2月10日教師力アップセミナー(赤坂真二先生)での学び(齋木・古賀)

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 こんにちは!玉置ゼミ10期生の齋木です。2月10日に教師力アップセミナーに参加させていただき、赤坂先生から多くの学びを得ることができました。そこで今回は赤坂先生の講演から得た学びを記事にさせて頂きたいと思います。

 赤坂先生の講演では、学級経営に関して説明していただきました。そこで私は3つの学びを得ることができました。

 まず1つ目。私は学級経営の本質を理解していませんでしたが、赤坂先生の以下のような説明でようやく理解できました。

 赤坂先生によると日本人の性格上つながりを好みません。そんな中、日本の教育はつながりを大切にして、人間関係ができて学級が機能するが、最近問題となっている、いじめが原因による不登校問題。このような問題が起きないように、クラスの人間関係を工夫して上手く作るのが教師だとお話されて、教師にとっての学級経営の大切さが非常によくわかりました。

 そして2つ目。学級経営とは、特別支援でもあり、みんな何らかの支援が必要であること。さらに、教師はただ授業を教えるだけではなく、クラス全体を見て、学級の安定を保つことが重要であることが分かりました。また、その安定のためには、児童・生徒が「この授業を受けたい」と思ってくれるような『学習環境の最適化』という言葉があり、強く心にしみました。

 最後に3つ目。『教師が判断する学級経営の順調さと各因子の影響』というモデルで、まずは、受け入れて、それからしつけをし、秩序をすると和やかになるということで、和やかなクラスを作るためには秩序が必要であるということです。このモデルを知って、私の以前のイメージだった、「和やかなクラスは先生があまり叱らない」とは異なり、ルールやマナーを破ったら注意し、メリハリをつけられる指導が必要であるということが分かりました。私は、児童・生徒に叱ることで、「距離が離れてしまうのではないか」という恐怖心があります。ですが、それでは秩序が保てず、たるんだ学級になってしまい、学級崩壊の可能性も考えられる。そのためには、ルールを破った児童・生徒にはしつけをし、将来、和やかな学級を作るために、今回学んだモデルを頭に入れておこうと思いました。

 私は今回の教師力アップセミナーに参加させて頂いて、学級経営において様々な学びを得ることができました。今回学んだことは将来教師となった時、非常に重要なことだと思うので、忘れず、今年の教育実習で、実践は難しいと思いますが、できる範囲でも、頑張ってみて、意識していこうと思います。このような貴重な機会、お話を聞かせていただきありがとうございました。(齋木)


 こんにちは。9期生の古賀です。今回は先日行われた、教師力アップセミナーでの学びを記事にしていきます。今回のセミナーでは赤坂先生にご講演いただきました。

 赤坂先生の話はとても面白く聴き入ってしまいました。中でも、学級経営にあたって、何人も誰からも精神的、肉体的に傷つけられることがない状態をつくっていくことは私の卒論テーマに近しいこともあり、とても勉強になりました。

 授業は学級経営あってこそということ。ホスピタリティを高めていくこと。子どもたちと関わる上で「受容」することが大切であり、しつけと秩序の両方を確立させ縦糸を。教師と子ども、子ども同士の心の通い合いの緯糸を絡ませながら学級経営をしていくと良いことを学びました。コロナの影響などでつながらない理由が増えがちだが、学校教育では、子と教師・子ども同士のつながりが大切だと考えるので、それぞれの関わりにおいて、教師としてできることは何か考えていきます。また、学級の雰囲気は、子どもが教師をどのように認知しているかに影響されるため、受容と親しみ易さ、子どもが思いやりを発揮する場を設定することなど、信頼され指導を受容してもらえるような教師になれるよう努めていきます。

 赤坂先生、面白く学びのある素敵な講演をありがとうございました。今回の学びを生かしながら、さらに学び続けていきます。運営委員の皆さん、今回も貴重な学びの場をありがとうございました。(古賀)

2月6日一宮市立西成東小学校訪問での学び(荒木)

 こんにちは!9期生の荒木です。2月6日に、一宮市立西成東小学校を訪問させていただきましたので、そこでの学びを記事にしていきます。

 先生方の授業の参観からは、
・教科書の内容を教えるだけでなく、「自分だったら?」と想像させる 
・自分事として捉えるために、1人1つホワイトボードを持ち、意思表示する

