北里中学校公開授業研究会国語を参観して (渡部)

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 5月12日、小牧市立北里中学校で行われた公開授業研究会に参加させていただきました。私は二つの授業を見させていただきました。

 二つ目に見させていただいた授業は1年生の国語「花曇りの向こう」です。音読をした後、「ここが分かりにくいな」というところをグループで話し合う場面がありました。

 1年生ということもあり、机を移動するスピードは3年生と大きく違いました。授業の中で学び合いをするためには日々の積み重ねで習慣付けられて成立するのだということを感じました。

 話し合いでは自分の経験などと重ねながら内容を読み取ろうとしている声が聞こえてくると同時に、「分かる分かる!」という共感している声も聞こえてきました。

 その後の全体交流で、ある生徒が発言したときに先生が「自分もそこ分からなかったという人いる?」と声をかけていらっしゃいました。すると多くの生徒が手を挙げていました。私は先生の一言によって「分からない」を共有することができたのだなと思いました。教室の中で「分からない」という気持ちを共有することで生徒たちも安心できるのではないかと考えました。

 しかし、「分からない」を共有するときには見極めが必要だと思います。多くの生徒が「分からない」と感じるところで、タイミングよく声をかけることで「分からない」を共有できると思いました。

 そのためには生徒がつまずきそうなところを事前に予想すること、机間指導をしながら生徒たちの読み取り具合を確認することが必ず必要なのだと思います。

 今回、実際の中学校での授業を見させていただくことができ、多くのことを学ばせていただくことができました。そして、私も子どもたちと授業をしたいという気持ちが改めて高まりました。北里中学校の先生方、本当にありがとうございました。(渡部)

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