にしたいと思いました。笹尾東小学校の日置校長先生を始め、皆さんに感謝しています。ありがとうございました。(島田)


 8期生の柴山です。今回は、三重県東員町立笹尾東小学校で5年生の算数科の授業を参観させていただきました。既習事項の平行四辺形の面積の求め方をもとに、三角形の面積を求める授業でした。

 子ども同士が安心して学びあえる雰囲気の学級でした。授業中に誰一人離脱することもなく、話し合いの時も落ち着いていました。黒板の前に出てきて発表する際に、児童が「わからない」と正直に発言していた場面が印象的です。わからないことを素直に言うことは、勇気がいることです。学級に対しての安心感があるからこそ、全体の前で正直なことを話せたのだと思います。

 「わからない」といった子には、「がんばったね」と温かい声掛けをし、「助けてくれる人はいますか?」と他の子につないでいました。先生の温かい切り返しのおかげでこの雰囲気つくられているのだと感じました。

 子どもの反応や表情に合わせて、その場で指示や声掛けを変えていたことも印象に残っています。分からない時でも先生や仲間が助けてくれるという安心感の積み重ねが、子どもの素直な反応を引き出しているのだと思いました。日ごろから意識しなければ、咄嗟に先生のような切り返しはできないと思います。素直な反応に柔軟に関わっていけるよう意識して、4月からの教員生活を送っていきます。
 
 授業の最初、生徒の振り返りからスタートしていました。「(友達の名前)さんが言っていたように、、、」のような振り返りを共有していたことが印象的です。友達の名前を入れた振り返りを価値づけることで、人の意見から学ぶ習慣もつけていけると思います。名前を読まれた方も嬉しいと思うため、振り返りの視点として「友達の名前」も大切にしていこうと思いました。

 質問会、授業参観を通して多くのことを学ばせていただきました。教員生活に向けて、良い刺激を受けました!笹尾東小学校の皆様、玉置先生、ありがとうございました。 (柴山)

2023年12月6日仕事日記

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 7時ごろに目覚め。パンと珈琲で朝食。ほぼ日常化してきた朝読書。

 大学の「子ども理解活動」運用方針の問い合わせに対応。これに伴い、実習体制も変更が必要なので、その私案を作って発信。ふ〜う。

 今日も10時過ぎに愛犬散歩。「散歩行くよ」と声を掛けると、ちゃんと理解している感じ(と思うのが飼い主とか(笑))

 11時30分ごろに家を出て、四日市市総合会館へ向かう。渋滞もなく順調。会館近くに来たので、ラーメン屋で昼食。白味噌タンメンでボリュームたっぷり。味も濃厚。僕には濃すぎる感じ。少し前まではこういう味が好みだったのに、これも年齢を重ねたからか(泣)。昼食後も余裕があるので、スマホでメール返信など、ちょっとした仕事。

 小牧第一病院から電話。ドキドキして電話に出る。ちょっとした父親の状況報告で落ち着く。弟に連絡。

 14時15分ごろ会館に到着。機器の準備完了後、控室で担当の方々と懇談。

 15時から16時30分まで、令和5年度三泗教育研究協議会と四日市市教育委員会教育支援課との共同研修会。演題は「数学授業における学習評価を通して生徒を育てる〜パフォーマンス課題と主体的に取り組む態度〜」。

 主催者挨拶で気持ちが昂る。「玉置先生にはこの夏も四日市に来ていただいて講演をしていただきました。でも数学に特化した話は最近聞いていませので、改めて依頼したのです」と言っていただけたことはとても嬉しいこと。先生の数学本は全部持っています!というコメントにも元気が出る。

 まずは学習評価の在り方を説明、特に「総括的評価」と「形成的評価」を混乱してはいけないと忠告、その後、数学的な見方や考え方を育むための取組から始め、日常授業においてこそ(ミニ)パフォーマンス課題を取り入れて生徒を鍛えたいという主張を伝えるための実践の数々を紹介。あっという間に時間が経ち、用意したネタがいくつか残ってしまったのは申し訳ない。帰路も順調。
 