 玉置先生からは、
・話し合いの時間は教師が決める。「もうちょっと時間ほしい?」と聞いてしまうと、何となくで児童が手を挙げてしまうので聞かない。
・児童が話した言葉を黒板に残しておき、他の児童の言語化の材料にする(思考は言語化しないと使えない)
・反応の早い子だけが発言するクラスは、一人一人が自分事として考えられるように、すぐに発言させるのではなく、まず全員が心の中で思い浮かべるように指示する
・間違えた児童にもう一度発表の機会を与え、間違いを授業時間内に解決できるようにする
・沈黙は考えている証拠
・振り返り時は黒板のキーワードをちょっとずつ消していき、どんどん喋らせる(有田和正先生の振り返り技術)
など、また新しい授業技術を沢山教えていただきました。

 教員採用試験が近づき、筆記試験の対策に手一杯になっている毎日ですが、やはり現場での学びは違うなぁと感じます。春休みは何度か学校訪問に行きましたが、毎回新しい学びばかりで、各学校の先生方からも「学生のうちから現場で学べるなんて、本当に貴重な体験をさせてもらっているね」と声をかけていただきます。このような環境で学ばせていただける感謝を忘れず、残り1年しっかり力をつけていきたいと思います!(荒木)

※ 写真は一宮市立西成東小のホームページからいただきました。
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2024年3月22日仕事日記

 皆さんにご心配をおかけしていますが、無事、明日3月23日(土)に退院できることになりました。

 冠動脈バイパス手術後の退院は2〜3週間後とのことですから、術後16日目に退院できることは、有難いことだと思っています。しばらく家庭で療養し、4月1日からは復帰できるようにしたいと思います。

 なお、この仕事日記は25日(月)から、これまでのように毎日更新をしたいと思います。皆さま、どうぞよろしくお願いいたします。

2月6日一宮市立西成東小学校での授業参観での学び(岡田)

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 こんにちは。玉置ゼミ10期生の岡田健太朗です。今回は2月6日に行われた一宮市立西成東小学校の授業を参観させていただいて学び得たことを話していきます。

 4時間目と5時間目で様々な学年の算数と社会の授業を参観させて頂きました。

 算数の授業では、子どもたちが今日の授業のめあてを考えていたり、自分の考えを水性ペンで書いていたり、23×3と23×30のように少し似ているものの違いを考えさせることにより、何度も考えを書き直すことが出来たり、自分が気になった事をめあてにしたりして、子どもたちが学びたいと思ったことを意欲的に学ぶことができたり、自分の学びをより深いものにすることが出来ることを学びました。

 また、どの教科でも子どもは分からないと感じると周りをキョロキョロしていたり、手を挙げなかったり、黒板を写していたり、何かしらの行動を行っていることがあることを学んだ。自分はどの子どもも取り残さないとともに子どもたち同士が支え合い高め合うために、デジタル教科書を見たり、黒板に書いたりすることに意識し過ぎることなく子どもたちの表情や行動を見て子どものサポートにすぐ入ることを意識して授業を行いたいと思います。

 まとめを子どもたちに行わせることにより、子どもたちは自分の今日の授業の中で大切であることを確認し、それをまとめて考えることにより、子どもたち自身が自己の学びを振り返るという「主体的な学び」に繋がることも学びました。

 その他に、「子どもがどんなこと言えたり書けたりしたら、この授業は大成功となるのか」という授業のめあてになる部分から逆思考で授業を作っていくことが大切であると学びました。このことを自分も生かしてこれからの授業づくりをしていきたいと思います。

 今回の一宮市立西成東小学校での授業参観を通して子どもの表情や行動には子どもが考えていることがそのまま出ていること、それを見逃すと取り残される子どもに繋がること、振り返りがどうして重要なのかを知り、子どもに伝えることなどの教師として必須のことを学ぶことが出来ました。自分にはまだ子どもを見る力が足りないと実感したので、今回学んだ事を活かしながら、これから様々な活動を通してこの力をつけていきたいと思います。

 一宮市立西成東小学校の皆様方、大変貴重な授業を参観させていただきありがとうございました。(岡田)

※ 写真は西成東小学校のホームページからいただきました。記事とは関係ありません。

8期生卒業論文発表会を受けて(9期生石上、久保)

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 こんにちは!9期生の石上です。今回は1月31日に行われた8期生の卒論発表について記事にしていきたいと思います。

 まずは、8期生の皆さん。卒論発表と2年間の玉置ゼミお疲れ様でした!先輩方の卒論発表は、私が実際に実習を行なって悩んでいた子どもとの関わりや、すぐに実践できる具体的な手立てなど、とても魅力的で子どもたちのことを1番に考えて作られた素晴らしい発表ばかりでした。

