2023年6月29日仕事日記

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 愛犬散歩。珈琲とサンドイッチで朝食。メール処理をして、明日締め切りの愛知県教育委員会から依頼の原稿書き開始。

 11時19分地元駅乗車、犬山から特急で国府駅へ12時48分着。お迎えをいただき豊川市立牛久保小学校へ到着。educom仁平さんが合流。

 研究の進捗状況を聞きながら、今年度の僕の関わる場面を確認。

 13時35分から5年生理科の授業。展開がよく考えられ練られた授業で、子どもたちから出て来るだろうという意見を裏付ける資料も用意されていて感心。日常的にICTを活用していることもよくわかる。友達の発言もよく聞いていて、ごく自然な合意な声も出ていて、とても雰囲気がよい学級。

 今回の授業では、端末に入力した情報をどう生かすかがポイントとなる。授業を見ながら、指導助言の際の皆さんへの提示を考える。

 授業後、さっそく動画整理。20分間でなんとか終了。協議会場へ。4つのグループに分かれての協議。まさに心理的安全性が高い教員集団で、授業論議の質も高い。協議を聞きながら、僕の指導助言内容再調整。

 15時55分から16時30分まで、今年度の牛久保小学校研究の方向性を価値づけて、授業動画を見せながら、全体で共有したい良い場面と授業技術を踏まえて今後の期待を述べる。

 終了後、すぐに車で国府駅へ送っていただく。16時58分に乗車でき、名古屋で近鉄に乗り換えて桑名駅へ18時9分着。山田貞二先生と合流して、大西貞憲さんを偲ぶ会会場の蛤料理で超有名な「日の出」へタクシーで向かう。

 18時30分から21時20分ごろまで、大西さんとの思い出をみんなで語り合いながら、蛤料理を楽しむ。こんなに美味しい蛤をこれまで食べたことはない。もうこれ以上無理という状態まで蛤を堪能(笑)。大西さんは僕を世に出してくれた方。深謝しかない。

 21時58分近鉄乗車、名古屋からはミューskyで犬山へ。乗り換えて地元駅。帰宅は23時過ぎ。

 研究室HP記事は6月20日の9期生ゼミでの学びを荒木さんが発信。二人の授業者のよさをよくまとめている
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6月20日9期生ゼミでの学び(荒木)

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 こんにちは!9期生の荒木です。6月20日に行われたゼミの模擬授業での学びを記事にしていきます。

 最初に授業を行ったのは石上さんです。国語の、「字のない葉書」の授業でした。笑顔がとても素敵な印象で、前回の授業での、「複数意見を 正 で示す」技術を採り入れた、またレベルアップした授業でした。

 この授業では、違う考えの友達とばかりでなく、同じ意見の友達の意見に対して思ったことを述べ合うことで考えが深めることを学びました。そして、グループでの話し合いの場面では、しっかりと机をくっつけて話合わせることを学びました。体を向けるだけでは、いい加減な話し合いになってしまいます。

 次に授業の行ったのは久保くんでした。歴史の、黒船来航による開国の授業でした。印象に残る言葉で授業を進めており、歴史の流れをただ説明するのではなく、児童に想像させてから授業を進めており、資料を沢山活用した楽しく、主体的に参加できる授業でした。

 ここでは、児童がノートに予想を書く時に、一人一人の書いた答えに反応することを学びました。ただ机間巡視をするのではなく、子どもの書いた答えを価値付けする大切さを学びました。更に、資料の活用についても、様々な資料の中で、授業で1番伝えたいことを意識した資料選びをすることの大切さを学びました。

 模擬授業は、前回のゼミから2巡目に突入しています。来週は私が模擬授業をするのでドキドキしていますが、みんなの模擬授業からの学びを活かして、また成長した姿で模擬授業ができるようがんばります!9期生のみんな、今回も素敵な学びをありがとう。(荒木)

2023年6月28日仕事日記

 愛犬散歩後、すぐに家を出て大学へ向かう。研究室でパンと珈琲で朝食。ゼミ資料印刷。前期最終回までほぼ印刷完了。

 1限看護学部「生徒指導論」。今回は構成的グループエンカウンターをテーマにして、鹿島真弓さんの動画を見ながら、「人は人の中で育つ」という文言の意味を深める。

 2限8期生ゼミ。野口芳宏先生が書かれた「できることより変わること」を読み、なぜこんなにわかりやすい文章となっているのかを分析。また構成的グループエンカウンターのミニ体験。

 生協で焼きそばを買って昼食。13時30分から、教職教育センター運営委員会に出席。教職課程DPや教職実践演習評価などを検討。15時からの約束のオンライン取材対応のため中座。

 15時から16時前まで、小学館ライターの林さんからzoomで取材を受ける。テーマは「教員志望を増やすための手立て」。良策で出せないが、現状を踏まえて思うことをしっかり伝える。

 18時過ぎに7月14日訪問の一宮市立西成東小学校教頭と教務主任が来研。1時間余、希望する講演の内容を確認しながら、つい四方山話。

 20時過ぎに大学を出る。帰宅。やらなければいけないことを書き出したのはいいが、それ以上進まず(泣)。追い込まれていることばかり。

 研究室HP記事は、6月20日9期生ゼミでの提案授業の振り返り。久保君が発信。提示教材の選択ミスを十分に自覚。だから次がある。

6月20日9期生ゼミ模擬授業の振り返り(久保)

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 こんにちは!9期生の久保朋輝です。今回は6月20日に行った模擬授業の振り返りの記事を書きたいと思います。実はこの記事を書くのは間違えて消してしまい3回目です(笑)

 今回の模擬授業の自分の中のテーマは、教師らしく明るい表情で話すことでした。前回の模擬授業では、間違えずにこなそうとしたあまり、顔がこわばっていると指摘をいただきました。しかし今回はみんなに助けてもらったのもあり、明るい表情ができていると言っていただけました。子どもたちが発言しやすい環境を作るのは、まずは教師の雰囲気だと思うので継続、実践できるようにしていきたいです。

 その中でも、大きな反省点としてでたのが「教材の資料選択」です。今回の模擬授業で私は「ぺリー来航」を扱い、「なぜ鎖国をやめなければならなかったのか」を子供に気づいてもらう授業だったのですが、なかなかうまくいきませんでした。ペリー来航の際に持ってきた大統領からの手紙を読み解く作業は、難しいだけでなく自分が欲しい子供の反応を引き出すには難しい教材でした。ゴールをもっと意識して、資料選定する必要がありました。今後につながる大きな反省点となりました。
 その中で玉置先生が、これを取り上げて広げてったほうがよかったのではと仰っていたのは教科書の写真でした。先日の教師力アップセミナーでの佐々木先生の講義でもありましたが、教科書はもっと活用すべきだと感じました。今回扱ったのは、外部から拾ってきたものであったので、教科書の範囲を超えるときは、しっかりとゴールを再確認する必要がありました。

