2024年3月26日仕事日記

 退院後4日目。賞をもらったというカレーパンと珈琲で朝食。心配していただいたYさんに電話報告。強雨の中、S先生の訪問あり。有り難い。わずかな時間でも話していると疲れが感じることを自覚。

 いくつかの本を並行読みしたり、YouTubeを観たり、これからのことを考えてプレゼンを作ったり、いただいた依頼に返答したり、スケジュールを組んだりと、短時間ずつ多くのことをする。

 意識して運動。入院中のリハビリを思い出す。横になるとそのまま寝入ってしまう。日に何度も。ICUで、家内と筆談したと聞く。まったく記憶なし。

 入院中の話題を報告。個室に移ってからのこと。4人部屋で朝から患者さん同士の激しい罵り合い。なんとか収まらないかと祈る。すると一人の方が動かれた模様。「いい加減にしろ!静かにしろ!」と厳しく注意。最後は「調子が悪いなら入院しろ!」と怒鳴る。誰からも「入院しているんだけど」と突っ込みはなし。

2月10日教師力アップセミナー(赤坂真二先生)での学び(前野、安藤)

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【前野】
 こんにちは!8期生の前野です。2月10日に教師力アップセミナーに参加しました。今回のセミナーでは赤坂真二先生から学級経営について学ぶことができました。8期生ゼミで赤坂先生の著書から半年かけて学んできたこともあり、赤坂先生のご講演を聞くことができるのをとても楽しみにしていました。

 講演の中で印象に残ったのは、”みんな違ってみんないい”が成り立つには、学級の枠組みを共有し子どもが迷わないようにしなければならないというお話です。

 私は、4月から教師として働く上で、子ども一人一人の個性や良さが発揮できるような学級づくりをしていきたいと考えています。子どもそれぞれの良さが発揮され、学級全体としてもまとまりある集団にするためには「枠組み」がはっきりとしていることが重要だと学びました。授業でのルール、教室内の整理整頓、返事や挨拶等、まずは枠組みの共有をすること、そしてなぜその枠組みが必要なのかということを子どもと共有していきたいです。

 また、子どもとの関係性が崩れてしまう要因として、注意するときしか関わらないと子どもの心が離れていってしまうことがあると学びました。1つの学級、学年に子どもは何十人もいますが、子どもの良いところを見つけたとき、子どもの頑張りを褒めるとき等の会話を大切にし、ポジティブな関わりをたくさん持って信頼関係を築いていきたいと思います。そして、信頼関係ができた上で指導するべきタイミングで毅然とした指導を心がけていきたいです。

 今回のご講演は、4月から教壇に立つにあたってとても学びになる内容で、子どもと関わる時に心に留めておきたいことを学ぶことができました。赤坂ワールド全開のご講演を聞くことができ、とても幸せでした!赤坂先生、ありがとうございました。

 2年間、教師力アップセミナーで現場で働く先生方に混ざって学び、学生の立場では中々得ることのできない貴重な経験をさせて頂きました。玉置ゼミに入ったからこそ経験できたことばかりです。今は不安が大きいですが、教師力アップセミナーを始めとして、今まで玉置ゼミで学んできたことを大切に頑張っていきます!!玉置先生、教師力アップセミナーの運営の皆様、2年間ありがとうございました。(前野)


【安藤】
 こんにちは、8期生の安藤です!先日参加させていただいた、第7回教師力アップセミナーでの学びを記事にしていきます!

 第7回目は、赤坂真二先生がご登壇されました。「子どものやる気と自信を高める学級づくり」について学ばせていただきました。実はゼミで赤坂先生の著書から学び合っており、セミナーで直接お会いできた時は何だか感動してしまいました(笑)

 セミナーで特に印象に残っていることは『ベテラン先生と同じようにする必要はない』という言葉です。今までの私は、経験豊富でベテランの先生と同じような指導をしようと考えていました。しかし、同じようにやったとしても上手くいくとは限らないことに気が付きました。経験数や子どもとの距離感、体格や声質など全て人それぞれ違います。だからこそ自分に合った指導法を見つけていこうと思います。
 
 では早速、私なりに指導するとき意識しようと思うことを1つ書かせていただきます。

・ベテラン先生は「縦糸3:横糸7」 しかし、私は縦糸意識を強めに持つ。
 赤坂先生は”学級構造を織物に例えて縦糸を張ることから初めて横糸を絡めていくことで成り立つ”と仰っていました。縦糸はしつけ、ルールの徹底。横糸は子どもと親和的な関係づくりを意味します。ベテラン先生は縦糸3:横糸7の割合を意識されていると教えていただきました。
 
 しかし、私は子どもとフラットに接することが多いです。横糸が強くなってしまいクラスが荒れてしまうおそれがあります…。そのため、ベテラン先生より縦糸の意識を強く持ちます!ルールづくりや言葉遣いに気をつけて、子どもが安心できる環境を整えていきます。もちろん横糸も大切にして、子どもが楽しい!学校早く行きたい!と思える学級をみんなと一緒につくっていきたいです!