 約1年間、先輩たちと一緒に玉置ゼミで様々なことを学ばせていただきましたが、その度に先輩たちの姿に圧倒されました。また、優しくて温かい先輩方と一緒に学ぶことができて、玉置ゼミに入って本当に良かったなと感じました。

 私たちも来年の卒論発表に向けてそれぞれ取り組み始め、不安などもありますが、先輩たちのように堂々と発表できるようあと1年間、9期生、10期生のみんなと一緒に玉置ゼミで学びを深めていきたいなと思います!8期生の皆さん、本当にありがとうございました!(石上)


 こんにちは!9期生の久保朋輝です。今回は先日行われた8期生による卒論発表会についての記事を書きたいと思います!

 8期生の方々の卒論発表は、どれも個性的でとても参考になりました。特に、心理的安定性の話題やICTを活用する授業の仕方など、最近世の中で取り上げられているようなものも研究されていて、とても勉強になりました。

 8期生の方々は、初めて会った時からフレンドリーに接してくださって、私の憧れでした。色々な会場で率先して誰かのために動いている様子や堂々としている様子をよく拝見しました。私も先輩方のように成長出来るように、玉置ゼミで頑張りたいと思います。

 来年度の卒論発表会に向けて、私たち9期生も少しずつ動き始めています。自分が気になる事をあらゆる角度から研究し、同期や10期生などに伝えられるような研究にしていきたいと思います。8期生の方々、この度は本当にありがとうございました。(久保)

8期生卒業論文発表を受けて(9期生 安田)

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 みなさん、こんにちは。9期生の安田愛梨です。1月31日に、8期生のみなさんの「卒業論文発表会」が行われました。

 卒業論文の研究方法や、一人ひとりの想いなど、今まで先輩方の近くで聞いていたことが、形になった瞬間で、やっぱり先輩たちってかっこいいなと思えた時間でした。

 皆さんの発表は、自分が教壇に立ったときに役に立つことばかりで、先輩方の教育への熱い想いを感じることができました。また、玉置ゼミと福地ゼミのみなさんとリアルタイムで感想を書き込む活動を行なったことは、先輩方の発表から感じたことを共有でき、とても刺激的で面白かったです。

 学級づくりや授業づくりについて、思う存分研究できることがこの玉置ゼミの強みだと思います。卒論なんてまだまだ先のこと、、と思っていましたが、先輩方の発表を聞いて自分も頑張っていかなくては!と改めて思いました。

 玉置ゼミに入って1年、先輩方の姿を間近でみてきて、尊敬するところばかりでした。セミナーでの姿や、私たち後輩を暖かく迎えてくださる姿、採用試験に向けて一生懸命頑張る姿など、先輩方の大きな背中は私たちの憧れです。まだまだ9期生には足りない部分がありますが、これからみなさんのように志高く、頑張っていきます。

 8期生のみなさん、本当にお疲れ様でした!これからもずっとずっと応援しています!!(安田)

8期生ゼミ旅行 熱海への旅!

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 ゼミ長の安藤さんからの報告です。

 1枚目が来宮神社でのしでの写真です。(残念ながらこの時は柴山は二日酔いで病院にいました笑)

 2枚目が、たび旅終わりの写真です。3枚目は、熱海城ロープウェイでの写真です!

 4枚目はみんなで作ったカレーです!(ここだけの話、みんなで作ったと言いつつ伊藤•澤本•柴山•安藤は料理ができないので旅館の卓球をして待っていました。そのあと皿洗いしました)

 5枚目はお昼に食べた海鮮丼です!この時ガラス工房に行く時間が迫っていて、みんなで急いで食べました😂
 

2024年3月15日仕事日記

 3月8日に意識を失い緊急搬送されてから1週間経ちました。退院の目処が立つところまでには、まだなっていませんが、おかげさまで回復に向かっています。

 心臓への主要な血管の1本はカテーテル治療で、あとの2本は冠動脈バイパス術を行ってもらいました。胸を開いて、心臓の詰まった冠動脈の先に迂回路(バイパス)をつくる手術をしたわけですので、一時期は体に9本の管が繋がれていました。今日で全部が取れるのではないかと期待しているところです。

 この間、また引き続き、皆さんにご迷惑をおかけします。今日は8期生の晴れの卒業式、学位記渡しの日でした。楽しみにしていたゼミ旅行も含めて、同席できないことを残念に思う朝になりました。

