2023年11月29日仕事日記

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 6時30分ごろ家を出て、コンビニ経由研究室着が7時40分ごろ。珈琲とパンで朝食。「教育実践演習」の準備。名簿チェック。昨日の「教育課程論」の振り返りを読む。

 8時30分からある学生から依頼を受けて個人授業。体調が悪く休んだが、先生の講義はどうしても直接受けたいという、いわば教師冥利に尽きる要望を受けての授業。90分を20分間に圧縮して、発問も入れながらの授業。

 9時から教職実践演習。「新卒教師時代を乗り切る大切な学級経営」と題して、野中信行先生の著書の力も借りながらの90分間の展開。同じ講義を何度もしてきたこともあって、いつも以上に学生とのやりとりが知的に面白い。頷きと笑顔が多くて、「この講義、そんなに面白いかい?」と質問をしてしまうほど(笑)。

 10時45分ごろ大学を出て、東員町へ向かう。ナビからは高速活用の指示。素直に従って、学生と落ち合うガストに11時40分着。随時、8期生8名参集。ランチとフリードリンクで昼食。その間に僕は卒論相談を受ける。

 13時10分ごろ、東員町立笹尾東小学校到着。さっそくそのまま5年生の教室へ。13時20分からの算数授業参観。子どもがよく育っていて、課題に対して、僕の予想を超えるアイデアを出す子どもたちに驚く。自分の考えを端末に入力。学級全体でそれを見合って、挙手と意図的指名による集団追究。授業導入は振り返りの価値づけ、最後は振り返りで終わり、次時につなぐ授業。

 協議会の会場で僕は動画整理。8名のゼミ生は授業から学んだことを話し合う。聞こえてくる話し合いをもとに、時折、僕が彼らに考えるべき事柄を提示。良い視点での話し合いで、指導者としてはよし!よし!という気持ち。

 先生方による研究協議開始。ゼミ生も一緒にいれてもらって話し合うという貴重な時間。1グループ1シートに話し合いの結果を入力して、意見交流をする30分間。

 その後、三重県教育委員会指導主事からの指導助言。続いて、僕が20分間ほど話す。グループや指導主事から示された内容と被らないようにプレゼンを入れ替えての話。他の教科書を提示して、別の授業の流れを提言。一人一台端末活用事例と振り返りの価値を動画をもとに紹介。

 終了後、授業者と新任教師に残ってもらって、ゼミ生が質問をしながら学級経営について学ぶという貴重な時間設定を校長先生がしていただけた。深謝。僕は研究主任からもらった質問に応えながら、今後の方向について助言。

 学校を出る。18時15分ごろ帰宅。8期生を代表して?安藤さんから感謝のメールが届く。「僕の仕事の一つは、本物に出会わせること。今日もそれが達成できて指導者としては満足」と返信。依頼を受けた資料を送信。いくつかのメールに返信。
 
 明日締め切りの提出書類ができていない💦。12月2日のモーニング情報交流会の連絡もできていない💦。とはいえ、明日の講演プレゼン最終調整を優先。
 
 研究室HP記事は、11月22日の8期生ゼミのまとめ第2弾を新谷さんが発信。自分が理解できない箇所を提示。それをみんなで話し合い、高め合うと良い流れの記録

11月22日8期生ゼミでの学び (新谷)

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 こんにちは。8期生の新谷です。11月がもう終わってしまいます。年々、一日が経つのが早すぎてもう12月か、、卒業か、、と思いながら過ごしています。12月は自分の誕生日があったり卒論の提出日があったり!追われていますが楽しみでもある1ヶ月になりそうです。

 先週は、ゼミで私がプレゼンの発表担当の日でした。人前で話すのはなかなかに緊張で、たとえ安心感のあるみんなの前でも緊張していしまいました。

 発表は上手くおこなえていたかは分かりませんが、私が1番疑問に感じていた。「教えるためにはあたためなくてはならない」の一文についてみんなと深め合うことが出来ました。あたためることについて、教室の空気を作ることであったり、教師としてもっている信念というものをあたためる意味だったり、信頼関係を子どもを作ることだったりみんなの意見を聞きなるほどと思ったり私では考えられない意見を沢山聞くことが出来ました。

 また、この「あたためる」というのが教師の視点なのか、子どもの視点なのかという寺尾さんの意見についても、確かにこれはどっちの視点なんだろうと鋭い指摘であったものの、私の中ではまだ考えがまとまりきらないものとなりました。

 さらに、最後に村松さんが、このあたためるという言葉をしつけと関連付けて意味付けをしてくれ、相手意識を育てるためにしつけがあり、そのことが、あたためることに繋がるのではないのだろうかと意見を述べていました。

 みんなの意見を聞いて、「あたためる」について見解を深めることができ、私の中ではとても充実した発表となりました。まだまだ意見を考える力は無いですが、玉置ゼミに入って、これまでの人生の中で一番、頭をフル回転にして物事を考える瞬間が増えました。考えている時は全然浮かばなくて苦しいですが、みんなの意見を聞いてなるほどと思ったり、自分の意見についてみんながさらに追い意見をしてくれたり、ウンウンと頷いて聞いてくれたり、そんな瞬間をみんなと共有できて、とても楽しいです。残りの期間もゼミで沢山沢山考えたいと思います!!(新谷)

2023年11月28日仕事日記

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 6時過ぎに目覚める。身支度をして家を出る。7時30分ごろ研究室着。1・2限「教育課程論」の準備。8時30分から寺尾さんの卒論相談に対応。

 1限「教育課程論」は主体的な学びの深掘り。2限「教育課程論」は対話的な学びの深掘り。いずれも我ながら良い発問が生まれて、これまで以上に手ごたえがある展開になった。教育実習を終えたこともあって、どの発問に対しても、意味ある発言ばかり。70名近い学生全員の指示発言あり。

 すぐに大学を出て、東海市へ向かう。学校付近に来たので、ラーメン屋で昼食。ここのみそラーメンは美味しかった。自己選択正解(笑)。車の中でいくつかのメール返信。仕事が進んだ。