 赤坂先生のお話は、新任となる私たち学生に響くお話ばかりでした。特に「自分に合う指導を見極めよ」という言葉は自分の心に響きました!(笑)いきなり上手くいこうとせず、色々試行錯誤しながら自分なりの指導法を見つけていきます!!今回も貴重な学びの機会をいただきありがとうございました。不安はありますが、4月から先生として胸を張って頑張ります!!!(安藤)

2024年3月25日仕事日記

 本日から仕事日記の毎日更新を再開します。どうぞよろしくお願いいたします。

 体調は、ほんの少しずつですがよくなっています。大手術後ですので、焦ってもしかたがないと思っています。

 本日は、新年度も書かせていただく日本教育新聞の「提言」原稿の確認、鈴木中人さんから依頼を受けた定期冊子「いのちびと」掲載の「私の思い」原稿を書きあげて送信。

 中原淳さんの本を読んだり、連絡をいただいた方への返信をしたり。玉置ゼミ卒で作るグループLINE(83名)に毎年恒例の書き込み依頼、生成AIプロジェクトの段取り、「未来を拓く学校づくり研究会」のオンライン理事会参加など。

 税務署や外食のために、車で乗せて行ってもらい、1日過ごす。

 しばらくは入院中の話題を一つずつ報告。集中治療室でたくさんの管に繋がれていた時のこと。隣のベットから聞こえてきた女性の声。「いつになったら、このアイスクリームの部屋から出られるの?」。アイスクリーム?ちょっと考えて、ICUをアイスクリームと呼んでいると理解。もちろん、突っ込みようにも声が出ない(笑)。

2月10日教師力アップセミナー(赤坂真二先生)での学び(澤本、柴山、芝田)

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 こんにちは!「たけのこの里」と「きのこの山」は圧倒的にきのこ派の澤本です!今回は2月10日に行われた教師力アップセミナーについての記事を書いていきます。

 私が今回1番印象に残ったことは、昼食時に話していただいた「教室がなんでうるさいのかを知る必要がある」ということです。教室がうるさいとついつい注意したくなりますが、赤坂先生はうるさいからといって指導するわけではないとおっしゃっていました。うるさい理由を知り、誰かが傷ついていたり、悪口が聞こえたら指導する。そうすることで、子どもはなぜ指導されたのかがわかるし、納得感と一貫性が生まれると感じました。
 
 また、「ありがとう」と「嬉しい」をたくさん伝えることも大切だと学びました。子どもと人としてブレてはいけないところをブレずに関わっていくことで信頼関係が生まれ、良い学級経営ができるのだと思います。

 4月から教壇に立ちますが、今日学んだことを実践しながら成長していきます。赤坂先生本日はありがとうございました。(澤本)


 こんにちは!8パジャマはズボンに入れる派か入れない派なら、入れ無い派の柴山です!今回は、赤坂先生から学級経営の根幹について学ばせていただきました。

 特に、学級で大切にしていることを子どもと共有することの大切さが印象に残っています。赤坂先生は、「人を傷つけるような言動をしない」があたたかい人間関係の根幹だと話していました。

 例えば、学級が騒がしい時も、うるささに対して叱るのではありません。人の発言中の私語や、言葉で傷ついている人がいることについて叱ると話していました。やはり、教師自身が一貫性のある指導をしていくことで考えが共有され、あたたかい学級の風土がつくられていくのだと思います。そのために、私も4月以降「人を傷つけるようなことか」を軸に指導しつつ、学級の関係性を築いていこうと思います。

 後期のゼミや卒論では、赤坂先生の著書から多くのことを学ばせていただきました。実際の講演や質疑応答から学ばせていただけたことが本当に嬉しいです。今回はありがとうございました。(柴山)

 
 こんにちは。身長を聞かれたら、3センチくらい盛る派の芝田です!!先生の著書である、『個別最適な学び×協働的な学びを実現する学級経営365日のユニバーサルデザイン』を読んでセミナーに参加させていただいたこともあり、普段よりもさらに深い学びがありました!

 1番の学びは赤坂先生の「話術」です。赤坂先生は、常に笑いをつくり、100人を超える参加者が2時間、ずっと集中できていたように感じました。先生の話には、鉄板のエピソードかなと思うような体験談や、自虐ネタ(すべり芸?)など多彩な笑いが散りばめられており、たくさん笑い、大事なところではグッと前のめりになって聴きと、まさに赤坂ワールドに引き込まれました。

 セミナー後の昼食会では、来年度からの私の不安に思っていることや、ゼミの後輩が卒業研究について感じてる疑問などについて、答えていただきました。一瞬で時間が過ぎてしまい、もっと質問したいがたくさんありました!!また、教師力アップセミナーに来ていただけたらなと思っています!!(もちろん本からもたくさん学ばせていただきます!)4月からの教員生活に向けて、今回の学びを活かしていきたいです!!(芝田)

2月10日第7回教師力アップセミナー(赤坂真二先生)での学び(安田・石川・尾崎)

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【安田】

 みなさん、こんにちは。9期生の安田です。本日、2月10日に行われた第7回教師力アップセミナーに参加させていただきました。

 今回は今回は、上越教育大学の赤坂真二教授に「授業づくりか?学級づくりか?というのはもうやめにしようー指導力ある教師に学ぶその仕事ー」というテーマでご講演いただきました。とても楽しみにしていた赤坂節は、本当に引き込まれるもので、学ばせていただくことがたくさんありました。