 入院後、2回目の近況報告でした。

2024年3月8日仕事日記

 ご心配をかけています。8日の大学会議中に意識を失い、病院でカテーテル検査の結果、心臓に血液を送っている主要な3本の血管が機能していないとのこと。今、手術をするしかありません!と言われ、5時間ほどの手術を受けました。ICUに戻ったとは深夜2時30分くらいだったそうです。経過は順調だそうですが、退院の目処はたっていません。いまだにICUでたくさんの管に繋がれています。まずはこうして発信ができるようになりましたので、ご安心ください。しばらくは仕事日記もお休みさせていただきます。

2024年3月7日仕事日記

 いつものG喫茶店経由で大学研究室へ。8時少し前に到着。愛知県教育委員会義務教育問題研究協議会の委員推薦について、ある方に相談メール発信。

 9時から教職支援課から依頼の面接指導。2コマ。玉置流に厳しく。確実にレベルアップさせたと思う。

 9期生小林さん来研。卒論指導。第4章のための書籍選びを手伝う。安田さん来研。原稿が掲載された「3年間まるっとおまかせ! 中学校 学級レク大事典」を渡す。安田さんもいつも以上の笑顔。10期生池田さん来研。ミスドを持ってきてくれた(笑)。教採の相談に乗る。

 14時ごろ大学を出る。かつやでカツ丼。高速SAスタバで花見さくらクリーム購入。中部公民館へ。

 藤江誠先生の個展鑑賞。記憶にあった藤江先生のタッチと違う作品がズラリ。説明を聞き、納得。気に入った絵の写真を送ってもらう。タイトルはメロディ。

 帰宅。微妙な体調。薬を飲んで一旦横になる。目覚めて、明日の「子ども理解活動説明会」資料に加筆。石井英真先生の言葉や学生へしっかり周知したい事項を加える。仮の「子ども理解活動交流サイト」を構築。これだけ準備しておけば、皆さんの理解も応援もいただけるはず。

 3月11日は、稲沢市立明治中学校から依頼を受けて講演をする。依頼内容を何度も読み、演題を「課題を見いだし、自ら考え、表現できる生徒を育てる様々な方策」としてプレゼン作成。あとは先生方の反応を見ながら、内容を調整することにする。資料データ送付。

 研究室HP記事は、卒業論文発表会シリーズ第2弾。長谷川さん、古川君、由原さんが発信。古川君が書いているように9期生は催し運営に長けていると確かに思う。

 トラックボールマウスの操作に十分に慣れたきた。研究室も同じマウスにしようかと思い始めている(笑)。

 FBに嬉しい書き込みあり。週刊「教育資料」の写真とともに、「玉置崇先生の記事が楽しみで、購読をやめれない…」。ああ、嬉しい。
 
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8期生卒業論文発表会を受けて(9期生長谷川、古川、由原)

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 こんにちは!玉置ゼミ9期生の長谷川です。今回は先日行われた8期生の方々による卒論発表会について記事を書いていきたいと思います。
 
 一人一人違ったテーマで書かれていた卒論は、一つ一つに魅力がありどの発表も聞き入ってしまいました。自分自身が実習などを通じて痛感した教育の難しさや子どもたちとの関わり方の難しさなどに対して、深い研究と自分なりの結論がしっかり出されていてさすが8期生の方々だな。と感じました。同時に今進めている自分の卒論はここまで立派なものに仕上がるのかととても不安になりました。 

 玉置ゼミに入って約一年が経ちますが、この一年の中の多くの場面で先輩方の凄さを感じてきました。優しさと玉置先生愛で溢れる8期生の方々がもうすぐ卒業されるのはとても寂しいですが、玉置ゼミの伝統を9期生が引き継ぎこれからも伝え続けていきたいと思います。

 本格的に教採対策が始まりました。先輩方からの学びを活かしながら9期生共に成長していきます。8期生の皆さん約一年間ありがとうございました!(長谷川)


 こんにちは、9期生の古川です!今回は先日行われた8期生の卒論発表について書いていきたいと思います。

 2年間のゼミの集大成である卒業論文を8期生の皆さんが発表してくれました。1人1人、個性があり学びがあり、メッセージ性の強い内容ばかりでした。体調不良で参加出来なかった先輩方の発表も聞きたかったです。

 僕たち9期生も少しずつですが卒業論文を手掛け始めています。これで良いのか?合っているのか、まだまだ手探りな感じですが先輩方のようにかっこよく発表できるように精進していきたいです。