 吹田市教育センター主事から電話。1月の10年目研修の進め方についての相談。昨年度同様な研修で、初試みをしたことを思い出す。昨年度はとても良かったので、同じ流れでいきましょうと相談。

 明治図書からとっても嬉しい連絡が届く。次の4冊が増刷とのこと。ああ嬉しい。
 「中学校数学授業 発問・言葉かけ大全 生徒が考えたくなるキーフレーズ100」
 「中学校学級担任必携 生徒指導要録作成の手引き&所見文例1140」
 「1年間まるっとおまかせ! 中2担任のための学級経営大事典」
 「生徒が輝く! 通知表の書き方&所見文例集 中学校1年」


 研究室HP記事は、11月29日東員町立笹尾東小学校での学びを前野さんと安藤さんが発信。記事タイトルを「振り返りボックスのよさ」とつける。濃い学びがわかる記事。
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11月29日 東員町立笹尾東小学校での学び(前野、安藤)

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【前野】
 こんにちは。8期生の前野です。
 11月29日に笹尾東小学校で授業を見させていただきましたので、学びを記事にまとめていきたいと思います。

 今回は5年生の算数の授業を見ることができました。どの子も集中して問題に取り組む様子が印象的で、先生の温かい雰囲気と声かけによって、子どもたちも安心できる環境で学んでいる様子がとても伝わってきました。

 授業を見る中で、授業の導入と最後に振り返りを活用していたところが印象に残りました。授業の導入では、前回の授業での振り返りをいくつか紹介していました。友達の名前や言っていた内容が書かれた振り返りを紹介していて、これは授業に集中して取り組んで1時間の学びが子どもたちにしっかりと定着しているからこそ書ける振り返りだなと、レベルの高さに驚きました。

 そして、授業の最後には振り返りの時間を設けて、「振り返りボックス」という振り返りの視点を示したものを参考に振り返りを書いていました。不思議や疑問、友達の名前、気になったこと等、振り返りの視点が書かれたものを手元に置いておくことで、振り返る内容が明確になり、授業の冒頭で見たような次につながる振り返りが書けるようになるのだろうと感じました。これは算数に限らず振り返りの場面で使っているそうです。私も4月から授業を行うときには、ただ振り返りを書いてもらうのではなく、どのような視点で振り返りをするのかを子どもたちに伝えて、振り返りを次の学びにつなげられるようにしたいと思います!

 また、ICTを活用して子どもの考えを集約することで、全員の考えが一覧になって表示されていました。図形の問題だったので視覚的にとても分かりやすく、自分の考えと似ている人はいるか、違う考え方はあるかというように自分の意見と他の意見を比較する際に有効に使うことができることを学びました。ICTを活用することで、いくつもある情報の中から自分で必要な情報を取りに行くことができる力を育むことができると分かりました。子どもの考えを集約して、お互いに意見を比較・分析するという活動は算数以外の授業でもできると思うので、ぜひ自分が授業をするときにも参考にしたいと思いました。

 授業を見させていただいた後には、笹尾東小学校の先生方に質問させていただく時間も頂くことができました。4月から教壇に立つ8期生に温かい言葉をかけていただき、励みになりました。本当にありがとうございました。今回初めて笹尾東小学校に行くことができ、たくさんの学びを得ることができました。笹尾東小学校の皆様、玉置先生、ありがとうございました。(前野)

【安藤】
 こんにちは!玉置ゼミ8期生の安藤です。 先日、東員町立笹尾東小学校に訪問させていただきました。今回も本当にたくさんの学びがありました。この学びから、今後大切にしていきたいと思ったことを記事にしていきます!

 算数の授業を参観させていただき、大切にしたいと思ったことが2つあります!