 3年生前期のゼミも半分を過ぎました。みんなと切磋琢磨しながらより良い授業を考える時間はとても有意義です。これからもこのゼミでの学びを生かしていきたいと思います。

2023年6月27日仕事日記

 いつもの喫茶店でモーニング。帰宅して愛犬散歩。昨日の9期生ゼミで授業提案をした荒木さんと安田さんに気づきメッセージを届ける。瑞穂市立穂積北中学校の皆さんへのプレゼン作成。完了して発信。

 9時から熊本市教育センターの方と15年経験者研修のオンライン打ち合わせ。9時30分から熊本県教育庁の方と教育事務所長・指導課長研修のオンライン打ち合わせ。10時に美嚢教育事務所長との電話。

 大学へ向かう。依頼を受けた小論文添削を必死(泣)。ようやく完了して教職支援課へ届ける。教育実習課長と相談。

 13時10分から第11回教師論2コマ。今回は小学校外国語活動・外国語科に焦点を当てる。田尻悟郎さんの実践をもとに外国語授業の在り方や田尻さんの教育観について話し合う。

 大学を出て、EDUCOM愛知本社に向かう。18時過ぎ着。貸与PCのセキュリティ強化をしてもらう。

 帰宅。30日訪問の東員町立東員第一中学校でのプレゼンづくり開始。授業を見てからの作成がほとんど(笑)。

 研究室HP記事は、6月20日9期生ゼミで授業をした石上さんによる記事。こうした振り返りが次の成長につながる。

9月20日 9期生ゼミ模擬授業の振り返り(石上)

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 こんにちは!9期生の石上です。今回私は、中学2年生の「字のない葉書」を題材として模擬授業を行いました。

 今回の模擬授業では、同じ意見が出た時の板書記載の方法や発問を明確にし、言い換えをしないなど、今までにゼミで学んだことを少しは生かすことができたかなと思います。
しかし改善点も沢山出てきたので、それらについて記事にしていきたいと思います。

・褒めながら子どもと子どもを繋ぐ。
 模擬授業をしながら感じたことは、発言している子どもと私の一対一の授業になってしまっているということです。例えば、私は子どもが発言してくれた時、その子どもに対してなるほどねやありがとうと言っていただけで、褒めることや子ども同士を繋げることができていませんでした。しかし、子どもの発言に対して「良いこと言ってくれたね!」と褒め、同じことを思った子どもには自分の言葉で説明させ、再びはじめに発言してくれた子どもに返します。そうすることで、子どもたちが自分の考えを整理することができるだけでなく、子ども同士の話し合いの時間を増やすことができるため、学級全体で授業に参加させることができると感じました。

・考えて欲しいところは強調する。
 私は普段の父の人柄と妹が疎開した時の父の様子を比較させて、そこから父の心情を読み取らせようという授業構成を立てました。しかし、どこまで教師が言ってしまって良いのか分からず、それぞれの場面での様子、父の心情を考えさせるだけになってしまいました。そのため、考えさせたいところは教師が「普段の父からは想像できないよね。」などと比較させる一言など考えさせたいことのヒントになるような声掛けは重要だなと感じました。

 今回の模擬授業でも現場で活かすことができる授業の技術を沢山学ぶことができました。ゼミで学んだことを吸収し、活かしていけるように頑張りたいと思います!
玉置先生、ゼミ生の皆んなありがとうございました!(石上)

2023年6月26日仕事日記

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 愛犬散歩して家を出る。研究室HPトップ写真を8期生に入れ替え。コンビニでパンを買って研究室へ。珈琲を入れて朝食。「教師論」の振り返り読み。「はじめに子どもありき」という文言に注目している学生がいることが嬉しい。

 9時から第10回「教育課程論」。今回は藤原和博さん発案の「よのなか科」の「ハンバーガー屋の店長になろう」の追実践。体験をしてみて仕掛けのよさを実感する。いわゆるワールドカフェによる交流も導入。

 10時40分から8期生ゼミ。いつもの学びをした後、僕が最近見てきた授業動画をもとに、その背景を考える展開。授業を見る目、学級を経営する意識の高まりが感じられたことがなりより。

 お昼は大学を出て外食。のんびりして大学へ戻る。

 14時に愛知県教育委員会あいちの学び推進課 振興・計画グループのお二人が来研。「2022年度教育に関する事務の点検・評価報告書」についての依頼。最近の愛知県教育行政についての情報も得る。

 16時30分から9期生ゼミ。安田さんが中学国語、荒木さんが小学音楽。いずれもとってもよく考えて準備してきたことがわかる授業。この段階まで来たのは、これまでのゼミの積み上げがあってのこと。大いに感心できた授業。

 18時15分から「一般社団法人未来を拓く学校づくり研究会」総会。研究会としての活動は少ないため、すぐに議事は承認されて終了。理事3人で新企画について協議。内容については賛同を受け、次の段階へ向かうことに。

 帰宅。29日訪問の豊川市立牛久保小学校から今年度は研究主題を変更したとの連絡。昨年度のままだと判断して資料を作成したので、一から作り直し。なんとかできたので資料送信。

 7月6日訪問の瑞穂市立穂積北中学校の今年度の研究方針等が手に入ったので、さっそく資料作り開始。

 研究室HP記事は、6月17日教師力アップセミナー(佐々木昭弘先生)での学び発信最終回。8期生安藤さんと9期生荒木さんが発信。視点が明確で読みやすく役に立つ記事。

6月17日第2回教師力アップセミナー(佐々木昭弘先生)での学び (安藤・荒木)

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【安藤】
 こんにちは、8期生の安藤です!

 6月16日に第2回教師力アップセミナーに参加させていただきました。今回は、筑波大学附属小学校長、佐々木昭弘先生がご登壇されました。理科の授業だけでなく、他の教科にも応用できる授業技術を学ばせていただいたので、さっそく、まとめていきます!

・3つの問い
「どうなる?」「どうする?」「どうして?」の3つの問いが授業の中で変わっていくことが主体的・対話的・深い学びに繋がると学びました。それぞれ、事実、方法、理由を問う言葉になります。さらに佐々木先生は、この疑問から交流を通して、子どもが考えていく授業をされていました。

 私は、発問と交流だけでなく、授業後の子どもの姿を想像されていることも、子ども主体の深い授業に深く繋がっていると考えています。まずは、どんな子どもの姿が見られたら授業は成功か考えるところから始め、交流を大切にしつつ、思わず子どもから疑問が生まれるような仕掛けをした授業ができるように考えていきます!