 思い返すと実習を通して、「学級経営って難しいな」「明日の授業づくりどうしよう」と考えていた自分がいたように思います。しかし、「特別活動を要として、教育活動の基盤をつくることで集団としての質を高めるから、授業と学級経営を分けて考えるものではない」という言葉を聞いてハッとしました。

 目の前のことを上手くいくようにしようとすることは悪いことではないけれど、その結果には日々の子どものとの関わりが大きく影響するのだと学びました。その関わりこそが学級経営であるということなのです。

 そして、もう1点。「見た目が違うのだから、他の先生と同じ指導スキルは通用しない」ということを聞いて、確かに!!!と大納得しました。大切なことは、教わったことを同じように行うことではなく、自分は子どもたちから「どんな先生として見られているか?」を考え、自分を知るということです。そうすれば、自分に合った指導法を見つけることもできるようになるのです。子どもたちが言うことを聞いてくれないのは「指導力がない」のではなく、「指導方法を見つけてない」状態であるというだけなのです。
 
 さらに、教師である自分の欠点を子どもたちに晒すことで子どもたちからの「見え方」は大きく変わります。そうやって少しずつ弱みを見せることで親近感が生まれ、良い関係を築くことができていくということにとっても驚きました。

 ご講演いただいた赤坂先生、本当に貴重なお話をありがとうございました。まだ、経験値はゼロですが、学級経営について学ぶことはすごく楽しく、教壇に立つことがより一層楽しみになりました。今回もこのような機会をくださった玉置先生、運営の先生方ありがとうございました。8期生のみなさん今までお疲れ様でした!10期生のみんなはこれからよろしくね!(安田)


【石川】

 みなさんこんにちは!10期生の石川です。初めての教師力アップセミナーに参加させていただいた際の素敵な学びについて今回は書かせていただきます。
 
 私の率直な最初の思い・感じたこと。それは、生徒側の視点しか経験してこなかった私の素直な発見・驚きになってしまうのですが、いつも生徒に学びを与える側の先生という立場の人も実は学び続けてくれているのだ、という新発見ができたことの喜びです。そして素直な気持ちで、尊敬・感心の気持ちが沸き上がりました。

 玉置ゼミでの活動が始まり、間もない期間ですが、こんなにも素敵な新発見ができる場面に既に何度か立ち会わせていただいています。そんな素敵な体験ができているこの環境に感謝の気持ちでいっぱいになりました。

 さらに、先輩方の運営への関わり方、仕事ぶりにはとても感心しました。また、1人の大人としての振る舞いや、来場される方への対応は素晴らしいもので、私もそのような姿になりたいと、またひとつ玉置ゼミの素敵な所を知ることが出来た良い1日になりました。そして、私も次回からは自分で何が必要なのか、何をすれば良いのかを考えて臨機応変な心配りで運営に携わりたいと思いました。さらに、1回目のセミナーで赤坂先生と出会い、お話を聞けたことはとても大きな刺激になりました。

 今回赤坂先生の講義テーマは、
「授業づくりか?学級づくりか?というのはもうやめにしよう」でした。

 学校生活の中で大半を占める時間が授業です。だからこそ、学級作りと授業づくりは一貫して考える。つまり、学級作りが上手く行っている時は、授業も自然と上手く進むし、授業が上手くいっている時は、学級づくりが上手く行っている証拠。という考えにはとても納得しました。

 今回の講義のキーワードは「関係性」であると私は認識しました。その中で、仕事の成功は「関係性」の成功にあり。という言葉があるように、教師と生徒も、全ては「関係性」というお話には、なるほどな。と思わされました。関係性を築く1番の有効な方法として、教師からのフィードバックだというお話がありました。

 その時に、自分の中学時代を振り返ってみると、先生からのプリントに書かれるコメント、つまりフィードバックを毎回楽しみにして提出物を出している自分がいたことを思い出しました。先生にたくさん評価して貰えるように一生懸命頑張って課題を行う自分を思い出しました。それは、やる気の根源のひとつが先生からのフィードバックになっていたのだと今日改めて気付かされました。中学校の頃の私はまんまと先生の罠に引っかかっていたということですね!笑笑

 このように、先生からのフィードバックは確かに私をやる気にさせていたし、「ちゃんと見ているよ。」ということの証明になり、存在意義を見出してくれていました。このことを思い出しながら赤坂先生の話を聞いていると確かにその通りだ。と深く共感しました。

 赤坂先生は、会場全体を巻き込んで終始笑いの絶えない講義を行ってくださいました。この進め方こそが、赤坂先生のおっしゃる「関係性」を築くためのひとつのポイントなのだと感じました。尊敬される部分を出しながらも、なんだか親近感を持たせる雰囲気。それこそが大切なんだと身をもって体験させていただいた講義でした。教師も生徒も人対人。だからこそ、相手意識をもち、心と心で接することがいかに大切かを学びました。それと同時に、感情だけでなく、しっかりとした理論や構造を学び、その両面を組み合わせることができる教育者が素敵な学級づくりに、1歩近づけるのだと学びしました。

