11月29日 東員町立笹尾東小学校での学び(前野、安藤)

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【前野】
 こんにちは。8期生の前野です。
 11月29日に笹尾東小学校で授業を見させていただきましたので、学びを記事にまとめていきたいと思います。

 今回は5年生の算数の授業を見ることができました。どの子も集中して問題に取り組む様子が印象的で、先生の温かい雰囲気と声かけによって、子どもたちも安心できる環境で学んでいる様子がとても伝わってきました。

 授業を見る中で、授業の導入と最後に振り返りを活用していたところが印象に残りました。授業の導入では、前回の授業での振り返りをいくつか紹介していました。友達の名前や言っていた内容が書かれた振り返りを紹介していて、これは授業に集中して取り組んで1時間の学びが子どもたちにしっかりと定着しているからこそ書ける振り返りだなと、レベルの高さに驚きました。

 そして、授業の最後には振り返りの時間を設けて、「振り返りボックス」という振り返りの視点を示したものを参考に振り返りを書いていました。不思議や疑問、友達の名前、気になったこと等、振り返りの視点が書かれたものを手元に置いておくことで、振り返る内容が明確になり、授業の冒頭で見たような次につながる振り返りが書けるようになるのだろうと感じました。これは算数に限らず振り返りの場面で使っているそうです。私も4月から授業を行うときには、ただ振り返りを書いてもらうのではなく、どのような視点で振り返りをするのかを子どもたちに伝えて、振り返りを次の学びにつなげられるようにしたいと思います!

 また、ICTを活用して子どもの考えを集約することで、全員の考えが一覧になって表示されていました。図形の問題だったので視覚的にとても分かりやすく、自分の考えと似ている人はいるか、違う考え方はあるかというように自分の意見と他の意見を比較する際に有効に使うことができることを学びました。ICTを活用することで、いくつもある情報の中から自分で必要な情報を取りに行くことができる力を育むことができると分かりました。子どもの考えを集約して、お互いに意見を比較・分析するという活動は算数以外の授業でもできると思うので、ぜひ自分が授業をするときにも参考にしたいと思いました。

 授業を見させていただいた後には、笹尾東小学校の先生方に質問させていただく時間も頂くことができました。4月から教壇に立つ8期生に温かい言葉をかけていただき、励みになりました。本当にありがとうございました。今回初めて笹尾東小学校に行くことができ、たくさんの学びを得ることができました。笹尾東小学校の皆様、玉置先生、ありがとうございました。(前野)

【安藤】
 こんにちは!玉置ゼミ8期生の安藤です。 先日、東員町立笹尾東小学校に訪問させていただきました。今回も本当にたくさんの学びがありました。この学びから、今後大切にしていきたいと思ったことを記事にしていきます!

 算数の授業を参観させていただき、大切にしたいと思ったことが2つあります!

 1つは“子どもが安心して発言できるような言葉かけ“です。授業中、自信を持てず発言をためらう子どもがいました。子どもの呟きを先生は拾い、「分からなくても良いよ」「大丈夫だよ」といった言葉をかけていました。この言葉かけがあるからこそ、子どもは勇気をもって発言することができたと思います。さらに先生は「みんなが助けてくれるよ」と仰って、続きの説明を他の子に繋げていました。このように学級の心理的安全性を高め、子と子をつなぐ言葉かけをしていきたいです!

 もう1つは“振り返り“です。授業は振り返り紹介からスタートしました。私はこの振り返りのレベルの高さに衝撃を受けました。自分に関する振り返りはもちろん”友達の良かった姿から次回はこんなことを頑張りたい”という内容が書いていました。

 なぜこんなにレベルの高い振り返りができるのか、その秘訣は以下の2つにあると気付きました!
・振り返りの観点を明確にする
・価値づけ
 振り返る際に「振り返りBOX」を活用していました。ここには、振り返りの観点が示されていました。これは振り返る際のヒントになるので、私も活用したいと思ました!さらに、先生は振り返りを紹介する際、「友達の名前も書けているね」と具体的に価値づけていました。このように日常的な価値づけをする事もレベルの高い振り返りの秘訣だと思います。価値づけすることを日常的に行い、振り返りの意義を伝えることも大切にしていきたいです!

 研修会では、授業者の先生と一緒のグループに参加させていただきました。先生は学生の私にも「何か意見あれば教えて下さい」と仰いました。この時、私も先生のように“どんな時も、誰に対しても学ぶ姿勢を忘れない教師”であろうと思いました!

 現場を見て得られる刺激や学びがたくさんありました。笹尾東小学校の皆様、そして玉置先生、貴重な学びの機会をいただき本当にありがとうございました!!(安藤)

2023年12月5日仕事日記

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 いつもの喫茶店でモーニング。持ち込み読書。

 9時から10時ごろまで、EDUCOMの皆さんとオンライン会議。方針はピタリ一致。さっそく動き出すことに決定。気力が湧く話し合い。

 10時ごろ愛犬散歩。「待っていました」という愛犬。もちろんそう見えるだけ(笑)。

 10時30分ごろ家を出て、西尾市立一色南部小学校へ向かう。ナビは知多半島道路を通って、衣浦海底トンネルを通る1時間30分ほどのルートを指示。ナビに従って移動。

 順調に進み、学校まで15分ほどのところで喫茶店に入って昼食。学校到着は13時30分でよいので、コンビニ駐車場で時間調整。これからのプレゼンネタをスマホメモに吹き込む。隙間時間も充実した時間とした自分を褒める(笑)。

 13時30分学校着。校長、教務としばし懇談。14時から3年生算数授業参観。元気がある子どもたち。その子どもたちのエネルギーをプラスに転化している担任。とても良い学級。大胆な課題にも「わからん」というつぶやきを発しながら、最後まであきらめない子どもたち。ゴールまでの道のりは遠かった授業。ある意味、計画通り。