 14時過ぎに東海市立大田小学校へ到着。校長先生としばし懇談。機器の準備をして14時30分から16時まで講演。依頼を受けて決めた演題は「対話的な学びを育むICT機器の効果的な活用」。

 前半は「個別最適な学び」と「対話」の深掘り、後半はICTを活用して学んでいる授業動画を見せて、主につながることのよさ、大切さを伝えたつもり。その大前提となる学級経営について補足。

 教室に集まっていただいた先生方。校長先生曰く、玉置先生の授業を受けている感じ。まさにその通りで、先生方の反応を見ながら、意図的指名をしたり、ペアで話し合ってもらったり、動画を見て判断をしてもらったりの90分間。熱心な先生方のおかげで楽しく授業ができた気分。

 高速事故渋滞があったが、60分ほどで帰宅。最近感じる身体の異常。心配なので病院へ。本日の検査結果は異常なしで、ほっとする。元気が出てきた。気持ちの問題かも(笑)。再び帰宅。

 今日もいただいた依頼メール。昨日の講演先から2件の依頼もあって感激。スケジュールをしっかり確かめて返信。池田修先生からChatGTPの有益情報をいただく。さっそく試用。いつも感激するばかり!

 研究室HP記事は11月22日8期生ゼミの安藤さん担当のまとめの発信。「うまくいっているクラスの構造」をテーマにした話し合いの記録。

11月22日 8期生ゼミでの学び (安藤)

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 こんにちは、玉置ゼミ8期生の安藤です。11月22日(水)のゼミでの学びを記事にしていきます!

 前回に引き続き、赤坂先生の本をみんなで深堀をしました。今回は「うまくいっているクラスの構造」をテーマに話し合いました。簡単にポイントをまとめます!

【うまくいっているクラスの構造】
・学級を荒れさせないためには、織式モデルを意識。
(織式モデル…上下関係や秩序を基礎とする縦糸、信頼関係やフラットな関係を基礎とする横糸の要素が合わさったもの)
・学級の始まりは縦糸を張ることが大事。縦糸がなければ、指示をしてもその先で喧嘩や齟齬が生じてトラブルが起きてしまうから。
・うまくいく先生の、縦糸と横糸の割合は縦3:横7。
・しかし、私のような新任教師は縦糸の割合を強めに意識する必要がある。なぜなら、フラットな関係ばかり築いてきたため、子どもとの距離が近くなりすぎてしまうから。
・自分の経験年数によって、縦糸と横糸のバランスを調節していく必要がある。

 そして玉置先生に“この芽は早く摘み取っておきたいと思う場面”をお聞きしました。それは“不公平な状態が平然と実施されている場面”です。この具体的な場面を4つ想定して、場面指導しました。

1 清掃活動、給食当番など
・いつも同じ子がバケツの片づけをしている
・一部の子が2倍働いて教室がきれいな状態で終わる
・公平に配らずに好きな子には多めに配ったりする

2 学級会(お楽しみ会の計画)
・スポーツ好きな子の意見が多数決でいつも通ってしまう
例サッカー、ドッジボール、野球など

3 授業中の発言で
・否定的な意見をすわったままでつぶやく
例「それ前も言ったよ」「声が小さくて聞こえない」

4 班活動で
・理科の実験などで、「実験する子」「見ている子」「記録する子」が定着してしまい、順番に変わっていない。

 みんなの場面指導は、いけないことをしっかりと伝えつつ、子どもの気持ちを理解しようとする姿勢も見られました。縦糸と横糸を織り交ぜながら指導するとはこういうことだと、みんなの指導を見て学びになりました!

 普段みんなと話しているとすごく楽しくて、はしゃいでいることが多いので正直“先生“という感じがしません。(8期生のみんなごめんなさい笑)でも、場面指導の様子を見て”やっぱりみんなは子どもの思いに寄り添いつつ、しっかりと指導する時は指導する頼れる先生になるんだな“と思いました!

 同じ玉置ゼミとしてみんなに負けないように、何より、子どもが安心して楽しい!と思える学級をれつくれるように、これからも学び続けることを忘れないようにします。(安藤)

2023年11月27日仕事日記

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 今朝もパンと珈琲で朝食。昨晩書いた仕事日記を少し訂正。7時45分ごろに家を出て、予定より1本早い電車に乗り、小牧駅で下車して、小牧駅発の電車に乗り換え。座って平安通りまで。名古屋、京都、天橋立号で宮津駅まで。出発してから4時間15分ほどの旅(笑)。

 迎えをいただき、会場の「みやづ歴史の館」へ。今回は、京都府総合教育センターから依頼を受けた「令和5年度最新教育動向講座2」の講演。対面とオンライン講演のため機器準備。ネット接続して、動画配信等の確認。対面で50人ほど、オンラインで80数人の参加とのこと。有り難いこと。

 参加者は、校長、教頭がほとんどであることを確認して、僕が今、管理職ならこう伝えます!という提案を随所に織り込むことを心して、講演を始める。

 講義1は「令和の日本型学校教育の理解を深める」、講義2は「教職員を育てるための心得や手法」、講義3は「自校での働き方改革を推進するための情報交流」と題して、10分の休憩を挟んで3時間の講演。講義3はオンラインの方々もブレイクアウトルームで協議を設定。

 頷きながら聞いていただける方が多く、話しているうちに予定していなかった話題も思い出し、ドンドン入れ込んでしまった講演(笑)。というのも、僕の話を好意的に聴いていただき、メモをしっかりされているからこそ。野口芳宏先生曰く、一流の聴き手の前で話せる幸せを実感しながらの3時間。

 帰路は会場から綾部駅まで高速を使って送っていただく。おかげさまで1時間早く帰宅できる。深謝。車の中では、学校運営、特にPTA活動のこと、校務支援システム開発秘話などを話題に楽しく四方山話。

