2023年10月16日仕事日記

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 本日(10月16日)は、67歳の誕生日。家内からメッセージとネクタイをもらう。ゼミ生らかもお祝いのメッセージが届く。有り難いの一言に尽きる。

 本日締め切りの週刊「教育資料」に連載中の「学習指導要領のイデアを実践する」の原稿書きを1時間ほど。これまで11回にわたってGIGAスクール構想をテーマにしてきたが、今回から「次期教育振興計画」をテーマにして、学習指導要領を言及することに決めて書き始める。目途が立って、移動中に仕上げることができると楽観的に考えて、出発の準備をする。

 今日は丹後学力育成会議(共催 京都府丹後教育局)から依頼を受けた講演のために移動。なんと片道4時間半かかる、僕にとっては長旅。

 地元駅を8時21分に乗車。名古屋、京都、天橋立と乗り継いで、京丹後大宮駅に着いたのが12時57分。新幹線の中で朝食のサンドイッチ、はしだて号の中で昼食の柿の葉寿司を食べる。列車の中で、朝の続きで原稿書き。ほぼ完成。駅からは迎えの車で会場のアグリセンター大宮へ。わずか3分間ほどで到着。

 13時30分開会。丹後学力育成会議委員長挨拶。京都府教育局指導主事による「管内の学力状況と授業改善」と題した課題提起。なるほど!という学力状況グラフを見て、講演の中で、この課題に応える提案をできるだけしようと決意。

 14時から、休憩5分をいれて16時まで講演。演題は「主体的・対話的で深い学びを教室で実現するために〜一人一台情報端末活用を視野に入れて〜」。

 例によって時々問いかけ、ペアで話し合ってもらい、指名をして意見をいただくことも入れながらの2時間弱。皆さんの反応はとても良く、笑っていただきたいところはすべて外すことなく(笑)返していただける一流の聴衆の皆さん。時折、授業技術を紹介しながら、学力形成のコツを伝授。明日から取り組まれることを願う。

 終了後、すぐに京丹後大宮駅へ送っていただく。16時37分、京都丹後鉄道特急「たんごリレー6号」(下写真)に乗車。指定席は僕を含めてわずか三人の乗客。ところが天橋立駅から多くの乗客があり(外国の方も多し)、指定席はほぼ満席。福知山駅で「きのさき号」に乗り換えて京都へ。新幹線で名古屋着は19時55分。エスカ地下街の矢場とんで夕食。ユニクロで父親着用の服を買って地下鉄に乗車。名鉄に乗り継いで、帰宅は21時30分ごろ。

 しばらく休んで、朝から書き始めた原稿の仕上げ。精読して編集へ送信。

 研究室HP記事は、8期生後期ゼミ2回目の記録。澤本君と寺尾さんが書いた。いわゆる輪読会は独特の雰囲気。それが伝わるといいと思いながら発信。
 
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10月11日8期生第2回ゼミ(澤本、寺尾)

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 こんにちは!8期生の澤本です。にょっ!最近の朝夜が急に寒くなりましたね。今月末に衣替えをするまでなんとか耐えたいと思います。昨年カレーうどんを飛ばし、クリーニングに出していた白トレーナーが大活躍しています。

 今回は、10月11日のゼミでの学びを記事にしていきます。今回から赤坂真二先生の『指導力のある学級担任がやっているたったひとつのこと」という著書を読み、担当者がプレゼンを行いました。その後、気になったことをみんなでディスカッションし、学びを深めていきました。

 私は、第1章の後半部分を担当しました。赤坂先生は弓削先生研究を引用し、教師の指導行動のカテゴリーを「ひきあげる」機能と「養う」機能の2つに分かれていること、さらにその2つを細かく「注意指示」、「突きつけ」、「受容」、「理解」に分類されていることが述べられていました。

 ディスカッションとして「子どもと教師の対等な関係とは?」について行いました。子どもと友達になってしまうような対等ではなく、互いに尊重しながら双方向性のある関係作りが大切という結論になりました。やらされている感なく、子どもが主体的に「やってみよう」と思えるような関係を築いていきたいと思います。4月から教壇に立つことを意識して学びを深めていきたいと思います。(澤本)


 こんにちは、8期生の寺尾です!!先日の8期生ゼミで赤坂真二先生の本の深掘りをしました。

 私は、「子どもが教師を信頼していることをどこで判断するか」という問いを提示し、全員で論議しました。

 プレゼンを発表した上で、改善したい点が二つありました。一つ目は、プレゼンテーションの工夫です。アニメーションをつけたり、わかりやすいようにフリー素材のイラストを使ったりするなど、もう少し工夫できた点があると感じました。聞き手に配慮することの大切さを改めて感じました。

 二つ目は話し方です。同じ日に発表した澤本くんは、間を取ったり、聞き手に問いかける話し方をしたりするなど、様々な工夫をしていてとても話が入ってきました。野口芳宏先生のセミナーで学んだ話し方を意識しようと思っていましたが、いざ前に立つとすぐには難しかったです。人前で話す機会で毎回意識していきます。

 そして、問いについては話し合いで以下の考え方が出ました。
・先生のために何かをしたい、先生が困ったときに助けたいという行動が見られたとき
・分からないことややりたいことを子どもから言われたとき
・間違っているかもしれないが自分の意見を主張したとき
・直接ではなくても、親を通して知ったり、他のツールを使って知れる
・授業に出席するときではなく参加したとき

 今回のゼミは、一種の模擬授業のようで緊張感もありました。ですが、これから改善できる点も見つけられたので、意識していきたいです。(寺尾)

2023年10月15日仕事日記

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 雨の朝。昨日の艶やかで温かい披露宴を思い出しながら仕事日記書き。いつもの喫茶店でモーニング。近くの店で仏花を購入して帰宅。

 8時40分ごろ、家内と家を出て、永泉寺へ向かう。お墓掃除をしてから、あらためての納骨のお願い。9時から本堂でいくつかのお経をあげてもらう。その後、7年近くも納骨されなかったことを推測していただいたり、都会での葬儀や火葬が大きなビジネスになっていることなどをお聞きしたりする。お墓に行き、納骨。お経をさらにあげてもらい無事終了。

 ガストで軽食して帰宅。11月岐阜県教育委員会から依頼の中堅者研修の資料づくり開始。それまでにたくさんの講演をするが、まずは方針が立っているものから取り組んでいる状況。
 