 研究協議会まで必死に動画整理💦。15時20分から30分間の先生方の協議。先生方の教材のとらえは間違いなく、助言にも強く同感。

 僕は冒頭で、協議会の質の高さを価値づけて、今回は教材研究の重要性を教科書と撮影した動画をもとに伝える。モデリングの手法も伝授。その後、依頼を受けた演題「主体的・対話的な深い学びに結びつく指導」で、今日の授業と結び付けながら30分間ほどの話。校長室で授業者に再度の助言をして退校。

 帰路はナビは海底トンネルルートを示さず。それに従って移動するが、夕刻であちこちで渋滞。帰りはなんと2時間20分ほどもかかってしまった(泣)。

 まずは今日の動画とプレゼン整理。明日の講演準備。連載中の原稿に加筆の指示ありで対応。びっくりする内容での講演依頼ありで熟考。8日訪問の布施中学校指導案、11日訪問の黒笹小学校指導案が届き印刷。何を準備して訪問するとよいかを考える。

 研究室HP記事は、11月29日東員町立笹尾東小学校の訪問記録。まずは寺尾さんと伊藤君が発信。「子どもから引き出す」とタイトルにつけて公開。

 最近、本研究室HPへのアクセス数が増加している。昨日は1日で735アクセス。大いなる励みになる。深謝。

11月29日 笹尾東小学校での学び(寺尾、伊藤)

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 こんにちは、8期生の寺尾です。今回は笹尾東小学校の授業を見させていただいたので、学びをまとめます。

 今回は、5年生の算数で、既習事項を用いて三角形の面積を求めるという授業でした。間違っても大丈夫、他の子が助けてくれるという声掛けをされていて心理的安全性のある学級で、子どもたちの関係も良好に見えました。子どもから引き出すことがすごく上手く、教師が説明する時間が少なかったのが良かったです。

 そのなかでも特に、切り返しの言葉が印象に残っています。ある場面でこれらを「仲間分け」しましょうといったところ子どもたちは固まっていました。しかし、これらの「共通点」を見つけましょうというと、子どもたちの様子が変わりました。少しの言葉選びでこんなに違うんだと思ったと同時に、子どもの反応を見て切り返しの言葉をスっと出すことの凄さを感じました。自分はそういったことが苦手なので、徐々に慣れていきたいです。

 また、面積を求めるのに「切る」という方法を用いることは分かっていましたが、その図形を切る事で、何の形に変えたいのかというところまで抑えることで、ねらいを達成させることになることを学びました。子どもたちにどんな力をつけたいのか、子どもたちから何を引き出したいのかを考えた授業づくりを意識していきたいです。

 今回初めて三重県の学校に行きましたが、この授業を見ることが出来て本当に良かったと思っています。子どもも先生方も温かい方ばかりで、半日いただけでもこの学校の良さが伝わってきました。笹尾東小学校の皆様、玉置先生、ありがとうございました。(寺尾)


 こんにちは。8期生の伊藤です。11月29日(水)に三重県の東員町立笹尾東小学校を訪問させていただきました。今回は、この学校訪問での学びを記事にしていきたいと思います。

 まず初めに、算数の授業を見させていただきました。この授業内容は、三角形の面積の求め方についてでした。

 授業が始まる前の子どもたちは、とても賑やかで、楽しそうな様子でした。何人かに声をかけてみても、どの子も明るく元気に話してくれました。しかし、授業が始まった途端に、子どもたちの顔つきが変わりました。授業中も、先生の指示はしっかり聞いて活動に集中して取り組んでいました。また、先生の話だけでなく、友達が発表しているときも、他ごとをせずに、静かに聞いていました。

 私は、なぜこのような落ち着きのある学級になっているのか疑問を抱きました。この疑問の答えは、授業中の教師の働きかけが関係していると思えます。それは、子どもを大切にした言葉がけです。授業者の先生は、緊張して発表することが難しい子には、「みんなが助けてくれるから」や「みんないるから大丈夫」の言葉がけや、途中までしか発表ができなかった子には、「ありがとうね」や「がんばったね」の言葉がけをなされていました。

 また、この先生の言葉は、意識的にではなく、本心から出ているものだと感じます。お会いしたのは初めての先生でありましたが、私はこの先生は子どもにとって優しい先生なんだろうなと思いました。このように思えるくらいに、先生の授業中の働きかけから子どもに対する思いが伝わってきました。

 先生が子どもに対する思いを、普段の学校生活の中で、言葉や行動で表現しているからこそ、子どもが先生のことを信頼することができ、落ち着きのある学級になっているのではないかと思いました。このことから、先生の子どもを大切にした言葉がけの大切さを学びました。また、どの場面で、どんな言葉がけをすることで、子どもたちを支えることになるのかについても、勉強になりました。

 他にも、授業の進め方、ICTの使い方についても、多くのことを学ぶことができました。その中でも特に、子どもに対する言葉がけが印象に残ったため、このことを記事に書かせていただきました。

 本日は、多くのことを学ばせていただき、ありがとうございました。東員町立笹尾東小学校の先生方は、私たちのどの質問にも真剣に答えてくださり、私たちの学びの励みになりました。また、東員町立笹尾東小学校の子どもたちは、私たちを温かく迎えてくれたので、とても嬉しかったです。また機会があれば、よろしくお願い致します。(伊藤)

2023年12月4日仕事日記

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 6時30分ごろ目覚め。今日締め切りの連載中「週刊教育資料」の第42回の原稿書き開始。内容を決めて方針が立ったところで、いつもの喫茶店へ行きモーニング。持ち込み読書。

 帰宅。愛犬散歩。ゼミ生へぜひとも読ませたい国語授業実践記録があったので、かつてのゼミ生も含めて送信。原稿書きの続き。ほぼできたので、敦賀から戻って再読して編集部に送ることにして、ひとまず終了。

 10時12分地元駅乗車、名古屋から新幹線で米原まで。しらさぎ号で敦賀駅へ。12時24分着。迎えの車で、敦賀市立松原小学校へ。校長室で懇談。

 13時10分から4年生算数授業。各自がゴールを決めて学びを進めるいわば挑戦的な授業。子どもと担任の関係も良く、子どもたちがよく育っていて、進んで学び合う子どもたち。つぶやきもいい。僕は例によってカメラを持って、指導助言ポイントとなるだろうと予想する場面を撮影。聞くところによると、リモート参観もあって100名近くの方が授業を参観されたとのこと。

