5月30日第2期生ゼミでの発表(百瀬)

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5月30日のゼミは、発表担当の日でした。大村はまさんの『教えるということ』より学んだことを、教師としてあるべき姿として考えまとめ発表しました。

教えない教師の姿を例として、本当に教えるとはどういうことなのかを考えました。

「読んできましたか?」と問う教師は教えない教師である。これは、家が学習の場、学校が検査する場となってしまい、読みの指導ができないと大村さんは書かれていました。誰がきちんと読める子か?読みが早い子遅い子は誰か?飽きやすい子は誰か?と実態把握ができず、教師は実態を知らずにどう教えるのかということ、1回目の読みの感動は学校で感じなければ、おもしろかっただけで終わってしまうということが、家で読むことを良くないとしている理由でした。

私は実際に小学校の頃の担任の先生に「来週から新しい話だから読んでくるように」と言われて教えられてきたので、大村さんの考え方は今までの自分にないものでとても見方が変わりました。

もう1つは、作文を家で書かせる教師は教えない教師であるというものです。家で書けば詰まる子も、学校で書いたら詰まった時に教師が声がけなどの支援ができ、教師のちょっとした働きかけで『できる』に変わることがあるため、作文は家で書かせるべきではないとされていました。

その他、ほんものの教師とはどのような教師か、教師のしごととは何かについて発表しました。教師としてのあり方が本にはたくさん書かれていて、今までにはない視点を持つことが出来たり、当たり前であることを強く再確認出来たり、「教える」ということの考え方を少し明確に持つことができました。

また、教えるという考え方は人によって様々な考えがあり、人の意見を知ることで自分の考えがわかるため、これからは様々な人の考えを知って自分の視野を広げていきたいと思いました。

前回のゼミで1期生の先輩方が来て下さり、寺坂くんのゼミ記録にも書いてあったように、先輩方は質問する前に「こういうところが良かったです」とか「こういうところは初めて学んだことでした」とか、質問だけでなく一言思ったことを伝えていました。私はそこに今までの私たちになかったことだと思うと同時に、すごく大切なことだし、良いことだなと思い真似したいと思っていました。

今回は発表者で質問を受ける側でしたが、質問してくれた人たちが「ここは自分も考えさせられた」とか、「ここに興味を持った」などと、共感の言葉をはじめに述べてくれて素直に嬉しかったです。質問して高め合う大切さもありますが、相手を受け入れ共感することも大切なことだと思いました。仲間の言葉からこれからも研究を仲間と共に頑張ろうと思ったし、前回先輩方にゼミに来てもらえたことを本当に良い経験であったと思いました。先輩方、機会を作ってくださった玉置先生、ありがとうございました。これからも様々な刺激を受け、学びを深めていきたいです。(百瀬)

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