5月30日8期生ゼミでの学び【面接対策】(柴山)

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 こんにちは!久々のゼミ参加でエネルギーを充電した柴山です。今回のゼミは、面接の問答集からの質問に答えていき、玉置先生にご指導いただきました。

〇(あなたが関心のある教育問題は何か)
→「あなたの考える不登校の理由について。」
 不登校については、教師が行う「居場所づくり」、子ども同士が行う「絆づくり」と絡めて答えると話しやすいことを学びました。子どもがいやすい場をつくるために、どうサポートしていくかを上手く伝えていけるようにします。

〇教師はブラックだといわれているが、どう思うか。
 教師の「やりがい」について追質された際、この部分にやりがいを感じたということを、具体的に答えられるようにしておく必要があることを学びました。本当にやりがいを感じていることを伝えることができるようにしていきます。

〇学校のここを変えるべきだと思うことは何か
 政治家の改革レベルではなく、ささいなことを回答すればよいことを学びました。「子どもがゆったりと食事をするために、給食の時間を1時間にしたい。」のように、子どもの実生活を見て、素朴に感じたことから答えていきたいです。

〇コミュニケーションが苦手な子とはどう接していくか
 コミュニケーションは話すだけではなく、書くことやジェスチャーなどもあることを意識する必要があることを学びました。無理に話させるのではなく、子どもが表現したことを教師が拾うことでコミュニケーションを広げていくことを伝えたいです。

〇先輩や周りの人と教師について話すことはあるか
 この質問では、本当に日ごろから教育に関心を持っているかどうかを問われていることを学びました。日頃、興味を持っていることをすぐに話せるようにする必要があることを学びました。

●特別支援教育を大学で学んだのに、なぜ小学校教員志望なのか
 本当に小学校でよいかを確かめるための質問であることを指導していただきました。特別支援教育で学んだことを、どのように小学校での教育に生かしていくかを答えることが大切であることを教えていただきました。

●これは読ませたいという小説はあるか(中学国語)
●古典が嫌いな子にはどのように国語を伝えていくか。(中学国語)
 教材を、授業でどう追究していくか。どのように内容を扱っていくかを答える必要があることを教えていただきました。国語科的な視点から、読ませたい本で何を学べるようにしたいのかを考えていく必要があることを学びました。

一次試験まで残り51日。悔いが無いよう、頑張ります。(柴山)

2023年6月6日仕事日記

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 広島のホテルの朝。朝食バイキング。部屋に戻り、「教育課程論」の振り返りチェック。学級レク本原稿に赤入れ。そして修正依頼。

 9時に恵那市役所から電話。今年度もあるPJに関わりを持たせていただくことに。9時30分からzoomでEDUCOM下村さんと相談。学校現場のことを踏まえて提言。どこにいても、こうして仕事ができる時代!

 6月15日オンラインで行う「熊本市学校・園組織マネジメント〜ミドルリーダーとして〜」のプレゼンづくり。ほぼ完成。 

 11時30分ごろチェックアウト。タクシーで平和記念資料館へ向かう。修学旅行生徒や外国の方々でいっぱい。久しぶりに見る原爆投下後の広島の惨状。目を覆いたくなる写真多し。皆さん、展示品を凝視。

 国際会議場内のレストランで食事兼休憩。国際会議場の玄関には、僕の名前が入った看板あり。気持ちが昂る(笑)。13時50分ごろ指定された地下1階に行き、控室に案内していただく。

 15時40分から16時まで「令和の日本型学校教育を踏まえたこれからの学校づくり」と題して、広島県公立小中学校教頭会の皆さんに講演。700名弱おられるとのこと。

 教頭職であったことを思い出しながら、このように教職員に伝えるとよいですよ、という方針で、令和の日本型学校教育を丁寧に説明。時々、話し合ってもらったり、動画を見てもらったりの80分間。

 講演後、舞台袖に戻ったら「最高でした!」とコメントをいただく。講演直後に、拙著をネット注文された方もあったようで、こんな嬉しいことはない。

 タクシーで広島駅へ向かう。お土産を購入して、コーヒーを飲みながら休憩。

 17時12分新幹線乗車。19時48分岐阜羽島駅着。車で自宅へ。一旦、横になる。メールチェックをすると即答が必要なものがいくつかあって、その対応。深夜2時ごろまで。

 研究室HP記事は、5月30日に9期生ゼミで行った僕の模擬授業からの学び。9期生10人分掲載。とても濃い記事。
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5月30日9期生ゼミでの学び(9期生一同)

 こんにちは、9期生代表の古賀です。今回は玉置先生が「17番目の秘密」で模擬授業をして下さったのでその学びを9期生全員の学びを記事に記していきたいと思います。

 今回、玉置先生の授業を受けて、生徒の言葉を拾う力と褒めることの重要性を学びました。授業中、先生がよく仰っていた「褒める事」は生徒のやる気を促進し教室全体の空気も良くするため、最初は意識しながらでも沢山褒める授業をしていきたいと感じました。また、生徒の言葉を拾う力は子供たちの何気ない発言や行動を机間指導や授業態度から拾い上手く使っている印象を受けました。この力は場数の差からすぐには出来ないと思いますが少しずつゼミを通して力づけていきたいです。(古川)