 私も学び続けられる人間味溢れる素敵な教師を目指したいと。あらためて強く思えた素敵な1日でした。赤坂先生、素敵な講演をありがとうございました。(石川)


【尾崎】

 みなさんこんにちは!10期生の尾崎勇吾です。今回は2月10日に行われた、第7回教師力アップセミナーでの学びを記事にしていきます。

 今回、初めて教師力アップセミナーに参加させて頂きました。講師の先生は上越教育大学教授の赤坂真二先生でした。演題は「授業づくりか?学級づくりかというのはもうやめにしよう−指導力のある教師に学ぶその仕事−」というものでした。自分は大学での授業を行っていく中で、いい学級を作れるか、いい授業をできるかという2つの不安を抱いていました。

 しかし、赤坂先生は「学級経営が車で言うと道路、学級においては基盤になる」とおっしゃっていました。確かに今まで、授業は授業、学級経営は学級経営という風に二分化して考えていました。しかしそうではなく、学級経営を上手く出来ないとどんなにいい授業でも最大限の効果を発揮出来ないと思いました。

 また、お話を聞いて学級経営を行う上で、自分の中で特に大切だと感じた2つの点がありました。1つ目が関係性についてです。赤坂先生は「仕事の成功は関係性の成功にあり」と豪語していました。この言葉の通り、関係性が上手く行けば仕事、学級経営も上手くいくとのことでした。これは先生、子供の関係性もそうですが、子供同士の関係性もカギを握っていると感じました。赤坂先生は学級経営をする上では秩序を作ることが大切とおっしゃっており、その中で特に最優先とする事項が「傷つける言動をさせない」というものでした。確かに仲のいい学級よりも、傷つく人がいない学級の方がいい学級であると自分も感じたし、そういう決まり事を作り、守れなかったら指導するという風に決めておけば、子供の中にもひとつ線ができるのかなと考えました。
 
 2つ目は、縦糸、横糸の2つの機能要素についてです。赤坂先生のいうこの2つの糸は、縦糸が「ひきあげ機能」、横糸が「養い機能」というものでした。自分はまだ現場に出て指導をした経験はありませんが、難しいだろうなと思っているのが子供との関係づくりで、特に指導に関しては少し苦手かもしれないと考えていました。というのもどこまで叱ればいいのか、それをどのようにケアし、その後はどのような関係作りをしていけばいいのかと言うのがとても不明瞭だったからでした。ですが赤坂先生は「縦糸:横糸=3:7」という風に明確な比率、基準を提示して下さったことで、叱ったり指導したりするタイミングや回数が少しだけわかりました。

 学級経営をする上で、多くの子供がいて、様々な問題があると思います。ですが、今回お話してくださった関係性と2つの機能、その中に含まれるルール・秩序作りを意識すれば良い学級経営に少し近づくのではないのかなと考えました。

 また、今回初めて教師力アップセミナーに参加して、多くの刺激を頂くことができました。普段大学にいて生活しているだけでは今回の赤坂先生のお話のようなものを聞くことはできないし、このセミナーに当たり前に参加させて頂ける非常に恵まれている環境に感謝の気持ちでいっぱいです。今後も同じようにセミナーがたくさんあると思います。その度に色々な先生から多くのことを吸収して自分の糧にしていきたいと思います。改めて今回、このようなセミナーを開催し、参加させてくださった、玉置先生、運営の先生方、本当にありがとうございました!(尾崎)

2月10日教師力アップセミナー(赤坂真二先生)での学び(齋木・古賀)

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 こんにちは!玉置ゼミ10期生の齋木です。2月10日に教師力アップセミナーに参加させていただき、赤坂先生から多くの学びを得ることができました。そこで今回は赤坂先生の講演から得た学びを記事にさせて頂きたいと思います。

 赤坂先生の講演では、学級経営に関して説明していただきました。そこで私は3つの学びを得ることができました。

 まず1つ目。私は学級経営の本質を理解していませんでしたが、赤坂先生の以下のような説明でようやく理解できました。

 赤坂先生によると日本人の性格上つながりを好みません。そんな中、日本の教育はつながりを大切にして、人間関係ができて学級が機能するが、最近問題となっている、いじめが原因による不登校問題。このような問題が起きないように、クラスの人間関係を工夫して上手く作るのが教師だとお話されて、教師にとっての学級経営の大切さが非常によくわかりました。

 そして2つ目。学級経営とは、特別支援でもあり、みんな何らかの支援が必要であること。さらに、教師はただ授業を教えるだけではなく、クラス全体を見て、学級の安定を保つことが重要であることが分かりました。また、その安定のためには、児童・生徒が「この授業を受けたい」と思ってくれるような『学習環境の最適化』という言葉があり、強く心にしみました。

 最後に3つ目。『教師が判断する学級経営の順調さと各因子の影響』というモデルで、まずは、受け入れて、それからしつけをし、秩序をすると和やかになるということで、和やかなクラスを作るためには秩序が必要であるということです。このモデルを知って、私の以前のイメージだった、「和やかなクラスは先生があまり叱らない」とは異なり、ルールやマナーを破ったら注意し、メリハリをつけられる指導が必要であるということが分かりました。私は、児童・生徒に叱ることで、「距離が離れてしまうのではないか」という恐怖心があります。ですが、それでは秩序が保てず、たるんだ学級になってしまい、学級崩壊の可能性も考えられる。そのためには、ルールを破った児童・生徒にはしつけをし、将来、和やかな学級を作るために、今回学んだモデルを頭に入れておこうと思いました。