 授業後、すぐに「きらめきみなと館」の小ホールへ移動。機器セッティング後、20分間で動画整理。必死💦。

 14時35分から講演開始。演題は依頼を受けて「令和の日本型学校教育の実現のための授業の在り方、教師の役割を語る」。ほぼ60分間。時折、客席側に降りて、意見を求めながらの講演。200名近い方の参加と聞く。

 舞台に松原小授業者と教頭先生に登壇していただき、打ち合わせなしで、授業映像をもとに僕がお二人に聞きながら、授業の価値づけや多くの方が悩んでおられるだろうことについて話し合う。この展開は、僕は「敦賀方式」と呼んでいる(笑)。授業者の教材研究の豊かさ、挑戦した授業への思い、悩みなどを引き出すことができたと思う。

 終了後、登壇していただいた二人が控室にお越しになる。再び授業の振り返り。今日の授業をさらにバージョンアップするとしたら、という助言をさせていただく。

 敦賀駅に送っていただく。お土産などを買って、しらさぎ号に乗車。米原から名古屋へ。地下街の矢場とんへ。外国の方が多数待っていて、25分くらいの待ち時間。大好きなひれかつ定食を食べる。

 20時30分ごろ帰宅。原稿を再読して編集部へ送信。今日の動画とプレゼン整理。12月14日訪問の岡崎市立矢作西小学校でのプレゼン作成。演題は「チーム学習の本質と実際」。ほぼ完成。

 10期生からのグループチャットへの投稿がなかなかいい。10期生も少しずつ始動。研究室HP記事は11月4日の「いのちの授業」講座の記録。9期生由原さん、久保君、小林さんが発信。問いから始める道徳授業の体験記録は、授業者の僕にとっても学びは大きい。

11月4日 いのちの授業を体験的に学ぶ(由原、久保、小林)

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 こんにちは、9期生の由原です!今日は、「いのちの授業を体験的に学ぶ」での学びを記事にしていきたいと思います。今回は、玉置先生の道徳の授業に参加させていただきました。

 子どもの発言から問いをつくり、その問いを深めていくという、自分たちで授業をつくるという展開で進められました。子どもからの疑問などを問いにすることで、自然と意見も言いやすくなり、学びが深まっていきました。また、主人公の苦悩を自分を重ね合わせることで、共感する部分も感じられ、より主人公の道徳性の高さに気付くことができました。子どもの発言を聞くだけでなく、その発言から学びを深めるための発問があり、より深く考えることができました。このように、子どもたちの発言から授業を展開することで、一方的な授業ではなく、自分たちでつくる授業に繋がっていくのだと学びました。

 教育実習で道徳の授業をしてみて、子どもの発言を繋げて深めていく難しさを改めて感じました。私は、子どもの発言を問いに繋げていくことができず、いつも一方的な授業になってしまいます。今日の授業で、自分の中でしっかりと軸をもっておくことで、子どもの発言から授業をつくっていってもぶれずに授業することができると学んだので、軸をもつことを意識していきたいと思います。そして、子どもたちが自由に発言できるような授業をつくっていきたいと思います。

 玉置先生、山田先生、龍崎先生、そしていのちのセミナー関係者の皆様、貴重な機会をありがとうございました。今日学んだことを、これからに活かしていきたいと思います。(由原)


 こんにちは!9期生の久保です。今回は、「いのちの授業を体験的に学ぶ」での学びを記事にしていきたいと思います。

 今回は玉置先生が、いのちの授業をされているのに実際に参加させていただきました。取り上げられたテーマは「戦争を取材するジャーナリスト」でした。最初に読んだ後、そのジャーナリストに伝えたいことや問いを聞かれました。すると、そこから授業を展開し、自分事として置き換えながら考えさせる授業でした。最後には、ジャーナリストの生き方をこれからの自分に生かせるとしたらどうしたいか、考える時間もありました。

 今回の授業を参加させていただいて、自分の道徳の授業を振り返りました。道徳は子供の率直な意見を引き出せることができる授業だと思います。私は、こう言って欲しいなとある程度の回答を求めるあまり、限定的な回答を期待する発問しかできず、率直な意見を求めるのに苦戦しました。

 玉置先生の授業は、子どもの素直な意見から広げていき、それでも最後こう言って欲しいと思う筋が通っていて、そこに着実にたどり着いていました。そのようにするために、追質問したり、付け足しさせたりして考えを深め、自然に真実に近づけようとしていらっしゃいました。とても勉強になりました。

 玉置先生の本場の授業を参加することができ、とても貴重な体験になりましたし勉強になりました。また、山田先生、龍崎先生、そしていのちのセミナー関係者の皆様、貴重な機会をありがとうございました。   (久保)

 
 こんにちは。9期生の小林です。11月4日にじゅうろくプラザで開催された「命の授業」に参加させていただきました。

 「命の授業」と聞いていたので、子どもの自死を防ぐ内容の授業なのかなと予想して会場へ向かいましたが、実際には戦場を取材するジャーナリストの女性を取り上げた授業でした。最終的にその女性は戦地で亡くなってしまったのですが、彼女の生き方から私たちは「自分だったら」と、彼女の立場を想像し「命」について考えました。

 私は今まで教科書の内容の道徳にしか触れたことがなく、「命」を考えるために1人の女性の「人生」をテーマにして授業をするというアイデアが印象的でした。今回、玉置先生は授業前に「中学生になりきって」とおっしゃっていましたが、短くも充実し、良き影響を与えた女性のストーリーは、大人である私たちの心を動かすものでした。

 また玉置先生の授業では、どんな意見も肯定して受け止めてもらえる安心感がありました。自分の実習での授業を振り返った時、子どもたちは安心して発言することができていただろうかと不安になりました。正解のない道徳では、どんな発言も受け止めてもらえる安心感がとても大切だと思います。私も授業を受ける児童生徒に、安心感を与えられるような教師になりたいと思いました。(小林)

