5月23日第2期生ゼミでの発表(石川)

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5月23日(月)のゼミで、私は発表しました。

発表するにあたって堀裕嗣先生の『学級経営10の原理100の原則-困難な毎日を乗り切る110のメソッド-』という本を参考文献にさせて頂きました。

私は、玉置ゼミで自分なりの学級経営の理念を持ちたいと考えており、そのためにまず、学級とはどのようなものなのかをこの本から捉えよう試みました。

「失敗が許されなくなった」文献はこの言葉から始まりました。つい20年前には、先生に対して、同僚や保護者の方は暖かく見守ってくれたそうです。いわゆるお兄さん先生、お姉さん先生が受容されていたそうです。

しかし、現在では同僚は自分で精一杯、保護者の方からは「頼りない」挙げ句の果てにはマスコミによる「学級崩壊」「不適格教員」という言葉が生まれ、今必要なのは成功することではなく、「失敗しないこと」ということを1番に学ぶことができました。

この段階で私が元々思い描いていた学級や、教師像は一気に捉えられないものへと変わりました。そして、学級というものは、私が思っているイメージ以上に捉えられないもので、学級をまとめられるかまとめられないかは教師に掛かっているということを知ることができました。同時に、責任やプレッシャーの重さ、大きさを感じました。

そして、失敗しないためにしっかりとした学級経営のシステムを構築する事が大切と続きました。

まずは、「10の原理」からです。
ここでは、主に学級開きを例にして10の原理について書かれていました。

1)一時一事の原理
2)全体指導の原理
3)具体作業の原理
4)定着確認の原理
5)具体描写の原理
6)時間指定の原理
7)即時対応の原理
8)素行評価の原理
9)一貫指導の原理
10)同一歩調の原理

もちろん私には初めての言葉ばかりでした。まずは、この10の原理を基盤として研究をしていこうと思います。

私はこの本を読み終え、学級経営や教師というものはとても難しいものだな。と感じました。

安直な感想ですが、それほど私を教えて下さった先生方が簡単かのように学級経営を行っていたので本当に驚きました。特に難しいと感じたことは、「失敗しない」というアベレージが求められるという事です。今までは、このように大変な事ではなく、楽しい学級を作れば良いというように思っていました。

逆に考えると、今の段階でこのような事を知れた事は、少なからず自分の教師や学級経営への考えにとって良い影響を与えて下さいました。また、今回の発表で、今後の研究への課題がいくつか見つかりました。まずはその課題をしっかりと研究していきたいです。(石川)

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