5月9日第一期生ゼミ記録(中田啓)

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 5月9日、前期第4回目のゼミがありました。前半は教育新聞を使って過去問演習、後半は面接の問題について考えました。

 今回の問題は「特別支援教育」について、そして以前やった「学校教育法、施行規則、教育公務員特例法」の復習でした。

 答え合わせの中で「合理的配慮」について話題にでたので調べてみました。「障害者の権利に関する条約では「障害者が他の者と平等にすべての人権及び基本的自由を享有し、又は行使することを確保するための必要かつ適当な変更及び調整であって、特定の場合において必要とされるものであり、かつ、均衡を失した又は過度の負担を課さないものをいう。」と定義されています。

 文部科学省のHPでは以下の3つが「合理的配慮」として考えられています。
(ア)教員、支援員等の確保
(イ)施設・設備の整備
(ウ)個別の教育支援計画や個別の指導計画に対応した柔軟な教育課程の編成や教材等の配慮

 つまり、障害を持った児童生徒も他の児童生徒と同じ様に学校生活を送ることができるよう、体制を整えることなのかなと思いました。文部科学省のHPに「合理的配慮」の例が載っていたので参考にしてください。

 後半の面接問題は「校則を常習的に違反する子どもがいます。あなたならどのように指導しますか。校則の意味にも触れて説明してください。」というものでした。

 文部科学省HPからの引用です。「校則とは,児童生徒が健全な学校生活を営み,より良く成長・発達していくため,各学校の責任と判断の下にそれぞれ定められる一定の決まりです。校則自体は教育的に意義のあるものですが,その内容・運用は,児童生徒の実態,保護者の考え方,地域の実情,時代の進展などを踏まえたものとなるよう,積極的に見直しを行うことが大切です。」

 今回の問題の×回答は「校則は絶対守られるべきものであり、曖昧にせず、許容せず、徹底して指導する。」というものでした。この回答について何がいけないのか聞かれ、人間味がないということが上がりました。人間教師であり、子どもの背景には何があるか分からない、だからこそ話を聞くことが大切だとわかりました。

 模範回答は「社会生活を送っていく上でも決まりは絶対に存在します。そして学校生活では時間や髪の色、服装など学校が重視しているもの、2分前着席や給食を残さない、掃除を時間いっぱい行うなど各教師や委員会が決めた大切にすべきものなどのスムーズに生活を送るうえで必要なものがあります。こういったものの中で学校が重視している明文化されたものが校則です。この校則を違反したことに対して遅い対応や安易な容認は違反の連鎖へとつながるためいけません。対象となる児童の性格や心理面、家庭環境などに配慮して学年主任や主幹教諭、管理職の先生方と連携をとりながら解決に当たりたいと思います。」といったものでした。

 やはりゼミでみんなと問題を解いたり、交流をすると発見があったりやる気が出ます。あと2か月と少し頑張っていきます。(中田啓)
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