第5回デジ研!!(小川)

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今回のデジ研では方程式の利用を中心に、デジタル教科書活用例を4つ考えてきました。

⑴文章から方程式を立てる上で、私は生徒がつまづかないよう発問の中についつい条件をつけたものを提案してしまいました。しかし、それは生徒からすればなぜその条件の中でなの?となってしまいます。なので、身につけさせたい力を考えます。今回は関係性を身につけさせたいので、コンテンツから多様性を見出すことを考えます。

⑵用語や解法は単元を通じて、関連を大切にすること。また、方程式の利用の問題文では言葉がまとまっており、文章を読み取ることが難しいときがあります。なので、生徒同士で日常の言葉に戻し、補足し合うことで文章を読み取る力をつけます。例として「AはBになります」→「AはBと等しくなります」

⑶「余る」ならプラス、「足りない」ならマイナスと形式的に覚えてしまう生徒がいます。では式を比べてみると、「5× + 12 = 7x - 4」「5x - 12 = 7× + 4」文章から理解できている生徒は余るのだからプラスとわかります。そこで、その言い方しかないのかと聞くと、答えがマイナスになるからおかしいであったり、そもそも大きい方の数にプラスしてしまったら等式が成り立たないよ、となります。このように色々と表現させる中で理解を深めていきます。

⑷速さの利用で教科書を逆手に取ります。「なんで教科書はここで表を使っているの?」と発問します。すると、表を使う意味について考えることで、他の場面でも活用していこうとする力が身につきます。また、シミュレーションと文章を結びつけることで、文章を正しく読み取ることにつなげます。

今回も盛りだくさんの学びをすることができました。玉置先生ご指導ありがとうございます。(小川)
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