 1つは“子どもが安心して発言できるような言葉かけ“です。授業中、自信を持てず発言をためらう子どもがいました。子どもの呟きを先生は拾い、「分からなくても良いよ」「大丈夫だよ」といった言葉をかけていました。この言葉かけがあるからこそ、子どもは勇気をもって発言することができたと思います。さらに先生は「みんなが助けてくれるよ」と仰って、続きの説明を他の子に繋げていました。このように学級の心理的安全性を高め、子と子をつなぐ言葉かけをしていきたいです!

 もう1つは“振り返り“です。授業は振り返り紹介からスタートしました。私はこの振り返りのレベルの高さに衝撃を受けました。自分に関する振り返りはもちろん”友達の良かった姿から次回はこんなことを頑張りたい”という内容が書いていました。

 なぜこんなにレベルの高い振り返りができるのか、その秘訣は以下の2つにあると気付きました!
・振り返りの観点を明確にする
・価値づけ
 振り返る際に「振り返りBOX」を活用していました。ここには、振り返りの観点が示されていました。これは振り返る際のヒントになるので、私も活用したいと思ました!さらに、先生は振り返りを紹介する際、「友達の名前も書けているね」と具体的に価値づけていました。このように日常的な価値づけをする事もレベルの高い振り返りの秘訣だと思います。価値づけすることを日常的に行い、振り返りの意義を伝えることも大切にしていきたいです!

 研修会では、授業者の先生と一緒のグループに参加させていただきました。先生は学生の私にも「何か意見あれば教えて下さい」と仰いました。この時、私も先生のように“どんな時も、誰に対しても学ぶ姿勢を忘れない教師”であろうと思いました!

 現場を見て得られる刺激や学びがたくさんありました。笹尾東小学校の皆様、そして玉置先生、貴重な学びの機会をいただき本当にありがとうございました!!(安藤)

2023年12月5日仕事日記

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 いつもの喫茶店でモーニング。持ち込み読書。

 9時から10時ごろまで、EDUCOMの皆さんとオンライン会議。方針はピタリ一致。さっそく動き出すことに決定。気力が湧く話し合い。

 10時ごろ愛犬散歩。「待っていました」という愛犬。もちろんそう見えるだけ(笑)。

 10時30分ごろ家を出て、西尾市立一色南部小学校へ向かう。ナビは知多半島道路を通って、衣浦海底トンネルを通る1時間30分ほどのルートを指示。ナビに従って移動。

 順調に進み、学校まで15分ほどのところで喫茶店に入って昼食。学校到着は13時30分でよいので、コンビニ駐車場で時間調整。これからのプレゼンネタをスマホメモに吹き込む。隙間時間も充実した時間とした自分を褒める(笑)。

 13時30分学校着。校長、教務としばし懇談。14時から3年生算数授業参観。元気がある子どもたち。その子どもたちのエネルギーをプラスに転化している担任。とても良い学級。大胆な課題にも「わからん」というつぶやきを発しながら、最後まであきらめない子どもたち。ゴールまでの道のりは遠かった授業。ある意味、計画通り。

 研究協議会まで必死に動画整理💦。15時20分から30分間の先生方の協議。先生方の教材のとらえは間違いなく、助言にも強く同感。

 僕は冒頭で、協議会の質の高さを価値づけて、今回は教材研究の重要性を教科書と撮影した動画をもとに伝える。モデリングの手法も伝授。その後、依頼を受けた演題「主体的・対話的な深い学びに結びつく指導」で、今日の授業と結び付けながら30分間ほどの話。校長室で授業者に再度の助言をして退校。

 帰路はナビは海底トンネルルートを示さず。それに従って移動するが、夕刻であちこちで渋滞。帰りはなんと2時間20分ほどもかかってしまった(泣)。

 まずは今日の動画とプレゼン整理。明日の講演準備。連載中の原稿に加筆の指示ありで対応。びっくりする内容での講演依頼ありで熟考。8日訪問の布施中学校指導案、11日訪問の黒笹小学校指導案が届き印刷。何を準備して訪問するとよいかを考える。

