「愛される学校づくりフォーラム」に参加して

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 2月6日(土)、東京で行われた「愛される学校づくりフォーラム」に参加させていただきました。

 午前の部では、愛される学校づくり"公開"研究会ということで、4つのテーマについて提案と協議がされました。

 そのなかの一つである、『「授業の見方」をたかめるには』のテーマでは、授業者の先生の立場ではなく、授業の指導者の先生の立場でどう授業をみるのかということが提案・討議されました。

 授業は教師ではなく、子ども一人ひとりをみること、そして子ども表情をしっかり見るために前の方からみることで授業が見えてくることを学びました。

 よく表情発言から意見をつないでいくことが大切と言われます。指導者の先生が子どもの表情を見ることで、どの子どもがどんな表情をしたのかを知ることができます。そして、その子どもの表情に授業者の先生が気づくことができているのか、全体をしっかりみながら授業を展開することができているのかをその後の指導で取り扱っていけばよいのではないかと思いました。

 午後の部では、楽しく、手軽に授業改善をしようということで、2つの模擬授業からICTを利用した効果的な指導方法を学びました。

 神戸先生の模擬授業では、壇上にあがって間近授業を見させていただきました。午前中に学んだ授業の見方が実践してみようとしましたが、先生の話を聞き入ってしまい、子どもの表情をしっかり見ることができませんでした。なかなか難しいと感じました。

 授業はトイレットペーパーの厚さと長さを求めようという内容でした。導入では、トイレットペーパーの製品表示を隠して、何が書かれているのかを考えさせることで、子どもに?を生み出させていました。普段周りのものを見ているようで見ていないことを感じさせていました。ことことは、社会科でも使える方法で、資料の一部を隠して、子どもに考えさせることで、思考力や想像力が身についていくのではないかと思います。

 そして、神戸先生は子どもに考え続けることをさせていました。「同じです」と答えた子どもには「どこが?」と返して、自分の言葉で答えさせ、思考させていました。また、何回分という曖昧な言葉に対して、「何回分ってどういうこと?」と質問していらっしゃいました。

 私の教育実習では、子どもの発言したことを全て受容してしまい、曖昧な言葉を追及することができていませんでした。教師側が分かっていても、全ての子どもが理解しているとは限らない。そう考えたら、誰もが理解するまで、掘り下げて考えさせていかなくてはならないなと感じました。

 壇上において意見する機会をいただけたことはとてもありがたく、よい経験になりました。このようなセミナーに参加させていただけることを感謝し、これからも積極的に参加し、多くなことを学んでいきたいと思います。(末松)

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