・発信型の評価
 発信型の評価とは、自分がどの子にどんな言葉かけをしたのか、メモなどをして記録し、この言葉かけも評価に生かす方法です。事実を基に言葉をかけているため根拠が明確であり、これは指導と評価の一体化ともいえると思いました。

 私が思っていた評価は実際の子どもの学習の取り組みや、テスト、作品などで評価をすると思っていました。しかし、それだけでなく私自身の言葉かけも評価に生かせると聴き、私にとっては新しい考えで、勉強になりました。

 今回のセミナーで学ばせていただいたことは、既存の知識にはなかった新しい事ばかりでとてもワクワクしながら学ばせていただきました!そして子供の視点に立つと、とても面白そうですぐに実践してみたい…!という気持でいっぱいになりました。

 さらに現場の先生方と交流させていただく機会がありました。自分も来年は現場に立つのだという覚悟と、一人の教師として現場で動けるように、学業だけでなく人間性の面でも学ばなければ!と刺激を受けました。
 教採に合格して、楽しみつつも学びも忘れず、現場で動ける教師になるよう、残りの大学生活を過ごします!(安藤)


【荒木】
 こんにちは!9期生の荒木です。6月17日に第2回教師力アップセミナーに参加させていただきましたので、そこでの学びの中で特に印象的だった2つのことを記事にしていきたいと思います。

<1.子どもの問いが変遷する理科授業>
 1番印象に残っている言葉が、「子どもの問いが変遷する理科授業」です。今回のセミナーの第2部の模擬授業で、初めて体験しました。

 子どもの問いが変遷する授業は、未知の社会を生き抜く力を育成する「主体的・対話的で深い学び」につながるものだと学び、実際に体験してみてその可能性を感じました。

<問いが変遷する授業づくりのポイント>
○友達としゃべりながら実験しよう
私が小学生のときは、「実験中は無駄話はせずに静かに集中しなさい」と言われました。しかし、子どもから生まれる問いは、静かで秩序が重んじられるような場所では生まれません。自由な会話の中で生まれます。

○比較が問いを生み出す
 模擬授業では、3人が、同じチューリップというテーマで黒板に絵を描きました。すると、児童役は黒板に目をやるだけで、無意識に3つの絵を比べるのです。そして、比較することで無意識に、「ここが違う。どうしてこのようにかいたのかな」などといった問いが生まれます。

○他者に視点を移す
 児童の発問を「○○ちゃんはどうしてこのように考えたと思う?」とつなげます。意見を繋げることで、子どもの意見だけで学びや理解が深めることができます。

<2.立体のものは立体で説明を>
 実験のような立体的な活動の説明は、実際にやって見せて立体で説明することが大切です。

 私は最近、授業準備の軽減や効率化を図り、授業の様々な場面でICT化を視野に勉強していました。ですが、便利とはいえ、ICT化が全ての場面において効果的とは限らない ということに気付かされました。

 実験のような立体的な活動をICTを使って動画で説明することは立体を平面で説明することになるため、深い理解は得られません。このように、ICT化によって、得られる学習効果を低めてしまう可能性もあります。授業者だけでなく、学習者の視点にも立って、ICT活用が適切かどうか考えることが大切だと思いました。

 今回で教師力アップセミナーも2回目でしたがセミナーに参加する度に自分の視野が広がり、毎回、玉置ゼミに入れて本当に良かったと実感しています。このような貴重な学びの機会をいただけて、感謝でいっぱいです。 佐々木先生、玉置先生、ありがとうございました。(荒木)

6月17日第2回教師力アップセミナー(佐々木昭弘先生)での学び(柴山・芝田・久保

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 8期生の柴山です!今回の内容は、佐々木先生の理科授業についての基礎基本でした。
セミナーを通じて、やはり理科は一番面白い教科だなと感じ、授業進行で悩んでいたこともいくつも解決しました。

 実験結果の予想の理由が、なんとなくや、へりくつで終わってしまっては、学びの深まりがなくもったいないです。学力試験でも、他者の立場でその人の予想理由を考える問題が増えています。予想の4択を示し、この予想を考えた人の立場で理由を考える場面をつくることで、多角的に学んでいけるようにしたいと思いました。
 
 チューリップの観察を行う授業の紹介も印象に残っています。まず、数人にチューリップの絵を板書させ、葉や花の形に認識に差があることを子どもの絵から明らかにしていました。子どもの認識から比較の視点を絞ることで、ただ漠然と見るだけで終わらない、深い観察学習を行えるようになることを学びました。

 考えの足掛かりとなる視点がハッキリするとできると、学習もスムーズになり、学びを深めやすくなると思います。予想や結果から、経験や知識を使い考える力をつける授業を行えるようにしていきたいと思いました。
 
 理科の授業は私に任せろ!と自信を持って言える教師になれるよう、理科魂を持って学び続けていきます。佐々木先生、本当にありがとうございました。(柴山)

 
 こんにちは!玉置ゼミ8期生の芝田です。今回は、6月17日に開催された教師力アップセミナーでの学びを記事に書かせていただきます。今回のセミナーでは、筑波大学付属小学校の佐々木昭弘先生から、「理科授業の基礎・基本」という題で、とてもためになるお話をいただきました。

 特に心に残っているのは、佐々木先生の授業実践のビデオです。「金紙・銀紙は電気を通すのか」という実験で、子どもたちが一度実験を終えた後、教卓の前に集められ、先生が実験(子どもへの揺さぶりが仕組まれている)を見せると「え、なんで?」「どうやったの?」という言葉が多く出ていました。このように先生の揺さぶりから、子どもの「もっと知りたい」「自分もやってみたい」という思いを引き出していました。互いに話し合い、何度も実験に向かう子どもたちの姿を見て、これこそが『主体的・対話的で深い学び』なのだなと感じました。
 
 また、セミナー後には、直接、質問させていただく機会がありました。来年度から、教壇に立つことを志す者として知っておくべき、授業や生活においてのルールについて伺いました。『め・け・さ・じ』(迷惑をかけない、怪我をしない・させない、差別しない、時間を守る)のルールや、指導の一貫性についてなど、たくさんのお話をしていただき、大切にしたいと思うことばかりでした。
 
 たくさんの学びがあり、自分の中の点だった考えがどんどん結びついて線になっていくような気がしました。このセミナーで学んだことを自身の糧として次の学びへと繋げていきたいです。佐々木先生、本当にありがとうございました。
 
 最後になりましたが、玉置先生、今回のセミナーでも普通の学生では出会えないような講師の先生の直のお話から、たくさんの学びを得ることができました。このような貴重な場に参加させていただきありがとうございます!
 