 14時に家を出て、各務原市の津島神社境内にある皆楽座へ向かう。15時から17時過ぎまで、リピート山中コンサートを楽しむ。FBには次のように記録。

 かつてリピート山中さんを小牧市に招いて、市内全25校の小中学校で、「環境コンサート」を開催してもらったことがあった。その仕掛け人の一人が僕。それが今から20年前。2003年6月11日の「環境コンサート」初日の記録を仕事日記で紹介。
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 いよいよリピート山中さんの到着。以後は休みをもらって、小牧エコネットのメンバーとして動く。
 まず適応指導教室で30分間のコンサート。子どもたちとインタラクティブなやりとりを交えてのコンサート。とってもいい雰囲気に見ていても心があったまる。
 午後は篠岡中学校へ。細かな配慮がされていてありがたい。小牧中での開催の参考にもなった。心配していた音響もなんとかいい調子。エコライフのうたの掛け合いもあって盛り上げる。前説での司会を見て、篠岡中の先生から、玉置先生って何ものですか!と言われてしまった。いいことは広げたい。分別収集の説明もコンパクトにできて、初の環境コンサートとしては及第点だと判断。
 わずかな休憩をはさんで、今度は「地球のうた&なつかしのフォークソング大会」会場へ案内。コンサート前に「いいことは広げたい。良きコンピュータ活用も落語も、そして環境の歌も」と一言。この会場も温かで、無理を言って開催させてもらって本当に良かった。充実度120%。それにしても、すでにくたくた。といって体が疲れすぎているのか眠れない。明日は学校訪問日。本当にいろいろなことが重なってしまった!
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 久しぶりに本日(2023年10月15日)、そのリピート山中さんのコンサートへ(皆楽座にて)。心の底からあったまる歌をたっぷり聞きながら、20年前を思い出す今日。


 18時少し前に帰宅。しばらく休憩して、明日の訪問先でのプレゼンとルートの確認。片道4時間余の列車の旅。楽しみにして出かけたい。
 

小学校教育実習で学んだ3つのこと(榊原)

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 こんにちは、玉置ゼミ第9期生の榊原計人です。私は9月1日から28日までの1ヶ月間、教育実習に行っていました。今回の小学校教育実習、とても楽しい1ヶ月でした。そんな中でたくさんの経験をし、色々なことを学んできたので、今日はその中から私の中で特に大きかった学びを3つ記事に書いていきます。

 1.個人を見ることは重要&難しい
 2.板書計画で授業はスムーズに進む
 3.児童観がないと授業が上手くいかない

1.個人を見ることは重要&難しい

 私は今回の教育実習で、特別支援学級の高学年クラスと5年生の通常学級に配属されました。この特徴の大きく違う2つのクラスで学んだことは、個人一人一人を見ることの重要性とその難しさです。

 私が配属された特支学級は知的の障害のある子がいるクラスでした。同じ教室にいる子どもたちですが、みんな一人一人、特徴や個性が違っていて、それぞれの学習の段階も大きな違いがあります。なので、個人を見ることがなにのり需要であり、それぞれに合った学習の進め方を提案していくことが、子どもの学力を成長させていく上でとても大切になってくると感じました。

 しかし、個人を見ることが重要なのは特支学級だけでありません。通常学級でも個人を見ることは重要ですし、通常学級の子どもと遊んだり、喋ったりと関わっていくなかでどんな子がいるかを見ていました。そんな中で感じたのは、教室に30人近くいるクラスの子どもの特徴・個性を把握することはとても難しいということです。クラスの子どもそれぞれに合った授業展開を考えることなんて、今の私では作れる気がしないとも思いました。

 たった1ヶ月いただけ、それも特支学級と通常学級の2クラスを行き来きしていたので、個人一人一人をしっかりと見て、どんな子かを理解するなんて簡単ではないと思っていましたし、実習が終了した後に、担当の先生から子どもの意外な一面教えていただいて、特徴を新たに知ったなんてこともありました。

 特別支援学級と通常学級の2つのクラスを実習で体験したことで、個人を見ることは難しいことだと知ったと同時に、クラスを持った時は、なるべく早く一人一人を知れるように子どもとの関わり方や授業のやり方を工夫し努力して行こうと思いました。

2.板書計画で授業はスムーズに進む

 今回の実習では5年生の社会を3回(内研究授業1回)、道徳を1回、特支学級で国語と自立の計6回授業を行い、初めての授業を社会の食糧生産の単元で行いました。

 最初の授業では、板書計画を課題や展開部分、まとめをそれぞれ書くスペースや、何を板書するかだけの不十分な計画で練習を始めていました。実際、それで練習しても、子ども役の方の発言を上手く拾えなかったり、発言と発言を繋げることができなかったりと、散々なものでした。

 そこで、担当の先生から「子どもの発言や反応をできるだけ多く考えることが大切」と教えていただきました。それから、板書計画に子どもがどんな回答や反応をするのかをなるべく多く考え、それらを矢印で繋げるところまで考えて練習を始めたところ、子どもの予想外な発言が減り、授業内で焦ることが少なくなりました。そして、狙っていた発言を引き出せる余裕ができたほか、パッと見た板書のわかりやすさも良くなり、導入から展開、終末までスムーズに進めることができました。

 板書計画をスペースや自分が書く内容だけでなく、子どもの反応をなるべく多く考えておくことで、授業内の生徒への対応が上手くいくようになり、ペースを崩すことなく進めることができると学びました。

3.児童観がないと授業が上手くいかない

 5年生で行った道徳の授業は、別クラスで行われた道徳の授業の内容を参考にしました。その授業は、先生が範読してるときに重要だと感じた箇所に線を引くことと、6から8人グループをつくって2つの視点から討論をすることの2つが大きなポイントでした。その授業は流れがとてもスムーズで、終末部分の落としどころも面白く、なにより子どもたちみんなが討論に参加し、自主的にグループを回していました。みんながとても楽しそうで、参観してた私はとても感動したのを覚えています。

 そんな授業を参考にした私の道徳の授業は、教科書に線を引くことが初めでどこに線を引けばいいのがわからない子が続出し、子ども同士の討論も上手く進まず、活動も時間内にまとまりませんでした。授業内で大事にしたかった終末部分は予定よりだいぶ押してしっかりと扱うことができず、もともとの終了時間から5分オーバーして終わりました。このクラスには合わない授業のやり方をやっていたのだと痛感しました。

 この授業での反省は、児童観を意識せず、そのクラスに合った授業を計画しなかったことです。すばらしい授業ならどんなクラスでも通用するものと思っていましたが、そのクラスがこれまでどんな授業を受けていて、どんな活動に慣れているのかを知っておかなければ、子どもたちの学びに繋がらないのだと気が付きました。

 この授業を通して、クラスの子どもがどんな授業を経験をしてきたのかはクラスごとに大きく違うことがよく分かりました。それなのに、同じ内容・進め方の授業をしていては子どもたちの学びにつながりません。これからは、クラスの子ども全員が学びを深めるよう、しっかりとクラスの児童観を考え、それに合った授業作りを意識していきます。


