たかが掃除されど掃除

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 以前、私の卒論研究にと、玉置先生にある本を勧めていただきました。それは家本芳郎先生の『掃除サボリの教育学 たかが掃除されど掃除』という本です。

 その中で一番印象に残った言葉は、「指導とは、やる気にさせること」です。

 私はこの言葉を知って、今まで自分が考えていた「指導」は本当の指導ではなかったのかもしれない、と思いました。私は、「指導」とは、子どもたちが考え、行動できるように、多くのことを教えることだと思っていました。

 しかし、家本先生の言葉をもとにすると、「指導」とは、子どもたちにやる気が起こるような、声かけや行動をしたり、活動を考えることだと考えられます。

 家本先生は、本の中で、「どうしたら罰を与えずに、すすんで掃除をする気にさせることができるのか。それを考えるのが、教師の仕事である指導のおもしろさなのである」と述べています。これは掃除だけでなく、その他の生活指導や、授業においても言えることです。教師になることができた時には、このことをまた思い出したいと思います。(牧野)
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