 8期生・9期生のみんなへ、約1か月後に迫った教採、さらにその先の教員生活に向けてとてもいい学びができたことは、みんなと一緒だったことがとても大きいように感じます!また、次のゼミ、セミナーでよい学びができるように頑張ろう!(芝田)


 こんにちは。9期生の久保朋輝です。今回は教師力アップセミナー第二回の佐々木先生による「理科の授業の基礎・基本と主体的・対話的で深い学びの授業改善」についての記事を書きます。

 今回のセミナーは、私の中で大きく考え方が変わったセミナーでした。それは、主体的・対話的で深い学びの考え方についてです。主体的・対話的と聞くと、授業の展開としてどうしても話し合いの時間を設ければいいと思ってしまったり、説明型の授業を避ければいいと思ってしまったりといったことが多く挙げられがちであると感じます。しかし、今回のセミナーで佐々木先生は「子供の問いが変遷する授業づくり」と表現されていました。
 
 理科の「事実」「方法」「理由」を問うことで、子供たちからの「どうなる?」「どうやって?」「どうして?」を引き出すことができます。実際に佐々木先生が行われていた授業では、先生のだけプロペラが回って子供たちが釘付けになって、必死に回そうとする様子がありました。スムーズに問いが変遷されていく、子供たちが進んで取り組み、仲間と意見を交わしている。まさに主体的・対話的な授業風景が見られました。とても勉強になりました。

 今回は実際に模擬授業にも参加させていただき、プロの授業を体感することができました。多くのことを学ぶことができたので、自分も現場で使えるように復習して吸収していきたいと思います。貴重なお時間を頂きましてありがとうございました。(久保)

2023年6月25日仕事日記

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 今日は愛知教師塾を主催されておられる米津利仁校長から機会をいただき、110分の講演をさせていただいた。参加者の学校種も立場も様々で、ネット参加もあり、話題をかなり広げて話をする。日曜日に自ら学ぼうという方の集まりは、野口芳宏先生が言われる一流の聴き手ばかり。こんな幸せなことはない。私の前に塾長・米津先生の校長2ヶ月余での貴重な学び報告もあり、おかげさまで充実した休みの午前。

 米津先生にお昼は、教員を目指しているS大学生と一緒にひつまぶしをご馳走になる。この店は卵醤油をかけての勧めもあり、試してみる。これも美味い。

 味岡図書館に寄って帰宅。さっそく愛車用の音源保存。

 7月6日瑞穂市教育委員会依頼の研究主任会で話をする。そのための資料を完成させて送付。研修主任対象講演は初めてで、いわゆる新作。新作を話すときはいつも以上にワクワクする(笑)。

 「教師論」の振り返りを読む。振替授業日はやはり欠席が多い。出席した者がいつも以上に満足度が高くなるように展開したつもり。その手ごたえあり。

 18時から高木家、前原家と我が家で味大で食事会。これまで聞いたことがない話題ばかりで、楽しい2時間。

 帰宅。案の定、いつのまにか記憶なし(泣)。研究室HP記事は6月17日教師力アップセミナー(佐々木昭弘先生)シリーズ第5弾。柴山君、芝田君、久保君が発信。それぞれの視点でよくまとめている。

2023年6月24日仕事日記

 愛犬散歩。新作パン(美味)と珈琲で朝食。6月29日訪問の豊川市立牛久保小学校での講演プレゼン作成。続いて、7月7日の海部地区小中学校女性役職者会キャリアアップ研修会でのプレゼン作成。いずれもできたので送信。

 10時ごろに家を出て、大学へ向かう。土曜日だが、20日にふれあい体験で1年生の授業が実施できず、本日が代替日のため。大学へ着いて、教務課で部屋の鍵確保。

 13時10分から2コマ。第10回教師論。今回は音楽と体育の授業動画から学び、「はじめに子どもありき」という授業設計が優れている点を話し合う。特に筑波附属小の平野次郎先生の音楽に感動する学生多し。
 
 授業後、大学を出て、父親の病院と味岡図書館に寄って帰宅。愛車で聞く音楽保存。

 7月6日に瑞穂市教育委員会から依頼を受けている研究主任会での指導助言の資料作り開始。ほぼできたところで、気力低下。

 9期生ゼミでの石上さん、久保君の授業動画を整理してドライブにアップ。研究室HP記事は、6月17日教師力アップセミナー(佐々木昭弘先生)シリーズ第4弾。8期生寺尾さん、9期生長谷川さん、安田さんが発信。特に教育実習前に佐々木先生の話が聞けた長谷川さんや安田さんは、実習授業で大いに役立つはず。

6月17日 第2回教師力アップセミナー(佐々木昭弘先生)での学び(寺尾・長谷川・安田)

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【寺尾】
 こんにちは、8期生の寺尾です!!今回は、6月17日に行われた第2回教師力アップセミナーで、理科の授業名人の佐々木昭弘先生から学んだことを書いていきます。

 佐々木先生から学んだことは、理科の授業だけでなく他の教科でも生かすことの出来ることです。そのひとつの例として、「導入」が挙げられます。私は教育実習中に、「前の時間はどんなことをした?」と聞いていましたが、それをしていると時間内にやりたいことが終わらなかったり、本当に考えさせたいことに取る時間が無くなったりしてしまいます。また、なぜ𓏸𓏸さんはそう考えたと思うかを自分が考えることで、他者視点で物事を考えられるようになります。そのため、「導入」では、無駄な発問はせず、他者視点に立たせる発問をすることが大切だということを学びました。

 また、実験の予想をする時に、それぞれの選択肢の中でも、「絶対そうだと思う」、「多分そうだと思う」、「ひょっとしたらそうだと思う」の3段階に分けて子どもに聞くことで、より自分の考えに近いものを選ぶことができたり、意思表示がしやすくなったりすると思いました。特に、「ひょっとしたらそうだと思う」と考える子どもに何がそうさせているのかを聞くことで、多面的にとらえた考えを引き出すことができたり、意図的指名をすることができたりするため、ぜひ取り入れたいと思いました。

 今回のセミナーでは来年からすぐ実践できる授業技術を学ぶことが出来たため、来月にひかえる教員採用試験に絶対に受かろうという気持ちがいっそう強くなりました。次回の教師力アップセミナーでもたくさんのことを吸収して自分のスキルアップに繋げていきます!!!(寺尾)


【長谷川】
 こんにちは!9期生の長谷川理桜です!今回は6月17日に行われた第二回教師力アップセミナーで、佐々木昭弘先生から学んだことについて何点か書いていきたいと思います。

 一点目は「限られた時間の中でどのように授業をしていくべきか。」です。
 授業をするうえで時間配分はとても大切なことです。多くの伝えたいことがある中でどのように授業を進めていけば良いのかという話は、とても興味深い内容でした。
 
 佐々木先生は「導入が長すぎることが授業の失敗に繋がる。」とおっしゃっていました。無駄な発問をし、導入を拡散させても子ども達の学びに繋がることは少ないです。他者視点に立って考えられるような発問や、学習済みの内容であればその旨を伝えたうえで発問をしていくと良いと学びました。

