5月16日第2期生ゼミ記録(寺坂)

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 5月16日に、2期生による前期第4回のゼミが行われました。今回の卒業研究のテーマについての発表者は、佐久間さんと先日の記事でも紹介があった留学帰りの岩田さんでした。

 佐久間さんの発表では、学級崩壊にスポットを置き、学級崩壊をまねかない為に1学期に意識すべきことをまとめました。

 牧野さんの発表でもありましたが、やはり最初の3日間は子供たちとの1年を大きく左右するということでとても大切だということです。

 また、縦の関係と横の関係についての話もありました。どちらかを強く張りすぎるともう片方がガタガタになってしまうので、うまく関係を作る必要があります。

 しかり方についても話がありました。「褒める」→「しかる」の流れを作るといいそうです。この話の中で驚いたのは正しい叱られ方の授業をするということです。叱られ方には、受容→反省→謝罪→改善→感謝 という5つのステップがありこれを子供に伝えることが大切です。こんな授業があるんだと驚いたのと同時に、子どもはこれを、伝えられてどう感じるのだろうか。やはり、伝え方やそこまでの学級作りが肝になるのかなと思います。

 岩田さんは、目線にスポットを置き3つのスポットについて発表していました。1つ目は、教師は子供に対し目線を上げることです。ん?とはじめは思いましたが、説明を聞いて納得しました。教師は、知っていることを伝えるだけだが子供は、毎日新しいことを学んでいるのです。そんな子供に対し敬意とはすこし異なるかもしれませんが見方を変えるというものです。

 2つ目は、子供の目線に立つことです。アメリカの小学校と日本の学校での違いをあげながら、教師は教師である前に人間であり、子供である前に人間であるということでした。人間という言葉、深いなと思いました。

 3つ目は、未来の目と過去の目を持つことです。未来の目=子供をどのように伸ばしたいかという目標。これを持つことで、子供に今足りてない点が明確になり指導に反映しやすくなる。
過去の目=出会った当初の状況のことで、過去から現在への子供の頑張りに目を向けることができる、というものでした。

 2人の発表の後、玉置先生から授業技術について、教えていただきました。野口先生の「小刻みなノート作業」は、発表に対しノートにすぐ○か×をつけさせることで、発表の内容や授業に対し関心を持つというものでした。こうすることにより、意図的指名することが可能になります。実際に、1期生の松井さんが教育実習で実践してとても良い授業をされたという話を聞いて、私も実際にやってみたい!という思いと同時に、もうすぐ教育実習、という不安に襲われてきました。しかし、このゼミには尊敬する先輩方となにより玉置先生、そして多くの先生方と関わらせていただく機会が多くあります。地に足をつけ、1つずつ成長していきたいと思います。あ、次回、発表だ。(寺坂)
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