 今日のゼミでは、「17番目の秘密」を使って、考える過程を大切にし、いかに子どもたちに思考させるか、授業の工夫やポイントなどを学びました。中でも思考の追体験というのが印象的で、誰かの意見に対して、子どもたちが納得した素振りを見せた時は、そのままにせず隣同士で改めて自分の言葉で説明させるというものです。この思考の追体験によって、自分の中で曖昧な考えを整理したりまとめたりすることができ、確かな理解に繋がるということを学びました。私もペア活動などで子どもたちに自分の言葉で説明させる機会をつくり、より理解が深まる授業作りをしたいと感じました。(石上)

 今日のゼミでは、玉置先生が「17番目の秘密」というタイトルで、算数の模擬授業をしてくださりました。子どもの考える過程を大切にする授業で、玉置先生のテクニックが詰まった、楽しい授業でした。どんな子どもの意見も受け止め価値付けすること、求めていた答えが出なかった時は他の数人にも聞いてみること、思考の追体験、授業中の学級経営につながる一言、つぶやき板書など、どんな教科にも生かせられる学びが沢山あり、とても勉強になりました。次回のゼミからはまた模擬授業が始まるので、前回の自分よりもレベルアップした姿で教壇に立てるように、授業準備を頑張りたいと思います!!(荒木)

 こんにちは!9期生の長谷川です!今回のゼミでは、玉置先生の算数の授業を見させていただきました。まず初めに感じたことは、「褒めることの大切さ」です。授業が始まってから5分経たないうちに、先生は何度も子どもの発言やつぶやきまでを受け止め価値付けしていました。褒められて悪い気のする子どもなどいないと思います。玉置先生からの褒め言葉が授業のやる気に直接繋がるのだと子ども役を通じて実感しました。
 また、間の開け方や呟き板書など授業で役立つテクニックを1つの授業からいくつも学ばさせていただきました。貴重な機会をありがとうございます。来週からは自分たちが模擬授業をする番です。前より成長した姿を見せることができるよう頑張ります。(長谷川)

 こんにちは、9期生の安田です。今回の第7回ゼミでは、玉置先生の授業から学びを深めるものでした。「17番目の秘密」という授業で、小学生役のはずなのに大学生の私がとてもワクワクする時間でした。この授業の中でとても大切だと思ったものは、教材研究と価値づけの2つです。教材研究は何を扱うかだけの検討ではありません。どのタイミングでどんな質問や声かけが効果的かまで考えることで、子どもたちの思考力を高めることができると感じました。子どもたちから引き出したことに対し、根拠を持って褒めることでそれが価値となります。言葉や感性を価値づけることは、他の授業にも、学級づくりにも繋がってくるのだと学びました。玉置先生、ありがとうございました!次回からの模擬授業でも、新しい学びが増えることがとても楽しみです。(安田)

 教師は最後のまとめで答えに辿り着かせようとしてしまうことが多いが、大切なのはそこにいくまでの考えだということを玉置先生の授業をうけて思いました。授業の流れも、この授業を終えた時に子どもたちからどんな言葉がでれば成功か、ということを考え、後の展開は子どもたちに任せていて、授業はあくまで子どもたちがつくる、という意識が大切なのだと学びました。その場で授業の展開をつくっていくのはとても難しいと思いますが、実習で今日の授業のコツを少しでも取り入れていきます!!(由原)

 「17番目の秘密」の授業を受けて、タイトル名からワクワクして導入に繋げられる題材は、子どもたちの関心を引きつけられてとても良いと思いました。私は算数、数学があまり得意ではなかったので、小中学生時代、あまり発言をしてきませんでした。しかし玉置先生の授業スタイルのように、どんな発言でも根拠を持って褒めてもらえたら、きっと算数が苦手な子どもたちも発言したくなるだろうなという印象を持ちました。次回模擬授業をする際には、前回以上に「褒める」ということを意識していきたいです。(小林)

 今日のゼミでは玉置先生の授業を受けました。そこには、子どもが惹きつけられるたくさんの工夫がありました。子どもに、何で?と思わせることは重要だと思います。つい何で?と思わされるような教材研究、発問の仕方がありました。
 また、私は前回の自分の模擬授業で、出た意見をそのままにしてしまうような事がありました。今回の模擬授業では、出た意見から思考の追体験であったり頷きや誰かの意見に対してのちょっとした素振りを見落とさず当てたりして意見の付け足しを求めたりするなどといった工夫が多く見られました。このような工夫は、子どもたちが授業でやってやる!正解してやる!と思う工夫に繋がっていくと思いました。自分ができる範囲のことは、今日学んだことを活かして実践してみたいと強く感じました。貴重な授業をありがとうございました。(久保)