 二点目は食事の際にお話していただいた「叱り方」についてです。
 子どもを叱る際には、どうして自分が怒られているのか子どもが自分自身で考え、理解することが大切であると教えていただきました。
 
 また、叱るという行為に一貫性を保つことも大切です。そのために佐々木先生は子どもたちに「め・け・さ・じ」という言葉を伝えているそうです。めは、迷惑をかけない。けは、怪我をさせない。さは、差別をしない。じは、時間を守る。子どもが何かした際には、自分の行為は「めけさじ」のどれに当てはまっているのかを考えることで、どうして自分自身が怒られているのかを理解しやすくなります。このような方法を聞くのはとても新鮮で実践していきたいと考えました。

 その他にも沢山のことを学ばさせて頂きました。これからの模擬授業や実習でぜひ活用させて頂きたいと思います。素敵な講演に参加させていただきありがとうございました!(長谷川)


【安田】
 みなさんこんにちは、9期生の安田です。6月17日に行われた「第2回教師力アップセミナー」に参加させていただきました。

 今回は、筑波大学附属小学校の佐々木昭弘先生に「理科の授業の基礎・基本」というテーマでご講演いただきました。実際に現場で働く先生の「疑問」とその答えを知ることができたことは、教員を目指す上で大きな糧となりました。

 理科の授業を受ける子どもたちは、3つのグループに分けられると思います。理科が楽しくて意欲的に取り組む子たち、成績のために真面目に取り組む子たち、仕方なく授業を受けている子たち。全員が1つ目のグループに入ることができるようにするために、佐々木先生は「教員のスキルが必要不可欠」と仰っていたのではないでしょうか。

 質疑応答の中でとても印象的だったことは、導入についてのお話です。導入で大切なことは、余計な発問をしないということだそうです。私は、発言が苦手な子が答えやすい場面を作ってあげることができる時間だと思っていましたが、そうではなかったようです。特に理科の授業では、ここで時間を使ってしまうと後半が詰まってしまうため、授業を構成する時に注意が必要です。
 
 もう1つ、準備についてのお話が印象的でした。平面の映像で理解するよりも、先生の実演を立体で認識した方が子どもたちは理解できるそうです。教卓に集まっても、後ろの方の子や授業へのモチベーションが低い子は、学びが浅いのかなと思っていましたが、反対にその他の子にとっては大きな学びとなっているようです。
 
 お話を聞いて、今まで、私が良いと思っていた授業は、理科が苦手な子ばかりにフォーカスしていたということに気付かされました。また、模擬授業を通して、得意な子たちを伸ばせば、主体的な学習や発言が増え、苦手な子も自然と輪に入って一緒に考えられるようになるのだなあと感じました。

 ゼミで模擬授業をやっていると、こうやって様々な先生方のお話が活きてくることを強く実感します。まだまだひよっこな私たちですが、1つずつ学んだことを吸収して、力をつけていきたいです。今回、ご講演いただいた佐々木先生、玉置先生、そして運営の皆さん、ありがとうございました。次回の教師力アップセミナーも楽しみです。(安田)

2023年6月23日仕事日記

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 朝の定番仕事をして、しばし休憩。9時6分地元駅乗車、犬山、鵜沼、岐阜からしらさぎ号で金沢駅へ。12時48分着。吉野家で昼食は牛丼。タクシーで、13時40分ごろ金沢市教育プラザ富樫着。機器の準備。チャットの稼働確認。

 14時から10分間の休憩をいれて16時30分まで、「学校組織マネジメント 若手教員から頼られるミドルリーダー力をつける」と題して、講演ならびにWS。

 受講者は端末持参のため、途中でチャットに入力して情報交流をしたり、グループごとにJamboardを使って考えをまとめ、ワールドカフェ形式で学び合ったりの展開。

 一度にこれだけ活用した研修は久しぶり。困難さを感じている受講者はなし。僕もスイッチャーを使って画面を切り替えながらの講演とWS。この地域での情報端末活用が当たり前になっていることを実感できた研修。

 嬉しかったのは、ある受講者からの情報提供。
 「先生は5月に11年目研修の講師をされましたか?研修を受けてきた本校の教員が『とっても元気が出る講演を聞いてきました!』と言っていました。おそらく先生のお話を聞いたのだろうと思いまして」
 こうして受講後、校内で話題にしてもらえたなんて感激。

 終了後、すぐにタクシーで金沢駅へ。いつもの(笑)美味しい寿司屋さんで早めの夕食。帰路は、17時48分発のしらさぎ号で米原まで。新幹線で名古屋、大曾根、地元駅へ着。21時45分ごろ着。車中である書籍読破。う〜む?という内容。

 研究室HP記事は、6月17日教師力アップセミナー(佐々木昭弘先生)での学び記事シリーズ第3弾。古川君、澤本君、古賀君が発信。昼食時に佐々木先生から伝授されたことも記録あり。
 

6月17日第2回教師力アップセミナー(佐々木昭弘先生)での学び(古川・澤本・古賀)

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 こんにちは、9期生の古川です。今回は6月17日に行われた第2回教師力アップセミナーに参加しました!理科授業の基礎・基本と「主体的・対話的で深い学び」の視点に立った授業改善について、教科書をベースに筑波大附属小校長である佐々木先生からお話をしていただきました。

 今回の講演を聞き、印象的であったポイントは3つあります。

・準備・片付けをする方法
 佐々木先生は実験などで行われる準備・片付けの手伝いをしないと話されていました。画面などで手順を説明すると定着しない為、教卓で説明をし理科室にある物を自分で探させるという内容でした。その結果、五月雨式に実験が始まりズレが生じることで他のチームと比べる時間となり繰り返し行うことができると話されていました。

・話し合いの工夫
 予想を拡散させすぎないことが重要であると話されていました。ある程度比較できる形にして、「どうしてこの人はこの様に考えたのか?」自分が考えることで他者視点に立つことができると話されていました。無駄な発問をしないことが導入のポイントといえます。

・子どもの問いが変遷する理科授業作り
 「事実を問う・方法を問う・理由を問う」この3つが大切であり、どの問いから入って、どの問いを通って、どの問いから出るのか?が授業をしていく上で核となることを学びました。対話の中から既習事項に繋げる授業技術を感じいかにして子どもたちにスムーズに問いを変遷させるのかがポイントであるといえます。

 「理科」という科目は専任化が進み自分が教員になった際やる機会は少なくなっている可能性は高いですが、理科授業のスペシャリストである佐々木先生のお話は他の教科でも沢山使えるポイントが多くいい学びになりました!教師力アップセミナーでの学びはいつも為になりすぐに実践できるものばかりです。教育実習に行く時は今回学んだ教育技術を活かしたいと思います!(古川)