 私は今回の教師力アップセミナーに参加させて頂いて、学級経営において様々な学びを得ることができました。今回学んだことは将来教師となった時、非常に重要なことだと思うので、忘れず、今年の教育実習で、実践は難しいと思いますが、できる範囲でも、頑張ってみて、意識していこうと思います。このような貴重な機会、お話を聞かせていただきありがとうございました。(齋木)


 こんにちは。9期生の古賀です。今回は先日行われた、教師力アップセミナーでの学びを記事にしていきます。今回のセミナーでは赤坂先生にご講演いただきました。

 赤坂先生の話はとても面白く聴き入ってしまいました。中でも、学級経営にあたって、何人も誰からも精神的、肉体的に傷つけられることがない状態をつくっていくことは私の卒論テーマに近しいこともあり、とても勉強になりました。

 授業は学級経営あってこそということ。ホスピタリティを高めていくこと。子どもたちと関わる上で「受容」することが大切であり、しつけと秩序の両方を確立させ縦糸を。教師と子ども、子ども同士の心の通い合いの緯糸を絡ませながら学級経営をしていくと良いことを学びました。コロナの影響などでつながらない理由が増えがちだが、学校教育では、子と教師・子ども同士のつながりが大切だと考えるので、それぞれの関わりにおいて、教師としてできることは何か考えていきます。また、学級の雰囲気は、子どもが教師をどのように認知しているかに影響されるため、受容と親しみ易さ、子どもが思いやりを発揮する場を設定することなど、信頼され指導を受容してもらえるような教師になれるよう努めていきます。

 赤坂先生、面白く学びのある素敵な講演をありがとうございました。今回の学びを生かしながら、さらに学び続けていきます。運営委員の皆さん、今回も貴重な学びの場をありがとうございました。(古賀)

2月6日一宮市立西成東小学校訪問での学び(荒木)

 こんにちは!9期生の荒木です。2月6日に、一宮市立西成東小学校を訪問させていただきましたので、そこでの学びを記事にしていきます。

 先生方の授業の参観からは、
・教科書の内容を教えるだけでなく、「自分だったら?」と想像させる 
・自分事として捉えるために、1人1つホワイトボードを持ち、意思表示する

 玉置先生からは、
・話し合いの時間は教師が決める。「もうちょっと時間ほしい?」と聞いてしまうと、何となくで児童が手を挙げてしまうので聞かない。
・児童が話した言葉を黒板に残しておき、他の児童の言語化の材料にする(思考は言語化しないと使えない)
・反応の早い子だけが発言するクラスは、一人一人が自分事として考えられるように、すぐに発言させるのではなく、まず全員が心の中で思い浮かべるように指示する
・間違えた児童にもう一度発表の機会を与え、間違いを授業時間内に解決できるようにする
・沈黙は考えている証拠
・振り返り時は黒板のキーワードをちょっとずつ消していき、どんどん喋らせる(有田和正先生の振り返り技術)
など、また新しい授業技術を沢山教えていただきました。

 教員採用試験が近づき、筆記試験の対策に手一杯になっている毎日ですが、やはり現場での学びは違うなぁと感じます。春休みは何度か学校訪問に行きましたが、毎回新しい学びばかりで、各学校の先生方からも「学生のうちから現場で学べるなんて、本当に貴重な体験をさせてもらっているね」と声をかけていただきます。このような環境で学ばせていただける感謝を忘れず、残り1年しっかり力をつけていきたいと思います!(荒木)

※ 写真は一宮市立西成東小のホームページからいただきました。
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2024年3月22日仕事日記

 皆さんにご心配をおかけしていますが、無事、明日3月23日(土)に退院できることになりました。

 冠動脈バイパス手術後の退院は2〜3週間後とのことですから、術後16日目に退院できることは、有難いことだと思っています。しばらく家庭で療養し、4月1日からは復帰できるようにしたいと思います。

 なお、この仕事日記は25日(月)から、これまでのように毎日更新をしたいと思います。皆さま、どうぞよろしくお願いいたします。

2月6日一宮市立西成東小学校での授業参観での学び(岡田)

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 こんにちは。玉置ゼミ10期生の岡田健太朗です。今回は2月6日に行われた一宮市立西成東小学校の授業を参観させていただいて学び得たことを話していきます。

 4時間目と5時間目で様々な学年の算数と社会の授業を参観させて頂きました。

 算数の授業では、子どもたちが今日の授業のめあてを考えていたり、自分の考えを水性ペンで書いていたり、23×3と23×30のように少し似ているものの違いを考えさせることにより、何度も考えを書き直すことが出来たり、自分が気になった事をめあてにしたりして、子どもたちが学びたいと思ったことを意欲的に学ぶことができたり、自分の学びをより深いものにすることが出来ることを学びました。