 研究室HP記事は、11月29日東員町立笹尾東小学校の訪問記録。まずは寺尾さんと伊藤君が発信。「子どもから引き出す」とタイトルにつけて公開。

 最近、本研究室HPへのアクセス数が増加している。昨日は1日で735アクセス。大いなる励みになる。深謝。

11月29日 笹尾東小学校での学び(寺尾、伊藤)

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 こんにちは、8期生の寺尾です。今回は笹尾東小学校の授業を見させていただいたので、学びをまとめます。

 今回は、5年生の算数で、既習事項を用いて三角形の面積を求めるという授業でした。間違っても大丈夫、他の子が助けてくれるという声掛けをされていて心理的安全性のある学級で、子どもたちの関係も良好に見えました。子どもから引き出すことがすごく上手く、教師が説明する時間が少なかったのが良かったです。

 そのなかでも特に、切り返しの言葉が印象に残っています。ある場面でこれらを「仲間分け」しましょうといったところ子どもたちは固まっていました。しかし、これらの「共通点」を見つけましょうというと、子どもたちの様子が変わりました。少しの言葉選びでこんなに違うんだと思ったと同時に、子どもの反応を見て切り返しの言葉をスっと出すことの凄さを感じました。自分はそういったことが苦手なので、徐々に慣れていきたいです。

 また、面積を求めるのに「切る」という方法を用いることは分かっていましたが、その図形を切る事で、何の形に変えたいのかというところまで抑えることで、ねらいを達成させることになることを学びました。子どもたちにどんな力をつけたいのか、子どもたちから何を引き出したいのかを考えた授業づくりを意識していきたいです。

 今回初めて三重県の学校に行きましたが、この授業を見ることが出来て本当に良かったと思っています。子どもも先生方も温かい方ばかりで、半日いただけでもこの学校の良さが伝わってきました。笹尾東小学校の皆様、玉置先生、ありがとうございました。(寺尾)


 こんにちは。8期生の伊藤です。11月29日(水)に三重県の東員町立笹尾東小学校を訪問させていただきました。今回は、この学校訪問での学びを記事にしていきたいと思います。

 まず初めに、算数の授業を見させていただきました。この授業内容は、三角形の面積の求め方についてでした。

 授業が始まる前の子どもたちは、とても賑やかで、楽しそうな様子でした。何人かに声をかけてみても、どの子も明るく元気に話してくれました。しかし、授業が始まった途端に、子どもたちの顔つきが変わりました。授業中も、先生の指示はしっかり聞いて活動に集中して取り組んでいました。また、先生の話だけでなく、友達が発表しているときも、他ごとをせずに、静かに聞いていました。

 私は、なぜこのような落ち着きのある学級になっているのか疑問を抱きました。この疑問の答えは、授業中の教師の働きかけが関係していると思えます。それは、子どもを大切にした言葉がけです。授業者の先生は、緊張して発表することが難しい子には、「みんなが助けてくれるから」や「みんないるから大丈夫」の言葉がけや、途中までしか発表ができなかった子には、「ありがとうね」や「がんばったね」の言葉がけをなされていました。

 また、この先生の言葉は、意識的にではなく、本心から出ているものだと感じます。お会いしたのは初めての先生でありましたが、私はこの先生は子どもにとって優しい先生なんだろうなと思いました。このように思えるくらいに、先生の授業中の働きかけから子どもに対する思いが伝わってきました。

 先生が子どもに対する思いを、普段の学校生活の中で、言葉や行動で表現しているからこそ、子どもが先生のことを信頼することができ、落ち着きのある学級になっているのではないかと思いました。このことから、先生の子どもを大切にした言葉がけの大切さを学びました。また、どの場面で、どんな言葉がけをすることで、子どもたちを支えることになるのかについても、勉強になりました。

