第1回教師力アップセミナー(金大竜先生)に参加して(大澤)
わたしは先日、第1回教師力アップセミナーに参加させていただきました。今回は金大竜先生がお話ししてくださいました。
わたしは、いま「児童・教師間の信頼関係を大切にする学級のあり方」を卒業研究のテーマにして、研究をすすめています。研究をすすめるにあたって、金大竜先生の文献を参考にさせていただいているので、実際にお会いできるのを楽しみにしていました。 実際にお会いしてみて、本当に素敵な方でした。金大竜先生が話すと、そのまわりにいる人がみんな笑顔になって、倖せな気持ちになります。そんな金大竜先生より、子どもと信頼関係を築くために取り組んでいることを3つ教えてくださったので、書きたいと思います。 1.共通点をつくる 某アイドルグループが好きだとわかればそのアイドルグループの下じきを買いに行ったり、猫が好きだとわかれば猫の写真集を買いに行ったりして、子どもの反応があるまで待つ。共通点をみつけると、子どもにとって、教師の存在がぐっと近くなる。また会話の幅も広がる。 2.3匹の”たい”を利用する 3匹の”たい”は、「ほめられたい」「認められたい」が満たされると「人の役に立ちたい」が生まれる。教師はまず、「ほめられたい」と「認められたい」を満たす必要がある。認めるとは、ありのままの姿を認めてあげるということ。できない自分、できる自分、変われない自分も含めて、全て受容してあげるということ。 3.自分の苦手なことにあえて挑戦する 自分の苦手なことにあえて挑戦して、ドベになることで、できない子の立場にたって考えることができる。応援されると恥ずかしいが、見てくれないとさみしいといった、この絶妙なバランスを教師がどう支えていくかが課題になる。 今回の教師力アップセミナーも、大変多くの刺激と学びを得ることができました。 また、百々先生より金大竜先生の本をゼミ生にといただきました。とても嬉しいです。ありがとうございます。たくさん読んで、勉強したいと思います。(大澤) |
|