〇1ヶ月間の小学校教育実習の通して

 今回の小学校教育実習でたくさんの子どもと関わって、今までにないことを体験してきました。その中で、いろんな個性の子がいることや、クラスの特色もそれぞれ違うことなどの『小学生』のことと、授業するなかでの板書計画の重大さや、指導案を考える際に注目しておきたいことなどの『授業』のことなど、とても多くのことを学びました。

 最終日には各クラスが私のお別れ会を開いてくれました。5年生のクラスでは、その会の内容から時間の流れの計画を全て子ども主体で行っていたそうで、担任の先生はほとんど準備に関わっていなかったそうなのです。実習期間終了の1週間前くらいから準備を初めていたみたいで、私自身なんとなく察知しており、「なにかバレないようにコソコソやっているな?」と内心でニヤニヤしていたのですが、すべて子どもたちだけでやってきたことを聞いてとても驚きました。それと同時に、そこまでしてくれるくらいに私を『先生』として認めてくれたんだなと思い、嬉しい気持ちでいっぱいになりました。一人一人からメッセージカードもいただき、終わったあとの控え室では、他の実習生に聞かれないよう鼻をズビズビ鳴らしつつも泣くのを我慢しながら読みました。

 特支学級のクラスでは一人一人からプレゼントをいただきました。私の好きなキャラクターのイラストを書いてくれた子や紙飛行機や手裏剣を折り紙で作ってくれた子、お手製のビーズのアクセサリーをくれる子もいました。実習期間中、会話やコミュニケーションをとることがほとんどができず、声さえあまり聞けなかった子からは、みんなからの寄せ書きと、特支クラス全員で撮った写真、そして「ありがとうございました。」の一言をもらい、嬉しさや感動からグズグズに泣いてしまいました。本当にやって良かった、来てよかったと思える素晴らしい1ヶ月間を過ごすことができたと思います。

 次の中学校実習では、小学校とはまた違った子たちがいて、違った刺激や体験ができるのだとワクワクしています。充実した素晴らしい1ヶ月間を中学校でも過ごせるように、小学校で経験したことを活かしつつ、新たなことも学んでいく姿勢で望んでいきます。(榊原)

2023年10月14日仕事日記

 今朝も仕事日記書きから。喫茶店でモーニング。10月26日の田原市立伊良湖岬小学校研究発表会での講演プレゼンづくり開始。うっかりしていた愛犬散歩。連れてって(笑)と鳴く声に気づいての散歩。戻って、プレゼンづくり継続。ほぼできたので、校長先生に資料データ送付。

 続いて、11月に訪問する京都府での講演プレゼンづくりへ。この日は3本の講演依頼を受けていて、13時30分から17時までの長丁場。随分先だが、少しでも手をつけておかないと厳しくなるので、1本目のプレゼンづくり。ほぼ完成。

 12時15分ごろ家を出る。ガソリンスタンドに寄り(単価が幾分安くなり助かる)、永泉寺へ。位牌堂解体に伴っての位牌の引き取り。そこで母親が納骨されていないことが判明。明日午前に納骨をしてもらうように依頼して帰宅。

 15時過ぎの電車に乗り、上前津駅から、MIRAIE LEXT HOUSE NAGOYAへ。今日は玉置ゼミ1期生の松井君の結婚式&披露宴。恩師代表として招待を受けて出席。とっても華やかなで温かい式。来賓祝辞では、松井君との9年前の出逢い、12人の1期生をまとめ上げた優れたゼミ長であったこと、新任時代から良い評判が聞こえてくる教師であることなどを紹介。最後は「人生に起こることは全てが必要・必然・ベスト」(船井幸雄)、「グッドタイミング」(桂雀太)であるという言葉で締める。

 同席した1期生で記念撮影。なお、松井君が抱いている赤ちゃんは、中田君のお子さん。

 結婚式に出席させていただいて驚いたのはDX化。招待状から、当日の案内、席次表など、すべてデジタル。一人ずつへのお礼の言葉もパスワードを入れて取得。いっさい紙はない。ここまでできるのだと感心するばかり。世の中がますます変わることを実感。

 帰宅。届いた校正紙「中学1年の学級づくり 365日のアイデア事典」の段取り。ゼミ加入決意文の整理。

 研究室HP記事は、小学校教育実習を終えての記事。古川君が発信。「見通し」「教材研究」の視点からの振り返り。良い学びをたくさんしてきていることが嬉しい。
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小学校教育実習で学んだこと(古川)

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 こんにちは!9期生の古川です。9月4日から29日までの4週間、小学校実習に行ってきました。振り返ってみればあっという間で学びが多く充実した日々を過ごすことができました。

 今日は、実習での学びを記事にしていきたいと思います!

 まず授業作りについてです。授業に必要な要素として、十分な教材研究・事前準備・子どもの実態把握の3つが挙げられます。授業は教師が楽しめば子どもも楽しむものであり、いい授業をする為には、教師と児童の信頼関係があるからこそ成り立つものであると学びました。

 授業を作っていく中で今回何を学んで欲しいのか、何を押さえれば良いのかはっきりさせる必要性があると感じました。この4週間の実習で自分の中で「見通し」という言葉をキーワードにしてきました。教師がまず見通しをもって授業をすることはただ授業のまとめに向かっていく道筋だけではなく、これからやる単元を理解しやすくなるための布石として押さえることもいえます。単元同士の縦と横の繋がりをした授業作りをしたいと感じました。

 次に学び続ける姿勢と児童と向き合う重要性についてです。現状に満足するのではなく、授業を終えた後の振り返りの時間が本当に自分が成長し続けることができた要因だと感じています。なにがおかしかったのか、どうすれば改善するのか考え、次の日に授業があって何度も作り直したことで児童から「分かりやすかった」と授業を重ねる度に言われる数が増えていきました。担当教官だけでなく、児童にも聞いていい意見を取り入れた結果だと思います。

 子どもたちに分かりやすい授業をしたいと教材研究をしてたからこそ児童も挙手をしたりノートに沢山考えを書いてくれたり、児童1人1人が一生懸命な眼差しで自分の話を聞いてくれる姿勢から授業一つをとっても向き合い方を感じ取ることができました。

 最後にこの実習を通して、夢であった「教師」という存在が現実として近づき、改めて教師になりたいと実感しました。4週間という短い間でしたが子どもの成長を感じとることができる瞬間が多くありました。子どもたちから新しい発見を得ることができ自分も成長することができて本当に面白い仕事だなと感じました。また子どもだけじゃなく先生自身も学び続ける姿勢を崩さないことが重要であると再確認しました。