 他にも、授業の進め方、ICTの使い方についても、多くのことを学ぶことができました。その中でも特に、子どもに対する言葉がけが印象に残ったため、このことを記事に書かせていただきました。

 本日は、多くのことを学ばせていただき、ありがとうございました。東員町立笹尾東小学校の先生方は、私たちのどの質問にも真剣に答えてくださり、私たちの学びの励みになりました。また、東員町立笹尾東小学校の子どもたちは、私たちを温かく迎えてくれたので、とても嬉しかったです。また機会があれば、よろしくお願い致します。(伊藤)

2023年12月4日仕事日記

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 6時30分ごろ目覚め。今日締め切りの連載中「週刊教育資料」の第42回の原稿書き開始。内容を決めて方針が立ったところで、いつもの喫茶店へ行きモーニング。持ち込み読書。

 帰宅。愛犬散歩。ゼミ生へぜひとも読ませたい国語授業実践記録があったので、かつてのゼミ生も含めて送信。原稿書きの続き。ほぼできたので、敦賀から戻って再読して編集部に送ることにして、ひとまず終了。

 10時12分地元駅乗車、名古屋から新幹線で米原まで。しらさぎ号で敦賀駅へ。12時24分着。迎えの車で、敦賀市立松原小学校へ。校長室で懇談。

 13時10分から4年生算数授業。各自がゴールを決めて学びを進めるいわば挑戦的な授業。子どもと担任の関係も良く、子どもたちがよく育っていて、進んで学び合う子どもたち。つぶやきもいい。僕は例によってカメラを持って、指導助言ポイントとなるだろうと予想する場面を撮影。聞くところによると、リモート参観もあって100名近くの方が授業を参観されたとのこと。

 授業後、すぐに「きらめきみなと館」の小ホールへ移動。機器セッティング後、20分間で動画整理。必死💦。

 14時35分から講演開始。演題は依頼を受けて「令和の日本型学校教育の実現のための授業の在り方、教師の役割を語る」。ほぼ60分間。時折、客席側に降りて、意見を求めながらの講演。200名近い方の参加と聞く。

 舞台に松原小授業者と教頭先生に登壇していただき、打ち合わせなしで、授業映像をもとに僕がお二人に聞きながら、授業の価値づけや多くの方が悩んでおられるだろうことについて話し合う。この展開は、僕は「敦賀方式」と呼んでいる(笑)。授業者の教材研究の豊かさ、挑戦した授業への思い、悩みなどを引き出すことができたと思う。

 終了後、登壇していただいた二人が控室にお越しになる。再び授業の振り返り。今日の授業をさらにバージョンアップするとしたら、という助言をさせていただく。

 敦賀駅に送っていただく。お土産などを買って、しらさぎ号に乗車。米原から名古屋へ。地下街の矢場とんへ。外国の方が多数待っていて、25分くらいの待ち時間。大好きなひれかつ定食を食べる。

 20時30分ごろ帰宅。原稿を再読して編集部へ送信。今日の動画とプレゼン整理。12月14日訪問の岡崎市立矢作西小学校でのプレゼン作成。演題は「チーム学習の本質と実際」。ほぼ完成。

 10期生からのグループチャットへの投稿がなかなかいい。10期生も少しずつ始動。研究室HP記事は11月4日の「いのちの授業」講座の記録。9期生由原さん、久保君、小林さんが発信。問いから始める道徳授業の体験記録は、授業者の僕にとっても学びは大きい。

11月4日 いのちの授業を体験的に学ぶ(由原、久保、小林)

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 こんにちは、9期生の由原です!今日は、「いのちの授業を体験的に学ぶ」での学びを記事にしていきたいと思います。今回は、玉置先生の道徳の授業に参加させていただきました。

