愛される学校づくりフォーラムに参加して

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 先日、「愛される学校づくりフォーラム」に参加させていただきました。

 午前の部では、これからの授業や学校のあり方について勉強することができました。

 午後の部では、神戸先生の小学校算数の授業と和田先生の小学校道徳の授業を拝見しました。

 神戸先生の授業は、子どもが授業に参加しやすい工夫がたくさんありました。子どもの発言を聞くときに子どもの目線までしゃがんで聞いたり、子どものつぶやきをあえて先生が大きな声で言って考える際のヒントを与えたり、こういった先生の配慮で子どもの授業への取り組みも変わってくるのではないかと思いました。他にも子どもが発言したことについて「どういうこと?」という切り返しを、発言した子どもに聞くのではなく、他の子どもに聞いたり、表情発言をとりいれたりして、大変勉強になりました。

 和田先生は、考えたことに対する価値づけだけではなく、学習意欲・態度に対する価値づけもすることで、常に良い雰囲気で授業を行っていたことが印象的です。また、なかなか考えがまとまらなくて手をあげられない子に対して、その場で待つのではなく、他の子が発言していくなかでやっと考えがまとまったところで手をあげた子を見逃さずにすぐに指名している姿をみて、和田先生の子どもを見る力のすごさを改めて感じました。このような和田先生の全員参加型授業の実現は、和田先生の授業や子どもに対する考えが大きいと思います。

 懇親会では、和田先生から貴重なお話を伺うことができました。和田先生は、「授業はパズルのようなもの。高の子(できる子)は1ピースでそのパズルの絵を当てられるが、低の子(できない子)はそれができない。だから高の子がピースを集めて、だいたい何の絵かわかったところで、低の子が手をあげたら指名する。それがその子の自信につながる。」とおっしゃっていました。和田先生と出会える子どもは幸せだなと思いました。わたしもこのような授業をしたいと心の底から思いました。

 最後に、この貴重な経験を糧に、チーム玉置で、全員で良い教員を目指し頑張りたいと思います。本当にありがとうございました。(大澤)
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