 実習期間中、上手くいかないことばかりでしたが

「上手くいかない時の方が学びが多い」

 という言葉をかけていただいた担当教官のお陰で力をつけることができました。担当していただいた小学校への感謝を忘れず、常に向上心を持って次の中学校実習へ繋げていきたい。(古川)

2023年10月13日仕事日記

 まずは仕事日記書きから。いつもの喫茶店でモーニング。愛犬散歩。

 今日は事情があって訪問校がなくなったので、終日時間が生まれた日。「父親に関わりなさい」という神様からの指示だと思って、9時ごろに施設に行き、お手伝いをいただき車に乗せる。車椅子を積み、まずは頭部抜糸のために病院へ。駐車場で車椅子を出して、時間をかけてそこに乗せる。受付、診察、支払いで30分間ほどで終了。次は、父親の状況を伝え、受け入れを了解いただいた病院近くの理髪店へ、車椅子に乗せて向かう。バリアフリーとなっていないので、二段の階段を上がるのに店の皆さんに助けてもらう。調髪だけのつもりだったが、顔ぞりもしてもらえ、すっきりした表情の父親。

 理髪店から病院駐車場へ。そこから施設へ送る。これだけのことに、かなりの時間がかかる。施設の皆さんの苦労を体感した午前。ヘトヘト。

 15時に眼科へ。初診でさらに検査が必要と言われての通院。目薬で瞳を大きな状態(散瞳)にしての眼底検査。目薬をして待つこと30分間。検査を受けての診断は、経過観察必要。2か月に一度程度通院することに。次の予約をとって帰宅。

 横浜市教採結果報告あり。受験した3名、全員合格。これで本年度の我がゼミ生の教採すべて終了。あとは補欠合格が好転するのを祈るばかり。

 夕食は「味大」で。ここの料理は何を食べても美味しい。僕好み。帰宅して、依頼メールや相談メールに対応。

 研究室HP記事は、小学校教育実習記録。由原さんが2点で振り返り。記事を通して強く感じる現場での温かい指導。 

小学校教育実習で学んだこと(由原)

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 こんにちは!9期生の由原希音です。9月4日からの4週間、小学校実習に行ってきました。今日は、実習での学びを記事にしていきたいと思います!

 まず、言葉がけの大切さです。私は、研究授業を見にきてくださった先生から、褒めるときの言葉がけが形式的なことをご指摘いただきました。私自身、児童をたくさん褒めようと心掛けているつもりでしたが、振り返ってみると「いいね」「すごいね」など、抽象的な言葉がけが多かったと思います。褒める言葉が形式的だと、児童が本当に見てくれているのかと不信感にも繋がると思うので、どんなところが良かったのかしっかり伝えることが大切だと思いました。

 先生方は、児童をよく見て些細なことでも褒めていました。ゼミでも習ったように、褒めることで児童のやる気も高まるし、授業の雰囲気も良くなると思うので、出来ていない児童を注意するのではなく、具体的に褒めることを意識していきたいです。

 次に、発問方法です。私の担当は1年生だったので、始めのうちは発問が児童に伝わらなかったり、教えたいことを上手く伝えられませんでした。そのときに、担当の先生から全部を答えさせようとするのではなく、例を提示して何を答えればいいのかを理解させることが大切だとご指導いただきました。

 私は、教師が誘導せず、児童の意見で授業を進めていくことが大切だと考えていました。しかし、実際何を答えてよいのか分からず、授業が進まないことがあって、例を提示するやり方を取り入れてみました。すると、ほとんどの児童が発問を理解し、多様な考えを引き出すことができました。同じ発問でも、発問するまでの過程で工夫することが大切だと思いました。1年生を担当して、どんな言葉なら伝わるか、言葉の一つひとつをしっかり考えて話すことが大切だと学びました。

 この4週間、悩むこともありましたが、本当に楽しく、充実した時間を過ごすことができました。また、教師になりたいという想いも強くなりました。この想いを忘れずに勉強がんばりたいです!!(由原)

2023年10月12日仕事日記

 6時20分ごろに家を出て大学へ向かう。途中でコンビニに寄って🍰を購入。7時20分ごろ研究室着。美味しい珈琲とパンで朝食。仕事日記を書いて落ち着く(笑)。

 1・2限は「第3・4回教育課程論」。3回目は授業時数が話題。次期学習指導要領での国語と英語の授業時数の予想でも、意見が大きく分かれる。しばし論議。そのため、「振り返り」で「学習指導要領は容易に決められないことが体感できた」という多くの記述あり。4回目は「総合的な学習の時間」がテーマ。目標から考えてみると、自分たちが経験してきた「総合」は、目標から大きくずれていることを実感した学生多し。そうなる学校事情を考えさせ、最後はNHKドスルコスルで、優れた実践を視聴して話し合う。

 12時30分ごろから、先日の9期生🍰ゼミでの実習報告会に参加できなかった由原さんと小林さんが来研。コンビニ🍰を食べながら報告を聞いて、互いに振り返り。ありがたいことに二人とも温かくも厳しい指導を受けていて、大いなる実習成果を感じることができた。指導者としても嬉しいこと。ちなみに小林さんの実習振り返りはすでに研究室HP記事としてアップ済み

 「教育課程論」の振り返り読み。1時間30分以上かかるが、致し方ない。名簿チェックまで完了して大学を出る。

 帰宅。明日はある事情に寄って、指導助言のために訪問することがなくなり、時間が生まれた。父親を診察と床屋に連れていく良い機会を与えてもらえたと考えて、その段取り。夕方には自分の眼科診察の予定も入れる。

 26日の伊良湖岬小学校研究発表でのプレゼンづくりのため、過去に訪問した際に撮影した動画を見直す。少し光が見えてきた(笑)。

 ある原稿の最終校正が届く。自分が大きな校正ミスをしていることに気づく。謝りのメールを入れて、再度修正依頼💦。

 9期生小学校教育実習の振り返り記事が全員から届く。あらためて感想を送信。研究室HP記事は、安田さんの実習振り返り。「全力で向き合う」がキーワード。

 昨日発信した12月10日の「自ら学習を調整する子どもを育むセミナー 個別最適な学びを生む『振り返り』の重要性と活用」が好評。1日で多くの申し込みがあった。お考えの方は、早めの申し込みを。
 
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小学校教育実習で学んだこと(安田)

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 みなさんこんにちは、9期生の安田です。今回は、4週間の小学校教育実習で学んだことを記事にしていきます。

 私は、9月4日〜9月29日の小学校教育実習をすごく楽しんで過ごすことが出来ました。大変だと聞いて少し構えていたのですが、元気いっぱいの子どもたちに、パワーをもらう毎日で、とても幸せな時間でした。