 子どもの発言から問いをつくり、その問いを深めていくという、自分たちで授業をつくるという展開で進められました。子どもからの疑問などを問いにすることで、自然と意見も言いやすくなり、学びが深まっていきました。また、主人公の苦悩を自分を重ね合わせることで、共感する部分も感じられ、より主人公の道徳性の高さに気付くことができました。子どもの発言を聞くだけでなく、その発言から学びを深めるための発問があり、より深く考えることができました。このように、子どもたちの発言から授業を展開することで、一方的な授業ではなく、自分たちでつくる授業に繋がっていくのだと学びました。

 教育実習で道徳の授業をしてみて、子どもの発言を繋げて深めていく難しさを改めて感じました。私は、子どもの発言を問いに繋げていくことができず、いつも一方的な授業になってしまいます。今日の授業で、自分の中でしっかりと軸をもっておくことで、子どもの発言から授業をつくっていってもぶれずに授業することができると学んだので、軸をもつことを意識していきたいと思います。そして、子どもたちが自由に発言できるような授業をつくっていきたいと思います。

 玉置先生、山田先生、龍崎先生、そしていのちのセミナー関係者の皆様、貴重な機会をありがとうございました。今日学んだことを、これからに活かしていきたいと思います。(由原)


 こんにちは!9期生の久保です。今回は、「いのちの授業を体験的に学ぶ」での学びを記事にしていきたいと思います。

 今回は玉置先生が、いのちの授業をされているのに実際に参加させていただきました。取り上げられたテーマは「戦争を取材するジャーナリスト」でした。最初に読んだ後、そのジャーナリストに伝えたいことや問いを聞かれました。すると、そこから授業を展開し、自分事として置き換えながら考えさせる授業でした。最後には、ジャーナリストの生き方をこれからの自分に生かせるとしたらどうしたいか、考える時間もありました。

 今回の授業を参加させていただいて、自分の道徳の授業を振り返りました。道徳は子供の率直な意見を引き出せることができる授業だと思います。私は、こう言って欲しいなとある程度の回答を求めるあまり、限定的な回答を期待する発問しかできず、率直な意見を求めるのに苦戦しました。

 玉置先生の授業は、子どもの素直な意見から広げていき、それでも最後こう言って欲しいと思う筋が通っていて、そこに着実にたどり着いていました。そのようにするために、追質問したり、付け足しさせたりして考えを深め、自然に真実に近づけようとしていらっしゃいました。とても勉強になりました。

 玉置先生の本場の授業を参加することができ、とても貴重な体験になりましたし勉強になりました。また、山田先生、龍崎先生、そしていのちのセミナー関係者の皆様、貴重な機会をありがとうございました。   (久保)

 
 こんにちは。9期生の小林です。11月4日にじゅうろくプラザで開催された「命の授業」に参加させていただきました。

 「命の授業」と聞いていたので、子どもの自死を防ぐ内容の授業なのかなと予想して会場へ向かいましたが、実際には戦場を取材するジャーナリストの女性を取り上げた授業でした。最終的にその女性は戦地で亡くなってしまったのですが、彼女の生き方から私たちは「自分だったら」と、彼女の立場を想像し「命」について考えました。

 私は今まで教科書の内容の道徳にしか触れたことがなく、「命」を考えるために1人の女性の「人生」をテーマにして授業をするというアイデアが印象的でした。今回、玉置先生は授業前に「中学生になりきって」とおっしゃっていましたが、短くも充実し、良き影響を与えた女性のストーリーは、大人である私たちの心を動かすものでした。

 また玉置先生の授業では、どんな意見も肯定して受け止めてもらえる安心感がありました。自分の実習での授業を振り返った時、子どもたちは安心して発言することができていただろうかと不安になりました。正解のない道徳では、どんな発言も受け止めてもらえる安心感がとても大切だと思います。私も授業を受ける児童生徒に、安心感を与えられるような教師になりたいと思いました。(小林)
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