7月25日第2期生ゼミでの発表(百瀬)

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7月25日のゼミで3回目の発表をしました。今回は中村健一さんの『教室に笑顔があふれる中村健一の安心感を与える学級づくり』を読ませて頂きました。本に書いてある内容を中村先生が講演されているDVDも見させて頂きました。

本、DVDの中には今すぐ使えるような、子どもたちの興味を引き笑顔にさせるネタがたくさん書かれていて、とても勉強になりました。自分にもぜひ取り入れていきたいです。その中のいくつかをゼミ生をと一緒にやってみました。3つ紹介します。
(1)初日で心をつかむためのネタ
名前であいうえお作文を作り自己紹介
(2)子ども同士の距離を縮めるネタ
2人1組でハイタッチをする
全部のペアで息を合わせてパチンの音が合わさるようにする(学級の一体感)
目をつぶってハイタッチをする
(3)失敗が怖くなくなるネタ
1分間お題に沿って絵を描く(今回のお題はお相撲さん)
1分経ったら近くの人と見せ合う
→他の例として、後出しジャンケンも挙げられる

私が実践したネタは今回3つだけでしたが、他にもたくさんのネタがあり、それぞれにはただ楽しむのではなく意図があり、私もこんなちょっとした工夫で子どもを楽しませることが出来る教師になりたいと思いました。


教室を安心できる場にするのが学級づくりのコツであり、中村先生は「お笑い」「フォロー」「厳しく叱る」の三観点を重視されていました。以下、三観点についてまとめます。

「お笑い」で安心感
子どもたち同士距離が遠く、遠慮がちで周りを伺っている、クラスメートが同じ教室にいるだけの人きなっている。そんな教室は「不安」が多い教室といえる。そこで、不安を取り除くためにお笑いがある。
お笑いは「フリ」「オチ」「フォロー」から成り立ち、フリとフォローを教師がすればオチは子どもが担当することになり、自然と笑いになるし、誰もが面白い先生になれる。
上記の実践した例のハイタッチネタで見てみると、
フリ︰ハイタッチをしよう。ー目をつぶってハイタッチをしよう。
オチ︰成功する。ースカッとなる。(失敗する)
フォロー︰一体感が生まれたね。ーさっきはできたのにね。
と、オチでは子どもたちに笑顔が浮かぶため、これがお笑いとなる。

私は自分がおもしろい先生になれる自信がなく、ゼミ生のほとんどの人も同じ思いでした。それは、オチがおもしろいからおもしろい先生と思っていたからです。しかし、オチを子どもが担当すると知り、自分は子どもたちが楽しめる工夫をし、その工夫に対して一言添えればおもしろくなれることが分かり、自分もおもしろい先生になりたい!と思えるようになりました。


「フォロー」で安心感
フォローの基本は認めること、褒めることであり、発想を褒めること、過程を褒めること、間違えを褒めること、成長を褒めることが挙げられる。

教師のフォローがあることで間違えを直した子に自信がついたり、自分のとった行動に自信がつくと思いました。教師が何か指示しっぱなしではなく、それに応えた子どもをきちんと認め、褒めていく事は教師の役目としてとても重要だと感じました。


「厳しく叱る」で安心感
お笑い、フォローだけであると、ただのおもしろい先生でヘラヘラして見えて不安。いざという時に叱って自分を守ってくれる安心感も必要。また、叱ることで褒めることもできる。

叱ることについては、前回発表した田中先生にも共通して言えることがあり、叱るにはいつ何について誰をしかるのかが大切だということがよくわかりました。叱り方のポイントで迫力を持ってしかる技術の中に、名前を呼ぶとありました。名前を呼ばれてビクッと意識づけされることで、その子はなぜ呼ばれたか考え、修正していくそうです。何でもしかるのではなく、このような気づかせ方もあることを学びました。教師として指導者である以上、叱ることも大切だと感じました。


今回も様々な実践的な子供との関わり方の技やネタを学びました。前期で3つの本を参考に自分の学びを深めていきました。私の読んだ本はどれも意識すれば子どもとの関わり方接し方が変われるものであり、それらを自分のものにするために、再度確認し直していきたいです。そして、まずは実習で学んだことを実践していきたいです。特に、褒める叱る事は日常でも多くあると思うので、きちんと意識づけていきたいです。(百瀬)


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