 こんにちは!8期生の澤本です。6月17日に行われた第二回教師力アップセミナーについての記事を書かせていただきます。

 今回は筑波大学付属小学校の佐々木昭弘先生にお越しいただき、理科授業の基礎基本と「主体的・対話的で深い学び」の視点に立った授業改善についての講話でした。

 私が特に心に残ったことは、「ノート指導」のポイントと観察の視点をどう引き出したらいい?について書いていきます。「ノート指導」のポイントでは、毎日日付に加えて、その日の気温と月の満ち欠けを板書することを学びました。これを毎日行うことで気温の変化と月の満ち欠けについて自然と学ぶことができ、自分から気温や月に目を向ける機会が増えると感じました。子どもの興味を引き出すためにはちょっとしたしかけが大切だと思いました。観察の視点では授業開きでまずチューリップを書きます。それぞれ自分のイメージの中にあるチューリップを書いた後に、絵を比較しながら確認していきます。花びらの形や茎の位置、葉脈などに注目しながら見ていくことで「本当だ!」と自分の絵との違いに気づくことができ、観察の視点が生まれていきます。何気ない日常のなかにあることにも見るようになり、子どもが楽しく観察ができると思いました。

 また、昼休憩の時間に怒るポイント4つを教えていただき、その4つにあてはまらなければ怒らないことを学びました。子どもと共通の認識をもつことで指導の一貫性が生まれ、子どもが納得することができる。「どのことで叱られてるの?」と子どもに考えさせることで自分で何が悪かったかを考えることができることを知りました。

 佐々木先生、今回は素敵な講演ありがとうございました。今回学んだことを教師となってから実践していきたいと思います。(澤本)


 こんにちは!9期生の古賀です。先日行われた第二回教師力アップセミナーに参加した学びを書いていきます。

 今回は、佐々木昭弘先生から「理科授業の基礎・基本、主体的対話的で深い学びの視点に立った授業改善」というテーマで講演いただきました。中でも印象に残ったのが、実験の時の道具の説明・安全指導は、前の教卓に集めて実演することです。ICTやビデオでの説明では定着率が低いことを学び、改めてICTをただ用いるだけでは意味が無いことを感じました。また、いたずらに導入を拡散させないように、ムダな発問をしない、予想の場面でサンプルを示すことなど理科に限らず、他の教科にも使える授業技術を学ばせていただきました。

 模擬授業の部では、参加者の方々に混ぜてもらいロウソクの火が消える長さの実験に参加しました。参加者の皆さんと子どものように楽しみながら活動させていただきました。ここでも授業技術を多く見ることができたので、9期生の前期ゼミの活動である模擬授業で取り入れていきたいです。

 最後に、講演いただいた佐々木先生、セミナーの運営の皆さん、ありがとうございました!(古賀)

2023年6月22日仕事日記

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 雨の朝。20日の8期生ゼミで授業を行った石上さん、久保君にコメント発信。

 7時40分に地元駅乗車。平安通、金山、豊橋と乗り継いで三河田原駅へ。10時20分着。迎えの車で、田原市立伊良湖岬小学校へ11時少し前に到着。車の中で、教頭と楽しく情報交流。

 校長と懇談。新年度や研究の状況について聞く。発表会に向けての打ち合わせもする。

 4限は、4年算数、5年国語、6年体育の授業観察。1学年1学級なので、15分ほどずつ見て、例によって動画撮影。どの学級も研究テーマに迫るための各教師の意図的な取組があり。

 今週は地元産を味わう給食週間とのことで、メロン付き給食を楽しむ。休憩時間には二種類のメロンも味わう。

 研究主任、副主任らから、あらためて研究概要を聞き、若干の助言。方向性については自信を持って良いと伝える。

 5限は、特別支援学級総合的な学習の時間、1年生活、2年算数、3年国語の授業観察。広げる、深める場面でのとても良い子どもの発言をいくつか聞くことができた。全学年で研究が進んでいること、情報端末活用も日常的になっていることを目の当たりにすることができたのも嬉しい。

 20分間で必死に動画整理。14時55分から16時15分まで僕の講演。前半は、研究全体構想図をもとに、学習指導要領が求めている授業との一致点を明確にしたり、5つの手立ての妥当性と手立てをより有効にするための留意点を伝えたり、深めたり広げたりする展開には「心理的安全性が高い」ことが重要であることを動画も用いたりしながら説明。後半は授業動画をもとに全学級の授業についてコメント。秋に向けての努力点を提示。

 研究主任に駅まで送っていただく。車中の話題はもちろん研究のこと。今日の子どもたちの活躍ぶりを伝えながらの実に楽しい時間。

 17時2分三河田原駅乗車。豊橋駅でしばし休憩。18時2分豊橋駅乗車、犬山で乗り換えて地元駅へ。19時45分ごろ帰宅。

 研究室HP記事は、6月17日の教師力アップセミナー(佐々木昭弘先生)の記録。新谷さん、伊藤君、石上さんが発信。それぞれの視点が異なるのがいい。
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6月17日教師力アップセミナー(佐々木昭弘先生)での学び(新谷、伊藤、石上)

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 こんにちは、8期生の新谷です。今日は教師力アップセミナーでした。

 今回のセミナーでは、講師の佐々木昭弘先生が理科の授業の基礎基本と、主体的対話的で深い学びの視点に立った授業改善についてのお話をしてくださりました。理科の授業は私自身実習で行ったのですが、実験器具についての扱いや、理科での子どもの主体性に繋がる導入など、難しくて考えきれませんでした。しかし、今回のお話でもう1回理科の授業をやってみたいと思いました。今回は、主に3点の学びについて書かせていただきます。

 1点目は、教師が視点を持つことです。実験において、子どもに好きなように対話させて良いと言っておられましたが、話させるに当たって、教師が、子ども同士の対話の中で、どんな話が大切かということを視点を持っていると、子どもの話が自然と聞こえてくるということを学びました。

 確かに、自分が意図した話をしていたら子どもが賑わいながら話していても聞こえてくると思ったので、教材研究の段階で、自分が学びに向けたい視点というのを確かに持っていることが大切だと思いました。子どもを意図的指名できたり、子どもの発言で大切な所を聞き逃さなくなるということも学びました。また、このことを「選択的注意」と言うことも学びました。

 2点目は、板書の工夫についてです。佐々木先生は理科の板書の中で、最初に日付と天気と気温と月の満ち欠けを書いていました。なぜ書いているんだろうと思ったのですが、これを毎回の授業で書いていくと、自然と気温と季節の関係も分かり、天気図や月の満ち欠けの動きも覚えられるという理由でした。中学校に入ってからも月や天気の学習に対して抵抗無く入ることができ、とても良いなと思いました。例えば国語だったら、6月を神無月と別名で書いたりするのにも応用できて、子どもの教養を自然と増やすことができる取り組みで、私も実践したいと思いました。

