北里中学校公開授業研究会5限社会を参観して(中田昂)

 授業内容は世界恐慌についてでした。こちらの授業担当の先生は、自分が中学1年生の時に担任の先生でした。この先生のおかげで社会がものすごく好きになったし、自分もこんな先生になりたいなと思う目標になりました。

 授業は、やはり昔自分が受けた時のように楽しい授業でした。導入では、写真を3枚だけ見て何が読み取れるのかグループでひたすら話合ってました。まさに有田和正先生の実践そのものだと思いました。

 教師が黒板の前にいないというのもいい技だと思いました。子供は、教師に確認を求めるように発言をする。こんなんは授業じゃないと思います。発言は、子供から教師ではなく、子供から子供へというものだと思います。

 だから、教師が黒板の前でふんぞり返っているのではなく、子供たちと同じ場に移ることが大切だなと思いました。こうすることで、さらには子供たちを多面的・多角的に見れるのかなとも思いました。

 子供の発言をすぐに板書しないというのも、昔は全然気づきませんでした。本当に大切なことです。あれもこれも板書するのではなく、子供の発言を次の発問に変え、次の子に問う。そしてどんどん深まっていったところで、大事な部分を板書する。このやり方とても効率的だと思いました。ああ、実践したい。

 全体を通して、子供たちは確実に学び合うことができていました。話し合う時間は必ず話し合い、わからないとこを教え合い、自分の考えを伝え合うことで、自分の知らない部分に気づき学び合うということに繋がっていたのかなと思います。

 教師と子供の信頼関係。子供たち同士の信頼関係。授業を行う環境や雰囲気。これらが全て学び合いにつながり、学びの質を高めるのかなと思いました。

 久しぶりに先生の授業拝見できて、本当によかったです。はやく、先生のような教師になりたいです。暗記じゃない社会科。これを目指して。(中田昂)


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