 また、どの教科でも子どもは分からないと感じると周りをキョロキョロしていたり、手を挙げなかったり、黒板を写していたり、何かしらの行動を行っていることがあることを学んだ。自分はどの子どもも取り残さないとともに子どもたち同士が支え合い高め合うために、デジタル教科書を見たり、黒板に書いたりすることに意識し過ぎることなく子どもたちの表情や行動を見て子どものサポートにすぐ入ることを意識して授業を行いたいと思います。

 まとめを子どもたちに行わせることにより、子どもたちは自分の今日の授業の中で大切であることを確認し、それをまとめて考えることにより、子どもたち自身が自己の学びを振り返るという「主体的な学び」に繋がることも学びました。

 その他に、「子どもがどんなこと言えたり書けたりしたら、この授業は大成功となるのか」という授業のめあてになる部分から逆思考で授業を作っていくことが大切であると学びました。このことを自分も生かしてこれからの授業づくりをしていきたいと思います。

 今回の一宮市立西成東小学校での授業参観を通して子どもの表情や行動には子どもが考えていることがそのまま出ていること、それを見逃すと取り残される子どもに繋がること、振り返りがどうして重要なのかを知り、子どもに伝えることなどの教師として必須のことを学ぶことが出来ました。自分にはまだ子どもを見る力が足りないと実感したので、今回学んだ事を活かしながら、これから様々な活動を通してこの力をつけていきたいと思います。

 一宮市立西成東小学校の皆様方、大変貴重な授業を参観させていただきありがとうございました。(岡田)

※ 写真は西成東小学校のホームページからいただきました。記事とは関係ありません。

8期生卒業論文発表会を受けて(9期生石上、久保)

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 こんにちは!9期生の石上です。今回は1月31日に行われた8期生の卒論発表について記事にしていきたいと思います。

 まずは、8期生の皆さん。卒論発表と2年間の玉置ゼミお疲れ様でした!先輩方の卒論発表は、私が実際に実習を行なって悩んでいた子どもとの関わりや、すぐに実践できる具体的な手立てなど、とても魅力的で子どもたちのことを1番に考えて作られた素晴らしい発表ばかりでした。

 約1年間、先輩たちと一緒に玉置ゼミで様々なことを学ばせていただきましたが、その度に先輩たちの姿に圧倒されました。また、優しくて温かい先輩方と一緒に学ぶことができて、玉置ゼミに入って本当に良かったなと感じました。

 私たちも来年の卒論発表に向けてそれぞれ取り組み始め、不安などもありますが、先輩たちのように堂々と発表できるようあと1年間、9期生、10期生のみんなと一緒に玉置ゼミで学びを深めていきたいなと思います!8期生の皆さん、本当にありがとうございました!(石上)


 こんにちは!9期生の久保朋輝です。今回は先日行われた8期生による卒論発表会についての記事を書きたいと思います!

 8期生の方々の卒論発表は、どれも個性的でとても参考になりました。特に、心理的安定性の話題やICTを活用する授業の仕方など、最近世の中で取り上げられているようなものも研究されていて、とても勉強になりました。

 8期生の方々は、初めて会った時からフレンドリーに接してくださって、私の憧れでした。色々な会場で率先して誰かのために動いている様子や堂々としている様子をよく拝見しました。私も先輩方のように成長出来るように、玉置ゼミで頑張りたいと思います。

 来年度の卒論発表会に向けて、私たち9期生も少しずつ動き始めています。自分が気になる事をあらゆる角度から研究し、同期や10期生などに伝えられるような研究にしていきたいと思います。8期生の方々、この度は本当にありがとうございました。(久保)

8期生卒業論文発表を受けて(9期生 安田)

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 みなさん、こんにちは。9期生の安田愛梨です。1月31日に、8期生のみなさんの「卒業論文発表会」が行われました。

 卒業論文の研究方法や、一人ひとりの想いなど、今まで先輩方の近くで聞いていたことが、形になった瞬間で、やっぱり先輩たちってかっこいいなと思えた時間でした。

 皆さんの発表は、自分が教壇に立ったときに役に立つことばかりで、先輩方の教育への熱い想いを感じることができました。また、玉置ゼミと福地ゼミのみなさんとリアルタイムで感想を書き込む活動を行なったことは、先輩方の発表から感じたことを共有でき、とても刺激的で面白かったです。

 学級づくりや授業づくりについて、思う存分研究できることがこの玉置ゼミの強みだと思います。卒論なんてまだまだ先のこと、、と思っていましたが、先輩方の発表を聞いて自分も頑張っていかなくては!と改めて思いました。

 玉置ゼミに入って1年、先輩方の姿を間近でみてきて、尊敬するところばかりでした。セミナーでの姿や、私たち後輩を暖かく迎えてくださる姿、採用試験に向けて一生懸命頑張る姿など、先輩方の大きな背中は私たちの憧れです。まだまだ9期生には足りない部分がありますが、これからみなさんのように志高く、頑張っていきます。

 8期生のみなさん、本当にお疲れ様でした!これからもずっとずっと応援しています!!(安田)

8期生ゼミ旅行 熱海への旅!

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 ゼミ長の安藤さんからの報告です。

 1枚目が来宮神社でのしでの写真です。(残念ながらこの時は柴山は二日酔いで病院にいました笑)

 2枚目が、たび旅終わりの写真です。3枚目は、熱海城ロープウェイでの写真です!