 実習期間を経て子どもたちからは、何事にも全力で向き合うことの大切さを教えてもらいました。いえ、正確には、思い出させてもらったのです。

 子どもたちは、初めて見る大学生の先生にも、算数の問題にも、鬼ごっこにも、給食にも全力投球です。難しい問題でも「わからんー!」と言いつつ考えることをやめません。壁に直面しても、ヒントを求めるだけで諦めたり、逃げたりしないから彼らの成長は止まることを知らないのだと思いました。大人になると、逃げを正当化してしまいます。悪いことではないですが、いつもそれでは学びが減ってしまいます。昔は自分もこうだったのかなと思いを馳せながら、子どもと同じように全力で取り組むことで、見えてくることがたくさんありました。

 先生方からは、余裕をもつことの大切さを教えていただきました。時間にも、心にも、学習にも。低学年は特に、思っているよりも色々なことに時間がかかり、できないことがあります。余裕をつくっておくと、想定外の発言や出来事に何とか対応することができるのだと分かりました。日々、余裕をもち、一つひとつ丁寧に、取り組むことは、低学年として、学びの土台を作ることを大切にしているという先生の思いなのだと実感しました。

 10月6日には、実習でお世話になった先生方と子どもたちに会いに行ってきました。本来、実習レポートを提出するだけのはずだったのですが、校長先生のお気遣いで、クラスの子どもたちと触れ合う時間と職員室で先生方とお話しする時間をつくっていただきました。

 1週間ぶりに会った子どもたちは本当に可愛くて、先生になりたいなぁと思わせてくれる大切な存在です。そして、いつもあたたかく迎えてくださる小学校のみなさんには、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。こんな素敵な学校で4週間学ばせて頂けたことをとても嬉しく思います。2年後、教壇に立てるよう、みなさんへの感謝の気持ちを忘れず、勉強をがんばっていきたいです。(安田)

2023年10月11日仕事日記

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 5時30分ごろに目覚め。仕事日記書き。7時ごろ家を出て大学へ。8時前に研究室着。9時からゼミ加入希望者来研。15分間ほど面談。

 8期生ゼミのための本読み。何か所かで疑問に思うことがあってメモ。

 10時40分から12時過ぎまで、8期生ゼミ。こんなに濃厚なゼミは久しぶり。2人が第1章の内容をコンパクトに説明。最後に「みんなで考えたいこと」の提示があって、熱い論議開始。僕もある事柄を取り上げて「この内容を示す言葉としてはしっくりこない。みなさんはどう?」と投げかけ。

 12時30分からゼミ加入希望者面接。続けて2名。今年度は例年以上に早い動きで驚いている。

 13時から実習委員会。15分間ほどで終了。今年度の小学校教育実習でのトラブルは極めて少ない。事前指導が功を奏したと思いたい(笑)。

 日本教育新聞に連載の「提言」校正。字数が足りなかったようで、高橋さんが上手に収めていただけた。感謝。

 帰宅。10月26日は田原市立伊良湖岬小学校研究発表会。そこでの講演のための資料作り。過去訪問時の動画を見ながら構成を考える。

 12月10日のセミナーの周知(詳しくはここをクリックしてください)開始。まずはFBに投稿。すぐに反応あり。すぐに満席になる可能性大。

 野口芳宏先生から電話をもらう。我がゼミ生を大いに褒めていただけた。さらに対談は格別面白かったと(写真は極めて真面目)。僕も強く同感。教育のことであんなに笑いを入れながら話せるなんて!またどこかで企画したくなってしまった。

 19時からオンラインで「子どもファーストな公立学校の作り方」と題した住田昌治先生の講演を視聴。主張には大賛成。現実化するためにどうするかを聞きながら熟考。

 研究室HP記事は、小学校教育実習を終えての記事。荒木さんがしっかりとまとめて、教師への道への決心を述べている
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小学校教育実習から学んだこと(荒木)

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 こんにちは。9期生の荒木です!8/28〜9/22に小学校教育実習があり、担当の6年生の児童や先生方のおかげで、本当に充実した4週間を過ごすことが出来ました。今は実習の余韻に浸りなら学校生活を過ごしています。

[学んだこと、課題]
 まず、教育実習での学びを3つにまとめて記事にしていこうと思います。

●児童との関わり方
  1つめは児童との関わり方についてです。実習1週目は、「児童との関係を築くこと」を目標に過ごし、児童との関わりについて学びの多い1週間を過ごしました。今考えると、最初の1.2日は舐められてはいけない という緊張感から、「自分は先生であり児童との関わりも仕事のうち」と無意識に考えていたと思います。しかし、3日目からは意識を変えて、児童と同じ目線に立ち、対等な立場でふれあい、児童とのふれあいを心から楽しもうという意識で過ごしました。勇気のいることですが、自分の弱さも含めたありのままの姿で接することを意識するようになってからは、子どもが私を信頼し、ありのままの姿を見せてくれたように感じました。指導の面でも、一方的に指導するのではなく、児童と対等な立場を意識し、児童の意思で行動を変えていけるようにすることが大切だと思いました。

●授業づくり
 2つ目は授業づくりについてです。実際に子どもを前にした授業は初めてで多くのことを学ばせて頂きました。担当の先生方には、プロジェクターが曲がっていたり資料が曲がっていると教材の価値が下がってしまうこと、タブレットを触る時間・タブレットを閉じる時間 でそれぞれ指示を出してメリハリをつけること、話し合いの人数や発表方法の使い分けなど様々なことを教えて頂きました。沢山指導していただいたでも私が1番印象に残っているのは、「授業中の教師の言葉の重み」についてです。私は算数の授業の導入時に、児童が理解していない様子だったので、説明を追加して沢山話してしまいました。

 しかし、指導の先生からは「子どもたちは、先生が話している言葉は全て大切だと思って聞いている。話しすぎると何が大切なのかわからなくなる。先輩の先生は45分授業で5分しか話さないようにしている。」というご指導を頂きました。教師は、基本的には分からない様子の児童がいたらわかっている児童に説明させたり、児童の意見を繋げ、広げるたりするファシリテーターの役回りに徹し、本当に伝えたいことを短い時間で分かりやすく伝えることが大切であると学びました。

● 子どもの良さに気づく力
 3つ目は、子どもの良さに気づくことについてです。実習1日目に教務主任の先生が仰った「どんな子にも必ず長所はある」という言葉から、実習では、毎日帰りの会で「今日良い姿が見られた子」を共有するようにしました。児童が「先生が自分のことをよく見てくれている」と感じてくれ、そこから生まれる信頼が大きかったように感じました。小さな言動から児童の良さに気づけるようになっていきましたが、児童の何を褒めるか については偏りがあったように思います。それは、まだ自分の中にある子どもたちに求める姿や理想像が少ないからだと考えました。これからインターンや学校訪問などで子どもと関わったり先生方の姿をみたりすることを通して、目指す子どもの姿をはっきり持てるようにしたいと思いました。

