子どもが教えてくれたこと(佐藤)

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 5月14日(土)、ボランティアでコーチとして参加している羽島市の陸上教室がありました。月に2回、羽島市の小学生を対象に行われていて、私は今年で4年目の参加になります。練習メニューを組み、進行していくのは私たち学生ボランティアの仕事です。陸上を好きになってもらうために、指導方法等を工夫しながら児童の記録を伸ばすことができた時は、いつも自分のことように嬉しく、毎年やりがいを持って続けてきました。

 また、陸上教室のもう一つの楽しみは休憩時間です。児童は、さっきまで練習していて疲れていると思いきや実はその逆で、学校や家庭での出来事等についての話をたくさんしてくれます。それも一度に何人も話しかけてくれるので、それはもう聞くのに大忙しです。(もちろん、喜ばしいことではありますが...笑)その中で、私はある1人の児童とこんな話をしました。

児童:「この前授業で魚釣り(画用紙等で作った物によるレクリエーション)したよ。僕大きい魚捕ったけど、友達が釣れてなかったから、その魚は友達にあげたんだ。」

私:「どうして友達にあげちゃったの?」

児童:「僕の担任の先生はいつも『優しい学級にしたい』って言ってるんだ。だから、友達が困ってたから、優しくしたんだ。」

 そこで改めて感じたのは、教師の影響力の大きさです。どんな担任の先生かはお会いしていないので分かりませんが、新しい学級が4月にスタートしてから1ヶ月余り、伝え続けていることは、子どもの心に確かに響いていました。陸上教室の途中ではありましたが、「私も子どもに良い影響を与えられる教師になりたい!」と心の中で思いました。(佐藤)
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