 4枚目はみんなで作ったカレーです!(ここだけの話、みんなで作ったと言いつつ伊藤•澤本•柴山•安藤は料理ができないので旅館の卓球をして待っていました。そのあと皿洗いしました)

 5枚目はお昼に食べた海鮮丼です!この時ガラス工房に行く時間が迫っていて、みんなで急いで食べました😂
 

2024年3月15日仕事日記

 3月8日に意識を失い緊急搬送されてから1週間経ちました。退院の目処が立つところまでには、まだなっていませんが、おかげさまで回復に向かっています。

 心臓への主要な血管の1本はカテーテル治療で、あとの2本は冠動脈バイパス術を行ってもらいました。胸を開いて、心臓の詰まった冠動脈の先に迂回路(バイパス)をつくる手術をしたわけですので、一時期は体に9本の管が繋がれていました。今日で全部が取れるのではないかと期待しているところです。

 この間、また引き続き、皆さんにご迷惑をおかけします。今日は8期生の晴れの卒業式、学位記渡しの日でした。楽しみにしていたゼミ旅行も含めて、同席できないことを残念に思う朝になりました。

 入院後、2回目の近況報告でした。

2024年3月8日仕事日記

 ご心配をかけています。8日の大学会議中に意識を失い、病院でカテーテル検査の結果、心臓に血液を送っている主要な3本の血管が機能していないとのこと。今、手術をするしかありません!と言われ、5時間ほどの手術を受けました。ICUに戻ったとは深夜2時30分くらいだったそうです。経過は順調だそうですが、退院の目処はたっていません。いまだにICUでたくさんの管に繋がれています。まずはこうして発信ができるようになりましたので、ご安心ください。しばらくは仕事日記もお休みさせていただきます。

2024年3月7日仕事日記

 いつものG喫茶店経由で大学研究室へ。8時少し前に到着。愛知県教育委員会義務教育問題研究協議会の委員推薦について、ある方に相談メール発信。

 9時から教職支援課から依頼の面接指導。2コマ。玉置流に厳しく。確実にレベルアップさせたと思う。

 9期生小林さん来研。卒論指導。第4章のための書籍選びを手伝う。安田さん来研。原稿が掲載された「3年間まるっとおまかせ! 中学校 学級レク大事典」を渡す。安田さんもいつも以上の笑顔。10期生池田さん来研。ミスドを持ってきてくれた(笑)。教採の相談に乗る。

 14時ごろ大学を出る。かつやでカツ丼。高速SAスタバで花見さくらクリーム購入。中部公民館へ。

 藤江誠先生の個展鑑賞。記憶にあった藤江先生のタッチと違う作品がズラリ。説明を聞き、納得。気に入った絵の写真を送ってもらう。タイトルはメロディ。

 帰宅。微妙な体調。薬を飲んで一旦横になる。目覚めて、明日の「子ども理解活動説明会」資料に加筆。石井英真先生の言葉や学生へしっかり周知したい事項を加える。仮の「子ども理解活動交流サイト」を構築。これだけ準備しておけば、皆さんの理解も応援もいただけるはず。

 3月11日は、稲沢市立明治中学校から依頼を受けて講演をする。依頼内容を何度も読み、演題を「課題を見いだし、自ら考え、表現できる生徒を育てる様々な方策」としてプレゼン作成。あとは先生方の反応を見ながら、内容を調整することにする。資料データ送付。

 研究室HP記事は、卒業論文発表会シリーズ第2弾。長谷川さん、古川君、由原さんが発信。古川君が書いているように9期生は催し運営に長けていると確かに思う。

 トラックボールマウスの操作に十分に慣れたきた。研究室も同じマウスにしようかと思い始めている(笑)。

 FBに嬉しい書き込みあり。週刊「教育資料」の写真とともに、「玉置崇先生の記事が楽しみで、購読をやめれない…」。ああ、嬉しい。
 
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8期生卒業論文発表会を受けて(9期生長谷川、古川、由原)

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 こんにちは!玉置ゼミ9期生の長谷川です。今回は先日行われた8期生の方々による卒論発表会について記事を書いていきたいと思います。
 
 一人一人違ったテーマで書かれていた卒論は、一つ一つに魅力がありどの発表も聞き入ってしまいました。自分自身が実習などを通じて痛感した教育の難しさや子どもたちとの関わり方の難しさなどに対して、深い研究と自分なりの結論がしっかり出されていてさすが8期生の方々だな。と感じました。同時に今進めている自分の卒論はここまで立派なものに仕上がるのかととても不安になりました。 

 玉置ゼミに入って約一年が経ちますが、この一年の中の多くの場面で先輩方の凄さを感じてきました。優しさと玉置先生愛で溢れる8期生の方々がもうすぐ卒業されるのはとても寂しいですが、玉置ゼミの伝統を9期生が引き継ぎこれからも伝え続けていきたいと思います。

 本格的に教採対策が始まりました。先輩方からの学びを活かしながら9期生共に成長していきます。8期生の皆さん約一年間ありがとうございました!(長谷川)