[実習を通して改めて感じたこと]
 この教育実習を通して、私は子どもと音楽が好きなんだ ということを改めて実感しました。私は子どものキラキラした笑顔が好きで、そんな笑顔に囲まれながら仕事をしたい、またそんな笑顔を作っていきたいという思い、そして特に音楽を子どもたちに楽しく教えたいという思いから教師を目指しています。
 今回の実習では、元気いっぱい笑顔いっぱいの子どもたちに囲まれ、本当に楽しい4週間を過ごすことができました。一生懸命考えた色んな授業 特に自分が好きな音楽を、子どもたちがキラキラした笑顔で楽しんで学んでくれたことがとても幸せでした。最終日にはありがとうの会を開いていただき、子どもたちが涙を流しながら歌で気持ちを伝えてくれた姿や、実習を思い出せる動画やゲームを作って一生懸命気持ちを伝えてくれた姿、1人1人から貰った手紙を見て、教員という職業の素晴らしさややりがいも感じました。

 実習を通して、教師になりたいという思いはとても強くなりましたが課題として感じた部分も沢山あります。残りの学生生活では、ゼミや授業、インターン、セミナーなど 自分が活用出来る学びの機会を最大限に活かし、自信を持って教壇に立てるようにしたいと思います。(荒木)

2023年10月10日仕事日記

 6時ちょっと過ぎに家を出る。研究室着も7時ちょっと過ぎ。第3・4回教育課程論のワークシート印刷。昨日の野口芳宏セミナーの記録を含めた仕事日記を書き始めるが、時間切れで講義へ。

 9時から第3・4回教育課程論。3回目は授業時数の深掘り。学習指導要領改訂にともなって授業時間数が大きく変化していることに注目し、その理由等を話し合う。学校五日制による教育変化にも触れる。4回目は、総合的な学習の時間の深掘り。自身が小中学生時代の総合的な学習の時間の内容を発表するが、学習指導要領に示された目標、特に「自ら課題を見つけ」という部分には程遠い活動ばかりがなされてきたように思う。これは今回に限らず。あらためて目標の見直し、探究的な学習の定義等を学ばせ、最後はNHK「ドスルコスル」から岡崎市内中学校の実践動画を見て、優れた点を言及。映像にはない教師の活動を想像して終了。

 12時20分から9期生🍰ゼミ。小学校教育実習を終えての初ゼミ。全員が揃わないことが残念だが、仕方がない。写真のように超豪華フルーツタルト「実習お疲れ様」を安田さんが作ってきてくれた。

 みんなで美味しく食べた後、順に「小学校教育実習での学び」を発表。一人ずつに僕はコメントを出したが、受け入れ校の温かい対応としっかりとした指導に感謝するばかり。実習を語っている時のゼミ生の明るい表情がとても嬉しい。

 13時から、玉置ゼミ希望者面談。我がゼミの2年間の概要を伝え、意思の確認。じっくり考えるように助言。今回の面談希望者も1年生の「教師論」を受けたことが縁。

 「教育課程論」の振り返りを読む。15時までになんとか読み終えて大学を出る。16時2分前に犬山市役所到着(汗)

 16時からの「第1回犬山市ICT活用教育研究委員会」に出席。アドバイザーとして第4期目を迎える。

 委員の発言に価値づけたり、関連した最新情報を提供したりする立場で発言。GIGAスクール構想は「国策」とされたこと、協働作業ツールの大切さ、端末を活用した他者参照の実際、スクールライフノートの実践例を紹介する。

 17時40分ごろ帰宅。さっそく本日締め切りの日本教育新聞に連載中の「提言」を書き始める。18時締め切りのレポート提出状況を調べていたり、メール対応をしたりしているうちに、時間が経ってしまい、遅くに原稿提出。お待たせしました。

 研究室HP記事は、小学校教育実習を終えての久保君の記事。二つの視点からの貴重な振り返り

 研究室HPのトップ写真は、野口芳宏先生とゼミ生。これも貴重な写真。

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小学校教育実習から学んだこと(久保)

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 こんにちは!9期生の久保朋輝です。今回は、小学校教育実習を終えて、学んだことを記事にしていきたいと思います。私が小学校教育実習を経て学んだことは多くありますが、その中でも2つ記事にしていきます。

 1つ目は、児童と素直に向き合うことの大切さです。私は小学校5年生のクラスに配当されました。5年生の実態が分からず、不安な気持ちがありましたが、とにかく積極的に自分が思ったこと、感じたことを素直に伝えようと努めました。すると日が進むにつれて、いろいろな児童と日ごろの相談や会話が増えて、充実した日々を送れました。最後にもらった手紙を読むと「転んだとき、気にかけてくれて嬉しかったです。」や「毎日のあいさつで元気になれました。」など、自分が意識していた関わり方ができていたことに気付きました。そして普段のさりげない言動も児童に残っているものがあることに気付きました。これからも児童と関わる中で正直に、そして素直に向き合うことは大切にしていきたいと感じました。

 2つ目は、児童目線で作る授業づくりの難しさと大切さです。授業づくりを進める中で「この授業でこれを理解してほしい」とゴールを決めることは大切であると思います。私は、このゴールが明確にできない授業を多くしてしまいました。そして、児童が勉強したくなるような工夫や発問が少なかったように思えます。研究授業が終わった際に「授業で一つのドラマを作りなさい」と指導を頂きました。児童が引き込まれるような内容や、伝え方、発問など多くのことが反省となりました。今後の課題にしていきたいです。

 小学校教育実習は反省も多く出ましたが、先生方の授業に観察・参加させて頂いて、改めて先生という仕事に対して憧れを抱きました。この経験を糧に、成長していきたいと思います。(久保)

2023年10月9日仕事日記

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 雨の朝。愛犬散歩はお任せ。10月20日オンラインで行う寝屋川市総合教育センター課題別研修のプレゼン作成。依頼事項を熟読して、演題は「ミドルリーダーとしてチームづくりの力を高める」とする。チームづくりに重点を置いた内容が完成。担当へデータ送信とお願い。

 いつもの喫茶店でモーニング。そして教師力アップセミナー会場の大口町立大口中学校へ向かう。8時20分ごろ到着。久しぶりに会うゼミ生もいて、四方山話。学級レク本の校正を見せて喜んでもらう(笑)。

 講演連続4日目の野口芳宏先生が来校。いつもと変わらずお元気。第3部で司会進行を仰せつかったこともあって、今日はいつも以上に楽しみ。

 第1部 模擬授業5年国語「固有種が教えてくれること」(説明文)
 第2部 教養講座「教学聖旨」を読む
 第3部 質疑応答「野口先生から学ぶ」(チャット活用)