2024年2月16日リーディングDXスクール事業(成田市立西中学校)講演

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 2024年2月16日リーディングDXスクール事業で、成田市立西中学校で講演をします。「心の天気」活用校です。

2023年12月3日仕事日記

 6時ごろの目覚め。いつもの喫茶店でモーニング。持ち込み読書。

 帰宅。3本のオンライン学びで充実した昨日の仕事日記書き。愛犬散歩。

 12月10日の「自ら学習を調整する子どもを育むセミナー」の進行表作成。フェローに連絡して不備を教えてもらう。稲沢市数学部会での講演テーマ連絡。学校DX戦略アドバイザー事業関連文書作成送信。

 令和6年1月13日の教師力アップセミナーへの協力を8期生、9期生へ呼びかけ。9期生の合宿へ向けての準備指示第1弾発信。10期生へは学びの指示第1弾発信。少しずつ稼働。

 16時ごろ、父親の病院へ。相変わらずの状況。

 12月21日の岐阜県教育委員会から依頼の講演プレゼン作成開始。玉置流の「授業の見方や指導助言」を伝える内容だけの講演は初めて。日々、少しずつ進めたい。良い機会をいただけたことに感謝。

 研究室HP記事は、小林さんの中学校教育実習の振り返り。真摯な振り返りと明確な目標提示。誠実さが伝わる記事。

 明日4日は、敦賀市で授業を見て講演。5日が西尾市、6日が四日市市、8日は東大阪市、9日は岐阜市(本学)と講演が続く。10日は「授業と学び研究所」と「未来を拓く学校づくり研究会」主催のセミナー開催。体調に気を付けて頑張ろう!

中学校教育実習を終えて(小林)

 中学校で教育実習を経験させていいただくなかで、小学校実習のときには感じることのなかった、思春期の生徒とのコミュニケーションの難しさ、また専門科目である「外国語科」を教える楽しさを感じました。

 小学校実習の時は、児童の話に耳を傾け、児童のつぶやきから授業を展開するように心がけていました。しかし中学校では、生徒がつぶやく様子があまり見られず、教師である自分が主体となって授業を進めることがほとんどでした。理想としていた授業と乖離した自分の授業を振り返り、反省する毎日でした。

 また英語の授業に関して、文法以外オールイングリッシュの授業を展開したいと考えていましたが、英語を積極的に使って授業をすると生徒の反応が悪くなり、実際に授業後に生徒に話を伺うと、「何を言っているのか分からなかった」と言われてしまいました。使う単語をなるべく簡単なものにしたり、ジェスチャーを使ったり、声色に感情入れるなどの工夫してはいたものの、英語を英語で指導する難しさを痛感しました。

 指導教官の先生と生徒の英語力についてたくさんお話しましたが、やはり「英語嫌い」が顕著にみられることが課題だと感じました。私自身、英語を勉強し始めたのは9年前一般的であった中学1年生からでした。「英語が楽しい」と感じ始めたのは高校3年生からでした。英語は、分からないと楽しくないし、分からないものを好きになることは不可能です。今回の実習で、オールイングリッシュは理想的ではあるものの、段階的に取り入れるのが現実的なのではないかと感じました。

 色々な課題はあったものの、教壇に立って大好きな英語を教えることのできた時間はとても幸せなものでした。私のやりたい様に授業をさせてくださった指導教官には感謝の気持ちでいっぱいです。最終日には、私が留学していたカナダについて子どもたちに話す時間をいただきました。自分の宝物のような経験を子どもたちに伝えられたことで、自分の経験が更に意味のあるものになったように思えて嬉しかったです。

 小学校と中学校の実習を経験して、私は子どもを「英語好き」にして中学校に送り出せる小学校教師になりたいと思いました。昨年1年間留学して、英語の奥深さを知りました。英語を学ぶことで自分の世界や可能性が広がることを知りました。これからの未来を担う子どもたちにも、英語を好きになり、海外に興味を持って欲しいです。そのために、小学校の外国語活動、外国語科に精通した教師になれるようにこれからも頑張ります。(小林)
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2023年12月2日仕事日記

 6時に目覚め。いつもの喫茶店でモーニング。愛犬散歩。仕事日記を書いたり、ゼミ生への連絡をしたり、指示を受けて教育学部3年生全員へのアンケート依頼発信。

 9時30分から、未来を拓く学校づくり研究会主催の「モーニング情報交流会」。今回は、「一人一台端末は活躍していますか?」と題したテーマ。情報提供者は、大城智紀先生(沖縄県教育庁教育課教育 DX 推進室主任指導主事)。

 学校現場、市教委、県教委、文部科学省といわばすべてを経験されておられるので、全方位からのGIGA端末活用の状況を分析され、端末活用推進するための教員研修方法を中心に情報提供をいただいた。45名ほどの参加者には、大いなる刺激になったことだろう。30分間のブレイクアウト、その後、「端末の持ち帰り」を話題にしての情報交流。参加者の意識の高さから本質論になって終了。今回もとっても良い会となった。皆さんに感謝。11時終了。

 終了後、大城先生と春日井の水谷先生と情報交流。衝撃的な話を聞く。コメントのしようもない(泣)。

 11時30分ごろから、重要な2本の電話あり。1本はかつての教え子からの教育相談。お役に立てただろうか?ちょっと不安。

 モーニング情報交流会に参加したEDUCOMの岡本さん、吉岡さんから感想が届く。さっそく返信。授業と学び研究所での会議報告をして、ある提案もする。

 14時から東北大学大学院情報科学研究科主催の第72回情報リテラシー連続セミナーに参加。今日の講師は、中原淳先生(立教大学経営学部・教授)。「組織開発を通じた『働き方の見直し』-学びに満ちた学校をめざして-」と題しての1時間の話。

 期待以上の刺激的な話。テンポが良い話型で、内容も豊富でメモも多数。一番心に刺さった言葉は「人の心を支配するのは魅力よりも抵抗」。質問タイムでは進行役の堀田龍也先生から促されて、校長職の在り方について発言。充実の2時間30分。