 17時58分に特急乗車して、京都駅へ。名古屋、大曾根と乗り継いで地元駅へ21時4分着。帰宅。さすがにヘトヘト。夕食用にとご心遣いをいただいた「鯖寿司」をゆっくり食べて、横になったら、いつのまにか記憶なし。深夜に目覚めて風呂に入ってすぐに就寝。

 振り返ってみれば、いつものように充実の1日。会場で次の講演依頼をいただくなど、有難いことが連続した1日。 

2023年11月26日仕事日記

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 6時ごろに目覚め。いつもの喫茶店でモーニング。持参した書籍3分の1読む。

 帰宅。仕事日記を書きながら創りMathの振り返り。特に重松敬一先生の資料再読。11月29日訪問の東員町立笹尾東小学校指導案を思い出し、あるアイデアが浮かび、プレゼン追加。12月5日に訪問する西尾市立一色南部小から届いた指導案を見て教材研究。

 ChatGTP4で重松先生の資料分析。使えば使うほど凄い!という声が出るChatGTP。いろいろなことを思いつく。

 その一つは、研究室HPアドレスを伝え、この研究室のイラストを描いてほしいと依頼。次の解説とともに数秒で上のイラストが出来上がってきた。

 こちらが岐阜聖徳学園大学の玉置研究室を描いたイラストです。この絵は、学生と教授が教育活動に取り組む環境を活気ある様子で表現しています。学生たちはノートに経験を記録したり、教育問題について議論したりしており、教授は知識と指導を象徴する講演をしています。背景には大学の設定を象徴する書籍や黒板、教育資料などが配置されており、協力的で知的に刺激的な雰囲気が感じられます。

 16時過ぎに父の病院へ弟と家内で訪問。弟は涙ぐむ。いろいろと頭に浮かぶことがあるのだろう。まだまだ元気な父。楽しみにしている相撲が千秋楽で残念。父は霧島優勝を予想。当たり!(笑)。

 三人で喫茶店へ。製薬会社勤めの弟に最近の自分の体調を報告。助言をもらう。

 帰宅。朝から描き始めたある原稿を仕上げて送信。依頼者は気に入っていただけるだろうか?

 宅配を待って外食。久しぶりのお店。ここも巡回外食候補地の一つに決定。

 大学業務関係の書類づくり。なかなか気持ちが入らない。明日から連続4日間講演。講義後の移動が三日間。体調に気を付けて、依頼に誠実に応えたい。明日のプレゼンチェック。明日は京都府宮津市で、13時30分から17時までの長丁場。

 研究室HP記事は、11月12日第5回教師力アップセミナー(森本隆史先生)での学びシリーズ。今回は、前野さん、柴山君、芝田君が発信。ここまで文章化できるのだから、実践もできるはず。期待大。

11月12日第5回教師力アップセミナー(森本隆史先生)での学び(前野、柴山、芝田)

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 こんにちは!8期生の前野です。11月12日に第5回教師力アップセミナーに参加しました。今回は筑波大学附属小学校の森本隆史先生が「子どもと創る算数授業ー見せ方と問い方を変えるー」というテーマで講演をしてくださりました。

 森本先生のお話を聞いて印象に残ったのは、どの子も大切にして授業を創っていこうとする森本先生の授業観です。算数は分かる子、分からない子が分かれやすい科目です。分かる子だけで授業が進んでいかないよう、授業前、授業中に様々な配慮をしていらっしゃるということを学びました。

 教師が発する言葉に対して誰が反応しやすいかを考えて、教師は問い方を考えるべきだということが大きな学びでした。「分かった?」「できた?」という問いかけにはできた子が反応します。一方、「難しかった?」という問いかけには難しいと感じた子、「今のどうだった?」という問いかけには誰でも反応することができます。教師の言葉選び1つで、分からない子が取り残されてしまうかもしれないと考えると、教師の言葉には大きな責任が伴うなと感じました。どの対象に話しているのか、どの子にも考える余地を与える言葉なのかを考えて、子どもに問いかけたいと思います。

 また、講演の中で「教師の仕事は子ども同士をつなぐこと」という言葉が出てきました。教師が子どもをつなぐ大切さはこれまでのゼミで何度も学んできました。教師が子どもに教え込んでいては、子どもたちは受け身になってしまいます。誰一人取り残さない授業にするために、素直に「分からない」と言える雰囲気作りや子どもをつなぐファシリテーターとしての教師の言葉がけを、4月からの教師生活で大切にしたいと思います!

 森本先生の授業づくりの根幹にある授業観や子どもに対する思いからたくさん学ぶことができました。森本先生、貴重なお話をありがとうございました。(前野)


 こんにちは! 8期生の柴山です。森本先生の講演からの学びを書かせていただきます。授業を「どう見せるか」ではなく、「子どもからはどう見えるか」が大切であるというフレーズが、強く印象に残っています。

 森本先生の問い方は面白く、二段構えのものばかりでした。
「134枚の折り紙があります。63枚を使うと、残りは何枚?」という問いの後に、「134円持っています。63円使うと、残りは何円?」という問いを出していました。同じ問題だ!と反応する子どもに役割演技をさせます。「今、何円出したの?」と聞くと、子どもはハッとします。そこから、「財布の中身を減らしたい」という問いにつなげていました。問題文を読むことの大切さを実感できると同時に、計算作業では終わらない楽しい算数の授業になっていました。

 「わかりましたか?」と聞いた時に反応するのは、分かっている子の方という話も印象に残っています。発表の後に「今の発表どうだった?」という問い方をすることで、「難しかった」のように自由に意見を出しやすくなります。
 
 「わかりません」を全体の前で言うのは、勇気がいることです。クラスの中低位の子がかたまっていた場合は、「先生もわからなかった」と子どもの気持ちを代弁することも意識したいです。説明する側の表現力も、説明を聞いた側の子もレベルアップしていけるようにするため、つなぎ方を工夫していこうと思います。

 森本先生のように、子どもが「面白い」「やってみたい」と思える布石を巻きながら、授業を進めていきたいです。そのために、「工夫できそうだ」と思った単元から授業づくりを変えていこうと思います。
 