 今日も切れ味鋭い主張。今回は特に資料配付の是非について冒頭で野口先生が良い意味でエキサイティング。そのままの調子で講座に入られたので、いつも以上の鋭さ(笑)。

 2時間休憩なしの講演&模擬授業。87歳とはとても思えない。運営委員やゼミ生でお弁当を食べて、午後の準備。

 第3部は写真のように、会場の皆さんがチャットに入力された質問を僕があらためて野口先生にしながら、時々対談も入れての50分間。ある人は、「教育と笑いの会」での漫才を見ているようで、とっても面白かったです!とコメントをいただけた。野口先生の回答に凄さを感じたり、面白さを感じたりしながら、教育の本質に迫った楽しい50分間。

 僕は今回は野口先生の話術を分析することに注力。自分なりの分析は以下のとおり。

1 強調したい言葉を力を入れて発したり、その前に間を空けたり、声の調子を上げたりして、聴き手に届けたい言葉を常に意識して話す。

2 ある事柄を伝えたい時には、聴き手が比較して記憶に残すことが出来る言葉を添える。例)教材内容と教科内容

3 自分の主張をできるだけ短い言葉で表現する。いくつかの例を示しておいて、その言葉でズバリまとめる。例)とことん使う、チャンスを生かす、知識の安定的行為化、口上的変容、国語の学力(識字力、語彙力、文脈力)


 片付けの後、振り返りを30分間。その後、野口先生を囲んでの宴会。かつてのゼミ生、現役ゼミ生合わせて18名も参加。僕が30数年追いかけている師との会に参加したゼミ生。貴重な機会であったことに将来きっと気づくはず。

 帰宅。野口先生との楽しい対談を思い出す。鮮やかな切り返しを記録しておく。

 玉置 「野口先生の話術は素晴らしいです。いつも絶妙な間で、いいですねえ。どのように意識されておられるのですか」
野口 「間ねえ。間をあけているんじゃなくて、次の言葉が出てこないだけなんだよ」


 気持ちよく横になる。
 

小学校教育実習を終えて(古賀)

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 こんにちは、9期生の古賀です。9月月初から4週間行わせていただいた、小学校実習を無事に終えることができたので、そこでの学びと感動を記事にしていきます。

 私は、元気で授業中に活気のあるクラスに配当されました。実習期間中、児童と指導教諭に恵まれて、大変なこともありましたが毎日充実して過ごすことができました。子どもたちの「自立」を大切にされている先生の下で、子どもたちとの関わり方など数多くのことを学ばせていただきました。
 
 計8回の授業をさせていただいて、初めは上手く出来なかった、つぶやきを拾って発問に繋げていくこと、褒めること、見て分かる板書をすること、訳を考えさせることなど、授業を見てくださった先生方の指導で出来るようになったことも多い。しかし、まだまだ褒められたものではないと思うのでもっと磨きをかけていきたいです。

 研究授業当日の朝は緊張で落ち着かなったが、教室に入って子どもたちと話すなかで、緊張も解け落ち着いて授業をすることができたと思います。途中、進行を誤った場面があったが、あまりノートを取らない子が一生懸命書いてくれたこと、普段あまり挙手をしない子の挙手、ハンドサインなど、子どもたちに助けられて無事に終えることができました。しかし、改善点は少なくなく、黒板を向いて板書していることが多い、よく話す子のコントロールの仕方、指示に対しての疑問、自主的に動いた子の価値付け、教科書のまとめにプラスで児童の考えを入れさせることなど多くのことをご指摘いただきました。

 最終日には、お別れ会を開いていただき、子どもたちと一緒に遊び、素晴らしい時間を過ごしました。いつも元気で明るい子どもたちが泣いてくれている姿に私も涙が止まりませんでした。今でも思い出しては胸が熱くなります。

 まだまだ発信したいことはありますが今回はここまでに。実習中に出会った、子どもたち、そして先生方には、本当に感謝しかありません。ここには書ききれないほどの学びと感動が得られた、小学校実習は私にとって最高の宝物です。今回の学びと反省点を生かして、数週間後の中学校実習に臨みます。(古賀)

※写真は配当クラスからいただいた手紙です。モザイク処理をさせていただいておりますがご容赦ください。

2023年10月8日仕事日記

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 6時前に目覚め。いつもの喫茶店に行き、体を起こす(笑)。帰宅して原稿書き開始。方針が定まらず(泣)。愛犬散歩で気持ちを切り替える。再び原稿書きを始めるが停滞。

 10時から1時間ほど、芝田先生にコメダで会う。明治図書から依頼の「中学校数学授業のネタ100」の改訂新版の相談。この「中学校数学授業のネタ100」は、どの学年も10刷近くになっていて、講演会場でも「私のバイブルです」と言っていただける本。刊行から10年近くなるので、改訂新版としての出版依頼を受けて、執筆者に一人になっていただけないかと芝田先生に打診。快諾をいただき、他の執筆者や構成について話し合う。

 朝から取り組んでいる「短時間でパッとできる学級レク105」(明治図書)の「イントロダクション」の原稿書き。方針が定まり、一気に書き上げる。精読して矢口さんへ送信。すぐに返信をいただきビックリ。休日なのに仕事をされている!僕もだけど(笑)。

 TVでサッカーなどを観戦。TODOリストを入力。改めて引き受けさせていただいた数に我ながら驚く。こんなに依頼をいただけるのは有難いこと。頑張らねば!

 19時15分から虹天塾近江にオンライン参加。我がゼミ生も3名参加。主催の北村先生のご厚意で招待参加。主役は、楽亭じゅげむさん。落語を実際に一席やって、その物語にどんな教訓や教育的な意味があるのかをまるっと解説してくれた。さらにその落語の趣旨を踏まえた一言づくりのワークショップ。「落語的思考」体験。こうした発想は初めてで、確かに面白い。じゅげむさんの生き方にも感心。大いに応援したい!

