第4回デジ研!!(小川)

 今回は私から4つのデジタル教科書活用例を提案させていただきました。

1.デジタル教科書を習熟に使う
 5秒おきに変わる方程式の計算を学級全体で取り組ませます。ある程度できるようになったら、時間を変えたり、1人ずつ指名したりして習熟を図ります。しかし、分数が入った計算もあるので難しいです。そのため、指名する際は意図的にする必要があります。

2.理解を深める発問
 数字が移項するシミュレーションがあるので、「こんな勝手に数字を移動させていいの?」と問いかけます。そうして、方程式の性質が使われ移項してもよいことに気づかせます。

3.理解を鍛える発問
 長方形と長方形の縦横の比があり、同じ比で長方形の大きさが変われば、長方形の縦横の比も変わるシミュレーションがあります。しかし、比の値は変わらないようにできています。そこで生徒に「これは何を表しているのだろう?」と問いかけます。そうすることで、比の値は長さに左右されないことや面積が変わっても比の値は変わらないことに気づきます。また、シミュレーションの中での大きさを変えるときに「今度は違うだろう。」などの声をかけてやることでくいついて考えるのだと思いました。

4.理解を鍛える発問
 比例式の性質を導く際に、これは何をしているの?何も求められていないんじゃない?と問いかけます。そうすることで単に外×外=内×内を覚えるだけで終わることなく、理解を鍛えます。そこで、式で考えるのではなく、長方形の面積を使って説明できないものかと話し合いになりました。しかし、ここで結論はでず、今後の課題として持ち帰りました。

 今回のデジ研も大いに盛り上がり、楽しく研究させていただきました。(小川)
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