 玉置先生、森本先生、セミナー関係者の皆様、今回も濃い学びをさせてくださり、ありがとうございました。私も、少しずつ変わり続けていこうと思います。(柴山)

 
 こんにちは!8期生の芝田です!11月中旬になって急激に寒くなりましたね。寒がりの私はたまらずコートを解禁しました。学生最後の冬がついに始まるな、、、と何とも言えない寂しさと、新しい生活への期待感が入り混じっている今日この頃です。

 さて、今回は11月12日に行われた教師力アップセミナーについて記事にさせていただきます。今回は筑波大学付属小学校教諭である森本隆史先生にお越しいただき「算数授業を子どもと創る 見せ方と問い方を変える」というテーマでお話をいただきました。

 今回のセミナーで学んだことの中で特に大切にしたいと考えたことがあります。それは、わからないと言える環境づくりのために、教師が「わからないですよね」や「難しかったよね」と代弁するということです。

 これは、教える側が「わかった人?」「できた?」と問いかけてしまいがちになり、「わからない」と言いにくい環境を作ってしまうことを避けるためです。わかった人が自信を持って、「できた」「わかった」と言うことは比較的簡単ですが、理解できていない・答えに自身がない人が「わかった?」という問いに「わからない」と言うことに抵抗を感じます。そこで教える側という意識を一度無くして、同意を求めるように「すごく難しいよね?」と同じ目線に立って問いかけるようにすることで、「わからない」と自信を持って言える環境づくりに一歩近づきます。

 森本先生はセミナーの中で何度も私たちに「これは難しくないですか??」と気さくに問いかけてくださり、そのおかげもあり、意見交流が活発になったり、頷きやつぶやきが増えていたりする場面が多く見られました。教室という場所に限らずコミニケションスキルの一環として、相手に想いを伝えるスキルとして大切にしたいと感じました。また、「教室は間違える場所、どんどん間違いに気づく場所」であるべきだとゼミの学びの中でよく話題になります。そのためのとても具体的な声掛けはとても大事にしていこうと感じました。

 このほかにも森本先生との昼食の際にたくさんの質問をゼミの仲間とともにさせていただき、どれも今すぐ自分のスキルとして取り入れたいことばかりでした。(もちろん、どれも簡単に身につくことではありませんが、意識して子供と関わりたいと強く感じました)先生の授業観や想いをお聴きし、たくさんのことを学びことができました。ありがとうございました!(芝田)

2023年11月25日仕事日記

 いつもの喫茶店でモーニング。帰宅して、地域の廃品回収のために、ためていた廃品を後部座席いっぱいに積んで回収場所へ運ぶ。これだけでかなりの体力消化。最近、自分の体が自信がなくなってきている。なんとかしなくては!

 仕事日記は父親対応の1日であったことを記録。原稿書きがあるが、そのための下準備だと思って読書。29日訪問の東員町立笹尾東小学校の指導案を見て、助言を考える。ふと浮かんだアイデア。最近聞いた森本隆史先生の講演がヒント。

 13時4分に地元駅乗車、犬山経由、名鉄岐阜駅へ。徒歩でじゅうろくプラザへ。算数・数学授業づくり創りMathに参加。

 前半は、小松先生から実践記録等をまとめるのに悩んでいることを聞き、それぞれが思うことを伝え合うという内容。僕は、小松先生が発表しようとされているタイトルの中の「習得」という文言に関して、自分の痛い思い出を伝える。初めて日数教で発表した際に、主題に入れていた「定着」という文言に対して、この定義について質問され、僕の曖昧な応答に対して、「これでは研究にはならない!」などと厳しい意見をフロアから出された苦い体験。30歳ちょっと前の体験。発表なんて二度とするものか!と思いながら千葉から帰ってきたあのとき。その後、日数教発表会で助言する立場になったときには、たとえ僕のような稚拙な発表でも、あのときのような思いだけをされることがないように、助言者として心掛けたつもり。

 後半は、本学の専門演習と卒論研究でなされた奈良教育大学名誉教授の重松敬一先生の講演動画と資料を見ながら、学び合うという展開。学生だけが聞くのはもったいない、むしろ現場教師だからこそ理解できる講演。聞きながら重松先生に直接お聞きしたいと思うことがいくつも出てきた刺激的な講演。貴重な情報をたくさん得ることができて満足。

 ちなみに、資料は次の構成。
はじめに
全体のまとめ
関連する話題
「主体的に学習に取り組む態度」の評価の振り返り
メタ認知の概要と育成
授業中での振り返りとメタ認知育成(オンライン)
・振り返りについて
・メタ認知を育成する工夫
振り返りと算数・数学作文(オフライン)
・メタ認知の自覚化
メタ認知の長期的変容
メタ認知の育成と行動変容


 上記のように、講演と資料で学んだことは多い。メタ認知の理解が不十分だった自分をメタ認知(笑)、重松先生が言われるメタ認知を育てるための教師行動を理解、オンラインとオフラインでの振り返りの捉え方と活かし方、児童生徒の内なる「教師になる」ことが授業改善の一つに方向など。

 帰宅。研究室HP記事は11月12日第5回教師力アップセミナー(森本隆史先生)からの学びの記録。寺尾さん、安藤さん、伊藤君が発信。現場教師になることを強く意識した記録。

11月12日第5回教師力アップセミナー(森本隆史先生)での学び(寺尾、安藤、伊藤)

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【寺尾】
 こんにちは、8期生の寺尾です!!今日は森本隆史先生のセミナーでの学びをまとめます。

 今回の講演で、森本先生は子どもの立場で授業づくりを考えるプロだと思いました。算数の授業といえば、教科書に書いてある流れで問題を解いていったり考えを共有したりするイメージが大きくありました。しかし、子どもの立場になると、いつもその流れではつまらないしやる気がなくなってしまいます。だからといって楽しいだけの活動ではいけません。