 また、子どもにマグネットシールを貼らせる項目として、「絶対」「たぶん」「ひょっとしたら」という項目を提示するとよいという話がありました。この項目を作ることで、「絶対」という子どもなら、自信があるということだよね?と聞くことが出来たり、「ひょっとしたら」という子どもには、何が不安なのかを聞くことができたり、子どもが問いに対してどんな思いをもっていたりするのかを視覚化できて、とてもいいなと思いました。

 3点目は理科の実験での準備片付けについてです。理科の実験で、教師が手伝わないということに驚きました。私だったら不安で何でもかんでも手を出してしまいそうです。しかし、そうではなく、使うものは探させ、実験道具を集めたら先生に見せてねとすることで、グループがさみだれ式に実験を始めることができ、教師が少しずつ分けて確実に確認ができることを学びました。また、実験の時間をずらすことで、先にできた人が黒板に書き、その黒板を見た、まだやっているグループの子どもが、黒板を見て、私たちの実験結果と違うと認識して、もう1回やろうと言う妥当性を持つ気持ちにも繋がることがわかりました。

 今回のセミナーでは、理科の細かい授業技術について多くの学びを得ることが出来ました。特に今日書かせていただいた3点については教師になってからまず意識してやっていきたいと思いました。今回もセミナーに参加させて頂き、ありがとうございました!(新谷)


 こんにちは!8期生の伊藤です。今回のセミナーでは、佐々木先生による「理科授業の基礎・基本」のお話を聞かせていただきました。

 講演の初めには、メニューが手元にありました。それは、佐々木先生の『これだけは身につけたい指導の技45』という書籍を参考にして作られているものでした。そのメニューは、授業準備、授業全般、アイテム活用・環境整備、困った場面の対応、授業研究とういように、項目ごとに分かれていました。私自身、理科の授業をしたことがないため、正直なところ全部のメニューについてお話を聞きたかったです(笑)しかし時間が限られている中で、とてもためになるお話を聞くことができましたので、その学びをこれから書いていきます。

 私が1番「なるほど」と思ったことは、授業の展開の仕方です。お話の中に、自分のノートにチューリップの絵を書いてみようという作業がありました。私は、なんでチューリップの絵を書くのだろうと疑問でした。しかし、このチューリップの絵を書き、みんなが書いた絵と比較することで、本当のチューリップはどんな花なのだろうと、興味がだんだん湧いてきました。チューリップは実際には、葉が3.4枚あり、葉は互い違いに咲いている事実を知りました。この事実を知り、「早く本物のチューリップをこの目で確かめたい!」という気持ちになりました。このように、チューリップの絵を書き、比較することは、今まで見えていなかったことが見られるため、子どもの興味や関心を高めます。私は、子どもの興味や関心を高める授業の展開の仕方として、すごくいいものだと思いました。

 佐々木先生、本日はとても貴重なお話をありがとうございました。佐々木先生のお話を受け、「早く理科の授業をしてみたい!」という気持ちになりました。そのときには、佐々木先生の授業の展開の仕方を参考にさせていただきます。また、私だけではなく、ゼミ生一同にとっても素敵な講演になりました。遠いところからお越しくださり、ありがとうございました。(伊藤)


 こんにちは。9期生の石上です。今回の教師力アップセミナーでは、佐々木先生をお招きし、理科授業の基礎・基本を教えていただきました。その中でも特に印象に残った2点について記事にしていきたいと思います。

・限られた時間で授業するために
 私は、導入で発問をしない!ということがとても印象的でした。いたずらに導入を拡散させないことによって、本当に考えさせたい所に時間を割くことができるのです。また、1から子どもたちに考えさせるのではなく、比較しやすい例を先に示し、結果を予想させ、別の予想をした友達の視点でどうしてそう考えたのかを考えさせることで、時間短縮になるだけでなく、様々な視点から事象を捉える力も養うことができるため、深い学びになると感じました。

・実験結果の予想
 セミナーではロウソクを使って燃え方を観察するという実験をしました。その中でも、長いろうそくと短いロウソクのどちらが先に消えるかという問いに対して子どもたちが実験結果を予想する場面が印象的でした。私が今まで受けてきた授業では、今回で例えると、長い方が先に消える・短い方が先に消える・両方同じタイミングで消えるの3択の中から予想するという方法がほとんどでした。しかし、佐々木先生は「絶対」「多分」「ひょっとして」を加えて、選択肢を9択にしていました。これは、自信家や多面的に考えているなど子どもたちの実態を把握する時にとても有効だと学びました。また、選択肢によって指名の順番を決めたり、不安に思う要素はどこか問うことが出来るので、考えをより深めることができると感じました。

 このセミナーを受けて、理科の授業だけにとどまらず、全ての教科で使える授業の技術を学ぶことができました。佐々木先生、運営の皆さん、この度は貴重な学びの機会をいただき、本当にありがとうございました!(石上)

2023年6月21日仕事日記

 愛犬散歩後、大学へ向かう。研究室でパンと珈琲で朝食。実習部会での提案資料読み込み。気づいたことを実習課へ。ここのところのいくつかの問題を聞く。これまでにないことが発生している(泣)。

 9時から看護学部「生徒指導論」。今回は「いじめ」と「いじめ発生の様相」について、資料をもとに話し合う。小中高時代を思い出しながらのデータ背景読みの鋭さに感心。僕も学ぶ。

 10時40分から8期生ゼミ。昨日の続き。面接に関わっての重要点は伝え切った!という気持ち。

 12時30分からオンライン教職専修会議。13時20分からeducomオンライン会議。かなりのスピードで動かなければいけない状況。精一杯支援したい。

 14時から教授会。いつものように実習委員長として報告。審査教授会はあっという間に終了。

 16時30分から第3回クリスタルプラン委員会。「教育DX探究活動」と「子ども理解活動」が話題。今後、自分が提案していくことも踏まえて細部について相談。

 研究室に戻り、オンライン「はじめに子どもありき勉強会」に遅れて参加。実践報告をもとに生活科が求めていることの論議中。学習指導要領を見直していたときに指名ありで発言。貴重な学びあり。遅れても参加してよかった!