 玉置先生の授業を受けてみて1番に思ったことは「めちゃくちゃ褒められた…」です。
 玉置先生は生徒役の発言のほとんどを褒めて価値付けしているほか、細かい行動や仕草にも反応して褒めていました。授業が開始してから2分も経たないうちに玉置先生は4回も褒めの言葉を使っていたことからも、褒める回数の多さが分かります。
 これまでのゼミで沢山褒めた方が良いことを教わりましたが、生徒の視点に立ってみて、改めてその大事さや褒められることの嬉しさを実感しました。ありがとうございました。(榊原)

 今回のゼミでは、玉置先生が小学校から中学校までどの学年でも使える題材で模擬授業をして下さりました。とても勉強になる細かな授業技術がたくさん詰まっていて、全員が参加できる手立てや子の思考を言語化させてあげることなど、多くの技術を学ぶことができました。なかでも、生徒の反応を大切にし、それを褒めたり次の発言に繋げるテクニックは、2回目の模擬授業で不自然になってしまったとしてもやってみたいと思いました。(古賀)

※ 写真と記事は関係がありません。あこがれの野口芳宏先生とのツーショットです(玉置)
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2023年6月5日仕事日記

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 今日は6時ちょっと過ぎに家を出て、一般道で大学へ向かう。1時間余の通勤時間。研究室でパンと珈琲で朝食。授業とゼミ準備。仕事日記書き。昨日の本学教育フォーラムの興奮まだあり。動画はここからご覧いただけます

 8時15分から山田先生、福地先生と「3年間まるっとおまかせ!中学校 学級レク大事典」の編集会議。各ゼミ生が書いた原稿を持ち寄って検討。次の方針を決める。会議後の四方山話で心癒される。

 9時から第8回「教育課程論」。今回は「対話的な学び」がテーマ。「対話」の定義から始まり、授業動画などをもとに真の対話について考える。かなり授業を見る視点が高まってきていること、学校運営の在り方への意識も生まれてきているように感じることができた。

 10時40分から8期生ゼミ。いつもの学びをした後、今回は学級担任として遭遇するだろうことを提示して話し合う時間とする。かなり教室風景や子どもの状況を多様に捉えられるようになってきている。

 12時過ぎに大学を出て、岐阜羽島駅へ向かう。12時35分に乗車して京都、東福寺で京阪の乗り換えて牧野駅へ。タクシーで講演会場の輝きプラザきららへ。14時50分ごろに到着。

 副教育長の岩谷誠先生と久しぶりの懇談。岩谷先生が校長であったときからのつながりで、校長職としてかなりの刺激と学びをいただけた方。僕が得た最新情報を伝えながら、過去のつながりを思い出す。貴重な時間。

 15時35分から16時55分まで、枚方市教育委員会から依頼を受け、学校マネジメントリーダー研修及び北河内地区教育長協議会研修の講演。「学校運営に参画するミドルリーダーの在り方」と題して、いつものように皆さんとやりとりしながら話す。前半に時間を費やしすぎてしまい、後半は急ぎ足になってしまったことは反省。他では聞けない授業づくりの視点などを生かしていただけることを願うばかり。

 終了後は、教育長や副教育長や課長さんらとしばし懇談。17時過ぎに会場を出て、バスで枚方市駅へ。そこから京阪で淀屋橋、新大阪、広島へ移動。久しぶりに駅弁を購入。時に食べる駅弁は美味い。車内で授業振り返りチェック。駅直結のグランピア広島ホテルへ、20時30分ごろチェックイン。いつのまにか記憶なし(笑)。

 研究室HP記事は、5月29日訪問の春日井市立藤山台中学校訪問記。新谷さんが発信。いかに授業でのICT活用が定着しているかがわかる内容。
 

5月29日藤山台中学校での学び(新谷)

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 こんにちは、八期生の新谷です。先日、春日井市立藤山台中学校での授業に参観させていただきました。今回はそこでの学びを書かせていただきます。

[先生の教えは0.1割]
 今回、社会の授業で、気候から人々の暮らしを考えるという授業を行っていました。その授業では、子どもが学習の主体であり、子どもの予想から、子どもが自分で調べる学習が行われていました。先生は子どもの予想を引き出したり、子どもがグループで調べているところに疑問を投げかけて子どもの学習をさらに深めたりしている姿が印象的でした。

 今回の授業で一番驚いたことは、先生は授業の一番最後に乾燥帯であるということしか教えていなかった事です。社会の授業はICTを使うことによって、こんなにも子ども主体となって授業ができるのかととても驚きました。子ども主体で学習を行うために、ICTは必須であり、ICTがあることで、子どもがやらされるのではなく、自分の予想に基づいて調べたいという思いで学習を進めることができることを学びました。私が中学生の時にもこのようにICTが普及していたら、自分の気になることを気軽に調べたりして、もっと社会の授業を楽しく学べたのかなと思いました。