 そこで、提示の仕方や発問の際の言葉遣いを意識して変えてみることで子どもたちが楽しく且つ頭を悩ませながら考え込むことが出来る授業になると学びました。

 提示の仕方で言えば、図や表などの1部を隠して見せながらやったり、あえて誤ったものを使ったりすることで子どもが自分からやりたいと思える授業になると感じました。
また、言葉遣いに関しては、普段何気なく使っている「できた?わかった?」などはわかる子が対象となっており、分からない子が取り残されてしまうことを学びました。そのため、分からない子がどれくらいいるかを把握でき、その子のサポートができるような「難しかった?今のどうだった?」というような聞き方に変えるだけで誰一人取り残されない授業づくりに繋がると感じました。

 このように分かる子分からない子を見とったり、子どもから何を引き出したいかを考えたりすることが何より大切だと考えました。

 今までの概念が覆され、少し不安がかき消された気もします。試行錯誤しながら子どもたちが楽しく考え、子どもの笑顔が多く見られる授業をつくりたいです。(寺尾)


【安藤】
 こんにちは! 朝寒くて布団から出られなくなってきました、8期生の安藤です!寒さが厳しくなってきましたが、布団の誘惑に負けず頑張っていきましょう!!!

 今回は、第5回教師力アップセミナーでの学びを記事にします。登壇されたのは筑波大学付属小学校の森本隆史先生です。先生から子どもと創る授業の秘訣を学ばせていただきました。記事には、実習で私自身がやっていたからこそ今後気を付けていこうと思った2つに絞って書きます。では早速本題に入ります!

 「分かった?」私はこの言葉を何気なく使っていました。大丈夫かな、と子どもを心配しているからこそつい言ってしまいます。しかし、この言葉が子どもの「分かんない」を言えなくしていると学びました。この問いかけでは分かる子だけ反応します。そんな中、分からない子は「分からない」と言い出しづらいので、置き去りにされてしまいます。そこで森本先生は「分かんないよね」と問いかけていました。実際にこう問われて、素直に“分からない“と発信しやすかったです。ポイントは”分からない“を前提で話すことです。
 
 正直、教師の言い方1つでこれほど授業が変わるとは思いませんでした。自分自身の発言を振り返って、分からない子も反応しやすい問いかけが出来ているか日ごろから意識していきます。

 もう1つ意識したいことがあります。それは“分かる子の発言に引っ張られない”ことです。実習を振り返ると、分かる子発言だけで授業を進めていたことに気付きました。森本先生は分からない子を土俵に乗せることが大切だと仰っていました。玉置先生もよく全体で学ぶことが大切と仰います。そのために、すぐ答えを求めないことを意識します。時には教師自身もとぼけてみたり、ヒントをだして少しずつ着目する焦点を絞らせていったりして、みんなで解決の方法を見つけていくような仕掛けが必要だと学びました。特に “全部を見せずに隠す“という仕掛けを私も実践したいと思いました。夢中になって考えるだけでなく、周りの人と自然と話し合っていました!

 森本先生のお話を聴いて、無意識のうちに私分からない子が反応しにくい授業にしてしまっていたことに気付きました。指導案にとらわれず、子どもの反応を見取る事を念頭に置いて授業に取り組んでいきます。今回もありがとうございました!!(安藤)


【伊藤】
 こんにちは!8期生の伊藤です。今回は、第5回教師力アップセミナーでの学びを記事にしたいと思います。

 第5回教師力アップセミナーでは、筑波大学付属小学校の森本隆史先生が講師として来てくださいました。

 森本先生のお話を聞いて、教師が子どもから引き出す授業の作り方を学びました。私が特に印象に残っていることは、わかっている子とわかっていない子を見取り、わかっていない子が授業に参加できるように仕向ける教師の働きかけです。

 私は、教育実習で授業を行った際、時間内に授業を終わらせるという意識に引っ張られ、発問の答えに対して、「わかった?」「できた?」という言葉を使いながら、授業を進めていました。森本先生のお話を聞いたとき、これはやっちゃいけないことだったことに気付きました。森本先生は、「わかった?」「できた?」という言葉は、対話を生まない言葉であり、「わかった」「できた」子どもだけで、授業が進んでしまうとおっしゃっていました。わかっている子とわかっていない子を見取るために、「難しかった?」や「今のどうだった?」などの言葉で、わからない子が「わからない」と言える環境をつくることが、大切であることを学びました。教育実習での反省を生かし、現場に立ったときには、「わからない」と言える環境づくりを大切にし、わからない子が授業に参加できるようにします。

 教師になる前に、このような貴重なお話を聞けることが嬉しいです。学んだことをすぐに実践することはできないとは思いますが、学んだことを意識することはできます。特に、授業をすることには自信が全くないので、このような授業名人のお話を聞くことができているのは、とても心強く思います。今回もありがとうございました。(伊藤)

2023年11月24日仕事日記

 今日は父親の転院日。早めに家を出て、病院待合室でいくつかの指示を受ける。9時30分ごろ介護タクシーで転院先に移動。ここでも検査をしなくてはいけないのか!という思いを抑えながら、父親の検査結果を待ち、新たな主治医、看護師からの丁寧な説明と質問を受けて、書類作成。終了は12時近く。

 13時からの卒論相談のために大学へ向かう予定だったが、開始時刻を1時間遅らせて、さらに相談者がいるかを確認。ゼミ生は気を遣ってくれたようで、希望者はおらず、午後も父親のために動くことにする。再び二つの病院に出かけ、指示を受けたことに対応。16時前にようやくすべて完了。疲れ果てて、その後、何もできず(泣)。父のために終日動いたのだから、良い日だったと考えよう。

2023年11月23日仕事日記

 勤労感謝の日。いつもより1時間遅い7時ごろの目覚め。いつもの喫茶店へ。先日の教師力アップセミナー講師の森本隆史先生の本を持参して、今度は本からの学び。帰宅して、愛犬散歩。

 12月6日の「三泗教育研究協議会と四日市市教育委員会教育支援課との共同研修会」でのプレゼンづくり開始。依頼のキーワードが「パフォーマンス課題と主体的に取り組む態度」。