 こんにちは、9期生の古川です!今回は先日行われた8期生の卒論発表について書いていきたいと思います。

 2年間のゼミの集大成である卒業論文を8期生の皆さんが発表してくれました。1人1人、個性があり学びがあり、メッセージ性の強い内容ばかりでした。体調不良で参加出来なかった先輩方の発表も聞きたかったです。

 僕たち9期生も少しずつですが卒業論文を手掛け始めています。これで良いのか?合っているのか、まだまだ手探りな感じですが先輩方のようにかっこよく発表できるように精進していきたいです。

 恒例の昼食会もゼミ生みんなで盛り上がれて良かったです。やっぱり9期生はこういう催しには長けてるな〜と改めて感じました。

 ゼミ生活もあと1年です。玉置ゼミに入った初心を忘れず、玉置先生の下でレベルアップし続けていきます。(古川)


 こんにちは!9期生の由原希音です。今回は、先日行われた8期生の皆さんの卒論発表会について記事にしていきます。

 一人一人の卒論の内容は、私自身が実習で悩んでいた部分と重なってたところもあり、発表をきいてとても参考になりました。どれも根拠が明確で、聞いていて説得力がありました。2年間のゼミでの学びがたくさん詰まった、素敵な発表でした!

 約1年間、8期生の先輩方の背中からたくさん学ばさせていただきました!特に、ゼミ合宿で面接指導の助言をきいて本当に先輩の偉大さを実感しました。私も、来年には先輩方のように堂々とゼミでの学びを発表できるよう頑張ります!

 今回初めて8、9、10期生が一緒になって、改めて玉置ゼミはあたたかい場所だと感じました。このゼミで、みんなと高め合えることに感謝して、残りの1年も頑張っていきます!(由原)

3の報告に対して(玉置)

 子どもの感性から出てきた言葉をとらえて、そこから学んでいることがとても素敵です。教育者としての大切な資質に触れている記録です。教師は、子どもから真摯に学ぶことを忘れてはいけないと思うのです。輝きをさらに磨いていくサポートという文言にも、子どもに関わっていくときの大切な心得が表現されていると思いながら読ませてもらいました。
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みんなでやりたい

 私は、今年の夏休みに「JOF」というボランティア活動に参加しました。小学校1年生から6年生の子がいろいろな地域から参加します。グループを作って、野外活動を楽しみました。

 そこで短い時間でしたが、間近で子ども一人一人の成長を感じることが出来ました。ある子は、1日目、私とその子の友達としか話せていなかったが、活動を通して、自ら他の子に話しかけに行くようになっていました。ある子は、一つの活動を通して「自分のなりたい憧れの姿に近づくことができた。」と話してくれました。

 一番印象に残っている子が、小学校6年生の子です。活動中に、私が泣いている子を慰めていて、その子が泣き止みそうになかったので、その子に「先に他の子と活動を始めていいよ。」と言いました。

 すると、その子が「グループの子が泣いているのに、活動は出来ない。みんなでやりたいよ。」と言って、他の子に声を掛けて、泣いている子を笑顔にするために出来ることはないか話し合いを始めたのです。私は、一人の子どものことしか考えていなかったことに気付き、さらに、周りの子の気持ちを考えていなかったと恥ずかしくなりました。同時に、この子によって「周りの子を思いやる心」を学びました。

 本当は、その子も親元を離れて、キャンプに参加していたのだから、不安なこともあったでしょう。それでも、自分より下の子を気遣い、行動した自主性が素晴らしいと思いました。また、私は、短い間に様々な成長を遂げた子ども達と一緒に活動して、一人一人の輝きを見つけることの喜びを実感しました。そして、輝きをさらに磨いていくサポートをしたいと改めて思いました。

1の報告に対して(福地)

 ありがとうございました。「分かったつもり」にならず、「分かりたい」と内面を理解し続ける姿勢という、教師としての生き方の軸をT君から学んだ貴重な体験ですね。そこに至った背景に、長く関わったことによる、彼があなたに対して素直に心を開いたことがあるように思います。そんな信頼関係が子どもを救うということに改めて気付きました。
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不登校児童と関わって

 私が不登校児童Tくんとの関わりを通して学んだ、「子どもの内面を理解しようとする姿勢」の大切さについて紹介します。

 不登校児童Tくんは、学習会では友達とも仲良く遊び、「僕はゲームで生きていく」と話してくれるような子でした。そのため、当初私はTくんに対して元気な子という印象をもち、自ら進んで学校へは行かない子とも認識していました。

 しかし、関わりが長くなる中で、少しづつ自分の本心について話してくれるようになっていきました。ある日「学校には行けていないけど、自分を変えたいという気持ちは凄くあって、毎朝頑張って行こうとするけどお腹が痛くなってしまう」「寝ている時とゲームをしている時だけは、学校のことを考えなくていいから楽なんだ」と話してくれたことがありました。

 話を聞いて私は、元気なTくんがこのような悩みを抱え込んでいたこと、またここまで自分のことを捉え言語化していることにとても驚きました。Tくんとの関わりを通して、必ずしも自分が見ているその子の姿が、その子の全てではないということに気づくことができました。そのため、子どもと関わる際には「わかったつもり」にならず、「わかりたい」と内面を理解しようとし続ける姿勢の大切さをTくんから学びました。
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