[グループ学習について]
 今回、社会の授業でグループワークを行っていました。私はその中の1班について観察をしていました。その班は、四人のうち、二人は話しながら学習を進めていましたが、一人は黙々と調べて書いている子、もう一人は教科書をめくって読んではいましたが、ジャムボードに書いている姿はあまり見られませんでした。もう一人のゼミ生に様子を聞いたら、そこの班は一人が発した疑問をみんなで解決しようとしており、全員が関わって行っていたということで、班によって活動の様子は様々であることがわかりました。

 グループ活動は全員で話を進めながら疑問を解決したり、他の人の意見を聞いて、そこから生まれた疑問をさらに深めて追及し、学習を深めるための場であると思うので、グループで活動をしているときに、参加していない子を教師がどのように声掛けをして支援していくのか、玉置先生の講話でも言っていましたが、とても難しいと思いました。今回は、先生の授業だけでなく、子どもの個々の様子も観察することができました。

 藤山台中学校はICTを使って、子どもの主体的な学びを導く技術がとてもすごく、私が教員になったら、先生方のように、ICTを使って、子どもが自らの疑問を解決したい、気になるから調べたいと思ってもらえるような授業をしたいと思いました。今回も授業を参観させてくださり、ありがとうございました。(新谷)

2023年6月4日仕事日記

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 早朝から原稿書き。日本教育新聞に連載中の「提言」。新年度2か月ほど経ったことを意識した原稿にする。目途がついたので愛犬散歩。

 9時30分ごろ家を出て、一般道で大学へ向かう。日曜日もネット情報では高速道路渋滞ありとのこと。1時間ほどかかって大学へ。

 11時ごろから9号館の特設スタジオで、配信業者さんと打ち合わせ。カメラアングル、音声などをチェックして、会議室で進行メモづくり。

 12時45分ごろに文部科学省の武藤久慶さん来学。登壇者も揃ったので簡単な打ち合わせ。昼食を取りながら、シンポジウムのゴールだけは決める。あとは発言の流れに任せることに。進行役としては、このシンポジストならどうにでも進行できると思ってのこと。

 13時30分フォーラム開始。学長挨拶、武藤さん講演「あらためてなぜGIGAがたいせつなのか」。リズムある語り、圧倒される裏付け資料、視聴者をぐいぐいと引き込む展開。いつものように素晴らしい講演。

 シンポジウムは「GIGAを踏まえて幼小中高および大学教育はどうあるべきか」。最初の質問はあらかじめ伝えてあったが、あとはそれぞれの発言をつなぐように話題を振る。(ここをクリックして動画をご覧ください

 シンポジウム終了直後、武藤さんからこんなにつながって話し合ったシンポジウムは初めて!というお褒めの言葉をいただき、ほっとする。考えてみたら、本学教育フォーラム担当になって6回目の開催。皆さんの理解があって、毎回、進行役としては楽しい進歩ができているのがなりより嬉しい。

 登壇者らで振り返りをして解散。帰宅。大きな仕事が終わったので、家内と外食。帰宅して、週刊教育資料30回目の原稿書き。できたところで送信。

 研究室HP記事は、5月29日訪問の春日井市立藤山台中学校での学びを前野さんが発信。端末の日常遣いは当たり前の学校での学びは貴重。 

5月29日春日井市立藤山台中学校での学び(前野)

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 こんにちは!8期生の前野です。5月29日に春日井市立藤山台中学校を訪問させて頂きました。藤山台中学校を訪問するのは2回目でした。前回の訪問で生き生きと学びに向かっている子どもたちの姿を見て刺激を受けたので、今回もとても楽しみにしていました。

 今回見た授業は社会の授業で乾燥帯の地域について学ぶという内容でした。授業全体を通して子どもが活動している時間が大半を占め、先生が教えた単語としては「乾燥帯」の1つのみでした。まさに子ども主体の授業だ!と感動していました。授業は雨温図から人々がどのような生活を送っているか予想し、その予想を踏まえて子どもが教科書、インターネット等を駆使して乾燥帯に住む人々について学習を進めていました。

 最初に予想を立ててから実際に調べる活動に入っていたので、子どもたちの興味、やる気はとても高く、子ども一人ひとりが一生懸命学ぼうとしていました。子どもの「学びたい!」という思いを引き出すためには、自分なりの予想を立ててその答えを知りたいと思わせるような授業の仕掛けが重要だと感じました。このような意欲を引き出してこそ、子どもが主体の授業が作れると思うので、私もこんな風に子どもの意欲を引き出せる授業を作っていきたいなと思いました。

 また、「個」が学んでいたのかという視点でも学びがありました。話し合いやグループでの活動、または個人で学ぶとき、よく学べている子どもがいる中で上手く学びが進められていない子どもがいる場合があります。そんな子どもを見逃さず、その子どもに合った学び方で学べるよう支援するために教師は常に広い視野を持たなければなりません。中学校であれば教科担任制のため、複数のクラスで多様な子どもを見ていくことになります。そんな中で「個」の学びを充実させるには、子ども一人ひとりが何を学び、目標をどのくらい達成できたのかということをよく捉え、教師として次に生かすことが大切だと感じました。

