5月23日第1期生ゼミ記録(渡部)

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5月23日のゼミでは教育法規、教育心理、特別支援教育など幅広い分野の問題に取り組みました。

その中で教育職員免許法の問題で多くのゼミ生が間違えたものがありました。その問題は空欄に当てはまる語句を書く問題でした。
「講習の内容が、教員の職務の遂行に必要なものとして文部科学省令で定める事項に関する最新の知識技能を( )させるための過程であること。」
この空欄に多くのゼミ生が「習得」と書いていました。しかし、正解は「修得」でした。

後から広辞苑で調べてみると「習得」と「修得」の意味の違いがわかりました。
・習得…習って覚えること
・修得…習い覚えて身につけること
教員は最新の知識技能を覚えるだけではなく、身につけ自分のものにしなければならないのだということがわかりました。今まであまり条文などの言葉に注目したことがありませんでしたが、条文の言葉はその意味などから一つ一つ選ばれて出来上がっているのだと思いました。

問題演習の後は場面指導の練習です。

今回は三つのグループに分かれ、それぞれのグループで一つずつテーマが与えられました。私のグループの場面指導のテーマは「新年度、問題の多いクラスの担任になった。子どもたちは先生がどんな話をするか待っている。どんな話をするか。」というものでした。

曖昧なテーマであり、グループでの話し合いがなかなか進みませんでした。私が話の中に入れたいと思ったことは子どもたちのこれまでのよい姿を伝えることです。前の学年で問題が多かったとしても、その中のよさを伝え、これから一緒に進んでいこうというこれからを見つめた話をしたいと思いました。

前で話をするときには表情や声のトーン、抑揚などに気をつけたいと思っていましたが、実際に前で話をすると緊張したり話をすることに必死になってしまったりで…
難しいです。たくさん練習したいと思います。

今回の場面指導で大切だと思ったことは「人」として話すことだと思いました。自分の感情を伝えたり、願いを伝えることはもちろんですが、悲しいということを伝えるときの表情、褒めるときの声のトーン、目の力…、どれも人だからできることだと思います。形式的なロボットではなく、一人の人として子どもたちに伝えられるような場面指導ができるようになりたいです。(渡部)

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