 パフォーマンス課題について、ChatGTPで見解を求めたり(笑)、ネットで調べたりして自分の考えを固める。年に数回のパフォーマンス課題の取組ではなく、普段の授業の中でパフォーマンス風味(笑)課題を提示していく方がよいという主張を伝えるプレゼンを、かなりの時間をかけて創る。良い依頼のおかげで、新作プレゼン完成。タイトルは「数学授業における学習評価を通して生徒を育てる〜パフォーマンス課題と主体的に取り組む態度〜」。担当者に資料データ送信。

 続いて、11月29日訪問の東員町立笹尾東小学校でのプレゼン作り。送付された指導案を見ると、ICT活用がされているので、その関連プレゼンを作る。

 今日は昼食も夕食も外食。よく働いている自分へのせめてものご褒美(笑)。

 研究室HP記事は、11月12日の教師力アップセミナー森本隆史先生からの学び記事発信開始。村松さんと安田さんが発信。教育実習を終えている村松さん、実習中の安田さんの視点が違っているのがよくわかる記事。

11月12日第5回教師力アップセミナー(森本隆史先生)での学び(村松、安田)

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 こんにちは!8期生の村松咲です。今回は筑波大学附属小学校教諭 森本隆史先生の「子どもと創る算数授業~見せ方と問い方を変える~ 」の講義を受けました。以下学びを二点に絞り、ご紹介します。

 まず、発問の技術についてです。私は近頃「発問力」について学びたいと考えていたのですが、今回のテーマ「見せ方と問い」も「発問力」に含まれると考えました。子供の視点に立ち、「こんな時どんなことを言うだろうか」と考えて見せ方や問いを工夫すると、子供たちの疑問や考えたい気持ちから問いが生まれ、「学びの必然性」のある授業となると考えました。

 次に、森本先生の授業は、集団で学ぶ意義を子供たちが感じられる授業だと感じました。自分が分かること=みんなが分かることとは限らないと気づいた子どもは、他者との違いを理解し、「どうすれば相手につたわるか」説明の仕方を工夫します。知識の習得は1人でも可能です。しかし、このような他者への理解(尊重)や表現の技術は集団だからこそ学べることだと考えました。

 最後に、「思いやりをもち、自分たちで高め合う集団づくり」について。最初からうまくいくことはないと思います。得た知識をそそのまま模倣するだけでなく、何度もトライアンドエラーを繰り返し、自分の型を見つけていきたいです。(村松)


 みなさんこんにちは、9期生の安田です。11月12日に行われた第5回教師力アップセミナーに参加させていただきました。

 今回は筑波大学附属小学校の森本隆史先生に「子どもと創る算数授業〜見せ方と問い方を変える〜」というテーマでご講演していただきました。現在、教育実習期間中ですが、「授業を行う前に知りたかった!」と思うことばかりで、とても充実した時間になりました。

 お話の中で、子どもたちから引き出す授業を行うための準備として、子どもがどう感じるかを考えることが大切なのだと学びました。指導案をつくっていると、予想される生徒の反応とこちらが求めている生徒の反応ばかり考えてしまいますが、目に見える反応ではなく見えない心の動きが鍵になるのです。

 また、授業を行うときは、わかっている子が中心にならないよう言葉を大切にすることがポイントなのだと学びました。「わかった?」と教師が聞くことは、教師にそんなつもりがなくても、わかった子への声かけになってしまうのです。そして、わかっていない子は置き去りになってしまい、子どもの対話を生まない授業になっていくのです。そうならないために、教師が使う言葉を選んでいくことの大切さを感じました。

 さらに、「わからない」が言える授業を作っていくためには、2つの仕掛けができるのだと知りました。1つは、学級づくりです。4月の段階から「わからない」を言いやすい環境にしていくことで、授業で子どもたちが「わかったふり」をしなくて良くなります。2つ目は、発問の工夫です。「わかった?」を「よくわからなかった人ー?」と聞くだけで「わからない」と子どもは言いやすくなります。これは、わかっていない子に向けての言葉だから当然です。私は、2つ目ならすぐにでも意識して改善いけるのではないかと思いました。

 今回のセミナーでは、教育実習を思い出して、いつもより現場のことをリアルに想像しながら考えを深めることができました。授業をつくっているのは、自分だけではないということをいつまでも忘れず、これからも学び続けていきたいです。

 今回、ご講演いただいた森本先生、そして貴重な機会をくださった玉置先生、運営の皆さん、ありがとうございました。次回の教師力アップセミナーも楽しみです。(安田)

2023年11月22日仕事日記

 6時ごろ目覚めて身支度。6時30分ごろ家を出て、いつもの喫茶店経由で大学へ。8時少し前に研究室着。教職実践演習と8期生ゼミ準備。

 9時から社会科専修学生に「教職実践演習」。いつものように「初任1年間を乗り切るための学級経営」と題して、野中信行先生著を参考にして構成した展開。今日は学生の発言から、思わず自己開示。いつも以上に笑いが多い講義になった(笑)。

 10時40分から8期生ゼミ。ロールプレイを入れた安藤さんの発表、自分がよく理解できていないところを話題にして深めてくれた新谷さん。今日もとても充実したゼミ。参加した9期生の安田さんには良い刺激になったに違いない。

 前野さん、安藤さんから卒論相談。第2章の書き方について確認。

 12時30分からオンライン教職専修会議。オープンキャンパスの担当決め。

 14時から、入試関係会議、教授会など4つの会議が続く。終了時刻は17時30分ごろ。3時間30分の長丁場。この中で、「こども理解活動」の説明と実習委員長として報告。特に「こども理解活動」については、次のようなことを皆さんに伝えた(学部長からの依頼に返答したメール文紹介)。