 今回もたくさんの学びがあり、子どもたちが生き生きと明るく学んでいる姿にパワーをもらいました。貴重な学びの場を作ってくださった藤山台中学校の先生方、玉置先生、ありがとうございました!(前野)

2023年6月3日仕事日記

 青森日帰りの疲れを覚悟していたが、幸い、それを感じることもなく、いつもの時間に目覚めて、喫茶店でモーニング。仕事日記を書いて愛犬散歩。

 6月8日に訪問する安城市立安城東部小学校での指導助言用のプレゼンづくり。あらたに届いた探究に重点をおいた研究方針を熟読し、その価値づけをして、あちこちの授業参観から感じていることを参考に示そすことにする。完成してデータ送信。

 6月2日12時に締め切りとしていた第3回小学校教育実習事前指導レポート。その提出状況をチェック。今回締め切りに間に合わなかった学生は335名中28名。前回人数の半分になったとはいえ、残念。催促のメール発信。

 やらなければならないことは山積みだが、積んである本も気になって読み始める。2冊読了。1冊は教育書なので、良いインプットができた。

 父親の病院へ。「僕の顔を見たら、早く家に帰りたくなった」とつぶやく。「あと少しの我慢」と伝える。

 TVで、上岡龍太郎の逝去を伝えながら、横山ノックお別れ会での弔辞が紹介された。まるごと放映されるのが十分に頷ける素晴らしいスピーチ。短いフレーズをリズミカルに重ね、聴き手にノックさんの人間像を描かせる、そしてこれらのエピソードが語れる自分との関係性を伝えながら、ノックさんへの感謝を語りきる上岡さん。深く感動。

 研究室HP記事は、前野さんによる「江南市立古知野中学校自然教室での学び」を発信。教師がいかに子どもを成長させようとしているかがよくわかる良い記事。

5月22日〜24日 江南市立古知野中学校自然教室での学び(前野)

 こんにちは!8期生の前野です。5月22日〜24日の2泊3日、ボランティアとして古知野中学校の自然教室に参加してきました。古知野中学校は普段スクールサポーターとして活動させていただいている学校で、今回自然教室にも参加させていただく運びとなりました。場所は、郡上八幡。ここは、私自身が中学生の時に自然教室で訪れた場所で、懐かしさもありながら3日間を終えることができました。

 自然教室に参加して感じたのは、子どもが短期間でグンと成長するパワーです。飯ごう炊さんを1日目と2日目に行ったのですが、1日目には慣れない火起こし、調理にとても苦戦している様子でした。しかし、2日目はグループ内で役割分担して調理を進めて1日目の半分くらいの時間で作ることができていました。普段の学校生活でも子どもが日々成長する姿を見ることができますが、自然教室など普段とは違う環境で様々な活動をしていく中で、より逞しく成長するパワーを感じました。

 また、先生方が子どもにとって良い経験になるよう沢山の子どもに配慮し、細かな計画を立て動いていらっしゃるということも学びました。先生方が安全に、楽しく活動できるよう常に様々なところに気を回して動かれている姿は、とにかく学ぶことばかりでした。楽しむときは全力で楽しむ、真剣な場面では緊張感を持って、そんな先生方のメリハリある姿はとても印象に残りました。そして、子どもにまずは考えさせ、子どもなりの行動を大切にしようとする先生方の思いも3日間でひしひしと感じました。そして、ボランティアの私達を温かく受け入れて様々なことを教えてくださった先生方には、感謝の気持ちで一杯です。本当にありがとうございました。

 また、古知野中学校の子どもたちの挨拶にはとても力をもらいました。爽やかに挨拶をしてくれる子どもたちの姿は3日間を乗り越える元気の源になったと感じています。改めて古知野中学校の子どもたちに感謝を伝えたいです!

 3日間、子どもたちと長い時間関わることができ、貴重な時間を過ごすことができました。学生の間にこのような経験ができたのは、私の中で大きな財産になりました。古知野中学校の皆様、今回このような機会をいただきありがとうございました。そして、一緒に参加した安藤さん、柴山くんもありがとう!教採まであとわずか!突っ走って頑張っていきます!!(前野)

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2023年6月2日仕事日記

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 早朝から返答が遅れている問い合わせに対応。この時期、夏の研修内容確認が続いている。

 今日は青森への日帰り。台風の進路が心配。ネットでFDAの運用状況を見る。青森便は今のところ飛んでいることを確認。

 9時30分ごろ家を出て県営名古屋空港へ向かう。空港内レストランで朝食兼昼食のカレーライス。

 11時15分予定通り、青森便フライト。雨雲の中を飛ぶので揺れは激しい。予定通りの時刻に下降開始。ところが、再び上昇。機長から「霧で視界不良で着陸許可が下りない。しばらく津軽海峡付近で待っています」との連絡。なんとか着陸してくれと祈るばかり。

 25分遅れで無事着陸。青森市教育委員会の中島先生に迎えをいただいて、青森市教育研修センターへ到着。すぐに「質の高い教師集団形成研修講座」の準備。

 14時10分から15時25分まで「学級・学校を元気にするチームリーダーの在り方」と題して講演。聞いていただく方は、小中学校新任学年主任(2学級以上から構成される学年の主任35名の皆さん。

