6月20日第2期生ゼミでの発表(石川)

画像1
 6月20日は私が発表する日でした。

 私は、堀裕嗣先生の『学級経営10の原理100の原則』という本を基に「100の原則」について発表しました。前回では、失敗が許されなくなったという現状から「失敗しない学級経営のシステム」の構築が必要。ということから「10の原則」について発表しました。今回はその続きになります。

 「100の原則」は、具体的な10の場面において、各10個の原則から成り立っていました。学級の基本となる項目から学級を飛び越えて職員室での項目など、多岐にわたって項目分けがされており、そのような所まで広範囲にわたって、意思をもって取り組むことで、失敗のない学級経営が出来るのだと感じました。

具体的な10の場面は下記の通りでした。

◎学級組織づくり
◎席替え
◎給食指導
◎清掃指導
◎ショート・ホームルーム
◎リーダー育成
◎学力の向上
◎家庭訪問
◎通知表所見
◎職員室の人間関係


 今回は、その中でも特に重要だという2項目を取り上げました。

 ひとつめは、「給食指導」です。給食指導は普段の学校生活の「よりよく生きる」という内容に対して、「生きる」という所に直結しています。そのため、指導の大切さについて『一に給食、二に掃除』と言うほど「指導の王道」だそうです。

 また、「給食指導」では、「効率性」「公平性」「楽しさ」の3つが必要になってくることを学ぶことが出来ました。子ども達は、お昼の長休みと同じように給食の時間を楽しみにしているそうです。3つめの「楽しさ」はしっかりと保証していきたいです。

 最後には、『給食の時間が乱れると学級はまず間違いなく崩れる』と少し強い表現も用いられていました。私自身小学生の頃、給食の時間の乱れからクラスのまとまりが失われ、学級がどんどん崩れていくのを経験したことがあったため、給食指導の大切さをひしひしと感じることが出来ました。

 ふたつめは、「清掃指導」です。学級が崩れ始める時に真っ先に兆候が表れるポイントだそうです。また、清掃については、給食と同じくらい重要な場面ですが、決して楽しいものではないため、「効率性」と「公平性」が大切になってきます。

 また、清掃時の動きに不徹底から、トラブルが起こり始め、成績中位層から急激に成績が落ち始めるそうです。清掃に不備が起こると、子ども達の「ちゃんとやろう精神」をそぎ落としてしまうからだそうです。清掃を行うことは、あたりまえで、当然なことという認識を持ち、淡々と確実に行うことが必要になってくる。

 私は、今回の発表で、今まで参考にさせて頂いた『学級経営10の原理100の原則』を読み終えました。また、今回の発表の前に、「100の原則」をすべて並べ一覧にしてから研究をしました。全体を見渡してみると、「10の原理」を基にして「100の原則」が成り立っており、その中には、先生がどのような学級にしたいかという意思が込めれれているように感じました。

 ここから、この本を基盤とし、他の文献からも学ばせて頂きながら、自分なりの学級経営について研究を進めていきたいです。(石川)
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31