 クリスタルプランにおける「子ども活動」の位置づけを始め、全教員でフレンドシップ活動に代わる本学の重要な教育活動として、皆さんで創り上げていただきたいと伝えたいと思います。
 また、子どもの多様性が求められる中、子ども活動(文部科学省が推奨する学校体験活動、サークル活動など)を通して学生が子どもに関わる中で感じたこと、学んだことを教員が聞くことによって、教育学部の教員として、子どもに関わること、子どもを理解することについて、あらためて学生から学ぶという姿勢も大切だと考えているという話をさせていただきたいと思っています。
 さらに成果をまとめる方法をレポートとしていますが、「教育DX・探究」が位置づけられたこともあって、紙媒体のレポートに限ることはないとも考えていること、その方法については皆さんからの知恵をいただきたいと思っているとも加えたいと思っています。


 研究室に戻り、片付け物をして大学を出る。明日は休日。予定はプレゼンづくりのみ(笑)。久しぶりに日本酒を少しだけ飲んで、いつものように記憶なし。

 研究室HP記事は、11月16日の8期生ゼミ記録。芝田君がユーモアもいれて、うまくまとめてくれた


11月16日8期生ゼミでの学び(芝田)

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 こんにちは。8期生の芝田です。今回は11月15日の8期生ゼミでの学びを記事にします。引き続き赤坂真二先生の「指導力のある学級担任がやっているたったひとつのこと」について深め合いました。

 今回のテーマは「信頼される教師のソーシャルスキル」についてです。ソーシャルスキルとは、「相手を理解し、自分の思いを『相手が理解できる』ような言葉や態度で適切に伝える」と書かれています。そのため私もゼミの仲間や玉置先生に伝わるような伝え方を意識して話をしました。(うまく伝わった自信はありませんが笑)

 話を進める中で感情のコントロールという項目では、本に紹介されているものだけでなく、たくさんの情報を基に、感情を伝えやすくするボディランゲージの一つとして「眉毛の動き」を大切にすること、さらに「眉毛の動きが見えやすい」髪型を提案しました。眉の上がり下がりや眉間のしわにいくつもの相手の感情を読み取るヒントがあること、また反射的に感情が現れやすいこと、さらにどんな国でも基本的には共通であることを伝えるとみんな面白がって眉毛を上げ下げしてくれていました。柴山君の記事にも「人は見た目が9割」と書かれているように、第一印象をよくするため、信頼関係を気づいていくためには、意図して自身の身なりを作っていく必要があるのだなと感じました。

 余談にはなりますが、玉置先生は、ご自身の落語家としての専門的な知見からも髪型の重要性について話してくださいました。噺家の髪型に短髪が多い理由は、目元や眉の動きだけでなく、「でこ」のしわまでも表現に使うからだそうです。言われてみれば確かに、テレビ番組の『笑点』を見ても、昨年の教育と笑いの会でお会いさせていただいた桂雀太さん、柳亭小痴楽さんも顔の全体が見えやすい髪型でした。「なるほどプロはそんなところにも、、、」とみんなで感心していたとき、「意図せずその髪型になっている人もいるけどね」と完璧なオチがついていました。(一同爆笑)

 みんなで話し合い深めるテーマとしては「言葉のいらないレベルの関係性を教室内で構築するためにはどうしたらいいか」という少しぼんやりした質問をみんなに投げかけてみました。
・受け入れる心をどう持つか。
・教師が常に口癖のように言う「キーワード」がどれだけ子どもに浸透しているか。
・相手の気持ちを常に想像して過ごせているか、思いやることができているか。
などの意見が出ました。みんなの意見を聴き、日頃から教師と子どもが双方向に、相手に伝わるように自身の想いや考え方を伝え合い、聴き合うことができていれば、「○○さんならどうしたいかな」「○○先生がいたら何て言うかな」という考え方ができるのではないかと考えました。そのためには、想いを正しく伝えるためのソーシャルスキルを正しく理解し、使えるようになりたいと思いました。

 今回のゼミも、仲間たちの意見や玉置先生のご指導や裏話のおかげでとても深みのあるまなびあいになりました。残りのゼミの回数も数えられるほどになってきてしまいましたが、全力でみんなと頑張りたいと思います!!(芝田)

2023年11月21日仕事日記

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 6時ごろ目覚めて、パンと珈琲で朝食。7時少し前に家を出て大学へ向かう。この時刻の自宅発はやはり渋滞に巻きまれる。岐阜羽島駅に行き、11月27日金津、12月4日敦賀への切符を購入。8時20分ごろに研究室着。

 今日は8期生卒業論文相談のための出勤が一番の目的。相談を待っている間に堀裕嗣さんの本を1冊読了。多くの付箋紙を挟む。

 来研した8期生は、柴山君、前野さん、安藤さん、新谷さん、澤本君、寺尾さん、芝田君の7名。それぞれから質問を受けて返答。僕の助言を聞いた直後は、とってもわかったような気持になって、いざPCに向かうと進まないという状況想像(笑)。

 12時30分から10期生10人の初顔合わせ。8期ゼミ長の安藤さん、9期ゼミ長の古賀君から玉置ゼミ生としての心得を話してもらう。記念撮影をして解散。秘密(笑)サイトに10期生の写真掲載。1期生から10期生までで104名。

 教育課程論3回分のワークシート印刷。重要書類に押印して大学を出る。

 入院中の父親(病状安定)の病室へ寄って、小牧中部公民館へ。17時少し前に到着。小牧教員組合幹部としばし教育雑談。

 17時30分から19時まで依頼の演題「ICTを活用した協働的な学び」で講演。今日は「時に原点に帰ろう」が裏テーマ(笑)なので、「なぜ学び合うとよいのか」「なぜ一人一台端末なのか」「文部科学省がこの統計のどこを問題としているのか」など、いわば深掘り質問を投げかける。勤務後の貴重な時間に集まっていただいた皆さん、もっと言えば動員もあって参加されておられる方が、少しでも来てよかったと思っていただけるようにするのが講師の努めと宣言もして、しっかり反応していただける皆さんに、ここだからこそ話せることも多数いれて講演。

 NHK首都圏ネットワークの記者から、「本日、コメントを放送しました」との連絡あり。サイトにもアップされていたので、さっそく記事化。「報告より相談」という言葉が紹介されたの嬉しい。