 聞き手の立場がはっきりしているので、話もしやすい。学年主任の責任と大変さを踏まえての問いかけや話し合いを随時入れながら展開。

 15時35分から16時10分ごろまではワークショップ。学年団の若手、ベテランとつながることを意識した上での難問を出して異校種3名で話し合ってもらう。話し合いの内容はワールドカフェで共有。

 大きな拍手と定番の書籍PRで大きな笑いをもらって終了。帰りの飛行機フライト時刻まで、かなりの時間があるので、ねぶたの家ワ・ラッセを見学させていただく。実際のねぶたに圧倒される。制作に関わっての様々なことを知り、伝統芸となっていることに感動。

 青森空港では、お勧めの「青森みそカレー牛乳ラーメン」を食べる。いやあ、美味い!名前の印象は正直よくなかったが、こんなに美味しいものだったとは!

 県営名古屋空港からの到着便が遅れたので、予定より30分遅れの離陸。名古屋空港着は55分の遅れ。帰宅。ニュースを見ると、線状降水帯が被った地域では大変な状況。新幹線も東京・名古屋間が運転見合わせ。空路活用だったので、かえって良かったとも。

 研究室HP記事は、尾張旭市立三郷小学校での僕の飛び込み授業での学びを柴山君が発信。要点をコンパクトにまとめてくれている。
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5月25日 尾張旭市立三郷小学校での学び(柴山)

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 5月25日、尾張旭市立三郷小学校、6年生、算数の授業での玉置先生飛び込み授業の記事です。教材は「17番目の秘密」でした。 
 玉置先生は、今回の授業の冒頭でも「思ったことは言っていい。ふざけたことはダメだよ。」と話し、どのような意見を言ってもよいことを伝えていました。間とテンポが素晴らしく、ユーモアにも溢れた授業でした。

〇児童との接近
 授業の流れを崩さないよう、児童のつぶやきをうまく拾いながら進めていました。授業中に多くつぶやく児童が、「先生は5という数字が好きだね。」とつぶやき、玉置先生は「僕は5が好きだけど、君は僕が好きだね。」とユーモアを交えて返していました。
 このようなやり取りを通じて、授業に関係のあることならば発言してもよいことを伝え、意見を言いやすい雰囲気をつくっていました。ただ年数を重ねるだけでは、咄嗟にできない、柔らかいやり取りだと思いました。

○メリとハリをつけた授業
 授業で児童が話した時間は19分。玉置先生が話した時間は12分でした。児童の声から、児童同士の学習につなげる声掛けがほとんどで、間延びした話がありませんでした。
 話し合い活動後の児童の発表の前に、「人の意見は違ってないか聴くことが大切。聴いて、考えよう。」と、要所で切り替えの声掛けも行っていました。
 子どもが話し、考える場を整える声掛けを行うのが教師の役目なのだと思いました。

〇授業と日常生活との関連
 2番目のマスに、1〜9までの数字を一つずつあてはめて計算していけば法則を見つけることができる場面がありました。ここで出た 「このやり方では時間がかかりそう。」という児童のつぶやきに対し、玉置先生は「係活動と一緒で分担してやろう。1人がいいかげんなことをやるとダメだよ。」と声掛けしていました。日常生活と関連した部分があることを伝えることで、やらされている感のない活動を行えるのだと思いました。

〇思考を追体験するためのつなぎ
 児童の発表に対して、多くの児童が「おー」とつぶやいた場面がありました。このつぶやきに、玉置先生は「反応はしたけど、実はわかってない人がいるこを先生は知っている。みんなと話し合ってみよう。」と声掛けしていました。
 児童の些細なつぶやきからも、思考を追体験する機会につなげることができることを知りました。 「もう1回言ってごらん」くらいしか声掛けを知らなかった私にとって目からウロコのつなぎ方でした。

 初めて関わる児童でありながら、柔らかく関わっていました。つぶやきをもとに、児童同士の心をつなぐ声掛けをつなぎ方ができる玉置先生の技量はやはりすごいと思いました。大きな刺激を受けました。玉置先生、三郷小学校の皆様、本当にありがとうございました。私も、子ども同士が楽しく学びあえる柔らかい授業ができるよう、学び続けていきます。(柴山)

2023年6月1日仕事日記

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 愛犬散歩、ゴミ出しなどの朝の定番仕事。しばし、のんびり。

 8時15分に小牧市立味岡小学校へ向かう。校長先生らと懇談。今日の予定確認。

 8時45分から、3年生1時間目授業観察。9時40分から、4年生2時間目授業観察。3限2年生、4限3年生、5限4年生の特設授業参観。いずれも国語。例によってポイントとなるだろうと思う箇所を動画撮影しながらの観察。

