点と線(2)(中田昂)

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二つの生きる力。点で見た生きる力。線で見た生きる力。

どちらかだけでよいのか?どちらも必要なのか?

「点がないと線にはならない」 これは正しいと思う。
「線がないと点にはならない」 これは違う。

では、線は点であるための必要条件であるということか。

確かに、点の連続で線ができるし、線がないからと言って点もないと決めつけてしまうのはおかしい。

しかし、点と線はそれぞれがそれぞれに密接に関連し合っていると思うのだ。つまり、必要十分。

kiroroの『未来へ』にこんな歌詞がある。

  ほら 足元を見てごらん
  これが あなたの歩む道
  ほら 前をみてごらん
  あれが あなたの未来

この歌詞からこんなことを思った。

歩いてきたから 道ができる
道があるから 歩いていける

歩くのは点、道は線。なるほど。では、

点があるから 線がある
線があるから 点が確かにある

ということか。つまり、

ひと時を生きる力があるから、長い人生を生きる力になるし
長い人生を生きる力があるなら、ひと時を生きる力だってある 

ということだ。

だから何か?
点も線もどちらかだけで成り立つわけでもなく、どちらもが密接に関連しあっているのだ。こんなことも言えそうだ。「今」を生きる力がない子に「後」はない。
子供たちの活力となる教師、授業、学級、学校、教育、社会...でなければいけないと思った。(中田昂)
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