 恒例の昼食会もゼミ生みんなで盛り上がれて良かったです。やっぱり9期生はこういう催しには長けてるな〜と改めて感じました。

 ゼミ生活もあと1年です。玉置ゼミに入った初心を忘れず、玉置先生の下でレベルアップし続けていきます。(古川)


 こんにちは!9期生の由原希音です。今回は、先日行われた8期生の皆さんの卒論発表会について記事にしていきます。

 一人一人の卒論の内容は、私自身が実習で悩んでいた部分と重なってたところもあり、発表をきいてとても参考になりました。どれも根拠が明確で、聞いていて説得力がありました。2年間のゼミでの学びがたくさん詰まった、素敵な発表でした!

 約1年間、8期生の先輩方の背中からたくさん学ばさせていただきました!特に、ゼミ合宿で面接指導の助言をきいて本当に先輩の偉大さを実感しました。私も、来年には先輩方のように堂々とゼミでの学びを発表できるよう頑張ります!

 今回初めて8、9、10期生が一緒になって、改めて玉置ゼミはあたたかい場所だと感じました。このゼミで、みんなと高め合えることに感謝して、残りの1年も頑張っていきます!(由原)

3の報告に対して(玉置)

 子どもの感性から出てきた言葉をとらえて、そこから学んでいることがとても素敵です。教育者としての大切な資質に触れている記録です。教師は、子どもから真摯に学ぶことを忘れてはいけないと思うのです。輝きをさらに磨いていくサポートという文言にも、子どもに関わっていくときの大切な心得が表現されていると思いながら読ませてもらいました。
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みんなでやりたい

 私は、今年の夏休みに「JOF」というボランティア活動に参加しました。小学校1年生から6年生の子がいろいろな地域から参加します。グループを作って、野外活動を楽しみました。

 そこで短い時間でしたが、間近で子ども一人一人の成長を感じることが出来ました。ある子は、1日目、私とその子の友達としか話せていなかったが、活動を通して、自ら他の子に話しかけに行くようになっていました。ある子は、一つの活動を通して「自分のなりたい憧れの姿に近づくことができた。」と話してくれました。

 一番印象に残っている子が、小学校6年生の子です。活動中に、私が泣いている子を慰めていて、その子が泣き止みそうになかったので、その子に「先に他の子と活動を始めていいよ。」と言いました。

 すると、その子が「グループの子が泣いているのに、活動は出来ない。みんなでやりたいよ。」と言って、他の子に声を掛けて、泣いている子を笑顔にするために出来ることはないか話し合いを始めたのです。私は、一人の子どものことしか考えていなかったことに気付き、さらに、周りの子の気持ちを考えていなかったと恥ずかしくなりました。同時に、この子によって「周りの子を思いやる心」を学びました。

 本当は、その子も親元を離れて、キャンプに参加していたのだから、不安なこともあったでしょう。それでも、自分より下の子を気遣い、行動した自主性が素晴らしいと思いました。また、私は、短い間に様々な成長を遂げた子ども達と一緒に活動して、一人一人の輝きを見つけることの喜びを実感しました。そして、輝きをさらに磨いていくサポートをしたいと改めて思いました。

1の報告に対して(福地)

 ありがとうございました。「分かったつもり」にならず、「分かりたい」と内面を理解し続ける姿勢という、教師としての生き方の軸をT君から学んだ貴重な体験ですね。そこに至った背景に、長く関わったことによる、彼があなたに対して素直に心を開いたことがあるように思います。そんな信頼関係が子どもを救うということに改めて気付きました。
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不登校児童と関わって

 私が不登校児童Tくんとの関わりを通して学んだ、「子どもの内面を理解しようとする姿勢」の大切さについて紹介します。

 不登校児童Tくんは、学習会では友達とも仲良く遊び、「僕はゲームで生きていく」と話してくれるような子でした。そのため、当初私はTくんに対して元気な子という印象をもち、自ら進んで学校へは行かない子とも認識していました。

 しかし、関わりが長くなる中で、少しづつ自分の本心について話してくれるようになっていきました。ある日「学校には行けていないけど、自分を変えたいという気持ちは凄くあって、毎朝頑張って行こうとするけどお腹が痛くなってしまう」「寝ている時とゲームをしている時だけは、学校のことを考えなくていいから楽なんだ」と話してくれたことがありました。