 授業後、僕が全体指導をするまでの1時間余、必死に動画整理。タイトルづけ。なんとか完成。

 全体指導では、「新年度にあたって 学校全体の財産を増やそう (よさと困りごとの共有)」と題して1時間の講演。

 前半は、味岡小学校から届いた今年度の授業研究の重点項目それぞれについて、改めての価値づけ。「心理的安全性が高い学級づくりのために」「対話で思考を広げるために」「ICTで対話をするために」「振り返りの累積による重要性」を話題にする。

 後半は、授業動画をもとに、発問→子どもの発言→子どもの発言、と続く中での教師の出場(でば)について、その場面をどう決定し、どう関わっていくかを学年で話し合ってもらいながらの味岡小財産の共有化。最後は、授業から離れていっている子どもへの関わり方についての話し合い。いずれも短時間ずつ。

 特に「学び合い」をするための学級づくりについて、動画をもとに話し合ってもらったことは良かったと考える。良い財産は共有化したいという思い。また、新任教師の教室がごく自然に「学び合い」ができていた理由を聞くと、自身が小中学校とコの字型授業を経験してきたことで、これが当たり前だという認識で授業をしているという発言。むしろ一斉授業形式の方が難しいとも。教師は自分が受けた授業スタイルを踏襲するというが、まさに小牧が「学び合い」の授業を積み上げてきた証。

 校長室では特設授業の3人の方に、あらためての助言。質問を受けて17時15分ごろ終了。

 参加のゼミ生・安藤さんと鯛焼き屋へ行き、いつもの振り返り。帰宅。今日もいただいたいくつかの依頼。対応できるどうかを熟考して回答。

 研究室HP記事は、尾張旭市立三郷小学校での僕の飛び込み授業を参観した新谷さんによる記録。授業づくりに際して重要としている点をしっかり文章化してくれた。感謝。

 本日、研究室HPへのアクセスが、開設以来通算90万を超えた。皆さんが日々訪問していただけるおかげ。これからもどうぞよろしくお願いします。
 

5月25日尾張旭市立三郷小学校での学び(新谷)

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 こんにちは、八期生の新谷です。先日、尾張旭市立三郷小学校へ、玉置先生の授業を観に行きました。初めて玉置先生の授業を観たのですが、一言でいうならば「感動」でした。授業の最初から終わりまで、終始、これ授業名人の玉置先生か、、、と圧倒されました。本当に凄いという言葉では言い表せない授業でした。今回、特に三つ、自分の学びを書かせていただきます。

【玉置先生は褒めのプロ、とにかく子どもを褒める】
 今回の授業では、玉置先生が子どもを褒める回数を数えさせていただきました。なんと、53回です!一分に一回のペースで子どもを褒めていたことがわかりました。

 玉置先生は、子どもがどのような意見を言っても、「いいねえ」「すごくいいこと言い出したなあ」といったように、決して否定せず、子どもをとにかく褒める姿が印象的でした。特に、ある子どもが計算をする活動の時に、すぐに鉛筆をおいてどやっと待っていた姿を捉え、その姿を笑いに変えながらも褒めている姿がとても印象的でした。後の話では、その子どもは普段自分を主張しない子で、玉置先生がその子どもの姿を捉え、その子どもを輝かせてくれたと三郷小学校の先生がおっしゃられていました。

 普段あまり意見を言えなかったり、自分を出すことが苦手な子でも、玉置先生のように子どもをよく観察し、価値付けできるところを積極的に価値づけしたりすることで、子どもが輝く機会を生み出すことができることを学びました。
 
【授業しながら学級指導】
 玉置先生の授業は、授業だけに留まらないということがわかりました。例えば、最初、子どもが玉置先生の名前を呼んだときに、先生ってつけたのすごいねと褒めた後に、これは大人の言葉で「社会性」があるっていうんだよと子どもに教えたり、みんなで役割分担をした時に、係活動でもこうやってみんな責任をもってやるんだよというように、算数の授業だけでとどまらない子どもの知識や人間性や、の道徳性育てるところにもつなげていました。

 子どもの何気ない姿や言動から、算数以外の学びをサラッと教えることのできる先生の姿はとても印象的で、私も教員になったら、できるようになりたいと憧れの気持ちがさらに増す瞬間でした。

【子どもに確かな学びを】
 玉置先生は、子どもが意欲的に学びたくなるような取り組みや、子どもに学ばせたいところを確実に学ばせるための取り組みが印象的でした。例えば、最後、子どものおーという言葉を聞いた時に、子どもに、おーって言ってるけど先生信用してないよ、もう一回どういうことか隣同士で話し合ってごらんと思考の追体験をさせたり、授業の途中途中で子どもに疑問やもやもやを聞いて、子どもが自ら気になることを追求しようという思いを持たせながら授業を進めたりしている姿がありました。

 玉置先生は、どの子供も決して取り残さず。みんなで話し合って、問題を解かせたり、できていない子へ机間指導で教えたり、子ども全員を確実に学びに向かわせたいという意識があるからこそなせる行動なのかなと思いました。

 今回、初めて玉置先生の授業見させていただき、45分間玉置先生の授業から学ばないと、と必死に脳と手を動かしました。玉置先生の授業技術を早く自分が教師になってできなくても挑戦してみたいです。私も子どもがあんなにも生き生き輝いて、学ぶことが楽しいという目をしてくれるような授業をできるようになりたいと強く思いました。さらに教師になりたいという思いが強まる半日となりました。(新谷)

【感謝】90万アクセス

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 本日(2023年6月1日)、この研究室HPへのアクセス数が90万を突破しました!

