北里中学校授業公開研究会4限国語を参観して(牧野)

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 1つ目に見させていただいた授業は、三年生の国語「握手」です。

 この授業で一番印象に残ったことは、四人班で話し合いをしている場面のことです。

 私は、班員が積極的に話し合いをしているか、話し合いに参加していない生徒はいないか、という点で、一つの班を注目して見ていました。

 私の注目していた班では、話し合いが活発に見られました。一人の意見に対して、なぜ?というような疑問をもったり、なるほど!と共感の場となっていました。特に、一人の男子生徒が、「楽しいより嬉しいの方が上だ」と主張していたのは、必死に伝えようとする男子生徒と、理解ができない班員との掛け合いが活発になり、見ていておもしろかったです。

 しかし、一人だけ一回も言葉を発しない男子生徒が一人いました。その生徒は、後から全体発表では発言していたので、自分の意見はあったと思うのですが、班の中では言葉を発していませんでした。

 私はこの授業一回しか参観していないし、生徒の人間関係などは分からないので、他に理由があるのかもしれませんが、やはり、全員で話し合う姿を見たいなと思いました。

 この授業を見させていただいて、感じたことは、学び合いの場は共感の場ともなること、学びの独りぼっちをつくらないためには、授業の方法以外にも、生徒たちの性格や、人間関係を考慮する必要があることです。(牧野)
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