 中原先生からの資料を再度見直して、講演メモを整理して保存。いわゆる振り返り。

 20時からは「学校教育への生成AI導入 〜明日からの教育を変えるアイディア〜」と題したオンラインセミナーに参加。ChatGTPの教育利用のヒントを得るため。指導案作成に際しての生成AI活用は、短時間で質が高い案を作成できるとの発表あり。活用しているからこそ、納得できる発表。もし僕が生成AIにそれなりに触れていなかったら、そんなことはないだろうと思うはず。実際に触れてみることの大切さを感じながら発表を聞く。

 刺激を受けて、オリジナルChatGTPを作るためにYouTubeで勉強。実際にやってみるがうまくいかない。乗り越えるためにさらなる勉強が必要だと実感。

 研究室HP記事は、幼稚園実習を終えた長谷川さんの学び記録。遊びを通して子どもの成長を促す難しさを体感したことが書かれている。なるほど!という記事。

幼稚園実習を終えて(長谷川)

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 こんにちは!玉置ゼミ9期生の長谷川理桜です。先日終えた幼稚園実習での学びについてまとめていきたいと思います。

 特に私は幼少の接続について詳しく学びたいと思い、年長のクラスに入らせていただきました。年長のクラスでは文字の練習や挙手をして発言をする。時計を意識して行動をする。という取り組みが日常的に行われていました。日直のような制度もあり現在問題とされている小1プロブレム改善に向けた取り組みが多く行われていると感じました。

 4週間の実習の中で1番感じたことは、遊びを通じて子どもの成長を促すことの難しさです。

 小学校とは違い幼稚園では遊びの時間が多くあります。遊びを提供したり、一緒に遊んだりする中で育みたい力を考え、環境構成や援助の仕方などを工夫していかなければならないため、とても難しく感じました。

 クラスには数人発達障害のある子どもが在籍していました。1人1人得意とすることや苦手とすることが大きく異なります。日頃から子どもたちとよく関わり観察していく中でその子に寄り添った保育を見つけていくべきだと思いました。

 また、年長になると自分と周りの違いについて気付き始めます。発達障害のある子に対して悪気なく「なんでできないの?」「どうして?」と疑問を抱き本人に聞く子どもの姿がありました。うまく説明できない本人達に代わって保育者が周囲の子に得意なことや苦手なことをしっかり伝えていくことが重要だと考えました。

 私は保育専修に所属しているので、今回の実習は中学校ではなく幼稚園に行きました。今回の実習で学んだことを忘れることなく、保育専修をいかした小学校教員になれるよう今後は教採勉強などに励みたいと思います!(長谷川)

2023年12月1日仕事日記

 今日から12月。時が経つのは本当に早い。明日の「モーニング情報交流会」の案内を皆さんに発信。

 いつもの喫茶店でモーニング。持ち込み読書。愛犬散歩。

 9時ごろに家を出て、なごのキャンパスへ向かう。10時15分から昼食を挟んで15時まで会議。校務支援システム普及のための方策、依頼を受けた新卒研修プログラム検討。

 帰宅。貸与されたPCで仕事をしようとすると、セキュリティを上げてもらってから初使用で気づく。立ち上がらない(泣)。さっそく連絡。持参することにして、EDUCOM愛知本社へ向かう。

 新社屋で働く皆さんを初めて見る。とても開放的な空間になったので、だれを見ても仕事に追い込まれている感じはせず(本当は大変だろうけど)、楽しく仕事をされている感じ。あちこちを回って、邪魔にならない程度に声をかけて会社を出る。帰りに久しぶりに「テツヤロール」を買って帰宅。

 夕飯は外食。夕食途中で予定をいれていたことに気づき、うっかりしていたことを謝る。21時からのオンラインゼミも寝入ってしまい謝る。

 12月5日に訪問する西尾市立一色南部小学校の依頼を受けてプレゼンづくり。学校研究テーマをもとにした内容。遅くに担当にデータ送信。

 研究室HP記事は、中学校教育実習を終えての記事第1弾。古賀君がしっかり振り返っている

2023年11月30日仕事日記

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 パンを持って家を出る。7時30分ごろ研究室着。珈琲をいれてパンを食べる。火曜日の「教育課程論」の振り返りを読む。

 8時15分から、新谷さん、寺尾さん、柴山君が卒論の相談で来研。新谷さんは整えて提出すればよい状態まで来た。

 9時から「教育課程論」。1限は「主体的な学び」、2限は「対話的な学び」がテーマ。振り返りを指名して読んでもらうことから講義スタート。小中教育実習を終えて、個々の教師への見識がかなり高まった感じ。80名ほどの発言から感じるこれまでと違った深い考え。意見を聞きながら、良い意味でこちらがきっちりと正対しないといけないと思わされる意見が続く。濃密な2コマ。

 12時15分、啓林館東海支社長らが来研。昨年度に引き続き「啓林リーダーセミナー」の講師の依頼を受ける。有り難いこと。さっそく内容について協議。

 13時ごろ大学を出て、岐阜県総合教育センターへ向かう。14時から「岐阜県中堅教諭等資質向上研修(高等学校・特別支援学校)」の講師を仰せつかっているため。5月には小・中・義務教育学校教諭、栄養教諭、養護教諭の中堅研修の講師。さらに言えば、岐阜市の中堅教諭研修講師も今年度務めたので、今日で岐阜県内12年目すべての先生方が、僕の話を聞いていただくことになった。有り難いこと。張り切るしかない(笑)。

 14時から15時30分まで、150名ほどの皆さんを対象に「ミドルリーダーとして求められる資質・能力」と題して講演。研修が10時から続いていて、皆さんはさぞかしお疲れだとは思ったが、すこぶる反応が良くて、ついつい予定外のことを入れ込み過ぎて、後半は速足になってしまった。猛省。