 話を聞いて私は、元気なTくんがこのような悩みを抱え込んでいたこと、またここまで自分のことを捉え言語化していることにとても驚きました。Tくんとの関わりを通して、必ずしも自分が見ているその子の姿が、その子の全てではないということに気づくことができました。そのため、子どもと関わる際には「わかったつもり」にならず、「わかりたい」と内面を理解しようとし続ける姿勢の大切さをTくんから学びました。

2024年3月6日仕事日記

 6時に目覚め。珈琲とパンで朝食。返信が滞っていたメール処理。7時少し前に家を出る。

 研究室着7時45分ごろ。山田先生と来年度の本学教育フォーラムの相談。学部長の考えをお聞きする段階まで到達。

 10時に愛知県教育委員会義務教育課の後藤先生来研。来年度委員を仰せつかった愛知県教育委員会義務教育問題研究協議会の概要について説明をいただいた。あとは久しぶりの四方山話。特に、愛知県内のGIGAの進み具合についての情報提供。

 11時45分ごろ、英語専修の大石先生来研。ある委員になっていただいたので、その打ち合わせ。初めての(笑)四方山話。

 昼食のために大学外へ。研究室に戻り、数学ネタ本原稿書き。

 14時40分ごろ、9期生石上さん、由原さん来研。二人の原稿が掲載された「3年間まるっとおまかせ! 中学校 学級レク大事典」を渡す。とても嬉しそうな表情を見て癒される(笑)。

 15時から17時30分ごろまで、岐阜聖徳学園大学教育学部教育改革等事業助成研究の一貫で来学された京都大学の石井英真先生の講演をお聞きする。演題は「教育『変革』の時代の学びと授業」。いつもの石井節を聞きながら、ポイントをメモ。特に「個別最適な学び」の実践を「学校に行きづらかった子どもへのケア」の視点から語られたことには納得。確かにこの視点から実践を振り返ってみるといい。話題とされなかったが、一番嬉しいのは、石井先生監修本に「子どもから学ぶ 教師の見取りの解像度を上げる」(東洋館出版社)があること。本学がまさに柱の一つにしようとしている「子ども理解活動」の価値を裏付けていただける本。

 くしゃみが出るようになってきた。本格的な風邪になってはいけないと思い、早々に大学を出る。帰宅して薬を飲んで横になる。目覚めて、体調が持ち直してきたことでほっとする。いくつかの仕事をする。

 研究室HP記事は、卒業論文発表会記事。今回から9期生シリーズ開始。まずは古賀君と荒木さん。ともに「教師の話し方」を話題にしている。
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8期生卒業論文発表会を受けて(9期生古賀、荒木)

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 こんにちは。9期生の古賀です。先日行われた8期生の卒業論文発表会について記事にしていきます。

 先輩方の素敵な発表を聴き、子どもとの関わり方や授業づくりなどについて新たな視点と気づきを得ました。澤本さんの発表で「いじめが発覚したとき」の教師の話術には、実際にいじめが起きてしまったクラスの一員だと感じるほど引き込まれました。私は実習中や現在でも、話すときの抑揚・間・リズムの取り方が下手で聞き取りにくいことが多いので、改善できるよう意識しながら話していきたいと思いました。

 また、心理的安全性を高める手立てや学級経営での「3・7・30」でルールを徹底させることなどをお聴きし、漠然としていた私の卒業論文の方向性が見えてきたと思います。先輩方の姿を見て、玉置ゼミの一員として恥ずかしくない発表ができるよう学び続けていかなければと思いました。

 8期生の皆さん、短い間でしたがありがとうございました。共に学ばせていただけたこと嬉しく思います。新天地でのご活躍をお祈り申し上げます。卒論に教採、不安や焦りがありますが、どちらも理想の教師になるための通過点でしかないので9期生のみんなと協力して乗り越えていきます。(古賀)


 こんにちは!9期生の荒木です。8期生の先輩方の研究は、教師になる上で必要で、すぐにでも実践できるような魅力ある発表ばかりでした。

 特に、「教師の話し方」についての8期生澤本さんの発表が印象的でした。発表が終わるまでの10分間、抑揚、間、リズムを駆使した話し方に引き込まれました。実演時だけでなく、常に引き込まれるその話し方は、積み重ねた研究により自分の力として染みついたものだと肌で感じました。私にとっても教員になるために身に付けたい力であるため、論文を拝読し、日頃から実践していきたいと思いました。

 念願だった玉置ゼミでの生活も残り1年…!教師になるために不安なこと、まだやりきれてないこと、沢山あります。来年の卒論発表会では、教育についての自分の思いを胸を張って語れるよう、活かせるチャンスは最大限活かして学びを積み上げていきたいと思います。

