5月23日第2期生ゼミ記録(岩田)
5月23日(月)第三回のゼミ発表が行われました。本日の発表者は、社会専修・寺坂君と第二期生のゼミ長・石川君です。本日は4年生の先輩方が特別ゲストとして来ていただきました。わたしは教室に入るときから雰囲気の違いに緊張していました。しかし、発表者の二人はもっと緊張していたのではないかと思います。それでは、ノートに移ります。
【寺坂君】:赤坂流「学級」を「チーム」にする方法 「チーム」とはどういうことか? →「グループ」とは違うただ漠然と物事を行うのではない、目的を持った集団。 「チーム」にするためにはどうしたらよいか? →良質なチーム経験を積むこと。 学級を「チーム」化するステップ 1.緊張期 2.教師の指導優位期 3.子供の自由度増加期 4.自治的集団期 参考文献「学級を最高のチームにする極意」著:赤坂 真二 ●課題 ・どうすることが「良質」なチーム経験なのか?? →かけがえのない仲間に出会えたか。すぐれた成績が得られたか。すぐれた成績が得られなくとも、その過程を深めることで自分自身を変化させるようなかけがえのないものを感じ取れたのかどうか。 ・成功の循環についての「関係の質」とは何をいみするのか?? →子ども×子ども、教師×子ども、物事×子どもなど.... さまざまなことに適用可能。時と場合にあわせて柔軟な変化を。 ・「チーム」化するステップのなかにみられる第三段階の中にあるペア・グループ活動は、はじめに述べた「グループ」とは異なるものなのか?? →「チーム」と「グループ」の意味と、「ペア・グループ活動」とは意味するものが異なる。単なる集団としてのグループと、活動としてのグループ。 【石川君】:「学級経営10の原理」について 現在の教員に必要なことは何か? →「失敗をしないこと」つまり「失敗しない学級経営のシステムを構築すること」 学級経営10の原理 1.一時一事の原理 2.全体指導の原理 3.具体作業の原理 4.定着確認の原理 5.具体描写の原理 6.時間指定の原理 7.即時対応の原理 8.素行評価の原理 9.一貫指導の原理 10.同一歩調の原理 ●課題 ・「学級開き」とはいつを指すか?? →各自の考えによる。3日、一週間、一か月など。3・7・3の法則から3日という考えが多い。しかし、それも学級経営をする先生次第なのではないか。 ・どのような活動を時間指定にするか?? →班ポスター、総合的な学習の時間。基本的に個人活動より集団・グループワークのほうが多いとされる。 ・「失敗しない」ということが必ずしもいいことなのか?? →失敗することで得られることのほうが多い。失敗しなければそれが失敗なのかもわからない。自分のなかで何をしたら失敗なのか失敗の定義を自分で考えることが重要。ex)誰も発言することのできないクラス 本日は二人とも「学級経営」に焦点をあてた発表でした。4年生の先輩方の的確な質問に第二期生は大きな刺激を受けたのではないでしょうか。発表後は、玉置先生が先輩方とお話しする機会を作ってくださいました。とても貴重なお話をたくさん聞かせていただきとてもいい勉強になりました。少しでも近づくことができるようにたくさん経験を積み、努力していきたいと思います。お忙しいところありがとうございました。(岩田) |
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