 夕方には担当の方から次の嬉しいコメントと来年度の依頼も届く。講義終了後、「ぜひ本校でも講義をしてほしい」「これまで受けた研修の中で一番良かった」という受講生からの感想を聞いています。様々な実体験を踏まえた内容や、交流をしながらの講義スタイルと、先生の人を引き付ける話し方など、今後の授業に活かしたい手法を学ぶことができました。またミドルリーダーとして、どう立ち振る舞えばよいのかというポイントをご教示いただけました。

 父親の病院に寄って帰宅。弟に父親の状況報告をして相談。本日締め切りの大学業務に関する入力を終える。間に合った💦。7期生の下野さんから素敵なメッセージが届く。ぜひとも現役ゼミ生に伝えたいと思い、さっそく転送。皆さんのおかげで今日も充実の1日。
 

中学校実習を終えて(古賀)

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 こんにちは、9期生の古賀です。10月半ばから4週間行わせていただいた、中学校実習を無事に終えることができたので、実習での学びを記事にしていきます。

 私は、3年生の教え合い活動が盛んにできる学級に配当されました。受験に向けた大切な時期に受け入れてくださったこと、感謝しています。小学校実習と同様、生徒と指導教諭に恵まれて、大変なこともありましたが、充実した日々を過ごすことができました。小学校との違いに戸惑いながらも、数学の時間や学級活動の場面で、生徒と関わる中で得ることができた感情や学びが多くあります。
 
 実習では、8回の授業をさせていただきました。数学では「相似と比」の単元の授業をさせていただき、教科書の見開き2ページを限られた時間で終わらせることの難しさを実感しました。その中で教師主導にならず、生徒に考えさせ、気づかせる技術。机間指導であえて大きな声で話すこと、教え合い活動をできる生徒を増やしていくこと。今回の実習では、上手くできなかったが、先生方に指導していただいた内容を見直して、授業技術・指導技術として自分のものへと昇華させていきたいと思います。また、生徒が何をすればいいのか分からない時間を生んでしまうことが多々あったので、発問の吟味や教材研究の大切さなど改めて感じました。何でこの問題をやる必要があるのかを考えて、授業展開や発問をつくっていくことを、今後していきたいと思います。

 道徳の授業では、高校時代の経験を説話として、将来どんな職業に就きたいか考える授業をしました。生徒たちが真剣に話を聴いてくれたり、プリントに書き込んでいる姿が今も鮮明に思い出されます。生徒から「教師目指しているので、頑張ろうと思いました。」、「先生も大変なことがあったんだ。私も大変なことがあるけど頑張ろうと思った。」のような嬉しい感想や「先生も私と同じように思うことがあると知って、身近な存在に思えた。」のような、教師自身の話の必要性と大切さを感じる感想をもらいました。考えを書かせること、エレベータートークなど玉置ゼミでの学びが生きた授業をすることができました。しかし、改善点として、他の意見の子の発言から広げていくこと、生徒の発言のニュアンスを崩さないように要点を板書することなどが挙げられる。学び続けて改善していきたいです。

 実習中に出会った、子どもたち、そして先生方には、本当に感謝しかありません。多くの学びと涙があった、かけがえのない時間を忘れることはないと思います。私はこの中学校実習を通して中学校教員になることを決意しました。今回の学びと反省点を生かして後の教員人生過ごしていけるよう、先ずは教採へ向けて全力で取り組んでいきます。(古賀)

【お知らせ】東大阪市立布施中学校リーディングDXスクール公開

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 12月8日(金)、東大阪市立布施中学校がリーディングDXスクールとして授業公開をします。私も講演をします。

2023年11月29日仕事日記

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 6時30分ごろ家を出て、コンビニ経由研究室着が7時40分ごろ。珈琲とパンで朝食。「教育実践演習」の準備。名簿チェック。昨日の「教育課程論」の振り返りを読む。

 8時30分からある学生から依頼を受けて個人授業。体調が悪く休んだが、先生の講義はどうしても直接受けたいという、いわば教師冥利に尽きる要望を受けての授業。90分を20分間に圧縮して、発問も入れながらの授業。

 9時から教職実践演習。「新卒教師時代を乗り切る大切な学級経営」と題して、野中信行先生の著書の力も借りながらの90分間の展開。同じ講義を何度もしてきたこともあって、いつも以上に学生とのやりとりが知的に面白い。頷きと笑顔が多くて、「この講義、そんなに面白いかい?」と質問をしてしまうほど(笑)。

 10時45分ごろ大学を出て、東員町へ向かう。ナビからは高速活用の指示。素直に従って、学生と落ち合うガストに11時40分着。随時、8期生8名参集。ランチとフリードリンクで昼食。その間に僕は卒論相談を受ける。

 13時10分ごろ、東員町立笹尾東小学校到着。さっそくそのまま5年生の教室へ。13時20分からの算数授業参観。子どもがよく育っていて、課題に対して、僕の予想を超えるアイデアを出す子どもたちに驚く。自分の考えを端末に入力。学級全体でそれを見合って、挙手と意図的指名による集団追究。授業導入は振り返りの価値づけ、最後は振り返りで終わり、次時につなぐ授業。

 協議会の会場で僕は動画整理。8名のゼミ生は授業から学んだことを話し合う。聞こえてくる話し合いをもとに、時折、僕が彼らに考えるべき事柄を提示。良い視点での話し合いで、指導者としてはよし!よし!という気持ち。

 先生方による研究協議開始。ゼミ生も一緒にいれてもらって話し合うという貴重な時間。1グループ1シートに話し合いの結果を入力して、意見交流をする30分間。

 その後、三重県教育委員会指導主事からの指導助言。続いて、僕が20分間ほど話す。グループや指導主事から示された内容と被らないようにプレゼンを入れ替えての話。他の教科書を提示して、別の授業の流れを提言。一人一台端末活用事例と振り返りの価値を動画をもとに紹介。

 終了後、授業者と新任教師に残ってもらって、ゼミ生が質問をしながら学級経営について学ぶという貴重な時間設定を校長先生がしていただけた。深謝。僕は研究主任からもらった質問に応えながら、今後の方向について助言。

