11月2日授業づくりゼミ記録(渡部)

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11月2日のゼミでは私と大澤さんが模擬授業を行いました。

私の授業は小学校6年生の短歌の授業です。子どもたちが前時までの授業で短歌を作り、その短歌をさらに工夫するという内容の授業を行いました。

私が意識したことは導入のテンポをよくすることです。
中学校実習で玉置先生に授業を見ていただいたとき、「導入はもっとテンポよく進めると良い。例えば、一例立たせてどんどん言わせていっても良い。」と教えていただきました。この教えていただいたことを実行してみようと導入では意図的に指名しながら子どもたちがたくさん話せるようにしたいと思いました。

また、クイズ形式にしてみたり、短歌の中にある「はふはふ」という言葉を実際にやってみるなどしてみました。じっくりと自分の短歌について考える時間も必要ですが、最初は楽しみながら「自分の短歌も工夫してみたい」と子どもたちに感じてもらいたいと思っていました。

しかし、子どもたちに実際にやってもらったり、近くの人と交流したりした後の指示を出すタイミングが早すぎました。まだ、子どもたちが動いているときに話し出してしまいました。もっと待つことが必要でした。

待つことについては他の場面でも課題が残りました。一つは私が子どもたちの答えに飛びつきすぎてしまったことです。自分の中で子どもたちから引き出したい答えがあったため、その答えが出てくると嬉しくなって飛びついてしまったようです。実は自分では気づいていませんでした。玉置先生に指摘していただき、初めて自分が子どもたちの答えに飛びついていたということを知りました。

もう一つは私が一番大切なところを話してしまったことです。子どもたちに大切なところを話してもらいたいと思い、以前は私が話していたところを子どもたちに問いかけてみました。しかし、私の問いかけが漠然としていたため、子どもたちを悩ませてしまいました。問いかけてみたはいいものの、答えてもらうことができず、一気に焦ってしまい私が話をしてしまいました。

玉置先生にはもっと待たないといけないと言われました。あと少し待ったら子どもたちから出てきたかもしれないと。 この「あと少し」の難しさを感じた模擬授業となりました。

教育実習でも待つことの大切さについては感じましたが、実践することは本当に難しいです。意識しているつもりでも実践できません。だからこそ、授業をするときには一つは目標を決めて取り組めるようにしたいと思いました。意識していても自分のできていないところに気づくことは難しいです。ただ漠然と授業をしていたら振り返る観点もないと思います。目標を決めて、その目標について今回の授業はどうだったかということを振り返ることで授業を振り返る一つの観点ができると思いました。(渡部)

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