白石範孝先生の本を読んで(牧野紘)

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次回の教師力アップセミナーで講演をしていただく、白石範孝先生の本を読みました。
「楽しく力をつける漢字・ひらがなの指導」という本です。

読んでいて一番印象に残ったところは、新出漢字の学習についてです。
キーワードは、「創作」だと感じました。

子どもたちは新出漢字を練習した後、出てきた漢字を使って文章を「創作」したり、出てきた漢字の音読み、訓読みの2通りを使って、短歌・俳句のリズムで文を「創作」します。
これは、文章を作ることによって、漢字の意味や使い方を学習してこそ、漢字を覚えたことにつながる、というお考えによるものです。

私は今での漢字の学習を思い浮かべると、書き順やとめはねはらいを学習した後、ノートにたくさん書いて終わっていました。確かにこれでは、この漢字の形を学習したのみで、意味や使い方までは学習することができません。
文章を創作するには、その漢字の意味を知っていないと作れないので、自然と意味を調べることになります。また、自由に創作できるので、楽しく漢字を学べるのではないかと思いました。

この本の最後には、実際に子どもたちが作った漢字クイズが載っているのですが、どの子もとても字が上手で、白石先生の実践が徹底されているのをこの目で感じました。

私の専門は国語ですので、次回のセミナーで白石先生から多くのことを学べると思うと今から楽しみです。(牧野紘)

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