 優しくて温かい8期生の先輩方と1年間学びを共にできたことをとても嬉しく思います。ありがとうございました。そして、2年間お疲れ様でした。これからも応援しています!!(荒木)

2024年3月5日仕事日記

 6時ごろ目覚め。夢の中で(笑)仕事日記の追記を思い付き、目覚めてさっそく加筆。パンと珈琲で朝食。

 7時ごろ家を出て大学へ向かう。8時ごろ研究室着。9時からの2コマの面接指導要項を見て確認。昨日開催の武藤チームリーダーや水谷先生を迎えての愛知県教育委員会会議(共同調達)の概要を知る。

 9時から2コマの面接指導。今日はこれまでと展開を変えて、教師志望を徹底的に鍛える内容にして厳しめの指導。最初と比較にならないほど思いが伝わるようになったと思う。きついことを伝えたが、最後は笑顔になったことが嬉しい。

 10期生岡田君がお土産持参で来研。感謝。書籍の返却と貸出し。四方山話を少々。

 「子ども理解活動」の説明資料の補足。HPにアップしたときのイメージを伝えるコンテンツ作り。教育実習課へ出向き、課長としばし相談。

 14時30分ごろ、大学を出て犬山市役所へ向かう。15時40分ごろ着。教育長としばし懇談。

 16時からほぼ1時間、第2回犬山市ICT活用教育研究委員会にアドバイザーとして出席。事務局から、資料「GIGAスクール構想の実現 学習者用コンピュータの調達等ガイドライン」の説明後、僕からはなぜ共同調達なのかという大元から説明。そして、端末活用における今後の重要な視点について情報提供。

 18時から歯科医院。今日も歯磨き指導を受ける。今の自分の状況では不十分であるということ。さらに意識化が重要と認識。

 帰宅。数学ネタ原稿書きを進める。いくつかの重要連絡など。

 研究室HP記事は、味岡小学校訪問シリーズ最終回の第8弾。間宮さんが発信。外国語活動をしっかり見たので、その感想。良い視点!

2月7日 小牧市立味岡小学校での学び(間宮)

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 こんにちは!10期生の間宮です。2月7日の小牧市立味岡小学校訪問での学びを記事にしたいと思います。

 最初に、5年生の英語の授業を見させていただきました。子どもたちが日本人役と外国人役に分かれて、日本の良さを説明するという活動を行っていました。活動の前半が終わり、役割を交代するタイミングで、今までの活動の振り返りが行われました。子どもたちは「ジェスチャーをもっと増やすといいよ」「会話の途中で間が無い方が自然だよ」など、具体的なアドバイスをクラス全体で共有していました。その後、活動の後半に移り、授業が終わる前に「後半の活動は、前半と比べてどうだった?」「みんなのアドバイスは生かせた?」といった振り返りがありました。

 模擬授業など、これまでの経験の中で英語の活動はだらだらとなってしまいがちだと思っていたので、こうやって活動の間にも振り返りの時間を入れると良いと学びました。実際に、後半の活動の方がより良いものになっていましたし、振り返ることで学びが明らかになっていると思い、振り返りの必要性を強く感じました。

 その後も2つの授業と、最後に2年生の算数の授業を見させていただきました。この授業での先生の発問がとても印象的でした。それは「今のAさんの発言、自分の言葉で説明してみてくれる?」「Bさんの説明ってどういうこと?」など、子どもたちに言語化させる発問でした。言語化することで、本当に理解できているのかを確認できたり、学び合いができたりするので、大切な発問だと思い、自分も取り入れたいと感じました。他にも「みんなここまでは理解できた?」といった声かけもされていたので、誰も一人にしないことや学び合いをとても大切にされているんだと思いました。
 
 研究協議にも参加させていただいて、先生方のお話を聞かせていただきましたが、初めてこうやって授業研究をすると知り、身が引き締まるような感覚がありました。初めて経験させていただくことや多くの学びがあり、大変貴重な一日でした。ありがとうございました!(間宮)

2024年3月4日仕事日記

 5時30分に目覚め。珈琲とパンで朝食。連載中の週刊「教育資料」の原稿書き。出発時刻の8時少し前にほぼ出来上がる。帰宅後に精読して編集部に送るつもりで出発。

 8時15分ごろ家を出て、東栄町立東栄小学校へ向かう。ナビでは到着時刻は10時30分ごろ。予定通りに進むことを祈りながら運転。新東名岡崎SAで休憩。ほぼ予定時刻通りに到着。和田裕枝フェローとEDUCOMスタッフ3名で授業参観と取材撮影の1日開始。

