5月16日第2期生ゼミでの発表(岩田)

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 5月16日(月)ゼミで第1回目の発表をしました。わたしは、金大竜先生の『子どもが教えてくれたクラスがうまくいく魔法の習慣』という本を読ませていただきました。本を読み進めていけばいくほど、理解できていたつもりでも実は曖昧だったり、誤った認識をしていたりと自分自身を見つめなおすよい機会となりました。まだまだ、理解が甘いですが、自分の興味のある「学級経営」に焦点をあてつつ、よりよい学級経営に必要なことは何かにポイントを絞り「3つの目線」について取り上げました。
 
 1つ目は、教師は子どもたちに向かって「目線を上げる」ということです。子どもたちは、1日の学校生活で新しいことを学び、新しいチャレンジをします。しかし、それと比較し、教師は知っている知識を伝えるだけにすぎません。両者の間には明確な「熱量の差」があります。それを埋めるために「目線を上げる」必要があるのです。

 2つ目は、「子どもの目線にたつ〜人間(ヒト)×人間(ヒト)の関係性〜」です。よく聞く「子どもの目線に立って行動しなさい」とはどのような意味をもつのか。わたしもこの本を読むまでは、その意味は教師と生徒の上下関係の上に成り立つものであると認識していました。

 しかし、この本の中で金先生は、「教師である前に人間であり、生徒である前に人間である」とおっしゃっていました。その背景には、教師が姿で子どもたちに示すことで、人間として当たり前のこと(ex 感謝、謝罪)を当たり前にできるようになってほしいという意図がありました。

 3つ目は、「いろんな目線でとらえる〜未来の目と過去の目〜」です。これはどちらが欠けてもいけません。どちらも必要不可欠であり、両方をうまく活用することで教師と子どもたちとの距離を縮めることができます。未来の目を使用することで、教師は子どもたちの具体的なビジョンを描くことができ、子どもたちも目標に向かうためのエネルギーを得ることができます。また、過去の目を使用すると、教師は過去から現在への子どものがんばりに目を向けることができ、子どもたちの自己肯定感にもつながります。

 わたしは今回、「目線」についてのみ取り上げましたが、新しい発見ばかりでした。課題としては、教師から子どもたちへ「ありがとう」の声掛けをいつ、どのくらいの頻度で行うのか、友達先生になってしまわないか、などがあげられました。そのいずれも、自分が本を読み、レポートをまとめている段階では気づくことができませんでした。質問を受けながら、自分の知識と本の読み込みがいかに浅いものだったのかということを思い知らされました。また同時に、自分とは異なる視点をもった第三者に客観的な意見を求め、さらに議論していくことで内容もより深まり、自分の確固とした理解につながると感じました。

 今回の課題を調べつつ、たくさん本を読み自分の知識を増やしたいと思います。そうすることで、ゼミ生の中でお互いに知識や経験を交換し、高めあっていけたらいいなと感じました。 (岩田)
 
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