 いつも訪問していただきありがとうございます。

 2015年4月20日がHP発信開始日ですので、2965日目に90万に達しました。1日平均303アクセスとなります。

 これからもどうぞよろしくお願いします。(玉置)

2023年5月31日仕事日記

 今日は6時15分に家を出て、一般道で大学へ向かう。到着は7時15分ごろ。昨日は6時30分に家を出て、到着は7時45分ごろ。つまり、15分早く家を出ると15分間の時間短縮。それが何?と言われそうだけど(笑)。

 教職支援課へ。教員採用試験の前倒しの話題(文部科学省は、2024年6月16日を1次試験の「標準日」とし、日程の目安として呼びかけ)で持ち切り。教育実習への影響も大きく、早急に検討する事項があると認識。

 「教師論」の振り返りを読む。僕が授業づくりの根幹にしていること「子どもの言葉で授業を創る」をよくとらえている記述多し。

 10時40分から8期生ゼミ。今日は学級で起こるだろう問題を想定して、担任としてどう動くかを伝え合う。伝えるべき事項のポイントを整理しながらのゼミ展開。

 学級レク本執筆者へ依頼。重要事項確認。

 昨日に続いて学食でカレーライス。けっこう美味い。

 13時30分から「実習部会」。大学が新組織になって(形式的な)会議が増えた感じ。20分間ほどで終了。

 明日の味岡小学校訪問時でのプレゼン作成。教務主任からの依頼を踏まえて作成。送付完了。

 17時ごろから第三次ワーキング。僕が提案した「教育DX・探究活動(仮称)」をカリキュラムに位置づける方向が決まる。芳賀先生の新提案や教務課作成の詳細なシミュレーションがあってのこと。もちろん決定ではなく、このあとCP委員会、教授会と続く。僕としては、大きな仕事ができたという感じ。

 19時ごろ大学を出て一般道を走る。今日は1時間で帰宅。これなら通常通勤時間より、ちょっと掛かった感じ。

 研究室HP記事は、尾張旭市立三郷小学校での僕の飛び込み授業を見ての学び。安藤さんが発信。授業者としてとても嬉しい記録。

5月25日 尾張旭市立三郷小学校での学び (安藤)

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 こんにちは、8期生の安藤です!

 5月25日に尾張旭市立三郷小学校へ伺いました。今回、なんと玉置先生の算数の授業を参観させていただきました!!玉置先生は”緊張している“と仰っていましたが、私も授業にのめり込んでしまうほど夢中になる授業でした。

 さっそく、私なりに玉置先生の授業を分析してまとめていきます!

 玉置先生の授業を受けている子どもたちの表情は授業が進むにつれギラギラしていました。これには、主に3つ秘訣があると思います!

【秘訣その1 子どもを褒める】
 一コマの中で先生は53回、褒めていました。約1分に1回は褒めています。これは、玉置先生の中で授業が成功した時、子どものどんな姿が見られたら成功なのかイメージが明確にあるからこそだと思います。何を子どもが言ったりできたりしたら成功なのか、具体的なイメージを授業デザインの段階で固めておこうと思いました。

【秘訣その2 思考の追体験をさせる】
 教室が“おー!”と分かった雰囲気になっても“先生は騙されないぞ”と言ってもう一度隣の子に説明させる機会をつくる場面が印象的でした。雰囲気で分かった気になっている子がいるかもしれない。だからこそ、自分の言葉で語らせて、思考の追体験をさせることが大切だと学びました。

【秘訣その3 心から安心して発言できる雰囲気】
 先生はまず、間違えても全く問題ないことを子どもに語っていました。考えて言葉にしていくことが大切だと。そして、子どものつぶやきや、行動をとにかく沢山拾って褒めたり、玉置流ユーモアな返しをしたりして子どもの心をつかんでいました。子どものつぶやきは子どもの心をつかみ、授業を深めるチャンスです。安心して発言できる雰囲気を教師が最初からつくっていくことが大切だと気付きました。

 他にも聞く時、話すときの区別をつけることや、子どものモヤモヤを大切にされていました。何より先生自身が楽しみ、ありのままの思いを伝えることが、授業に夢中で取り組む子どもの姿に繋がっていると思いました。
 私には玉置先生のようなユニークな返答をして、笑いをとることは難しいかもしれません。しかし、3つの秘訣や授業テクニックは、知っていれば私も実践することができます。できないことに目を向けるより、学んできたことを実践でも生かせるように、できることを磨いていきます!

 三郷小学校の先生方、玉置先生、貴重な学びの機会をありがとうございました。教員採用試験を乗り越えて、先生方と働けるように勉強してまいります!!
(安藤)

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