 3限の5年理科、4限の3年算数の授業参観。共に、子どもがとても育っている授業(言い方を変えれば、ここまで子どもを育てた授業)。子どもらしい発言や、教師のゆさぶり、子どもとのやりとりなどを見ていると、時間が経つのも忘れるほど楽しい。

 理科は、本時と次時の2時間で、前時までに出し合った疑問について各自で実験をして、見通しを持つ時間。教師が全体に言葉を発したのは、冒頭の指示のみ。主体的な子どもたちばかりで、自分が確認したい事項を確かめ実験器具や物品を自己選択して、自席で実験。気づきを声に出したり、級友の実験結果と自分の結果が同じなのかを確かめたりなど、子ども個々で動きは多種多様。結果のノート記録においても、ありがちなワークシートは存在せず、メモの仕方もまさに主体性に任せてられている。教師は実験をしている個々の子どもたちの様子を見ながら、結果の確認やさらなる疑問を持たせるために話しかけているのみ。終了時刻が近づけば、それぞれが片付け開始。その都度、指示がなくても自ら動く子どもたち。感心するばかり。

 算数は、課題の面白さもあるが、子どもが熟考したり、ペアで話し合ったりして、この考えをどう表現したらよいかと悩むシーンが印象的。発言の中に、数学的な見方・考え方に通じる内容が多く、これまでの算数の積み上げが伝わってくる授業。第一課題をもとに本時のメインとなる課題に展開。その際に各自で「めあて」を入力させて、授業最後の振り返りと連動させ、振り返りの質を高めているのもいい。感心したのは、各自の「めあて」の記述。その表現がまさに個々で違っていて、とはいえ、方向性は同じ。課題が自分ごとになっていることが記述から明らか。こうしたことも継続してきた証。算数授業も教師の言葉はセーブされていて、子どもの発言をもとに進行する授業。

 昼食は学校近くのレストランで。話題は授業の質の高さ。EDUCOMスタッフもここのところ、多くの授業を見ているメンバーなので、授業を見る目は確か。良いところをしっかり見取れている。

 13時30分から、校長先生、二人の授業者、数名の子どもに取材インタビュー。この学校はEDUCOMのスクールライフノート(心の天気・学びの天気)を日常活用して、子どもたちを育てている学校。その成果は二つの授業の子どもたちの姿で捉え済みだが、あらためて「心の天気・学びの天気」の価値をお聞きし、短い動画でまとめて、いずれ皆さんに見ていただくための貴重な撮影。もちろん教育長も撮影は認めていただいていて、午前に顔を出してもいただけた。深謝。

 いずれの撮影も簡単な打ち合わせのみで実施。インタビュアは和田フェロー。授業もスクールライフノートも知り尽くしているので、聞き役としては最適な人。僕はさらなる問いかけをいくつかお願いしたのみ。とても良い内容の取材ができたので、あとはEDUCOMスタッフに任せるのみ。

 取材をしながらつくづく感じたことは、校長がスクールライフノートのよさをしっかり把握していることだ。その一例が、授業参観の折でも端末を持参して、その学級の「学びの天気」に記された「めあて」を見ている。子どもに声をかける材料の一つにしているわけだ。また、「〇さんは、土曜日も日曜日も毎日心の天気を入れているんです」と子どもの名前を出して話していただけた。小さい学校だからできる、というわけではなく、子どもとつながるための貴重な材料ととらえておられるからだ。ちなみに、東栄小学校の教育については、理数教育研究所発行のRimes39号で書かれている。のびのびタイムなど、特長的な教育も進めている。検索して読まれることをお勧めしたい。

 15時40分ごろ終了して学校を出る。帰路の途中で睡魔に襲われる。SAで停車させて、しばし睡眠。目覚め(笑)の珈琲をSAスタバで飲んで、しっかり覚醒させる。自宅到着は18時30分ごろ。

 出発前に書いておいた原稿を精読。いくつかの箇所に手を入れて編集部へ送信。数学ネタ本原稿書き。

 研究室HP記事は、最終に近づいてきた味岡小学校シリーズ。第7弾は河上君。「指示」と「子どもの発言から授業を創るよさ」を取り上げている。本人が書いているように、教育実習でぜひ生かしてほしい。
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3/25 子ども理解活動1 概要説明会(教務課オリエンテーション内)

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