北里中学校公開授業研究会社会を参観して(杉下)

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 北里中学校授業研究発表会、5限は社会科の授業を見せていただきました。

 今回のテーマは、世界恐慌です。授業が始まると最初に一枚のプリントが配られました。そこには、都市と荒廃した土地・無料配布コーナーに列を作る人・英語で仕事がほしいと書かれた看板を持つ人の3つの写真。すると生徒は、当たり前かのように資料の読み取りを始めました。指示がなくとも行動するこの主体的な姿勢は、とても素晴らしいと思いました。

 今日の資料は、舞台がアメリカいうこともあり、英語が使われているものがいくつかありました。すると、分からない英単語を辞書で調べる姿が見られ、それが二人、三人とどんどん周りに広がっていきました。

 資料に訳を書かず、あえて調べさせることで、英語との関連を図れる上、生徒たちも必死で情報を得ようと努力します。

 また、最初にfreeという言葉を自由としか訳せなかった生徒が、無料とも訳せると知って資料の内容が分かり、納得の表情を見せる場面も見られました。なるほど、こうやって他教科と関連させた授業を作っていくのかと勉強になりました。

 プリントに映像と資料を効果的に駆使した授業、子どもの主体的な姿も見られ、とても生き生きしていました。私も先生の工夫を吸収して、楽しくかつ考える社会科の授業を作っていきたいです。(杉下)
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