 小論文添削。この添削が時間がかかる(泣)。ようやく完了したので大学を出る。

 まずは返信が遅れているメールへの対応。25日の「愛知教師塾」のプレゼン作成。参加者の立場が様々で、話題も若い人から管理職まで多彩となる。完成して指定ドライブに保存。

2023年6月20日仕事日記

 愛犬散歩して大学へ向かう。元に戻ったといえばそうなのだけど、高速集中工事終了で快適通勤。8時前に研究室着。

 今日締め切りの原稿書き。いつものように追い込まれての必死。

 9時30分から授業と学び研究所オンライン会議。ちさちゃんの小説活用の件、8月末の二日間の研究所会議の内容(オープンの賛否)、端末に入力後の授業展開についてなど、今日も充実の協議。

 13時10分から8期生ゼミ。今日は場面指導をもとにした話し合い。濃い時間。

 15時30分、安城市教務研究会代表者と担当校長来研。夏の講演についての依頼を受けて、多岐にわたって懇談。

 16時30分から9期生ゼミ。今日は石上さんと久保君が授業提案。これまでのゼミの積み上げがあっての授業。だからこそ教材研究論へ話がいく。

 研究室で原稿書き。ほぼできたところで大学を出る。帰宅。再度原稿を見直し、編集へ送信。

2023年6月19日仕事日記

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 愛犬散歩後、すぐに家を出る。一昨日で名神集中工事が終了しているので、今日は快適に走れるはず。なんと40分間で大学に着く。

 9時から第10回「教育課程論」。今日は前回に続いて「令和の日本型学校教育」の中からGIGAスクール構想の実現にテーマを絞り、構想の概要や進んでいる学校でのICT活用の動画を見ながら、その本質を論議。

 研究室で片付け物をして、名古屋市立藤が丘小学校へ向かう。学校付近に来て1時間ほどの余裕があるので昼食をとる。

 13時に学校着。educomから2名の合流。校長や教務主任と懇談。今回の私の役目を確認。

 13時30分から5年生音楽授業参観。情報端末も積極的に活用されていて、それぞれの気づきを共有化してグループでまとめる、それを受けて合唱に生かすという流れ。

 先生の話し方がとても上手く、指示も明確で、子どもたちも集中して聞き、すぐに活動ができている。合唱を高めるためのポイントが十分に話し合われていて、それをどう共有化するかは時間との勝負。僕は助言を考えながら動画撮影。

 研究協議が始まるまでの時間で動画整理。とはいえ機器のセッティングで手間取り、ほとんど作業ができず僕が話す時刻となる。

 15時10分から15時40分まで、研究主題や今年度の努力点の具現化に向けての講演。後半は授業動画を使っての価値づけ。

 校長室に戻ると、7名ほどの先生方が質問のために来室。それぞれ課題とされておられることに、思い浮かぶアドバイス。どれほどアドバイスが有効かわからないが、これまでの知見を総動員して対応したつもり。

 終了後、EDUCOMのお二人を誘って、ファミレスで振り返りタイム。ついEDUCOMの創業時の話などをしてしまう(笑)。仕事上の困難点などを聞き、大いに参考となる。

 名古屋ICから高速道路を使って帰宅。明日、締め切りの原稿書き。大枠が決まったところで集中力が切れてしまう。

 研究室HP記事は、6月17日第2回教師力アップセミナー(佐々木昭弘先生)での学びを8期生前野さん、9期生由原さんが発信。そうそうそこがポイントだよねと思うところがまとめてある。

6月17日第2回教師力アップセミナー(佐々木昭弘先生)での学び(前野・由原)

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 こんにちは!8期生の前野です。6月17日に第2回教師力アップセミナーに参加させていただきました。今回は佐々木昭弘先生から理科授業の基礎・基本と主体的・対話的で深い学びについて学びました。

 前半では授業全般に関することや理科特有の実験について、教科書の活用、ノート指導について学びました。

 特に印象に残っているのが、限られた時間で授業をするにあたって「発問は本当に子どもに考えさせたいことのみに絞る」というお話です。授業の導入で前回の授業内容の復習として「前回はどんなことを学びましたか?」等と発問して子どもに考えてもらうと、どうしても時間がかかってしまいます。授業時間が限られる中で、子どもに何を考えてもらいたいかを予め吟味しておき、重要な部分では時間をかけて子どもが考えられるようにしていきたいと思います。

 また導入の工夫として、実験の予想を立てる時、いくつかのパターンを提示して各パターンについてどうしてこう考えたのかを言語化していく方法を学びました。先にいくつか予想が出ているので時間短縮になりますし、「どうしてこう考えたのか」を考えることで他者に視点を移して捉えることができます。予想した内容の理由に迫ることでより深く学んでいくことができ、子どもが実験に取り組む際の意欲の向上にも繋がるのではないかと感じました。

 後半では動画や模擬授業から主体的・対話的で深い学びについて学びました。子どもの「問い」が変遷する授業として、事実、方法、理由について問いを立てその3つを回しながら授業を行うことが主体的・対話的で深い学びに繋がると学びました。この「問い」が変遷する授業は理科に限らず、どの教科でも子どもが学びへの意欲を高め、より深く学んでいくために授業づくりをする上で大切な視点だなと感じました。私も教師になったら、今日学んだ視点を活かして子どもが「どうなるだろう?」「どうしてだろう?」「どうやってやるんだろう?」とワクワクしながら学べるような授業を作りたいと思います!

 今回ご講演いただいた佐々木先生、ありがとうございました。次回の教師力アップセミナーでもたくさんのことを学んで教師としての引き出しを増やしていきたいと思います!(前野)


 こんにちは!9期生の由原希音です。今日は、6月17日に行われた第2回教師力アップセミナーでの学びを記事にしていきたいと思います!

 佐々木昭弘先生のお話で特に印象に残ったことは2点あります。

 まず、1点目は導入の時間を短くするということです。導入の時間に「〇〇って知ってる?」などと発問をしてしまうと、話が脱線し、時間内に授業が終わらないということが起こってしまいます。だから、無駄な発問はせず、必要なときだけ発問するということを心がけることが大切です。また、予想を拡散させてしまうと、空想、想像がでてきて科学的な思考に繋がりません。だから、比較しやすい資料を掲示して、予想を拡散させないことも導入を長引かせないコツだと学びました。

 2点目は、問いの変遷を意識するということです。問いは、事実「どうなる」、方法「どうする」、理由「どうして」という知識・技術・思考判断表現を問う3つに分類されるということを知りました。実験の結果を通して、子どもからうまれる問いが変遷していくような授業を目指すことが大切だと学びました。そのために教師は、結果を実生活の内容に結びつけたり、今何を問うための発問をしているかということを意識することが必要だと感じました。また、子どもの素朴な疑問を大切にして、それを発問へ繋げていきたいと思いました。

 理科の模擬授業はしっかりとやったことはないですが、佐々木先生のセミナーで、評価の仕方やノート指導など、理科の授業に限らず、他教科ですぐに使えるテクニックをたくさん学びました。これから始まる実習で実際に活用していきたいと思います!(由原)
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教育資料

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卒業論文