 学校を出る。18時15分ごろ帰宅。8期生を代表して?安藤さんから感謝のメールが届く。「僕の仕事の一つは、本物に出会わせること。今日もそれが達成できて指導者としては満足」と返信。依頼を受けた資料を送信。いくつかのメールに返信。
 
 明日締め切りの提出書類ができていない💦。12月2日のモーニング情報交流会の連絡もできていない💦。とはいえ、明日の講演プレゼン最終調整を優先。
 
 研究室HP記事は、11月22日の8期生ゼミのまとめ第2弾を新谷さんが発信。自分が理解できない箇所を提示。それをみんなで話し合い、高め合うと良い流れの記録

11月22日8期生ゼミでの学び (新谷)

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 こんにちは。8期生の新谷です。11月がもう終わってしまいます。年々、一日が経つのが早すぎてもう12月か、、卒業か、、と思いながら過ごしています。12月は自分の誕生日があったり卒論の提出日があったり!追われていますが楽しみでもある1ヶ月になりそうです。

 先週は、ゼミで私がプレゼンの発表担当の日でした。人前で話すのはなかなかに緊張で、たとえ安心感のあるみんなの前でも緊張していしまいました。

 発表は上手くおこなえていたかは分かりませんが、私が1番疑問に感じていた。「教えるためにはあたためなくてはならない」の一文についてみんなと深め合うことが出来ました。あたためることについて、教室の空気を作ることであったり、教師としてもっている信念というものをあたためる意味だったり、信頼関係を子どもを作ることだったりみんなの意見を聞きなるほどと思ったり私では考えられない意見を沢山聞くことが出来ました。

 また、この「あたためる」というのが教師の視点なのか、子どもの視点なのかという寺尾さんの意見についても、確かにこれはどっちの視点なんだろうと鋭い指摘であったものの、私の中ではまだ考えがまとまりきらないものとなりました。

 さらに、最後に村松さんが、このあたためるという言葉をしつけと関連付けて意味付けをしてくれ、相手意識を育てるためにしつけがあり、そのことが、あたためることに繋がるのではないのだろうかと意見を述べていました。

 みんなの意見を聞いて、「あたためる」について見解を深めることができ、私の中ではとても充実した発表となりました。まだまだ意見を考える力は無いですが、玉置ゼミに入って、これまでの人生の中で一番、頭をフル回転にして物事を考える瞬間が増えました。考えている時は全然浮かばなくて苦しいですが、みんなの意見を聞いてなるほどと思ったり、自分の意見についてみんながさらに追い意見をしてくれたり、ウンウンと頷いて聞いてくれたり、そんな瞬間をみんなと共有できて、とても楽しいです。残りの期間もゼミで沢山沢山考えたいと思います!!(新谷)

2023年11月28日仕事日記

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 6時過ぎに目覚める。身支度をして家を出る。7時30分ごろ研究室着。1・2限「教育課程論」の準備。8時30分から寺尾さんの卒論相談に対応。

 1限「教育課程論」は主体的な学びの深掘り。2限「教育課程論」は対話的な学びの深掘り。いずれも我ながら良い発問が生まれて、これまで以上に手ごたえがある展開になった。教育実習を終えたこともあって、どの発問に対しても、意味ある発言ばかり。70名近い学生全員の指示発言あり。

 すぐに大学を出て、東海市へ向かう。学校付近に来たので、ラーメン屋で昼食。ここのみそラーメンは美味しかった。自己選択正解(笑)。車の中でいくつかのメール返信。仕事が進んだ。

 14時過ぎに東海市立大田小学校へ到着。校長先生としばし懇談。機器の準備をして14時30分から16時まで講演。依頼を受けて決めた演題は「対話的な学びを育むICT機器の効果的な活用」。

 前半は「個別最適な学び」と「対話」の深掘り、後半はICTを活用して学んでいる授業動画を見せて、主につながることのよさ、大切さを伝えたつもり。その大前提となる学級経営について補足。

 教室に集まっていただいた先生方。校長先生曰く、玉置先生の授業を受けている感じ。まさにその通りで、先生方の反応を見ながら、意図的指名をしたり、ペアで話し合ってもらったり、動画を見て判断をしてもらったりの90分間。熱心な先生方のおかげで楽しく授業ができた気分。

 高速事故渋滞があったが、60分ほどで帰宅。最近感じる身体の異常。心配なので病院へ。本日の検査結果は異常なしで、ほっとする。元気が出てきた。気持ちの問題かも(笑)。再び帰宅。

 今日もいただいた依頼メール。昨日の講演先から2件の依頼もあって感激。スケジュールをしっかり確かめて返信。池田修先生からChatGTPの有益情報をいただく。さっそく試用。いつも感激するばかり!

 研究室HP記事は11月22日8期生ゼミの安藤さん担当のまとめの発信。「うまくいっているクラスの構造」をテーマにした話し合いの記録。

11月22日 8期生ゼミでの学び (安藤)

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 こんにちは、玉置ゼミ8期生の安藤です。11月22日(水)のゼミでの学びを記事にしていきます!

 前回に引き続き、赤坂先生の本をみんなで深堀をしました。今回は「うまくいっているクラスの構造」をテーマに話し合いました。簡単にポイントをまとめます!