NHK 首都圏ネットワークにて放送

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 11月21日、NHK 首都圏ネットワークにて、PTA活動に関する私のコメントが放送されました。

2023年11月20日仕事日記

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 6時ごろに目覚めて、朝食は昨晩いただいた助六寿司。仕事日記とBMW音楽ライブラリに格納する曲を整理。

 7時前に家を出て、瑞穂市内で実習をしているゼミ生の学校へ向かう。出発当初はナビでは55分間で到着予定。しかし予想通り、岐阜市に近づいてくるにつれて渋滞となり、時間は延び、学校到着は8時35分。授業開始には間に合った。

 早々に授業観察。授業の基本はしっかり身についているので、さらなるバージョンアップのための助言をして学校を出る。夜には、ゼミ生から助言を生かしての授業の良い変化報告あり。

 名古屋市立藤が丘小学校へ向かう。学校付近には2時間弱前に到着。デニーズで昼食をとって、仕事をする。途中で目を閉じて休憩。

 13時に学校着。5年生国語授業参観。自己選択を取り入れた、いわば挑戦的な授業。子どもたちがしっかり育っていて、20分間にわたって、資料をもとに自分の考えを伝えたり、友だちの考えをもとに自分の考えを変容させたりの展開。誰一人、学びから逃げようとする子どもはおらず、今回の課題はこの学級の子どもたちにマッチしていると強く感じた。この学校の子どもたちは難しい問題ほど頑張るイメージあり。

 授業後は、研究協議の時間まで必死に動画整理。研究協議では、子どもたちの姿をしっかりとらえた上での発言をされる先生ばかり。特に抽出児の変容報告から、授業展開のよさが浮き彫りになった。

 僕はいただいた25分間で、特に「自己選択の価値」を「主体性を育てる」観点から伝え、例によって動画をもとに今回の授業から学び合いたいことを話す。

 校長室で5名の先生から質問を受けて、自己経験や他校での授業から学んだことなどを伝える。

 17時30分ごろ帰宅。今日締め切りの週刊「教育資料」の第41回原稿書き。今回も次期教育振興基本計画から話題を取り上げる。何度も読み直して手を入れて、編集部へ送信。

2023年11月19日仕事日記

 6時ごろ目覚めて、いつもの喫茶店でモーニング。帰宅して、12月9日開催の講演「ちょっとした工夫で知的に⾯⽩くなる数学授業づくり講座〜ICTの効果的な活⽤を視野に⼊れて〜」のプレゼンづくり。ほぼ新作。昨日から調子がよくて、3時間ほどで完成。関係者にデータ送付。

 13時からオンラインで「NEXTGIGAを見据え現状を再点検」視聴。平井さんが武藤さんに提示されたキーワードがよくて、武藤さんも話しやすそう。現在の文科省の方針や思いがよくわかった1時間。僕が頑張らねばならないことは、リーディングDXスクール校実践を広げたり、関わらせていただいている学校の授業観をより変革したりすることと、あらためて自覚。

 今度は、オンラインで「研数学館講演会」に参加。堀田龍也先生の講演はすでに終わっていて、細水保宏先生の算数授業づくり講演。教科書題材(問題)をもとに子どもたちの思考をつなぐ、つなげることを模擬授業を通して伝えられた。「一つの問題を数通り考えたところで、わからない子どもはいる。もう一題、取り組んだときに初めてわかる子どもがいる」という主張には納得。

 続いて盛山隆雄先生の算数講演。内田洋行が開発している協働学習ツールを活用しての授業実践紹介。zoomを繋ぎながらの実際のツールプレゼンはさすがに重たそう。中座。

 父親の病院へ。父親が耳元で僕に伝えた言葉は一生忘れない。

 19時、義理の叔母の通夜に出席のため、愛西市の葬儀場へ。式後、久しぶりに叔父、叔母に会って、いろいろと話す。話題はどうしても体の具合のこと。85歳の叔母が毎日プールで歩き、週に1回ゴルフに出かけていると聞き、ビックリ。だから、とてもその年齢に見えないのだ。

 研究室HP記事は、大学HPに「いのちの授業」支援プロジェクト(ワークショップ)掲載された記事へのリンク。
 
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大学HPに「いのちの授業」支援プロジェクト(ワークショップ)掲載

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 大学HPに記事「『いのちの授業』支援プロジェクト(ワークショップ)を本学教員が実施しました」が掲載されました。

 ここをクリックしてぜひお読みください

2023年11月18日仕事日記

 6時30分ごろ家を出て、本学岐阜キャンパスへ向かう。大学付近の喫茶店で、いつものようにモーニング。

 8時前に大学着。8時15分から説明会開始。それ以後、終日、重要な仕事に関わる。自分の仕事がすべて終了したのは17時ごろ。すでに外は真っ暗。帰宅。

 12月4日の敦賀市での講演プレゼン作成。今回も授業参観後、講演、その後、研究主任と授業者との話し合いを皆さんに見てもらうという展開。そのため、講演プレゼンはどのような状況になってもいいように多くの資料で構成。

 12月27日は福井市中学校数学部会で講演。今年最後の講演で、ふとアイデアが浮かぶ。さっそくプレゼン作成。講演内容は

 <私のコンピュータを活用した数学授業づくりの考え>
1 数学発見型ソフトウエア開発の考え
2 動画から数学を見つけさせる、言語化する考え
3 図形作成ソフトウエアを活用する考え
4 一人一台情報端末活用を前提とした考え
5 「個別最適な学び」から「自由進度学習」への考え
※ 数学授業づくりの根底におきたいこと


 調子がいいときは一気にできる。27日までにいくつかの講演依頼を受けているが、まずはできるところから(笑)。

 研究室HP記事は、11月4日講座「いのちの授業を体験的に学ぶ」での学びを前野さん、安藤さん、澤本君が発信。3人とも文章力を高めている証の記事。ぜひお読みください。

 最近のBGMは、谷村新司と大橋純子。いろいろな意味で心に沁みる。

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