8月27日 愛される学校づくり研究会に参加して…(吉田)

画像1
8月27日EDUCOMの本社で行われた「愛される学校づくり研究会」に参加させていただいきました。

まずは研究会の前に玉置先生の道徳講座がありました。
先生がご準備なされた資料は「言葉の向こうに」という読み物でした。読み物資料を扱うときは「主人公は誰か」そして「心情の変化したところを見つけ、その価値を深めること」が大切であると話されていました。確かに大学の講義でも耳にしたことがあります。「当り前だよ」と思うかもしれませんが、僕はその当たり前の中に玉置先生の凄さを感じたのです。

それは先生が配布した資料にありました。
先生の資料にはご自身の字で「ここは強く読む」「あえて言わない」「ここでこんな質問を投げかける」「この言葉を付け加える」と書かれているのです。その内容のすべてに意味があり、「この資料は子供に渡さず、授業をするから、イメージが膨らむように」「ここの言葉を大切にしてほしい」という思いが詰まっていました。それは授業を進める節々に現れ、生徒の僕も引き込まれました。先生は「イメージを持たせること」を大切にされ、演技や立ち止まり質問、ポイントを抑えるなどの客観的に子供を捉え、必要な対策をなさっておられました。この積み重ねがあるからこそ、主人公の気持ちになれるのだと痛感しました。

「このゼミでよかった」と思うと共に、「今後も先生や講師の方、仲間からいっぱい良さを盗もう」と思います。

研究会が始まり、模擬授業では、一期生の中田さんが授業をされました。

事前の打ち合わせで僕は「わからない子」になりきることになりました。ほかにも「やる気のない子」「自信がなく、話ができない子」が入り、授業が進んでいきます。演技をいれつつ、「自分だったらどのように支援するだろう」など考えていました。生徒一人一人に対応し、様々な手立てを実践されていて、僕もゆとりがある指導ができる人になりたいと感じました。

授業アドバイスツールを使い、様々な角度からの授業へ指摘を聞かせていただきました。
ここでは多くのことを学びましたが、特に2つのことを書きます。

1つ目は世界へ引き込むです。
今回は物語ということで、子供たちにそのストーリーの中に入り込む、イメージさせるということが大切でありました。引き込ませ方としてイメージしにくい場面で立ち止まる、読み方を工夫するなどありました。また表情から読み取ることでその状況を理解できることも学びました。

2つ目は共感です。
「共感があるクラスはいいクラスだ」という言葉をお聞きしました。共感を生むということは簡単ではないですよね。互いに意見をもっている中で、「君のこと、わかるよ」というのは難しいと思います。しかし、目指すべき場所だと思います。どうすればそのような環境を作れるのか、模索しようと思います。

最後にお食事会に参加させていただきました。
夏の暑さを吹き飛ばすほどの美味しさとお話で多くのことを学ばせていただきました。また、授業中の演技を褒めていただきました。より子供の観察をして、寄り添える先生になりたいと思います。(吉田)

      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31