【うまくいっているクラスの構造】
・学級を荒れさせないためには、織式モデルを意識。
(織式モデル…上下関係や秩序を基礎とする縦糸、信頼関係やフラットな関係を基礎とする横糸の要素が合わさったもの)
・学級の始まりは縦糸を張ることが大事。縦糸がなければ、指示をしてもその先で喧嘩や齟齬が生じてトラブルが起きてしまうから。
・うまくいく先生の、縦糸と横糸の割合は縦3:横7。
・しかし、私のような新任教師は縦糸の割合を強めに意識する必要がある。なぜなら、フラットな関係ばかり築いてきたため、子どもとの距離が近くなりすぎてしまうから。
・自分の経験年数によって、縦糸と横糸のバランスを調節していく必要がある。

 そして玉置先生に“この芽は早く摘み取っておきたいと思う場面”をお聞きしました。それは“不公平な状態が平然と実施されている場面”です。この具体的な場面を4つ想定して、場面指導しました。

1 清掃活動、給食当番など
・いつも同じ子がバケツの片づけをしている
・一部の子が2倍働いて教室がきれいな状態で終わる
・公平に配らずに好きな子には多めに配ったりする

2 学級会(お楽しみ会の計画)
・スポーツ好きな子の意見が多数決でいつも通ってしまう
例サッカー、ドッジボール、野球など

3 授業中の発言で
・否定的な意見をすわったままでつぶやく
例「それ前も言ったよ」「声が小さくて聞こえない」

4 班活動で
・理科の実験などで、「実験する子」「見ている子」「記録する子」が定着してしまい、順番に変わっていない。

 みんなの場面指導は、いけないことをしっかりと伝えつつ、子どもの気持ちを理解しようとする姿勢も見られました。縦糸と横糸を織り交ぜながら指導するとはこういうことだと、みんなの指導を見て学びになりました!

 普段みんなと話しているとすごく楽しくて、はしゃいでいることが多いので正直“先生“という感じがしません。(8期生のみんなごめんなさい笑)でも、場面指導の様子を見て”やっぱりみんなは子どもの思いに寄り添いつつ、しっかりと指導する時は指導する頼れる先生になるんだな“と思いました!

 同じ玉置ゼミとしてみんなに負けないように、何より、子どもが安心して楽しい!と思える学級をれつくれるように、これからも学び続けることを忘れないようにします。(安藤)

2023年11月27日仕事日記

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 今朝もパンと珈琲で朝食。昨晩書いた仕事日記を少し訂正。7時45分ごろに家を出て、予定より1本早い電車に乗り、小牧駅で下車して、小牧駅発の電車に乗り換え。座って平安通りまで。名古屋、京都、天橋立号で宮津駅まで。出発してから4時間15分ほどの旅(笑)。

 迎えをいただき、会場の「みやづ歴史の館」へ。今回は、京都府総合教育センターから依頼を受けた「令和5年度最新教育動向講座2」の講演。対面とオンライン講演のため機器準備。ネット接続して、動画配信等の確認。対面で50人ほど、オンラインで80数人の参加とのこと。有り難いこと。

 参加者は、校長、教頭がほとんどであることを確認して、僕が今、管理職ならこう伝えます!という提案を随所に織り込むことを心して、講演を始める。

 講義1は「令和の日本型学校教育の理解を深める」、講義2は「教職員を育てるための心得や手法」、講義3は「自校での働き方改革を推進するための情報交流」と題して、10分の休憩を挟んで3時間の講演。講義3はオンラインの方々もブレイクアウトルームで協議を設定。

 頷きながら聞いていただける方が多く、話しているうちに予定していなかった話題も思い出し、ドンドン入れ込んでしまった講演(笑)。というのも、僕の話を好意的に聴いていただき、メモをしっかりされているからこそ。野口芳宏先生曰く、一流の聴き手の前で話せる幸せを実感しながらの3時間。

 帰路は会場から綾部駅まで高速を使って送っていただく。おかげさまで1時間早く帰宅できる。深謝。車の中では、学校運営、特にPTA活動のこと、校務支援システム開発秘話などを話題に楽しく四方山話。

 17時58分に特急乗車して、京都駅へ。名古屋、大曾根と乗り継いで地元駅へ21時4分着。帰宅。さすがにヘトヘト。夕食用にとご心遣いをいただいた「鯖寿司」をゆっくり食べて、横になったら、いつのまにか記憶なし。深夜に目覚めて風呂に入ってすぐに就寝。

 振り返ってみれば、いつものように充実の1日。会場で次の講演依頼をいただくなど、有難いことが連続した1日。 

2023年11月26日仕事日記

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 6時ごろに目覚め。いつもの喫茶店でモーニング。持参した書籍3分の1読む。

 帰宅。仕事日記を書きながら創りMathの振り返り。特に重松敬一先生の資料再読。11月29日訪問の東員町立笹尾東小学校指導案を思い出し、あるアイデアが浮かび、プレゼン追加。12月5日に訪問する西尾市立一色南部小から届いた指導案を見て教材研究。

 ChatGTP4で重松先生の資料分析。使えば使うほど凄い!という声が出るChatGTP。いろいろなことを思いつく。

 その一つは、研究室HPアドレスを伝え、この研究室のイラストを描いてほしいと依頼。次の解説とともに数秒で上のイラストが出来上がってきた。

 こちらが岐阜聖徳学園大学の玉置研究室を描いたイラストです。この絵は、学生と教授が教育活動に取り組む環境を活気ある様子で表現しています。学生たちはノートに経験を記録したり、教育問題について議論したりしており、教授は知識と指導を象徴する講演をしています。背景には大学の設定を象徴する書籍や黒板、教育資料などが配置されており、協力的で知的に刺激的な雰囲気が感じられます。

 16時過ぎに父の病院へ弟と家内で訪問。弟は涙ぐむ。いろいろと頭に浮かぶことがあるのだろう。まだまだ元気な父。楽しみにしている相撲が千秋楽で残念。父は霧島優勝を予想。当たり!(笑)。

 三人で喫茶店へ。製薬会社勤めの弟に最近の自分の体調を報告。助言をもらう。

 帰宅。朝から描き始めたある原稿を仕上げて送信。依頼者は気に入っていただけるだろうか?

 宅配を待って外食。久しぶりのお店。ここも巡回外食候補地の一つに決定。

 大学業務関係の書類づくり。なかなか気持ちが入らない。明日から連続4日間講演。講義後の移動が三日間。体調に気を付けて、依頼に誠実に応えたい。明日のプレゼンチェック。明日は京都府宮津市で、13時30分から17時までの長丁場。

 研究室HP記事は、11月12日第5回教師力アップセミナー(森本隆史先生)での学びシリーズ。今回は、前野さん、柴山君、芝田君が発信。ここまで文章化できるのだから、実践もできるはず。期待大。
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学校行事
3/25 子ども理解活動1 概要説明会(教務課オリエンテーション内)

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