 終了後、すぐに参加した荒木さんから感想メッセージが届く。その内容に僕は感動しながら、じゅげむさんや北村先生に転送。ゼミ生に良い出逢いをしてもらったことがなりより嬉しい。

 研究室HP記事は、小学校教育実習を終えての振り返り。石上さんがコンパクトにまとめている。記事画像を「教師が本気で向き合う」として発信。
 
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小学校教育実習を終えて(石上)

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 こんにちは!9期生の石上です!先日、4週間の小学校実習が無事に終わったので、特に印象的だった実習での学びや気づきを記事にしていきます。

 1つ目は、教師が本気で子どもと向き合えば、子どもたちも一生懸命その気持ちに応えようとしてくれるということです。例えば、授業ではどうしたら子どもたちが分かりやすいと思えて、みんなが参加できる授業になるかを考えると、授業で一生懸命考えて反応してくれたり、ノートに自分の意見をたくさん書いてくれました。

 また普段の生活では、子どもの話を目線を合わせて聞いたり、外で子どもと一緒になって遊んだりすることで、子どもたちの好きなことやちょっとした悩みを自分から話してくれるようになりました。このような子どもたちの姿を見て、これが子どもと向き合うということなのかなと感じました。

 2つ目は、教材研究の大切さです。担任の先生と授業を考える中で教材研究の重要性を実感しました。授業で使わないとしても、教材に対する自分の考えを持っておくことで、子どもの発言に敏感になり、すぐに反応することができたり、子ども同士の意見を繋げていけるということを感じました。
 
 また、教材研究を自分が納得するまですることができれば、自信を持って授業をすることができるため、子どもたちも安心して学習に取り組むことができると感じました。

 この実習を通して、教師になりたいという気持ちが強くなりました。2年後教壇に立ち、より子どもの立場に立って考え、行動できる教師になるために、玉置先生のもとでたくさんの授業スキルを学び、子ども理解を深めていきたいと思います。(石上)

2023年10月7日仕事日記

 6時30分ごろ家を出る。土曜日だから道路は空いている。7時20分ごろ研究室着。本日の小学校教育実習事後指導ワークシートを印刷。

 山田先生と情報交流。12月10日開催のセミナー受付フォームの件など、短時間の打ち合わせで、次のステップに進む。

 9時から11時30分まで、小学校教育実習事後指導。僕の担当は数学専修、体育専修、保育専修の111名。

 十分に練った(笑)指導内容に沿って、説明、確認、ペアでの話し合い、発表という展開を繰り返す。内容は、小学校教育実習を終えての課題出し、大村はまの「褒める種をまく」をもとにした実習振り返り、一人一台情報端末活用アンケート入力、GIGAスクール構想と目指す学び(文科省サイト 堀田龍也動画)を視聴しての一人一台情報端末活用振り返り、岐阜市GIGA開き依頼。

 特に小学校教育実習を終えての課題出し、3人による話し合いは、すべての学生が熱心に自己課題を仲間に伝え、情報交流。予定時間を伸ばし、僕はあちこちのグループに入って直に課題を聞く。なるほど、そういうことも事前指導内容として必要なのだと思うこともいくつかあり。

 教務課で重要書類を閲覧して、自分の考えを固める。研究室に戻り、本日のワークシートを持って大学を出る。

 どこで昼食をとろうかと考えた時に、ふと浮かんだ芳賀先生お勧めの羽島市内にある鰻のお店。さっそく検索して出かける。この味でこの値段なら文句はない。ちなみに鰻丼ランチ1100円。

 岐阜羽島駅窓口へ。16日は京丹後大宮で講演。そこへの往復切符購入。天橋立からJR線ではない路線に乗車しなければならないが、まとめて購入できるとのこと。

 SAでスタバに寄って帰宅。本日のワークシートをもとに、出欠状況入力。時間をかけて自己課題を読む。学生が抱えている自己課題を大きくとらえると、「説明力」「話し方」「時間配分」「板書」「子どもとの距離」と言える。次年度の事前指導に活かしたい。

 10月13日は伊丹市立天王寺川中学校への三回目の訪問。これまでの助言プレゼンを確認して、予想して内容を構成して担当にデータ送信。

 研究室HP記事は、9月29日に小牧市立味岡小学校へも訪問した柴山君による記事。特に二つの特設授業からの学びは大きい。

9月29日小牧市立味岡小学校での学び(柴山)

 こんにちは!稲刈りの様子を見て秋を実感している、8期生の柴山です。今回は、小牧市立味岡小学校に学校訪問させていただきました。探究的な学習はどのような学習なのかを生で学ぶことができた一日でした。

 1限目から3限目までは各学年の授業を参観し、玉置先生の助言を聞きました。中でも、「子どもの間違いから学びを始めることが大切」という玉置先生の助言が印象に残っています。

 児童が、「ふぉーく」を「ほぉーく」と書いたり、「2+6+10=18」を「2+6=8+10=18」と間違えたりする場面がありました。なぜ答えが間違っているのかを話し合う時間をとることで、どの学習進度の子も探究的な学びを行える授業をつくっていけることを学びました。私も、子どもの間違いや困りごとを、どう活かすかを考えながら授業を行っていこうと思います。

〇 4限目 1年道徳 しんせつについて考えよう 「どんぐりの実」

 1年生の学級とは思えないほど落ち着いており、意見を聴きあう姿勢が定着していた学級でした。このような学級だからこそ、子どもの優しく、純朴な意見が出る授業だったのだと感じました。

 授業内容は、ゼミで学んだ玉置先生の道徳のように、ゆさぶり発問をもとに考えを深める授業でした。様々な角度から登場人物の心情を考える中で、意見が正反対に変容していた子どもの姿もありました。

 他の人の考えに多く触れる場を設けていたこともポイントだったと思います。話し合い活動以外にも、テンポよく指名して複数人の意見を聞いていく、先生対生徒で登場人物のロールプレイを行うなど、他人の考えに触れるバリエーションも豊富でした。子どもが楽しんで学ぶには、子どもが考えたくなる発問と、子どもが主体となる活動が大切なのだと思いました。

〇 5限目 6年国語 宮沢賢治が伝えようとしたこと 「やまなし」

 やまなしを通じて、宮沢賢治は何を伝えたかったかを考える授業でした。誰も授業から離脱することなく、学級での「探究」を体現した授業でした。

 伝えたかったと思うことのキーワードを自分で一つ決め、周りの人との話し合い活動を行っていました。宮沢賢治の他作品や生い立ち、やまなしの文脈を基に話し合っていたため、文学的に学びが深まっていました。

 他者の意見を受けて、「最初の考えと変わった。難しい、選べない。」と発言していた子も印象的です。他の人の意見をしっかりと聴き、考えが変容してきていたから出た発言だと思います。今回のように、学級で探究しながら、出口を自分なりに見つけていく楽しい授業を私も作っていきたいです。本当に刺激的な授業でした。

 帰り際、学級経営で「誰一人取り残さない」や「安心」をキーワードにしているという先生のお話を聞きました。今の学級は、「誰かを忘れていないか」「安心できる学級か」などと、子どもに問うことがあるそうです。キーワードについて、学級全体で探究し続けているからこそ、今回のような授業が成り立っていたのだと感じました。来年、私も学級について子どもと探究することを心がけます。

 味岡小学校の皆様、玉置先生、今回も刺激的な授業を参観させていただき、ありがとうございました。本当に楽しい学びができました。あとわずかな大学生活、私も成長し続けていきます。(柴山)

※ 写真は味岡小学校HPより
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